ボルシアMG2023冬の最新移籍情報まとめ!補強が噂される新加入獲得候補選手・退団リストも調査!

ボルシアMGファンの皆さん、こんにちは。

 

ブンデスリーガ5回の優勝を誇る古豪ボルシアMG

1960~70年代にかけては、国内ではバイエルンと覇権争いを繰り広げ、多くの名選手を輩出してきました。

その後長らく低迷期に陥り、2部への降格も経験しましたが、2011年2月に就任したファブレ監督の下、2011-12シーズンは、前年度の16位から4位へと躍進を遂げ、チャンピオンズリーグ出場権を獲得し、その後もリーグ上位に食い込む力を見せてきました。

2019年7月に就任したローゼ監督の下では、2019-20シーズンにリーグ4位に入り、チャンピオンズリーグ出場権を獲得。

翌シーズンはチャンピオンズリーグではベスト16に進出し、高い位置からのプレッシング、素早い攻守の切り替えに加え、ポゼッションを志向したサッカーで、欧州の舞台でも躍動しました

 

しかしローゼ監督がドルトムントの監督に就任し、フランクフルトから750万ユーロ(約10億円)で引き抜いたヒュッター監督が就任した昨シーズンは、戦術が上手くチームに浸透せず、連携ミスや守備崩壊も見られ、ここ10シーズンで最低となるリーグ10位でフィニッシュし、ヒュッター監督はわずか1シーズンで解任されました。

新監督にかつての指揮官ファブレの招聘を目指したものの失敗し、昨シーズン途中までノーリッジを率い、ゲーゲンプレスに加えポゼッションサッカーを志向するダニエル・ファルケが新監督に就任しました。

開幕からの4試合は2勝2分けと負けなしで、特に第4節バイエルン・ミュンヘン戦では、守護神ゾマーや新加入の板倉を中心とした堅守を見せ、強力なバイエルン・ミュンヘンの攻撃陣を抑え込み、勝ち点1を獲得し、ここ2シーズンのチームとは少し違うスタイルを見せています。

 

ゾマー板倉を中心とした守備陣に加え、中盤ではコネヴァイグルが守備面での強度と攻守の切り替えの速さを見せ、前線には昨シーズンの不調から復活の兆しを見せているマルクス・テュラムをはじめ、ホフマンプレアノイハウスなど、違いを作り出すタレントが多く控えています。

しかし、第8節ブレーメン戦では1-5の大敗を喫し、第11節フランクフルト戦からのリーグ戦6試合を2勝4敗と負け越し、開幕当初の勢いは少し落ちてきたものの、現在(第16節終了時点)で勝ち点22ptの8位につけています。3シーズンぶりの欧州カップ戦出場権獲得に向けて、5・6位圏内からはそこまで離れてなく、後半戦の戦いぶりにも注目が集まります。

 

ということで今回は、3シーズンの欧州カップ戦出場権獲得を目指すボルシアMGの2023年冬

  • 最新移籍情報と補強ポイント
  • 狙っていると噂の獲得候補選手
  • 退団が予想される選手
  • まとめ

の順でお伝えしていきます。

最新移籍情報と補強ポイント

現時点で決まっているボルシアMGの新加入・退団選手は以下の通りです。

 

〈加入〉 

pos. 選手名 年齢 前所属 移籍形態(移籍金)
GK ヨナス・オムリン 29 モンペリエ 完全移籍(900万ユーロ、4年半)
DF サイモン・ワルド 18 ボルシアMGU-18 昇格

 

ヨナス・オムリン(スイス代表)

生年月日:1994年1月10日(29歳)
ポジション:GK

身長190㎝の長身と手足の長さを生かしたハイボールの処理と、安定したセービング技術を見せるスイス代表のGKです。

ゾマーと比べると派手さは無いかもしれませんが、堅実なセービングを見せ、カタールW杯でも第2GKとして選出されました。

母国スイスのルツェルンバーゼルを経て、2020年8月にモンペリエに加入するとすぐに正GKに定着し、昨シーズンは9試合のクリーンシートを達成しました。

またスイス代表でも、守護神ゾマーに次ぐ第2GKとして、昨年6月のネーションズリーググループAのポルトガル戦では先発起用され、再三のビックセーブでピンチを救い、1-0の勝利に貢献し、クリーンシートを達成しました。

