サッカーファンの皆さん、こんにちは。
ヨーロッパでUEFAチャンピオンズリーグに次ぐ大会として、注目されるUEFAヨーロッパリーグですが、ヨーロッパでの日本人選手の活躍もあり、年々注目度も上がっています。
これだけUEFAヨーロッパリーグが注目されてくると、自然とこの大会での得点王・アシスト王も気になりますよね。
という事で今回は、ヨーロッパリーグの歴代得点王、アシスト王に注目していきたいと思います。
記事の順番は、
- UEFAヨーロッパリーグ歴代得点王
- UEFAヨーロッパリーグ歴代アシスト王
- UEFAヨーロッパリーグ2022-23の得点王とアシスト王は?
- まとめ
の順でお伝えしていきます。
UEFAヨーロッパリーグ歴代得点王
まずは、ヨーロッパリーグ(UEFAカップ時代も含む)の歴代得点王をご紹介します。
シーズン | 選手名 | 所属チーム | 得点数 |
2021-22 | ジェイムズ・タヴェルニエ | レンジャーズ | 7 |
2020-21 | ユスフ・ヤズジュ他3人※1 | リール | 7 |
2019-20 | ブルーノ・フェルナンデス | マンチェスター・ユナイテッド | 8 |
2018-19 | オリビエ・ジルー | チェルシー | 11 |
2017-18 | アリツ・アドゥリス他1人※2 | アスレティック・ビルバオ | 8 |
2016-17 | エディン・ジェコ他1人※3 | ローマ | 8 |
2015-16 | アリツ・アドゥリス | アスレティック・ビルバオ | 10 |
2014-15 | ロメロ・ルカク他2人※4 | エバートン | 8 |
2013-14 | ジョナタン・ソリアーノ | ザルツブルク | 11 |
2012-13 | リボル・コザク | ラツィオ | 10 |
2011-12 | ラダメル・ファルカオ | アトレティコ・マドリード | 12 |
2010-11 | ラダメル・ファルカオ | ポルト | 18 |
2009-10 | オスカル・カルドーソ | ベンフィカ | 9 |
2008-09 | ヴァグネル・ラヴ | CSKAモスクワ | 11 |
2007-08 | ルカ・トーニ他1人※5 | バイエルン・ミュンヘン | 10 |
2006-07 | ワルテル・パンディア―ニ | エスパニョール | 11 |
2005-06 | マティアス・デルガド | バーゼル | 7 |
2004-05 | アラン・シアラー | ニューカッスル | 11 |
2003-04 | ディディエ・ドログバ他1人※6 | マルセイユ | 6 |
2002-03 | ヘンリク・ラーション | セルティック | 11 |
2001-02 | ピエール・ファン・ホーイドンク | フェイエノールト | 8 |
2000-01 | デミス・ニコライディス他3人※7 | AEKアテネ | 6 |
1999-00 | ダルコ・コヴァチェヴィッチ | ユベントス | 10 |
1998-99 | エンリコ・キエーザ | パルマ | 8 |
1997-98 | ステファヌ・ギバルシュ | オセール | 7 |
1996-97 | マウリツィオ・ガンツ | インテル | 8 |
1995-96 | ユルゲン・クリンスマン | バイエルン・ミュンヘン | 15 |
1994-95 | ウルフ・キルシュテン | レバークーゼン | 10 |
1993-94 | デニス・ベルカンプ他1人※8 | インテル | 8 |
1992-93 | ジェラール・バティクル | オセール | 8 |
1991-92 | ディーン・ソーンダース | リバプール | 9 |
1990-91 | ルディ・フェラー | ローマ | 10 |
1989-90 | カール=ハインツ・リードレ他1人※9 | ブレーメン | 6 |
1988-89 | トルステン・ギュツオゥ | ディナモ・ドレスデン | 7 |
1987-88 | ケネス・ブリュレ・ラルセン他1人※10 | クラブ・ブルッヘ | 6 |
1986-87 | ピーター・ハウトマン | フローニンゲン | 5 |
1985-86 | クラウス・アロフス | ケルン | 9 |
1984-85 | エディン・バーティッチ | サラエヴォ | 7 |
1983-84 | ティボル・ニラシ | オーストリア・ウィーン | 8 |
1982-83 | ゾラン・フィリポヴィッチ | ベンフィカ | 8 |
1981-82 | トルビョーン・ニルソン | IFKヨーテボリ | 9 |
1980-81 | ジョン・ウォーク | イプスウィッチ | 14 |
