第101回高校サッカー選手権2022福岡予選の日程まとめ!優勝候補や注目選手も調査!

高校サッカーファンの皆さん、こんにちは。

 

冬の選手権に向けて、全国各地で本格的に予選が始まり、都道府県によっては予選も佳境を迎え、出場校決定まであと少しのところもあります。

強豪校が順当に勝ち上がっている都道府県もあれば、番狂わせが起こった都道府県もあり、出場校全てが揃うまで、楽しみですね。

いよいよ選手権に向けて、熱が高まってきました!

今回は、九州最大の激戦区、福岡県予選についてお伝えしていきます。

 

福岡県は選手権優勝回数3回を誇り、長崎県(7回)に次ぎ、九州で2番目に多い優勝回数です。その3回は全て東福岡高が成し遂げ、多くのプロ選手を輩出してきました。

最新では、第94回大会(2015年度)に選手権優勝を果たし、福岡県内で絶対的な存在となっていた東福岡ですが、ここ2年は新興勢力の台頭もあり、東福岡を脅かす存在も多くなっています。

今夏のインターハイ予選は九州国際大付が優勝し、インターハイでも1勝をあげるなど、福岡県はどこが勝ち上がっても全国の舞台で互角に戦える実力校が揃った群雄割拠の激戦区となっており、どこが選手権の出場権を掴むのか、最後まで目が離せません!

 

という事で今回の記事は

  • 全国高校サッカー選手権2022福岡予選の日程
  • 全国高校サッカー選手権2022福岡予選の組み合わせ
  • 全国高校サッカー選手権2022福岡予選の優勝候補
  • 全国高校サッカー選手権2022福岡予選の注目選手
  • まとめ

という順番でお伝えしていきます。

全国高校サッカー選手権2022福岡予選の日程

全国高校サッカー選手権2022福岡予選の日程は以下の通りです。

 

第一次予選

1回戦

2022年7月23日(土)、24日(日)

 

2回戦

2022年7月25日(月)、26日(火)

 

決勝

2022年7月27日(水)、28日(木)

 

 

第二次予選

1回戦

2022年10月8日(土)、9日(日)

 

2回戦

2022年10月16日(日)

 

3回戦

2022年10月22日(土)、23日(日)

 

準々決勝

2022年10月29日(土)、30日(日)

 

準決勝

2022年11月5日(土)

 

決勝

2022年11月12日(土)

 

 

 

全国高校サッカー選手権2022福岡予選の組み合わせ

令和4年度 第101回全国高校サッカー選手権福岡大会 第一次予選 結果 (参照:福岡県サッカー協会HPより)

令和4年度 第101回全国高校サッカー選手権福岡大会 第ニ次予選 組み合わせ (参照:福岡県サッカー協会HPより)

 

第二次予選

1回戦

No 月 日 対 戦 カ ー ド
1 10/8 嘉穂東 5 × 1 中間
No 月 日 対 戦 カ ー ド
10/8 福岡舞鶴 4 × 0 春日
No 月 日 対 戦 カ ー ド
10/8 福岡西陵 3 × 2 星琳
No 月 日 対 戦 カ ー ド
10/8 北九州 1 × 1 福翔 (PK 12-11)
No 月 日 対 戦 カ ー ド
10/9 新宮 0 × 3 九産大九州
No 月 日 対 戦 カ ー ド
10/9 折尾愛真 5 × 0 八幡工
No 月 日 対 戦 カ ー ド
10/9 福智 4 × 1 八女
No 月 日 対 戦 カ ー ド
10/9 筑紫台 3 × 0 武蔵台

 

 

2回戦

No 月 日 対 戦 カ ー ド
10/16 嘉穂東 3 × 1 福岡舞鶴
No 月 日 対 戦 カ ー ド
10 10/16 福岡西陵 2 × 0 北九州
No 月 日 対 戦 カ ー ド
11 10/16 九産大九州 1 × 2 折尾愛真
No 月 日 対 戦 カ ー ド
12 10/16 福智 1 × 4 筑紫台

 

 

3回戦

No 月 日 対 戦 カ ー ド
13 10/22 嘉穂東 1 × 7 福岡大若葉
No 月 日 対 戦 カ ー ド
14 10/22 高稜 2 × 1 福岡西陵
No 月 日 対 戦 カ ー ド
15 10/23 折尾愛真 0 × 6 東海大福岡
No 月 日 対 戦 カ ー ド
16 10/23 希望が丘 2 × 1 筑紫台

 

 

