第102回高校サッカー選手権2023千葉予選の日程まとめ!優勝候補や注目選手も調査!

高校サッカーファンの皆さん、こんにちは。

 

夏のインターハイも終わり、最後の大舞台となる冬の選手権に向けて、全国各地で予選が行われています。

今回は、都道府県別で選手権優勝回数8回を誇る千葉県予選についてお伝えしていきます。

 

千葉県と聞いてまず思い浮かべるのは、市立船橋流通経済大柏の2校ではないでしょうか。

この2校は選手権で幾多の激闘を繰り広げた言わずも知れた超名門校であり、今年度のU-18プレミアリーグEASTにも参戦しています。

全国でもプレミアリーグに2校参戦している都道府県は千葉県のみであり、この2校のどちらかが選手権に出場出来ないという厳しい現実があります。

 

しかし、前回の選手権には予選決勝で市立船橋を退けた日体大柏が初出場し、ベスト8まで進出しました。

さらに選手権優勝経験がある習志野八千代といった高校サッカーファンおなじみの古豪もいて、簡単に市立船橋流通経済大柏の2強争いとはいかないでしょう。

 

という事で今回の記事の順番は

  • 全国高校サッカー選手権2023千葉予選の日程
  • 全国高校サッカー選手権2023千葉予選の組み合わせ
  • 全国高校サッカー選手権2023千葉予選の優勝候補
  • 全国高校サッカー選手権2023千葉予選の注目選手
  • まとめ

という順番でお伝えしていきます。

全国高校サッカー選手権2023千葉予選の日程

全国高校サッカー選手権2023千葉県大会ですが、6/17(土)、6/24(土)の2日間で1次トーナメントが行われ、9/3(日)、9/10(日)の2日間で2次トーナメントが行われました。

この2次トーナメントで勝ち上がったチームとシード校を含めた全43チームによる決勝トーナメントが10/7(日)から始まっています。

決勝トーナメントの日程は以下の通りです。

 

決勝トーナメント

1回戦

10/7(土)、10/8(日)

 

2回戦

10/14(土)、10/15(日)

 

3回戦

10/21(土)、10/22(日)

 

準々決勝

10/28(土)、10/29(日)

 

準決勝

11/5(日)

 

決勝

11/11(土)

 

 

 

全国高校サッカー選手権2023千葉予選の組み合わせ

決勝トーナメント

1回戦

月 日 マッチNo. 対 戦 カ ー ド
10/8 M1 市立柏 8 × 0 士気
10/8 M2 柏南 0 × 1 千葉経済大附
10/7 M3 白井 2 × 0 木更津
10/8 M4 小金 2 × 3 船橋芝山
10/8 M5 東海大浦安 4 × 0 千葉東
10/8 M6 薬園台 0 × 3 茂原北陵
10/7 M7 東海大市原望洋 5 × 0 柏陵
10/7 M8 千葉日大一 0 × 1 渋谷幕張
10/8 M9 拓大紅陵 3 × 0 県立千葉
10/8 M10 千葉明徳 3 × 1 千葉敬愛
10/8 M11 東京学館 4 × 0 船橋北
10/7 M12 柏井 1 × 2 検見川
10/8 M13 日大習志野 1 × 2 幕張総合
10/7 M14 木更津総合 6 × 0 千葉商大付
10/8 M15 国分 1 × 2 千葉黎明
10/8 M16 八千代松陰 1 × 0 翔凛
10/8 M17 袖ヶ浦 0 × 4 東京学館浦安

 

 

2回戦

月 日 マッチNo. 対 戦 カ ー ド
10/15 M18 市立柏 1 × 0 千葉経済大附
10/15 M19 白井 2 × 1 船橋芝山
10/15 M20 東海大浦安 0(4PK5)0 茂原北陵
10/15 M21 東海大市原望洋 3 × 2 渋谷幕張
10/14 M22 拓大紅陵 3 × 2 中央学院
10/15 M23 暁星国際 0 × 3 八千代
10/15 M24 千葉明徳 1 × 0 専大松戸
10/15 M25 東京学館 2 × 1 検見川
10/14 M26 敬愛学園 1 × 5 日体大柏
10/15 M27 幕張総合 1 × 3 習志野
10/15 M28 木更津総合 1(5PK3) 千葉黎明
10/15 M29 八千代松陰 1(5PK6)1 東京学館浦安

 

 

3回戦

月 日 マッチNo. 対 戦 カ ー ド
10/22 M30 市立柏 2(4PK5)2 白井
10/21 M31 茂原北陵 3 × 2 東海大市原望洋
10/22 M32 拓大紅陵 2 × 1 八千代
10/21 M33 千葉明徳 2 × 1 東京学館
10/22 M34 日体大柏 3 × 2 習志野
10/21 M35 木更津総合 1 × 0 東京学館浦安