1979-80 | ディーター・ヘーネス他1人※11 | バイエルン・ミュンヘン | 7 |
1978-79 | アラン・シモンセン | ボルシアMG | 9 |
1977-78 | ヘリ―・デイカーズ他1人※12 | PSV | 8 |
1976-77 | スタン・ボウルズ | クイーンズ・パーク・レンジャーズ | 5 |
1975-76 | ルート・へ―ルス | アヤックス | 11 |
1974-75 | ユップ・ハインケス | ボルシアMG | 11 |
1973-74 | レックス・シューンマッカー | フェイエノールト | 11 |
1972-73 | ユップ・ハインケス他1人※13 | ボルシアMG | 12 |
1971-72 | ルートビッヒ・ブリュンドル | ブラウンシュバイク | 10 |
※1:ボルハ・マジョラル(ローマ)、ピッツィ(ベンフィカ)、ジェラール・モレノ(ビジャレアル)
※2:チーロ・インモービレ(ラツィオ)
※3:ジュリア―ノ(ゼニト)
※4:アラン(ザルツブルク)、ルシアーノ・ビエット(ビジャレアル)
※5:パヴェル・ポグレブニャク(ゼニト)
※6:アラン・シアラー(ニューカッスル)
※7:マルティン・クツバ(ローザンヌ)、ハビ・モレーノ(アラヴェス)、ゴラン・ドゥルリッチ(レッドスター)
※8:エドガー・シュミット(カールスルーエ)
※9:ファルコ・ゲッツ(ケルン)
※10:ディミトリス・サラバコス(パナシナイコス)
※11:ハラルト・ニッケル(ボルシアMG)
※12:ライモンド・ポンテ(グラスホッパー)
※13:ヤン・ユーリング(トゥエンテ)
予選を加えるかどうかで、スコアが異なるところもありますが、チャンピオンズリーグ得点王にも引けを取らないほど、錚々たる実力者が揃っていますね。
加えて得点王は、試合数の影響もあり、ここ10年間はヨーロッパリーグ本選グループステージから登場するクラブから出ており、決勝トーナメントから登場するチャンピオンズリーグのグループステージ3位チームからは出ていません。
UEFAヨーロッパリーグ歴代アシスト王
次にヨーロッパリーグの歴代アシスト王(ヨーロピアン・カップ時代は除く)をご紹介します。
シーズン | 選手名 | 所属チーム | アシスト数 |
2021-22 | フィリップ・コスティッチ | フランクフルト | 6 |
2020-21 | アルフレッド・モレロス | レンジャーズ | 7 |
2019-20 | ガレーノ | ブラガ | 6 |
2018-19 | ウィリアン他2人※1 | チェルシー | 7 |
2017-18 | ディミトリ・パイェ | マルセイユ | 7 |
2016-17 | ジュリアーノ | ゼニト | 6 |
2015-16 | ヘンリク・ムヒタリアン他1人※2 | ドルトムント | 6 |
2014-15 | アンドレイ・ヤルモレンコ | ディナモ・キエフ | 7 |
2013-14 | アラン | ザルツブルク | 7 |
2012-13 | バレンティン・シュトッカ― | バーゼル | 7 |
2011-12 | ジエゴ | アトレティコ・マドリード | 9 |
2010-11 | フッキ | ポルト | 7 |
2009-10 | メスト・エジル | ブレーメン | 7 |
2008-09 | オレクサンデル・アリイェフ他1人※3 | ディナモ・キエフ | 6 |
2007-08 | フランク・リベリー他1人※4 | バイエルン・ミュンヘン | 7 |
2006-07 | ヤクブ・ブワシチコフスキ他1人※5 | ヴィスワ・クラクフ | 5 |
2005-06 | スチュワート・ダウニング他1人※6 | ミドルスブラ | 4 |
2004-05 | ダニエル・カルバーリョ | CSKAモスクワ | 7 |
2003-04 | ローラン・ロベール | ニューカッスル | 9 |
2002-03 | デコ | ポルト | 9 |
2001-02 | セルジ―ニョ | ミラン | 6 |
2000-01 | ヴィチェンツォ・モンテッラ | ローマ | 4 |
1999-00 | アンドレアス・ヘルツォーク | ブレーメン | 6 |
1998-99 | ファン・セバスチャン・ベロン | パルマ | 6 |
1997-98 | ユーリ・ジョルカエフ | インテル | 5 |
1996-97 | オラフ・トーン | シャルケ | 4 |
1995-96 | メーメット・ショル | バイエルン・ミュンヘン | 8 |
1994-95 | ジャンルカ・ヴィアッリ他1人※7 | ユベントス | 5 |
1993-94 | ルベン・ソサ | インテル | 6 |
