高校サッカーファンの皆さん、こんにちは。
夏のインターハイも終わり、全国各都道府県で最後の大舞台となる選手権の予選が始まっています。
今回は、日本最北端の激戦区北海道予選を取り上げます。
北海道勢の選手権での優勝経験はなく、第78回大会(1999年度)で室蘭大谷(現北海道大谷室蘭)が準々決勝に進出して以降は、ベスト8に残ることは出来ていません。
とはいえ、2023年度は旭川実がU-18世代の最高峰の舞台であるプレミアリーグEASTに参戦するなど、全国トップクラスの実力を持つ高校も控えています。
この北海道予選を制した高校が、北海道勢初の選手権制覇という歴史の1ページに名を刻むという可能性も十分ありますね。
ということで今回は、
- 第103回高校サッカー選手権2024北海道大会の日程
- 第103回高校サッカー選手権2024北海道大会の組み合わせ
- 第103回高校サッカー選手権2024北海道大会の優勝候補
- 第103回高校サッカー選手権2024北海道大会の注目選手
- まとめ
の順でお伝えしていきます。
第103回高校サッカー選手権2024北海道大会の日程
第103回高校サッカー選手権2024北海道大会は、2024年10月19日(土)から始まります。
1回戦
2024年10月19日(土)
2回戦
2024年10月20日(日)
準々決勝
2024年10月21日(月)
準決勝
2024年10月27日(日)
決勝
2024年11月2日(土)
第103回高校サッカー選手権2024北海道大会の組み合わせ
1回戦
No | 月 日 | 対 戦 カ ー ド |
M1 | 10/19 | 滝川 vs 札幌西 |
M2 | 10/19 | 函館西 vs 帯広大谷 |
M3 | 10/19 | 釧路北陽 vs 北海道科学大高 |
M4 | 10/19 | クラーク国際 vs 市立函館 |
M5 | 10/19 | 北海道大谷室蘭 vs 札幌光星 |
M6 | 10/19 | 北海道文教大附 vs 駒大苫小牧 |
M7 | 10/19 | 稚内大谷 vs 北海 |
M8 | 10/19 | 北星学園大附 vs 遠軽 |
M9 | 10/19 | 旭川志峯 vs 東海大札幌 |
M10 | 10/19 | 函館大谷 vs 小樽水産 |
M11 | 10/19 | 北照 vs 中標津 |
M12 | 10/19 | 札幌第一 vs 伊達開来 |
M13 | 10/19 | 岩見沢東 vs 北海道栄 |
2回戦
No | 月 日 | 対 戦 カ ー ド |
M14 | 10/20 | 旭川実 vs M1の勝者 |
M15 | 10/20 | M2の勝者 vs M3の勝者 |
M16 | 10/20 | M4の勝者 vs M5の勝者 |
M17 | 10/20 | M6の勝者 vs M7の勝者 |
M18 | 10/20 | 札幌創成 vs M8の勝者 |
M19 | 10/20 | M9の勝者 vs M10の勝者 |
M20 | 10/20 | M11の勝者 vs M12の勝者 |
M21 | 10/20 | M13の勝者 vs 札幌大谷 |
準々決勝
No | 月 日 | 対 戦 カ ー ド |
M22 | 10/21 | M14の勝者 vs M15の勝者 |
M23 | 10/21 | M16の勝者 vs M17の勝者 |
M24 | 10/21 | M18の勝者 vs M19の勝者 |
M25 | 10/21 | M20の勝者 vs M21の勝者 |
準決勝
No | 月 日 | 対 戦 カ ー ド |
M27 | 10/27 | M22の勝者 vs M23の勝者 |
M28 | 10/27 | M24の勝者 vs M25の勝者 |
決勝
No | 月 日 | 対 戦 カ ー ド |
M29 | 11/2 | M27の勝者 vs M28の勝者 |
第103回高校サッカー選手権2024北海道大会の優勝候補
