第101回高校サッカー選手権2022広島予選の日程まとめ!優勝候補や注目選手も調査!

高校サッカーファンの皆さん、こんにちは。

 

冬の選手権に向けて、全国各地で本格的に予選が始まっています。

都道府県によっては予選も佳境を迎え、出場校決定まであと少しのところもあります。

いよいよ選手権に向けて、熱が高まってきましたね!

 

今回は、中国・四国地方で最大規模の予選が行われる激戦区、広島県予選についてお伝えしていきます。

広島県は選手権優勝回数9回を誇り、中国地方で選手権優勝を経験している唯一の県です。

最新では、第87回大会(2008年度)に広島皆実が、現日本代表の大迫勇也(神戸)を擁する鹿児島城西を破り、優勝を成し遂げました。

しかし近年は、前回の選手権ベスト4の高川学園(山口県)や、昨年のインターハイ準優勝の米子北(鳥取県)、立正大淞南(島根県)、岡山学芸館(岡山県)など、中国地方各県を代表する実力校が全国でも実績を残し、広島県勢は中国地方の中で少し存在感が薄くなっている印象です。

それでも中国・四国地方で最大規模を誇る広島県は、中国地方の各県とは異なり、2・3校の有力校を軸にしつつも、それに続く勢力に大きな実力差は無く、群雄割拠の激戦区となっており、どこが選手権の出場権を掴むのか、最後まで目が離せません!

 

という事で今回の記事は

  • 全国高校サッカー選手権2022広島予選の日程
  • 全国高校サッカー選手権2022広島予選の組み合わせ
  • 全国高校サッカー選手権2022広島予選の優勝候補
  • 全国高校サッカー選手権2022広島予選の注目選手
  • まとめ

という順番でお伝えしていきます。

全国高校サッカー選手権2022広島予選の日程

全国高校サッカー選手権2022広島予選の日程は以下の通りです。

 

ブロック予選

1回戦

2022年8月27日(土)、28日(日)

 

2回戦

2022年9月3日(土)

 

決勝

2022年9月4日(日)

 

決勝トーナメント

1回戦

2022年10月30日(日)

 

準々決勝

2022年11月6日(日)

 

準決勝

2022年11月12日(土)

 

決勝

2022年11月20日(日)

 

 

 

全国高校サッカー選手権2022広島予選の組み合わせ

第101回 全国高校サッカー選手権大会 広島県大会 1次トーナメント 結果 (参照:広島県サッカー協会HPより)

第101回 全国高校サッカー選手権大会 広島県大会 決勝トーナメント 組合せ (参照:広島県サッカー協会HPより)

 

決勝トーナメント1回戦

No 月 日 対 戦 カ ー ド
1 10/30 瀬戸内 1 × 2 山陽
No 月 日 対 戦 カ ー ド
10/30 福山葦陽 0 × 4 如水館
No 月 日 対 戦 カ ー ド
10/30 崇徳 3 × 0 福山明王台
No 月 日 対 戦 カ ー ド
10/30 広島工大高 1(4PK5)1 広島国際学院
No 月 日 対 戦 カ ー ド
10/30 沼田 2 × 1 広島国泰寺
No 月 日 対 戦 カ ー ド
10/30 広島城北 0 × 4 広島翔洋
No 月 日 対 戦 カ ー ド
10/30 銀河学院 1(1PK4)1 呉港
No 月 日 対 戦 カ ー ド
10/30 広島新庄 1 × 2 広島皆実

 

 

準々決勝

No 月 日 対 戦 カ ー ド
11/6 山陽 2 × 1 如水館
No 月 日 対 戦 カ ー ド
10 11/6 崇徳 1 × 2 広島国際学院
No 月 日 対 戦 カ ー ド
11 11/6 沼田 2 × 0 広島翔洋
No 月 日 対 戦 カ ー ド
12 11/6 呉港 1 × 10 広島皆実

 

 

準決勝

No 月 日 対 戦 カ ー ド
13 11/12 山陽 1 × 2 広島国際学院
No 月 日 対 戦 カ ー ド
14 11/12 沼田 0 × 3 広島皆実

 

 

