高校サッカーファンの皆さん、こんにちは。
冬の選手権に向けて、全国各地で本格的に予選が始まっています。
最後の大舞台に向けて、各都道府県で熱い戦いが繰り広げられるでしょう。
今回は、東北の雄、山形県予選についてお伝えしていきます。
山形県勢は今年度のプレミアリーグEAST、プリンスリーグ東北で、東北6県の中で唯一参戦が無く、選手権での成績も第86回(2007年度)以降15大会連続で初戦敗退が続き、最高成績も3回戦までと、東北6県との実力差も大きいのが現状です。
とはいえ、山形県は、青森の青森山田や、福島の尚志のような、圧倒的な存在となる高校は存在せず、各校の実力差も拮抗し、大会終盤に近づくにつれ接戦が多く、最後まで目が離せない展開が続いていきます。
どこが選手権の出場権を掴むのか、予想は大きく分かれるでしょう。
という事で今回の記事の順番は
- 全国高校サッカー選手権2022山形予選の日程
- 全国高校サッカー選手権2022山形予選の組み合わせ
- 全国高校サッカー選手権2022山形予選の優勝候補
- 全国高校サッカー選手権2022山形予選の注目選手
- まとめ
という順番でお伝えしていきます。
全国高校サッカー選手権2022山形予選の日程
全国高校サッカー選手権2022山形予選の日程は以下の通りです。
1回戦
2022年10月8日(土)
2回戦
2022年10月9日(日)
3回戦
2022年10月15日(土)
準々決勝
2022年10月16日(日)
準決勝
2022年10月23日(土)
決勝
2022年10月29日(土)
全国高校サッカー選手権2022山形予選の組み合わせ
第101回2022全国高校サッカー選手権大会 山形県大会 トーナメント表 (参照:山形県サッカー協会HPより)
1回戦
No | 月 日 | 対 戦 カ ー ド |
1 | 10/8 | 山形商業 9 × 0 上山明新館 |
No | 月 日 | 対 戦 カ ー ド |
2 | 10/8 | 寒河江 0 × 4 山形東 |
No | 月 日 | 対 戦 カ ー ド |
3 | 10/8 | 山形南 7 × 0 鶴岡工業 |
No | 月 日 | 対 戦 カ ー ド |
4 | 10/8 | 庄総・高畠 0 × 8 新庄東 |
No | 月 日 | 対 戦 カ ー ド |
5 | 10/8 | 新庄北 1 × 5 酒田光陵 |
No | 月 日 | 対 戦 カ ー ド |
6 | 10/8 | 新庄神室産業 1 × 3 山形学院 |
No | 月 日 | 対 戦 カ ー ド |
7 | 10/8 | 酒田南 0 × 3 山形明正 |
2回戦
No | 月 日 | 対 戦 カ ー ド |
8 | 10/9 | 山形中央 1 × 0 山形商業 |
No | 月 日 | 対 戦 カ ー ド |
9 | 10/9 | 惺山 5 × 1 酒田西 |
No | 月 日 | 対 戦 カ ー ド |
10 | 10/9 | 東桜学館 1 × 0 米沢東 |
No | 月 日 | 対 戦 カ ー ド |
11 | 10/9 | 天童 0 × 15 鶴岡東 |
No | 月 日 | 対 戦 カ ー ド |
12 | 10/9 | 米沢中央 2 × 1 山形東 |
No | 月 日 | 対 戦 カ ー ド |
13 | 10/9 | 創学館 1 × 4 南陽・米商 |
No | 月 日 | 対 戦 カ ー ド |
14 | 10/9 | 九里学園 2 × 0 鶴岡中央 |
No | 月 日 | 対 戦 カ ー ド |
15 | 10/9 | 山形南 0 × 5 山形城北 |
No | 月 日 | 対 戦 カ ー ド |
16 | 10/9 | 東海大山形 11 × 1 新庄東 |
No | 月 日 | 対 戦 カ ー ド |
17 | 10/9 | 山形工業 1 × 3 長井 |
No | 月 日 | 対 戦 カ ー ド |
18 | 10/9 | 村山産業 1 × 2 鶴岡高等専門 |
