第102回高校サッカー選手権2023栃木予選の日程まとめ!優勝候補や注目選手も調査!

高校サッカーファンの皆さん、こんにちは。

 

夏のインターハイも終わり、最後の大舞台となる冬の選手権に向けて、全国各地で予選が行われています。

今回は、北関東の雄、栃木県予選についてお伝えしていきます。

 

昨年度のインターハイを制した前橋育英(群馬県)、そして今年度のインターハイを制した明秀日立(茨城県)といった北関東3県の中では少しタイトルから遠のいている栃木県ですが、選手権では矢板中央が第98回(2019年)、第99回(2020年度)大会と2大会連続でベスト4に進出しています。

その矢板中央の代わりに前回の選手権に出場した佐野日大もベスト8に進出するなど、全国では上位をうかがう実力を有するチームがひしめき合う隠れた激戦区です。

栃木県勢としては、古くは第29回(昭和25年度)大会で宇都宮が優勝を果たしていますが、県勢2度目の選手権制覇の可能性も十分あるといえるでしょう。

 

という事で今回の記事の順番は

  • 全国高校サッカー選手権2023栃木予選の日程
  • 全国高校サッカー選手権2023栃木予選の組み合わせ
  • 全国高校サッカー選手権2023栃木予選の優勝候補
  • 全国高校サッカー選手権2023栃木予選の注目選手
  • まとめ

という順番でお伝えしていきます。

全国高校サッカー選手権2023栃木予選の日程

全国高校サッカー選手権2023栃木県大会ですが、参加全57チームによるトーナメントが10/7(土)から始まっています。

大会日程は以下の通りです。

 

1回戦

10/7(土)

 

2回戦

10/9(月・祝)

 

3回戦

10/21(土)

 

4回戦

10/28(土)

 

準々決勝

11/3(金・祝)

 

準決勝

11/5(日)

 

決勝

11/11(土)

 

 

 

全国高校サッカー選手権2023栃木予選の組み合わせ

1回戦

月 日 マッチNo. 対 戦 カ ー ド
10/7 M1 足利工業 0 × 1 宇都宮清陵
10/7 M2 鹿沼 5 × 0 黒羽・馬頭
10/7 M3 矢板東 5 × 2 宇都宮中央
10/7 M4 真岡工業 5 × 0 上三川
10/7 M5 黒磯南 2 × 1 宇都宮商業
10/7 M6 茂木 6 × 0 今市工業
10/7 M7 矢板 4 × 2 小山西
10/7 M8 栃木翔南 0 × 7 足利
10/7 M9 小山城南 0 × 7 高根沢
10/7 M10 鹿沼東 1 × 1 小山北桜 (PK:4-3)
10/7 M11 壬生 0 × 0 佐野 (PK:3-5)
10/7 M12 真岡北陵 0 × 2 宇都宮南
10/7 M13 足利清風 5 × 0 黒磯

 

 

2回戦

月 日 マッチNo. 対 戦 カ ー ド
10/9 M14 那須拓陽 0 × 0 宇都宮清陵 (PK:5-3)
10/9 M15 鹿沼 0 × 0 烏山 (PK:3-5)
10/9 M16 矢板東 1 × 2 栃木 
10/9 M17 栃木工業 1 × 2 真岡工業
10/9 M18 那須・幸福の科学 0 × 5 那須清峰
10/9 M19 宇都宮工業 7 × 0 黒磯南
10/9 M20 青藍泰斗 0 × 1 茂木
10/9 M21 矢板 2 × 0 佐野松桜
10/9 M22 作新学院 3 × 1 足利
10/9 M23 高根沢 2 × 1 宇都宮北
10/9 M24 鹿沼東 0 × 5 宇都宮
10/9 M25 今市 0 × 1 佐野東
10/9 M26 大田原 3 × 0 宇都宮東
10/9 M27 小山南 6 × 1 佐野
10/9 M28 石橋 0 × 1 宇都宮南
10/9 M29 足利清風 2 × 0 栃木農・鹿沼南・佐日中

 

 

