第102回高校サッカー選手権2023福岡予選の日程まとめ!優勝候補や注目選手も調査!

高校サッカーファンの皆さん、こんにちは。

 

夏のインターハイも終わり、最後の大舞台となる冬の選手権に向けて、全国各地で予選が行われています。

今回は、都道府県別で選手権優勝回数3回を誇る、九州最大の激戦区福岡県予選についてお伝えしていきます。

この選手権優勝回数3回はいずれも東福岡が成し遂げており、直近では第94回大会(2015年度)で優勝しています。

しかし優勝した第94回大会以降、福岡県勢はベスト8が最高で、なかなか優勝戦線に絡んでいくことは出来ていません。

 

さらに、前回の選手権予選は飯塚が制し、選手権初出場を果たしました。

九州には神村学園(鹿児島県)や大津(熊本県)といった全国でもトップを争うチームが頭一つ抜きんでている県が多いですが、福岡県は予選出場校の多さもさながら、多くの伝統校や実力校がひしめき合う激戦区となっており、最後までどこが選手権出場権を獲得するのか読めず、手に汗握る熱戦が繰り広げられることでしょう。

 

という事で今回の記事の順番は

  • 全国高校サッカー選手権2023福岡予選の日程
  • 全国高校サッカー選手権2023福岡予選の組み合わせ
  • 全国高校サッカー選手権2023福岡予選の優勝候補
  • 全国高校サッカー選手権2023福岡予選の注目選手
  • まとめ

という順番でお伝えしていきます。

全国高校サッカー選手権2023福岡予選の日程

全国高校サッカー選手権2023福岡県大会ですが、8/19(土)~8/27(日)までの日程でAパートとBパートに分かれた1次トーナメントが行われ、9/23(土)から、1次トーナメントで勝ち上がったチームとシード校を加えた2次トーナメントが行われています。

2次トーナメントの日程は以下の通りです。

 

1回戦

9/23(土)、9/24(日)

 

2回戦

9/30(土)

 

3回戦

10/7(土)、10/8(日)

 

4回戦

10/14(土)、10/15(日)

 

5回戦

10/21(土)、10/22(日)

 

準々決勝

10/28(土)、10/29(日)

 

準決勝

11/5(日)

 

決勝

11/12(日)

 

 

 

全国高校サッカー選手権2023福岡予選の組み合わせ

2次トーナメント

1回戦

月 日 マッチNo. 対 戦 カ ー ド
9/23 M1 福岡舞鶴 0 × 0 豊国学園 (PK:6-5)
9/23 M2 京都 1 × 5 福智
9/24 M3 小倉工 0 × 1 筑紫
9/24 M4 筑紫丘 1 × 1 福岡第一 (PK:1-4)
9/24 M5 新宮 1 × 2 小倉
9/23 M6 近大福岡 6 × 0 稲築志耕館
9/23 M7 常磐 1 × 0 筑紫中央
9/24 M8 福岡 4 × 3 八幡工

 

 

2回戦

月 日 マッチNo. 対 戦 カ ー ド
9/30 M9 福岡舞鶴 0 × 2 九産大九州
9/30 M10 福岡大大濠 2 × 1 福智
9/30 M11 筑紫 1 × 2 九州産業
9/30 M12 北筑 3 × 1 福岡第一
9/30 M13 小倉 2 × 2 福岡西陵 (PK:6-7)
9/30 M14 八幡 1 × 2 近大福岡
9/30 M15 常磐 0 × 0 八女工 (PK:1-4)
9/30 M16 北九州 4 × 0 福岡

 

 

3回戦

月 日 マッチNo. 対 戦 カ ー ド
10/7 M17 嘉穂東 1 × 2 九産大九州
10/7 M18 福岡大大濠 1 × 0 福翔
10/7 M19 三潴 1 × 0 九州産業
10/7 M20 北筑 1 × 2 誠修
10/8 M21 星琳 4 × 0 福岡西陵
10/8 M22 近大福岡 0 × 3 修猷館
10/8 M23 希望が丘 7 × 2 八女工
10/8 M24 北九州 0 × 2 筑紫台

 

 

