ユベンティーニの皆さん、こんにちは。
ユベンティーニの皆さんにとって、今シーズンは我慢と不安のシーズンになってしまいそうですね。
昨シーズンは、再びスクデットを奪還すべく、アッレグリ監督を再び招聘し、巻き返しを図りましたが、クリスティアーノ・ロナウドがマンチェスター・ユナイテッドへ復帰したことにより、深刻な得点力不足に陥り、クリスティアーノ・ロナウドに依存していたチームを一から作り直すための試行錯誤を行わなければならず、序盤は不安定な戦いぶりが続き、一時はリーグ中位を彷徨い、欧州カップ戦出場権獲得すらままならないのではないかと危惧されていました。
そんな中、昨シーズン冬の移籍期間では、フィオレンティーナからヴラホヴィッチ、ボルシアMGからザカリアを獲得する大型補強を敢行し、第15節サレルニターナ戦以降、リーグ戦は16試合負けなしが続き、チャンピオンズリーグ出場権圏内の4位に押し上げ、何とかチャンピオンズリーグ出場権を獲得しました。
しかしチャンピオンズリーグはベスト16でビジャレアルに惨敗を喫し、コパ・イタリアも決勝で惜しくもインテルに敗れ準優勝に終わり、残念ながら10シーズンぶりの無冠に終わってしまいました。
ヴラホヴィッチやキエーザといった新たなチームの軸を中心として、昨シーズンからの巻き返し、スクデット奪還、そして新時代への開拓への期待も高くなった中で迎えた今シーズンは、この夏の移籍市場で活発な動きを見せました。
DFラインでは、デ・リフトをバイエルン・ミュンヘンに放出し、その後釜に同じ都市の永遠のライバル、トリノからブレーメルを獲得しました。
また中盤は、かつてのセリエA9連覇時の主力だったポグバが復帰し、移籍期間終了間際にはPSGからレアンドロ・パレデスをレンタルで獲得しました。
そして、背番号10を担ったエースのディバラが契約満了で退団した前線には、PSGからフリーでディ・マリアを加え、フランクフルトからコスティッチも獲得しました。
しかし今シーズンはセリエA開幕6試合で2勝4分けと勝ち切れない試合が続き、勝ち点を積み重ねることが出来ず、第7節モンツァ戦、第9節ミラン戦と敗れ、一時は8位まで沈んでいましたが、第10節トリノ戦以降、リーグ戦では6連勝し、何とか3位まで上がってきました。
そしてリーグ戦よりもひどかったのが、チャンピオンズリーグ。
パリ・サンジェルマン、ベンフィカには2敗し、マッカビ・ハイファにまでも敗れ、得失点差で何とか3位でヨーロッパリーグ・プレーオフに進んだものの、ヨーロッパの強豪クラブらしからぬ戦いぶりとなってしまいました。
ポグバやキエーザら、主力を怪我で欠いたこともあり、なかなかベストメンバーを組めなかったところもありますが、セリエA全体でトップの失点数7の堅守に対して、得点力不足が深刻になっている印象です。
負傷離脱者が復帰する後半戦からの巻き返しに期待したいところでしたが…。
11月29日、アンドレア・アニェッリ会長、パヴェル・ネドベド副会長をはじめとするクラブ役員の総辞職が発表されました。
理由に挙げられているのは、コロナ渦における虚偽会計や選手移籍の不正などです。
トリノ検察からの調査も進められており、今後の調査の結果次第では何らかの処分が下される可能性が高いでしょう。
マウリツィオ・アリバベーネCEOは引き継ぎのためにしばらく現職にとどまりますが、新体制発足は2023年1月中旬になる予定となっており、今シーズンの冬の移籍市場での補強は難しいとされ、後半戦に向けての巻き返しに暗雲が立ち込めています。
ということで今回は、今シーズン後半戦に向けて期待と不安が渦巻くユベントスの2023年冬の
- 最新移籍情報と補強ポイント
- 狙っていると噂の獲得候補選手
- 退団が予想される選手
- まとめ
の順でお伝えしていきます。
最新移籍情報と補強ポイント
2023年冬のユベントスの補強ポイントとして、
- サイドバック
- 未来の正GK候補
が挙げられるでしょう。
サイドバック
シーズン開幕当初は4バックを採用していましたが、第10節トリノ戦以降は3バックを採用し、6連勝と結果がついてきています。
