ユヴェンティーニの皆さん、こんにちは。
夏の移籍期間終了間際、絶対的なエースであったクリスティアーノ・ロナウドが電撃退団し、その影響からか得点力不足が顕著になっていました。
さらに、クリスティアーノ・ロナウド抜きでのシステムの構築を目指したものの、試行錯誤を繰り返したことから不安定な戦いぶりが続き、前半戦はリーグ中位に沈んでいました。
しかし、リーグ戦第15節から負けなしの状態が続き、冬の移籍期間でのビックディールもあり、ここ最近徐々に盛り返し、現在セリエA第30節終了時点で、首位と7pt差の4位に位置し、CL出場権獲得圏内まで入ってきました。
逆転優勝も夢ではなく、現実的なものになってきたかもしれません。
ということで今回は、ユヴェントスの21-22シーズン後半戦の
- 最新移籍情報まとめ
- スタメン・フォーメーション予想
- まとめ
の順にお伝えしていきます。
最新移籍情報まとめ
21-22シーズン冬の移籍期間での選手の動きは以下の通りです。
〈IN〉
pos. | 選手名 | 前所属 | 移籍形態(移籍金) |
DF | フェデリコ・ガッディ | フロジローネ(イタリア2部) | 完全移籍(550万€)※ |
MF | デニス・ザカリア | ボルシアMG(ドイツ) | 完全移籍(860万€) |
FW | ドゥシャン・ヴラホヴィッチ | フィオレンティーナ(イタリア) | 完全移籍(8160万€) |
※今シーズン終了までは、フロジローネにレンタル移籍。
〈OUT〉
pos. | 選手名 | 移籍先 | 移籍形態(移籍金) |
MF | ロドリゴ・ベンタンクール | トッテナム(イングランド) | 完全移籍(1900万€) |
デヤン・クルゼフスキ | トッテナム(イングランド) | レンタル(1000万€、23年6月末まで、条件付き買取義務付) | |
アーロン・ラムジー | レンジャース(スコットランド) | レンタル(22年5月末まで) |
まず今シーズンの冬の移籍期間最高額の移籍金を投じて、フィオレンティーナから、セリエA得点王ランキングトップを走り、各国のビッククラブの争奪戦を制し、ヴラホヴィッチを獲得しました。
さらに、中盤にはボルシアMGからザカリアを獲得しました。
ザカリアは今シーズン終了で契約満了となり、移籍金が得られるラストチャンスということもあり、2700万€(約34億円)とされていた市場価値から大幅に安く獲得することが出来ました。
2人とも冬の移籍期間終了直後の第24節ヴェローナ戦で共に先発出場し、ゴールを挙げています。
これからの活躍に期待ですね。
一方、ベンタンクールとクルゼフスキはトッテナムに、ラムジーはレンジャースに移籍しました。
中盤の強化が冬の補強課題となっていましたが、ベンタンクールの放出は少し残念でしたね。
とはいえ、適正価格のオファーであれば、ヴラホヴィッチ獲得の移籍金捻出のために、致し方なかったのかもしれません。
スタメン・フォーメーション予想
21-22シーズン後半戦のユヴェントスの基本フォーメーション予想です。
各ポジションごとに分析してみましょう。
〈GK&DF〉
正GKはシュチェスニーが務めます。
クリーンシートもリーグ全体2位の11試合を記録するなど全体として安定したパフォーマンスをしており、アッレグリ監督からの厚い信頼を得ています。
控えは実力者のぺリンが務めます。
DFラインですが、CBはボヌッチとデ・リフトがコンビを組みます。
34歳のベテランのボヌッチは、その経験からのリーダーシップとカバーリングの速さから、ユヴェントスの守備を牽引しています。
そして、22歳のデ・リフトは、加入当初は期待されていた働きは出来ていなかったものの、ここ最近は対人守備の強さ、空中戦の強さを発揮し、ユヴェントスの新世代のDFリーダーとして、着実に成長していっています。
控えには、ベテランのキエッリーニや、ここ最近評価を回復しつつあるルガーニがいます。
SBですが、右はダニーロが務めます。
昨シーズン、ピルロ監督の下でリーグ戦34試合に出場し、重宝されましたが、アッレグリ監督の下でも引き続き起用され、高い守備力を発揮するだけでなく、パス成功率も高く、ビルドアップの面での貢献度も高くなっています。