4回戦

月 日 マッチNo. 対 戦 カ ー ド
10/14 M25 九産大九州 1 × 0 福岡大大濠
10/14 M26 三潴 1 × 0 誠修
10/15 M27 星琳 3 × 1 修猷館
10/15 M28 希望が丘 0 × 1 筑紫台

 

 

5回戦

月 日 マッチNo. 対 戦 カ ー ド
10/21 M29 九産大九州 0 × 4 博多
10/21 M30 九州国際大付 3 × 2 三潴
10/22 M31 星琳 1 × 2 高稜
10/22 M32 東海大福岡 3 × 0 筑紫台

 

 

準々決勝

月 日 マッチNo. 対 戦 カ ー ド
10/28 M33 東福岡 5 × 0 博多
10/28 M34 九州国際大付 2 × 1 筑陽学園
10/29 M35 福岡大若葉 0(4PK2)0 高稜
10/29 M36 東海大福岡 2 × 3 飯塚

 

 

準決勝

月 日 マッチNo. 対 戦 カ ー ド
11/5 M37 東福岡 3 × 2 九州国際大付
11/5 M38 福岡大若葉 0 × 1 飯塚

 

 

決勝

月 日 マッチNo. 対 戦 カ ー ド
11/12 M39 東福岡 0 × 1 飯塚

高校サッカー選手権福岡県予選は、飯塚高校が2年連続2度目の出場を決めました。

 

 

 

全国高校サッカー選手権2023福岡予選の優勝候補

2023年度の選手権予選福岡県大会の優勝候補として挙げたい高校は、「東福岡」、「飯塚」、「九州国際大付」の3校です。

 

【東福岡】

まず優勝候補に挙げるのは、今年度のインターハイ出場校であり、2021年度から3年連続でプレミアリーグWESTに参戦中の東福岡です。

 

昨年度はプレミアリーグWESTに参戦していたものの、インターハイ、選手権ともに出場を逃してしまいました。

雪辱を晴らすべく、昨年度の新人大会、そして今年度のインターハイ予選も制し、福岡県内での強さを発揮しています。

 

昨年度からの主軸であり、キャプテンを務めるボランチ西田頼(3年)や背番号10榊原寛太(3年)が中盤から正確なパスを展開し、LSB秋一星(3年)やアタッカーの吉岡拓海(3年)が果敢に仕掛けていきます。

身長190㎝のGK笈西櫂大(3年)やCB保科鉄(3年)を中心とした守備の堅さもあり、大きく目立ったタレントはいないものの、総合力の高いチームとなっています。

 

今年度のプレミアリーグWESTでは、開幕当初は勝ち星を重ねることは出来なかったものの、ここ数試合は静岡学園(静岡県)や大津(熊本県)といった全国の強豪と互角に渡り合っています。

昨年度の雪辱を晴らし、インターハイに引き続き、福岡県で強さを発揮し、選手権への切符を手にすることが出来るのか、注目です。

 

 

【飯塚】

次に優勝候補に挙げるのは、前回の選手権予選を制し、選手権初出場を果たした飯塚です。

前回の選手権では1勝を上げ、今年度も2年連続で選手権出場を狙います。

 

前回の選手権予選では無失点で優勝し、決勝でも東福岡の強力な攻撃陣を抑え込みました。

この粘り強い守備の堅さは今年度のチームではよりアップグレードされており、プリンスリーグ九州2部(10/12現在)では10試合で9失点と、参戦している7チームのうち、唯一ひとケタの失点数を記録しています。

怪我人も多く出ている状況もあり、J2岡山の入団が内定しているLSBの藤井葉大(3年)がCBを務めることもありますが、前回の選手権を経験しているCB坂本海凪太(3年)とともに、安定した守備強度を発揮し、正確なフィードを供給するなど、攻撃の起点にもなります。

 

前回の選手権予選、そして今年度のインターハイ予選と、決勝では2大会連続で東福岡と激突しました。

今回の選手権予選でもトーナメントの山はそれぞれ反対となり、決勝までぶつかることはありません。

3大会連続で東福岡と決勝で激突し、昨年度のような堅守と勝負強さを発揮し、インターハイ予選決勝でのリベンジを果たし、2年連続の選手権出場となるのか、注目です。

 

