チェルシー2023夏の最新移籍情報まとめ!補強ポイントや狙ってると噂の獲得候補・退団選手リストも調査!

ブルーズファンの皆さん、こんにちは。

 

昨シーズンは無冠に終わり、チェルシーに多くのタイトルをもたらしたアブラモビッチ体制から、トッド・ベーリー体制に変わり、昨シーズンからの巻き返しを図るべく、夏の移籍市場では総額2億7500万ポンド(約452億円)を投じ、マンチェスター・シティからスターリングナポリからクリバリブライトンからククレジャアストン・ヴィラからチュクエメカレスターからフォファナバルセロナからオーバメヤンユベントスからザカリアを獲得し、積極的な大型補強を敢行しました。

 

例年に無い大型補強により、ファンの期待も高まっていましたが、プレミアリーグは開幕戦は勝利したものの、第3節リーズ戦では0-3と成す術なく敗れ、その後も不安定な戦いぶりが続き、そしてチャンピオンズリーグ開幕戦となる第1節ディナモ・ザクレブ戦で0-1で敗れた後、トーマス・トゥヘル監督を解任し、新監督として、ブライトンからグレアム・ポッター監督を引き抜きました。

ポッター監督就任後は公式戦9試合で6勝3分けと持ち直し、リーグ戦でも順位を一時は5位まで上げ、チャンピオンズリーグもグループ首位で決勝トーナメント進出を果たしました。

しかしワールドカップ・カタール大会の中断期間の前にリーグ戦3連敗を喫し、結局リーグ戦10位で折り返しました。

 

後半戦からの巻き返しを図るべく、まずはアトレティコ・マドリードからジョアン・フェリックスをレンタルで獲得し、その後モナコからバディシアルPSVからマドゥエケリヨンからグストなど若手の有望株も獲得、アーセナルとの争奪戦を制してシャフタールからムドリクを獲得すると、最後はイングランド史上最高額を塗り替える移籍金1億680万ポンド(約170億円)を支払い、ベンフィカからエンソ・フェルナンデスを獲得して、総額3億2300万ポンド(約515億円)の夏以上の超大型補強を敢行しました。

それでも、チームとしてまとまりを欠き、1/21に行われたプレミアリーグ第21節リバプール戦以降、公式戦6試合で勝ちが無く、その後は3連勝と持ち直したものの、リーグ順位を上げることが出来ず、4/1に行われた第29節アストン・ヴィラ戦で敗れた後、クラブはポッター監督の電撃解任を決断しました。

 

シーズン終了までの暫定監督として、クラブのレジェンド、フランク・ランパードが就任しましたが、就任後公式戦6連敗を喫し、今シーズン途中で解任されたエバートン時代をまたいで公式戦10連敗となり、イングランド人指揮官としては35年ぶりの不名誉な記録を打ち立ててしまいました。

この状況で監督を引き受けてくれただけでもありがたいのですが、やはり落ちるところまで落ちてしまったチーム状況をそう簡単に立て直すのは一筋縄ではいかないようですね。

現在、残り2試合でリーグ戦12位となっており、6シーズンぶりに欧州カップ戦出場権を逃してしまいました。

正式発表はまだですが、新監督には前パリ・サンジェルマン監督のマウリシオ・ポチェッティーノが就任することで合意に達しているとの報道もあります。

とはいえ、トップチーム在籍人数はレンタル組も加え30名を超え、人員過多状態に陥っており、欧州カップ戦出場権獲得を逃した上に、ファイナンシャル・フェアプレーに抵触する恐れもあり、新戦力の獲得よりもまずは放出による戦力整理が中心となってくることでしょう。

ということで今回は、失望に終わった今シーズンからの立て直しを図るチェルシーの2023年夏

  • 最新移籍情報と補強ポイント
  • 狙っていると噂の獲得候補選手
  • 退団が予想される選手
  • まとめ

の順でお伝えしていきます。

他に気になるチームはありますか?

プレミアリーグ(イングランド)

 

ブンデスリーガ(ドイツ)

 

リーガエスパニョーラ(スペイン)

 

セリエA(イタリア)

 

リーグアン(フランス)

最新移籍情報と補強ポイント

最新移籍情報

〈加入〉 

pos. 選手名 年齢 移籍元 移籍形態(移籍金)
DF ジョアン・カンセロ 29 バイエルン レンタルバック
  イシュ・サミュエルズ・スミス
17 エヴァートン 完全移籍3年(400万ポンド(約7億3200万円))
  マロ・グスト
20 リヨン 完全移籍7年(3000万ユーロ+ボーナス500万ユーロ)
  マラング・サール
24 モナコ レンタルバック
MF ケンドリー・パエス
16 インデペンディエンテ・デル・バジェ (2000万ユーロ(約30億円))
  カラム・ハドソン・オドイ
22 レヴァークーゼン レンタルバック
FW ディエゴ・モレイラ 18 ベンフィカ フリートランスファー
  クリストファー・エンクンク
25 ライプツィヒ 完全移籍6年(6000万~6500万ユーロ(約93~100億円))
  ニコラス・ジャクソン
22 ビジャレアル 完全移籍8年(3700万ユーロ(約58億円))
  ドゥジュアン・リチャーズ
17    
  アレックス・マトス
18 ノリッチ・シティ  
  アンジェロ・ガブリエル
18 サントス 完全移籍6年(1500万ユーロ(約23億円))
  ロメル・ルカク
30 インテル レンタルバック

