バイエルンファンの皆さん、こんにちは。
現在ブンデスリーガ9連覇中で、今シーズン前人未到の10連覇を目指し、ナーゲルスマン新監督の下、シーズンインしました。
新型コロナウイルスや怪我による離脱者が多い中、選手起用を上手くやり繰りし、現在第25節終了時点で、2位ドルトムントと勝ち点9pt差の首位に立っています。3位レヴァークーゼンとは14pt差がついており、おそらく今シーズンもバイエルンとドルトムントとの覇権争いが繰り広げられるでしょう。
とはいえ、不安材料がないわけではありません。
2月に入ってから、第22節のボーフム戦で前半だけで4失点を喫し敗れ、その後のCLベスト16のザルツブルク戦では終了間際のコマンのゴールで何とか引き分けに持ち込み、第23節のグロイター・フュルト戦は後半の大量得点で逆転勝利したものの、前半リードを許すという苦しい展開でした。
怪我人や離脱者の多さもあるかもしれませんが、守備陣の脆さや、ベテラン陣の依存度の高さといった問題点が浮き彫りになっています。
それでも、このままズルズル引きずらないのはナーゲルスマン監督の手腕によるところも大きいのかもしれません。
ということで今回は、バイエルン・ミュンヘンの21-22シーズン後半戦の
- 最新移籍情報まとめ
- スタメン・フォーメーション予想
- まとめ
をお伝えしていきます。
最新移籍情報まとめ
21-22シーズン冬の移籍期間での選手の動きは以下の通りです。
〈IN〉 なし
〈OUT〉
pos. | 選手名 | 移籍先 | 移籍形態 |
DF | ブライト・アレイ=ムビ | ケルン | レンタル(23年6月末まで) |
MF | ミカエル・キュイザンス | ヴェネツィア(イタリア) | 完全移籍(400万€) |
新たな戦力の獲得は行われず、選手の移動に関して特に大きな動きは見られませんでした。
契約更新についてですが、今シーズン終了後契約が切れるコマンが27年6月末までの契約延長に合意しました。
しかし、コマンと同様今シーズン終了後に契約が切れるトリッソは、契約延長には至っていません。
そして、衝撃的だったのは、来シーズンからになりますが、今シーズン限りで契約が切れるズーレが契約更新せず、まさかのドルトムントへのフリーでの移籍を決断したことです。
プレミアリーグへの移籍が噂されていましたが、まさかのライバルクラブへの移籍になりました。
ドイツ代表のフリック監督は「リーグの競争力が上がる」とズーレの移籍の決断を歓迎していますが、レギュラーを張っていたDFのフリー流出がここ数年間続き、バイエルンにとって痛手を受ける結果になってしまいました。
スタメン・フォーメーション予想
今シーズンのバイエルンはとにかく離脱者が多く、ベストメンバーを組めない現状が続いています。
現時点での離脱者は以下の通りです。
GK | ノイアー | 右膝半月板切除手術(4月上旬復帰予定) |
DF | アルフォンソ・デイヴィス | 新型コロナウイルス感染後、軽度の心筋炎 |
MF | ゴレツカ | 膝蓋腱の問題 |
トリッソ | 筋損傷 | |
FW | コマン | ふくらはぎの負傷 |
ミュラー | 新型コロナウイルス感染 |
前半戦も新型コロナウイルス感染によりキミッヒやチュポ・モティングなど多数の離脱者を出し、復帰してもまた誰かが離脱するという悪循環が繰り返されています。
これだけの負傷者や離脱者を抱えている中で、結果を出し続けてきたナーゲルスマン監督の手腕は高く評価されています。
今シーズンのバイエルンでナーゲルスマン監督は、4-2-3-1 または 3-4-3 のフォーメーションを使い分けています。
現状、考え得るフォーメーションは以下の通りです。
あくまでも、現状のメンバーをふまえたフォーメーションなので、戦列復帰を果たしたプレイヤーがまた入れ替わる可能性は高いです。
各ポジションごとに分析してみましょう。
〈GK&DF〉
GKはやはりノイアーの存在感が大きく、ノイアー離脱中は、ウルライヒが正GKを務めていますが、安定感で大きく差が出ています。
ノイアーの後継者育成という点で、若手のフリュヒトルにも出場機会が与えられるかもしれません。
DFラインですが、CBとSB両方に対応できるL・エルナンデスとパヴァ―ルの存在が大きいですね。
この二人がいるからこそ、3バックと4バック両方のシステムを交互に使っても対応できます。