 

【九州国際大付】

最後に優勝候補に挙げるのは、昨年度のインターハイ出場校であり、今年度はプリンスリーグ九州に参戦中の九州国際大付です。

インターハイ予選はベスト8で東福岡に完敗を喫したものの、今年度はプリンスリーグ九州に参戦し、東福岡に次ぐカテゴリーで戦っている実力校です。

 

ボランチの藤井滉稀(3年)と目良真寛(3年)のボランチコンビの豊富な運動量とパス精度の高さに加え、サイドアタッカーの濱中翔太(3年)も積極的な仕掛けと上下動を絶やさず、キャプテンを務めるLSB田中翔太(3年)のロングスローといった飛び道具も備え、エネルギッシュなサッカーを展開していきます。

 

キャプテンの田中も「最後までやり通すことが課題」と語り、接戦をものにする粘り強さを発揮できるかどうかをポイントとして挙げています。

チーム一丸となって、強度や運動量を前面に出し、相手に粘り勝つ戦いぶりを見せることが出来るのか、注目です。

 

 

 

全国高校サッカー選手権2023福岡予選の注目選手

では、ここで2023年度の選手権予選福岡県大会の注目選手を取り上げます。

 

秋 一星(DF/東福岡/3年)

昨年度のチームでも主力として活躍したLSBです。今年度もLSBとして、左サイドからの攻撃を活性化させます。

サイドの上下動を絶やさない豊富な運動量と効果的な攻め上がりのタイミングの巧さを持ち味とし、左サイドから相手ゴールに迫っていきます。

 

サイドアタッカーとの吉岡拓海(3年)とのコンビネーションは見事で、東福岡の左サイドからの攻撃は相手にとって大きな脅威となっています。

また守備面でも最終ラインまで戻ってのカバーリングも怠らず、攻守にわたり躍動していきます。

左サイドからの崩しでは、まずこのの仕掛けが起点となります。

選手権予選では、攻守においてどこまで躍動することが出来るのか、注目です。

 

 

西田 頼(MF/東福岡/3年)

前述のと同様、昨年度のチームでも主力として活躍し、今年度はキャプテンとしてチームを牽引するボランチです。

背番号10を付ける榊原寛太(3年)とボランチコンビを組み、足元の技術の高さとパス精度の高さを駆使し、安定したボール捌きを見せ、両サイドまた前線に正確なパスを供給していきます。

 

強力なサイドアタックを武器とする東福岡において、このボランチコンビは攻撃の起点となります。

冷静な判断力も光り、まさにチームの心臓として、大きな信頼を勝ち得ています。

西田自身も「僕が安定しないとチームも安定しない」とキャプテンまたアンカーという重要なポジションを務める意識を高く持っています。

冷静かつ安定したプレーを見せ、チームを選手権の舞台に再び導くことが出来るのか、注目です。

 

 

藤井 葉大(DF/飯塚/3年) ※元U-16日本代表、ファジアーノ岡山入団内定

昨年度に飯塚初の世代別の日本代表候補に選ばれ、今年3月にはファジアーノ岡山への入団を内定させたLSBです。

今年度はキャプテンとして、最後の大舞台となる選手権予選に臨みます。

 

中学時代はボランチ、高校進学後もFWで起用されていましたが、昨年度の新チームが立ち上がった後すぐに、左サイドバックにコンバートされ、一気に才能が開花しました。

身長180㎝とサイドバックとしては大柄なサイズと強烈な左足を武器とし、正確なクロスや豊富な運動量といった武器も兼ね備えています

 

またCBを務める時には守備対応の粘り強さを発揮するだけでなく、左足からの正確なフィードで攻撃の起点となります。

まさに飯塚の中心と知っても過言ではありません。

前回の選手権の悔しさを知る一人として、『去年見た景色をもう一回見れるように』と決意を新たにして、最後の大舞台に臨みます。

自身のプレーで飯塚を2年連続の選手権へと導くことが出来るのか、注目です。

 

 

坂本 海凪太(DF/飯塚/3年) 

