リバプール2023夏の最新移籍情報まとめ!補強ポイントや狙ってると噂の獲得候補・退団選手リストも調査!

KOPの皆さん、こんにちは。

 

昨シーズンは、プレミアリーグはマンチェスター・シティとのハイレベルな優勝争いが繰り広げましたが、惜しくも勝ち点1pt差の2位でフィニッシュ。

チャンピオンズリーグも3シーズンぶりに決勝まで進出しましたが、レアル・マドリードに惜しくも敗れ、あと一歩のところでタイトルに手が届かず、四冠の期待をかけられていた中で、FAカップ、カラバオカップの二冠に終わったものの、シーズン終盤までタイトル戦線に残り、昨シーズンは過去類を見ない充実したシーズンを送りました。

 

2026年夏まで契約延長したクロップ監督の下、8シーズン目を迎え、この夏の移籍市場では、多くのビッククラブとの争奪戦を制しベンフィカからダルウィン・ヌニェスを獲得し、フラムからファビオ・カルバーリョも獲得しました。

その一方、これまでリバプールの得点源として活躍してきたマネバイエルン・ミュンヘンに移籍し、南野オリギも退団し、前線の入れ替えが行われました。

 

前線の積極的な補強に比べ、他のポジションでは大きな動きはなく、シーズン開幕から、中盤に負傷者が続出し、その影響からか、開幕3戦未勝利という苦しい滑り出しとなりました。

その後も大勝したかと思いきや、よもやの取りこぼしなどもあり、不安定で浮き沈みが激しく、ワールドカップ・カタール大会の中断期間を前にリーグ戦6位で折り返し、チャンピオンズリーグ・グループステージも2位で決勝トーナメント進出を決めましたが、昨シーズンの強さを比べると物足りない結果になっていました。

カタールW杯の中断期間から再開後のリーグ戦もその流れは変わらず、再開直後のリーグ戦は2連勝を飾ったものの、その後4試合は1分け3敗、その後5試合は4勝1分けとまた上がっていくかと思いきや、その後4試合は2分け2敗と、浮き沈みが激しくなかなか上位をうかがうことは出来ていませんでした。

またチャンピオンズリーグの決勝トーナメント1回戦ではいきなり昨シーズンのファイナルカードであるレアル・マドリードとの対戦となりましたが、1stレグで2-5の大敗を喫し、成す術無く敗退してしまいました。

 

しかし4/17のプレミアリーグ第32節リーズ戦以降、リーグ戦6連勝を飾り、現在(5/11時点)リーグ戦5位に位置し、ようやく欧州カップ戦出場権獲得圏内に入ってきました。

3位ニューカッスル、4位マンチェスター・ユナイテッドとは1試合消化が多いものの、ニューカッスルとは3pt、マンチェスター・ユナイテッドとは1ptと、勝ち点差はわずかに迫っており、残り3試合で逆転でチャンピオンズリーグ出場権獲得圏内に入ってくる可能性もあります。

とはいえ、これまでリバプールの黄金期を支えた主力選手たちもベテランの域に入ってきました。

エースストライカーのサラーも30歳に入り、ここ数試合は好調をキープしていますが、序盤戦は不調に喘ぎ、得点を量産することが出来ませんでした。

またDFリーダーのファン・ダイクも守備でのミスも目立ち、批判にさらされることも多くなっています。

シーズン終了後の移籍市場でも、世代交代をテーマに掲げつつ、大規模な入れ替えが行われるかもしれません。

 

ということで、今回は我慢のシーズンからの巻き返しを図り、クロップ政権下で第2次黄金期を築こうとするリバプールの2023年夏

  • 最新移籍情報と補強ポイント
  • 狙っていると噂の獲得候補選手
  • 退団が予想される選手
  • まとめ

の順でお伝えしていきます。

最新移籍情報と補強ポイント

2023年夏のリバプールの補強ポイントとして、

  1. CMF
  2. DFラインの入れ替え

が挙げられるでしょう。

 

