第102回高校サッカー選手権2023長崎予選の日程まとめ!優勝候補や注目選手も調査!

高校サッカーファンの皆さん、こんにちは。

 

夏のインターハイも終わり、最後の大舞台となる冬の選手権に向けて、全国各地で予選が行われています。

今回は、九州で最多の選手権優勝回数7回を誇る長崎県予選についてお伝えしていきます。

 

その優勝回数7回(島原商:1回、国見:6回)のほとんどに大きく貢献した小嶺忠敏監督が、2022年1月、76歳で亡くなりました。

これまでは小嶺監督が就任し指揮を執ったチームが、長崎県内の高校サッカーの中心的な存在となってきましたが、前回の選手権予選では小嶺監督が最後に指揮を執った長崎総合科学大附が準々決勝で敗退し、選手権優勝回数6回を誇る国見が12年ぶりの出場を果たしました。

 

この国見以外にも、2019年度のインターハイは長崎日大、2020年度の選手権は創成館が出場し、かつてのように頭一つ抜きんでた存在もなく、長崎の勢力図も大きな転換期を迎えています。

この夏のインターハイでは国見がベスト4まで進出し、名門復活の狼煙を上げつつありますが、どこが選手権の出場権を掴むのか、最後まで目が離せません!

 

という事で今回の記事の順番は

  • 全国高校サッカー選手権2023長崎予選の日程
  • 全国高校サッカー選手権2023長崎予選の組み合わせ
  • 全国高校サッカー選手権2023長崎予選の優勝候補
  • 全国高校サッカー選手権2023長崎予選の注目選手
  • まとめ

という順番でお伝えしていきます。

全国高校サッカー選手権2023長崎予選の日程

全国高校サッカー選手権2023長崎県大会ですが、参加全32チームによるトーナメントが10/21(土)から始まっています。

大会日程は以下の通りです。

 

1回戦

10/21(土)

 

2回戦

10/22(水)

 

3回戦

10/28(土)

 

準々決勝

10/29(日)

 

準決勝

11/5(日)

 

決勝

11/12(日)

 

 

 

全国高校サッカー選手権2023長崎予選の組み合わせ

1回戦

月 日 マッチNo. 対 戦 カ ー ド
10/21 M1 長崎西 3 × 1 佐世保西
10/21 M2 長崎南 5 × 1 清峰
10/21 M3 瓊浦 5 × 0 佐世保南
10/21 M4 長崎東 2 × 6 西海学園
10/21 M5 諫早 10 × 0 猶興館
10/21 M6 精道三川台 5 × 0 上五島
10/21 M7 長崎北陽台 5 × 0 佐世保北
10/21 M8 大村 3 × 0 島原中央

 

 

2回戦

月 日 マッチNo. 対 戦 カ ー ド
10/22 M9 島原 5 × 3 長崎西
10/22 M10 長崎南 2 × 4 長崎工
10/22 M11 島原商 0 × 0 瓊浦 (PK:2-4)
10/22 M12 西海学園 0 × 6 佐世保工
10/22 M13 大村工 2 × 0 諫早
10/22 M14 精道三川台 0 × 12 長崎南山
10/22 M15 長崎北 2 × 2 長崎北陽台 (PK:5-3)
10/22 M16 大村 2 × 7 佐世保実

 

 

3回戦

月 日 マッチNo. 対 戦 カ ー ド
10/28 M17 長崎総合科学大附 10 × 0 島原
10/28 M18 長崎工 0 × 5 創成館
10/28 M19 九州文化学園 3 × 0 瓊浦
10/28 M20 佐世保工 1 × 2 海星 
10/28 M21 長崎日大 5 × 1 大村工
10/28 M22 長崎南山 2 × 1 鎮西学院
10/28 M23 諫早商 4 × 1 長崎北
10/28 M24 佐世保実 0 × 3 国見

 

 

準々決勝

月 日 マッチNo. 対 戦 カ ー ド
10/29 M25 長崎総合科学大附 5 × 1 創成館
10/29 M26 九州文化学園 0 × 2 海星
10/29 M27 長崎日大 5 × 1 長崎南山
10/29 M28 諫早商 0× 4 国見

 

 

準決勝

月 日 マッチNo. 対 戦 カ ー ド
11/5 M29 長崎総合科学大附 1(6PK5)1 海星
11/5 M30 長崎日大 0 × 2 国見

 

 

決勝

月 日 マッチNo. 対 戦 カ ー ド
11/12 M31 長崎総合科学大附 3 × 1 国見

高校サッカー選手権長崎県予選は、長崎総科大附属高校が2年ぶり9度目の出場を決めました。

 

 

 

全国高校サッカー選手権2023長崎予選の優勝候補

2023年度の選手権予選長崎県大会の優勝候補として挙げたい高校は、「国見」、「長崎総合科学大附」、「長崎日大」の3校です。

 

