高校サッカーファンの皆さん、こんにちは。
夏のインターハイも終わり、全国各都道府県で最後の大舞台となる選手権の予選が始まっています。
今回は、近畿地方の雄、京都府予選を取り上げます。
都道府県別で2回の選手権優勝を誇る京都府ですが、平成そして令和に入ってからは選手権での優勝はありません。
第89回大会(2010年度)の久御山、第91回大会(2012年度)の京都橘、そして第101回大会(2022年度)は阪田澪哉(現C大阪)を擁した東山が決勝まで進出しましたが、惜しくも頂点に手が届きませんでした。
半世紀以上手が届かなかった選手権の頂点に着実に近づいている京都府代表を争うこの選手権予選でも、最後まで目が離せない、死力を尽くした激闘が繰り広げられるでしょう。
ということで今回は、
- 第103回高校サッカー選手権2024京都大会の日程
- 第103回高校サッカー選手権2024京都大会の組み合わせ
- 第103回高校サッカー選手権2024京都大会の優勝候補
- 第103回高校サッカー選手権2024京都大会の注目選手
- まとめ
の順でお伝えしていきます。
第103回高校サッカー選手権2024京都大会の日程
第103回高校サッカー選手権2024京都府大会の日程は、以下の通りです。
1回戦
2024年10月6日(日)
2回戦
2024年10月12日(土)
3回戦
2024年10月14日(月・祝)
4回戦
2024年10月20日(日)
準々決勝
2024年10月26日(土)
準決勝
2024年11月3日(日)
決勝
2024年11月10日(日)
第103回高校サッカー選手権2024京都大会の組み合わせ
1回戦
No | 月 日 | 対 戦 カ ー ド |
M1 | 10/6 | 東宇治 1 vs 0 鴨沂 |
M2 | 10/6 | 京都文教 0 vs 5 北稜 |
M3 | 10/6 | 堀川 2 vs 2 洛星 (PK:2-4) |
M4 | 10/6 | 木津 11 vs 0 京都すばる |
M5 | 10/6 | 同志社国際 5 vs 0 洛水・西乙訓・田辺・農芸 |
M6 | 10/6 | 紫野 0 vs 8 桃山 |
M7 | 10/6 | 宮津天橋 0 vs 8 向陽 |
M8 | 10/6 | 洛東 4 vs 1 福知山 |
M9 | 10/6 | 京都廣学館 2 vs 0 舞鶴高専 |
M10 | 10/6 | 乙訓 1 vs 3 開建 |
M11 | 10/6 | 京都両洋 2 vs 0 京都外大西 |
2回戦
No | 月 日 | 対 戦 カ ー ド |
M12 | 10/12 | 東宇治 0 vs 3 南陽 |
M13 | 10/12 | 洛西 0 vs 4 西舞鶴 |
M14 | 10/12 | 北稜 0 vs 1 龍谷大平安 |
M15 | 10/12 | 京都先端附 2 vs 0 綾部 |
M16 | 10/12 | 朱雀 4 vs 0 立命館 |
M17 | 10/12 | 京都明徳 8 vs 2 洛星 |
M18 | 10/12 | 木津 0 vs 1 京都西山 |
M19 | 10/12 | 京都教育大附 2 vs 1 府立工 |
M20 | 10/12 | 北嵯峨 0 vs 7 山城 |
M21 | 10/12 | 久御山 8 vs 0 京都翔英 |
M22 | 10/12 | 亀岡 0 vs 4 京都精華 |
M23 | 10/12 | 東舞鶴 0 vs 8 同志社国際 |
M24 | 10/12 | 桃山 11 vs 0 洛陽総合 |
M25 | 10/12 | 莵道 2 vs 1 京都朝鮮 |
M26 | 10/12 | 向陽 1 vs 2 京都産大附 |
M27 | 10/12 | 花園 2 vs 1 嵯峨野 |
M28 | 10/12 | 園部 3 vs 2 京都工学院 |
M29 | 10/12 | 日吉ヶ丘 0 vs 4 洛東 |
M30 | 10/12 | 京都廣学館 3 vs 0 城南菱創 |