第103回高校サッカー選手権2024北海道大会の優勝候補予想に入る前に、
まずは2024年度の各大会での結果を振り返ってみましょう。
インターハイ予選 | その他 | |
優勝 | 旭川実 | 〈プリンスリーグ北海道〉 旭川実、札幌大谷、札幌創成、北海、北海道大谷室蘭、 駒大苫小牧、北照 |
準優勝 | 札幌大谷 | |
ベスト4 | 北海道大谷室蘭 | |
札幌創成 |
そして、過去3年間の出場校は以下の通りです。
インターハイ | 選手権 | |
第102回(2023年度) | 旭川実、札幌創成、札幌第一 | 北海 |
第101回(2022年度) | 旭川実、札幌光星 | 北海 |
第100回(2021年度) | 旭川実、札幌大谷 | 北海 |
これをふまえて、北海道予選の優勝候補として、「旭川実」、「札幌大谷」、「北海」を挙げたいと思います。
【旭川実】
まず優勝候補に挙げるのは、4年連続でインターハイ出場中の旭川実です。
2023年度はプレミアリーグEASTで戦い、2024年度はプリンスリーグ北海道でやや好不調の波が大きく、順位こそ中位にとどまったものの、U-17日本高校選抜のアタッカー清水彪雅(3年)を中心とした攻撃力の高さに加え、同じくU-17日本高校選抜の澁谷陽(3年)を中心とした守備力の高さもあり、バランスがとれたチームとなっています。
選手権の出場は第97回(2019年度)以降遠のいていますが、6年ぶりの選手権出場となるか、注目です。
【札幌大谷】
次に優勝候補に挙げるのは、インターハイ予選準優勝の札幌大谷です。
インターハイ予選決勝では旭川実に敗れたものの、プリンスリーグ北海道では旭川実を上回り、首位北海道コンサドーレ札幌U-18に次ぐ2位につけました。中盤で攻守に躍動する大黒柱のU-17日本高校選抜MF笹修大(3年)を軸に、プリンスリーグ北海道で得点を量産するストライカー簗詰夕喜(3年)などタレントも揃っています。
第99回大会(2020年度)以来、4年ぶりの選手権出場となるか、注目です。
【北海】
最後に優勝候補に挙げるのは、3年連続で選手権予選を制している北海です。
インターハイ予選では準々決勝で旭川実に敗れたものの、プリンスリーグ北海道では旭川実との2度の対戦で2度勝利を上げています。
前回の選手権を経験したメンバーも残っており、冬に向けてまた強さを発揮するのか、注目です。
第103回高校サッカー選手権2024北海道大会の注目選手
では、第103回高校サッカー選手権2024北海道大会の注目選手を取り上げたいと思います。
➀ 澁谷 陽(MF/旭川実/3年) ※2024年 U-17日本高校選抜候補
インハイでブレイクなるか。動ける189cmレフティー、旭川実MF澁谷陽が躍動中https://t.co/aIAfO79rh9#ゲキサカ #高校サッカー #高校総体 #インターハイ pic.twitter.com/YCqgc8tX6k
— ゲキサカ (@gekisaka) July 23, 2024
190㎝近い身長と正確な左足からのキックで、最終ラインから攻守にわたり貢献度の高いパフォーマンスを見せるレフティーです。
ボランチを主軸としつつも、CBや攻撃的MFなどプレーし、最終ラインからチームを引き締めるだけでなく、攻撃面でもここぞの場面での活躍が光ります。
まずは攻守の要である澁谷がどれだけボールに絡んでいけるのかが、旭川実のパフォーマンスを左右するものになるでしょう。
② 清水 彪雅(FW/旭川実/3年) ※2024年 U-17日本高校選抜
[ゲキサカ×U-17高校選抜候補]旭川実FW清水彪雅「もっと自分からボールを呼ぶこと、もっと仕掛けることができるように」https://t.co/m9qgLEdYyA#ゲキサカ #高校サッカー
— ゲキサカ (@gekisaka) February 12, 2024
前線でのボールキープや、推進力溢れる突破で相手ゴールに迫っていく旭川実のストライカーです。