1992-93 | アンドレアス・ミラー | ユベントス | 6 |
1991-92 | ヤン・モルビー他5人※8 | リバプール | 3 |
1990-91 | オギュズ・チェティン | フェネルバフチェ | 3 |
1989-90 | ハンス・ペーター・レーンホフ他1人※9 | アントワープ | 3 |
1988-89 | ディエゴ・マラドーナ | ナポリ | 8 |
1987-88 | ゲルハルト・クレッピンガー | ドルトムント | 3 |
1986-87 | ジュニオール | トリノ | 5 |
1985-86 | エミリオ・ブトラゲーニョ他3人※10 | レアル・マドリード | 3 |
1984-85 | ジェラルド・ファネンブルグ | アヤックス | 5 |
1983-84 | ルドルフ・エルセナ―他4人※11 | チューリッヒ | 2 |
1982-83 | サフェ・スシッチ他3人※12 | サラエヴォ | 3 |
1981-82 | マンフレッド・カルツ | ハンブルガーSV | 2 |
1980-81 | ヤン・ペータース | AZ | 5 |
1979-80 | ライナー・ゲイ | カイザースラウテルン | 4 |
1978-79 | アッサ・ハートフォード | マンチェスター・シティ | 4 |
1977-78 | レネ・ファン・デ・ケルクホフ | PSV | 5 |
1976-77 | ニコ・ヤンセン | フェイエノールト | 3 |
1975-76 | ゲリー・ミューレン | アヤックス | 6 |
1974-75 | テオ・パルプラッツ | トゥエンテ | 4 |
1973-74 | ペーター・レッセル | フェイエノールト | 5 |
1972-73 | レネ・ファン・デ・ケルクホフ | トゥエンテ | 6 |
1971-72 | ピエリーノ・プラッティ | ミラン | 5 |
※1:イゴール・スタセヴィッチ(BATEボリソフ)、ミヤト・ガチノビッチ(フランクフルト)
※2:デニス・スアレス(ビジャレアル)
※3:リンコン(ガラタサライ)
※4:スティーブン・ピエナール(エバートン)
※5:アレックス(フェネルバフチェ)
※6:ミレル・ラドイ(ステアウア・ブカレスト)
※7:ハンス・ペーター・レーンホフ(レバークーゼン)
※8:マルティン・ヨハンセン(ボルドクルッベン)、ヤン・マロシ(シグマ・オロモウツ)、ウナル・カラマン(トラブゾンスポル)、ジャンルイジ・レンティーニ(トリノ)、ロベルト・ポリカーノ(トリノ)
※9:サルバトーレ・スキラッチ(ユベントス)
※10:アルベルト・エヴァーニ(ミラン)、ファニート(レアル・マドリード)、ラファエル・ゴルディリョ(レアル・マドリード)
※11:ウィリー・ファン・デ・ケルクホフ(PSV)、ソーレン・レルビー(バイエルン・ミュンヘン)、ユーリ・クールホフ(PSV)、ミッキー・ハザー(トッテナム)
※12:メフメド・ヤニョス(サラエヴォ)、プレドラグ・パシッチ(サラエヴォ)、ファン・ロサーノ(アンデルレヒト)
UEFAヨーロッパリーグ2022-23の得点王とアシスト王は?
では、2022-23シーズンの得点王とアシスト王は誰になるのでしょうか?
現時点(準々決勝終了時点)での得点ランキングとアシストランキングは以下の通りです。
〈得点ランキング〉赤字:現時点で勝ち残っているチーム所属の選手
順位 | 選手名 | 所属チーム | 得点数 |
1 | マーカス・ラッシュフォード | マンチェスター・ユナイテッド | 6 |
ヴィクター・ボニフェイス | ユニオン・サンジロワーズ | ||
2 | サンティアゴ・ヒメネス | フェイエノールト | 5 |
3 | アンヘル・ディ・マリア | ユベントス | 4 |
ロビン・クノッヘ | ウニオン・ベルリン | ||
ウィサム・ベン・イェデル | モナコ | ||
パウロ・ディバラ | ローマ | ||
ロレンツォ・ペッレグリーニ | ローマ |
〈アシストランキング〉赤字:現時点で勝ち残っているチーム所属の選手
順位 | 選手名 | 所属チーム | アシスト数 |
1 | ロイク・ラプシン | ユニオン・サンジロワーズ | 4 |
ブルーノ・フェルナンデス | マンチェスター・ユナイテッド | ||
エヴァンデル | ミッティラン | ||
アナスタシオス・バカセタス | トラブゾンスポル | ||
テディ・テウマ | ユニオン・サンジロワーズ | ||
ロレンツォ・ペッレグリ―ニ | ローマ |
これを受けて、UEFAヨーロッパリーグ2022-23の得点王とアシスト王をズバリ予想してみたいと思います!