CMF

開幕当初、チアゴヘンダーソンチェンバレンナビ・ケイタら故障者が続出し、加えて37歳を迎えるミルナーをはじめ、ヘンダーソンは32歳、チアゴは31歳と高齢化が進んでいます。

今シーズン終了後には、ミルナーナビ・ケイタチェンバレンが契約満了を迎え、大幅な入れ替えが予想されるポジションです。

 

ハーヴェイ・エリオットカーティス・ジョーンズバイチェティッチらの台頭もありますが、主力を担うにはまだ時間がかかりそうで、チアゴのように展開力やパス精度の高さを持つCMFや、ヘンダーソンミルナーのような運動量やキャプテンシーを持ったCMFを獲得したいところです。

報道では、ライス(ウェストハム)やべリンガム(ドルトムント)といった人気銘柄の獲得に動いていましたが、高額な移籍金のため争奪戦から撤退したとあります。

高額な費用を1人に費やすのではなく、主力級のMFを2~3人獲得するのに費やす方針に変えたのかもしれませんね。

いずれにせよ何らかの動きはあるポジションでしょう。

 

 

DFラインの入れ替え

リバプール最終ラインに君臨し、ワールドクラスのCBへと成長したファン・ダイクも31歳を迎え、今シーズンは連携ミスやポジショニングでのミスが目立ち、かつてのような安心感が失われつつあります。

さらにファン・ダイクだけでなく、マティプも31歳になり、最終ラインには若い血を入れる必要性が強くなってきました。

ファン・ダイクの後継者となると重荷になるかもしれませんが、ポジション争いに割って入る程の実力者のCBを獲得しておきたいところですね。

 

 

 

狙っていると噂の獲得候補選手

では、挙げられた補強ポイントに沿って、狙っていると噂の獲得候補選手を取り上げます。

 

CMF

アレクシス・マック・アリスター(ブライトン/アルゼンチン代表) ← 加入決定

生年月日:1998年12月24日(24歳)
ポジション:CMF、OMF、DMF

パス精度と足元の技術の高さを誇り、密集した場面でも正確にボールを捌いていくだけでなく、チャンスと見るや、積極的にドリブルで仕掛けたり、シュートを打っていく、攻撃的なプレーヤーです。

守備面でも強度の強さを誇り、粘り強い対応を見せます。

カタールW杯ではアルゼンチン代表として、初戦を除く6試合に先発起用され、アルゼンチンの36年ぶりの優勝に貢献しました。

 

中盤の中央なら前でも後でもプレーできるユーティリティ性を持ち、昨シーズンは主に二列目のポジションで起用され、リーグ戦33試合に出場し、5得点2アシストを記録。

今シーズン、デ・ゼルビ監督就任後はカイセドとのダブルボランチに定着し、ここまでリーグ戦30試合に出場し、昨シーズンを超える10得点を記録しています。

 

ここ数シーズンのリーグでの活躍またW杯で一気に評価を高めたマック・アリスターは、各ビッグクラブからの関心を集める存在となり、リバプールをはじめ、マンチェスター・ユナイテッドマンチェスター・シティチェルシーも獲得に関心を示していますが、リバプールべリンガム(ドルトムント)の争奪戦から撤退し、マック・アリスターの獲得に優位に立っているとの報道もあります。

移籍金は7000万ポンド(約119億6000万円)とされ、リバプールは今後のプロジェクトと給与条件を提示し、獲得に向けた動きを活発化させているようです。

チアゴのような展開力に加え、機動力にも優れているマック・アリスターを獲得出来れば、リバプールとしても大きな補強となるでしょう。

ぜひとも獲得して、今後数シーズン、リバプールの中盤の柱として活躍を期待したいところですが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

ニコロ・バレッラ(インテル/イタリア代表)