3回戦

月 日 マッチNo. 対 戦 カ ー ド
10/21 M30 那須拓陽 1 × 0 烏山
10/21 M31 益子芳星 1 × 2 栃木
10/21 M32 真岡工業 0 × 2 小山
10/21 M33 宇都宮白楊 6 × 0 那須清峰
10/21 M34 宇都宮工業 1 × 0 真岡
10/21 M35 茂木 4 × 2 矢板
10/21 M36 作新学院 4 × 1 高根沢
10/21 M37 足利大附 6 × 1 宇都宮
10/21 M38 佐野東 0 × 3 さくら清修
10/21 M39 宇都宮短大附 1 × 0 大田原
10/21 M40 小山南 0 × 7 文星芸大附
10/21 M41 宇都宮南 1 × 0 足利清風

 

 

4回戦

月 日 マッチNo. 対 戦 カ ー ド
10/28 M42 矢板中央 7 × 0 那須拓陽
10/28 M43 栃木 2 × 0 小山
10/28 M44 宇都宮白楊 1(7PK8)1 宇都宮工業
10/28 M45 茂木 0 × 2 白鴎大足利
10/28 M46 國學院栃木 2 × 0 作新学院
10/28 M47 足利大附 2 × 0 さくら清修
10/28 M48 宇都宮短大附 1(4PK2)1 文星芸大附
10/28 M49 宇都宮南 0 × 3 佐野日大

 

 

準々決勝

月 日 マッチNo. 対 戦 カ ー ド
11/3 M50 矢板中央 4 × 0 栃木
11/3 M51 宇都宮工業 0 × 2 白鴎大足利
11/3 M52 國學院栃木 1 × 0 足利大附
11/3 M53 宇都宮短大附 1(2PK4)1 佐野日大

 

 

準決勝

月 日 マッチNo. 対 戦 カ ー ド
11/5 M54 矢板中央 1 × 0 白鴎大足利
11/5 M55 國學院栃木 2(5PK3)2 佐野日大

 

 

決勝

月 日 マッチNo. 対 戦 カ ー ド
11/11 M56 矢板中央 2 × 1 國學院栃木

高校サッカー選手権栃木県予選は、矢板中央高校が2年ぶり13度目の出場を決めました。

 

 

 

全国高校サッカー選手権2023栃木予選の優勝候補

2023年度の選手権予選栃木県大会の優勝候補として挙げたい高校は、「矢板中央」、「佐野日大」、「白鴎大足利」の3校です。

 

【矢板中央】

優勝候補の筆頭に上がるのは、やはり矢板中央ではないでしょうか。

前回の選手権予選では準決勝でPK戦の末に敗れ出場を逃したものの、それまでは5年連続で選手権に出場し、今年度もインターハイ予選を制し、インターハイではベスト8まで進出しました。

 

堅い守りを伝統とする矢板中央ですが、今年度はGK大渕咲人(3年)、CB梶谷皇光斗(3年)を中心に、例年以上に堅さを増しています。

インターハイ予選では4試合で1失点、インターハイでも3試合で1失点と堅守を築き、PK戦までもつれ込む展開で勝利をもぎ取る粘り強さも見せました。

今年度も参戦しているプリンスリーグ関東1部では、参加10チーム中で最も少ない得点数16(10/18現在)と得点力不足も懸念されていますが、キャプテンを務めるボランチ井上拓実(3年)が正確にパスを供給し、縦に速い攻撃を展開していきます。

 

インターハイ準々決勝ではPK戦の末に、国見(長崎県)に敗れ、精神的な強さを課題に挙げていました。

前回の選手権予選、そしてインターハイでの敗北をバネにし、栃木県予選を制し、選手権で過去最高のベスト4進出を果たすことが出来るのか、注目です。

 

 

【佐野日大】

次に優勝候補に挙がるのは、前回の選手権予選を制し、選手権でもベスト8に進出した佐野日大です。

昨年度の新人大会は制したものの、関東大会予選、インターハイ予選ともに準優勝に終わっています。

 