 

 

〈退団〉 

pos. 選手名 年齢 移籍先 移籍形態(移籍金)
GK エドゥアール・メンディ
31 アル・アハリ 完全移籍3年(移籍金1600万ポンド(約29億円))
DF セサル・アスピリクエタ
33 アトレティコ・マドリード 完全移籍1年(フリートランスファー)
  カリドゥ・クリバリ
32 アル・ヒラル 完全移籍3年(1700万ポンド(約31億円))
  ババ・ラーマン
29 PAOK 完全移籍3年
  イーサン・アンパドゥ
22 リーズ 完全移籍4年
MF エンゴロ・カンテ
32 アル・イテハド 完全移籍3年(フリートランスファー)
カイ・ハフェルツ 24 アーセナル 完全移籍5年(移籍金は6500万ポンド(約119億円))
ルーベン・ロフタス=チーク 27 ACミラン 完全移籍4年契約(移籍金1600万ユーロ(約25億2000万円)
マテオ・コバチッチ
29 マンC 完全移籍4年契約(4000万ポンド(約55億円))
メイソン・マウント
24 マンU 完全移籍5年+1年延長オプション(総額6000万ポンド(約110億円)5500万ポンド(約101億円)+追加オプション500万ポンド(約9億円))
クリスティアン・プリシッチ
24 ACミラン 完全移籍4年+1年延長オプション(2000万ユーロ(約31億円)+ボーナス200万ユーロ(約3億円))
デニス・ザカリア
26 ユベントス レンタルバック
ティエムエ・バカヨコ
28 未定  
FW ダトロ・フォファナ 20 ウニオン・ベルリン レンタル移籍1年
  ピエール=エメリク・オーバメヤン
34 マルセイユ 完全移籍3年(フリートランスファー)
  ジョアン・フェリックス
23 アトレティコ・マドリード レンタルバック

 

 

補強ポイント

2023年夏のチェルシーの補強ポイントとして、

  1. 典型的な“6番”のプレーヤー
  2. GK
  3. CF

が挙げられるでしょう。

 

典型的な“6番”のプレーヤー

まずは、典型的な“6番”のプレーヤーの獲得を目指したいですね。

この冬の移籍市場で、イングランド史上最高額の移籍金で獲得したエンソ・フェルナンデスですが、チェルシー加入後は全試合スタメン出場を果たし、新チームの中盤はエンソ・フェルナンデスを軸としていくことでしょう。

 

そのエンソ・フェルナンデスの持ち味である、攻撃センスがより際立つよう、相手の攻撃の芽を潰す守備力の高さと、前線への繋ぎ役の役割が全うできる、“6番”タイプのボランチの獲得が望まれます。

現チームでは、カンテがその役割を担いますが、契約延長には至っておらず、近年は故障がちでシーズン通しての活躍は難しく、チュクエメカの成長を待つという手もありますが、移籍金を使えるなら、若手有望株のプレーヤーの獲得を目指したいですね。

 

 

GK

現在、チェルシーのGK陣には、2018年夏にGK史上最高額の移籍金で加入したケパと、2021年のFIFA最優秀GK賞に輝いたメンディが控えていますが、正GKとして不動の地位を築くには至っていません。

昨シーズンは、ビックセーブを連発したメンディケパに代わって正GKを務めていましたが、今シーズン開幕当初、メンディは試合中でミスを連発し、ポッター監督就任後は再びケパが正GKの座に返り咲いていました。

とはいえ、ケパは加入当初期待されていたパフォーマンスをここまで見せるには至らず、今シーズンの不調の要因の一つに、GKの不安定さも挙げられます。

ポチェッティーノ新監督も、クラブに対してGKの補強を要望しており、このポジションの入れ替えも優先して行われることでしょう。

 

 

CF

CFは、ハフェルツが主にスタメンで起用され、オーバメヤンジョアン・フェリックスも起用されますが、オーバメヤンは今シーズン終了後の退団が予想されており、ジョアン・フェリックスも来シーズン以降の残留も不透明な状況であり、確実に1枚は獲得しておきたいポジションの一つです。

シーズン終了後のルカクの復帰もあり、そのまま補強に動かない可能性もありますが、現時点(5/22現在)でリーグワースト3位の総得点数(36点)と不振に喘ぐ前線の起爆剤として、人員整理が進んでいけば移籍金を注ぎ込み、本格派のストライカー獲得に動くかもしれません。

 

 

 

狙っていると噂の獲得候補選手

では、挙げられた補強ポイントに沿って、狙っていると噂の獲得候補選手を取り上げます。

 

典型的な“6番”のプレーヤー

ロメオ・ラヴィア(サウサンプトン/ベルギー代表)

