サッカーファンの皆さん、こんにちは。
2023年9月19日(火)から、中国の杭州で第19回アジア競技大会が開催されます!
このアジア大会は4年ごとに開催され、本来は2022年9月に開催予定でしたが、新型コロナウイルスによる影響により1年延期になり、2023年の開催になります。
アジア大会の男子サッカーは、オリンピックと同じく23歳以下のメンバーに、オーバーエイジ枠3名を加えたチームで出場することが決められていますが、日本代表はオリンピック世代の強化の場として、21歳以下のメンバーで過去数大会出場してきました。
今回の杭州アジア大会は1年後のパリ・オリンピックを見据えて、U-22代表で臨むことになります。
日本代表は過去2010年に行われた広州大会で、後のロンドン・オリンピックの代表メンバーになる永井謙佑、山口蛍、山村和也などを擁し、金メダルを獲得しました。
前回の2018年ジャカルタ大会では、後の東京オリンピック代表メンバーになる三笘薫、前田大然、旗手怜央らを擁し決勝まで勝ち進んだものの、オーバーエイジでソン・フンミンを招集し、ファン・ヒチャン、キム・ミンジェ、ファン・インボムなど現A代表の主力となっている選手たちを擁した韓国代表に競り負け、準優勝に終わりました。
このアジア大会に出場したメンバーの多くが、2年後のオリンピック代表の主軸になり、このアジア大会でこれからどんなチームを造っていくのか、ある程度の軸は見えてくることでしょう。
ただ今回のアジア大会は1年延期されたことにより、9/4(月)から始まるパリ・オリンピックの最終予選を兼ねたU-23アジアカップの予選と重なり、これまでのように、オリンピックの主軸候補が招集されるのではなく、底上げを図りこれまで招集されなかったメンバーも新たに呼ばれる可能性もあります。
2023年に入り、U-22日本代表は2度の欧州遠征を行い、チームを率いる大岩剛監督もJリーグ勢だけでなく大学生も積極的に招集しています。
近年は若くから海外クラブに所属する選手も多く、まだそこまで知られていない選手がブレイクすることもあるかもしれませんね。
ということで、今回は
- アジア大会2023の日程・組み合わせ
- アジア大会2023の日本代表メンバー予想
- アジア大会2023の注目選手
- まとめ
の順でお伝えしていきます。
アジア大会2023の日程・組み合わせ
杭州アジア大会2023の男子サッカーのグループステージ組み合せは以下の通りです。
グループA:中国、バングラデッシュ、ミャンマー、インド
グループB:ベトナム、サウジアラビア、イラン、モンゴル
グループC:ウズベキスタン、シリア、香港、アフガニスタン
グループD:日本、パレスチナ、カタール
グループE:韓国、バーレーン、タイ、クウェート
グループF:朝鮮民主主義人民共和国、インドネシア、キルギス、チャイニーズ・タイペイ
試合日程は以下の通りです。
9/20(水)20:30~:vsカタール代表
9/25(月)20:30~:vsパレスチナ代表
9/27(水)or9/28(木)未定:ラウンド16
10/1(日)未定:準々決勝
10/4(水)未定:準決勝
10/7(土)未定:3位決定戦
10/7(土)未定:決勝
※開始時間は日本時間表記
アジア大会2023の日本代表メンバー予想
杭州アジア大会2023のU-22日本代表メンバー予想に入る前に、これまでのパリ・オリンピック世代の招集メンバーを見てみましょう。
〈GK〉
選手名 | 現所属 | 22/3 | 22/3 | 22/5 | 22/6 | 22/9 | 22/11 | 23/3 | 23/4 | 23/6 |
佐々木 雅士 | 柏レイソル | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
鈴木 彩艶 | シントトロイデン | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
小久保 怜央ブライアン | ベンフィカ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |||
小畑 裕馬 | ベガルタ仙台 | 〇 | 〇 | |||||||
山田 大樹 | ファジアーノ岡山 | 〇 | ||||||||
野澤 大志ブランドン | FC東京 | 〇 | 〇 | |||||||
藤田 和輝 | 栃木SC | 〇 | ||||||||
中島 佳太郎 | 常葉大 | 〇 |
〈DF〉
選手名 | 現所属 | 22/3 | 22/3 | 22/5 | 22/6 | 22/9 | 22/11 | 23/3 | 23/4 | 23/6 |
成瀬 峻平 | 名古屋グランパス | 〇 | 〇 | 〇 | ||||||
西尾 降矢 | セレッソ大阪 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||
木村 誠二 | FC東京 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||
加藤 聖 | 横浜F・マリノス | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
馬場 晴也 | 東京ヴェルディ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||||
半田 陸 | ガンバ大阪 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |||
大嶽 拓馬 | 柏レイソル | 〇 | ||||||||
チェイス アンリ | シュトゥットガルト | 〇 | 〇 | 〇 | ||||||
内野 貴史 | デュッセルドルフ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |||||
大畑 歩夢 | 浦和レッズ | 〇 | 〇 | |||||||
鈴木 海音 | ジュビロ磐田 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |||
岡 哲平 | 明治大 | 〇 | 〇 | |||||||
バングーナガンデ 佳史扶 | FC東京 | 〇 | 〇 | |||||||
畑 大雅 | 湘南ベルマーレ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |||||