【国見】

まず優勝候補に挙げるのは、前回の選手権出場校であり、今年度のインターハイでベスト4に進出した国見です。

 

12年ぶりに帰ってきた前回の選手権では、戦った3試合全てでPK戦というタフな試合展開となり、3回戦で前回王者の青森山田(青森県)と互角に渡り合ったものの、惜しくもPK戦の末に敗れてしまいました。

今年度のインターハイ予選も準決勝、決勝ともにPK戦で勝利し、かつてのように相手を圧倒するような試合展開は見られませんが、インターハイ5試合で無失点という堅い守備を持ち味とし、勝負強さを発揮し、激闘を制してきました。

選手権予選でもCB平田大耀(3年)を中心とした堅い守備で相手の攻撃を跳ね返していくことでしょう。

 

インターハイ予選決勝後、国見木藤健太監督はインタビューで、小嶺監督の「悪くとも勝つのが国見」という教えを取り上げていました。

今年度の国見の特徴である堅い守備に加え、劣勢に置かれながらも試合を制する勝負強さを発揮し、2年連続の選手権への切符を手にすることが出来るのか、注目です。

 

 

【長崎総合科学大附】

次に優勝候補に挙げるのは、長崎総合科学大附です。今年度のプリンスリーグ九州1部に長崎県の高体連で唯一参戦しています。

 

前回の選手権予選はベスト8でまさかの敗退となってしまいました。

その後の新人大会は準優勝に終わり、九州新人大会はベスト4まで進出しましたが、インターハイ予選では国見と3回戦で激突し、0-1で敗れてしまいました。

長崎県ではなかなか結果を残せていないものの、今年度のプリンスリーグ九州1部(10/26現在)では全10チーム中5位に位置し、ロングボールを前線に供給し、セカンドボールを回収し、前への圧力を強くしていくスタイルを展開し、全国でも十分渡り合えるチーム力を有しています。

 

今年度は長崎県内で苦汁を飲んでいる長崎総合科学大附ですが、選手権予選では底力を発揮し、2年ぶりの選手権出場権を獲得することが出来るのか、注目です。

 

 

【長崎日大】

最後に優勝候補に挙げるのは、昨年度の新人大会の優勝校であり、今年度のインターハイ予選準優勝校の長崎日大です。

 

選手権出場2回、インターハイ出場6回を誇る長崎日大ですが、これまでは国見長崎総合科学大附といった絶対的な存在に影を潜めており、優勝争いの中心とは必ずしも言い切れない存在でした。

しかし今年度は、新人大会でPK戦の末、長崎総合科学大附を破り優勝すると、インターハイ予選でも決勝まで進出し、PK戦の末に国見に敗れはしたものの、あと一歩のところまで迫りました。

エースの友永響(3年)や長身FWの中川粋(3年)を中心に、ポジショニングとテクニックを重視するスタイルで、攻守に完成度の高いサッカーを目指し、選手権出場を目指していきます。

 

国見長崎総合科学大附と互角の勝負を繰り広げてきた長崎日大ですが、あと一歩のところでの強さが足りず、結果を得ることが出来ませんでした。

最後の大舞台で、第90回大会(2011年度)以来12年ぶりの選手権出場を果たすことが出来るのか、注目です。

 

 

 

全国高校サッカー選手権2023長崎予選の注目選手

では、ここで2023年度の選手権予選長崎県大会の注目選手を取り上げます。

 

平田 大耀(DF/国見/3年)

堅守を誇る国見の最終ラインの中心として君臨するDFリーダーです。

前回の選手権も経験し、インターハイでは5試合で無失点に抑え込み、大会優秀選手にも選出されました。

高い打点のヘッド、細かいラインコントロール、対人の強さを発揮して最終ラインを統率し、相手の攻撃を跳ね返していきます。

 

インターハイ準決勝の桐光学園(神奈川県)戦では、対峙した齊藤俊輔松田悠世といった全国屈指のドリブラーに対しても冷静な守備対応を見せていました。

この選手権予選でも、DFリーダー平田の統率でより堅い守備を築き上げていきます。

前回の選手権では尚志(福島県)や青森山田(青森県)といったトップレベルの攻撃陣と渡り歩き、この夏のインターハイでは大会通して無失点を成し遂げ、大きな自信を得たDFリーダーは、選手権に向けてさらなる進化を遂げるのか、注目です。

 

 

中山 葵(FW/国見/3年)

チームでは背番号10を付け、攻撃陣の中心として活躍するアタッカーです。

この夏のインターハイでは2得点を上げ、大会優秀選手に選出されました。

 