M31 | 10/12 | 南丹 5 vs 1 鳥羽 |
M32 | 10/12 | 西京 0 vs 4 桂 |
M33 | 10/12 | 同志社 3 vs 0 開建 |
M34 | 10/12 | 海洋 0 vs 2 東稜 |
M35 | 10/12 | 洛南 1 vs 2 京都両洋 |
3回戦
No | 月 日 | 対 戦 カ ー ド |
M36 | 10/14 | 東山 15 vs 0 南陵 |
M37 | 10/14 | 西舞鶴 0 vs 2 龍谷大平安 |
M38 | 10/14 | 京都先端附 3 vs 0 朱雀 |
M39 | 10/14 | 京都明徳 1 vs 4 城陽 |
M40 | 10/14 | 立命館宇治 5 vs 1 京都西山 |
M41 | 10/14 | 京都教育大附 0 vs 12 山城 |
M42 | 10/14 | 久御山 1 vs 0 京都精華 |
M43 | 10/14 | 同志社国際 0 vs 5 京都共栄 |
M44 | 10/14 | 福知山成美 6 vs 1 桃山 |
M45 | 10/14 | 莵道 0 vs 1 京都産大附 |
M46 | 10/14 | 花園 2 vs 0 園部 |
M47 | 10/14 | 洛東 0 vs 1 洛北 |
M48 | 10/14 | 京都橘 7 vs 0 京都廣学館 |
M49 | 10/14 | 南丹 0 vs 2 桂 |
M50 | 10/14 | 同志社 1 vs 0 東稜 |
M51 | 10/14 | 京都両洋 1 vs 4 大谷 |
4回戦
No | 月 日 | 対 戦 カ ー ド |
M52 | 10/20 | 東山 2 vs 2 龍谷大平安 (PK:4-2) |
M53 | 10/20 | 京都先端附 2 vs 2 城陽 (PK:5-6) |
M54 | 10/20 | 立命館宇治 1 vs 1 山城 (PK:3-5) |
M55 | 10/20 | 久御山 0 vs 5 京都共栄 |
M56 | 10/20 | 福知山成美 1 vs 0 京都産大附 |
M57 | 10/20 | 花園 0 vs 7 洛北 |
M58 | 10/20 | 京都橘 5 vs 1 桂 |
M59 | 10/20 | 同志社 0 vs 7 大谷 |
準々決勝
No | 月 日 | 対 戦 カ ー ド |
M60 | 10/26 | 東山 3 vs 0 城陽 |
M61 | 10/26 | 山城 0 vs 7 京都共栄 |
M62 | 10/26 | 福知山成美 3 vs 0 洛北 |
M63 | 10/26 | 京都橘 2 vs 1 大谷 |
準決勝
No | 月 日 | 対 戦 カ ー ド |
M64 | 11/3 | 東山 vs 京都共栄 |
M65 | 11/3 | 福知山成美 vs 京都橘 |
決勝
No | 月 日 | 対 戦 カ ー ド |
M66 | 11/10 | M64の勝者 vs M65の勝者 |
第103回高校サッカー選手権2024京都大会の優勝候補
第103回高校サッカー選手権2024京都府大会の優勝候補予想に入る前に、
まずは2024年度の各大会での結果を振り返ってみましょう。
新人戦 | インターハイ予選 | その他 | |
優勝 | 東山 | 東山 | 〈プリンスリーグ関西1部〉 京都橘、京都共栄 〈プリンスリーグ関西2部〉 東山 |
準優勝 | 京都橘 | 大谷 | |
ベスト4 | 京都共栄 | 福知山成美 | |
福知山成美 | 京都共栄 |
そして、過去3年間の出場校は以下の通りです。
インターハイ | 選手権 | |
第102回(2023年度) | 東山 | 京都橘 |
第101回(2022年度) | 東山 | 東山 |
第100回(2021年度) | 東山 | 東山 |
これをふまえて、京都府予選の優勝候補として、「東山」、「京都橘」、「福知山成美」を挙げたいと思います。
【東山】