生年月日:1997年2月7日(26歳)
ポジション:CMF、DMF、OMF

身長171㎝と小柄ながら、豊富な運動量でピッチを駆け回り、スペースへの動き出しや強烈なミドルシュートで積極的にゴールを狙っていきます。

また足元の技術の高さもあり、深い位置からゲームを作る“レジスタ”の役割を担うこともあり、対人守備での粘り強さも際立つ万能型のCMFです。

イタリア代表でも、EURO2020の優勝に貢献するなど、中心メンバーとして活躍しています。

 

2019年夏にインテルに加入後主力として活躍し、20-21シーズンと昨シーズンはリーグ戦36試合に出場、今シーズンもここまで(第34節終了時点)セリエAで32試合に出場し5得点7アシスト、準決勝まで残っているチャンピオンズリーグでも10試合に出場して3得点を記録しています。

2021年11月には、インテルとの契約を2026年6月末まで延長し、これからもインテルの主力としての活躍が期待されています。

 

しかし、財政難問題を抱えるインテルはこれまでの移籍市場でも主力の放出の噂が絶えず、チーム内で不動の地位を築いているバレッラにもビッククラブの触手が伸びてきています。

リバプール以外にも、パリ・サンジェルマンレアル・マドリードバレッラ獲得に関心を示しており、インテルは移籍金として7500万ポンド(約127億円)を要求する姿勢のようです。

リバプールのレジェンド、スティーブン・ジェラードバレッラのプレーを称賛し、リバプールに獲得を推しています。

ファビーニョの前のインサイドハーフでバレッラがいれば、これほど心強いものはないでしょう。

べリンガム獲得に費やす予定だった大金でマック・アリスターバレッラを獲得出来れば、十分すぎる補強となりますが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

ケフレン・テュラム(ニース/フランス代表)

生年月日:2001年3月26日(22歳)
ポジション:DMF、CMF、LMF

フランスW杯の優勝メンバーであり、かつてユベントスバルセロナでも活躍したフランス代表DFリリアン・テュラムを父に持ち、兄はボルシアMG所属のフランス代表FWマルクス・テュラムというサラブレットですが、父や兄と異なり中盤を主戦場とするCMFです。

今年3月にはフランス代表にも初招集され、これからの飛躍も期待されています。

 

190㎝前後の強靭なフィジカルと足元の技術の高さを武器に、狭い局面でもボールを奪われることなく、推進力の強いドリブルで前線にボールを運んでいくことが出来ます。

またリーチの長さを活かしたタックルでボールを奪い、危機察知能力の高さにも定評があります。

2019年7月にニースに加入し、翌シーズンから主力に定着し、今シーズンはここまで(第34節終了時点)リーグ・アンで全34試合に出場、カンファレンスリーグも全10試合に出場するなど、欠かせない主力となっています。

 

前述したマック・アリスターバレッラと比べると、国際舞台での実績やネームバリューも少ないですが、190㎝近い身長から、攻守においてダイナミズムをもたらす存在として、かなり貴重な選手だといえるでしょう。

初のビッククラブ挑戦というプレッシャーから、獲得はギャンブルという声もありますが、ポテンシャルは十分であり、獲得出来れば面白いかもしれません。

ニースとの契約は2025年6月末まで残しており、現在の市場価値(5/13現在)は3200万ユーロ(約47億5000万円)となっていますが、市場価値が跳ね上がる前に獲得することになるのでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

ライアン・グラッフェンベルク(バイエルン・ミュンヘン/オランダ代表)

生年月日:2002年5月16日(20歳)
ポジション:CMF、DMF

190㎝近い長身と柔らかなタッチでボールを扱う足元の技術の高さから、“Nextポグバ”とも評されるオランダ期待の若手CMFです。

10代ながら、昨シーズンまで所属していたアヤックスでは20-21シーズンは32試合、昨シーズンは30試合に出場し、チームの主力として活躍していました。

今シーズン開幕前、多くのビッククラブの争奪戦の末、バイエルン・ミュンヘンが5年契約、移籍金2500万ユーロ(約35億円)で獲得しましたが、キミッヒゴレツカの牙城を崩すには至らず、ここまでリーグ戦(第31節終了時点)21試合に出場していますが、スタメン起用はわずか2試合のみと、苦しい状況に置かれています。

