パリサンジェルマン2023最新スタメン・フォーメーションまとめ!移籍新加入選手も調査!

PSGファンの皆さん、こんにちは。

 

2011年5月に、カタール・スポーツ・インベストメント(QSI)がオーナーとなり、ナセル・アル・ヘライフィー会長が就任すると、イブラヒモビッチチアゴ・シウヴァネイマールといった多くのスター選手を獲得し、欧州の移籍市場を席巻してきました。

昨シーズン開幕前は、メッシなどを獲得した大型補強を敢行し、今シーズンは例年と比べてやや控えめな動きとなっていますが、メッシネイマールエムバぺという“MNM”の3トップは、世界でもトップクラスの破壊力を有しています。

 

これだけのスター選手を揃えた銀河系集団となったパリ・サンジェルマンはフランス国内で無類の強さを発揮し、QSIがオーナーになって以降、11シーズンでリーグ・アン優勝8回、クープ・ドゥ・フランス優勝6回を記録しています。

あとは悲願のビックイヤー獲得のみとなり、19-20シーズンは準優勝、20-21シーズンはベスト4と、頂点まであと一歩のところまで来ていましたが、昨シーズンはベスト16でレアル・マドリードに敗れ、まさかのベスト16で敗退し、リーグ・アンは優勝したもののチャンピオンズ・リーグでの成績を重く見た首脳陣は、ポチェッティーノ監督を解任し、ニースを率いていたガルティエ監督を招聘しました。

 

迎えた今シーズンは開幕から好調さをキープし、カタールW杯中断期間前までリーグ戦、チャンピオンズリーグともに無敗で折り返し、盤石の強さを見せていました。

しかしW杯中断期間から再開後のリーグ・アン第17節RCランス戦で今シーズンのリーグ戦初黒星を喫し、その後第19節レンヌ戦でも黒星を喫してしまいました。

上位陣の躓きもあり、現在(第22節終了時点)リーグ・アンで首位を開幕からキープし、2位マルセイユとは勝ち点差8ptをつけていますが、まだ気が抜けない状況です。

そしてチャンピオンズリーグでは、ベンフィカユベントスマッカビ・ハイファと同居したグループステージで4勝2分けの負けなしでグループステージを突破しましたが、例年ベスト16でビックカードに当たってしまうパリ・サンジェルマンは、今シーズンもバイエルン・ミュンヘンと激突することになりました。

19-20シーズンのファイナルの再現となりますが、昨シーズンのようなことにならないよう、まずはここに焦点を当てていることでしょう。

 

昨シーズン、リーグ戦わずか6得点に終わり、期待外れのシーズンを送ってしまったメッシは、現在(第22節終了時点)リーグ戦17試合で9得点10アシストと復調ぶりを見せており、カタールW杯でもアルゼンチン代表を優勝に導く原動力にもなりましたが、メッシエムバぺハキミといった主力選手のW杯の蓄積疲労も懸念されています。

順調にいったシーズン前半戦とは打って変わって、後半戦は厳しい戦いが続き、チームとしても正念場を迎えることでしょう。

 

ということで今回は、パリ・サンジェルマンの22-23シーズン後半戦

  • 最新移籍情報まとめ
  • スタメン・フォーメーション予想
  • まとめ

の順にお伝えしていきます。

最新移籍情報まとめ

22-23シーズン冬の移籍期間での選手の動きは以下の通りです。

 

〈IN〉

なし

 

〈OUT〉

pos. 選手名 年齢 移籍先 移籍形態(移籍金)
GK ケイラ―・ナバス 36 ノッティンガム・フォレスト レンタル(23年6月末まで)
FW パブロ・サラビア 30 ウォルバーハンプトン 完全移籍(500万ユーロ、2年半)

 

ケイラ―・ナバス(コスタリカ代表)

生年月日:1986年12月15日(36歳)
ポジション:GK

2014年のワールドカップ・ブラジル大会でコスタリカをベスト8に導く活躍を見せ、その後レアル・マドリードPSGとビッククラブを渡り歩いたワールドクラスのGKですが、今シーズンはドンナルンマとのポジション争いに後れを取り、リーグ戦出場は無い状況でした。

カタールW杯での離脱前には、自身の現在の状況について、「僕がPSGでプレーしないのは、僕自身のレベルが低いことやコンディションが良くないことが理由ではない。誰かが僕にプレーして欲しくないからだ。」とガルティエ監督を揶揄したコメントを残しています。

今シーズンのリーグ戦出場はなかったものの、国際経験豊かなGKの獲得を望むクラブは多く、ナポリニューカッスルバイエルン・ミュンヘンらが移籍先候補として挙がっていました。

 

