ACミラン2023最新スタメン・フォーメーションまとめ!移籍選手も調査!

ミラニスタの皆さん、こんにちは。

 

長い暗黒期を抜け出し、11年ぶりにスクデットを獲得した昨シーズンから、かつて欧州の舞台で抜群の強さと煌びやかさを誇り、90年代を席巻した“グランデ・ミラン”の復活の狼煙を上げるべく、今シーズンはセリエA連覇、また昨シーズンはグループステージ敗退に終わったチャンピオンズリーグのグループステージ突破を目標に掲げ、積極的な補強に動こうとしたものの、プレミアリーグのクラブをはじめ、他の欧州クラブとの財政力の差は大きく、狙っていたターゲットをことごとく獲り逃してしまいました。

 

しかし2020年にアメリカの投資ファンド「エリオット・マネジメント」がオーナーになって以降、トッププレーヤーに大金を費やすのではなく、優秀だが名を知られていない有望株を中心に獲得していき、支出を抑える補強戦略を展開し、財政の健全化に成功しただけでなく、ラファエル・レオンテオ・エルナンデスメニャントモリカルルといった選手たちがミラン加入後、大きく成長を遂げ、昨シーズンの11年ぶりのスクデット獲得にも大きく貢献しました。

この夏の移籍市場でも、ティアウヴランクスといった有望株を獲得し、この補強路線を継続しました。

 

迎えた今シーズンは、開幕戦でウディネーゼに4-2で快勝し、第7節ナポリ戦まで4勝2分けと負けなしで勝ち進み、第7節ナポリ戦で敗れて以降もリーグ戦4連勝を記録するなど、カタールW杯中断期間に入る前にはリーグ戦2位で折り返しました。

しかしW杯中断期間から再開後のリーグ戦では、第16節サレルニターナ戦は勝利したものの、その後2試合引き分けに終わり、第19節ラツィオ戦では4失点、第20節サッスオーロ戦では5失点と、自慢の堅守が崩壊し、第21節のミラノ・ダービーにも敗れ、リーグ戦3連敗を喫、順位も一気に6位まで落としてしまいました。

 

それでも第21節のミラノ・ダービーから、これまでの4バックから3バックに変更して以降、守備が安定し、第22節トリノ戦から無失点のリーグ戦3連勝と息を吹き返し、現在セリエA(第26節終了時点)で4位につけています。

首位ナポリとは大きく引き離されてしまいましたが、2位インテルとは勝ち点差わずか2ptと僅差となっており、何とかトップスリーに入り込んでほしいですね。

 

そして昨シーズンはグループステージ敗退に終わったチャンピオンズリーグですが、チェルシーディナモ・ザグレブザルツブルクと同居し、チェルシーには2連敗したものの、終盤の2連戦でしっかり勝利、グループ2位で9シーズンぶりの決勝トーナメント進出を決めました。

そして決勝トーナメント1回戦では、トッテナムと対戦し、ホームでの1stレグではブラヒム・ディアスの1点を守り切り、アウェーでの2ndレグは相手の猛攻を耐え抜きスコアレスドローの引き分けに持ち込み、見事11シーズンぶりのベスト8進出を決めました!

昨シーズンのスクデットに続き、チャンピオンズリーグもベスト8に進出するなど、着実に“グランデ・ミラン”の復活への道を進んでおり、後半戦でどれだけミランの名を轟かせることが出来るのかも注目ですね。

 

ということで今回は、ACミランの22-23シーズン後半戦

  • 最新移籍情報まとめ
  • スタメン・フォーメーション予想
  • まとめ

の順にお伝えしていきます。

最新移籍情報まとめ

22-23シーズン冬の移籍期間での選手の動きは以下の通りです。

 

〈IN〉

pos. 選手名 年齢 前所属 移籍形態(移籍金)
GK デヴィス・バスケス 24 グラアニ 完全移籍(47万€、3年半契約)

 

 

〈OUT〉

pos. 選手名 年齢 移籍先 移籍形態(移籍金)
GK アンドレアス・ユングダル 21 SCRアルタッハ レンタル(23年6月末まで)
FW マルコ・ラゼティッチ 19 SCRアルタッハ レンタル(23年6月末まで)

 

 

 

スタメン・フォーメーション予想

22-23シーズンのACミランの基本フォーメーション予想は以下の通りです。

 

各ポジションごとに分析してみましょう。

 

