今年も、高校生の熱い夏、インターハイ(高校総体)が開催されます。
今年のインターハイの名称は【ありがとうを強さに変えて 北部九州総体 2024】で、7/21(日)~8/20(火)の日程で、福岡県、佐賀県、長崎県、大分県で開催されます。
ただサッカー競技は、酷暑での試合を避けるため、冷涼地での開催となり、男子サッカーは2024年度から福島県のJヴィレッジを主会場に固定開催されることになりました。
夏のインターハイ 北海道でも熱中症、サッカーは冷涼地で固定開催 https://t.co/1cYgkhWsWa
暑さを懸念する日本サッカー協会からの要望を踏まえ、今年度から男子の開催地は福島県で、女子は北海道。比較的涼しい地域での固定開催となった。
— 朝日新聞デジタル (@asahicom) June 17, 2024
高校のサッカー部にとって、夏はインターハイ、冬は選手権が目標となり、一発勝負の番狂わせも起こるかもしれませんね。
ということで、今回は、
- インターハイ(高校総体)2024サッカーの日程
- インターハイ(高校総体)2024サッカーの出場校一覧!
- インターハイ(高校総体)2024サッカーの注目選手は?
- インターハイ(高校総体)2024サッカーの優勝候補は?
- まとめ
をお伝えしていきます!
インターハイ(高校総体)2024サッカーの日程
男子サッカーの日程は以下のようになっています。
1回戦
日付 : 2024年7月27日(土)
会場 : Jヴィレッジスタジアム、JヴィレッジP1・P2・P3・P5・P7・P8、広野町サッカー場、住鉱エナジーマテリアルNARAHAピッチ、ハワイアンズスタジアムいわき、アロハフィールド
2回戦
日付 : 2024年7月28日(日)
会場 : Jヴィレッジスタジアム、JヴィレッジP2・P3・P7・P8、広野町サッカー場、住鉱エナジーマテリアルNARAHAピッチ、ハワイアンズスタジアムいわき、アロハフィールド
3回戦
日付 : 2024年7月30日(火)
会場 : JヴィレッジP1・P2・P5・P7・P8
準々決勝
日付 : 2024年7月31日(水)
会場 : JヴィレッジP1・P3
準決勝
日付 : 2024年8月2日(金)
会場 : Jヴィレッジスタジアム
決勝
日付 : 2024年8月3日(土)
会場 : Jヴィレッジスタジアム
インターハイ(高校総体)2024サッカーの出場校一覧!
出場校一覧 (出場校は52校)
【北海道・東北】
都道府県 | 高校名 | 回数 |
北海道1 | 旭川実業 | 4大会連続9回目 |
北海道2 | 札幌大谷 | 3大会ぶり7回目 |
青森 | 青森山田 | 24大会連続27回目 |
岩手 | 遠野 | 2大会連続22回目 |
秋田 | 西目 | 3大会ぶり9回目 |
宮城 | 仙台育英 | 3大会ぶり21回目 |
山形 | 山形明正 | 初出場 |
福島1 | 帝京安積 | 初出場 |
福島2 | 尚志 | 14大会連続16回目 |
【関東】
都道府県 | 高校名 | 回数 |
茨城 | 鹿島学園 | 2大会ぶり10回目 |
栃木 | 矢板中央 | 6大会連続13回目 |
群馬 | 共愛学園 | 初出場 |
埼玉 | 昌平 | 2大会ぶり5回目 |
千葉 | 市立船橋 | 3大会連続31回目 |
東京1 | 帝京 | 2大会ぶり34回目 |
東京2 | 駒澤大高 | 9大会ぶり2回目 |
神奈川1 | 桐光学園 | 2大会連続16回目 |
神奈川2 | 東海大相模 | 3大会ぶり4回目 |
山梨 | 山梨学院 | 3大会連続8回目 |
【北信越】