しかし、3バックの場合は、ダニーロやアレックス・サンドロが入る場合が多く、第9節以降ハムストリングの負傷によりデ・シリオが離脱中で、WBの控えがいない状況になってしまいます。
加えて、RWBを務めるグアドラードとアレックス・サンドロは今シーズン終了後に契約が満了し、契約延長するかどうか不透明の状況です。
グアドラード、ダニーロ、アレックス・サンドロと30代に突入した選手が多く、システムの幅を利かせるためにも、若返りを図りたいポジションだといえるでしょう。
未来の正GK候補
今シーズンは、シュシェスニーとぺリンが交互に先発起用されており、良好なパフォーマンスを見せていますが、共に30代を超え、徐々に次世代の正GK候補の獲得の必要性が高くなってきました。
加えてシュシェスニーは2024年6月末、ぺリンは2025年6月末に契約満了を迎え、ここで正GK候補を獲得して、どちらかを経験あるバックアッパーとして置いておきたいという狙いもあるかもしれません。
GKも近い将来、入れ替えが行われる可能性の高いポジションの一つであるといえるでしょう。
その他のポジションですが、この夏の移籍市場で迎え入れた多くの新戦力の見極めのためにも、下手に動かない方が得策かもしれません。
中盤は、今シーズンはここまでベンチ入りなしのポグバの復帰を待ちつつ、ミレッティやファジョーリといった若手も台頭しており、現状はそこまで補強の必要性は高くないかもしれません。
前線もヴラホヴィッチに移籍の噂が絶えませんが、仮にヴラホヴィッチが抜けたとしても、今シーズンはミリクとケーンで乗り切り、来シーズン開幕前の移籍市場で本格的に獲得に動いても良いかもしれません。
狙っていると噂の獲得候補選手
では、挙げられた補強ポイントに沿って、狙っていると噂の獲得候補選手を取り上げます。
サイドバック
イバン・フレスネダ(バジャドリード/スペインU-19代表)
Sacrificios, oportunidades e ilusión. ✨
🤍 💜 ¡No te pierdas la entrevista al defensa del @realvalladolid, Iván Fresneda, de la mano de @AdrianBlanco_! #LaLigaEsMundial pic.twitter.com/20sETxaoVB
— LaLiga (@LaLiga) December 7, 2022
生年月日:2004年9月28日(18歳)
ポジション:RSB
2022年1月、スペイン2部に所属していたバジャドリードのトップチームに昇格し、1部復帰を果たした今シーズンは、4試合の先発フル出場を含むリーグ戦6試合に出場しているスペインU-19代表の若き逸材です。
足元の技術の高さと攻め上がりのタイミングの良さが光り、1対1での守備対応も粘り強く、簡単に抜かされることはありません。
しかし、将来性が高いスペイン人サイドバックに対しては、ユベントス以外にも、インテル、ミラン、ローマなどがこぞって関心を示しており、セリエA内での争奪戦が繰り広げられそうです。
市場価値はまだそこまで高くなっていませんが、レギュラーに定着し、出場試合を重ねれば、さらに市場価値は増し、多くのクラブが獲得に力を入れてくることでしょう。
RSBとしてもWBとしても対応できそうなプレーヤーであり、グアドラードの後継者として、将来性も抜群な逸材を確保し、近年積極的に若手を加えているユベントスのサイドバックの主軸を担う活躍を見せることが出来るのか、今後の動向に注目です。
ヨアキム・メーレ(アタランタ/デンマーク代表)
Tottenham Hotspur are now targeting Atalanta wing-back Joakim Mæhle.
Maehle is highly regarded as one of the best attacking defenders in the world and is viewed as ideal for Spurs head coach Antonio Conte’s 3-4-3 system.