準々決勝

No 月 日 対 戦 カ ー ド
17 10/29 九州国際大付 3 × 1 福岡大若葉
No 月 日 対 戦 カ ー ド
18 10/29 高稜 0 × 2 飯塚
No 月 日 対 戦 カ ー ド
19 10/30 筑陽学園 1 × 2 東海大福岡
No 月 日 対 戦 カ ー ド
20 10/30 希望が丘 0 × 4 東福岡

 

 

決勝

No 月 日 対 戦 カ ー ド
21 11/5 九州国際大付 0 × 3 飯塚
No 月 日 対 戦 カ ー ド
22 11/5 東海大福岡 0 × 3 東福岡

 

 

決勝

No 月 日 対 戦 カ ー ド
23 10/30 飯塚 1 × 0 東福岡

飯塚高校が選手権初出場を決めました。

 

 

 

全国高校サッカー選手権2022福岡予選の優勝候補

福岡予選の優勝候補として挙げたい高校は、「東福岡」「九州国際大付」「東海大福岡」の3校です。

 

【東福岡】

まず優勝候補に挙げるのは、選手権優勝3回を誇る全国屈指の強豪校、東福岡です。

 

選手権では第94回大会(2015年度)の優勝をはじめ、2010年代に入っても、第92回大会(2013年度)から6年連続で出場し、現在も選手権予選2連覇中です。

しかし、インターハイでは、昨年は飯塚に準決勝で敗れ、今年度も東海大福岡に準々決勝で敗れ、2年連続で出場権を逃しています。

 

とはいえ、今年度のプレミアリーグWESTでは12チーム中8位につけるなど、九州また全国でもトップクラスのチーム力を有しています。

インターハイ予選では、U-17日本代表候補であり、チームのキャプテンを務めるGK須田純弥や背番号10を背負う下川翔世など、主力の離脱やコンディション不良もあり、チームの戦力が完全に揃っていなかった事で不本意な結果となってしまった為、選手権予選では巻き返しが期待されます。

まずは、インターハイ予選の雪辱を晴らすことが目標になりますが、ここ2年の選手権では、3回戦、そして2回戦敗退と悔しい思いを味わっており、選手権で優勝を争う位置まで食い込めるかどうかも注目ですね。

 

 

【九州国際大付】

次に優勝候補に挙げるのは、今夏のインターハイ予選王者の九州国際大付です。

 

これまでは主要大会でベスト8、ベスト4に進んだものの、東福岡をはじめ県内の強豪校に全国行きを阻まれてきましたが、今夏のインターハイ予選では、決勝戦で飯塚との12人目まで持ち込んだPK戦の激闘を制し見事初優勝し、地元開催の2013年以来(準優勝で出場)2回目のインターハイ出場となりました。

インターハイでは、前回の選手権ベスト4の関東一を初戦で破りましたが、2回戦で湘南工大附に敗れてしまいました。

それでもプリンスリーグ九州では、神村学園に次いで高体連では2番目となるリーグ3位に付けており、九州でもトップクラスのチーム力を有しています。

 

チームの特徴は、キャプテンのCB米山凛やGK與田和也を中心とした堅守が挙げられ、身を投げ出し、ボールに食らいつく守備をチーム全体として徹底させています。

また球際、切り替え、運動量をチームの三原則として掲げ、攻撃的MFの濱田大夢や、インターハイでもゴールを決めたFW山本悠太らが、試合の展開を上手く読み、流れを変える働きをします。

過去2回、選手権には出場していますが、最高成績は2回戦と、全国の壁にぶつかっています。

しかし、今年度のチームは選手権で過去最高の成績を収められると高い期待をかけられています。

激戦区福岡を、インターハイ予選のような粘り強さで勝ち抜くことは出来るのか注目です。

 

 

【東海大福岡】

最後に優勝候補に挙げるのは、選手権出場14回を誇る伝統校、東海大福岡です。

 

今夏のインターハイ予選準々決勝では、優勝候補筆頭の東福岡を破りましたが、準決勝で九州国際大付に敗れ、惜しくもインターハイ出場とはなりませんでした。

しかし東福岡戦では、前線からの激しいプレスとロングボールから裏を狙う戦術を徹底したスタイルを貫き、全国屈指の強豪と互角に渡り歩き、見事勝利を収めました。

東福岡戦で見せた前線からの激しいプレスに加え、選手権予選では小刻みにパスを繋ぐ展開の速い攻撃的なサッカーも見せ、対戦相手により戦術やスタイルを柔軟に変え対応できるところは伝統校の強みといえるでしょう。

