高校サッカーファンの皆さん、こんにちは。
夏のインターハイも終わり、全国各都道府県で最後の大舞台となる選手権の予選が始まっています。
今回は、全国2位の選手権県別優勝回数13回を誇る、関東を代表するサッカー王国、埼玉県予選を取り上げます。
埼玉県勢としては、第60回大会(1981年度)の武南以来、40年以上優勝から遠ざかっていますが、近年多くのJリーガーを輩出している昌平がこの夏のインターハイを初制覇したこともあり、埼玉県勢の久々の頂点への返り咲きも期待されます。
ここ数年は昌平を軸にして優勝争いが繰り広げられていますが、昌平に負けず劣らずの実力校も多く控え、いくらインターハイ王者とはいえ、簡単に勝ち抜けない激戦区となっています。
ということで今回は、
- 第103回高校サッカー選手権2024埼玉大会の日程
- 第103回高校サッカー選手権2024埼玉大会の組み合わせ
- 第103回高校サッカー選手権2024埼玉大会の優勝候補
- 第103回高校サッカー選手権2024埼玉大会の注目選手
- まとめ
の順でお伝えしていきます。
第103回高校サッカー選手権2024埼玉大会の日程
第103回高校サッカー選手権2024埼玉県大会の日程は、以下の通りです。
【ブロック予選】
1回戦
2024年8月24日(土)
2回戦
2024年8月28日(水)
決勝
2024年8月31日(土)
【決勝トーナメント】
1回戦
2024年10月13日(日)
2回戦
2024年10月20日(日)
3回戦
2024年10月26日(土)
準々決勝
2024年11月2日(土)
準決勝
2024年11月10日(日)
決勝
2024年11月17日(日)
第103回高校サッカー選手権2024埼玉大会の組み合わせ
【決勝トーナメント】
1回戦
No | 月 日 | 対 戦 カ ー ド |
M1 | 10/13 | 熊谷西 0 vs 1 春日部東 |
M2 | 10/13 | 秀明英光 0 vs 1 西武文理 |
M3 | 10/13 | 聖望学園 3 vs 0 国際学院 |
M4 | 10/13 | 大宮東 3 vs 2 朝霞西 |
M5 | 10/13 | 川越東 1 vs 0 東農大三 |
M6 | 10/13 | 上尾 2 vs 3 朝霞 |
M7 | 10/13 | 川口青陵 2 vs 1 本庄東 |
M8 | 10/13 | 山村国際 2 vs 5 埼玉栄 |
M9 | 10/13 | 武蔵越生 6 vs 1 蕨 |
M10 | 10/13 | 三郷北 1 vs 6 市立浦和 |
M11 | 10/13 | 伊奈学園 1 vs 1 山村学園 (PK:4-1) |
M12 | 10/13 | 浦和 2 vs 3 早大本庄 |
M13 | 10/13 | 川越南 0 vs 4 大宮南 |
M14 | 10/13 | 庄和 0 vs 1 浦和北 |
M15 | 10/13 | 武南 3 vs 0 越谷西 |
M16 | 10/13 | 越谷東 0 vs 1 狭山ヶ丘 |
M17 | 10/13 | 川口北 1 vs 0 入間向陽 |
M18 | 10/13 | 上尾鷹の台 2 vs 4 坂戸西 |
M19 | 10/13 | 本庄第一 4 vs 1 所沢 |
M20 | 10/13 | 開智未来 0 vs 5 埼玉平成 |
M21 | 10/13 | 東京成徳大深谷 6 vs 0 飯能 |
M22 | 10/13 | 所沢中央 0 vs 5 川口市立 |
M23 | 10/13 | 南稜 2 vs 3 ふじみ野 |
2回戦
No | 月 日 | 対 戦 カ ー ド |
M24 | 10/20 | 春日部東 1 vs 4 西武文理 |
M25 | 10/20 | 聖望学園 2 vs 1 大宮東 |
M26 | 10/20 | 川越東 0 vs 5 細田学園 |
M27 | 10/20 | 浦和東 6 vs 1 朝霞 |
M28 | 10/20 | 川口青陵 0 vs 6 埼玉栄 |