No | 月 日 | 対 戦 カ ー ド |
19 | 10/9 | 酒田光陵 3 × 0 米沢興譲館 |
No | 月 日 | 対 戦 カ ー ド |
20 | 10/9 | 日大山形 11 × 0 山形学院 |
No | 月 日 | 対 戦 カ ー ド |
21 | 10/9 | 米沢工業 0 × 1 鶴岡南 |
No | 月 日 | 対 戦 カ ー ド |
22 | 10/9 | 寒河江工業 0 × 14 酒田東 |
No | 月 日 | 対 戦 カ ー ド |
23 | 10/9 | 山形明正 0 × 2 羽黒 |
3回戦
No | 月 日 | 対 戦 カ ー ド |
24 | 10/15 | 山形中央 5 × 0 惺山 |
No | 月 日 | 対 戦 カ ー ド |
25 | 10/15 | 東桜学館 0 × 7 鶴岡東 |
No | 月 日 | 対 戦 カ ー ド |
26 | 10/15 | 米沢中央 12 × 0 南陽・米商 |
No | 月 日 | 対 戦 カ ー ド |
27 | 10/15 | 九里学園 0 × 6 山形城北 |
No | 月 日 | 対 戦 カ ー ド |
28 | 10/15 | 東海大山形 7 × 0 長井 |
No | 月 日 | 対 戦 カ ー ド |
29 | 10/15 | 鶴岡高等専門 1 × 5 酒田光陵 |
No | 月 日 | 対 戦 カ ー ド |
30 | 10/15 | 日大山形 4 × 1 鶴岡南 |
No | 月 日 | 対 戦 カ ー ド |
31 | 10/15 | 酒田東 0 × 11 羽黒 |
準々決勝
No | 月 日 | 対 戦 カ ー ド |
32 | 10/16 | 山形中央 2 × 1 鶴岡東 |
No | 月 日 | 対 戦 カ ー ド |
33 | 10/16 | 米沢中央 3 × 2 山形城北 |
No | 月 日 | 対 戦 カ ー ド |
34 | 10/16 | 東海大山形 9 × 0 酒田光陵 |
No | 月 日 | 対 戦 カ ー ド |
35 | 10/16 | 日大山形 0 × 2 羽黒 |
準決勝
No | 月 日 | 対 戦 カ ー ド |
36 | 10/23 | 山形中央 1 × 0 米沢中央 |
No | 月 日 | 対 戦 カ ー ド |
37 | 10/23 | 東海大山形 0 × 3 羽黒 |
決勝
No | 月 日 | 対 戦 カ ー ド |
38 | 10/29 | 山形中央 2(3PK4)2 羽黒 |
山形予選は、羽黒高校が2年連続9回目の優勝を飾りました!
全国高校サッカー選手権2022山形予選の優勝候補
山形予選の優勝候補として挙げたい高校は、「山形中央」「羽黒」「東海大山形」の3校です。
【山形中央】
まず優勝候補に挙げるのは、インターハイ予選王者の山形中央です。
下馬評はそこまで高くなかったものの、「諦めないサッカー」をチームのスローガンとして掲げ、準決勝では東海大山形に4-2、そして決勝では羽黒高に2-1で勝利し、2017年度以来5年ぶりのインターハイ出場権を獲得しました。
インターハイでは関大北陽に終了間際に1点を奪われ、惜しくも敗れてしまいましたが、再び全国へのリベンジを果たすべく、選手権出場に向けて意気込んでいます。
選手たちは昨年度のチームの方が技術は上だと感じつつも、気持ちの面で負けないと意識し、強い団結力でインターハイ予選を制しました。
とはいえ、攻撃的MFの高橋一颯や、守備の要の渡邉悠真といった3年生の経験に加え、エースストライカーの篠田ヒカルや、正GKの清水塁斗といった2年生も主力として活躍し、総合力が高い楽しみなチームとなっています。
山形予選では、インターハイ予選王者としてではなく、再び“挑戦者”として臨み、地力が上のチームに対しても粘り強く戦い、「諦めないサッカー」を見せてくれるでしょう。