[@MailSport]#THFC | #COYSpic.twitter.com/VkdnJatTLp
— Last Word On Spurs (@LastWordOnSpurs) May 8, 2022
生年月日:1997年5月20日(25歳)
ポジション:LSB、RSB、LMF
優れた戦術理解度と状況判断、積極的な攻撃参加と強度の高い守備を見せる、デンマーク代表のサイドバックです。
利き足は右足ながら、代表では左サイドを担当し、両サイドにも対応可能なユーティリティ性も兼ね備えています。
ワールドカップ・カタール大会でも、惜しくもグループステージ敗退に終わりましたが、敵陣深くまで攻め込み、積極的な攻撃参加を見せていました。
2021年1月にヘンクからアタランタに加入後、20-21シーズンはシーズン途中の加入ながら、リーグ戦20試合に出場し、昨シーズンもリーグ戦26試合に出場、1得点1アシストを記録しました。
今シーズンもここまでリーグ戦14試合に出場し、ハデブール、ザッパコスタなどサイドバックに実力者を控えるアタランタの中でも重要度の高い選手となっています。
ユベントスにとっては、両サイドに対応可能という点は大きいでしょう。
移籍金は1500万ユーロ(約22億円)とされており、アタランタのガスペリーニ監督もメーレを高く評価していますが、冬の移籍市場での補強資金の確保のために、適切なオファーが届けば放出に動く可能性もあります。
EURO2020、そしてW杯でも、積極的な攻撃参加を見せ、デンマーク代表では主軸として活躍しています。
世界的な評価を高めつつあるメーレはユベントス移籍でステップアップを果たすことが出来るのか、今後の動向に注目です。
未来の正GK候補
グリエルモ・ヴィカーリオ(エンポリ/イタリア代表)
エンポリの守護神ヴィカーリオのスーパーセーブ! #EmpoliMonza pic.twitter.com/uZcEZQ0tJF
— レガ・セリエA (@SerieA_JP) October 20, 2022
生年月日:1996年10月7日(26歳)
ポジション:GK
昨シーズン、セリエAトップのセービング数(152回)を記録、身長194㎝と手足の長さを活かし、反射神経の良さを武器に、ボックス内での強さを見せています。
加えて足元の技術も高く、ビルドアップから攻撃の起点にもなります。
今年9月にはイタリア代表に初招集され、デビューはまだですが、早期のアズーリデビューも期待されています。
カリアリではクラー二ョの控えGKにとどまっていましたが、昨シーズンにエンポリにレンタル移籍すると、正GKに定着し、リーグ戦全38試合に先発出場しました。
エンポリは買取オプションを行使し、完全移籍で加入すると、今シーズンもここまでリーグ戦全15試合に先発出場しています。
DAZNイタリアのインタビューで、元イタリア代表GKジャンルカ・パリュウカ氏は「現時点で最も私が驚いたのは、ヴィカーリオだ。」と、ヴィカーリオのプレーを高く評価しています。
26歳と完全な若手ではないですが、ここ2シーズンの安定感はセリエAの中でも抜きんでており、将来の正GK候補としてユベントスは獲得を目指しているようです。
シュシェスニーとぺリンという実力者が控える現状では、仮に移籍してもメリットはなく、ユベントスとしては保有権を買取し、シーズン終了まではエンポリにレンタル移籍させる方法を取ることが有力視されていますが、ローマやトッテナムも獲得に関心を示しており、争奪戦になる可能性もあります。どうなるでしょうか。今後の動向にも注目です。
その他
ヤクブ・キヴィオル(スペツィア/ポーランド代表)
KIWIOR BECOMES JUVE PRIORITY TARGET
Juventus FC have reportedly set Jakub Kiwior as their priority transfer target for this winter window.