都道府県 | 高校名 | 回数 |
新潟 | 帝京長岡 | 3大会連続8回目 |
長野 | 東京都市大塩尻 | 3大会ぶり6回目 |
富山 | 富山第一 | 3大会連続31回目 |
石川 | 鵬学園 | 初出場 |
福井 | 丸岡 | 5大会連続31回目 |
【東海】
都道府県 | 高校名 | 回数 |
静岡 | 静岡学園 | 2大会連続9回目 |
愛知 | 東邦 | 2大会連続10回目 |
岐阜 | 帝京大可児 | 3大会連続9回目 |
三重 | 三重 | 3大会ぶり7回目 |
【近畿】
都道府県 | 高校名 | 回数 |
滋賀 | 近江 | 2大会連続4回目 |
京都 | 東山 | 4大会連続6回目 |
大阪1 | 興國 | 初出場 |
大阪2 | 阪南大高 | 3大会ぶり6回目 |
兵庫 | 神戸弘陵 | 2大会連続5回目 |
奈良 | 生駒 | 2大会ぶり2回目 |
和歌山 | 近大和歌山 | 7大会ぶり12回目 |
【中国・四国】
都道府県 | 高校名 | 回数 |
鳥取 | 米子北 | 16大会連続19回目 |
島根 | 立正大淞南 | 4大会連続17回目 |
岡山 | 作陽 | 4大会ぶり24回目 |
広島 | 瀬戸内 | 2大会ぶり9回目 |
山口 | 高川学園 | 4大会連続26回目 |
香川 | 尽誠学園 | 3大会ぶり3回目 |
徳島 | 徳島市立 | 10大会連続22回目 |
愛媛 | 済美 | 6大会ぶり5回目 |
高知 | 高知小津 | 27大会ぶり6回目 |
【九州】
都道府県 | 高校名 | 回数 |
福岡 | 福大若葉 | 初出場 |
佐賀 | 龍谷 | 初出場 |
長崎 | 国見 | 2大会連続22回目 |
熊本 | 大津 | 6大会連続24回目 |
大分 | 柳ヶ浦 | 6大会ぶり3回目 |
宮崎 | 日章学園 | 2大会ぶり18回目 |
鹿児島 | 神村学園 | 7大会連続10回目 |
沖縄 | 那覇西 | 2大会ぶり18回目 |
インターハイ(高校総体)2024サッカーの注目選手は?
ここでは、今回のインターハイで、是非注目して欲しい選手をご紹介します!
【GK】
ギマラエス 二コラス(市立船橋/3年) ※2024 U-17日本高校サッカー選抜
2️⃣種 全国高校サッカー選手権 ⚽️
全国大会 2回戦
【 試合終了 】12:05ko帝京長岡 1(4PK5)1 市立船橋
[ PK戦 ]
帝京長岡 ◯ ◯ ◯ ◯ 止 | 止
市立船橋 ◯ ◯ ◯ 止 ◯ | ◯帝京長岡5人目のPK
市立船橋は決められたら敗退の土壇場、守護神 #1 ギマラエス ニコラスがPK Stop ✨
神セーブ❗️ pic.twitter.com/bjp8OHdoTY— 💙 pivo ⚽️ (@pivo00606444) December 31, 2023
ブラジル人の父親とフィリピン人の母親の間に生まれ、U-17日本高校サッカー選抜だけでなく、母親の祖国フィリピンのU-16代表にも選出された経験を持つGKです。
2年生ながら、昨年度から市立船橋の正守護神に定着し、安定したセービングとコーチングで守備陣を統率しただけでなく、選手権ではPK戦でチームを勝利に導くセービングを見せるなど、守備の要として欠かせない存在となっています。
選手権で見せたように、チームを勝利へと導くセービングを見せることは出来るのか、世代屈指のGKの活躍にも注目です。
【DF】
小沼 蒼珠(青森山田/3年) ※2024 U-17日本高校サッカー選抜
【電光石火の先制ゴール⚽️】
第102回 全国高校サッカー選手権大会
準々決勝青森山田 🆚 昌平