生年月日:2004年1月6日(19歳)
ポジション:DMF、CB

守備面では対人の強さに加え、危機察知能力の高さと守備範囲の広さを持ち、ボール奪取能力の高さを見せるだけでなく、攻撃面でも推進力のあるドリブルやパス精度の高さもあり、攻守両面で計算できる万能型のCMFです。

今年3月にはベルギー代表デビューを果たし、これからの飛躍もさらに期待されています。

 

アンデルレヒトマンチェスター・シティの下部組織で過ごし、今シーズン開幕前にサウサンプトンに完全移籍を果たすと、開幕から早速スタメンで起用され、10代ながら落ち着いたプレーを見せていました。

第5節チェルシー戦では同点弾を決めチームの逆転勝利に貢献し、途中故障離脱もありましたが、実質フルシーズン1年目ながら、ここまで(5/22現在)リーグ戦28試合に出場するなど、主力として活躍しています。

 

残念ながらサウサンプトンは来シーズンのチャンピオンシップへの降格が決定し、ラヴィアの移籍もやや決定的な状況です。

サウサンプトンは移籍金として最低でも4500万ポンド(約75億1000万円)を要求する姿勢のようですが、チェルシー以外にもラヴィアの買い戻しオプションを保有しているとされるマンチェスター・シティアーセナルをはじめ、多くのビッククラブの争奪戦に発展しそうです。

アンカーで起用しても、エンソ・フェルナンデスと並べても、その能力を存分に発揮できチームに大きく貢献出来るラヴィアの獲得が実現できれば、近未来のチェルシーのスカッドはほぼ固まったと言っても良いかもしれません。

加入が実現したら楽しみな存在ではありますが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

アマドゥ・オナナ(エバートン/ベルギー代表)

生年月日:2001年8月16日(21歳)
ポジション:DMF、CMF、CB

195㎝のフィジカルと長い手足を生かしたボール奪取能力、ダイナミズムに定評があり、センターバックもこなすことの出来るユーティリティ性も持っています。

左右両足遜色なく使え、パス精度も高く、推進力の高いドリブルや精度の高いミドルシュートで積極的に攻撃参加していく攻守の万能なCMFです。

20-21シーズンはブンデスリーガ2部のハンブルガーSVでリーグ戦25試合に出場、昨シーズンはリールに在籍し、リーグ戦32試合に出場、今シーズンからはエバートンに加入して、リーグ戦(5/22現在)31試合に出場、着実にステップアップしています。

昨年6月のネーションズリーグでベルギー代表に初招集され、カタールW杯にも2試合出場しました。

 

チェルシーはこの冬の移籍市場でもオナナ獲得を狙っていましたが、移籍市場閉幕間際ということもあり、獲得は実現しませんでした。

再びこの夏の移籍市場でアプローチを試み、エバートンとしても来シーズンの主力として欠かせない存在ながらも、財政難問題を抱えているため、莫大な移籍金を見込めるオナナの放出に応じる可能性もあります。

今シーズン、移籍金3300万ポンド(約54億8000万円)で獲得しましたが、現在の評価額は5000~6000万ポンド(約82~98億円)といわれており、今シーズン開幕前に6000万ポンドの移籍金で放出したリシャルリソン(トッテナム)を超える可能性も秘めています。

現在、オナナ獲得にはチェルシーの他にも、アーセナルが関心を示していますが、エンソ・フェルナンデスのパートナーとして、高い守備力だけでなく、豊富な運動量で中盤に強度をもたらすオナナが加われば、今後の数シーズンは安泰でしょう。

1年ごとにステップアップを果たし、わずか3シーズンでビッククラブ移籍が実現するのか、今後の動向に注目です。

 

 

GK

エミリアーノ・マルティネス(アストン・ヴィラ/アルゼンチン代表)

生年月日:1992年9月2日(30歳)
ポジション:GK

身長195㎝の高身長と長い手足に加え、抜群の反射神経を活かしたビックセーブを見せるだけでなく、ビルドアップ面での貢献度も高く、今シーズンはクラブでも代表でも安定したパフォーマンスを見せています。

アルゼンチン代表では2021年のコパ・アメリカから正GKに定着し、カタールW杯でも決勝戦でのPKストップなどでチームをW杯優勝へと導きました。

 

2010年にアーセナルの下部組織に加入し、その後トップチームに昇格するものの、正GKに定着することは出来ず、8年間で5度のレンタル移籍を経て、2020年9月に完全移籍でアストン・ヴィラに加入しました。

アストン・ヴィラ加入後は1年目から正GKに定着すると、20-21シーズンはリーグ戦38試合に出場し、今シーズンもここまで(5/22現在)リーグ戦35試合に出場しています。

 

カタールW杯では、随所のビックセーブもさることながら、決勝戦後のセレモニーでの物議を醸すパフォーマンスやエムバぺへの問題発言など、マイナス面で注目を集めてしまいました。

しかし、シーズン途中にウナイ・エメリ監督が就任し、一気に上位に食い込んできたアストン・ヴィラの中でも主力として活躍し、マイナス面を払拭するような圧巻のパフォーマンスを見せ、この夏の移籍市場では多くのビッククラブとの争奪戦になりそうです。

