フランクフルト2023最新スタメン・フォーメーションまとめ!移籍選手も調査!

フランクフルトファンの皆さん、こんにちは。

 

1963年に創設されたブンデスリーガの初年度から在籍し、リーグ優勝1回、ポカール優勝5回を誇る、ドイツを代表する古豪“アイントラハト・フランクフルト

過去にも、高原直泰(2006年~2008年)、稲本潤一(2007年~2009年)、乾貴士(2012年~2015年)が在籍し、現在も長谷部誠鎌田大地が在籍しており、日本のサッカーファンにもお馴染みのクラブになっています。

カタールW杯期間中の昨年11月にはジャパンツアーを行い、浦和レッズガンバ大阪と親善試合を行いました。

90年代後半から2000年代にかけては、1部と2部を行き来するエスカレータークラブでしたが、2017-18シーズンでは20年ぶりのポカール優勝を成し遂げて以降、ブンデスリーガでも上位をうかがえるチームへ成長してきました。

 

そして昨シーズン、ヨーロッパリーグではグループステージを首位で突破し、決勝トーナメント1回戦ではベティス、準々決勝ではバルセロナ、準決勝ではウェストハム、そして決勝ではレンジャーズにPK戦の末に勝利し、前身のUEFAカップ以来42年ぶりの優勝を成し遂げ、悲願のチャンピオンズリーグ出場権を獲得しました。

アウェーまで大挙してやって来るフランクフルトサポーターの姿は、まさに壮観でしたね。

しかし、リーグ戦では主力の固定化が見られ、シーズン終盤は蓄積疲労により、十分なパフォーマンスを見せるには至らず、シーズン終盤の8試合は勝ち無しに終わり、11位でフィニッシュしました。

 

今シーズンは、開幕前にコスティッチユベントスに移籍したものの、鎌田ヌディカら昨シーズンの主力選手たちの多くが残留し、ドイツ代表のゲッツェをはじめ、過密日程に備えて多くの新戦力を獲得しました。

しかし、開幕戦ではバイエルン・ミュンヘンに1-6の大敗を喫し、開幕3試合で2分け1敗とスタートダッシュで躓いてしまいました。

その後、第4節ブレーメン戦で初勝利を上げて以降、勝ちが先行し、カタールW杯中断期間前に入るまでのリーグ戦を4位で折り返しました。

カタールW杯中断期間から再開後のリーグ戦では、負けが続いているわけではないものの勝ち切れない試合が多く、混戦状態となっているブンデスリーガで順位を落とし、現在ブンデスリーガ(第24節終了時点)で首位バイエルンとは勝ち点差12pt、ヨーロッパリーグ出場権獲得圏内の5位フライブルクとは勝ち点差5ptの6位につけています。

 

またチャンピオンズリーグでは、グループリーグでトッテナムスポルティングマルセイユと同居し、初戦のスポルティング戦では0-3と完敗を喫しましたが、その後盛り返し、3勝1分け2敗のグループ2位で決勝トーナメント進出を果たしました。

しかし、先日行われた決勝トーナメント1回戦の1stレグではホームでナポリに0-2で敗れ、後が無い状況になっています(その後2stレグでも0-3と完敗)。

昨シーズンは国内での戦いとヨーロッパリーグの二足の草鞋を履き、終盤にかけて国内リーグでは失速してしまいましたが、今シーズンは過密日程の中でもそこまで大きく崩れることなく、例年にない混戦模様となっているブンデスリーガでは、現時点で上位に食い込む位置につけており、欧州カップ戦出場権獲得に期待したいですね。

 

ということで今回は、フランクフルトの22-23シーズン後半戦

  • 最新移籍情報まとめ
  • スタメン・フォーメーション予想
  • まとめ

の順にお伝えしていきます。

最新移籍情報まとめ

22-23シーズン冬の移籍期間での選手の動きは以下の通りです。

 

〈IN〉

POS. 選手名 年齢 前所属 移籍形態(移籍金)
GK サイモン・シモーニ 18 ディナモ・ティラナ 完全移籍(60万€、4年半契約)
DF フィリップ・マックス 29 PSV レンタル(23年6月末まで。買取OP付)
MF パクステン・アーロンソン 19 フィラデルフィア 完全移籍(400万€、4年半契約)

 