山形予選を制し、全国であと一歩で手が届かなかった勝利を手にすることは出来るのか注目です。
【羽黒】
次に優勝候補に挙げるのは、前回の選手権出場校であり、今夏のインターハイ予選準優勝校の羽黒高です。
ドリブルなど個人技を中心としたテクニカルな攻撃を売りとしたチームは、前回の選手権予選を3年ぶりに制し、全国の舞台に臨みましたが、初戦の岡山学芸館戦では当時2年生の荒井晴太が先制点を奪ったものの、その後逆転され、1-2で敗れて15年ぶりの山形県勢勝利とはなりませんでした。
今年度は、前回の選手権でゴールを決めたトップ下の荒井晴太に加え、CBの瀬戸遥太、攻撃的MFの佐藤聡汰郎といった前回の選手権の悔しさを知るメンバーが中心となり、これまでと同様テクニカルな攻撃的チームを作り上げてきましたが、インターハイ予選は決勝で惜しくも山形中央に1-2で敗れてしまいました。
前回の選手権はあと一歩のところで勝利に手が届きませんでしたが、そのリベンジを、今回の選手権で果たすことはできるのか。そして15年ぶりの山形県勢の勝利を手にすることは出来るのか、羽黒高の戦いぶりにも注目です。
【東海大山形】
最後に優勝候補に挙げるのは、東海大山形です。
昨年のインターハイ予選を制しましたが、前回の選手権予選は決勝で羽黒高に敗れ、今夏のインターハイ予選も準決勝で山形中央に敗れてしまいました。
とはいえ、今年度のU-18サッカーリーグ山形では、モンテディオ山形ユースBチームや県内のライバルを抑え、首位に立っています。
チームの売りは堅い守備とサイドアタックで、U-18サッカーリーグ山形での失点数7は、リーグの中でも断トツの数字であり、インターハイ予選に臨む前は、無失点を継続していただけに、インターハイ準決勝での4失点は悔やまれるところですが、その後も大きく崩れることなく、堅い守備を築き上げています。
また昨年のチームの強みでもあったサイドアタックは今年度も大きな武器となっており、積極的な仕掛けからクロスを供給し、中央からゴールを奪うパターンも多くなっています。
前回の選手権、そして今夏のインターハイと、実力はあるものの詰めの甘さから、あと一歩のところで全国への切符を逃しており、この選手権予選では地力の強さを見せ、再び全国への切符を手にすることが出来るのか注目です。
全国高校サッカー選手権2022山形予選の注目選手
ここからは山形予選の注目選手をご紹介していきます。
【篠田 ヒカル (しのだ ひかる)】
[MOM3874]山形中央FW篠田ヒカル(2年)_積極シュートが奏功、2発で決勝へ導くhttps://t.co/QbZfXrMCO3#ゲキサカ #高校サッカー #高校総体 #インターハイ pic.twitter.com/coq1F7CIf5
— ゲキサカ (@gekisaka) June 4, 2022
山形中央の2年生でチームのエースストライカーです。
インターハイ予選準決勝の東海大山形戦では2得点を上げ、U-18サッカーリーグ山形でも6得点を記録し、チームの得点源としてチーム内から厚い信頼が寄せられています。
プレースタイルの特徴としては、快足を生かした裏への抜け出しと、ポストプレーの強さが挙げられます。
インターハイ予選準決勝ではニアへの飛び出しや、ロングフィードからの飛び出しで決定機を生み出し、ゴールを奪っていました。
また攻撃の起点としてタメを作り、味方を生かすプレーも随所で見せていました。
これからの成長も期待されるエースストライカーは、選手権予選でさらに覚醒することが出来るのか、山形中央の期待の星の活躍に注目ですね。
【清水 塁斗 (しみず るいと)】
山形中央の2年生でチームの守護神として活躍しています。
2年生ながらチームの正GKを務め、1対1でのセービングや安定した守備対応で、チームの守備陣の中心的な存在となっています。
またロングフィードの精度も高く、インターハイ予選準決勝では、篠田ヒカルのゴールのアシストを記録しました。