マルティネスヴィラでの充実した日々に満足しているものの、かねてからチャンピオンズリーグへの出場願望を明らかにしており、チェルシー以外にもマンチェスター・ユナイテッドトッテナムなどが獲得に名乗りを上げているようです。

移籍金は5000~6000万ポンド(約85~102億円)を要するとされていますが、遅咲きのGKは来シーズンどこでプレーすることになるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

ダビド・ラジャ(ブレントフォード/スペイン代表)

生年月日:1995年9月15日(27歳)
ポジション:GK

身長183㎝とGKとしては比較的小柄ながらも、至近距離、ミドルゾーン問わずシュートストップの抜群の技術を見せるだけでなく、足元の技術の高さを活かし、ビルドアップへの参加や前線へのキーパスの供給など、攻撃面での貢献度も高く、プレミアリーグでも屈指のGKに挙げられる程の存在になりました。

カタールW杯でも第2GKの立ち位置ながら、スペイン代表メンバーに選出されました。

 

2019年7月に当時チャンピオンシップのブレントフォードに加入すると、加入1年目から正GKに定着し、2020-21シーズンはリーグ戦42試合に出場して、チャンピオンシップ優勝に大きく貢献する活躍を見せました。

プレミアリーグ昇格後も正GKとして活躍し、今シーズンはここまで(5/22現在)リーグ戦全37試合に先発起用され、リーグトップのセーブ数(152回)を記録しています。

 

今シーズンは特にブレントフォードで充実したシーズンを送っているラジャですが、ブレントフォードとの契約は2024年6月末で満了するものの、契約延長を拒否し、この夏の移籍市場での移籍の可能性が高くなっています。

ラジャ自身もイギリス『ガーディアン』でのインタビューの中で、「契約延長を断った。」と明言し、欧州の舞台でタイトルを獲得出来るビッククラブへの移籍願望を明らかにしています。

現在、ラジャ獲得にはチェルシー以外にも、マンチェスター・ユナイテッドトッテナムなどが関心を示しており、ブレントフォードラジャの移籍金を4000万ユーロ(約57億8000万円)に設定したようです。

2部の頃から在籍し、ブレントフォードをプレミアリーグでも上位に導いたラジャは来シーズンどこでプレーすることになるのか、今後の動向に注目です。

 

 

CF

ラウタロ・マルティネス(インテル/アルゼンチン代表)

生年月日:1997年8月22日(25歳)
ポジション:CF、ST

身体能力が高く、抜群のシュートセンスを持ち、どんな形でもゴールを奪うことが出来るアルゼンチン代表のストライカーです。

前線で張るだけでなく、二列目に下がりチャンスメイクすることも出来る万能型のストライカーであり、カタールW杯では無得点に終わったものの、6試合に出場しました。

 

2018年夏にインテルに加入すると、在籍5シーズン(5/22現在)で公式通算234試合に出場し、99得点34アシストを記録、通算100得点まであと少しのところまで来ています。

2021年10月には2026年まで契約を延長し、今シーズン(第36節終了時点)はリーグ戦全36試合に出場、20得点を決め、得点ランキングでリーグ2位につけています。

19-20シーズン以降、4シーズン連続でリーグ戦二桁得点を記録している安定感も大きな武器ですね。

 

しかし、財政難問題を抱えているインテルはここ数シーズン、主力放出の噂が絶えず、ラウタロも例外ではありません。

現在、プレミアリーグのビッククラブから多くの関心を集めているラウタロですが、インテルラウタロの移籍金を最低でも8000万ユーロ(約120億円)に設定したようです。

ラウタロのクラブ愛も強く、今シーズンはチャンピオンズリーグ決勝まで進み、インテルで充実したシーズンを送っているラウタロですが、同胞のポチェッティーノ新監督のたっての希望ということもあり、移籍に動く可能性も否定できません。

インテルのシンボルとして、より一層の活躍を願いたいですが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

 

退団が予想される選手

次に、退団が予想される選手を取り上げます。

 

エドゥアール・メンディ(セネガル代表) → 退団決定(アル・アハリ)

生年月日:1992年3月1日(31歳)
ポジション:GK
移籍先候補:トッテナム、インテル

身長197㎝の高身長と手足の長さに加え、敏捷性も高く、反射神経やポジショニングセンスの良さを活かし、幾度となくビックセーブを見せてきたアフリカ屈指のGKです。

2021年には、アフリカ人GKとして初めて、FIFA最優秀GK賞に輝きました。

 

2020年9月にレンヌからチェルシーに加入すると、すぐさま正GKに定着し、20-21シーズンは31試合に出場、昨シーズンは34試合に出場しました。

しかし今シーズンは、安定した活躍を見せていた過去2シーズンとは打って変わって、開幕からミスが目立ち、第3節リーズ戦では足元でのボールの扱いにもたつき、そこをブレンダン・アーロンソンに突かれ、失点を喫してしまいました。

その後ポッター監督就任後は、ケパが正GKに復帰し、メンディは控えへと下がってしまいました。

 

肩の怪我と指の骨折により戦線離脱し、カタールW杯の中断期間から再開後のリーグ戦では、5/13に行われた第36節ノッティンガム・フォレスト戦まで約半年近く出場はなく、今シーズンはリーグ戦10試合の出場となっていましす。