M29 | 10/20 | 武蔵越生 2 vs 2 市立浦和 (PK:3-4) |
M30 | 10/20 | 伊奈学園 0 vs 8 正智深谷 |
M31 | 10/20 | 浦和学院 3 vs 0 早大本庄 |
M32 | 10/20 | 大宮南 2 vs 0 浦和北 |
M33 | 10/20 | 武南 0 vs 0 狭山ヶ丘 (PK:4-2) |
M34 | 10/20 | 川口北 0 vs 3 立教新座 |
M35 | 10/20 | 浦和南 1 vs 0 坂戸西 |
M36 | 10/20 | 本庄第一 0 vs 0 埼玉平成 (PK:6-7) |
M37 | 10/20 | 東京成徳大深谷 3 vs 0 川口市立 |
M38 | 10/20 | ふじみ野 0 vs 4 西武台 |
3回戦
No | 月 日 | 対 戦 カ ー ド |
M39 | 10/26 | 昌平 8 vs 0 西武文理 |
M40 | 10/26 | 聖望学園 1 vs 0 細田学園 |
M41 | 10/26 | 浦和東 2 vs 1 埼玉栄 |
M42 | 10/26 | 市立浦和 1 vs 2 正智深谷 |
M43 | 10/26 | 浦和学院 1 vs 0 大宮南 |
M44 | 10/26 | 武南 2 vs 1 立教新座 |
M45 | 10/26 | 浦和南 1 vs 1 埼玉平成 (PK:2-4) |
M46 | 10/26 | 東京成徳大深谷 0 vs 2 西武台 |
準々決勝
No | 月 日 | 対 戦 カ ー ド |
M47 | 11/2 | 昌平 3 vs 4 聖望学園 |
M48 | 11/2 | 浦和東 1 vs 2 正智深谷 |
M49 | 11/2 | 浦和学院 1 vs 0 武南 |
M50 | 11/2 | 埼玉平成 0 vs 3 西武台 |
準決勝
No | 月 日 | 対 戦 カ ー ド |
M51 | 11/10 | 聖望学園 0 vs 1 正智深谷 |
M52 | 11/10 | 浦和学院 1 vs 0 西武台 |
決勝
No | 月 日 | 対 戦 カ ー ド |
M53 | 11/17 | 正智深谷 1 vs 0 浦和学院 |
高校サッカー選手権埼玉予選を勝ち抜いたのは、正智深谷高校でした。
この優勝で、8大会ぶり4度目の選手権出場ということで、本大会での活躍を期待します。
第103回高校サッカー選手権2024埼玉大会の優勝候補
第103回高校サッカー選手権2024埼玉県大会の優勝候補予想に入る前に、
まずは2024年度の各大会での結果を振り返ってみましょう。
新人戦 | 関東大会予選 | インターハイ予選 | その他 | |
優勝 | 西武台※ | 正智深谷 | 昌平 | 〈プレミアリーグEAST〉 昌平〈プリンスリーグ関東2部〉 西武台 |
準優勝 | 武南※ | 東京成徳大深谷 | 西武台 | |
ベスト4 | 昌平 | 聖望学園 | 浦和学院 | |
浦和南 | 立教新座 | 正智深谷 |
※引き分けにより、両校優勝。
そして、過去3年間の出場校は以下の通りです。
インターハイ | 選手権 | |
第102回(2023年度) | 武南 | 昌平 |
第101回(2022年度) | 昌平 | 昌平 |
第100回(2021年度) | 正智深谷 | 西武台 |
これをふまえて、埼玉県予選の優勝候補として、「昌平」、「西武台」、「正智深谷」を挙げたいと思います。
【昌平】
まず優勝候補に挙げるのは、インターハイ王者の昌平です。
今年度のチームも、攻撃陣にU-18日本代表MF大谷湊斗(3年)、U-17日本代表MF山口豪太(2年)、U-17日本代表MF長璃喜(2年)をはじめ、守備陣にもU-17日本代表GK佐々木智太郎(3年)やU-17日本高校選抜DF上原悠都(3年)と、アンダー世代の代表メンバーを多く抱えるタレント集団となっています。
就任1年目でいきなりビッグタイトルを獲得した元日本代表FW玉田圭司監督の下、圧倒的な個の力を発揮し、選手権優勝も手にすることが出来るのか、注目です。