 

1977年から45年に渡り指導してきた平清孝総監督が今年3月末で勇退し、新たな転換期を迎えた今年度は、インターハイ予選で東福岡を破るなど、久々の全国に向けての期待も高まっています。

第91回(2012年度)以来10年ぶり、現校名では初の選手権出場となるか注目です。

 

 

 

全国高校サッカー選手権2022福岡予選の注目選手

ここからは福岡予選の注目選手をご紹介していきます。

 

【須田 純弥(すだ じゅんや)】

東福岡の3年生でU-17日本代表候補にも選ばれた、高校屈指のGKです。

 

抜群のセービング能力とハイボール処理能力の高さを誇り、1年生時からU-15日本代表候補にも選ばれ、トップチームのメンバー入りも果たし、2年生時では東福岡の正GKを務めていました。

しかし、前回の選手権1回戦の試合前練習で肩を脱臼し、長期離脱となり、インターハイ予選も出場出来ませんでした。

しかし、7月10日に行われたプレミアリーグWEST清水エスパルスユース戦で復帰して以降、チームはプレミアリーグWESTで6戦負けなしの状態で、大量失点で敗れることも多かったチームの守備を安定させる働きを見せています。

 

インターハイ予選で不在だった頼れるチームの砦が復帰し、選手権での巻き返しに向けて大きな期待が寄せられています。

新チームでキャプテンに就任して以降、長期離脱となり、もどかしい日々を過ごしていましたが、プレーで見せるだけでなく、最後方からチームを鼓舞し、勝利へと導いていくことでしょう。

世代屈指の守護神の活躍にも注目ですね。

 

 

【浦 十蔵(うら じゅうぞう)】

東福岡の3年生で世代屈指のスピードを持つサイドアタッカーです。

 

中学時代はサガン鳥栖U-15で全国制覇を経験し、U-15日本代表候補にも選出された経歴を持ち、東福岡入学後も50m5秒80という世代屈指のスピードを武器に、右サイドのレギュラーに定着していきました。

味方もの快足を信じオープンスペースにボールを放り込み、相手も驚くほどの快足を飛ばしボールに追いつき、積極的にサイドから仕掛けチャンスメイクしていきます。

また守備の戻りも速く、豊富な運動量でサイドを躍動します。

 

前回の選手権では2回戦で敗退し、悔しい思いを味わい、飛躍を誓った今年度ですが、インターハイ予選で敗れ、またしても悔しい思いを味わう結果となってしまいました。

圧倒的なスピードに自信を持つものの、仕掛けの面や逆サイドからのボールを決めきる得点力、守備面での対応など、自身に課題を課し、レベルアップして最後の大舞台となる選手権に臨みます。

東福岡森重潤也監督も「スピードは桁違い」と評価するサイドアタッカーは、“赤い彗星”と称される東福岡の攻撃の中心的な存在となって、チームを全国へと導く活躍を見せることが出来るのか注目です。

 

 

【濱田 大夢(はまだ ひろむ)】

九州国際大付の3年生で、勝負所で決めてくれる、頼れるエースです。

 

堅守を売りとする九州国際大付のトップ下を務め、前線でボールキープしたり、技術の高いドリブルで積極的にチャンスメイクしていくなど、九州国際大付の攻撃のスイッチを入れる役割を果たします。

また、インターハイ予選では、準決勝の東海大福岡戦では終了間際に決勝点を決め、決勝の飯塚戦では、後半に同点となる直接FKを決めるなど、勝負所で決める決定力の高さも大きな武器です。

 

CBのキャプテン米山凛を中心とした堅守で、守備に重きを置かれる時間帯が多くなる中でも、チームのリズムをワンプレーで変える力を持っており、選手権予選でも日程が進んでいくにつれ、濱田のワンプレーで試合が一気に決定づけられることもあるでしょう。

九州国際大付の頼れるエースは、チームを勝利に導く決定的な働きをして、インターハイに続き、チームを全国へと導くことが出来るのか注目です。

 

 

【久保 敬太(くぼ けいた)】

東海大福岡の3年生で背番号10を背負うチームの攻撃の柱です。

 

3月まで指揮を執っていた平清孝元総監督も、「技術的に高い。運動量もある。」と評価し、トップ下としてチームの攻撃を組み立てるだけでなく、自らも積極的にゴールを狙っていきます。

ボールを扱う技術の高さや視野の広さ、状況判断の良さなどを発揮し、新チームでも攻撃の柱としての責任を感じ、チームに対して積極的に声を出し、プレーだけでなくメンタル面でもチームを引っ張る役割を果たしています。