フィリップ・マックス(元ドイツ代表)

生年月日:1993年9月30日(29歳)
ポジション:LSB、LMF

左サイドからの積極的な攻撃参加と高精度のクロスを武器とするサイドバックです。

プレースキッカーとしても活躍でき、アウグスブルク在籍時の2019-20シーズンでは、ブンデスリーガで31試合に出場し、8得点6アシストと記録しています。

2020年9月にはPSVに移籍し、20-21シーズンはリーグ戦31試合に出場し、5得点8アシストを記録していましたが、昨シーズンから徐々に出場機会が減少していき、今シーズンはリーグ戦19試合中、14試合の出場にとどまっていました。

 

今シーズン開幕前から、多くのブンデスリーガのクラブがマックス獲得を画策していましたが、フランクフルトが冬の移籍期間終了間際にレンタルでの獲得に成功しました。

移籍期間は今シーズン終了までとなっており、買取オプションも付随しているようです。

クレシェSDも「フィリップ・マックスという経験豊富なディフェンダーを手にしたことで、シーズン後半戦の数々の厳しいゲームに対し、さらに可変性と柔軟性を持たせることが出来る。彼のスキルや人間性は我々のチームに完璧にフィットしており、彼を長期的に留まらせることの出来るオプションにも満足している。」とコメントしています。

加入後、ブンデスリーガ第19節ヘルタ・ベルリン戦から公式戦8試合連続でスタメン起用され、プレースキッカーも任されるなど、早くもLWBで存在感を示しつつあります。

昨シーズンまで、コスティッチが圧倒的な存在感を示していたLWBで、今度はブンデスでの実績も豊富なマックスが新たなLWBとして定着できるかどうか、後半戦の活躍にも注目ですね。

 

 

〈OUT〉

POS. 選手名 年齢 移籍先 移籍形態(移籍金)
DF ジェローム・オンゲネ 25 ザルツブルク レンタル(23年6月末まで)
ルカ・ペッレグリ―ニ 24 ユベントス レンタル期間終了

 

ルカ・ペッレグリーニ(イタリア代表)

生年月日:1999年3月7日(24歳)
ポジション:LSB、LMF

スピードを活かした攻撃参加と左足からの高精度のクロスやフィードを武器とし、ビルドアップでの貢献度も高く、次世代のイタリア代表のLSBを担うと期待されている逸材です

昨シーズンは1シーズン通してユベントスに在籍し、リーグ戦18試合に出場、先発起用される試合も多くなってきた中、フランクフルトからコスティッチを獲得したことにより、今シーズンはフランクフルトへレンタル移籍、現地では“コスティッチ2.0”と称し、大きな期待が寄せられていました。

 

しかし、太ももやふくらはぎの怪我により、欠場する試合も多く、ブンデスリーガでは9試合の出場にとどまってしまいました。

不用意なボールロストやポジショニングの悪さ、守備対応の遅さなどから失点につながるシーンも多く、第12節ドルトムント戦では、スタメン出場したものの、ボールロストされた後、自陣への戻りが遅く、失点へと繋がり、キャプテンのローデから叱責を受ける場面も見られました。

マックスを獲得したことにより、レンタル契約を早期に解消し、ユベントスに復帰後はラツィオへのレンタル移籍が決定しました。

自身初の海外挑戦は、残念ながらほろ苦いものとなってしまいましたが、慣れ親しんだイタリアの地での復調に期待したいですね。

 

 

 

スタメン・フォーメーション予想

22-23シーズンのフランクフルトの基本フォーメーション予想は以下の通りです。

 

各ポジションごとに分析してみましょう。

 

〈GK&DF〉

不動の正GKには、トラップが君臨しています。

鋭い反射神経の速さを武器に、ビックセーブでチームを救い、昨シーズンのヨーロッパリーグ決勝でもPKセーブをはじめ、随所でビックセーブを見せ、42年ぶりのタイトル獲得に大きく貢献しました。

足元の技術やハイボールの処理も申し分なく、チームに安心感をもたらす存在となっています。

在籍8シーズン目を迎え、フランクフルトでの公式戦出場は通算290試合(2023/3/14現在)となり、クラブのGK通算出場試合数は2位となりました。

今シーズンもリーグ戦(第24節終了時点)23試合に先発出場し、安定したパフォーマンスを見せています。

先月には、2026年6月末までの契約延長に加え、1年の延長オプションが付く、新たな長期契約を結びました。今後もトラップフランクフルトの守護神として活躍していくことでしょう。