 

ゾマー移籍後、すぐに同じスイス代表のオムリンと4年半契約を締結し、正GKを確保しました。

ヴィルクスSDはオムリンについて、「彼は信頼できるGK。自信に満ち溢れ、ラインが強く、足元のボールの扱いにも長けている。」と評価し、期待を寄せています。

早速、W杯中断から再開後の初戦となる第16節レバークーゼン戦で先発起用され、3失点を喫してしまいましたが、オムリンの真価を問われるのはここからでしょう。

ゾマーの存在を忘れさせる活躍を見せることが出来るのか、オムリンの活躍にも注目ですね。

 

 

〈退団〉 

pos. 選手名 年齢 移籍先 移籍形態(移籍金)
GK ヤン・ゾマー 34 バイエルン・ミュンヘン 完全移籍(800万ユーロ、2年半)
MF ロッコ・ライツ 20 シント・トロイデン レンタル(2023年6月末まで)

 

ヤン・ゾマー(スイス代表)

生年月日:1988年12月17日(34歳)
ポジション:GK

身長183㎝とGKとしては小柄な部類に入りますが、シュートに対する反応速度とポジショニングセンスに長け、至近距離のシュートに滅法強く、キャプテンシーもあり、ビルドアップでの貢献度も高く、GKとして必要な要素を全てハイレベルで兼ね備え、安定したパフォーマンスを見せています。

またスイス代表でも正守護神として君臨し、EURO2020のベスト16ではフランス撃破の立役者になり、カタールW杯でも3試合に先発出場しました。

 

2014年から所属しているボルシアMGでは、約8シーズン半にわたり正守護神として君臨し、ブンデスリーガ屈指のシュートストッパーとして評価されています。

昨シーズンも、ブンデスリーガ全体で2位のセーブ数(115回)を記録し、今シーズンも第4節バイエルン・ミュンヘン戦では19セーブを記録するなど、神懸ったパフォーマンスを見せ、幾度もピンチから救う活躍を見せてきました。

 

しかしボルシアMGとの契約は今シーズン終了までとなっており、33歳という年齢もあり、この夏の移籍市場から移籍が噂されていました。

ニューカッスルマンチェスター・ユナイテッドなどもゾマー獲得に関心を示していましたが、バイエルン・ミュンヘンが、休暇中の怪我により今シーズン絶望となったノイアーの代わりとして、ゾマーに白羽の矢を立て、ボルシアMGも穴埋めとしてオムリン獲得に漕ぎつけたことにより、バイエルンへの移籍が決定しました。

加入後早速、W杯中断期間から再開後のリーグ戦2試合で先発起用され、存在感を発揮するパフォーマンスを見せていました。

古巣となったボルシアMGに対しては「本当に感謝している。素晴らしい信じられないような8年半を経て、これから新しい挑戦に向かうことになる。」と感謝のコメントを残しています。

世界屈指のビッククラブの正GKとして、ゾマーがどんな活躍を見せてくれるのか、注目ですね。

 

 

ボルシアMGの2023年冬の移籍市場での補強ポイントとして、

  1. テュラムの後釜候補
  2. DFラインの補充

が挙げられます。

 

テュラムの後釜候補

昨シーズンはリーグ戦21試合でわずか3得点に終わり、守備対応の遅さなども露呈し、終始低調なパフォーマンスに終わったマルクス・テュラムですが、今シーズンは打って変わって、開幕からゴールを量産し、ここまでリーグ戦(第16節終了時点)15試合で10得点3アシストを記録、ボルシアMG加入1年目で記録した10得点に早くも並ぶ活躍を見せています。

 

しかし、テュラムボルシアMGとの契約は今シーズン終了後に満了し、現時点では契約延長の発表はありません。

カタールW杯のフランス代表でのパフォーマンスも高評価を得ており、各ビッククラブ間での争奪戦となっています。

信頼できる得点源として、復活の兆しを見せているテュラムですが、現時点では契約延長せず、この夏でのフリーでの退団が予想されています。

しかし、昨シーズンのザカリアのように、契約満了前の冬の移籍期間での移籍もあり得るでしょう。

いずれにせよ、テュラム流出に備えて、スピードはもちろん、フィジカルの強さも兼ね備えるストライカーを獲得したいところですね。

 

