キングスリーグとは?ルールや視聴方法も調査!

サッカーファンの皆さん、こんにちは。

 

皆さん、“キングス・リーグ”ってご存じでしたか?

2022年11月に発足した7人制サッカー大会の“キングス・リーグ”

 

元アルゼンチン代表FWのセルヒオ・アグエロ、元スペイン代表GKのイケル・カシージャス、スペイン国内で絶大な影響力を持つストリーマーのイバイ・ラノスらが大会に参加し、今シーズン途中で電撃引退した元バルセロナのDFジェラール・ピケがチェアマンを務めます。

今年1月から第1シーズンが開幕し、3月末にカンプ・ノウで行われたファイナルフォー(準決勝、決勝)には、92,522人のファンが来場し、YouTubeライブでは同時に50万人以上が視聴する盛り上がりぶりを見せました。

 

往年のレジェンドプレーヤーの参加や、サッカーとは異なる独自のルールもあり、エンタメ要素もさることながら、多くのファンを惹きつけ、現地ではラ・リーガを脅かす存在だとも言われています。

ということで今回は、今後より話題を振りまくことになりそうなキングスリーグの

・大会運営方法
・試合のルール
・サッカーとの違い
・ファンの投票によって決まる新しいルール
・視聴方法
・まとめ

の順でお伝えしていきます。

大会運営方法

キングス・リーグは、冬季と夏季の2シーズン制で行われます。

1シーズンで12チームが総当たりのリーグ戦を行い、その後上位8チームがプレーオフに進出し、シーズン優勝を争います。

各チームには12人の選手枠が設けられており、HPでの募集から体力・技術テストを経て選出された120名のなかから、ドラフトで選出された10人に加え、現役もしくは元プロを1人加えることが出来ます。

さらに現役もしくは元プロを問わず毎節ごとにゲスト・プレーヤーを1人加えることが出来、オーナー自身が出場したり、オーナーが独自に交渉して加えることが出来ます。

このゲスト・プレーヤー枠では、アグエロカシージャスなど往年の名選手がプレーしたり、プロ経験のないストリーマーのイバイ・ラノスがPKを蹴るなど、チームのオーナー自身がプレーヤ―として参加するだけでなく、ロナウジーニョジョアン・カプテビラチチャリート(ハビエル・エルナンデス)ら名プレーヤーが参加し、実際にプレーしました。

さらに実際にはまだプレーしてはいないものの、パリ・サンジェルマン所属のネイマールもキングスリーグ参戦を表明しています。

ネイマールの参戦時期、またどのような形で参戦するのかで、現役バリバリのプロ選手もキングスリーグに参戦する可能性も高くなりますね。

 

現在無所属の選手や、シーズンオフの選手たちの参戦も増えてくることが予想されます。

先日オリンピアコスを退団したばかりのハメス・ロドリゲスがキングス・リーグのチームの練習に参加したとの報道もありました。

 

2024年日本からストリーマーである加藤純一氏が参加する事が発表されました!

2024年は5月26日から6月8日までメキシコで開催されますが、日本からの参戦が決まった事で今後日本でもキングスリーグが広まっていく事が予想されます。

これからの展開が楽しみです!

 

 

 

試合のルール

まず基本的な試合のルールですが、

  • 1試合20分ハーフ計40分
  • 引き分けはなく、40分で決着しなければ、PK戦で勝敗を決定

 

そしてキングス・リーグの試合のルールで話題を集めているのは、ゴールデンカード制度です。

試合前に各チームのコーチが5枚から1枚引きますが、この時点ではまだ中身は分かっていません。

カードの中身は、

  1. 即座にPKを獲得
  2. 相手カードを奪う
  3. 1分間得点が2倍
  4. 相手選手を2分間退場させる
  5. ジョーカー(4つのうちから好きな効果を選択)

の5種類となっています。

このカードをどこで切るのかが、勝敗の分かれ道となりますね。

 

 

 

サッカーとの違い

先ほど取り上げた「ゴールデンカード制度」をはじめ、キングス・リーグ独自のエンターテインメント性が高いルールが導入されていますが、試合の進め方など、通常のサッカーとは異なる部分をいくつか取り上げます。

 

➀ フィールドの広さ

ブラジルの7人制サッカー(ソサイチ)のフィールドサイズが採用されており、縦45~50m×横25~30m(11人制の約半分、フットサルコート約3面分)の大きさとなっています。

シーズン中はバルセロナのキュプラアリーナで開催されていましたが、ファイナルフォーが行われたカンプ・ノウではピッチ中央にコートが造られ、より広々とした空間になっていましたね。

 

 