プレータイムの少なさも影響してか、カタールW杯のオランダ代表メンバー入りも逃し、この冬でも移籍の可能性が取り沙汰されていましたが、実現しませんでした。

 

リバプールもこれまでべリンガム(ドルトムント)獲得に力を注いできましたが、べリンガムの代替案として、グラッフェンベルクがビッククラブの注目の的となっています

身長190㎝近いサイズ感や、ドリブルでボールキープできる力などはベリンガムに共通する点もあり、リバプールにもない大きな武器となるでしょう。

グラッフェンベルク自身も、出場機会が少ないこの状況に対して「役割が期待通りではないことは明らかだ。…来シーズンはこの状況を変えなければならない」とコメントし、移籍の可能性も示唆しています。プレミアリーグの各クラブの注目を多くなっている中、グラッフェンベルクはどんな決断を下すのか、今後の動向に注目です。

 

 

DFラインの入れ替え

エバン・エンディカ(フランクフルト/元フランスU-21代表)

生年月日:1999年8月20日(23歳)
ポジション:CB、LSB

ビルドアップ能力と対人プレーに優れた左利きのセンターバックです。

192㎝の強靭なフィジカルを誇り、年齢に見合わず冷静な守備対応を見せています。

4バックの中央だけでなく、LSBや3バックにも対応できるユーティリティ性も持っています。

 

所属するフランクフルトでは、昨シーズンはリーグ戦32試合に出場し、ヨーロッパリーグ制覇にも大きく貢献しました。

今シーズンも3バックの中央、また4バックの左のCBとして起用され、ここまで(第31節終了時点)リーグ戦27試合にスタメン出場し、チャンピオンズリーグも全8試合にスタメン出場しています。

しかし所属するフランクフルトとの契約は、今シーズン終了後に満了し、シーズン終了後のフリーでの退団が有力視されています。

フリーでの退団ということもあり、移籍金ゼロで獲得出来ることから、リバプールをはじめ、バルセロナユベントスパリ・サンジェルマンローマなどもエンディカ獲得に関心を示しています。

リバプールにとっては若さもさることながら、貴重な左利きのCBというところもあり、同じフランス出身のコナテと共にこれからの数シーズン、CBのコンビを組む存在として獲得したいところです。

移籍金がかからない存在として、多くのビッククラブとの争奪戦となりますが、加入が実現すればDFラインの強化につながることになるでしょう。

リバプールとしては是が非でも手に入れたい存在ではありますが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

レヴィ・コルウィル(ブライトン/イングランドU-21代表)

生年月日:2003年2月26日(20歳)
ポジション:CB、LSB

身長187㎝の屈強なフィジカルを持ち、地上戦また空中戦問わず高いデュエル勝率を誇り、長いリーチを生かした粘り強くアグレッシブな守備を売りとする左利きの若手CBです。

ロングフィードの精度も高く、ビルドアップの際には時折、自らドリブルで持ち込んでいくなどの積極性もあり、3バックでも4バックでも対応でき、左サイドバックにも対応できるユーティリティ性もあります。

 

チェルシーの下部組織出身で、昨シーズンはハダーズフィールドにレンタル移籍すると、チャンピオンシップで29試合に出場、2得点1アシストを記録し、プレミアリーグ昇格プレーオフ決勝まで進出したチームにおいて主力として活躍しました。

今シーズンからはブライトンにレンタル移籍し、レギュラー確保には至っていませんが、中盤戦以降はリーグ戦でのスタメン出場も増えてきました。

シーズン終了後はチェルシーへの復帰しますが、来シーズン以降のチェルシーでの出場機会の確保も不透明な状況であり、もう1年他チームでレンタルさせる可能性や、ファイナンシャル・フェアプレーの問題に触れないために、ブライトンへの完全移籍、もしくは他チームへの完全移籍の可能性もあります。