 

DFラインの補充

LSBのベンゼバイニも今シーズン終了後に契約満了を迎え、この冬、またはシーズン終了後の退団が予想されています。

また、CBは板倉がビルドアップ能力の高さや、スピード、対人守備の強さを見せていますが、コンビを組むエルヴェディは先日の第16節レバークーゼン戦でスピード不足を露呈し、脆さを見せてしまいました。

守護神ゾマーが抜け、改めて開幕当初の堅守を取り戻すためにも、センターバック、サイドバック問わず、DFラインの補充は求められるでしょう。

 

 

 

狙っていると噂の獲得候補選手

では、挙げられた補強ポイントに沿って、狙っていると噂の獲得候補選手を取り上げます。

 

テュラムの後釜候補

ティモシー・ウェア(リール/アメリカ代表)

生年月日:2000年2月22日(22歳)
ポジション:RWG、LWG、CF

過去のバロンドーラ―であり、“リベリアの怪人”と称されたジョージ・ウェア氏を父に持つアタッカーであり、身体能力の高さとスピードを活かしたドリブルを武器に、相手ゴールに迫っていきます。

A代表はアメリカ代表を選択し、2018年8月に18歳でデビューを果たし、カタールW杯のグループステージ第1戦のウェールズ戦では先制ゴールを決めました。

 

アメリカ・ニューヨークで生まれ、NYレッドブルズの下部組織から、2014年にパリ・サンジェルマンの下部組織に加入し、2017-18シーズンでトップチームデビューを果たしましたが、層の厚いPSGの前線に割って入っていくことはなかなか出来ず、2019年冬のセルティックへのレンタル移籍を挟み、2019年7月にリールに完全移籍で加入しました。

しかし、在籍3シーズン半でリーグ・アンでの得点数はわずか6得点と、ポテンシャルを完全に開花させるには至っておらず、今シーズンもリーグ戦(第19節終了時点)10試合で無得点となっています。

 

ただ、昨シーズンのリーグ最終戦では2得点を決め、今シーズンは開幕は負傷離脱で出遅れたものの、第10節でリーグ戦初出場を果たし、その後はスタメン起用も挟み、リーグ戦全試合に出場しています。

あとは決定力のみとなっていますが、W杯のゴールでも見られたスペースへの抜け出しの速さと身体能力の高さは、今後の可能性を感じさせるものとなっています。

リールやアメリカ代表では、ウイングで主に起用されていますが、ボルシアMGではCFで起用され、同じレジェンドの血を持つテュラムのように、ウェアもそのポテンシャルを開花することを期待したいですが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

ニクラス・フュルクルク(ブレーメン/ドイツ代表)

生年月日:1993年2月9日(29歳)
ポジション:CF

身長189㎝の強靭なフィジカルを活かし、前線で起点となり、ポストプレーや味方を生かす動きを見せるだけでなく、シュート技術も高く、様々なゴールパターンを持つ典型的な9番タイプのストライカーです。

運動量の多さも魅力の一つとして挙げられ、今シーズンのブンデスリーガでの活躍から、カタールW杯のドイツ代表に初招集され、グループステージ2試合で2得点を上げる活躍を見せました。

 

ブレーメンの下部組織出身で、2012年1月にトップチームデビューを果たしましたが、なかなか出場機会を得ることは出来ず、グロイター・フュルトニュルンベルクハノーファーを経て、2019年7月にブレーメンに復帰しました。

すると、20-21シーズンはリーグ戦19試合で6得点を記録、降格し2部でのプレーとなった昨シーズンは、リーグ戦33試合で19得点8アシストと活躍し、その勢いそのままに1部復帰となった今シーズンはここまでリーグ戦(第16節終了時点)15試合に出場、リーグ全体で2位に付ける11得点を記録しています。

 