② イエローカード・レッドカードの扱い方

選手交代は通常のソサイチと同じく、無制限に行うことが出来、審判に申し出る必要はありません。

またキングス・リーグではイエローカードが1枚提示された場合は2分間退場、レッドカードが1枚提示された場合は5分間退場となり、また試合中に復帰することが出来ます。

サッカーリーグに適用される累積警告や出場停止処分などはなく、通年で同じメンバーで試合に臨むことが出来ます。

 

 

③ VAR

通常のサッカーでは、VARでの判定は審判団の判断に委ねられていますが、キングス・リーグではVARでの判定をリクエストで1回求めることが出来ます。

リクエストで判定を求めた場合、審判団の判定がVARによって覆れば残り回数は“1”のままですが、判定が覆らなければ回数は“0”となります。

 

 

④ 試合開始

通常のサッカーでは、センターサークルからのキックオフで始まりますが、キングス・リーグでは両チームのスタメンが自陣のゴールラインに並び、ホイッスルと同時に一気に中央のボールに向かっていく水球方式のキックオフが取られています。

試合開始のホイッスルと共に、中央に向かっていく様はなかなか凄まじいですね。

 

 

⑤ PK

キングス・リーグでは40分で決着が付かなかった場合は、PK戦で勝敗を決めます。

そのPK戦ですが、通常のサッカーでのPKとは異なり、コート中央にボールをセットし、ドリブルで持ち込み、5秒以内にシュートを放つという方式が取られています。

接近戦でのキーパーとの駆け引きも面白いですね。

 

 

ファンの投票によって決まる新しいルール

キングス・リーグには、ソーシャル・メディア・プラットフォームで実施される投票を通して決められた独自のルールが存在します。

そのいくつかを取り上げます。

 

➀ PK

通常のソサイチでは、ペナルティーマーク上でボールを静止した状態でPKが行われますが、先ほど取り上げたようにキングス・リーグではセンターサークルからドリブルで持ち込み、5秒以内でシュートを放つ方式が取られています。

 

 

② オフサイドの使用

通常のソサイチではオフサイドはありませんが、キングス・リーグではオフサイドの反則が取られます。

 

 

③ 反則に対する罰則

通常のソサイチでは、レッドカードが提示された場合は退場処分となり、その試合に復帰することは出来ませんが、キングス・リーグでは先ほど取り上げたように、レッドカードが提示された場合は5分間の一時退場処分となり、また試合に復帰することが出来ます。

 

こういった通常のソサイチと異なる独自のルールが、ファンの意見を反映する形で決められています。

新たなカードの導入などを含め、今後も試合展開を大きく揺るがすような独自のルールがまた導入されるかもしれませんね。

 

 

 

視聴方法

キングス・リーグの視聴ですが、ライブストリーミングサービスのTwitch、またYoutubeやTikTokといったソーシャルネットワーキングサービスを通して、無料でライブ配信、もしくはフルマッチ視聴をすることが出来ます。

 

視聴可能メディア(変更される可能性があります)
Twitch→https://www.twitch.tv/kingsleague
Youtube→https://www.youtube.com/channel/UCtwslQPB_xJfaFuZv0OETNw
TikTok→https://www.tiktok.com/@kingsleague

近年高騰化し続ける放映権料ビジネスの中で、全て無料で視聴出来るのはかなり大きいですね。

 

これも、スペインで絶大な影響力を持つストリーマーであるイバイ・ラノスをはじめ、多くの人気ストリーマーが参戦しているからこそ成せる業ではないでしょうか。

キングス・リーグ公式のチャンネルだけでなく、各オーナー個人のチャンネルからも配信している場合もあり、色々な視点からの観戦も楽しめそうですね。

 

 

 

まとめ

いかがでしたか。

 

今回は、キングスリーグの大会運営方法や試合のルール、サッカーとの違いやファンが参加できる独自のルール、視聴方法などについてお伝えいたしました。

 

もちろん、プレーレベルなどを考えればラ・リーガと比較するまでではないですが、まるでテレビゲームに入り込んだかのような世界観、ファンがリーグ運営に参加しやすいシステム、そして近年高騰化する放映権料に反してYouTubeやTikTokなどで無料配信される手軽さなどが、ファンの心を掴んでいるのではないでしょうか。

リアルなサッカーとは別枠として、これからキングスリーグはより発展していきますが、ラ・リーガをはじめ、世界のサッカー界も可能な限りキングスリーグの良いアイディアを還元してほしいですね。

相互に良い点を取り入れつつ、世界のサッカー界全体が発展していくことを願いたいですね。

いつもありがとうございます!

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