 

DFラインは、開幕当初は4バックが採用されていましたが、カタールW杯中断期間に入る前から3バックに戻し、後半戦も継続して3バックが採用されています。

3バックは、右にトゥタ、左にヌディカを配置し、中央には39歳のベテラン長谷部が起用されています。

特に長谷部に関しては、年齢を感じさせないデュエルの勝率を見せ、チャンピオンズリーグ・グループステージでは、トッテナムケインを完全に抑え込んでいました。

カタールW杯中断期間に入る前には、左膝の故障により数週間離脱したものの、再開後のリーグ戦では、第18節バイエルン・ミュンヘン戦に先発起用されて以降、リーグ戦5試合に先発出場しています。

長谷部フランクフルトの契約は今シーズン終了後に満了しますが、グラスナー監督は長谷部の人間性や資質、経験など、チームにもたらす影響を高く評価しており、絶大の信頼を得ています。

また元ドイツ代表のMFバスティアン・シュヴァインシュタイガ―氏も「彼はレオナルド・ボヌッチを彷彿とさせる。」とコメントし、クラブに契約延長を提言しています。

クラブからの正式発表はありませんが、長谷部の来シーズン以降の状況にも注目が集まります。

この3人以外には、新加入の若手スモルチッチトゥーレも控えており、ボランチのヤキッチも3バックに入ることもあります。

 

 

〈MF〉

2ボランチは、鎌田ソウが組みます。

昨シーズンまでは、シャドーで起用されていた鎌田ですが、今シーズンはゲッツェの加入により、一列下がってボランチでの起用が主になっています。

とはいえ、従来通りの攻撃性の高さはもちろんのこと、懸念されていた守備面でもデュエルの強さやボール奪取能力の高さを見せ、十分のスタッツを残しています。

技術の高さと視野の広さを生かし、ボールを捌き、攻撃にリズムと落ち着きをもたらすことの出来る鎌田の存在は、昨シーズンまでのフランクフルトになかった新たな発見ともいえるでしょう。

ボランチという新境地ながら、フランクフルトで自身最多となる7得点を前半戦だけで決め、評価をさらに高めた鎌田ですが、フランクフルトとの契約は今シーズン限りで満了し、シーズン終了後の退団が有力視されています。

報道では、ドルトムントとの5年契約での加入で合意に達したともされていますが、正式発表はなく、プレミアリーグ方面からの関心も強くなっています。

W杯中断期間から再開後のリーグ戦では、無得点と少しペースが落ちてきましたが、後半戦も自身の去就も含め、鎌田の動きには目が離せませんね。

鎌田と共にボランチのコンビを組むソウも、豊富な運動量とフィジカルの強さを生かして、攻守に渡りバランスの取れたプレーヤーとして活躍しています。

その他にも、チームキャプテンのローデや、マルチロールのヤキッチもボランチで起用されることもありますが、鎌田ソウのコンビが、より攻撃的かつバランスの取れた組み合わせとなっています。

 

両ウイングバックですが、前半戦は右に新加入のディナ・エビンベ、左にクナウフが起用されていました。

昨シーズンまで、高精度のクロスを左サイドから供給し、フランクフルトの攻撃の起点となっていたコスティッチユベントスに移籍し、その後釜として同じユベントスからペッレグリーニをレンタルで獲得しました。

しかし、怪我での離脱に加え、ポジショニングや守備対応の悪さが目立ち、コスティッチと同じような攻撃性も見せることも出来ず、本来はRWBのクナウフが左に回って起用されるようになりました。

それでも、ここ数シーズンのフランクフルトの攻撃パターンとして定着していたLWBからの攻撃からの脱却は、そうすぐには上手くいかず、コスティッチと同じようなプレーヤーの獲得を目指していた中、PSVからマックスを獲得し、すぐさまLWBのレギュラーに定着しています。

RWBは、前半戦はクナウフがLWBに回った後、ディナ・エビンベが起用されていました。

パリ・サンジェルマンからレンタルで加入したディナ・エビンベは、開幕当初はボランチで起用されていましたが、RWBで起用されると、推進力の強さと足元の技術の高さを見せ、レギュラーに定着していきました。