ここまでの活躍により、フュルクルクに対して、ドイツ国内だけでなく、多くの欧州のクラブが獲得に関心を示すようになってきています。

数少なくなっている典型的な9番タイプのストライカーで、決定力も申し分なく、前線で体を張れるストライカー獲得を目指すクラブにとっては、手にしたいプレーヤーかもしれません。

フュルクルク自身は移籍の可能性について、「今は特に何も考えてはいないね。」とコメントしていますが、代理人を変更するなど、移籍に向けた動きも少なからず見られています。

29歳と遅咲きではありますが、得点力はテュラム以上のものを兼ね備えており、加入が実現すれば大きく戦力アップとなりますが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

DFラインの補充

ロビン・ゴセンス(インテル/ドイツ代表)

生年月日:1994年7月5日(28歳)
ポジション:LMF、LSB

WBながら高い得点力を兼ね備え、敵陣に侵入していく積極性も高く、シュート技術も高いものを持ち、守備面でも184㎝と高い身長を生かした空中戦や対人での強さを発揮し、豊富な運動量で左サイドを躍動します。

カタールW杯のドイツ代表メンバーには落選しましたが、2021年に行われたEURO2020では一躍脚光を浴びる活躍を見せていました。

 

昨シーズンの冬の移籍期間でアタランタからインテルに加入したものの、昨シーズン前半戦からハムストリング負傷により長期離脱した影響から、リーグ戦7試合の途中出場にとどまり、心機一転迎えた今シーズンは、開幕戦でスタメン出場したものの、それ以降はベンチスタートが続き、ディマルコとのポジション争いで後れを取っています。

出場機会をなかなか得られることが出来ず、カタールW杯のドイツ代表にも落選し、出場機会を求めて移籍に踏み切る可能性も高くなっています。

 

この夏の移籍市場終了間際ではレバークーゼンへのレンタル移籍が破談するなど、ゴセンス自身今までプレー経験のないブンデスリーガ方面からの関心も強くなっており、ボルシアMGの他にもフランクフルトヴォルフスブルクゴセンス獲得に向けて動き出しているようです。

財政難から、おそらく完全移籍ではなくレンタルでの加入になりそうですが、ベンゼバイニが仮に抜けたとしても、その穴を補うだけの実力者を確保できます。

気がかりなのは怪我の状況ですが、今シーズンのセリエAではスタメンではないものの、W杯中断期間から再開後のセリエAでは4試合連続で途中出場しています。

ドイツ代表からの招集も遠ざかり、巻き返しを図りたいゴセンスは自身初のブンデスリーガでプレーすることになるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

コンスタンティノス・クリエラキス(PAOKテッサロニキ/ギリシャ代表)

生年月日:2003年11月28日(19歳)
ポジション:CB

身長188㎝のフィジカルを活かした対人や空中戦の強さを発揮し、落ち着いた守備対応を見せます。

またセットプレーでは得点源にもなり、利き足の左足からの正確なパスやフィードでビルドアップでの貢献度も高く、攻守両面で貢献度の高いCBです。

ギリシャ代表にも昨年9月に初招集され、11月には代表デビューを果たし、これからのギリシャ代表を担う活躍が期待されています。

 

PAOKの下部組織から、今シーズン開幕前にトップチームに昇格すると、8月のギリシャ・スーパーリーグ開幕戦でいきなり先発に抜擢され、無失点での勝利に貢献しました。

その後は2CBの左のポジションの座に定着し、ここまでリーグ戦(第19節終了時点)15試合に先発出場し、主力として活躍しています。

デビューシーズンでここまでの大活躍を見せるクリエラキスに対して、欧州の強豪クラブが黙って見ているわけはなく、フェネルバフチェからの強い関心も報じられていましたが、昨年12月に2026年12月末まで契約を延長しました。

それでもボルシアMGをはじめ、シュトゥットガルトドルトムントなどブンデスリーガからの関心も強くなっており、移籍に向けた動きも出てくるかもしれません。

ボルシアMGへの加入が実現し、板倉とCBのコンビを組めば、ファルケ監督が志向するポゼッションサッカーにより脅威が増すことになるでしょう。

攻撃面ではもちろん、守備面でも問題なく、これからの成長にも期待が寄せられています。

成長著しい左利きのCBはどこでプレーすることになるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

その他

ティム・ブライトハウト(カールスルーエ/ドイツU-20代表)