前述の藤井と同じく、昨年度のチームでも主力として活躍し、前回の選手権の舞台も経験したCBです。

昨年度のチームでは2年生ながらCBのレギュラーとしてプレーし、前回の選手権予選での大会無失点での優勝の中心となりました。

攻撃性能の高さと守備の対応力の高さに定評があり、攻守においてトータルバランスが取れたCBです。

 

今年度もCBとして最終ラインを引き締める役割を果たすと共に、CBで起用されることも多いキャプテンのLSBの藤井葉大(3年)と共に、正確なビルドアップやフィードを供給し、攻撃の起点ともなります。

前回の選手権では、日体大柏(千葉県)の前に1点の差に泣き、3回戦敗退となりました。

前回の悔しさと共に、1点の重みを知るCBは、最後の大舞台となる選手権予選で堅い守備を見せ、2年連続の選手権へと導くことが出来るのか、注目です。

 

 

藤井 滉稀(MF/九州国際大付/3年)

 

福岡県の覇権奪還を虎視眈々と狙う実力校、九州国際大付の屋台骨ともいえる技巧派ボランチです。

チームではエースナンバーの14を背負い、豊富な運動量でピッチを駆け回り、巧みなポジショニングでボールを受け、正確なパスをサイドまた前線に供給していきます。

またチームではプレースキッカーも務め、精度の高いボールをゴール前に供給する事も出来ます。

 

目良真寛(3年)と組むボランチのコンビは、抜群のコンビネーションを発揮し、チームを率いる江藤謙一監督も「代えられない存在」と、厚い信頼を寄せています。

攻守において重要な役割を担う藤井の活躍がチームの命運を握ります。

厳しい戦いが続く中でも、自身の持ち味を発揮し、チームを勝利に導くことが出来るのか、注目です。

 

 

大森 裕介(FW/東海大福岡/3年) 

前回の選手権予選ベスト4、そしてこの夏のインターハイ予選ベスト4の東海大福岡で、昨年度からエースストライカーとして活躍するFWです。

積極的なドリブルの仕掛けと前からのチェイシングの強さを持ち味とし、得点力の向上も際立っています。

 

多くの実力校やJユースが参戦した今年3月のサニックスカップでは、得点王を獲得し、チームの得点源として厚い信頼を寄せられています。

今年度もチームの3トップの中心として、自らの仕掛けや得点だけでなく、前からのプレスなど、攻守においてチームを牽引していきます。

この選手権予選でも、勝負所で点を奪い、チームの勝利へと導くことが出来るのか、福岡県を代表する伝統校東海大福岡のエースストライカーの活躍に注目です。

 

 

 

まとめ

いかがでしたか?

 

今回は全国高校サッカー選手権2023福岡県予選の日程と組み合わせに加えて、優勝候補、注目選手をご紹介しました。

 

優勝候補には、今年度のプレミアリーグWESTに参戦し、インターハイ予選も制した東福岡、前回の選手権予選覇者であり、この夏のインターハイ予選準優勝校の飯塚、昨年度のインターハイ出場校であり、今年度はプリンスリーグ九州で戦っている実力校の九州国際大付を挙げました。

この3校以外にも、インターハイ予選ベスト4で、プリンスリーグ九州参戦中の筑陽学園、同じくインターハイ予選ベスト4の東海大福岡、昨年度の新人大会準優勝の福岡大若葉、ベスト4の博多、U-18サッカーリーグ福岡1部の希望が丘高稜誠修などが優勝争いに絡んでくることでしょう。

決勝カードは2年連続で東福岡飯塚の対戦となっていますが、今年度も同じ決勝カードとなるのか、それとも他の実力校が決勝まで上がってくるのか、例年のようにハイレベルな出場権争いが繰り広げられることでしょう。

 

注目選手は、東福岡秋一星選手、西田頼選手、飯塚藤井葉大選手、坂本海凪太選手、九州国際大付藤井滉稀選手、東海大福岡大森裕介選手をご紹介しました。

インターハイと同じく、選手権予選でも出場権をかけた熱い戦いが繰り広げられることでしょう。

九州でも屈指の激戦区である福岡県予選を制し、選手権の出場権を手にするチームはどこか、そして全国の舞台でどこまで躍進できるのか、注目です。

いつもありがとうございます!

コメント

タイトルとURLをコピーしました