攻撃センスの高さと得点力の高さを武器に、この夏のインターハイの1回戦と2回戦ではチームの勝利に繋がる得点を上げました。

しかし、準々決勝の矢板中央(栃木県)戦と準決勝の桐光学園(神奈川県)戦では、相手の堅い守備の前にゴールをこじ開けることは出来ませんでした。

チームの攻撃の場面でも、背番号10の中山を経由する場面が多く、結果を示していかないといけないという強い意識を持って、最後の大舞台に臨んでいきます。

 

堅守が売りの国見において、エースである中山がいかに決定的な仕事をすることが出来るのかは、国見勝利のカギを握ることになるでしょう。

背番号10の活躍にも注目です。

 

 

平山 零音(DF/長崎総合科学大附/3年)

昨年度からチームの主軸を担うLSBです。

今年度はキャプテンとして、自身のプレーでチームを牽引していきます。

 

身長160㎝ほどと小柄ながらも、前への推進力の強さや対人守備の強さ、精度の高い左足のキックを武器とし、九州でも屈指のLSBの一人として挙げられます。

今年度のプリンスリーグ九州1部(10/26現在)では、15試合で3得点を上げ、DFながら得点力の高さも示しています。

またキャプテンとして、「後ろの声は神の声」という小嶺前監督からの教えを受け、最終ラインから声を出し、チームを統率するとともに、鼓舞していきます。

 

前回の選手権予選ではまさかのベスト8敗退となってしまいましたが、今回はキャプテンとしてチームを全国の舞台へと引き戻すことが出来るのか、攻守において高い能力を誇るLSBの活躍にも注目です。

 

 

新垣 太一(FW/長崎総合科学大附/3年)

昨年度のインターハイの舞台を経験したストライカーであり、今年度は前線の軸として、チームを勝利に導く活躍を見せています。

 

今年度のプリンスリーグ九州1部(10/26現在)では12試合で4得点を上げ、身体能力の高さや得点力の高さを駆使し、前線で起点となり、ゴールを奪うだけでなく、前線から積極的にプレスを仕掛け、ハードワークを絶やさない献身性の高さも見せます。

特に前線からのプレスに関しては、相手の守備を乱す大きな威力を発揮し、チームを率いる定方敏和監督も大きな武器として高く評価しています。

 

ストライカーの新垣に対しては、前への圧力が強いスタイルを誇る長崎総合科学大附において、得点はもちろん、ハードワークでの献身性も期待されます。

どこまで動き回り、どこまで相手を攻め立てることが出来るのか、注目です。

 

 

友永 響(MF/長崎日大/3年)

チームでは背番号10を付け、ドリブルやパスでチャンスメイクしていくだけでなく、自身も果敢にゴールを狙っていくアタッカーです。

 

俊敏性の高いドリブルや、攻守の切り替えの速さを持ち味とし、ポジショニングとテクニックを重視するスタイルをとる長崎日大において、攻撃陣の中心的な存在となっています。

また昨年度の九州新人大会の予選リーグでの熊本商戦で2得点を決めるなど、得点力の高さも誇ります。インターハイ予選では、怪我のため満足のいくプレーを見せることが出来ず、チームも準優勝に終わり、悲願の全国行きを目指し、個のレベルアップを図っていきます。

 

国見長崎総合科学大附にあと一歩のところまで迫りながらも、全国行きの切符を手にすることが出来なかった長崎日大ですが、エース友永の活躍により、全国行きを手繰り寄せることが出来るのか、注目です。

 

 

 

まとめ

いかがでしたか?

 

今回は全国高校サッカー選手権2023長崎県予選の日程と組み合わせに加えて、優勝候補、注目選手をご紹介しました。

 

優勝候補には、前回の選手権出場校ならびに、今年度のインターハイベスト4の国見、今年度のプリンスリーグ九州に長崎県の高体連で唯一参戦している長崎総合科学大附、昨年度の新人大会優勝校ならびに、インターハイ予選準優勝校の長崎日大を挙げました。

この3校以外にも、インターハイ予選ベスト4の創成館海星、昨年度の新人大会ベスト4の九州文化学園諫早商、前回の選手権予選で長崎総合科学大附を破った鎮西学院長崎南山佐世保実などが優勝争いに絡んでくることでしょう。

今年度のインターハイ予選の準決勝と決勝の全3試合でPK戦での決着と、拮抗した試合展開が見られ、最後までどこが選手権出場権を手にするのか、目が離せませんね。

 

注目選手は、国見平田大耀選手、中山葵選手、長崎総合科学大附平山零音選手、新垣太一選手、長崎日大友永響選手をご紹介しました。

インターハイと同じく、選手権予選でも出場権をかけた熱い戦いが繰り広げられることでしょう。

かつてのような絶対的な存在がいない中で、今回の選手権予選を制し、長崎県の盟主候補に名乗りを上げるチームはどこになるのか、勢力図が変わりつつある長崎県予選での戦いぶりにも注目です。

いつもありがとうございます!

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