中村 拓海 | 横浜FC | 〇 | ||||||||
今野 息吹 | 法政大 | 〇 | 〇 | 〇 | ||||||
山崎 大地 | サンフレッチェ広島 | 〇 | ||||||||
吉田 真那斗 | 鹿屋体育大 | 〇 | ||||||||
長澤 シヴァタファリ | 関東学院大 | 〇 | ||||||||
坂岸 寛大 | 新潟医療福祉大 | 〇 | ||||||||
関根 大輝 | 拓殖大 | 〇 | 〇 | |||||||
根本 健太 | 流通経済大 | 〇 | 〇 | |||||||
奥田 勇斗 | 桃山学院大 | 〇 |
〈MF〉
選手名 | 現所属 | 22/3 | 22/3 | 22/5 | 22/6 | 22/9 | 22/11 | 23/3 | 23/4 | 23/6 |
宮城 天 | V・ファーレン長崎 | 〇 | 〇 | |||||||
鮎川 峻 | 大分トリニータ | 〇 | 〇 | 〇 | ||||||
鈴木 唯人 | ブレンビーIF | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
山本 理仁 | シントトロイデン | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |||
藤田 譲瑠チマ | シントトロイデン | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
櫻井 辰徳 | 徳島ヴォルティス | 〇 | 〇 | 〇 | ||||||
田中 聡 | 湘南ベルマーレ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |||||
平岡 大陽 | 湘南ベルマーレ | 〇 | 〇 | |||||||
甲田 英將 | 東京ヴェルディ | 〇 | 〇 | |||||||
松村 優太 | 鹿島アントラーズ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||||
川崎 颯太 | 京都サンガ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |||||
斉藤 光毅 | スパルタ・ロッテルダム | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |||||
松木 玖生 | FC東京 | 〇 | 〇 | 〇 | ||||||
本田 風智 | サガン鳥栖 | 〇 | 〇 | |||||||
松岡 大起 | グレミオ・ノヴォリゾンチーノ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||||
山田 楓喜 | 京都サンガ | 〇 | 〇 | 〇 | ||||||
佐藤 恵允 | ブレーメン | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |||
成岡 輝瑠 | レノファ山口 | 〇 | ||||||||
三戸 舜介 | アルビレックス新潟 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |||||
西川 潤 | サガン鳥栖 | 〇 | 〇 | 〇 | ||||||
近藤 友喜 | 横浜FC | 〇 | ||||||||
山内 日向汰 | 桐蔭横浜大 | 〇 | ||||||||
永田 貫太 | 中京大 | 〇 | ||||||||
藤井 皓也 | 中京大 | 〇 | ||||||||
谷内田 哲平 | 京都サンガ | 〇 | ||||||||
細谷 航平 | 法政大 | 〇 | ||||||||
美藤 倫 | 関西学院大 | 〇 | ||||||||
中川 敦瑛 | 法政大 | 〇 | ||||||||
中村 草太 | 明治大 | 〇 | ||||||||
平河 悠 | 町田ゼルビア | 〇 | ||||||||
重見 柾斗 | 福岡大 | 〇 |
〈FW〉
選手名 | 現所属 | 22/3 | 22/3 | 22/5 | 22/6 | 22/9 | 22/11 | 23/3 | 23/4 | 23/6 |
藤尾 翔太 | 町田ゼルビア | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||
櫻川 ソロモン | ファジアーノ岡山 | 〇 | ||||||||
細谷 真大 | 柏レイソル | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||
小田 祐太郎 | ハーツ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |||||
荒木 遼太郎 | 鹿島アントラーズ | 〇 | ||||||||
中島 大嘉 | 名古屋グランパス | 〇 | 〇 | |||||||
木村 勇大 | ツェーゲン金沢 | 〇 | 〇 | 〇 | ||||||
染野 唯月 | 東京ヴェルディ | 〇 | ||||||||
鶴野 怜樹 | アビスパ福岡 | 〇 |
既にA代表招集歴がある選手や海外クラブでプレーする選手も多くいますね。
日程的に海外クラブからの招集は厳しいかもしれませんが、Bチーム所属の選手なら招集できるかもしれません。
また4月のトレーニングキャンプ以降は大学生を多く招集していることもあり、大学生メインになる可能性もあるでしょう。
アジア大会2023サッカー日本代表メンバーが決定しました。
GK
- 1. 藤田和輝(栃木SC)
- 12. 小畑裕馬(ベガルタ仙台)
- 18. 山田大樹(ファジアーノ岡山)
DF
- 2. 奥田勇斗(桃山学院大)
- 3. 吉田真那斗(鹿屋体育大)
- 4. 山﨑大地(サンフレッチェ広島)
- 5. 馬場晴也(北海道コンサドーレ札幌)
- 7. 今野息吹(法政大)
- 21. 根本健太(流通経済大)
- 22. 関根大輝(拓殖大)
MF
- 6. 松岡大起(グレミオ・ノヴォリゾンチーノ)
- 8. 重見柾斗(福岡大)
- 10. 西川潤(サガン鳥栖)
- 11. 松村優太(鹿島アントラーズ)
- 13. 佐藤恵允(ブレーメン)
- 14. 小見洋太(アルビレックス新潟)
- 15. 谷内田哲平(京都サンガF.C.)