チェルシーメンディの契約は2025年6月末までとなっており、契約延長交渉でチェルシーから6年契約を提示されたものの、条件面で不満を抱き、敬意の欠いたオファーだと感じているようです。

過去2シーズン、チャンピオンズリーグやクラブ・ワールドカップの優勝など、タイトル獲得に貢献したメンディですが、給与面ではケパが自身の約2倍の金額を受け取っており、不満を感じるのも無理はないですね。

クラブとの関係もこじれ、この夏での移籍に動く可能性も高くなっています。メンディは来シーズン、どこでプレーすることになるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

チアゴ・シウバ(ブラジル代表)

生年月日:1984年9月22日(38歳)
ポジション:CB
移籍先候補:フルミネンセ

38歳のベテランながら、安定したプレーを見せ、対人の強さと豊富な経験値からなる守備センスを発揮し、DFラインを統率するリーダーです。

昨年行われたカタールW杯でブラジル代表として4度目のW杯出場を果たしました。

 

ミランパリ・サンジェルマンと渡り歩き、2020年夏にチェルシーに加入しましたが、移籍当初は35歳という年齢もあり、プレミアリーグの速さにも適応できるかという不安もありましたが、その不安を払拭すべく、安定したプレーを見せています。

今シーズンは、3月~4月中旬にかけては左ヒザの靭帯損傷により、約1カ月半離脱していましたが、それでもリーグ戦(5/22現在)27試合に出場し、うちスタメン起用は25試合となっています。

 

今年2月には、今シーズン終了までだった契約を1年延長するなど、来シーズン以降もDFラインの統率者としての活躍が期待されていますが、契約を残し母国ブラジルへの復帰を検討しているようです。

移籍先に上がっているフルミネンセは、かつてチアゴ・シウバが結核を患った際にプレーしたクラブであり、チアゴ・シウバもその感謝を忘れず、恩を返すために現役最後のクラブとしてプレーしたいと願っているようです。

チアゴ・シウバがもしCBでいなければ、守備陣はもっと悲惨なことになっていたかもしれませんが、クラブとしても本人の希望ならば尊重し止めることはしないスタンスのようです。

来シーズン、頼れるディフェンスリーダーはどこでプレーすることになるのか、今後の動向に注目です。

 

 

カリドゥ・クリバリ(セネガル代表) → 退団決定(アル・ヒラル)

生年月日:1991年6月20日(31歳)
ポジション:CB
移籍先候補:ユベントス

2014年夏にヘンクからナポリに加入後、強靭なフィジカルと身体能力の高さを生かし、セリエA屈指のセンターバックに成長し、毎年のようにビッククラブへの移籍話も挙がっていましたが、この夏の移籍市場でチェルシーに移籍金3300万ポンド(約46億2000万円)の4年契約で加入しました。

加入当初はナポリで見せていたのと同様のパフォーマンスを期待されていたものの、プレミアリーグの適応に苦しみ、フィジカルの強さは抜群のものの、展開の速さやビルドアップで苦労する場面が多く見られ、ここまで(5/22現在)リーグ戦27試合に出場していますが、絶対的な主力になっているとは言い切れない状況です。

 

31歳とベテランの域に入りつつある中、チェルシーとの契約は2026年6月末まであり、主力に定着しきれていない中で、チーム2番目に多い年俸を受け取っていることから、補強費用の捻出や人員整理のために、わずか1年でチェルシーを離れる可能性も否定できません。

現時点でクリバリ獲得には慣れ親しんだセリエAからユベントスが特に関心を強くしているようです。

今シーズン開幕前に悲願のビッククラブ移籍を果たしましたが、自身としてはなかなかうまくいかなかったシーズンになってしまいました。

来シーズン、クリバリはどこでプレーすることになるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

エンゴロ・カンテ(フランス代表) → 退団決定(アル・イテハド)

生年月日:1991年3月29日(32歳)
ポジション:DMF、CMF
移籍先候補:バルセロナ、アーセナル、パリ・サンジェルマン

無尽蔵のスタミナと、正確なタックル及びボール奪取能力の高さで相手の攻撃の芽を摘み取るだけでなく、隙あらば推進力のあるドリブルで攻め上がり、攻守に渡り万能なボランチです。

不用意にボールロストすることなく、カンテがいるだけで中盤は安心だという存在になっています。

 

“ミラクル・レスター”の一員として2015-16シーズンのプレミアリーグ制覇に大きく貢献し、翌シーズンは3200万ポンド(約53億円)で完全移籍で加入し、約7シーズンにわたって公式戦通算269試合(5/22現在)に出場、プレミアリーグ、チャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグなど数多くのタイトルをもたらしてきました。

 

しかし、カンテチェルシーとの契約は今シーズン終了後に満了し、契約延長交渉を進めているものの、近年はシーズン途中での負傷離脱が多く、今シーズンもハムストリングの怪我で、第2節トッテナム戦から、4/1に行われた第29節アストン・ヴィラ戦まで長期で欠場してしまい、クラブとしては契約延長に二の足を踏んでいる状況です。