対戦チームや戦術によっては、攻撃的なグアドラードも起用する場合もありますが、ダニーロはCBも出来るユーティリティ性もあるので、ユヴェントスのDFラインにおいて欠かせない存在と言えるでしょう。
左はアレックス・サンドロが務めますが、成長著しい23歳のペッレグリ―ニが徐々に先発出場する機会を増やしており、激しいポジション争いが繰り広げられています。
あと両サイド対応できるデ・シリオがいます。
〈MF〉
アンカーにはEURO2020で大ブレークしたロカテッリが起用されています。
正確なパス捌きでビルドアップで貢献するだけでなく、豊富な運動量で縦横無尽に走り回り、強度の強い守備からチャンスの芽を摘み取るなど、攻守にわたり効果的なパフォーマンスを見せています。
これからのユヴェントスの中盤構成はロカテッリを軸に構築されていくことでしょう。
控えには、アルトゥールがいます。
2枚のインサイドハーフは、新加入のザカリアとラビオが務めます。
ザカリアはデビュー戦となった第24節ヴェローナ戦では、スルーパスから抜け出しゴールを決めています。
そのスピードある屈強なドリブルは相手にとって脅威となりますし、フィジカルを生かした効果的な守備も早速見せていました。
一方、ラビオはパスセンスの高さと豊富な運動量、高い万能性を見せ、攻守において大きく貢献しています。
さらに控えには、屈強なフィジカルが武器の中盤のダイナモ、マッケニーもいます。
〈FW〉
RWGはディバラが務めます。
クリスティアーノ・ロナウドが退団したことにより、得点源として期待されていたものの、前半戦は負傷離脱なども重なり、十分なパフォーマンスを見せることが出来ませんでした。
しかし、この冬にヴラホヴィッチが加入したことにより、より生き生きとしたプレーが出来るようになり、少しずつ調子を取り戻しつつあります。
左足からの正確なシュートやチャンスメイク、技術の高いドリブルは、やはりユヴェントスにおいて大きな武器となります。
控えは、ベルナルデスキが務めます。
またグアドラードもRWGとして起用され、サイドからのドリブル突破から、正確なクロスを供給します。
LWGは、本来ならばキエーザを使いたいところですが、第21節ローマ戦で左膝前十字靭帯を断裂し、今シーズン絶望になってしまいました。
そこで、現在はこれまでCFを務めていたモラタが起用されています。
モラタはターゲットマンというよりかは、ポジショニングやチャンスメイク力に長けたストライカーであり、守備での献身性や運動量も評価されています。
ヴラホヴィッチ加入後の第24節ヴェローナ戦では、RWGで起用され、チャンスメイク力を発揮していました。
そしてCFは新加入のヴラホヴィッチが務め、早速攻撃の軸として活躍しています。
ポストプレイヤーとして抜群の強さや高い決定力を発揮しており、クリスティアーノ・ロナウドが抜けた後の新たな得点源として期待されています。
ヴラホヴィッチが中央に堂々と構えることにより、2列目の選手たちが自由に動き回り、より躍動した攻撃が見られています。控えはモイーズ・キーンが務めます。
キックオフから33秒… ⏱️
ヴラホヴィッチがチャンピオンズリーグ初ゴール!✅#UCL pic.twitter.com/o1hNh9iuGo
— UEFAチャンピオンズリーグ (@UCLJapan) February 26, 2022
まとめ
いかがでしたか。
今回は、『ユベントス2021-22最新スタメン・フォーメーションまとめ!移籍新加入選手も調査!』と題してお伝えしました。
ユヴェントスの復調により、セリエAの優勝争いもますます混沌としてきました。
今シーズン、リーグ戦でのミランとナポリとの対戦はもう終わりましたが、インテルとの対戦がまだ残っています。
CL出場権獲得はもちろんのことですが、少しでも勝ち点差を縮めて、優勝戦線に絡んでいって欲しいですね。
そして、来シーズン以降はヴラホヴィッチをはじめ、新たな軸を中心としたチーム作りが進められることでしょう。
ここ数年はクリスティアーノ・ロナウドが中心でしたが、少しでもその影を払拭できるような新生ユヴェントスの姿に期待していきましょう。
いつもありがとうございます!
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