Per ‘La Gazzetta dello Sport’, the Turin club much prefer Kiwior over Serbian international, Strahinja Pavlović, whose option B.#SerieA pic.twitter.com/NZzDlzRRRh
— PSN Futbol (@PSN_Futbol) December 15, 2022
生年月日:2000年2月15日(22歳)
ポジション:CB、LSB、DMF
身長189㎝のフィジカルを活かした激しい守備を見せるとともに正確なタックルも見せ、スペツィアならびにポーランド代表の守備の要に成長している左利きの若きCBです。
ワールドカップ・カタール大会では、4試合全てにスタメン出場し、これからの飛躍も期待されています。
昨シーズンにスペツィアに加入し、開幕当初はベンチメンバーだったものの、後半戦はチーム事情により、守備的MFを務め、現役時代インテルやPSGでボランチとして活躍したチアゴ・モッタ監督の下、スタメン出場を続けてチームをセリエA残留へと導きました。
今シーズンも、守備的MFだけでなく、CBとしてここまでリーグ戦全15試合に先発出場し、チームでも不動の地位を築きつつあります。
ユベントスとしては、今夏でキエッリーニが退団して以降、左利きのCBを探し求めていましたが、若さと実績を兼ね備えるキヴィオルはまさに理想のターゲットといえるでしょう。
3バックの左でも、4バックでも対応でき、アンカーでも起用できるかもしれません。
また、ダニーロやアレックス・サンドロを3バックの一角に入れることなく、サイドバックに回せることも出来るでしょう。
とはいえ、セリエAそしてカタールW杯での活躍から、キヴィオルの評価はうなぎ登りとなっており、ユベントス以外にも、ナポリ、ミラン、ローマも獲得に動いているようです。
どのクラブがポーランドの若き守備の要を獲得するのかも注目ですね。
セルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチ(ラツィオ/セルビア代表)
ミリンコビッチ=サビッチ。ワンタッチプレーで魅せる器用さと判断力も。
— とんとん (@sabaku1132) September 15, 2021
生年月日:1995年2月27日(27歳)
ポジション:CMF、OMF
190㎝を超える大柄な体格からの強さ、足元の技術の高さ、スペースに効果的に動く運動量、ビルドアップ力の高さ、守備力の強さを兼ね備え、中盤の選手に求められる要素を高い水準で満たしています。
ワールドカップ・カタール大会のセルビア代表にも選出され、グループステージ3試合にスタメン出場し、1得点を記録しました。
2015年夏にラツィオに加入すると、2016-17シーズン以降リーグ戦30試合以上出場し続け、昨シーズンはリーグ戦37試合に出場し、11得点11アシストとラツィオ加入後の過去最高のパフォーマンスを見せました。
今シーズンはここまでリーグ戦14試合に出場し、3得点7アシストと変わらないパフォーマンスを見せており、アッレグリ監督が求める「年間10ゴール以上達成出来るMF」像にも合致するでしょう。
とはいえ、ミリンコビッチ=サビッチとの契約は2024年6月末までとなり、ラツィオのロティート会長は、ミリンコビッチ=サビッチの獲得に1億2000万ユーロ(約161億6000万円)を要求する強気の姿勢を貫いてきましたが、契約満了まであと1年半を切ろうとしている中、移籍金にある程度の折り合いをつけて、放出に応じる可能性が高くなっています。
ミリンコビッチ=サビッチの獲得には、ユベントス以外にもマンチェスター・ユナイテッドも関心を示しています。
これまで多くのビッククラブが獲得を狙ってきたミリンコビッチ=サビッチは、近い将来何らかの動きを見せることでしょう。
どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。
退団が予想される選手
次に、退団が予想される選手を取り上げます。
レオナルド・ボヌッチ(イタリア代表)
ボヌッチのタッチダウンパスとナポリ所属ラスパドーリのトラップ&ゴールが見事。
— とんとん (@sabaku1132) October 13, 2022
生年月日:1987年5月1日(35歳)
ポジション:CB
移籍先候補:トッテナム
2010年夏にユベントスに加入後、17-18シーズンのミラン移籍を除き、11シーズン半に渡り公式戦491試合に出場、昨シーズン限りで退団したキエッリーニと共に、ユベントスのセリエA9連覇時の守備の中心としてチームを支えてきました。
またイタリア代表でも、今年9月のネーションズリーグ2試合で90分フル出場を果たし、健在ぶりをアピールしています。
しかし、ボヌッチも35歳を迎え、ここ数シーズンは負傷離脱も相まって、19-20シーズン以降はリーグ戦30試合以上の出場はありません。
今シーズンも、ベストなパフォーマンスを見せているとは言えず、ベンチスタートの日々が続いています。
さらにアッレグリ監督との関係悪化も噂され、冬の移籍市場でのトッテナムへの移籍の話も挙がっていましたが、アッレグリ監督は「レオナルドはチームのキャプテンであり、…個性豊かな選手だ。…彼といられるだけで私は幸せだ。」とコメントしています。
ユベントスとの契約は来シーズン終了までとなっていますが、ユベントスは契約を1年延長することで交渉を進めるとも報じられています。
経験豊かなCBとして、またチームのキャプテンとして、ユベントスに多くのものをもたらしてくれる代えの利かない存在ではありますが、若い選手の獲得が続き、世代交代を進めようとしているのも事実であり、キエッリーニと同じく、ボヌッチにも決断の時が迫っているようです。
今後の動向にも注目です。
ウェストン・マッケニー(アメリカ代表)
1⃣4⃣ #ダーヴィッツ を彷彿とさせる2⃣6⃣#マッケニー が前線へ飛び出すと、相手選手に囲まれながらも見事なボールコントロール!さらに #フラボッタ へ絶妙のヒールパス!