伝統の堅守速攻を武器に、選手権ベスト4まで進出した第95回大会(2016年度)以来、6年ぶりの選手権出場を果たし、ベスト8まで進出しました。

今年度は、攻撃陣のタレントは多くないものの、前回の選手権を経験したGK平岡倖輝(3年)やCB原朝哉(3年)を中心に伝統の堅守を貫き、経験から得た勝負強さを出しています。

関東大会予選、インターハイ予選ともに準優勝に終わり、最後の大舞台となる選手権予選に向けて、チーム力の底上げを図っていきます。

 

前回の選手権では準々決勝で岡山学芸館(岡山県)に0-4で大敗し、悔しさを味わいました。

その悔しさを晴らすべく、2年連続の選手権への切符を勝ち取り、再びベスト4、そして優勝へと近づくことが出来るのか、注目です。

 

 

【白鴎大足利】

最後に優勝候補に挙げるのは、関東大会予選を制した白鴎大足利です。

前身の足利学園時代の1991年と現校名に変更後の1994年の2回インターハイに出場したものの、それ以降は目立った成績を残しておらず、今年度から優勝戦線に台頭してきました。

 

昨年度からの主力が半数以上残り、対人の強さと守備対応の巧さが光るCB高松想大(3年)を中心とした3バックに、司令塔としてチームの攻撃を組み立てる川原隼(3年)と快足ストライカーの高井継斗(3年)が、攻撃陣の中心として活躍します。

各ポジションに実力者を揃えたバランスの取れたチームとなっており、昨年度からの主力が中心となっていることもあり、チームの成熟度も他チームと比べ高いものとなっています。

 

順当に勝ち上がれば、予選準決勝で矢板中央とぶつかります。

関東大会予選、インターハイ予選ともに対戦がなかった矢板中央を破り、悲願の全国行きを勝ち取ることが出来るのか、急速に台頭している新興勢力の戦いぶりにも注目です。

 

 

 

全国高校サッカー選手権2023栃木予選の注目選手

では、ここで2023年度の選手権予選栃木県大会の注目選手を取り上げます。

 

梶谷 皇光斗(DF/矢板中央/3年)

インターハイでベスト8に進出した昨年度から主力として活躍し、今年度も引き続き堅守を伝統とする矢板中央の最終ラインに堂々と君臨するCBです。

 

身長182㎝のフィジカルを活かした対人や空中戦の強さを誇るだけでなく、「矢板の今までのCBの中では身体能力は一番高い。」と矢板中央金子文三コーチが評価しているように、50mを6秒ジャストで走る瞬発力と跳躍力の高さも誇ります。

守備の強さはもちろんのこと、セットプレーではヘディングからの得点の場面も多く、攻守において今年度の矢板中央の中心として活躍しています。

 

昨年度の選手権予選敗退の悔しさを知るCBは、苦しい時間帯で集中力を切らすことなく、チームを鼓舞する高い意識を持って、最後の大舞台となる選手権に臨みます。

自身のプレーで、2年ぶりの選手権へと導くことが出来るのか、注目です。

 

 

井上 拓実(MF/矢板中央/3年) 

今年度は矢板中央のキャプテンとして、中盤からチームを鼓舞していくボランチです。

 

足元の技術の高さや状況判断能力の高さを活かし、堅守から一気に攻撃へと繋げていき、チャンスメイクしていきます。

ボランチを主としつつも、今年度はインサイドハーフやサイドハーフでも起用され、派手さはそこまで大きくないものの、確実にタスクをこなしていくポリバレント性も光り、チームスタイルの“質実剛健”をプレーで表しています。

キャプテンとしても、例年と比べるとチーム力が落ちるとの声を逆に力にして、中盤からチームを鼓舞し、一丸となって粘り強く勝利をもぎ取っていきます。

 

今年度のインターハイ準々決勝の国見(長崎県)戦でPK戦の末に敗退後、春からの成長を認めつつも、「まだ足りない」と気を引き締め、メンタル面や個の力など、チーム力の底上げを誓っていました。

最後の大舞台となる選手権予選に向けて、今まで以上に矢板中央を勝負強い集団へと成長させていくことが出来るのか、キャプテンの働きにも注目です。

 

 

原 朝哉(DF/佐野日大/3年) 