そんな中、今シーズンからプレミアリーグに昇格し、この夏また冬の移籍市場でも積極的な補強に動いていたノッティンガム・フォレストへの今シーズン終了までのレンタル移籍が決定しました。

開幕から正GKを務めてきたヘンダーソンが太ももの怪我で離脱し、代役として白羽の矢が立ち、獲得が実現しました。

驚異的な反射神経と身体能力の高さを生かしたセービングを見せ、バックアッパーとしてではなく、あくまでも先発にこだわるケイラ―・ナバスは、2/5に行われた第22節リーズ戦でプレミアリーグデビューを果たし、1-0での勝利に大きく貢献しました。

先発に定着し、ノッティンガム・フォレストをプレミアリーグ残留へと導く活躍を見せることが出来るのか、注目です。

 

 

パブロ・サラビア(スペイン代表)

生年月日:1992年5月11日(30歳)
ポジション:RWG、LWG、OMF

高いパスセンスを生かし、創造性をもたらすだけでなく、テクニックの高さや視野の広さ、判断の速さを生かして、周囲との連携で崩したり、ドリブルやシュートでチャンスメークしていくアタッカーです。

カタールW杯のスペイン代表にも選出され、1試合に出場しました。

 

レアル・マドリードの下部組織出身で、ヘタフェセビージャを経て、2019年7月にパリ・サンジェルマンに加入し、2シーズンで公式戦通算77試合に出場したものの、定位置を確保するには至らず。

昨シーズンは、スポルティングにレンタル移籍し、公式戦45試合で21得点10アシストと大爆発しましたが、復帰した今シーズンはリーグ戦14試合に出場したものの、先発出場はわずか3試合のみとなっていました。

 

ウイングだけでなく、トップ下もこなせるユーティリティ性もあることから、ガルティエ監督の下でもある程度の出場機会を得ていましたが、昨シーズンまでPSGに在籍していたディ・マリアメッシと比べると、やはり突破力と決定力に欠ける印象は否めず、“MNM”に割って入るまでには至りませんでした。

新たに加入が決まったウォルバーハンプトンでは、今シーズン途中から、かつてU-19スペイン代表で共闘したロペテギ監督が就任し、再びタッグを組むことになりました。

直近のリーグ戦でも先発起用され、前半戦は下位に低迷したウルブスを残留へと導くことが出来るのか、今後の活躍に注目ですね。

 

 

この冬の移籍期間で、PSGはやや苦戦を強いられてしまいました。

カタールW杯でモロッコ代表の中心選手として、チームをアフリカ勢初のベスト4に導いたチェルシーツィエクのレンタル移籍を目指し、メディカルチェックも済ませ、あとは正式発表のみと報道されていましたが、書類の不備により移籍は破談に終わりました。

また今シーズン開幕前から関心を強くし、インテルとの契約が今シーズン終了後に満了するシュクリニアルも獲得間近と報じられていましたが、正式発表はありませんでした。

チームの成熟度を優先する点では良いかもしれませんが、主力選手のW杯での蓄積疲労や故障離脱にも備え、選手層を厚くしておきたかったところですが、リーグアンで既にゴールを決めている16歳のザイール・エメリや、リーグアンで3試合に出場している17歳のCBビチャーブなど若手の台頭にも期待したいですね。

 

 

 

スタメン・フォーメーション予想

22-23シーズンのパリ・サンジェルマンの基本フォーメーション予想は以下の通りです。

 

各ポジションごとに分析してみましょう。

 

〈GK&DF〉

昨シーズンまでは、ケイラ―・ナバスドンナルンマというワールドクラスのGK同士のポジション争いが繰り広げられましたが、今シーズンはドンナルンマが正GKとして定着し、リーグ戦(第22節終了時点)全22試合に先発起用されています。

クリーンシートもリーグトップの10試合を記録し、安定したパフォーマンスを見せています。

 

DFラインですが、今シーズンから就任したガルティエ監督は開幕から3バック、または5バックを採用し、リーグ全体で2位の17失点(第22節終了時点)の堅守を築いています。

セルヒオ・ラモスキンペンべマルキーニョスの3バックが主に起用されてきましたが、キンペンべが第7節ブレスト戦以降、ハムストリングの負傷による離脱が続き、RSBのムキエレや、DMFのダニーロ・ペレイラがDFラインに入ることもあります。

昨シーズンはほとんど活躍できなかったセルヒオ・ラモスが開幕からスタメンで出場しているのは大きいですが、4バックに戻す試合も多く、ガルティエ監督のやり繰りにも注目が集まります。

 

RSBはハキミが今シーズンも絶対的な地位を確立しています。

この夏の移籍市場では、ライプツィヒからムキエレを獲得しましたが、攻撃力と決定力の高さを見せるとともに、守備面でもスピードと対人の強さを発揮し、攻守両面で貢献度の高いパフォーマンスを見せています