#セリエA 第17節
ユヴェントス×サッスオーロ
見逃し配信は #DAZN で pic.twitter.com/4naoVKvPPO— GOAL Japan (@GoalJP_Official) January 11, 2021
生年月日:1998年8月28日(24歳)
ポジション:CMF、RMF、DMF
移籍先候補:トッテナム、ドルトムント
豊富な運動量と縦への推進力、強靭なフィジカルを武器とするボックストゥボックス型のMFです。
様々なポジションをこなすユーティリティ性や献身性も高く評価されており、ピッチを走り回り、流動性を絶やさない働きをします。
アメリカ代表でも主力として活躍し、ワールドカップ・カタール大会では全4試合に先発出場しました。
20ー21シーズンにシャルケからユベントスに加入後、リーグ戦34試合に出場し5得点を記録し、昨シーズンは一時は構想外であるとされ、終盤戦は負傷離脱もありましたが、リーグ戦21試合に出場し、引き続き中盤の一角として活躍しました。
今シーズンもここまでリーグ戦11試合、うち先発出場9試合に出場しています。
ただ気がかりなのは、ポグバの存在です。
ここまでベンチ入りもないポグバが後半戦復帰した際に、引き続き出場機会を得られるかどうかと聞かれると、微妙な状況です。
絶対的な主力といえば、ロカテッリくらいで、成長著しいミレッティや新加入のレアンドロ・パレデス、ラビオなどがポジション争いをしています。
そこにポグバが戻ってきて、さらに新戦力も入ってくれば、マッケニーの立場も危ういかもしれません。
ユベントスで完全にレギュラーが確約されていませんが、ダイナミックなCMFの興味や関心は大きく、マッケニーのファンだと公言しているコンテ監督率いるトッテナムや、ドルトムントなどが、獲得に関心を示しています。
いずれにしてもポグバの復帰次第ではありますが、現金化できるチャンスならば放出に動くかもしれません。
今後の動向に注目です。
アドリエン・ラビオ(フランス代表)
コスティッチが突破 ➡️ ラビオがフィニッシュ ⚽️
インテルの牙城を崩したユヴェントスのカウンター攻撃 ⚡️#JuveInter pic.twitter.com/6ZfkAvmfJT
— レガ・セリエA (@SerieA_JP) November 8, 2022
生年月日:1995年4月3日(27歳)
ポジション:CMF、DMF、LMF
移籍先候補:ニューカッスル、リバプール、マンチェスター・ユナイテッド
190㎝近い身長に加え、足元の技術の高さと運動量を兼ね備え、攻守両面に気が利く万能型のMFです。
中盤の複数のポジションで対応できるユーティリティ性もあり、派手な活躍はないものの、チームを支える重要な選手となっています。
カタールW杯のフランス代表では、ポグバ、カンテら負傷者が続出した中盤の軸として活躍し、存在感を出しています。
2019年夏にPSGからフリーで加入すると、在籍3シーズン半で公式戦145試合に出場し、11得点8アシストを記録、今シーズンもここまでリーグ戦11試合に出場し、3得点2アシストを記録しています。
万能性の高さから、システムの変更にも対応でき、コンスタントに出場を重ねています。
とはいえ、ユベントスとの契約は今シーズン終了後に満了し、現時点では契約延長の発表はありません。
この夏では、マンチェスター・ユナイテッドへの移籍が合意に達していたとも報道されていましたが、給与面で隔たりがあり交渉は決裂。
しかし、ここまでのリーグ戦またW杯での活躍から、マンチェスター・ユナイテッドをはじめ、リバプール、ニューカッスルなどプレミアリーグ勢からの関心が強くなっています。
ラビオ自身もW杯前には「W杯で活躍し、キャリアを前進させたい」とコメントし、その言葉通りにどうやらなりそうです。
あとは、移籍金を残すのか、シーズン終了後にフリーで移籍するのかのどちらかになりそうですが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。
ドゥシャン・ヴラホヴィッチ(セルビア代表)
/