 

 

準々決勝

月 日 マッチNo. 対 戦 カ ー ド
10/28 M36 市立船橋 2 × 1 白井
10/29 M37 茂原北陵 1 × 2 拓大紅陵
10/28 M38 千葉明徳 0 × 1 日体大柏
10/29 M39 木更津総合 0 × 3 流通経済大柏

 

 

準決勝

月 日 マッチNo. 対 戦 カ ー ド
11/5 M40 市立船橋 4 × 1 拓大紅陵
11/5 M41 日体大柏 2 × 1 流通経済大柏

 

 

決勝

月 日 マッチNo. 対 戦 カ ー ド
11/11 M42 市立船橋 5 × 1 日体大柏

高校サッカー選手権千葉県予選は、市立船橋高校が3年ぶり24回目の出場を決めました。

 

 

 

全国高校サッカー選手権2023千葉予選の優勝候補

2023年度の選手権予選千葉県大会の優勝候補として挙げたい高校は、「市立船橋」、「流通経済大柏」、「八千代」の3校です。

 

【市立船橋】

まず優勝候補に挙げるのは、この夏のインターハイ予選を制した市立船橋です。

前回の選手権予選は決勝で敗れたものの、昨年度に引き続き今年度もプレミアリーグEASTに参戦し、全国最高峰の舞台で堂々たる戦いぶりを見せています。

 

昨年度から主力として活躍してきたU-18日本代表FWの郡司璃来(3年)やボランチの太田隼剛(3年)、U-17日本代表候補のLSB内川遼(3年)だけでなく、ボール奪取能力の高さを誇るボランチの峯野倖(2年)、安定感の高さが売りのU-16フィリピン代表GKギマラエス・ニコラス(2年生)といった下級生の台頭も著しく、攻守にバランスの取れた総合力の高いチームになっています。

 

インターハイでは準々決勝で敗退となってしまったものの、大津(熊本県)や旭川実(北海道)といったプレミアリーグ勢を破り、勝負強さを発揮していました。

集大成となる3年生だけでなく、2年生の活躍にも期待しつつ、昨年のリベンジを果たせるかどうか、注目です。

 

 

【流通経済大柏】

次に優勝候補に挙げるのは、ここ数年市立船橋のライバルとして、千葉県の覇権争いを繰り広げてきた流通経済大柏です。

前回の選手権予選ではまさかのベスト8敗退となってしまったものの、市立船橋と共に昨年度に引き続き今年度もプレミアリーグEASTに参戦しています。

 

この夏のインターハイ予選決勝では、市立船橋との激闘の末、惜しくも1点届かず、準優勝に終わりました。

それでも決勝までは危なげなく勝ち上がり、市立船橋に負けず劣らずのチーム力の高さを誇ります。

高さと強さを兼ね備えた塩川桜道(3年)と高橋力也(3年)のCBコンビを中心に、インターハイ予選決勝までの3試合で無失点の堅守を築き、中盤はキャプテンの中田旭(3年)が攻守にわたり躍動し、前線にはドリブラーの柚木創(2年)や身長190㎝のCF柳裕晋(3年)といった多彩な武器を持つタレントが控えています。

 

インターハイ予選では激闘の末に敗れはしたものの、プレミアリーグEASTで切磋琢磨し続けているライバル市立船橋と選手権予選決勝で再び激突し、インターハイでのリベンジを果たすことは出来るのか、注目です。

 

 

【八千代】

最後に優勝候補に挙げるのは、今年度の関東大会予選優勝の八千代です。

インターハイ予選でも準決勝まで進出し、2強に迫るチーム力を有しています。

 

今年度の関東大会予選では優勝し、関東大会Aグループでも決勝まで進出しましたが、修徳(東京都)との激しい点の取り合いの末に敗れ、惜しくもタイトル獲得とはなりませんでした。

それでもサイドからドリブルで仕掛けてくるアタッカーの西村元汰(3年)やCF田中拓光(3年)を中心とし、テクニックとスピードを前面に出した攻撃的なスタイルを展開していきます。

 

インターハイ予選準決勝では市立船橋に1-5で敗れてしまいましたが、選手権予選では市立船橋流通経済大柏の2強に風穴を開ける活躍を見せてくれるのか、注目です。

 

 

 

全国高校サッカー選手権2023千葉予選の注目選手

では、ここで2023年度の選手権予選千葉県大会の注目選手を取り上げます。

 