得点王は…アンヘル・ディ・マリア(ユベントス)!
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苦境のチームで奮闘ディ・マリア🔥
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ミリク弾含め全3点に絡む活躍‼️🏆セリエA第19節
🆚ユヴェントス×アタランタ
📺 #DAZN 見逃し配信 pic.twitter.com/p7x768bSuf— DAZN Japan (@DAZN_JPN) January 22, 2023
7シーズン過ごしたパリ・サンジェルマンを離れ、今シーズンからユベントスに加入し、豊富な経験値と卓越した技術で右サイドからチャンスメイクしていき、新加入ながらチームの攻撃の中心的存在として活躍しています。
ヨーロッパリーグでも、決勝トーナメントプレーオフ2ndレグのナント戦でハットトリックを決めるなど、4得点を決め、チームのトップスコアラーとなっています。
ヨーロッパリーグ優勝のカギを握るのは、ディ・マリアの経験とプレーといえるでしょう。
シーズン序盤は苦しんだものの、カタールW杯では主力としてアルゼンチン代表の優勝に貢献し、クラブでも主力として欠かせない存在となっています。
充実したシーズンの締めくくりとして、残り3試合を勝ち抜き、ヨーロッパリーグ優勝のタイトルを獲得出来るか、注目ですね。
ラッシュフォード、ボニフェイスの逃げ切りの可能性もありますが、大穴としては現在3得点を記録しているユスフ・エン・ネシリ(セビージャ)も挙げられるでしょう。
準々決勝のマンチェスター・ユナイテッド戦の2ndレグで2得点を記録し、ここから勢いに乗って逆転で得点王を獲得するかもしれませんね。
アシスト王は…ロレンツォ・ペッレグリ―ニ(ローマ)!
Lorenzo Pellegrini vs Feyenoord ( Europa League Quarter Finals ) #ASRoma pic.twitter.com/jkOCZ3u2SH
— Corazo 🇦🇷 (@meminasroma) April 21, 2023
ローマの下部組織出身で、トッティやデ・ロッシに続く次世代のバンディエラ候補としてロマニスタの期待を集めてきましたが、今シーズンは充実したシーズンを送り、真のバンディエラとして確固とした立場を築きつつあります。
ヨーロッパリーグでは4得点4アシストを記録し、ゴールとアシスト共に、チームのトップスコアラーとなっています。
キック精度の高さからのチャンスメイクだけでなく、視野の広さから積極的にスペースに抜け出し、自らも得点を狙っていきます。残り3試合を勝ち抜き、ヨーロッパリーグ優勝を手にするためには、ペッレグリ―ニの活躍は欠かせません。
同じローマの中では、2アシストでクリスタンテ、スピナッツォーラ、エイブラハムが並んでいますが、得点機会にはペッレグリ―ニの方が多く絡んでくることでしょう。
今シーズンは、チャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグ共に、イタリア勢が2チームずつ残っており、ヨーロッパリーグではイタリア勢同士の直接対決の可能性もあります。
イタリアの復権が目立つ中、シーズン開幕時の不調から持ち直し、ヨーロッパリーグでは抜群の強さを見せるセビージャや、シャビ・アロンソ監督就任後、ブンデスリーガでも上位に食い込みつつあるレバークーゼンも侮れませんね。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、UEFAヨーロッパリーグの歴代得点王とアシスト王を取り上げ、2022-23シーズンの得点王とアシスト王も予想してみました。
昨シーズンは、長谷部誠、鎌田大地が所属するフランクフルトが42年ぶりの優勝を果たしました。
今シーズンもベスト8までにスポルティング(守田英正)、ユニオン・サンジロワーズ(町田浩樹)の2チームが残っていましたが、ベスト8で共に敗退となってしまいました。
とはいえ、日本人選手が欧州の最高峰の舞台で主力として活躍する機会が増え、来シーズン以降も注目したいですね。
チャンピオンズリーグと比べると、バロンドールをはじめ個人タイトルへの影響は少ないかもしれませんが、ヨーロッパリーグでの活躍を機に、シーズン終了後の移籍市場の注目銘柄となる選手もおり、一気にスターダムへと登っていく可能性も秘めています。
クラブだけでなく、個人タイトルにも注目しながら、残り少なくなった今シーズンのヨーロッパリーグも楽しんでいきましょう。
いつもありがとうございます!
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