マンチェスター・ユナイテッドファンの皆さん、こんにちは。
ここ数シーズンは無冠が続き、今シーズンこそはタイトル奪取を狙い、ヴァラン、サンチョ、そしてクリスティアーノ・ロナウドと大型補強を敢行しましたが、いざシーズンが始まると、守備陣の崩壊や格下との取りこぼしも目立ち、第12節ワトフォード戦で1-4の敗戦後、スールシャール監督が解任され、後任には、ラルフ・ラングニック監督が就任しました。
ラングニック監督就任後は、リーグ戦13試合で7勝5分け1敗と、負けは少ないものの、勝ちきれない試合も多く、上位陣との差も広げられ、現在3位チェルシーと6pt差の5位につけていますが、チェルシーは2試合少ないため、勝ち点差はさらに広げられることでしょう。
戦術家として名高いラングニックのサッカーは、高い位置からのプレッシング、攻守の素早い切り替え、縦への早い攻撃などに代表され、クロップやトゥヘル、サウサンプトンのハーゼンヒュットルなど現在プレミアリーグで指揮を執る監督たちにも影響を与えています。
しかし、ユナイテッドで今現在そのサッカーが十分浸透しているかと言われると疑問符が付きます。
安定感の欠ける守備陣や、決定力不足といった問題も顕著になっており、残りのシーズンは厳しい戦いが続いていくことでしょう。
ということで今回は、マンチェスター・ユナイテッドの21-22シーズン後半戦の
- 最新移籍情報まとめ
- スタメン・フォーメーション予想
- まとめ
の順にお伝えしていきます。
最新移籍情報まとめ
21-22シーズン冬の移籍期間での選手の動きは以下の通りです。
〈IN〉なし
〈OUT〉
pos. | 選手名 | 移籍先 | 移籍形態(移籍期間) |
DF | テデン・メンギ | バーミンガム(イングランド) | レンタル(22年5月末まで) |
MF | アマド・ディアロ | レンジャーズ(スコットランド) | レンタル(22年5月末まで) |
ドニー・ファン・デ・べーク | エバートン(イングランド) | レンタル(22年5月末まで) | |
FW | アンソニー・マルシャル | セビージャ(スペイン) | レンタル(22年6月末まで) |
出場機会を失っていたファン・デ・べークとマルシャルは、レンタルで移籍を決断し、新天地で早速先発出場を果たしています。
一方、同じく出場機会を失っていたリンガードは、残留に至りました。
グリーンウッドの逮捕を受け、放出に消極的になったのかもしれません。
新戦力の獲得は無く、来シーズン以降はSD職に就くとみられるラングニックの意向が反映された補強や人員整理が行われることでしょう。
スタメン・フォーメーション予想
21-22シーズン後半戦のマンチェスター・ユナイテッドの基本フォーメーション予想です。
各ポジションごとに分析してみましょう。
〈GK&DF〉
昨シーズンはヘンダーソンが正GKとして起用されていましたが、今シーズン正GKはデ・ヘアが務め、開幕から安定したセービングを見せ、チームを救ってきました。
リーグ戦全試合でデ・ヘアが先発出場しており、ヘンダーソンはリーグ戦の出場はなく、冬の移籍期間での退団も検討していましたが、実現しませんでした。
CBはヴァランとマグワイアのコンビがファーストチョイスでしょう。
しかし、マグワイアはフィジカルは申し分ないものの、スピード勝負になると大きく差をつけられるケースがよくみられます。
0-5で大敗した第9節リバプール戦では、リバプールのFW陣のスピードに全くついていけず、簡単に破られていました。
ラングニック政権下では前半戦で見られた致命的なミスは少なくなりましたが、不安は残る存在です。
一方、そのスピードと高さで申し分ないのは新加入のヴァランですが、コンディション不良により、継続して試合出場することは出来ていません。
一年間怪我無く過ごせれば、DFラインにとって心強い存在となるので、残りの数試合、ヴァランが離脱しないことを願いたいです。
ヴァラン欠場時は、リンデロフが起用されることが多いです。
バイリーやフィル・ジョーンズは怪我の不安も残っており、なかなか起用されていません。
SBですが、右はスールシャール政権下ではワン・ビサカが起用されていましたが、ラングニック政権下ではダロトが起用されるようになりました。
攻撃面で、精度の高いクロスや高いドリブル技術を持ち、不安視された守備面でも好パフォーマンスを見せ、ラングニック監督の信頼を得ています。