まず優勝候補に挙げるのは、4年連続でインターハイに出場中で、昨年度は予選決勝で京都橘に敗れるまでは2年連続で選手権に出場していた東山です。
阪田澪哉(現C大阪)、真田蓮司(現関西大)らを擁した第101回大会(2022年度)の準優勝時と比べるとやや派手さに欠けるものの、CF山下ハル(3年)ら経験豊かな最上級生に加え、下級生ながら主軸を張るCB上山泰智(2年)やアタッカーの野田凰心(2年)など、勢いに乗るプレーヤーも控えています。
前回は選手権出場を逃したということもあり、今年度にかける思いはひときわ強いことでしょう。
【京都橘】
次に優勝候補に挙げるのは、前回の選手権決勝で東山を破り、3年ぶりの選手権への切符を勝ち取った京都橘です。
チームの大黒柱であるU-17日本高校選抜FW宮地陸翔(3年)を中心に、前線からのハードワークを絶やさず、相手にプレッシャーをかけていき、プリンスリーグ関西1部では前回の選手権準優勝の近江(滋賀)や興國(大阪)といった関西地方の強豪校と渡り合っています。
インターハイ予選ではベスト8で敗退と不覚を取ってしまいましたが、2年連続の選手権出場権獲得となるか、注目です。
【福知山成美】
最後に優勝候補に挙げるのは、新人戦、インターハイ予選ともにベスト4の福知山成美です。
徳島ヴォルティス入りが内定しているナイジェリア人留学生FWローレンス・デイビッド・イズチュク(3年)のスピードを活かしたカウンターなど、攻撃力を前面に出したチームスタイルで京都2強に割っていこうとしています。
前回の選手権予選では東山とぶつかった準決勝でPK戦にまでもつれ込む激闘の末に惜しくも敗れてしまいましたが、今回は2強の壁を破り、第85回大会(2006年度)以来18年ぶり2回目の選手権出場を成し遂げるか、注目です。
第103回高校サッカー選手権2024京都大会の注目選手
では、第103回高校サッカー選手権2024京都府大会の注目選手を取り上げたいと思います。
➀ 上山 泰智(DF/東山/2年)
[MOM4628]東山DF上山泰智(1年)_冷静沈着。攻守両面で光る1年生DFリーダーhttps://t.co/7GtbV97gtd#ゲキサカ #高校サッカー
— ゲキサカ (@gekisaka) February 5, 2024
昨年度は1年生ながらCBの主軸を担い、今年度も引き続き東山の最終ラインを束ねるDFリーダーです。
身長179㎝とCBとしては小柄ながらも、対人守備の強さを誇り、冷戦沈着な守備対応で相手アタッカーを抑え込みます。またビルドアップ時やボールを奪った後には正確なパスで攻撃の起点にもなり、攻守両面で存在感を発揮します。
昨年度のインターハイで1年生ながら堂々たるプレーを見せたCBは、京都府予選を勝ち抜き、初の選手権の舞台を踏むことが出来るのか、注目です。
② 山下 ハル(FW/東山/3年)
[MOM4740]東山FW山下ハル(3年)_ 会場を揺るがせた“忍者ゴール”。京都決勝の後半ATに決勝点!https://t.co/Ikp5YcinFT#ゲキサカ #高校サッカー #高校総体 #インターハイ pic.twitter.com/T0WiYJDFzK
— ゲキサカ (@gekisaka) June 10, 2024
東山では背番号10をつけ、チームを勝利に導くゴールを決めるストライカーです。
入学当初はボランチだったものの、2年生時にFWにコンバートされ、持ち前のテクニックや推進力の高さに加え、ハードワークを怠ることなく、貪欲にゴールを狙っていきます。
インターハイ予選決勝での忍者ゴールのように、ハードワークから泥臭くも、チームを勝利に導くゴールを決め、選手権への切符を手繰り寄せることが出来るか、注目です。
③ 宮地 陸翔(FW/京都橘/3年) ※2024年 U-17日本高校選抜
【写真特集】[プリンスリーグ関西1部]京都橘伝統の「7」と主将の大役を担うFW宮地(5枚)https://t.co/PZLPhNnR6V#ゲキサカ #高校サッカー #高円宮U18 #高円宮杯プリンスリーグ pic.twitter.com/KMBlvYwEy9