昨年度から主力として活躍し、ベスト8まで進出した前回の選手権も経験したCBです。

 

昨年度から、5バックの左として起用され、堅い守備の構築に貢献するだけでなく、効果的な攻撃参加なども見せ、攻守にわたり豊富な運動量を見せていました。

今年度は怪我の影響で、主要大会の欠場もあるものの、前回の選手権の舞台での経験を糧に、佐野日大伝統の堅守速攻をプレーで体現していきます。

 

守備だけでなく、攻撃面でものプレーはチームの調子を左右するものになるでしょう。

自身のプレーで2年連続の選手権出場へと導くことが出来るのか、注目です。

 

 

小田 智輝(MF/佐野日大/3年) 

今年度からエースナンバー背番号10を付ける、佐野日大の攻撃の中心的な存在です。

 

豊富な運動量と足元の技術の高さを活かし、ボールポゼッションに大きく貢献し、チャンスメイクだけでなく得点力の高さも見せていきます。

昨年度の攻撃の中心だった選手たちと比べるとやや派手さは無いものの、確実性の高さが光り、佐野日大の攻撃の中心として、チームを引っ張っていきます。

 

とはいえ関東大会予選やインターハイ予選など、勝負所で決めきることが出来なかったこともあり、決定力向上と自ら課題を課し、最後の大舞台となる選手権予選に臨みます。

個の力を着実に付け、2年連続の選手権へと導くことが出来るのか、注目です。

 

 

高井 継斗(FW/白鴎大足利/3年) 

スピードに乗ったドリブル突破を武器とするアタッカーで、白鴎大足利ではエースナンバー背番号10を付け、攻撃の中心的な存在として活躍しています。

 

堅守速攻をチームスタイルとする矢板中央佐野日大とは異なり、白鴎大足利はポゼッションサッカーを掲げ、昨年度は多くの2年生が主力を担い、今年度は関東大会予選を制するなど着実に力を付けてきました。

その白鴎大足利において、エースアタッカーの高井は、自慢の快足とテクニックの高さが光るドリブルでチャンスメイクしていき、攻撃の起点となります。

 

関東大会予選決勝の佐野日大戦では、相手に押し込まれながらも存分に自分の武器を発揮し、決勝点にも絡む働きを見せました。

矢板中央佐野日大といった堅守とチーム力の高さを誇る2強に風穴を開けようと、白鴎大足利のエースアタッカーは自身の武器を存分に発揮し、歴史に残る快挙を成し遂げることが出来るのか、2強に続く第3勢力の活躍にも注目です。

 

 

 

まとめ

いかがでしたか?

 

今回は全国高校サッカー選手権2023栃木県予選の日程と組み合わせに加えて、優勝候補、注目選手をご紹介しました。

 

優勝候補には、前回の選手権は出場を逃したものの、今年度もプリンスリーグ関東1部に参戦し、インターハイではベスト8に進出した矢板中央、前回の選手権予選を制し、選手権でもベスト8まで進出した佐野日大、今年度の関東大会予選を制し、悲願の全国への切符を狙う白鴎大足利を挙げました。

例年どおり、矢板中央佐野日大の2強という構図になりそうですが、白鴎大足利や前回の選手権予選準決勝で矢板中央を破った宇都宮短大附、インターハイ予選ベスト4の國學院栃木、関東大会予選ベスト4の足利大附真岡、昨年度の新人大会準優勝の宇都宮工などがこの2強に迫り、選手権への切符を虎視眈々と狙っています。

前回も矢板中央が敗れたこともあり、最後まで目が離せない戦いが続きそうです。

 

注目選手は、矢板中央梶谷皇光斗選手、井上拓実選手、佐野日大原朝哉選手、小田智輝選手、白鴎大足利高井継斗選手をご紹介しました。

インターハイと同じく、選手権予選でも出場権をかけた熱い戦いが繰り広げられることでしょう。

前回のような波乱が再び起こされるのか、それとも強豪校が順当に上位に進出してくるのか、北関東の雄、栃木県予選での戦いぶりにも注目です。

いつもありがとうございます!

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