青森山田、小沼蒼珠(3)が電光石火の先制ゴール❗️ #青森山田
— ジュニアサッカーWeekly【公式】 (@JSW_Official) January 4, 2024
昨年度からレギュラーとして活躍し、プレミアリーグと選手権の2冠を経験し、今年度はキャプテンとしてチームを牽引するLSBです。
豊富な運動量と対人守備の強さを持ち味としつつ、積極的な攻撃参加やキック精度の高さもあり、ロングスローも武器として兼ね備えています。
チームのムードメーカーとしてだけでなく、今年度はキャプテンとして、自身のダイナミックなプレーでチームを鼓舞していき、タイトルへと導いていきます。
五嶋 夏生(大津/3年) ※2024 U-17日本高校サッカー選抜
【写真特集】[新人戦]名門・大津の新主将、190cmの大型CB五嶋がゴールを死守(4枚)https://t.co/SSi280P043#ゲキサカ #高校サッカー pic.twitter.com/tV1iGKvY2C
— ゲキサカ (@gekisaka) March 9, 2024
190㎝近い身長を活かした空中戦や対人での強さを発揮し、昨年度から大津のCBに定着し、今年度はキャプテンとしてチームを引っ張っていきます。
空中戦の強さだけでなく、スピードも上がり、完成度の高いCBへの成長し続けており、インターハイでの活躍も期待されています。
現在、プレミアリーグWESTで首位を走る勢いそのままに、インターハイも制覇できるかどうかのカギを握る一人ですね。
【MF】
大谷 湊斗(昌平/3年) ※2024 U-17日本高校サッカー選抜
第101回全国高校サッカー選手権大会埼玉県予選⚽
昌平1-0成徳深谷
大谷湊斗選手(1年)の鋭い切り返しからのシュートはDFに当たりコースを変えてゴールに吸い込まれる🔥
これが決勝弾となり、昌平が埼玉王者に輝く㊗️pic.twitter.com/SpLey27V9g— 【公式】高校・大学サッカー ファンページ (@ilovefootballjp) November 13, 2022
近年、多くのJリーガーを輩出する技巧派集団、昌平のキャプテンを務め、ボランチとして攻撃を組み立てていく「チームの心臓」です。
精度の高いパスを前線に供給していくだけでなく、ドリブルからの攻め上がりや守備時でのポジショニングなど、サッカーIQの高さを発揮していきます。
今年度から昌平の監督に就任した元日本代表FW玉田圭司監督も、「この中でもちょっと抜けている」と大谷の存在感を讃えており、初の全国主要タイトルに向けて注目の存在です。
福島 和毅(神村学園/2年) ※2024 U-17日本高校サッカー選抜
【写真特集】[選手権予選]神村学園の新たな才能。1年生ボランチMF福島が雨中で抜群の技術力を発揮(5枚)https://t.co/HS3YbsgDr4#ゲキサカ #高校サッカー #選手権 #全国高校サッカー選手権 pic.twitter.com/Bw4CfcDqwK
— ゲキサカ (@gekisaka) December 21, 2023
U-15、U-16の日本代表経験を持ち、昨年度は1年生ながら背番号10を付け、神村学園のボランチの定位置を確保している注目の2年生です。
足元での巧みなボールコントロールで相手のプレッシャーをいとも簡単にいなしていき、正確なパスの供給だけでなく、攻め上がりなど判断力の良さも光ります。
1年生ながら、インターハイまた選手権とピッチで悔しい思いを味わい、2年生になった技巧派ボランチの飛躍に注目です。
【FW】
名和田 我空(神村学園/3年) ※2023 U-17W杯日本代表
これぞサムライ魂!