ヴラホヴィッチ
2試合連続、衝撃のFK弾
\コース、スピード、そしてこの落ち方
セリエA 第4節
ユヴェントス×スペツィア
#DAZN 見逃し配信中 pic.twitter.com/nnbwV8ecih— DAZN Japan (@DAZN_JPN) September 1, 2022
生年月日:2000年1月28日(22歳)
ポジション:CF
移籍先候補:バイエルン・ミュンヘン、パリ・サンジェルマン、チェルシー、アーセナル
身長190㎝からの高さと強さだけでなく、速さや駆け引きの巧さも兼ね備え、完成度の高さも評価されている左利きのストライカーです。
同年代のハーランド(マンチェスター・シティ)よりも完成度は高いとも評されており、カタールW杯では2試合に出場し、1得点を記録、今後の飛躍も期待されています。
昨シーズン冬の移籍市場終了間際に、推定移籍金8160万ユーロ(約105億円)でユベントスに加入し、後半戦はリーグ戦15試合で7得点を記録、シーズン終盤戦は少しペースは落ちてしまいましたが、新世代のエースとしての風格を見せつけ、今シーズンも負傷離脱もありながら、リーグ戦10試合に出場し6得点を上げています。
しかし、そんな新世代のエースにも引き抜きの噂も上がっており、レヴァンドフスキが抜け、絶対的なエースを探し求めるバイエルン・ミュンヘンやパリ・サンジェルマンなどが獲得に関心を寄せているようです。
カギとなるのはチャンピオンズリーグ出場権を獲得出来るかどうかになりそうですが、虚偽会計問題によるペナルティーが科されれば、財政上放出せざるを得なくなるかもしれません。
昨シーズン、多額の移籍金を費やし、多くのクラブとの争奪戦を制し獲得した新世代のエースストライカーを、ユベントスとしてはこんなに早く放出するわけにはいかないですが、状況次第では放出の可能性も高くなるでしょう。
1億ユーロ(約142億円)以上のオファーが最低条件になると予想されますが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、2023年冬のユベントスの最新移籍情報と補強ポイント、狙っていると噂の獲得候補選手、退団が噂される選手を取り上げました。
今シーズン前半戦は、リーグ戦では勝ち点を積み重ねられず、一時は8位まで沈みましたが、6連勝と持ち直し、3位まで上がってきました。
首位ナポリとは勝ち点差10ptを付けられていますが、直接対決はまだなく、巻き返しも期待できるでしょう。
まずは1/13(日本時間)に行われるセリエA第18節アウェーでのナポリ戦で勝利し、勝ち点差を詰めていきたいですね。
チャンピオンズリーグはグループステージ敗退に終わりました。収支面だけでなく、クラブのプライドも傷つける大きな痛手となってしまいましたが、ここは切り替えて、ヨーロッパリーグでの上位進出に期待したいですね。
決勝トーナメントプレーオフでは、ナントとの対戦が決定しています。
あとは、役員総辞職に関連したスキャンダルの影響がどこまで及ぶかにもよります。
2006年のカルチョ・スキャンダルでは、2部降格、主力選手の退団など、クラブに大きな影響を及ぼし、再建までに時間がかかりました。
今回も何らかの処分が下されれば、主力選手の流出など、チームに大きな影響が及ぶ可能性も否めません。
2シーズン連続でスクデットを逃している中、スカッドに及ぶ影響を何とか最小限にとどめたいところですね。
とはいえ暗い話題ばかりでなく、怪我明けの主力選手の復帰や、ミレッティやファジョーリ、イリングなど若手の台頭といった明るい話題もあります。
この冬の移籍市場で戦力を増強し、そして後半戦からの巻き返しで、3シーズンぶりのスクデット奪還に期待しましょう!
他に気になるチームはありますか?
プレミアリーグ(イングランド)
ブンデスリーガ(ドイツ)
リーガエスパニョーラ(スペイン)
セリエA(イタリア)
リーグアン(フランス)
いつもありがとうございます!
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