そんな中、カンテもイギリス『スカイスポーツ』のインタビューの中で、クラブの新しいプロジェクトを楽しみにし、来シーズン以降の残留を示唆しているようです。

それでも正式発表はまだで、移籍の可能性も否定できません。

カンテはどんな決断を下すのか、今後の動向に注目です。

 

 

マテオ・コバチッチ(クロアチア代表) → 退団決定(マンチェスターシティ)

生年月日:1994年5月6日(29歳)
ポジション:CMF、OMF、DMF
移籍先候補:マンチェスター・シティ

中盤の中央なら前でも後ろでも対応可能で、止める・蹴るの基本技術が高く、精度の高いパスを広い視野を活かし前線に供給するだけでなく、ドリブルでの攻撃参加も見せ、豊富な運動量でピッチを駆け回る万能型の司令塔です。

カタールW杯では、クロアチア代表でモドリッチ(レアル・マドリード)、ブロゾビッチ(インテル)と共に強力な中盤トリオを形成し、チームを3位へと導く原動力となりました。

 

2018年夏にレアル・マドリードからチェルシーに加入すると、在籍5シーズン目で公式戦220試合(5/22現在)に出場し、チャンピオンズリーグ制覇やヨーロッパリーグ制覇に大きく貢献してきました。

完全にレギュラー定着とはいきませんが、攻撃力の高さに加え、豊富な運動量と対人守備の強さを見せ、負傷者の穴を埋める活躍で、チームにおいて欠かせない存在となっています。

 

しかしコバチッチチェルシーとの契約は来シーズン終了までとなっており、今シーズン開幕前もリュディガー(レアル・マドリード)とクリステンセン(バルセロナ)をフリーで放出してしまったこともあり、フリーでの流出を避けるため、この夏の移籍市場での放出の可能性も囁かれています。

特にマンチェスター・シティコバチッチ獲得に動いており、グアルディオラ監督もコバチッチを高く評価し、契約状況や年齢をふまえた適正価格で獲得できるだろうと踏んでいるようです。

コバチッチ自身も30代に入ろうとしており、今後の補強次第では今シーズン以上に出場機会が減少する可能性もあります。

来シーズン以降も確実な主力ではないながらも、随所でチームを勝利に導く活躍が期待されていますが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

ルベン・ロフタス・チーク(元イングランド代表) → 退団決定(ACミラン)

生年月日:1996年1月23日(27歳)
ポジション:CMF、RMF、DMF
移籍先候補:ミラン、ローマ、ウェストハム、クリスタル・パレス、ウォルバーハンプトン、フラム

身長191㎝、体重88㎏と、チェルシーの現スカッド内では珍しいガッチリとした体格の大柄CMFです。

強靭なフィジカルを生かし、縦への推進力の強いドリブルと、対人の強さを誇っています。

 

チェルシーの下部組織出身で、2014年12月にトップチームデビューを果たし、在籍9シーズンで公式戦通算153試合に出場、13得点18アシストを記録しています。

層が厚いチェルシーの中盤で完全にレギュラーポジションを掴むには至らず、クリスタル・パレスフラムへのレンタル移籍を挟み、ここ2シーズンはトップチームに定着し、中盤のバックアッパーとして貴重な働きをしています。

 

インサイドハーフだけでなく、アンカーとしても起用され、及第点のパフォーマンスを見せていますが、パスの成功率や得点力の向上などの課題もあり、期待されてはいるもののなかなか大成するには至っていません。

チェルシーとの契約は2024年6月末までとなり、ロフタス・チークも27歳になり、若手の域には入らず、出場機会を確保するために、この夏の移籍市場で新天地を求める可能性があります。

現在、特にロフタス・チークの獲得に熱心だと言われているのがミランで、移籍金2200万ポンド(約36億円)程度での完全移籍、もしくは買取オプション付きのレンタル移籍での獲得を狙っているようです。

ユース時代を共に過ごしたトモリの存在も大きいようですね。

その他プレミアリーグのチームも獲得を狙っているようですが、未完の大器ロフタス・チークは新天地で本格的に覚醒となるのか、今後の動向に注目です。

 

 

メイソン・マウント(イングランド代表) → 退団決定(マンチェスター・ユナイテッド)

生年月日:1999年1月10日(24歳)
ポジション:OMF、CMF、LMF
移籍先候補:バイエルン・ミュンヘン、リバプール、ニューカッスル

パス精度の高さと足元の技術の高さ、ドリブルスキルやスピードなど水準以上のものを併せ持ち、得点力だけでなく、アシスト力の高さもある攻撃的MFです。

守備面でもハードワークを怠ることなく、トップ下だけでなくウィングやインサイドハーフでも起用できるユーティリティ性もあります。

 

チェルシーの下部組織出身で、フィテッセダービーでの武者修行を経て、2019-20シーズンにチェルシーに復帰すると、ランパード監督の下でブレイクを果たし、リーグ戦37試合に出場、7得点6アシストを記録しました。

その後2シーズンもリーグ戦30試合以上出場し、チームの顔として存在感を出してきました。

今シーズンは終盤戦に恥骨の怪我の手術を行い、早くもシーズン終了となってしまいましたが、公式戦35試合に出場しています。

 