前述したエンディカと同じく若手の左利きCBとして、リバプールとしては獲得したい存在かもしれませんね。

リバプール以外にも、マンチェスター・シティコルウィル獲得に関心を示しているようですが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

 

退団が予想される選手

次に、退団が予想される選手を取り上げます。

 

クィービーン・ケレハー(アイルランド代表)

生年月日:1998年11月23日(24歳)
ポジション:GK
移籍先候補:ブレントフォード

リバプールの下部組織出身で、元FWの経験から足元の技術の高さとビルドアップ能力の高さを誇る現代型のGKです。

シュートへのレスポンスも高く、昨シーズンのカラバオカップ決勝では、試合中のビックセーブやPK戦でのPKストップでチームを救い、見事優勝へと導きました。

しかし、正GKにはアリソンという絶対的な存在がおり、ケレハーは第2GKというポジションから抜け出すことが出来ず、今シーズンはここまで(5/13現在)プレミアリーグ、チャンピオンズリーグでの先発出場は無く、カップ戦3試合のみの出場となっています。

 

カップ戦での早期敗退など、試合数の少なさもありますが、公式戦8試合で起用され、リーグ戦でも2試合起用された昨シーズンと比べ、出場機会は大きく減少しています。

ケレハーの素質を高く評価する元アイルランド代表GKのジェイ・ギブン氏も「彼は…トップチームでレギュラーとしてプレーする年齢だ。試合に出ることがとても重要だと思っている。」と、昨シーズンから他チームへの移籍を勧めています。

現在、ブレントフォードが正GKラジャの退団後に、後釜としてケレハー獲得を検討しているとの報道もあります。

リバプールも1000~1200万ポンド(約17~20億円)の移籍金ならば、売却に応じる姿勢のようです。

GKとして更なるレベルアップを果たすためにも、この夏での動きはターニングポイントとなるでしょう。ケレハーはどんな決断を下すでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

ジョエル・マティプ(元カメルーン代表)

生年月日:1991年8月8日(31歳)
ポジション:CB、DMF
移籍先候補:ローマ、ユベントス

身長195㎝のサイズで空中戦の強さを誇るだけでなく、長い手足を活かしたディフェンスで、派手さは無いものの堅実に仕事をこなしていく経験豊かなCBです。

パス精度の高さから、ビルドアップの面でも貢献度が高く、ファン・ダイクと共にCBコンビを組み、リバプールの守備を引き締めてきました。

 

2016年7月にシャルケからフリーでリバプールに加入し、在籍7シーズンで公式戦通算186試合(5/13現在)に出場してきました。

度重なる負傷離脱で、シーズン通して働くことが出来なかったシーズンもありましたが、昨シーズンは故障離脱も無くプレミアリーグで自己最多の31試合に出場し、安定した守備を見せ、強さを発揮しました。

 

しかし、今シーズンはコナテの台頭により序列が低下し、ここまで(5/13現在)リーグ戦は13試合の出場、チャンピオンズリーグも4試合の出場にとどまっています。

先発起用された試合でも、自陣でのパスミスやボールロストが目立ち、昨シーズンのような安定性は無くなっています。

今年8月には32歳を迎え、リバプールとの契約も来シーズン終了までとなった中、移籍に向けた動きも出てきました。

現在マティプ獲得には、ローマユベントスが関心を示しているようです。

経験豊かなCBに対しては、これからセリエAだけでなく母国ドイツ方面をはじめ、多くの移籍話が出てくるかもしれませんが、マティプはどんな決断を下すのでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

ジェームズ・ミルナー(元イングランド代表) → 退団決定

生年月日:1986年1月4日(37歳)
ポジション:CMF、LMF、RMF
移籍先候補:ブライトン、バーンリー

年齢を重ねても衰えることのない運動量と、中盤なら中央でもサイドでもこなせるポリバレント性を持つMFです。

豊富な経験値から、副キャプテンとしてチームを牽引し、クロップ監督もそのプロフェッショナルな姿勢から、ミルナーに対して絶大な信頼を寄せています。

 