決勝

No 月 日 対 戦 カ ー ド
15 11/20 広島国際学院 1(1PK2)1 広島皆実

広島皆実高校が2年ぶり17度目の選手権出場を決めました。

 

 

 

全国高校サッカー選手権2022広島予選の優勝候補

広島予選の優勝候補として挙げたい高校は、「瀬戸内」「広島皆実」「沼田」の3校です。

 

【瀬戸内】

まず優勝候補に挙げるのは、前回の選手権、そして今夏のインターハイと連続出場中の瀬戸内です。

 

選手権出場回数は2回とまだ実績は浅いものの、初出場した第97回大会(2018年度)はベスト4に進出と躍進しました。

インターハイは通算8回出場し、今夏のインターハイでは1回戦で今治東中等教育学校に2-0で勝利したものの、2回戦は前回の選手権準優勝の強豪大津高に一時は同点に追い付きながら、惜しくも敗れてしまいました。

近年はプリンスリーグ中国でも上位に食い込み、広島県内でトップのチーム力を有しています。

 

OBの安部裕葵(現バルセロナB)に代表されるように、瀬戸内はテクニックの高い選手が多く揃い、パスを繋いでゴールを狙うポゼッションサッカーを主体とし、今年度のチームもU-17高校選抜のボランチ江川楓や、同じくU-17高校選抜でチームのキャプテンを務めるFW澤田佳憲、高いスプリント力が武器のFW野上凌雅などを中心に、ポゼッションスタイルを継承しています。

加えて、全国の大舞台を経験し、苦しい展開でも局面を打開できる力も増し、チームとして成熟度を増しています。

 

昨年度は広島県内で公式戦無敗と強さを誇った瀬戸内ですが、全国ではわずか1勝しか出来ず、今夏も強豪相手に惜しいところまで行きましたが1勝にとどまりました。

最後の大舞台となる選手権に向けて、広島県内で強さを見せ、初戦敗退に終わった前回のリベンジを果たすことが出来るのか注目です。

 

 

【広島皆実】

次に優勝候補に挙げるのは、広島皆実です。

 

第87回大会(2008年度)の選手権優勝をはじめ、第77回大会(1998年度)に初出場して以降、選手権には16回出場し、インターハイも1999年大会の優勝をはじめ、15回出場と、広島の盟主の座に君臨し続けてきました。

しかし昨年のインターハイ予選、選手権予選、そして今夏のインターハイ予選といずれも瀬戸内の前に敗れ、苦汁を飲む結果となっています。

今年度のプリンスリーグ中国でも10チーム中9位と低迷し、8月20日の第7節サンフレッチェ広島ユース2nd戦以降、8連敗と苦しんでいます。

 

伝統の“堅守速攻”は影を潜める結果が続いていますが、司令塔の立通岳やストライカーの藤井颯天中谷颯太を中心に、攻守の切り替えが速いサッカーをチームコンセプトとしています。

インターハイ予選決勝でも、瀬戸内相手に一時はリードを奪い、後半中盤まで堅い守備を見せてきました。

瀬戸内の最大のライバルとして、今大会も熱い戦いが見せてくれることでしょう。

「強い皆実を取り戻したい」という思いは、今大会より一層強く、3大会連続で瀬戸内に敗れている中、この選手権予選で瀬戸内に雪辱を晴らし、再び全国の舞台へ戻ることが出来るのか注目です。

 

 

【沼田】

最後に優勝候補に挙げるのは、沼田高です。

 

選手権出場3回を誇る実力校で、前回の選手権予選、今夏のインターハイ予選ともにベスト4まで進出し、安定した実績を収めています。

特に目立った存在はいないものの、チーム全体として、攻守の切り替えの速さや球際での強さを意識し、広い視野と豊富な運動量で連携し、予選では二桁得点を記録する試合もあるほど、攻撃的なチームとなっています。

2強に次ぐ第三勢力の筆頭ともいえる存在でしょう。

 