しかし、W杯中断期間から再開後のリーグ戦初戦で左足首の靭帯を損傷し、手術を受け数週間の離脱となってしまいました。

後半戦はRWBがクナウフ、LWBがマックスという布陣が定着しつつあります。

ディナ・エビンベの復帰を待ちつつ、バックアッパーは、RWBがブタ、LWBはレンツが控えています。

 

 

〈FW〉

2シャドーは、ゲッツェリンドストロムが起用されています。

かつてはドルトムントバイエルンでプレーし、2014年ブラジル・ワールドカップ決勝戦で優勝を決めるゴールも奪い、神童と称されたゲッツェですが、怪我やメンタル面の不調もあり、ここ数シーズンは満足のいくパフォーマンスを見せることは出来ませんでした。

しかし、2020年10月にPSVに加入後は調子を取り戻し、今シーズンからフランクフルトに加入すると、かつての攻撃性と運動量を発揮し、得点こそ2得点と少ないものの、チャンスメーカーとして心強い存在となっています。

カタールW杯ドイツ代表に5年ぶりにサプライズ招集されるなど、充実したシーズンを送っているゲッツェの今後の活躍にも注目ですね。

そしてゲッツェとコンビを組むのが、リンドストロムです。推進力のあるドリブルと狭いスペースでもボールを奪われないテクニックの高さを持ち味とし、ゲッツェと共に積極的にチャンスメイクしていきます。

自らもスペースに飛び込み、昨シーズンを上回る7得点を記録するなど、決定力の向上も見られ、これからの成長も期待されます。

 

そして1トップで起用されるのは、新加入のコロ・ムアニです。

フランクフルトのみならず、ブンデスリーガでも、コロ・ムアニの活躍は大きなサプライズとなっています。

ブンデスリーガ(第24節終了時点)で23試合に出場し、リーグ全体で4位タイの11得点、そしてリーグ全体トップの10アシストを記録、フランクフルトの攻撃を牽引しています。

身長187㎝の強靭なフィジカルと身体能力を生かし、力強い突破からゴールを奪うだけでなく、前線でボールを収め、周囲を生かしてチャンスメイクしていく万能型のストライカーとして、一気にその実力を開花させました。

コロ・ムアニが起点となり、自らゴールを狙う、もしくはシャドーのゲッツェリンドストロム、ボランチの鎌田ソウがスペースに抜け出しゴールを奪っていくのが、今シーズンのフランクフルトの得点パターンとなっています。

その他、ボレアラウホなどが1トップでも2列目でも対応でき、より果敢にゴールに迫る動きを見せます。

 

 

 

まとめ

いかがでしたか。

 

今回は、フランクフルト最新移籍情報まとめ、ならびに22-23シーズン後半戦のスタメン・フォーメーション予想をお伝えいたしました。

 

ここ数十年、ブンデスリーガはバイエルン・ミュンヘンの独壇場でしたが、今シーズンは上位陣との勝ち点差が少なく、最終節まで激しい優勝争いが繰り広げられそうですね。

現在、ブンデスリーガ(第24節終了時点)では6位につけており、首位バイエルン、2位ドルトムントとは勝ち点差10pt以上離されていますが、まだ優勝をあきらめるには早く、上位陣に一矢報い、優勝争いを面白くする戦いぶりを見せてほしいですね。

 

またポカールでは準々決勝まで勝ち進み、準々決勝ではウニオン・ベルリンと対戦することが決まっています。

2017-18シーズン以来、5シーズンぶりの優勝を期待したいですね。そして常連となりつつある欧州カップ戦の出場権を獲得してほしいですね。

 

2月からは、ABEMAでもブンデスリーガの放送が始まり、フランクフルトの試合も無料配信されました。

チームのパフォーマンスを左右する鎌田長谷部の両日本人選手の活躍も見られ、後半戦の活躍にも注目ですね。

特に今シーズンで契約満了を迎える鎌田には、ビッククラブからの関心が絶えず、移籍の噂もこれから多くなってくることでしょう。

来シーズンの鎌田の去就にも注目しつつ、後半戦のフランクフルトの戦いぶりにも注目ですね。

いつもありがとうございます!

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