2015年にマンチェスター・シティから加入し、数々のタイトル獲得に貢献してきたミルナーですが、37歳となり、リバプールとの契約は今シーズン終了後までとなっています。

昨年11月のプレミアリーグ第16節サウサンプトン戦で、史上4人目のプレミアリーグ通算600試合出場を達成し、今シーズンも途中出場が主ながらも、ここまで(5/13現在)リーグ戦28試合に出場し、通算出場試合数を伸ばしています。

 

クロップ監督もミルナーの残留を望んでいましたが、クラブ間での契約延長に向けての動きもなく、クロップ監督も別れを示唆するコメントを残しています。

ミルナーの移籍先としては、ブライトンバーンリーが挙がっていましたが、正式発表は無いものの、既にブライトン加入で口頭合意に達したとの報道も出ています。

ブライトンには元リバプールララーナが在籍しており、定期的に連絡を取り合う間柄も影響しているのかもしれません。

リバプールの多くのタイトル獲得に貢献してきた鉄人ミルナーは来シーズンは別チームでプレーすることになりそうですが、いずれにせよミルナーの経験や存在は、新天地に貴重な財産をもたらすことでしょう。

新天地でのミルナーの活躍に期待を込めつつ、今後の動向に注目です。

 

 

アレックス・オックスレイド・チェンバレン(元イングランド代表) → 退団決定

生年月日:1993年8月15日(29歳)
ポジション:CMF、RMF、LMF
移籍先候補:ブライトン、アストン・ヴィラ、ニューカッスル

キャリア序盤はサイドを主戦場とし、スピードと推進力のあるドリブルでサイドを切り裂いていくウインガーでしたが、アーセナル、そしてリバプールでは中盤での起用で新境地を開拓し、ドリブル技術の高さや豪快なミドルシュートなど、リバプールの中盤でも他にはない存在として活躍してきました。

 

2017年夏にアーセナルからリバプールに加入し、加入1年目の2017-18シーズンはリーグ戦32試合に出場、クロップ監督の下でも主力としてプレーしていました。

しかし17-18シーズンのチャンピオンズリーグ準決勝ローマ戦で前十字靭帯断裂の大怪我を負うと、翌シーズンからはベンチスタートが主となり、度重なる故障離脱で出場機会も減少していきました。

 

今シーズンもハムストリング負傷の影響から、リーグ戦(5/13現在)9試合の出場にとどまり、チェンバレンリバプールとの契約は今シーズン終了までとなっており、現時点で契約延長の発表はなく、このままシーズン終了後にフリーでの退団が有力視されています。

チェンバレン獲得には、ブライトンアストン・ヴィラニューカッスルなどが関心を示しているようです。

怪我さえ無ければ、中盤で強度をもたらす存在として主力を担うことも期待されますが、まずは怪我無くシーズンを過ごせるかどうかがカギになってくることでしょう。

チェンバレンの新天地はどこになるのか、今後の動向に注目です。

 

 

ナビ・ケイタ(ギニア代表) → 退団決定

生年月日:1995年2月10日(28歳)
ポジション:CMF、DMF、OMF
移籍先候補:インテル、ドルトムント、ライプツィヒ

2018年夏にライプツィヒからリバプールに加入し、スティーブン・ジェラードの背番号“8”を受け継いたものの、負傷離脱を繰り返し、シーズンを通してプレーすることは難しく、今シーズンも開幕前のコミュニティー・シールドには出場したものの、筋肉系のトラブルにより、カタールW杯の中断期間までプレミアリーグの出場はありませんでした。

カタールW杯の中断期間から再開後のリーグ戦初戦でようやく今シーズンのプレミアリーグ初出場を果たしたものの、再び負傷離脱し、3/1のウォルバ―ハンプトン戦以降はベンチ外が続いています。