— ゲキサカ (@gekisaka) May 21, 2024
京都橘のエースナンバー7を背負い、キャプテンとしてチームを牽引するアタッカーです。
長身のスラっとしたスタイルに足元の技術の高さを兼ね備え、積極的にゴールを狙っていくだけでなく、中盤まで下がりゲームメイクに参加したり、前線から積極的にプレスを仕掛けるなど、ハードワークも怠りません。
まさにチームのパフォーマンスを左右する存在であり、2年連続の選手権への切符は宮地に託されているといっても過言ではありません。
④ ローレンス・デイビッド・イズチュク(FW/福知山成美/3年) ※徳島ヴォルティス入団内定
福知山成美高校に所属する #ローレンスディビットイズチュク 選手の2025シーズン新加入が内定しました🆕✨
「私は小さい頃からプロサッカー選手を夢見てきました。それが現実となった今の目標は、自分とチームがさらに成長し向上できるよう全力でプレーすることです」
▶️https://t.co/l2EQmUV0m3… pic.twitter.com/7XJjlTyj60
— 徳島ヴォルティス 公式 (@vortis_pr) September 6, 2024
既に徳島ヴォルティスへの入団が内定している、ナイジェリア出身の快足FWです。
爆発力を秘めたストライカーであり、快足を活かした裏への抜け出しやカウンターは福知山成美の大きな武器になり、本人もゴールへのハングリーさなど気持ちの強さをプレーに出していきます。
オリオラ・サンデー(現大宮)以来の福知山成美からのJリーガー誕生となりますが、先輩が手に入れられなかった全国への切符を自らのゴールでつかみ取ることが出来るのか、注目です。
⑤ 太仁 紫音(FW/大谷/3年)
京都決勝で惜敗。大谷の注目FW太仁紫音は決断できなかったことを反省、冬は自分のゴールで全国へhttps://t.co/0G38kKmnXo#ゲキサカ #高校サッカー #高校総体 #インターハイ pic.twitter.com/MvxW2otOp0
— ゲキサカ (@gekisaka) June 11, 2024
インターハイ予選準優勝の大谷で、不動のエースストライカーとして活躍するCFです。
身長180㎝のサイズと身体能力の高さを活かし、空中戦での強さや裏抜けの巧さ、前線の起点としてボールキープしたりポストワークをするなど、攻撃の軸として存在感を発揮しています。
インターハイ予選決勝では得点を奪えず、1点差に泣いた悔しさを選手権予選で自らのゴールで晴らすことは出来るのか、注目です。
他の都道府県予選を確認したい方はコチラ↓
第103回高校サッカー選手権の日程と出場校一覧!優勝候補や注目選手も紹介!
まとめ
いかがでしたか。
今回は、第103回高校サッカー選手権京都府大会の日程と組み合わせに加え、優勝候補、注目選手も取り上げました。
優勝候補には、インターハイ予選を4年連続で制し、2年ぶりの選手権を狙う東山、前回の選手権予選を3年ぶりに制し、2年連続の選手権出場を狙う京都橘、新人戦またインターハイ予選ともにベスト4の福知山成美を挙げました。
この3校以外にも、プリンスリーグ関西1部に在籍する京都共栄、インターハイ予選では京都橘を破り決勝まで進出した大谷、インターハイ予選ベスト8の洛北、城陽、立命館宇治、U-18サッカーリーグ京都TOPリーグに在籍する龍谷大平安や久御山などが選手権出場権争いに絡んでくることでしょう。
また注目選手として、東山の上山泰智選手、山下ハル選手、京都橘の宮地陸翔選手、福知山成美のローレンス・デイビッド・イズチュク選手、大谷の太仁紫音選手を紹介しました。
ここ数年京都府の覇権を争ってきた東山と京都橘の2強の激突となるのか、それともこの2強に割って入る第3勢力の台頭があるのか、選手権の切符を勝ち取るのはどの高校になるのか、注目です!
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