前回の選手権予選、そして今夏のインターハイ予選準決勝では、いずれも瀬戸内の前に敗れていますが、組み合わせからすると、瀬戸内とは決勝までぶつかることはありません。

まずは、準決勝でおそらく広島皆実とぶつかると予想されますが、広島皆実を撃破し、瀬戸内にリベンジを果たし、悲願の全国行きを実現することが出来るのか、ダークホースの活躍にも期待です。

 

 

 

全国高校サッカー選手権2022広島予選の注目選手

ここからは広島予選の注目選手をご紹介していきます。

 

【江川 楓】

瀬戸内高の3年生でチームの心臓ともいえるゲームメーカーです。

 

前回の選手権終了後にU-17高校選抜に選出され、チームでは不動のボランチとして、視野の広さ、足元の技術の高さ、パス精度の高さ、豊富な運動量、ポジショニングセンスの高さを生かし、瀬戸内の攻撃のスイッチを入れる役割を果たします。

また時には積極的に前線に絡み、得点を奪っていきます。

 

インターハイ2回戦の大津高戦では、1点ビハインドの後半30分に間接FKから鮮やかなコントロールシュートを決め、選手権準優勝の大津高に食らいつきました。

結果として敗れはしたものの、「得点を意識していた」とコメントしていた江川は、最後の大舞台となる選手権に向けて更なるレベルアップを誓っていました。

ポゼッションサッカーを志向する瀬戸内において、江川の存在は不可欠なものといえるでしょう。

瀬戸内のサッカーを最大限発揮するかは、江川のパフォーマンスにかかっています。

チームの心臓ともいえるゲームメーカーの活躍に注目です。

 

 

【澤田 佳憲

瀬戸内高の3年生でチームのキャプテンを務めるエースストライカーです。

 

江川と同じく、前回の選手権終了後にU-17高校選抜に選出され、チームでは背番号10を背負っている攻撃の柱です。

ポジショニングセンスや裏への抜け出し、ドリブル技術の高さを生かし、ゴールを奪うだけでなく、下がり目の位置でボールをキープして、チームのポゼッションサッカーを推進させる働きもすることができます。

 

インターハイでも1得点を奪いましたが、チームは惜しくも2回戦で敗退し、背番号10を背負うキャプテンは最後の大舞台となる選手権に向けて、「自分が得点してチームを勝たせたい。スーパーな選手となれるように頑張りたい」と意気込んでいます。

瀬戸内の攻撃の中心ともいえる頼れるキャプテンは、選手権に向けてチームを鼓舞するだけでなく、自らも決定的な仕事をすることが出来るのか注目です。

 

 

【藤井 颯天】

広島皆実の3年生で高いテクニックとスピードを有するストライカーです。

 

昨年度からチームのレギュラーを務め、今年度はキャプテンの中谷颯太と共に2トップを組みます。

サイドに流れてからの仕掛けやポジショニングセンスの高さを武器としつつも、ポストプレーを得意とするキャプテンの中谷が不在の時には、自ら下がりポストプレーをして、攻撃の流れを作る役割も果たします。

 

昨年度はレギュラーとしてプレーしつつも、全国には届かず、「強い皆実を取り戻したい」と人一倍熱い思いを抱いています。

プリンスリーグ中国では苦しい戦いを強いられていますが、要所要所でゴールを決め、攻撃面でチームを引っ張らなければと高い意識を持って、最後の大舞台に向けて臨みます。

チームの頼れるエースの働きにより、最大のライバル瀬戸内を破り、悲願の全国返り咲きとなるのか注目です。

 

 

【立通 岳】

広島皆実の3年生でチームの司令塔として活躍するMFです。

 

主にボランチやトップ下を主戦場としつつ、1タッチプレーやキックの精度の高さにより、チームの攻撃の流動性を保たせる役割を果たします。

積極的にボールに関わっていくことが出来る豊富な運動量で、ボールを落ち着かせることも出来、広島皆実仲本洋平監督も「彼が前を向いてプレーできていればウチの流れ」と語るなど、チームから全幅の信頼を得ています。

 

全国大会の出場はないものの、全国の強豪との戦いで、1タッチプレーやプレースキックなど、自身の武器が全国でも通用するという自信を持ち、あとは全国への切符を掴むという結果が伴うのみとなっています。