〈GK&DF〉

正GKは、昨シーズンに引き続きメニャンが務めます。

昨シーズン、リールから加入後すぐに守護神として定着し、5大リーグ最高の81.2%のセーブ率を記録するだけでなく、足元の技術の高さと戦術眼の良さからビルドアップ面での貢献度も高く、ドンナルンマ退団のショックをすぐに打ち消す見事な活躍を見せてくれました。

今シーズンも開幕から正GKとして起用されていましたが、第7節ナポリ戦以降は、左ふくらはぎの負傷で長期離脱し、カタールW杯のフランス代表入りも逃してしまいました。

メニャン離脱期間中は、ベテランのタタルシャヌが正GKとして起用され、まずまずのプレーを見せていましたが、第19節ラツィオ戦以降、リーグ戦3連敗と大量失点もあり、メニャン復帰が待たれました。

そして第24節アタランタ戦でようやくメニャンが復帰すると2-0での勝利に貢献し、チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦2ndレグトッテナム戦でも好セーブを連発、ベスト8進出に大きく貢献しました。

頼れる守護神の復帰は本当に心強いですね!

控えGKには、メニャン離脱中ゴールマウスを守ったベテランのタタルシャヌミランテ、冬の移籍期間で獲得したコロンビア代表の長身GKバスケスもいますが、メニャンが離脱しないことを願いたいところです。

 

そしてDFラインですが、昨シーズンに引き続き今シーズンも開幕から4バックで戦ってきましたが、第19節ラツィオ戦、第20節サッスオーロ戦での大量失点での敗戦を受けて、ピオーリ監督は3バックへの変更に動きました。

3バック変更後、初戦となった第21節インテル戦では敗れたものの、1失点に抑え、その後3試合は無失点で勝利を収めるなど、守備の安定感を取り戻しました。

様々なメンバーを試していましたが、現在は右からカルルトモリティアウの3バックが定着しつつあります。

昨シーズン後半、十字靭帯断裂の大怪我を負ったケアーの長期離脱という緊急事態を見事に乗り切り、スクデット奪還の原動力となったカルルトモリはもちろんのこと、ティアウの台頭は特に大きいですね。

前半戦のリーグ戦での先発出場はわずか2試合のみとなっていましたが、第22節トリノ戦以降、公式戦7試合連続で先発起用されています。

持ち前のフィジカルとスピードを活かした対人守備の強さだけでなく、ロングフィードでチャンスの起点になるなど、攻守両面での貢献度も大きくなっています。

この3人に加え、ガッビアケアーも控えていますが、現在好調をキープするこの3バックはそう簡単に変えることはないでしょう。

 

 

〈MF〉

2ボランチは、ベナセルトナーリが主に起用されています。

昨シーズンまで主力として活躍していたケシエが契約満了により退団し、その後釜を探していましたが、なかなか獲得することは出来ず、ポベガのレンタルバックとヴランクスの獲得にとどまりました。

その中で存在感を示してきたのが、ベナセルです。

昨シーズンまではケシエトナーリのバックアッパーとして貴重な存在となっていましたが、今シーズンはケシエの後釜としてボランチの主力に定着し、正確なパスを供給するだけでなく、激しいタックルなど守備を引き締めるパフォーマンスを見せ、攻守において欠かせない存在となっています。

2024年までとなっていたミランとの契約も、1月には2027年までに延長し、これからも活躍が期待されます。

ボランチのバックアッパーとしては、ユーティリティプレーヤーのクルニッチポベガヴランクスがいます。

 

3バック変更によって、ウイングバックは右にサレマーカーズ、左はテオ・エルナンデスが起用されています。

RWBはサレマーカーズ、もしくはジュニオール・メシアスが起用されています。

これまで両者はRWGとして起用されていましたが、LWGのラファエル・レオンと比べると、攻撃性の欠如が見立っていました。

3バック変更により、RWBが両者にとって最適解になったようです。

 

LWBは、4バックでのLSBと同様、テオ・エルナンデスが起用されています。

持ち前の攻撃性の高さはもちろんのこと、運動量や守備対応の強度も際立ち、左サイドのテオ・エルナンデスの存在はチーム・パフォーマンスにかかわる大きな要素となっています。

カルルトナーリに次ぐチーム3番目の公式戦2731分の出場時間を記録し、カタールW杯でもフランス代表として6試合に出場するなど、蓄積疲労も懸念されていますが、今後もテオ・エルナンデスの活躍は、ミランの攻撃において欠かせないものとなるでしょう。

4バックでサイドバックとして起用されていたカラブリアデストは、3バック導入後は先発起用は少なく、ベンチスタートとなっています。

 