郡司 璃来(FW/市立船橋/3年) ※U-18日本代表

昨年度は2年生ながら、名門市立船橋の10番を背負い、U-17日本代表に選出、そして今年度はU-18日本代表にも選出されている、今年度の世代屈指のストライカーです。

 

今年度はエースストライカーとして引き続き背番号10を背負い、身体能力の高さ、得点感覚の高さ、スペースへの抜け出しの巧さなどを武器に、積極的にゴールに迫っていきます。

インターハイではベスト8で敗退したものの2得点を上げ、プレミアリーグEAST(第17節終了時点)ではチームトップの9得点を上げ、得点ランキング3位につけています。

 

市立船橋のエースとしてより強い自覚を持ち、最後の大舞台となる選手権に向けて臨みます。

世代トップクラスのCFとして、最後の大舞台となる選手権で名門市立船橋を再び全国の頂点へと導くことが出来るのか、エースの活躍にも注目です。

 

 

太田 隼剛(MF/市立船橋/3年) 

1年生の代からスタメンで起用され始め、昨年度は2年生ながら、チームのゲームキャプテンを務めるボランチです。

今年度はチームキャプテンとして、ピッチ上からチームを鼓舞し支えていきます。

 

リーダーシップと強度の高い守備、豊富な運動量、切り替えの早いパス捌き、落ち着いたボールコントロールと、攻守において求められる水準以上の能力を兼ね備え、戦術理解度も高く、市立船橋波多秀吾監督からも厚い信頼も得ています。

今年度はボール奪取能力の高さを誇る2年生の峯野倖とボランチのコンビを組み、インターハイでは峯野と共に市立船橋からインターハイの大会優秀選手に選出されました。

 

市立船橋への並々ならぬ強い思いを抱くキャプテン太田は、全国でタイトルを獲れていない状況が続く中で、最後の大舞台で結果を残そうと意気込んでいます。

自身の集大成として、まず千葉県予選を制し、選手権のタイトルをもたらすことが出来るのか、注目です。

 

 

内川 遼(DF/市立船橋/3年) ※U-17日本代表候補

左サイドからの豪快な攻め上がりと強烈な左足のシュートを持ち味とするLSBです。

今年4月にはU-17日本代表候補に選出され、RSBの佐藤凛音(3年)と共に、強力な両翼を形成しています。

 

インターハイ2回戦の大津(熊本県)戦では、1点ビハインドで迎えた後半21分に、強烈な左足のミドルシュートを放ち、同点ゴールを決めるなど、その左足は相手に大きな脅威を与えています。

また身体能力の高さを活かし、縦への推進力の強い突破を見せるだけでなく、守備面でも対人守備の強さや空中戦の強さも誇り、攻守両面にわたり大きく躍動しています。

 

U-17日本代表のチームメイトである吉永夢希(神村学園3年)と共に、世代屈指の左サイドバックとして、自身の持ち味である強さを前面に出し、市立船橋を3年ぶりの選手権に導くことが出来るのか、注目です。

 

 

塩川 桜道(DF/流通経済大柏/3年) ※U-17日本高校選抜

前回の選手権には出場していないものの、選手権後にU-17日本高校選抜に選出され、チームではCB、またボランチとして起用され、流通経済大柏の中心的な存在として活躍しています。

身長185㎝のフィジカルを活かした対人の強さや、足元の技術の高さ、両足遜色ないキック精度の高さなどを武器に、流通経済大柏のDFラインを統率し、堅い守備を築いています。

 

また今年度のプレミアリーグEASTではボランチでも起用され、前での強さも発揮し、中盤に強度をもたらしています。

空中戦での強さもあり、セットプレーや試合終盤でのパワープレーで、その強さも存分に発揮しています。

第100回大会(2021年度)の選手権以降、全国の舞台から遠のいている流通経済大柏ですが、堅さと強さを持ち味とする自身のプレーで、流通経済大柏を2大会ぶりの選手権出場へと導くことが出来るのか、注目です。

 

 

西村 元汰(MF/八千代/3年) 

サイドから切れ味鋭いドリブルでチャンスメイクしていく八千代の攻撃の中心として活躍するアタッカーです。

相手DFの前に潜り込んでいくドリブルを得意とし、左サイドからのドリブルでの仕掛けやカットインからのシュートを見せていきます。

 

関東大会予選決勝では、決勝点を決めるなど、ここぞのところで決める勝負強さもあり、敗れはしたものの、インターハイ予選準決勝では市立船橋のDF陣を自らの持ち味で大いに苦しめました。

選手権予選で2強を破ることが出来るかどうかは、チームのエースである西村の出来にかかっています。

積極的な仕掛けで相手に脅威を与え、勝利を導くことが出来るのか、注目です。

 

 

工藤 陸豊(FW/千葉明徳/3年) 