そんな中、チェルシーとの契約は2024年6月末までとなっており、チェルシーマウントとの契約延長交渉を行っているものの、交渉は難航しており、契約満了まで1年に迫ろうとするこの夏の移籍市場での退団の可能性も高くなっています。

マウント獲得には、トゥヘル前監督率いるバイエルン・ミュンヘンや、リバプールニューカッスルなどが関心を示しており、チェルシーは少なくとも移籍金として5000万ポンド(約82億円)程度を要求する姿勢のようです。

個人的には下部組織出身のマウントは、同じ下部組織出身のギャラガーと共に残留してほしいと思いますが、チェルシーの補強状況や、欧州カップ戦に出場しない状況などをふまえて、慣れ親しんだチェルシーを離れる決断を下すかもしれません。

マウントはどんな決断を下すのか、今後の動向に注目です。

 

 

ハキム・ツィエク(モロッコ代表)

生年月日:1993年3月19日(30歳)
ポジション:RWG、OMF、CMF
移籍先候補:パリ・サンジェルマン、トッテナム、フラム、ウェストハム

2020年7月アヤックスから加入後、在籍3シーズン目で公式戦(5/22現在)通算106試合で14得点12アシストを記録していますが、主力として安定した地位を築くには至らず、今シーズンは途中でポッター監督が就任したことにより、一時はウイングを置かないシステムが採用され、スタメン出場はおろか、途中出場さえままならない苦しい状況で、カタールW杯の中断期間に入る前までリーグ戦出場はわずか5試合のみとなっていました。

しかしカタールW杯ではモロッコ代表の中心選手として活躍し、アフリカ勢史上初のベスト4進出に大きく貢献、自身の評価を大きく上げることに成功しました。

カタールW杯終了後、今年1月に入ってからはリーグ戦7試合連続出場を果たしましたが、肝心のゴールを上げることは出来ず、ここまで(5/22現在)リーグ戦17試合に出場し、うち先発出場はわずか6試合のみとなっています。

 

魅惑的な左足を持ち、精度の高いパスやドリブルの技術の高さを誇るツィエクですが、スピードやフィジカル面でプレミアリーグの適応に苦しみ、2列目でもなかなか結果や存在感を残す活躍を見せることは出来ていません。

チェルシーとの契約は2025年6月末まで残っていますが、過去3シーズンの中でも最も出場試合数が少なく、チーム全体として人員が飽和状態となっている中で、完全移籍だけでなくレンタル移籍も含め、放出が進められる可能性が高いでしょう。

 

今シーズン開幕前の移籍市場では、ミランモナコ、古巣アヤックスへの移籍も噂されていましたが、実現せず。

冬の移籍市場終了間際にはパリ・サンジェルマンへのレンタル移籍が書類不備により認められず、なかなかうまくいきませんでした。

この夏こそは移籍が実現するのか、もしくはチェルシーで活路を見出すことが出来るのか、ワールドカップでの輝きを取り戻すことを期待しつつ、今後の動向に注目ですね。

 

 

クリスティアン・プリシッチ(アメリカ代表)

生年月日:1998年9月18日(24歳)
ポジション:RWG、LWG、OMF
移籍先候補:ニューカッスル、ユベントス、ナポリ、ドルトムント

2019年夏からチェルシーでプレーし、在籍4シーズンで公式戦(5/22現在)通算143試合で26得点21アシストを記録してきましたが、絶対的な主力の地位を確立するには至らず、近年は途中出場が主となり、今シーズンはここまでリーグ戦22試合、チャンピオンズリーグも5試合に出場していますが、先発出場はわずか9試合のみと苦しい状況を強いられています。

さらに今シーズンは自伝の中で、解任されたトゥヘル前監督との関係性に言及し、チーム内で波紋を広げましたが、シーズン途中からポッター監督が就任した後も、チーム内での状況は大きく変化してはおらず、途中出場が多い状況です。

 

スペースへの動き出しの巧さと、テクニックの高さが売りのアタッカーですが、負傷離脱も多く、2列目は人員飽和状態のチェルシーにおいて、人員整理の対象にもなっています。

チェルシーとの契約は2024年6月末までと残り1年を切ろうとしており、この夏でも関心が寄せられたニューカッスルや、ここ最近はセリエAからの関心も強くなっており、ユベントスナポリなども移籍先候補に挙げられています。

ワールドカップ・カタール大会ではアメリカ代表の主軸として活躍し、4試合で1得点2アシストを記録しましたが、クラブでは代表と同じような活躍を見せるには至っていません。

まだ24歳と若く、自国開催の次回W杯では中心選手としての活躍が期待されている中、プリシッチはどんな決断を下すのか、今後の動向に注目です。

 

 

カイ・ハフェルツ(ドイツ代表) → 退団決定(アーセナル)

生年月日:1999年6月11日(23歳)
ポジション:OMF、RWG、CF
移籍先候補:バイエルン・ミュンヘン

身長190㎝と大柄ながらも足元の技術の繊細さを持ち、サイズを活かしたボールキープでチャンスメイクしていきます。

ドリブルの技術やパス精度の高さもありつつ、本来はトップ下ながらも、CFやWGでも対応できるユーティリティ性もあります。

 