 

〈FW〉

昨シーズン、ミランの攻撃を牽引する活躍を見せ、スクデット奪還の原動力となったブラヒム・ディアスラファエル・レオンが、3バック導入後も1トップの下でチャンスメイクしていきます。

ブラヒム・ディアスは開幕当初はベンチスタートもありましたが、徐々に先発に定着し、昨シーズンと同様、ドリブルからのチャンスメイクやスペースを作り出し、ゴールに迫る動きを見せています。

そしてラファエル・レオンは、自慢のドリブルで相手に脅威を与え、左サイドだけでなく中央でも変わらない攻撃的なプレーを見せています。

この2人が欠場した第25節フィオレンティーナ戦では、最後まで決定機を迎えることが出来ず、存在の大きさを再認識させる試合となりました。

一方、今シーズンの補強の目玉として獲得したデ・ケテラエールは、リーグ戦22試合で未だ無得点と不調に喘いでいます。

開幕当初はトップ下で起用されていましたが、負傷離脱から復帰後はブラヒム・ディアスの活躍もあり、ベンチスタートが主となっています。

ピオーリ監督も「必ずゴールを決められる時はやってくる。」と辛抱強く待っています。

この期待に応え、まずは初ゴールを奪い、その後は波に乗って得点を量産してほしいですね。

 

1トップは、ベテランのジルーが起用されています。

36歳のベテランとなりましたが、ここまで(3/18現在)公式戦通算でチームトップの12得点を記録し、チームに欠かせない得点源として活躍しています。

カタールW杯のフランス代表でも主力として活躍するなど、今シーズンは充実したシーズンとなっており、ポストプレーだけでなく、運動量も豊富で、献身的なプレーも見せています。

そして、昨シーズン終了前に左膝の手術を行い、長期離脱していたイブラヒモビッチが、2月末に行われた第24節アタランタ戦でようやく復帰を果たしました。

先発起用はまだ無いものの、唯一無二のカリスマ性でチームを牽引するイブラヒモビッチの存在感は大きいですね。

十分なプレー時間は確保できないかもしれませんが、豊富な経験値でチャンピオンズリーグでの躍進に導く働きも期待したいですね。

 

前線のバックアッパーには、レビッチや新加入のオリギがいます。

リバプールからフリーで加入したオリギですが、ジルーの負担を軽減させるという期待された活躍を見せるには至らず、リーグ戦2得点1アシストにとどまっています。

先発起用されても、連携の悪さも目立ち、孤立し途中交代してしまうという悪循環もあり、前線の主力に割って入るほどのアピールを見せることは出来ていません。

リバプール時代は、スタメンではなかったものの、チャンピオンズリーグなどの大一番で得点を決める勝負強さを発揮しており、今後はその勝負強さを発揮し、チームを躍進に導く活躍に期待したいですね。

 

 

 

まとめ

いかがでしょうか。

 

今回は、ACミラン最新移籍情報まとめ、ならびに22-23シーズン後半戦のスタメン・フォーメーション予想をお伝えいたしました。

 

カタールW杯中断期間に入る前にはリーグ戦2位で折り返し、首位ナポリを猛追して欲しかったところですが、リーグ戦3連敗をはじめ、大きく躓いてしまいました。

現在(第26節終了時点)首位ナポリとは勝ち点差20ptと引き離され、セリエA連覇は遠のいてしまいましたが、2位以下の争いは僅差となっており、激しい上位争いが繰り広げられることでしょう。

これから勝ち点を積み重ねて、何とか上位に食い込んでほしいですね。

 

また11シーズンぶりのベスト8を決めたチャンピオンズリーグですが、準々決勝ではナポリとの対戦が決定しました。

リーグで引き離されている分、ここでナポリに一矢報いて、大方の予想を覆す活躍を見せてほしいですね。

今シーズンのチャンピオンズリーグはイタリア勢が3チーム残っており、久々にセリエAの復権にも期待したいですね。

かつてのように大金を使ってスター選手を集めるのではなく、着実に若手有望株を育て上げ、チーム力を付け、ようやく欧州の舞台でも互角に渡り合えるようになってきました。

現スカッドの主力選手も、ビッククラブに引き抜かれる可能性もありますが、再び“グランデ・ミラン”の名を欧州中に轟かせてほしいですね。

チャンピオンズリーグでベスト4に進出できるかどうかも含め、今後のACミランの戦いぶりにも注目ですね。

いつもありがとうございます!

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