リバプールケイタとの契約は今シーズン終了で満了し、稼働率の低さもあり、契約延長することなく今シーズン終了後にフリーでの退団が有力視されています。

 

怪我による離脱を繰り返しているものの、豊富な運動量を持ち、攻守ともにバランスが取れ、チアゴのような創造性も兼ね備える貴重なプレーヤーであることに変わりはなく、シーズン終了後、フリーでの獲得を狙って、インテルドルトムント、古巣のライプツィヒなどが関心を示しているようです。

リバプールでは大きな期待が寄せられたものの、期待に沿った活躍を見せることは出来ず、真価を発揮できない日々が続きました。

本当に怪我さえ無ければと悔やまれるプレーヤーの一人ではありますが、ケイタは来シーズンどこでプレーすることになるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

アルトゥール・メロ(元ブラジル代表)

生年月日:1996年8月12日(26歳)
ポジション:CMF、DMF
移籍先候補:ユベントスに復帰後、ラ・リーガ方面

正確無比なパスを供給し、テクニックの高さや豊富な運動量も光るCMFであり、バルセロナ在籍時はシャビイニエスタの後継者候補として大きな期待が寄せられていましたが、ここ数シーズンはその真価を十分に発揮するには至っていません。

昨シーズンまではユベントスでプレーしていましたが、定位置確保には至らず、この夏の移籍市場終了期限ギリギリでリバプールへ買取オプション付きのレンタル移籍で加入しました。

 

加入当初は中盤の選手たちの負傷離脱が相次ぎ、リバプールでの活躍も期待されていましたが、チャンピオンズリーグのグループステージ第1節ナポリ戦で途中出場して以降、負傷離脱してしまい、プレミアリーグの出場は未だなく、今シーズンはプレー時間わずか13分のみとなっています。

リバプールは早々とアルトゥールの買取オプションを行使しないことを明らかにし、シーズン終了後のユベントス復帰が決定しています。

ユベントスとしても、アルトゥールの売却に動き、来シーズンも別クラブへの完全移籍もしくはレンタルが基本路線となっています。

怪我で1年をほぼ棒に振り、リバプールでは全く印象を残すことは出来ませんでしたが、アルトゥール自身「出来ればプレーして別れたい」と希望しています。

アルトゥールの希望通り、残り3試合となったプレミアリーグ出場を果たすことは出来るでしょうか、今シーズン、そして来シーズン以降の動向に注目です。

 

 

ロベルト・フィルミーノ(ブラジル代表) → 退団決定

生年月日:1991年10月2日(31歳)
ポジション:CF、ST、OMF
移籍先候補:バルセロナ、レアル・マドリード、アトレティコ・マドリード、ローマ、ユベントス

技術とインテリジェンスの高さを活かしたチャンスメイクと、献身的な守備、そして決定力の高さを発揮し、リバプールの黄金期を支えたCFです。

在籍8シーズン(5/13時点)で公式戦通算360試合に出場すると、109得点79アシストを記録、今シーズンもリーグ戦23試合で9得点4アシストを記録し、勝負強さを発揮しています。

 

サラーマネと共に強力なフロントスリーを形成し、18-19シーズンのチャンピオンズリーグ優勝をはじめ、リバプールの近年の躍進を支えたフィルミーノですが、ヌニェスガクポの加入や怪我での離脱により出場機会は徐々に減少していきました。

契約も今シーズン限りで満了を迎えていた中、先日リバプールはクラブ公式HPで「レッズの9番は、トロフィーに満ちた、アンフィールドでの忘れられない8年間を終え、キャリアの新たな章に向かう意思を監督とクラブに伝えた」と発表し、今シーズン終了後の退団が決定しました。

 

フィルミーノ獲得には現在、バルセロナレアル・マドリードアトレティコ・マドリードインテルユベントスガラタサライ、MLSのクラブなど数多くのクラブが関心を示しています。