今年度の関東大会予選準優勝、またインターハイ予選ベスト4と、2強に次ぐ新興勢力として台頭しつつある千葉明徳のエースストライカーです。

千葉京都松本で背番号10を付け、Jリーグ通算463試合出場42得点の記録を持つMF工藤浩平(現栃木シティ)を父に持つサラブレッドで、細かいタッチのドリブルで狭いスペースを切り裂き、チャンスメイクしていくスタイルはまさに父親譲りのものといえます。

 

関東大会予選準決勝では、前回の選手権出場校の日体大柏相手に3得点に絡む活躍を見せ、関東大会出場に大きく貢献しました。

インターハイ予選準決勝では、流通経済大柏の前に力負けしてしまいましたが、選手権予選ではリベンジを果たし、悲願の全国への切符を掴むことが出来るのか、注目です。

 

 

岡田 ナミト(DF/日体大柏/3年) 

前回の選手権の舞台も経験した日体大柏のLSBです。

昨年度から主力として活躍し、今年度もチームの攻撃を活性化させる重要なピースとして躍動しています。

左足からの正確なクロスや、推進力の強さを前面に出したドリブルで、左サイドから果敢に攻め上がり、相手に脅威を与えます。

また180㎝近い身長のフィジカルの強さを活かした対人守備の強さも発揮し、攻守両面でチームに強度をもたらします。

 

インターハイ予選ではまさかの決勝トーナメント1回戦敗退に終わり、2年連続の選手権出場に向けて闘志を燃やしています。

ベスト8で惜しくも敗退した前回の選手権の悔しさを知るLSBは、その悔しさをプレーにぶつけ、強さを前面に出したプレーで相手に脅威を与えることが出来るのか、注目です。

 

 

高橋 旺良(FW/中央学院/3年) ※U-17日本代表

前回の選手権予選準々決勝で流通経済大柏を破る大金星の立役者となり、その後U-16日本代表にも選出されたプレーヤーです。

今年度もU-17日本代表候補にも選出され、千葉県内だけでなく全国でも注目のタレントとなっています。

 

身長181㎝のスケールの大きさに加え、足元の技術の高さを活かした繊細なタッチを駆使し、スピード感溢れるドリブル突破で相手ゴールに迫っていきます。

U-17日本代表候補の合宿では、練習試合で左サイドから切れ味鋭いドリブル突破でチャンスメイクやカットインを見せ、存在感をアピールしていました。

 

11月に行われるU-17W杯の代表入りへのアピールのためにも、市立船橋流通経済大柏を苦しめるパフォーマンスを見せたいところです。

今年度、中央学院は関東大会予選ベスト8、インターハイ予選はまさかのブロック予選敗退と、千葉県内では苦しんでいますが、自身のプレーで前回の選手権予選での衝撃を再び与えることは出来るのか、注目です。

 

 

 

まとめ

いかがでしたか?

 

今回は全国高校サッカー選手権2023千葉県予選の日程と組み合わせに加えて、優勝候補、注目選手をご紹介しました。

 

優勝候補には、今年度のプレミアリーグEASTに参戦し、インターハイ予選も制した市立船橋、同じくプレミアリーグEASTに参戦中の流通経済大柏、関東大会予選の優勝校で、インターハイ予選ベスト4の八千代を挙げました

この3校以外にも、関東大会予選準優勝で、インターハイ予選ベスト4の千葉明徳、前回の選手権予選を制した日体大柏U-18サッカーリーグ千葉1部の暁星国際中央学院専大松戸習志野敬愛学園、インターハイ予選ベスト8の木更津総合東海大浦安船橋芝山などが優勝争いに絡んでくることでしょう。

市立船橋流通経済大柏の2強を軸としつつも、八千代千葉明徳日体大柏も虎視眈々と選手権出場を狙い、最後までどこが選手権に出場するか分かりません。

 

注目選手は、市立船橋郡司璃来選手、太田隼剛選手、内川遼選手、流通経済大柏塩川桜道選手、八千代西村元汰選手、千葉明徳工藤陸豊選手、日体大柏岡田ナミト選手、中央学院高橋旺良選手をご紹介しました。

プロ注目のタレントが多く揃っていますが、選手権に出場できるのはこの中の数人のみであり、静岡県と並び、千葉県のレベルの高さを物語っています。

 

インターハイと同じく、選手権予選でも出場権をかけた熱い戦いが繰り広げられることでしょう。

2強が順当に出場権を争うことになるのか、それともこの2強の壁を破り、選手権の出場権を手にするチームが出てくるのか、全国トップレベルの激戦区千葉県での戦いぶりにも注目です。

いつもありがとうございます!

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