ユベントス2023最新スタメン・フォーメーションまとめ!移籍選手も調査!

ユベンティーニの皆さん、こんにちは。

 

昨シーズンは再びスクデットを奪還すべく、アッレグリ監督を再び招聘しましたが、深刻な得点力不足に陥り、クリスティアーノ・ロナウドに依存していたチームを一から作り直すための試行錯誤を行わなければならず、序盤は不安定な戦いぶりが続いていましたが、冬の移籍期間でヴラホヴィッチザカリアを獲得する大型補強を敢行し、後半戦のリーグ戦は16試合負けなしと状況は好転、チャンピオンズリーグ出場権圏内の4位に押し上げ、何とかチャンピオンズリーグ出場権を獲得しました。

しかしチャンピオンズリーグはベスト16でビジャレアルに惨敗を喫し、コパ・イタリアも決勝で惜しくもインテルに敗れ準優勝に終わり、残念ながら10シーズンぶりの無冠に終わってしまいました。

それでも、ヴラホヴィッチキエーザといった新たなチームの軸を中心として、昨シーズンからの巻き返し、スクデット奪還、そして新時代への開拓への期待も高い中、今シーズンを迎えました。

 

この夏の移籍期間では、DFラインでデ・リフトバイエルン・ミュンヘンに放出し、その後釜に同じ都市の永遠のライバル、トリノからブレーメルを獲得しました。

また中盤は、かつてのセリエA9連覇時の主力だったポグバが復帰し、移籍期間終了間際にはPSGからレアンドロ・パレデスをレンタルで獲得しました。

そして背番号10を担ったエースのディバラが契約満了で退団した前線には、PSGからフリーでディ・マリアを加え、フランクフルトからコスティッチも獲得しました。

 

しかし今シーズンも昨シーズン同様、セリエA開幕6試合で2勝4分けと勝ち切れない試合が続き、勝ち点を積み重ねることが出来ず、第7節モンツァ戦、第9節ミラン戦と敗れ、一時は8位まで沈んでいましたが、第10節トリノ戦以降、リーグ戦では6連勝し、カタールW杯中断期間に入る前に何とか3位で折り返すことが出来ました

そしてリーグ戦よりもひどかったのが、チャンピオンズリーグ。

パリ・サンジェルマンベンフィカには2敗し、マッカビ・ハイファにまでも敗れ、得失点差で何とか3位でヨーロッパリーグ・プレーオフに進んだものの、ヨーロッパの強豪クラブらしからぬ戦いぶりとなってしまいました。

ポグバキエーザら、主力を怪我で欠いたこともあり、なかなかベストメンバーを組めなかったところもありますが、カタールW杯中断期間に入る前までは、セリエA全体でトップの失点数7の堅守に対して、昨シーズン同様、得点力不足が深刻になっており、負傷離脱者が復帰する後半戦からの巻き返しに期待したいところでしたが…。

 

11月29日、アンドレア・アニェッリ会長、パヴェル・ネドベド副会長をはじめとするクラブ役員の総辞職が発表されました。

理由に挙げられているのは、コロナ渦における虚偽会計や選手移籍の不正などです。

トリノ検察の調査が進められ、その結果イタリア連邦控訴裁判所(CFA)はユベントスから勝ち点15を剥奪することを決定し、3位まで上がっていたリーグ順位も、一気に10位まで落ちてしまいました。

カタールW杯中断期間から再開後のリーグ戦でも、首位ナポリに5失点を奪われ大敗を喫し、前半戦に引き続きモンツァにも不覚を取ってしまい、欧州カップ戦出場権獲得圏内から離れていってしまいました。

第21節サレルニターナ戦からリーグ戦4連勝と盛り返し、現在セリエA(第24節終了時点)で7位に位置し、欧州カップ出場権獲得圏内の6位のアタランタとは勝ち点差6ptとなっています。

浮き沈みが激しいシーズンとなりそうですが、まずは欧州カップ戦出場権を確保すべく、シーズン後半戦を戦ってほしいですね。

 

ということで今回は、ユベントスの22-23シーズン後半戦

  • 最新移籍情報まとめ
  • スタメン・フォーメーション予想
  • まとめ

の順にお伝えしていきます。

最新移籍情報まとめ

22-23シーズン冬の移籍期間での選手の動きは以下の通りです。

 

〈IN〉

POS. 選手名 年齢 前所属 移籍形態(移籍金)
FW モハメド・イハッタ―レン 20 アヤックス レンタル期間終了

 

 

〈OUT〉

POS. 選手名 年齢 移籍先 移籍形態(移籍金)
MF ウェストン・マッケニー 24 リーズ レンタル移籍(23年6月末、買取OP付)
FW マルレー・アケ 22 ディジョン レンタル移籍(23年6月末)