生年月日:2002年2月7日(20歳)
ポジション:DMF、CMF、CB

身長192㎝の長身で、足元の技術も高く、正確なパスを前線に供給し、豊富な運動量とポジショニングセンスの高さでピッチで躍動するドイツ期待の若武者です。

そのプレースタイルから、ボルシアMGは「ヴァイグルに似ている」と評価し、獲得を目指しています。

ブンデスリーガ2部のカールスルーエの下部組織から、2021年1月にトップチームに昇格し、昨シーズンはリーグ戦29試合に出場、今シーズンもここまでリーグ戦(第17節終了時点)全17試合に先発出場しています。

パス成功数はチームトップ(621回)を記録し、パス成功率も80%を超えています。

 

現在、カールスルーエはブンデスリーガ2部で13位と低迷しており、昇格争いはおろか、3部降格の危険性もあります。

大事な時期で主力を担っているブライトハウト放出するのは避けたいところですが、カールスルーエとの契約は、2024年6月末までとなっており、ブライトハウト自身もカールスルーエとの契約延長は考えておらず、ブンデスリーガへの挑戦を希望しているようです。

現時点では、ボルシアMGの他にも、アウグスブルクブライトハイト獲得に関心を示しており、この冬の移籍期間で移籍を決断する可能性もあります。

この夏の移籍期間終了間際に獲得したヴァイグルは第6節マインツ戦以降、先発起用されており、主力として定着していますが、レンタル移籍に付随されている買取オプション(1500万ユーロ:約21億5000万円)を行使するかどうか微妙な状況で、来シーズン以降の去就も不透明になっています。

ここで「ヴァイグルに似ている」後釜候補を獲得しておければ、仮にヴァイグルが抜けたとしても安心かもしれませんが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

 

退団が予想される選手

次に、退団が予想される選手を取り上げます。

 

シュテファン・ライナー(オーストリア代表)

生年月日:1992年8月27日(30歳)
ポジション:RSB、RMF、RWG
移籍先候補:トリノ

90分間落ちることのないスピードと豊富な運動量を生かし、右サイドの上下運動を絶やさず、攻守の切り替えも速い右サイドのスペシャリストです。

攻撃では敵陣深くまで攻め上がり、何度もオーバーラップを繰り返し、守備面でも簡単に抜かれることなく、粘り強い守備対応を見せます。

 

2019年7月にザルツブルクからボルシアMGに加入すると、加入1年目の19-20シーズンでリーグ戦31試合に出場し1得点3アシストを記録、20-21シーズンもリーグ戦33試合に出場し、2得点3アシストを記録してRSBの主力として活躍してきました。

しかし、昨シーズンからはスカリーが台頭してきたことや、負傷離脱などもあり、徐々に出場機会が減少し、昨シーズンはリーグ戦21試合、今シーズン(第17節終了時点)はリーグ戦6試合の出場にとどまっています。

 

W杯中断期間から再開後のリーグ戦2試合では先発起用されていましたが、ボルシアMGとの契約は来シーズン終了までとなっていることや、このタイミングでU-19からRSBのワルドを昇格させたところからも、ライナーの去就を不透明にさせるものとなっています。

現在、トリノライナー獲得に関心を示しているとされており、残りわずかとなった冬の移籍期間で何らかの動きがあるかもしれません。

ローデ体制でのRSBの主力として活躍し、右サイドを勢いよく駆け上がっていき、強度を発揮したライナーですが、ここ最近は少し若手の勢いに押されつつあるようです。

ここからの活躍にも期待したいところですが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

ラミ・ベンゼバイニ(アルジェリア代表)

生年月日:1995年4月16日(27歳)
ポジション:LSB、CB、LMF
移籍先候補:ドルトムント、アトレティコ・マドリード、ユベントス

地上戦また空中戦を問わず対人の強さに定評があり、粘り強い守備とボール奪取能力の高さもあります。

攻撃面では、推進力の強いドリブルで攻め上がり、左足からのキックの精度も高く、チーム内ではPKキッカーも務めています。

左サイドバックだけでなくウイングバックやセンターバックにも対応可能で、3バックと4バックどちらでも起用できるユーティリティ性もあります。

 