左はショーがファーストチョイスで、アレックス・テレスがバックアッパーに控えています。
守備面ではショーの方に分がありますが、両者とも左足からの精度の高いボールを供給し、左サイドを活性化させています。
〈MF〉
2ボランチはマクトミネイとフレッジのコンビです。
マクトミネイは、チーム生え抜きの期待の存在として、スールシャール前政権下でも継続的に起用され、ラングニック政権下でも引き続き起用されています。
しかし、ビルドアップの面ではミスも多く、ここ最近中盤の補強の必要性が挙げられている状況からも分かるように、完全に信頼を勝ち得ているとは言い切れません。
一方、フレッジはラングニック監督が志向するサッカーに最も当てはまる選手の一人と言えるでしょう。
豊富な運動量、守備意識の高さ、縦へのスピードと展開の速さは、ラングニック監督が中盤に求める要素として欠かせないもので、不用意なミスもありますが、ラングニック監督からの信頼も大きく、フレッジ自身も好調をキープしています。
ポグバは高い技術は申し分ないものの、守備意識はラングニック監督が求めているレベルからは低く、ボランチで起用されるよりも、前線2列目の左で起用されることが多くなっています。
ここ最近、怪我から復帰したばかりである上、今シーズン終了で契約が満了し、契約更新の動きも見られないこともあり、ポグバの去就に関する話もシーズン途中で上がってくるかもしれません。
ボランチの控えには、経験豊かなマティッチがいます。
〈FW〉
2列目はトップ下にブルーノ・フェルナンデス、左右にサンチョ、ラッシュフォード、リンガード、エランガが起用されています。
トップ下のブルーノ・フェルナンデスの信頼度は現チーム内で最も高く、高いパス成功率を誇り、攻撃の組み立て役を担うだけでなく、前線から献身的な守備でチームに貢献しています。
現時点でリーグ戦25試合に出場し9得点と、両方ともチーム最多の数を記録しており、まさに現ユナイテッドにおいて欠かせない存在といえるでしょう。
WGですが、新加入のサンチョがなかなか真価を発揮できておらず、ここまでリーグ戦20試合で2得点と少し物足りない数ですが、チャンスメーカーとして違いを生み出せる貴重な存在として引き続き起用されています。
一方、ラッシュフォードは手術の影響から開幕は出遅れ、高いポテンシャルを持っているものの、なかなか結果には結びつかない状況が続いています。
ここ最近は、エランガが印象的な活躍を見せ結果を残しており、ラッシュフォードにとっては少し危うい状況となっています。
若いエランガの台頭は、今シーズンの中で最も明るいニュースだといえるでしょう。
CFはクリスティアーノ・ロナウドが務め、控えはカバーニという豪華なメンバーがそろっていますが、昨シーズンまで見せていた超人的な得点能力は影を潜め、ここまでリーグ戦9得点と、これまでの活躍からしては少し寂しい数字になっており、ついにロナウドも衰えたかとの声も上がっています。
CFは来シーズン以降の補強ポイントに挙げられることでしょう。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、『マンチェスターユナイテッド2021-22最新スタメン・フォーメーションまとめ!移籍新加入選手も調査!』と題してお伝えしました。
現時点でのユナイテッドの現実的な目標はCL出場権獲得圏内でフィニッシュすることではないでしょうか。
CL出場権獲得圏内での勝ち点差は僅かで、ウェストハム、アーセナル、トッテナムなどと激しい争いが繰り広げられることでしょう。
トップ3やアーセナル、トッテナムとの対戦が控えていますので、ここをどう乗り切るかに注目していきましょう。
サー・アレックス・ファーガソンが2013年に退任して以降、監督交代が続き、安定したチームの路線を見出すことが出来ていませんが、現時点ではラングニック監督は今シーズン終了後退任し、来シーズン以降SD職に就くとみられています。
新監督には、PSGのポチェッティーノ、元レアル・マドリードのジダン、アヤックスのテン・ハーフなどの名前が挙がっていますが、フロントとの関係性や選手獲得の動きにどのように影響を及ぼすかにも注目したいですね。
プレミアリーグではここ最近権威を失いつつある“赤い悪魔”の復活に期待しましょう。
いつもありがとうございます!
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