3バック時ではより高い位置でプレーし、得点力を発揮しますが、4バックでも遜色ないプレーを見せることが出来、今後もRSBの主力として活躍が期待されています。

ワールドカップでの蓄積疲労も懸念されていますが、そこは上手くムキエレと併用していくことでしょう。

 

一方、LSBはヌーノ・メンデスが主に起用されていますが、負傷離脱も多く、ベルナトも起用されています。

ただ昨シーズンまでは、ケーラーディアロダグバなどCBとSB両方に対応できる貴重なバックアッパーが控えていましたが、この夏で放出し、バックアッパーは若手のビチャーブのみと選手層はやや薄くなっています。

今後影響が出ないことを願いたいですね。

 

 

〈MF〉

スター軍団の中でも、選手層やネームバリューは少し薄かったポジションでしたが、この夏の移籍市場ではビックネーム獲得とはいかないまでも、ファビアン・ルイスヴィティーニャソレールレナト・サンチェスを獲得し、積極的に実力者を加えてきました。

昨シーズンまでは、アンカーとその前に2枚のインサイドハーフを置いていましたが、今シーズンは開幕から2ボランチで臨む試合が多く、ヴェッラッティを軸に、新加入の誰かがコンビを組む試合が前半戦は多く見られました。

しかし、W杯中断期間から再開後のリーグ戦では、4バックに戻す試合もあり、アンカーの前に2枚のインサイドハーフを置くシステムや、トップ下を置くダイヤモンド型の配置で臨む試合もあります。

 

現時点(リーグアン第22節終了時点)で、MFでリーグ戦最多出場は、20試合に出場しているヴィティーニャですが、新加入の選手の中には前目のポジションをこなせる選手も多く、新加入のファビアン・ルイスレナト・サンチェスも、パスセンスの高さや推進力の高いドリブル、強度の高い守備といったそれぞれの持ち味を発揮してきており、ガルティエ監督も対戦相手によって配置を大きく変えてくることでしょう。

さらに今シーズンからトップチーム昇格を果たし、リーグアン第21節モンペリエ戦ではスタメン起用され、16歳330日でクラブ史上最年少ゴールを決めたザイール・エメリの成長にも期待ですね。

 

 

 

〈FW〉

メッシネイマールエムバぺの最強3トップ“MNM”がPSGの代名詞となっており、今シーズンはリーグアン得点ランキング(第22節終了時点)でエムバぺは2位の13得点、ネイマールは4位の12得点、メッシは9位の10得点を記録しており、リーグトップの総得点54点を誇るPSGの攻撃陣の中心となっています。

個の力はどのチームのFW陣よりも抜きんでており、3人の誰かがボールを持つと何かを起こしてくれるのではないかとの期待感はありますし、今シーズンはメッシが昨シーズンの不調から持ち直し、活躍しているのも大きいですね。

 

とはいえ、メッシエムバぺはW杯決勝まで戦ったことによる蓄積疲労とモチベーション維持が懸念されており、“MNM”は守備面での対応も遅く、運動量の低下も見られています。

バックアッパーも新加入のエキティケのみとなっており、“MNM”の誰かが欠けた時の攻撃力の低下も不安視されています。

新加入のエキティケもW杯中断期間から再開後のリーグ戦で先発起用も増え、結果を出していますが、やはりここ最近で一番のヤマ場となる、チャンピオンズリーグベスト16のバイエルン・ミュンヘン戦での勝利、そして悲願のビックイヤー獲得のためには、“MNM”の活躍は不可欠といえるでしょう。

 

 

 

まとめ

いかがでしょうか。

 

今回は、パリ・サンジェルマン最新移籍情報まとめ、ならびに22-23シーズン後半戦のスタメン・フォーメーション予想をお伝えいたしました。

 

まずは、昨シーズンの二の舞にならないよう、チャンピオンズリーグベスト16突破は至上命題となるでしょう。

例年のようにベスト16では強豪とぶつかるパリ・サンジェルマンですが、今シーズンもバイエルン・ミュンヘンとの対戦が決定しています。

ここをなんとか突破して、初のビックイヤー獲得に向かって突き進んで欲しいですね。

 

またリーグ・アンも安心できる位置ではなく、気が休まらない日々が続きますが、上位陣での取りこぼしに気を付けつつ、覇権は最低限でも確保しておきたいですね。

いずれにせよ、フランス国内のみならず、欧州でもその動きが注目されるようになったPSGも、単なる大型補強に走るのではなく成熟度を重視し、現チームも集大成を迎えつつあります。

今シーズン後半戦で過去最強のPSGの姿を見ることが出来るのか、注目ですね。

いつもありがとうございます!

コメント

タイトルとURLをコピーしました