2019年にレンヌから加入し、20-21シーズンはリーグ戦25試合に出場、昨シーズンは怪我の影響もあった中、リーグ戦23試合に出場しました。

今シーズン(第16節終了時点)は、ボルシアMGの左サイドバックのレギュラーとして、病気で欠場した第4節バイエルン戦以外、リーグ戦全15試合に先発出場しており、5得点を記録しており、DFながらチーム内では、マルクス・テュラムホフマンに次ぐ得点数となっています。

 

しかしベンゼバイニボルシアMGとの契約は、今シーズン終了後に満了し、ドルトムントアトレティコ・マドリードユベントスなどが獲得に関心を示しています。

現金化できるこの冬の移籍市場で放出する場合は500万ユーロ(約7億1000万円)~800万ユーロ(約11億円)の移籍金になる見通しで、ベンゼバイニの代理人も「ドルトムントとの話し合いが行われているのは事実だ。」とコメントしており、水面下での動きも活発になっているようです。

ベンゼバイニ自身も「どんな可能性だってある。」とコメントしており、この冬での移籍も、また契約延長の可能性も否定していません。

攻守両面で力を発揮できる左サイドバックは今後どこでプレーすることになるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

クアディオ・コネ(フランスU-21代表)

生年月日:2001年5月17日(21歳)
ポジション:CMF、DMF、OMF
移籍先候補:ライプツィヒ、リバプール、ニューカッスル

ボール奪取力の高さや身体能力の高さを生かし、中盤で相手の攻撃の芽を素早く摘み取るだけでなく、推進力のあるドリブルで前線にボールを運んでいく力もあり、パス精度も高く、攻守両面で安定したパフォーマンスを見せることが出来る注目の若手ボランチです。

昨シーズン開幕前にトゥールーズからボルシアMGに加入するとリーグ戦27試合に出場、2得点1アシストを記録し、主力として定着、今シーズンもここまでリーグ戦(第17節終了時点)で累積警告による出場停止1試合を除く全16試合に先発出場しています。

昨シーズンは、2ボランチや、アンカーの前のインサイドハーフで起用されることもありましたが、今シーズンはヴァイグルとの2ボランチのコンビが定着しています。

 

しかし、昨シーズンからのめざましい活躍により、各ビッククラブからの関心を集める存在となったコネに対しては移籍の噂は絶えず、リバプールマンチェスター・ユナイテッドニューカッスルユベントスといった錚々たるクラブがコネ獲得に向けて動いているようです。

ただボルシアMGとの契約を2025年6月末まで残していることや、代理人が早期の売却に難色を示し、レギュラーとして確実にプレー出来るボルシアMGの残留を勧めていることから、今すぐに放出する可能性はそこまで高くないといえるでしょう。

ただ近い将来、コネの移籍に向けた話はこれからより多くなっていくと予想され、コネの後釜候補獲得も今後の移籍市場でのテーマとなってくることでしょう。

補強や財政状況次第では、早いうちに放出する可能性もありますが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

ラース・シュティンドル(元ドイツ代表)

生年月日:1988年8月26日(34歳)
ポジション:OMF、ST、CF
移籍先候補:カールスルーエ

チームのキャプテンとして、豊富な運動量でピッチを駆け回り、シュート精度の高さと決定力の高さを武器に後半ビハインドの場面でも結果を残し、チームを牽引していく攻撃的MFです。

ドイツ代表でも11試合に出場し、4得点を記録しています。

カールスルーエの下部組織から、ハノーファーを経て、2015年7月にボルシアMGに加入し、在籍7シーズン半で公式戦通算254試合に出場、78得点60アシストを記録しています。

20ー21シーズンは、リーグ戦30試合で14得点10アシストを記録し、2列目でチャンスメイクしたり、自ら積極的にゴールを狙っていくなど、攻撃面で大きな貢献を果たしてきました。

 