- 16. 山内翔(筑波大)
- 17. 日野翔太(拓殖大)
- 20. 角昂志郎(筑波大)
FW
- 9. 木村勇大(ツエーゲン金沢)
-
19. 熊田直紀(FC東京)
アジア大会2023の注目選手
では、アジア大会2023に招集が期待される注目選手を紹介します。
〈注目選手➀〉
佐藤 恵允(明治大→ブレーメンⅡ)
🇯🇵 #U21日本代表、いきなり先制!
PA内でボールを拾った #佐藤恵允 (明治大) が、ニアへ強烈なシュートを突き刺してゴール!
🏆AFC U23 #アジアカップ
🆚日本 1-0 オーストラリア
⚽7分 佐藤恵允#jfa #daihyo #サッカー日本代表 #AFCU23🎥:@DAZN_JPNpic.twitter.com/GDm0Yy4Bib
— GOAL Japan (@GoalJP_Official) June 18, 2022
生年月日:2001年7月11日(22歳)
ポジション:CF、LWG
フィジカルの強さと身体能力の高さを活かし、推進力の強いドリブルで一気に相手ゴールに迫っていくアタッカーです。
キックは左右両足問わず精度が高く、得点にもチャンスにも積極的に絡んでいくパリ・オリンピック世代の大学生屈指のアタッカーです。
実践学園高時代は代表歴はなかったものの、明治大学進学後にブレイクし、2年生時ではU-20代表候補に選出され、その後パリ・オリンピックを目指す世代の代表候補にも選出されてきました。
2023年6月のU-23アジアカップでは2得点を挙げる活躍を見せ、3月の欧州遠征2連戦では、2試合ともゴールを決めました。
そして2023年7月にブレーメンへの移籍が決定し、当面はセカンドチームでプレーすることになります。
佐藤を獲得したブレーメンのフットボール部門責任者のクレメンス・フリッツ氏は、佐藤について「彼は機敏な選手で、ピッチ上で捕まえるのが難しいプレーを続けてくれる。インテンシティも非常に高く、アグレッシブな選手だ。」と評価しています。
海外に移籍したばかりなので、海外組の中でも比較的招集出来る可能性が高いかもしれません。
この世代の大学生プレーヤーで活躍してきた佐藤のプレーにまず注目ですね。
〈注目選手②〉
今野 息吹(法政大4年)※2024年ガンバ大阪加入内定
U-22日本代表 国際親善試合[3.24 U-22ドイツ代表戦][3.27 U-22ベルギー代表戦]
追加招集選手
今野 息吹(KONNO Ibuki/コンノ イブキ)⁰DF #15 所属:法政大https://t.co/cXkTUq0FiY
※写真撮影日 2019年7月14日 日曜日 17:42 pic.twitter.com/9EoADqhdJt
— JENGA maziro (@JpZiro) March 20, 2023
生年月日:2001年5月10日(22歳)
ポジション:LSB
スピードを活かしたドリブル突破と、左サイドの上下動を絶やさない豊富な運動量を武器とする大学屈指の攻撃的な左サイドバックです。
足元の技術の高さや、対人守備の強さもあり、3年生時からはLWBでの起用も増え、様々なシステムに対応できる柔軟性も兼ね備えています。
今年3月の欧州遠征でU-22日本代表に初招集され、ドイツU-22代表戦で後半から途中出場しました。
その後4月のトレーニングキャンプ、6月の欧州遠征にも継続招集され、6月のイングランドU-22代表戦でも途中出場を果たしました。
今年3月に初招集されて以降、継続的に招集され、大岩監督からの評価も高いことがうかがえます。
既に2023シーズンのガンバ大阪の特別指定選手として登録され、2024シーズンからの加入も内定しています。
パリ世代のLSBでは、加藤聖(横浜F・マリノス)やバングーナガンデ佳史扶(FC東京)など、Jリーグでの実績も豊富なライバルも多く控えていますが、アジア大会の活躍でそこに割って入ることが出来るのかも注目したいですね。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、開幕が近づく杭州アジア大会サッカー競技の日程や組み合わせ、日本代表メンバー予想に加え、注目選手も併せてご紹介いたしました。
開催が1年延期されたことにより、これまでのアジア大会のようなチーム造りが出来ないかもしれませんが、2度の欧州遠征もあり、ハイレベルなサバイバルレースが繰り広げられています。
このアジア大会でも、パリ・オリンピック代表入りに名乗りを上げる選手たちのブレイクに期待したいですね。
そして願わくば、2010年広州大会以来の金メダル獲得にも期待したいですね。
パリ・オリンピックまで1年を切り、アピールの場としてこのアジア大会でのU-22日本代表の活躍にも注目ですね。
いつもありがとうございます!
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