インターハイ本戦でも終了間際の1点を許すまで、安定したセービングを見せ、これからの成長もより期待されています。
ストライカーの篠田と同様、2年生ながらチームの主力となっている正GKの清水の活躍にも注目ですね。
【荒井 晴太 (あらい はるた)】
①荒井晴太(Haruta Arai)
②羽黒高校
③OMF
④山形県代表として選手権出場を果たした羽黒高校の技巧派チャンスメイカー。切れ味鋭いドリブルに加え、高い状況把握力とスペーシング能力で、DFの抜け穴を掻い潜りながら決定機を演出する。来年度の筆頭注目選手として、更なる飛躍に期待がかかる。 pic.twitter.com/2sPMxwdKJT— 有望サッカー選手名鑑@PlayersList (@PlayersList) March 18, 2022
羽黒高の3年生でチームの攻撃の中心といえる存在です。
前回の選手権でも2年生ながらトップ下としてスタメンで起用され、1点を奪いました。
今年度も同じく不動のトップ下として君臨し、ドリブル、パス、シュートなど高い水準を誇り、チームの攻撃では必ず経由するといって良いほどの存在となっています。
身長165㎝と小柄ながらも「体は小さいけれど、速さがある。安心して見ていられる選手」と、羽黒高の本街直樹監督も全幅の信頼を寄せています。
荒井自身もチームの中心としての自覚をより強く感じ、チャンスメイクをはじめ更なるレベルアップに燃えています。
インターハイの出場を逃し、最後の大舞台となる選手権に全てをぶつけます。
再び全国への切符を掴み、前回取り逃した白星をその手で手繰り寄せることが出来るのか、荒井の活躍にも注目です。
【須貝 秋良 (すがい あきら)】
今年の代は個が強いと語る須貝選手は #東海大山形 高校サッカー部のどこに魅力を感じてこの学校を選んだのだろうか?
須貝 秋良(#モンテディオ山形 JY 村山)
💬「モンテディオの先輩が多く、1個上の代に選手が集まっている」📖https://t.co/lT6LaMT2qW#高校サッカー pic.twitter.com/2Tu6tY9Dp7
— ヤンサカ (@yansaka_jp) February 4, 2022
東海大山形の3年生でチームの屋台骨ともいえるボランチです。
対人や空中戦の強さを誇るだけでなく、積極的な攻撃参加を見せ、豊富な運動量で攻守両面でチームを引っ張ります。
インターハイ予選準決勝でも、サイドでの崩しから、中央のスペースに上手く飛び込み、先制点を奪うなど、得点力の高さも見せています。
しかし、前回の選手権予選は決勝で敗れ、インターハイの出場も逃し、「冬こそタイトルを獲りにいきたい」と活躍を誓っていました。
チームの屋台骨ともいえる須貝の活躍は、チームの命運を握っていると言っても過言ではありません。
最後の大舞台に燃える頼れるボランチの活躍にも注目です。
まとめ
いかがでしたか。
今回は全国高校サッカー選手権2022山形県予選の日程と組み合わせに加えて、優勝候補、注目選手をご紹介しました。
優勝候補には、インターハイ出場の山形中央、前回の選手権出場の羽黒高、U-18サッカーリーグ山形で首位を走る東海大山形を挙げました。
その他、インターハイ予選ベスト4の山形城北、2年前の選手権出場校の日大山形、鶴岡東、米沢中央の実力校が選手権の切符を争うことになるでしょう。
大会もベスト4まで進んできましたが、ここからは各校の実力差は拮抗し、最後までどこが勝ち上がるか、目が離せない展開が見られることでしょう。
インターハイの出場権を逃した実力校の奮起にも期待しつつ、大会の勝ち上がりにも注目ですね。
注目選手は、山形中央の篠田ヒカル選手、清水塁斗選手、羽黒高の荒井晴太選手、東海大山形の須貝秋良選手をご紹介しました。
山形県予選を制し、本大会での躍進を果たすのはどこのチームになるか楽しみですね
いつもありがとうございます!
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