 

インターハイ予選では東福岡を破る波乱を見せた東海大福岡ですが、強豪相手にも積極的にゴールを狙ったり、正確なパスを供給し、チームの攻撃を組み立てるなど、10番久保の働きの貢献度は非常に大きく、互角に渡りあっていました。

チームの戦術に関係なく、しっかり合わせたプレーを見せ、チームにおいて欠かせない存在となっています。

東海大福岡は、選手権予選準々決勝で筑陽学園と激突します。

準々決勝の4カードの中では最も拮抗した戦いといえるでしょう。

相手の強みを消し、粘り強く戦う伝統校の力を見せ、現校名では初の選手権へと導くことが出来るのか注目です。

 

 

【藤井 葉大(ふじい ようた)】

飯塚高の2年生で今年U-16日本代表にも選出された、攻撃的な左サイドバックです。

 

中学時代はボランチ、高校進学後もFWで起用されていましたが、新チームになってからは左サイドバックにコンバートされ、一気に才能が開花し、今年3月には飯塚高初の世代別の日本代表候補に選ばれ、10月にはU-17アジアカップ2023予選の日本代表メンバーにも選出されました。

身長180㎝とサイドバックとしては大柄なサイズと強烈な左足を武器とし、自ら積極的にゴールを狙っていくだけでなく、正確なクロスも供給し、相手チームの脅威となっています。

守備対応の粘り強さもあり、左サイドを上下運動していく豊富な運動量も兼ね備えています。

 

インターハイ決勝では、PK戦の激闘の末、準優勝に終わるという悔しい結果になりましたが、今年度の戦いぶりや代表での経験を通し、運動量と攻撃参加の迫力に自信を持った一方、自ら課題を課して更なるレベルアップを誓っています。

選手権予選で優勝し、晴れて全国の大舞台で躍動し、その名をとどろかせることが出来るのか注目です。

 

 

【北野 真平(きたの しんぺい)】

筑陽学園の3年生で高い身体能力とサッカーセンスを持つMFです。

 

中学時代はサガン鳥栖U-15で全国制覇を経験し、高校は中学から通っていた筑陽学園にそのまま進学し、1年生の代からチームの主力として活躍してきました。

高い身体能力を生かし、対人の強さやボール奪取力の高さを見せ、長短の正確なパスを供給するだけでなく、強烈なミドルシュートを放つなど、積極的に攻撃参加もしていきます。

 

守備面や体力面では課題も残しつつも、高校生活において着実にレベルアップし、同じく1年生の代から主力として活躍しているボランチの杉森隼人瀬戸千太郎らと共に切磋琢磨し、激戦区福岡の中でもひときわ目立つ存在となってきました。

とはいえ、なかなか全国への切符を掴めず、最後のチャンスとなる選手権予選にかける強い思いを抱いていることでしょう。

激戦区福岡を制し、悲願の全国への切符を掴むことが出来るのか注目です。

 

 

 

まとめ

いかがでしたか。

 

今回は全国高校サッカー選手権2022福岡県予選の日程と組み合わせに加えて、優勝候補、注目選手をご紹介しました。

 

優勝候補には、今年度福岡県から唯一プレミアリーグWESTに参加している東福岡、インターハイ予選王者の九州国際大付、今夏のインターハイ予選で東福岡を破った、選手権出場14回の伝統校、東海大福岡を挙げました

福岡県大会もベスト8まで進みましたが、先ほど挙げた優勝候補の3校に加え、昨年のインターハイ出場校の飯塚、プリンスリーグ九州に参加している筑陽学園、インターハイ予選ベスト8の福岡大若葉希望が丘高稜と、ほぼインターハイ予選と同じ顔触れとなっています。

 

今夏のインターハイ予選では東福岡東海大福岡に敗れるという波乱が起こりましたが、今回の選手権予選も、東福岡を軸に優勝争いが展開されてゆくことでしょう。

東福岡の巻き返しとなるのか、それとも東福岡を破り、全国の切符を掴む高校が出てくるのか、最後まで目が離せません。

注目選手は、東福岡須田純弥選手、浦十蔵選手、九州国際大付濱田大夢選手、東海大福岡久保敬太選手、飯塚藤井葉大選手、筑陽学園北野真平選手をご紹介しました。

九州随一の激戦区、福岡県予選を制し、本大会での躍進を果たすのはどこのチームになるか楽しみですね。

いつもありがとうございます!

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