前回の選手権への出場はかなわなかったものの、選手権後にU-17日本高校選抜に選出され、2024年度のプリンスリーグ北海道ではチームの得点源として9得点を上げました。
攻撃陣の中心として、どこまで活躍できるか、注目です。
③ 笹 修大(MF/札幌大谷/3年) ※2024年 U-17日本高校選抜、2024年 インターハイ優秀選手
[MOM4786]札幌大谷MF笹修大(3年)_「腕一本で抑えられた」。相手選手も差を認める強さ、高さで中盤に君臨 https://t.co/0Xr1slDuZK#ゲキサカ #高校サッカー #高校総体 #インターハイ pic.twitter.com/yr13Q6j4PY
— ゲキサカ (@gekisaka) July 27, 2024
高校生離れした強靭なフィジカルと、アグレッシブな守備で中盤の番人として君臨する札幌大谷の大黒柱です。
キック精度の高さや豊富な運動量なども兼ね備え、選手権後にU-17日本高校選抜に選出されただけでなく、インターハイでもチームは2回戦敗退ながら、大会優秀選手にも選出されています。
主将としてチームを最後の大舞台となる選手権へと導くことが出来るのか、注目です。
④ 簗詰 夕喜(FW/札幌大谷/3年)
🏆決勝トーナメント準々決勝
🆚#横浜創英 vs #札幌大谷
⏰前半10分抜け出した #74 簗詰夕喜が縦のボールに反応し技ありのループシュートで札幌大谷が先制点!#NB#NBFOOTBALL#NB442#FURON#ニューバランス#newbalance#裏選手権https://t.co/1LgEaG7wWT pic.twitter.com/MlACe3jeps
— Player!⚽️高校サッカー速報 (@Playerapp_sc) January 5, 2024
札幌大谷の得点源として信頼を寄せられているストライカーです。
インターハイでも1回戦の富山第一(富山)戦で1得点を上げ、2024年度のプリンスリーグ北海道ではチームトップの15得点を上げています。
中盤の大黒柱である笹とともに、札幌大谷のパフォーマンスを左右する一人です。
⑤ 岡野 琉乃介(FW/北海/3年)
3年連続で選手権出場中の北海のストライカーとして信頼を寄せられているFWです。
前回の選手権では2試合とも出場はかなわなかったものの、2024年度のプリンスリーグ北海道ではチームトップの12得点を上げ、得点源として活躍しています。
これまで北海のエースとして活躍してきた野村光希(現札幌大1年)に代わり、4年連続の選手権出場へと導くのか、注目です。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、第103回高校サッカー選手権北海道大会の日程と組み合わせに加え、優勝候補、注目選手も取り上げました。
優勝候補には、この夏のインターハイ予選を制し、2023年度はプレミアリーグEASTにも在籍していた旭川実、同じくこの夏のインターハイ予選準優勝校の札幌大谷、3年連続で選手権予選を制している北海を挙げました。
この3校以外にも、インターハイ予選ベスト4の北海道大谷室蘭、札幌創成、プリンスリーグ北海道に在籍している駒大苫小牧、北照、インターハイ予選ベスト8の釧路北陽、帯広大谷、東海大札幌、2023年のインターハイ出場校札幌第一、U-18サッカーリーグ北海道に在籍している函館大谷、旭川志峯などが選手権出場権争いに絡んでくることでしょう。
また注目選手として、旭川実の澁谷陽選手、清水彪雅選手、札幌大谷の笹修大選手、簗詰夕喜選手、北海の岡野琉乃介選手を紹介しました。
インターハイでは出場枠が2から、選手権では出場枠が1となる中で、北の大地で繰り広げられる激闘を制し、選手権の切符を勝ち取るのはどの高校になるのか、注目です!
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