瀬戸内の前に悔しい思いを味わい、最後の大舞台となる選手権にかける思いも強いことでしょう。

チームの好不調のカギを握る司令塔の活躍にも注目ですね。

 

 

【山田 満一ムヤヤ】

崇徳高の3年生で高い身体能力を誇るセンターバックです。

 

昨年のインターハイ予選、39年ぶりに決勝進出を果たした崇徳高で、2年生ながら堂々たるプレーを見せ、結果として瀬戸内に敗れはしたものの、大きなインパクトを残しました。

身長186㎝の高身長とストライドの長さを生かした空中戦の強さと強烈なタックルは相手に脅威を与え、瀬戸内の攻撃を防いでいました。

コンゴ民主共和国出身の父親と日本人の母親の間に生まれた山田は、高い跳躍力や球際での足の伸びなど、日本人離れした身体能力の高さを生かし、対人での抜群の強さを見せます。

しかし、ビルドアップなど攻撃での組み立てなどには課題を感じており、更なるレベルアップに意気込んでいます。

 

今夏のインターハイ予選は、準々決勝で広島国際学院に1点差で敗れてしまいました。

最後の大舞台に向けて、成長途上のディフェンスリーダーはどこまで進化を遂げるのか、チームの勝ち上がりと共に注目ですね。

 

 

【小川 瑛慎】

広島工大高の3年生でチームの司令塔として活躍するMFです。

 

今年3月に行われた中国高校新人大会に2年連続で出場し、1回戦では西京高に4-0で勝利、中国新人大会初白星を上げました。

惜しくも2回戦では、米子北に1-2で敗れたものの、チームの司令塔である小川は、パスをしっかり繋いで攻撃を組み立てていく広島工大高のサッカーにおいて、攻撃の起点、ボールの経由地点となり、欠かせない存在となっています。

就任2年目の高木一宏監督は、「セットプレーでも、ビルドアップでも、カウンターでも取れないと、どんな相手にも通用しない」と語り、1パターンではなく、多彩な攻撃パターンを見せる攻撃的なサッカーを志向する広島工大高ですが、ボールの引き出しや捌きに絶対の自信を持つ司令塔の小川は、どんな攻撃パターンでも必ず関与し、チームの攻撃を活性化させます。

 

インターハイ予選はまさかの地区予選敗退となりましたが、選手権ブロック予選では、選手権4回出場の広島観音を破り、決勝トーナメントに進出しました。

広島県の高校サッカーに新たな風を吹き込む勢力として、広島工大高、そして司令塔の小川の活躍に注目ですね。

 

 

 

まとめ

いかがでしたか。

 

今回は全国高校サッカー選手権2022広島県予選の日程と組み合わせに加えて、優勝候補、注目選手をご紹介しました。

 

優勝候補には、選手権、インターハイと連続出場の瀬戸内、選手権優勝1回を誇る広島皆実、前回の選手権予選、そして今夏インターハイ予選ベスト4の沼田を挙げました

その他、インターハイ予選ベスト4で、県U-18リーグで首位に立つ広島国際学院、昨年のインターハイ予選準優勝の崇徳、インターハイ予選ベスト8の如水館広島翔洋銀河学院広島工大高広島新庄といった実力校が選手権の切符を争うことになるでしょう。

前回の選手権予選、今夏のインターハイ予選に続いて瀬戸内広島皆実の一騎打ちとなるのか、それとも2強の壁を破り、決勝まで進出してくる高校が出てくるのか、最後まで目が離せません。

 

70年代から80年代は広島工、90年代から2000年代は広島皆実が、広島県の盟主の座に君臨してきましたが、今回の大会で、瀬戸内が選手権予選を優勝し、3大会連続で出場して、新時代の広島の盟主になるのか、転換点ともいえる大会となるかもしれません。

注目選手は、瀬戸内江川楓選手、澤田佳憲選手、広島皆実藤井颯天選手、立通岳選手、崇徳山田満一ムヤヤ選手、広島工大高の小川瑛慎選手をご紹介しました。

広島県予選を制し、本大会での躍進を果たすのはどこのチームになるか楽しみですね。

いつもありがとうございます!

コメント

タイトルとURLをコピーしました