名和田我空!スペインからゴラッソ!#名和田我空#U17WC #サッカー日本代表
— サッカーTime kac 情報 (@kac_zyohoo) November 20, 2023
神村学園中学時代にチームを全国制覇に導き、高校入学後いきなり背番号10を背負ったスーパールーキーも、ついに最上級生となりました。
2年生の昨年度は、U-17日本代表として6月に開催されたAFCU-17アジアカップでは大会得点王(5得点)とMVPを獲得し、U-17ワールドカップでも1得点を上げました。
そして選手権では3試合連続得点を上げるなど、チームのエースとして活躍しましたが、前回のベスト4を超えることは出来ず、ベスト8敗退に終わりました。
イギリス『ガーディアン』紙が選ぶ「サッカー界最高の若き才能60人」の一人にも選出され、世界からも注目される存在となっている名和田の、最上級生としての最後の1年での戦いにも注目が集まります。
高岡 伶颯(日章学園/3年) ※2023 U-17W杯日本代表
アルゼンチンも破ったアフリカ王者セネガル相手に2得点。
3戦連発の日章学園FW 高岡伶颯 は得点ランク首位!!!— 久保建英・三笘薫【海外日本人サッカー選手情報】 (@TAKEFutbol) November 18, 2023
2023年のU-17ワールドカップでは4得点を上げる活躍を見せ、U-19日本代表にも飛び級で選出されている世代屈指のストライカーです。
スピードとDFラインとの駆け引きの巧さでスペースに抜け出しゴールを奪っていくだけでなく、精度の高いパスでのチャンスメイクや前線からの献身的なプレスなど、攻守全ての局面でエネルギー溢れるプレーを見せます。
昨年度の選手権は1回戦敗退で涙を呑んだものの、その後海外クラブへの練習参加で経験を積み、この世代で初となる地元デゲバジャーロ宮崎の特別指定選手にも選ばれ、インターハイでの爆発も大いに期待されます。
インターハイ(高校総体)2024サッカーの優勝候補は?
ちなみに、昨年のインターハイを制したのは、明秀日立(茨城県)でした。
その前の年のインターハイを制したのは、前橋育英(群馬県)でした。
2024年はどうなるでしょうか?
現時点で2024年優勝候補は、
- 青森山田
- 昌平
- 大津
といったところでしょうか。
優勝候補➀:青森山田(青森県)
黒田剛監督から、正木昌宣監督の新体制となった2023年度、守備の意識の高さと当たりの強さを前面に出した変わらないスタイルで、プレミアリーグと選手権の2冠を達成しました。
今年度もプレミアリーグEASTで上位戦線に食らい付いており、ここ一番での勝負強さなど、激戦を糧としてつけられたものは、他とは比べられないものとなっています。
今年度も、まず青森山田を中心として、高校サッカーのタイトル戦線は回っていくことでしょう。
優勝候補②:昌平(埼玉県)
次に優勝候補に挙げるのは、多くのJリーガーを輩出してきた技巧派集団、昌平です。
FC LAVIDAとの育成体制を築いてきた藤島崇之監督が退任し、2024年3月に昌平でスペシャルコーチを務めていた元日本代表FW玉田圭司監督が就任し、攻撃的なサッカーで埼玉予選では準決勝と決勝で5得点を上げ、他を寄せ付けない強さを発揮しました。
今年度、プレミアリーグEASTでも青森山田に競り勝ち、市立船橋から6得点を奪うなど、破壊力や勝負強さがさらに増し、玉田監督1年目でいきなりインターハイ制覇となるか、注目です。
優勝候補③:大津(熊本県)
最後に優勝候補に挙げるのは、九州随一の実力校、大津高校です。
2021年度の選手権準優勝だけでなく、プレミアリーグWESTでも2021年と2023年で4位になるなど、全国でも安定した成績を収め、今年度のプレミアリーグWESTでは首位(第8節終了時点)に立っています。
昨年度の碇明日麻(水戸)のようなずば抜けたタレントはいないものの、CBの五嶋夏生(3年)、ボランチの兼松将(3年)、嶋本悠大(3年)、ストライカーの山下景司(3年)など、昨年度のレギュラーも多く残り、経験を糧にした勝負強さを発揮することが出来るのか、注目です。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、インターハイ(高校総体)2024サッカーの日程と出場校一覧に加えて、注目選手や優勝候補もお伝えしました。
どうしてもプレミアリーグ勢が有利なイメージがありますが、2023年のインターハイではプレミアリーグ勢がベスト4まで1校も残らず、早々と敗退する波乱もありました。
2024年の都道府県予選でも、前橋育英や尚志(開催県枠で出場)、東福岡といったプレミアリーグ勢が優勝を逃すなど、その傾向は続いており、一発勝負ならではの見どころもあります!
何が起こるか分からない、インターハイの熱い戦いを制するのはどの高校になるのか、注目ですね!
いつもありがとうございます!
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