 

ウェストン・マッケニー(アメリカ代表)

生年月日:1998年8月28日(24歳)
ポジション:CMF、RMF、DMF

豊富な運動量と縦への推進力、強靭なフィジカルを武器とするボックストゥボックス型のMFです。

様々なポジションをこなすユーティリティ性や献身性も高く評価されており、ピッチを走り回り、流動性を絶やさない働きをします。

アメリカ代表でも主力として活躍し、ワールドカップ・カタール大会では全4試合に先発出場しました。

 

20ー21シーズンにシャルケからユベントスに加入後、リーグ戦34試合に出場し5得点を記録し、昨シーズンは一時は構想外であるとされ、終盤戦は負傷離脱もありましたが、リーグ戦21試合に出場、引き続き中盤の一角として活躍しました。

今シーズンもレギュラーポジションを確保しているとも言い切れませんが、ユーティリティ性の高さを生かし、様々なポジションで起用され、リーグ戦15試合、うち先発出場13試合に出場しています。

とはいえ、不正会計問題に揺れ、財政難がさらに深刻にならないために、主力の売却に動き、資金を確保しておきたいユベントスが複数のプレミアリーグのクラブに対して、「買取オプション付き半年レンタル」の逆オファーを提示し、そこでリーズが獲得に名乗りを上げ、移籍期間終了間際にレンタル料120万ユーロ(約2億円)+買取オプション3300万ユーロ(約46億円)の今シーズン終了までのレンタル移籍が決定しました。

 

マーシュ監督は成績不振により解任されたものの、チームにはアメリカ代表のチームメイトであるアーロンソンアダムズが在籍し、マッケニーにとっても心強いでしょう。

リーズ加入後、リーグ戦4試合で先発起用され、アダムズとボランチを組み、トップ下アーロンソンと共にアメリカ代表三人衆がリーズの中盤を支えています。

降格争いに巻き込まれているリーズを残留へと導くことが出来るのか、注目ですね。

 

 

 

スタメン・フォーメーション予想

22-23シーズンのユベントスの基本フォーメーション予想は以下の通りです。

 

各ポジションごとに分析してみましょう。

 

〈GK&DF〉

GKは、シュシェスニーぺリンが併用されています。

シュシェスニーはリーグ戦17試合に先発起用され、ぺリンはリーグ戦7試合に先発起用されています。

共に30代とベテランの域に入り、シュシェスニーはリーグ戦11試合、ぺリンは5試合と、半数以上のクリーンシートを記録し、安定したセービングを見せています。

今後も経験豊かな両GKの併用が続いていくことでしょう。

 

DFラインは開幕当初は4バックでしたが、カタールW杯中断期間に入る前から3バックに変更し、後半戦も引き続き3バックで臨んでいます。

チーム最多出場のダニーロをはじめ、ブレーメルアレックス・サンドロとブラジル代表3人で構成する3バックは、スピード、対人守備の強さ、ポジショニング、ビルドアップの面でバランスが取れ、安定感があります。

この3人を基本に、キャプテンのボヌッチルガーニガッディと実力者が控えています。

カタールW杯中断期間に入る前はリーグ戦15試合で7失点と堅守を誇っていましたが、後半戦は第18節ナポリ戦で5失点、第19節アタランタ戦で3失点、第20節モンツァ戦で2失点と、守備の綻びが見られました。

それでもその後の3試合では無失点に抑え、再び堅守を築こうとしています。

ユベントス浮上のカギは、この堅守を保ち続けられるかどうかになるでしょう。

 

 

〈MF〉

中盤はこの夏の移籍市場で、かつての黄金時代の中盤を構成していたポグバや、パリ・サンジェルマンからレアンドロ・パレデスを獲得し強化を図りましたが、この両者は故障離脱によりほとんど出場することが出来ず、ラビオロカテッリミレッティなどが主に起用されています。

特にミレッティの台頭は大きいですね。

豊富な運動量、ポジショニングの良さ、ボールを運ぶ力の高さやパスセンスの高さを見せ、ポグバレアンドロ・パレデスの穴を埋める以上の活躍を見せています。

今後のユベントスの希望となるミレッティの成長とレギュラーの定着に期待したいですね。

ミレッティ以外にも、22歳のファッジョーリも徐々に出場機会を増やしており、今後は若手の成長にも大きく期待したいですね。

 

RWBはクアドラード、もしくはデ・シリオが起用されています。

2016年夏にユベントスに加入してチーム最古参となった34歳のクアドラードは、かつての爆発的なスピードは衰えてきたものの、経験と安定感のあるプレーでチームを牽引し、アッレグリ監督の厚い信頼を得ています。