2020年9月にレバークーゼンからチェルシーに加入し、当初は期待されていたほどの活躍を見せるには至りませんでしたが、CFでの起用もあり、チャンピオンズリーグ決勝では決勝点となるゴールを決め、優勝に大きく貢献しました。

その後昨シーズンはルカクの不振などもあり、本格的にCFでの起用が定着し、リーグ戦29試合で8得点を記録、今シーズンもここまで(5/22現在)リーグ戦33試合に出場して、7得点を記録しています。

 

本来のトップ下ではなく、CFでの起用が主となっていますが、ボールキープや連携からのチャンスメイクや、動き出しの良さから積極的に得点を狙っていく姿勢などは、本職のストライカーでさえも凌ぐものとなっています。

ただ決定力の高いストライカーをチームは欲しており、チャンピオンズリーグ出場を重要事項と考えるハフェルツが、来シーズンはチャンピオンズリーグに出場出来ない現状を受け、移籍を決断するかもしれません。

ハフェルツの移籍金は6000万ユーロ(約84億円)前後とされており、かねてからハフェルツに関心を寄せ、現在は恩師トゥヘル監督率いるバイエルン・ミュンヘンが獲得に向けて動いているとされています。

チャンピオンズリーグに出場出来ない中、モチベーションを保つのは難しいかもしれませんが、ハフェルツはどんな決断を下すのか、今後の動向に注目です。

 

 

ピエール・エメリク・オーバメヤン(ガボン代表)

生年月日:1989年6月18日(33歳)
ポジション:CF、RWG、LWG
移籍先候補:バルセロナ、パリ・サンジェルマン、フェネルバフチェ、ロサンゼルスFC

この夏の移籍期間閉幕間際に、バルセロナから加入し、ドルトムント時代の監督だったトゥヘル監督の下で再びプレーすることになったものの、チャンピオンズリーグ・グループステージ第1節のディナモ・ザグレブ戦後にトゥヘル監督は解任され、わずか59分のみでドルトムント時代の恩師とのタッグは崩れてしまいました。

その後ポッター新監督の下で、ここまでリーグ戦6試合で1得点、チャンピオンズリーグ6試合で2得点1アシストを記録していますが、絶対的な主力として定着するには至っていません。

トゥヘル監督が解任されたことや、33歳とベテランの域に入り、チェルシーの長期的戦略に含まれていないことから、1シーズンでの退団が噂されています。

 

まず移籍先候補に挙げられているのはパリ・サンジェルマンで、チームを率いるガルティエ監督は若手時代を過ごしたサンテティエンヌで監督を務め、指導を受けた人物ということもあり、オーバメヤン自身も移籍に向けて前向きだとのことです。

そして昨シーズンまで所属していたバルセロナへの復帰の可能性もあり、その他中東やMLSのクラブなどからも関心が寄せられているようです。

トゥヘル監督を慕っての移籍でしたが、わずか1試合のみでトゥヘル監督は解任され、オーバメヤンのチーム内での序列も下がっています。

冬の超大型補強の煽りを受け、チャンピオンズリーグの登録メンバーからも外され、長期的戦略には含まれておらず、この夏でチームを動く可能性は高いでしょう。

1年半で、アーセナルバルセロナチェルシーと3つのビッククラブを渡り歩いたオーバメヤンですが、またしても移籍となるのか、今後の動向に注目です。

 

 

 

まとめ

いかがでしたか。

 

今回は、2023年夏のチェルシーの最新移籍情報と補強ポイント狙っていると噂の獲得候補選手退団が噂される選手を取り上げました。

 

リーグ優勝5回、チャンピオンズリーグ優勝2回を達成し、ヨーロッパ屈指のビッククラブへと成長させたアブラモビッチ体制が終焉を迎え、新たなオーナーの下で初シーズンとなりましたが、チェルシー史上最も不名誉な厳しいものとなりました。

夏そして冬の他を圧倒する超大型補強や、シーズン途中のポッター監督の引き抜きと解任など、なりふり構わないトッド・ベーリーオーナーの手腕には注目が集まりましたが、ファンの信頼を得るにはまだ時間がかかりそうです。

 

この夏の移籍市場でも大金を注ぎ込んで話題を振りまく可能性もありますが、“金だけのチーム”と化しつつあるチェルシーから脱却するためにも、ポチェッティーノ監督との信頼関係を築き、ファンを納得させるような動きを見せてほしいですね。

いきなり重大なミッションを課せられた形となったポチェッティーノ監督ですが、現在のチェルシーには今シーズンの大型補強により、人員はむしろ揃っています。

欧州カップ戦出場がなく、例年より余裕のある状態なので、まずは軸となる選手とチームの形を作り上げるとともに、再びプレミアリーグの覇権争いに組み込めるようチームの立て直しに期待したいですね。

 

他に気になるチームはありますか?

プレミアリーグ(イングランド)

 

ブンデスリーガ(ドイツ)

 

リーガエスパニョーラ(スペイン)

 

セリエA(イタリア)

 

リーグアン(フランス)

いつもありがとうございます!

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