フリーで獲得出来る実力者であり、レギュラーではないかもしれませんが、バックアッパーとしては豪華すぎるプレーヤーとして、是が非でも獲得したいクラブも多いことでしょう。

昨シーズンはマネ、そして今シーズン終了後はフィルミーノがリバプールを去り、かつてのフロントスリーは徐々に解体が進んでいます。

出場機会は減少していた中でも、プレミアリーグ第30節アーセナル戦での同点ゴールなど、今シーズンも勝負強さを見せてくれました。

リバプールに多くのタイトルをもたらしてくれたフィルミーノの新天地はどこになるのでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

ファビオ・カルバーリョ(ポルトガルU-21代表)

ポジション:OMF、CMF、LMF
生年月日:2002年8月30日(20歳)
移籍先候補:フラム、その他プレミアリーグのクラブ

昨シーズン、チャンピオンシップ(2部)を制したフラムのトップ下で活躍し、リーグ戦36試合で10得点8アシストを記録した攻撃的MFで、その実績を引っ下げ、今シーズン開幕前に、5年契約、総額800万ポンド(約13億円)の移籍金でリバプールに加入しました。

 

身長は170㎝と小柄ながら、卓越した足元の技術や類まれな攻撃センスを持ち、細かなタッチでのドリブル突破を見せたり、決定的なラストパスを供給します。

昨シーズンは19歳ながらも、シーズン1年通して好パフォーマンスを見せ、今シーズンの飛躍も大きく期待されていました。

 

今シーズンの序盤は、リーグ戦でも連続出場し、第4節ボーンマス戦、第5節ニューカッスル戦でもゴールを決め、リバプールでも昨シーズン同様の活躍を見せてくれるかと期待も大きかったですが、カタールW杯の中断期間から再開後のリーグ戦では、ガクポの加入などもあり、リーグ戦は1試合の途中出場のみで、わずか2分と、出場機会も大きく減少してしまいました。

昨シーズンのトップ下での起用は無く、慣れない左ウィングやインサイドハーフでの起用が多くなりましたが、なかなか適応できず、苦しい状況が続いています。

 

クロップ監督もカルバーリョの才能を高く評価していることもあり、来シーズンはレンタルで実戦経験を重ねるのを基本路線としていますが、オファー次第では完全移籍も受け入れる姿勢のようです。

来シーズンの巻き返しに期待したいところですが、リバプールでプレーするのか、それとも他クラブでプレーするのか、今後の動向に注目です。

 

 

 

まとめ

いかがでしたか。

 

今回は、2023年夏のリバプールの最新移籍情報と補強ポイント狙っていると噂の獲得候補選手退団が噂される選手を取り上げました。

 

昨シーズンは、国内また欧州で他を寄せ付けない強さを示し、ここ数十年で最強との呼び声も高かったリバプールでしたが、今シーズンは強さを発揮する時期もありつつも、時折脆さを見せる不安定なシーズンとなってしまいました。

しかし、世代交代に向けての産みの苦しみといったところでしょうか、終盤戦にかけて新戦力や期待の若手が徐々にチームで活躍し始め、ようやく勢いに乗ってきました。

残り試合も少なくなってきましたが、何とか逆転でチャンピオンズリーグ出場権獲得圏内に入ってほしいですね。

 

リバプールの攻撃の中心を担った強力なフロントスリーのうち、マネフィルミーノは退団し、ディアスヌニェスガクポが加わり、前線の入れ替えが進んできました。

この夏の移籍市場では、他のポジションでの世代交代が行われ、過去数シーズン圧倒的な強さを誇ったリバプールからの転換期に入っています。

今シーズンは覇権争いに絡むことは出来ませんでしたが、来シーズン以降の巻き返しに期待すると共に、この夏の移籍市場で獲得した選手たちが中心となり、クロップ監督政権下での第2次黄金期を築き上げてほしいですね。

この夏のリバプールの移籍市場での動向に注目です。

いつもありがとうございます!

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