チームのキャプテンとして頼れる存在であるシュティンドルですが、34歳とベテランの域に入り、ボルシアMGとの契約は今シーズン終了後に満了します。

ヴィルクスSDは契約延長の希望を表明していますが、下部組織時代を過ごしたカールスルーエシュティンドル獲得に向けて動き出しているようです。

W杯中断期間から再開後の初戦となった第16節レバークーゼン戦では、後半途中から投入され、1点差に迫る2得点を記録するなど、まだまだシュティンドルの働きに頼る場面が多くなりそうですが、チームのキャプテンはどんな決断を下すのでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

マルクス・テュラム(フランス代表)

生年月日:1997年8月6日(25歳)
ポジション:CF、RWG、LWG
移籍先候補:ニューカッスル、インテル、バルセロナ、パリ・サンジェルマン、バイエルン・ミュンヘン

フランスW杯の優勝メンバーであり、かつてユベントスバルセロナでも活躍したフランス代表DFリリアン・テュラムを父に持つサラブレットですが、父とは異なるFWでプレーし、身長192㎝の強靭なフィジカルと、その巨体に見合わない機動力を兼ね備える万能型のストライカーです。

ウィングでも中央でもどちらで起用されても、自身の能力を発揮でき、前線の起点となるだけでなく、スピードに乗ったドリブルで自ら仕掛けてゴールを奪っていきます。

 

2019年夏に加入したボルシアMGでは、19-20シーズンはリーグ戦31試合で10得点8アシスト、20ー21シーズンは29試合で8得点2アシストを記録しましたが、昨シーズンは故障離脱の影響もあり、リーグ戦21試合で3得点1アシストと、これまでの2シーズンと同様の活躍を見せることは出来ず、素行面や守備意識の低さも問題視されていました。

しかし、打って変わって今シーズンはブンデスリーガ得点ランキング(第16節終了時点)で3位につけるリーグ戦10得点を記録し、加入1年目の得点数に並んでいます。

またカタールW杯のフランス代表メンバーにも選出され、5試合で途中出場し、流れを変える働きを見せていました。

 

ボルシアMGとの契約は今シーズン終了で満了となり、今シーズンの復調ぶりとW杯メンバー選出も相まって、この冬は各ビッククラブ間での争奪戦になっています。

現時点では今シーズン終了後のフリーでの退団が有力視されていますが、現金化できるラストチャンスであるこの冬での放出に備え、ボルシアMGテュラム移籍金を、当初の3000万ユーロ(約42億9000万円)から1200万ユーロ(約17億円)に下げたようです。

今シーズン、自身のキャリアハイの成績を収めるのは確実となっており、充実したシーズンがまさかの契約最終年という、ボルシアMG側にとっては不運な状況ですが、財政面でテュラムとの契約更新をするのは難しく、近いうちにチームを去ることになるでしょう。

テュラムの新天地はどこになるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

 

まとめ

いかがでしたか

 

今回は、2023年冬のボルシアMGの最新移籍情報と補強ポイント狙っていると噂の獲得候補選手退団が噂される選手を取り上げました。

 

開幕当初の勢いは少し落ちてきましたが、ここ数シーズンのような落ち込み具合は無く、リーグ戦は現在8位につけています。

前半戦では負傷離脱者が続出しましたが、板倉ノイハウスが復帰し、開幕当初の勢いを取り戻して、3シーズンぶりの欧州カップ戦出場権獲得を目指し、上位戦線に食い込んで欲しいですね。

ただW杯中断から再開後の初戦となった第16節レバークーゼン戦では、スピードある相手のカウンター攻撃に対応できず、2-3で敗れてしまいました。

守護神ゾマーが抜け、守備面の修正を含め、ここからが正念場となりますね。

早くもDF陣の中心となっている板倉の活躍にも期待したいですね。

また当面はU-23でのプレーになりますが、今年の高校選手権で活躍した神村学園高の福田師王にも注目ですね。

 

他に気になるチームはありますか?

プレミアリーグ(イングランド)

 

ブンデスリーガ(ドイツ)

 

リーガエスパニョーラ(スペイン)

 

セリエA(イタリア)

 

リーグアン(フランス)

いつもありがとうございます!

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