しかし、クアドラードの契約は今シーズン終了後に満了し、膝の故障により後半戦は欠場が続くクアドラードは、今シーズン終了後に退団するのではないかとみられています。

攻撃的なプレーヤーのスーレのWB起用や、若手のRSBバルビエリの起用など、クアドラード退団後に備えての動きにも注目ですね。

 

LWBは今シーズン、フランクフルトから加入したコスティッチが起用されています。

4バックを導入していた開幕当初はベンチスタートでしたが、徐々に先発起用され、フランクフルトと同じ3バックが導入されて以降は、LWBの不動のレギュラーとして活躍しています。

自身の精度の高い左足からブンデスリーガで過去3シーズン合計40アシストを記録したフランクフルト時代のインパクトを残すまでには至っていませんが、ここまで(第24節終了時点)セリエA全体で3位の7アシストを記録しています。

今後もコスティッチからのチャンスメイクにも注目ですね。

また期待の19歳、イリング・ジュニオールもリーグ戦での途中出場が増えており、ミレッティファッジョーリと共に、今後の成長にも期待ですね。

 

 

〈FW〉

開幕当初は、前線は両ウイングに1トップの3枚で構成されていましたが、3バック導入後は2トップが主に起用されています。

2トップの一角に起用されているのは、パリ・サンジェルマンからフリーで加入したディ・マリアです。

シーズン前半戦は、怪我による離脱や第7節モンツァ戦での退場処分の影響で、リーグ戦7試合で1得点にとどまりましたが、カタールW杯でのアルゼンチン優勝に大きく貢献し、その勢いそのままに、リーグ再開後は先発起用が増え、リーグ戦8試合で3得点3アシストを記録、ヨーロッパリーグ決勝トーナメントプレーオフ2ndレグのナント戦では、ハットトリックを決め、勝利に大きく貢献しました。

ディ・マリアとの契約は1年のみで、今シーズン終了後に契約満了しますが、契約更新の動きはまだ無く、来シーズン以降の去就は不透明となっています。

アッレグリ監督も「彼は他の選手とは違う。全体のレベルを引き上げてくれる。」と高く評価しています。今後も経験豊かなアタッカーの活躍に注目です。

 

2トップのもう一角には、本来ならばヴラホヴィッチが君臨し続けてほしいところですが、今シーズンは内転筋や鼠径部の負傷により、リーグ戦15試合の出場にとどまり、8得点2アシストとなっています。

現時点ではチームのトップスコアラーではありますが、これまでの活躍と比べるとやや物足りないものとなっています。

バックアッパーのミリクキーンが、ヴラホヴィッチ欠場時は結果を残しているものの、やはり近未来のエースストライカーとして期待されるヴラホヴィッチの奮起に期待したいところですね。

昨シーズンに左ヒザの前十字靭帯断裂の大怪我を負い、今シーズン開幕も出遅れていたキエーザもようやく復帰を果たしましたが、4バックから3バックへとシステムを変更したことにより、ポジションの最適解を見出すことが出来ず、リーグ戦9試合の出場で未だ無得点となっています。

2トップの一角、もしくはLWGやSTでの起用も予想されますが、ヴラホヴィッチと同様、キエーザの奮起にも期待したいですね。

 

 

 

まとめ

いかがでしょうか。

 

今回は、ユベントス最新移籍情報まとめ、ならびに22-23シーズン後半戦のスタメン・フォーメーション予想をお伝えいたしました。

 

カタールW杯中断期間前にはリーグ3位まで押し上げ、後半戦は首位ナポリに迫ろうと意気込んでいましたが、不正会計によるペナルティーで勝ち点15ptを剥奪された上に、直接対決で完膚なきまで叩きのめされてしまいました。

優勝争いからは少し遠のいてしまいましたが、第24節終了時点で2位のインテルとの勝ち点差は12ptとまだあきらめるには早い位置にいます。

最低でも欧州カップ戦出場権獲得、そして願わくばチャンピオンズリーグ出場権獲得圏内に入っていってほしいですね。

 

仮に欧州カップ戦出場権を逃すということになれば、昨シーズンのデ・リフト流出のように、またしても主力の流出が避けられないことになるでしょう。

近未来のエースストライカーとして昨シーズン冬に獲得したヴラホヴィッチには、多くのビッククラブから手が伸びており、チームの主軸として獲得した選手をいとも簡単に手放すのは何としても避けたいですね。

2023年は、1923年にフィアット社のオーナーであるアニェッリ家がクラブを買い取ってから100周年と記念すべき年であり、イタリアの盟主への復活を目論んでいましたが、“イタリアの貴婦人”の復活にはまだ時間がかかりそうです。

それでも将来性豊かな若手の台頭も見られ、今後の成長も楽しみですね。

今シーズンの後半戦で今後の希望となるプレーを見せることが出来るのか、注目ですね。

いつもありがとうございます!

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