ボーフム戦の4失点はありましたが、ボーフム戦以前はリーグ戦21試合で21失点、1試合1失点と固い守備を誇り、現在でもリーグ最少の26失点を記録しています。
ズーレの移籍決定も受け、タンギの成長にも期待がかけられています。
〈MF〉
ボランチですが、本来はキミッヒとゴレツカがベストですが、ゴレツカは膝の問題を抱え、第14節以降出場がありません。
手術を回避し回復を目指し、トレーニングを再開したものの、違和感が続き、復帰時期は不明になっています。
トリッソやM・ロカが起用されていますが、負傷者が増えると、キミッヒの負担も大きくなるかもしれません。
ムシアラはミュラーの代わりとして、パスのつなぎ役や前線への積極的な飛び出しなどフル稼働が期待されています。
あくまでもボランチは2枚にしていますが、ムシアラの位置取りにより、1ボランチになる可能性もあります。
WBですが、左はアルフォンソ・デイヴィスの復帰が待たれます。
デイヴィスの攻撃性はもちろんのこと、運動量や切り替えの速さなどは、他を抜きんでるものがあります。
それ以外では、コマンやザビッツァー、リチャーズなどが起用されています。
右はパヴァ―ルがファーストチョイスで、パヴァ―ルが3バックに入る場合は、コマンやニャブリが起用されてます。
もちろん、負傷者が続出している現状、仕方ないことですが、本来のポジションで起用されず、真価をイマイチ発揮できていない選手が多いのが率直な感想です。
〈FW〉
今シーズン、ブンデスリーガで得点数1位の74得点を記録しています。
2位のドルトムントは63得点で、圧倒的な攻撃力を誇っていることが分かります。
何と言っても、その中心は、レヴァンドフスキです!
🇵🇱2年連続受賞🥅
FIFA最優秀選手に輝いたロベルト・レヴァンドフスキ👏
2021年に記録したゴール数はなんと69! リーグ戦では34試合43得点で故・ゲルト ミュラー氏が持つブンデスリーガ最多得点記録を更新しました! レヴァンドフスキ進化の道のりを紹介します💁♂️
⚽️@Bundesliga_JP
🎥#SKch pic.twitter.com/vDir0HESua— サッカーキング (@SoccerKingJP) January 18, 2022
ブンデスリーガの得点王ランキングで、23試合で28得点と、1試合1点以上決める高い得点力を誇ります。
2位のシックも20試合で20得点と高い得点率を誇るだけに、レヴァンドフスキの数字が異次元のものであることが分かるでしょう。
ポジショニングやシュート技術、ワンタッチで局面を変えるなど、ゴール前での流れがほぼ完璧な動きで進められ、しっかりとゴールを決めてきます。
レヴァンドフスキの後ろですが、両翼はニャブリとサネが務め、縦への推進力の高い攻めを見せています。
そして、アシスト役のミュラーの存在も大きいです。
昨シーズンはブンデスリーガ最多記録となる21アシストを記録し、今シーズンもリーグトップの16アシストを記録しています。
新型コロナウイルス感染により、しばらくは離脱してしまいますが、復帰後はレヴァンドフスキとの阿吽の呼吸を見せてくれることでしょう。
しかし、チーム全体としてはノイアー、レヴァンドフスキ、ミュラーへの依存度が高く、来シーズン以降の後継者確保また育成は最優先課題となるでしょう。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、『バイエルン・ミュンヘン2021-22最新スタメン・フォーメーションまとめ!移籍新加入選手も調査!』になります。
おそらくこのままいけば、バイエルンの10連覇は実現することになるでしょう。
とはいえ、チームの転換期に差し掛かっているのも事実です。
これまでチームを支えてきた選手たちを脅かす存在が新たに出てこなければ、来シーズン以降、バイエルンが覇権を維持することは難しいでしょう。
今シーズンも下位チームがバイエルンに一矢報いる活躍を時折見せており、例年と比べて、絶対的な存在とは無くなっているのかもしれません。
バイエルンの牙城を崩し、ブンデスリーガの覇権を奪うチームが出てくるか、それとも、バイエルンが引き続きブンデスリーガで他を寄せ付けない存在となっていくのか。
ナーゲルスマン監督の長期政権にも期待しつつ、ブンデスリーガがより面白くなることを期待したいと思います。
いつもありがとうございます!
コメント