【西武台】
次に優勝候補に挙げるのは、新人戦王者でインターハイ予選準優勝の西武台です。
インターハイ予選決勝では昌平の個の力に圧倒されてしまったものの、攻撃陣は竹内奏海(3年)、鈴木洸晴(3年)の強力2トップに加え、守備陣もU-17日本高校選抜のCB谷口輝(3年)を中心とし、攻守においてバランスが取れたチームとなっています。
昌平の対抗馬の筆頭として、待ったをかけることが出来るのか、注目です。
【正智深谷】
最後に優勝候補に挙げるのは、関東大会予選王者でインターハイ予選ベスト4の正智深谷です。
チームには抜きんでたタレントはいないものの、経験豊かなボランチの吉田匠吾(3年)を中心に、最上級生がチームを引き締め、ここぞの場面での勝負強さを発揮していきます。
拮抗した場面での粘り強さを見せ、第95回大会(2016年度)以来8年ぶりの選手権出場となるか、注目です。
第103回高校サッカー選手権2024埼玉大会の注目選手
では、第103回高校サッカー選手権2024埼玉県大会の注目選手を取り上げたいと思います。
➀ 大谷 湊斗(MF/昌平/3年) ※2024年 U-18日本代表
【プレミアEAST第14節 昌平高校×尚志高校】昌平8 大谷湊斗(3年・アメージングアカデミー)。パスで捌いたり、ドリブルで持ち込んだりサイドチェンジまでやって中盤でゲームを作りレベルの高さを見せた。終盤にゴール前でボールを受け、冷静に左足を振り抜き逆転ゴールを決めた。 pic.twitter.com/hcequlSkuN
— やまむんとかさん (@3freccecarp) September 15, 2024
インターハイ王者昌平のキャプテンを務め、U-18日本代表にも継続的に招集されている世代屈指の司令塔です。
簡単にボールを奪われない足元の技術の高さを誇り、精度の高いパスを前線に供給していくだけでなく、ドリブルからの攻め上がりや守備時でのポジショニングなど、サッカーIQの高さを随所に発揮し、より怖い選手へと進化を遂げています。
「チームの心臓」として玉田圭司監督からの信頼も厚く、インターハイからさらに進化した姿を見せることが出来るのか、注目です。
② 上原 悠都(DF/昌平/3年) ※2023年 U-17日本高校選抜
昌平救ったシュートブロック。U-16代表、9か月離脱も経験した注目左SB上原悠都がインハイVをきっかけに再び飛躍へhttps://t.co/oFN2ez0qBW#ゲキサカ #高校サッカー #高校総体 #インターハイ pic.twitter.com/SKU4WYLzMI
— ゲキサカ (@gekisaka) August 3, 2024
豊富な運動量でサイドを躍動し、積極的な攻め上がりや粘り強い守備でチームの勝利に大きく貢献する世代屈指のサイドバックの一人です。
1年生時からレギュラーで活躍していたものの、昨年度は前十字靭帯断裂という大怪我を負い、ほとんどプレー出来ませんでした。その大怪我から復帰した今年度は、インターハイで攻守にわたる活躍を見せ、インターハイ優秀選手にも選出されました。
インターハイと同様、世代屈指のサイドバックである上原の活躍が、チームの勝利のカギを握ることでしょう。
③ 長 璃喜(MF/昌平/2年) ※2024年 U-17日本代表
第102回 全国高校サッカー選手権大会
3回戦昌平 🆚 大津
昌平の1年生、長璃喜(11)の劇的同点ゴール❗️ #昌平
— ジュニアサッカーWeekly【公式】 (@JSW_Official) January 2, 2024
切れ味鋭いドリブルからの突破と得点力の高さが魅力の、U-17日本代表のアタッカーです。
2学年上の兄準喜(現順天堂大)とともに臨んだ前回の選手権では、1回戦から3回戦まで3試合連続でゴールを上げ、この夏のインターハイ決勝でも2ゴール1アシストを記録するなど、チームを勝利へと導く活躍を見せています。
選手権予選、そして選手権でもここぞの場面での活躍を見せ、チームをタイトルへと導くことが出来るのか、注目です。
④ 谷口 輝(DF/西武台/3年) ※2024年 U-17日本高校選抜
昌平の日本一が新たな刺激に。西武台DF谷口輝主将はより「前から」と厳しさを持って同県のライバル超えを目指すhttps://t.co/tNhMdXGAqf#ゲキサカ #高校サッカー
— ゲキサカ (@gekisaka) August 29, 2024
身体能力の高さを活かし、カバーリング範囲の広さや対人守備での強さを発揮する、U-17日本高校選抜のCBです。
最終ラインの主軸としてチームを牽引し、新人戦で優勝し、インターハイ予選でも決勝まで進出しましたが、昌平の個の力に圧倒され、悔しさを味わいました。
キャプテンとして臨む最後の大舞台で、昌平のタレント陣を封じ込め、選手権へと導くことが出来るのか、注目です。
⑤ 竹内 奏海(FW/西武台/3年)
【写真特集】[プリンスリーグ関東2部]西武台のエースFW竹内が相手ゴールを強襲(4枚)https://t.co/53KZYBPEUH#ゲキサカ #高校サッカー #高円宮U18 #高円宮杯プリンスリーグ pic.twitter.com/RD3s6vrwYe
— ゲキサカ (@gekisaka) May 22, 2024
スペースへの抜け出しの巧さや得点感覚の高さを兼ね備える、西武台の頼れるエースストライカーです。
1年生時は関東ROOKIE LEAGUEでMVPに輝き、2年生時も怪我に泣かされたものの得点源として存在感を発揮してきました。最上級生となった今年度も、同じく3年生の鈴木洸晴とともに強力な2トップを組み、攻撃陣の軸として活躍しています。
自らのゴールで試合を決定づけ、チームを選手権へと導くことが出来るのか、注目です。
⑥ 稲積 俊音(MF/東京成徳大深谷/3年)
【写真特集】[関東大会]成徳深谷のチームリーダー、MF稲積が大会優秀選手に(4枚)https://t.co/hvRRxn2IUE#ゲキサカ #高校サッカー pic.twitter.com/Kq6EQVKVps
— ゲキサカ (@gekisaka) June 18, 2024
関東大会予選準優勝で、関東大会Bグループでは準優勝という成績を収めた東京成徳大深谷の大黒柱ともいえるボランチです。
中盤で豊富な運動量を活かし、攻守における活躍を見せるだけでなく、キャプテンとしてリーダーシップを発揮し、関東大会の優秀選手にも選出されました。
抜群のリーダーシップを発揮し、チームを勝利に導き、選手権の切符を掴むことが出来るのか、注目です。
他の都道府県予選を確認したい方はコチラ↓
第103回高校サッカー選手権の日程と出場校一覧!優勝候補や注目選手も紹介!
まとめ
いかがでしたか。
今回は、第103回高校サッカー選手権埼玉県大会の日程と組み合わせに加え、優勝候補、注目選手も取り上げました。
優勝候補には、インターハイ王者の昌平、新人戦王者でインターハイ予選準優勝の西武台、関東大会予選王者でインターハイ予選ベスト4の正智深谷を挙げました。
この3校以外にも、昨年度のインターハイ出場校で新人戦で優勝を分け合った武南や新人戦ベスト4の浦和南といった古豪、関東大会予選準優勝の東京成徳大深谷、関東大会予選ベスト4の聖望学園、立教新座、インターハイ予選ベスト4の浦和学院、武蔵越生、埼玉栄などが選手権出場権争いに絡んでくることでしょう。
また注目選手として、昌平の大谷湊斗選手、上原悠都選手、長璃喜選手、西武台の谷口輝選手、竹内奏海選手、東京成徳大深谷の稲積俊音選手を紹介しました。
インターハイ王者昌平が圧倒的な個の力を爆発させ、埼玉県勢久々の選手権優勝に向かって突き進んでいくのか、それとも昌平に待ったをかける高校が出てくるのか、埼玉県予選を制し、選手権の切符を勝ち取るのはどの高校になるのか、注目です!
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