第102回高校サッカー選手権2023埼玉予選の日程まとめ!優勝候補や注目選手も調査!

高校サッカーファンの皆さん、こんにちは。

 

夏のインターハイも終わり、最後の大舞台となる冬の選手権に向けて、全国各地で予選が行われています。

今回は、関東を代表するサッカー王国、埼玉県予選についてお伝えしていきます。

埼玉県は、全国で2番目に多い13回の選手権優勝回数を誇りますが、最後に優勝を果たしたのは第60回大会(1981年度)の武南で、40年以上優勝から遠ざかっています。

また第71回大会(1992年度)に武南がベスト4に進出して以降は、30年以上ベスト4以上に進出していません。

それでも、近年数多くのプロ選手を輩出し、今年度はプレミアリーグEASTでプレーする昌平に加え、この夏のインターハイでは古豪武南が10年ぶりに出場を果たし、選手権優勝3回を誇る浦和南も予選決勝まで進出するなど、優勝経験を持つ古豪が復活の狼煙を上げつつあります。

 

久々に埼玉県勢が全国の頂点に立つことへの期待も高まりつつありますが、まずは実力校が多く揃うハイレベルな埼玉県予選を突破しなければいけません。

という事で今回の記事の順番は

  • 全国高校サッカー選手権2023埼玉予選の日程
  • 全国高校サッカー選手権2023埼玉予選の組み合わせ
  • 全国高校サッカー選手権2023埼玉予選の優勝候補
  • 全国高校サッカー選手権2023埼玉予選の注目選手
  • まとめ

という順番でお伝えしていきます。

全国高校サッカー選手権2023埼玉予選の日程

全国高校サッカー選手権2023埼玉県大会は、8/19(土)から各地区ブロックが始まり、この地区ブロックで勝ち上がったチームとシード校を含めた全48チームによる決勝トーナメントが10/8(日)から始まります。

決勝トーナメントの日程は以下の通りです。

 

1回戦

10/8(日)

 

2回戦

10/15(日)

 

3回戦

10/21(土)

 

準々決勝

10/28(土)

 

準決勝

11/5(日)

 

決勝

11/14(火)

 

 

 

全国高校サッカー選手権2023埼玉予選の組み合わせ

決勝トーナメント

1回戦

月 日 マッチNo. 対 戦 カ ー ド
10/8 M1 県立浦和 1 × 2 武蔵越生
10/8 M2 草加 0 × 2 大宮南
10/8 M3 市立浦和 3 × 0 川越
10/8 M4 越ヶ谷 1(3PK1)1 東野
10/8 M5 成徳深谷 1 × 0 浦和西
10/8 M6 越谷東 2 × 4 南稜
10/8 M7 細田学園 6 × 0 本庄東
10/8 M8 慶應志木 0 × 9 本庄第一
10/8 M9 早大本庄 3 × 1 獨協埼玉
10/8 M10 大宮東 1(1PK3)1 山村国際
10/8 M11 深谷第一 2(7PK8)2 川口市立
10/8 M12 国際学院 1(7PK8)1 聖望学園
10/8 M13 春日部 0 × 1 浦和学院
10/8 M14 飯能 0 × 3 松山
10/8 M15 伊奈学園 1 × 0 西武文理
10/8 M16 久喜北陽 0 × 2 埼玉栄
10/8 M17 栗橋北彩 0 × 1 朝霞西
10/8 M18 花咲徳栄 0 × 2 立教新座
10/8 M19 豊岡 0 × 7 浦和東
10/8 M20 川口青陵 1 × 0 朝霞

 

 

2回戦

月 日 マッチNo. 対 戦 カ ー ド
10/15  M21 武蔵越生 3 × 0 大宮南
10/15  M22 市立浦和 4 × 0 越ヶ谷
10/15  M23 成徳深谷 0 × 4 西武台
10/15  M24 埼玉平成 6 × 2 南稜
10/15  M25 細田学園 3 × 0 本庄第一
10/15  M26 正智深谷 6 × 0 早大本庄
10/15  M27 山村国際 0 × 2 川口市立
10/15  M28 聖望学園 1 × 0 浦和学院
10/15  M29 松山 1 × 7 川越東
10/15  M30 狭山ヶ丘 2 × 1 伊奈学園
10/15  M31 埼玉栄 5 × 0 朝霞西
10/15  M32 立教新座 1 × 0 浦和東
10/15  M33 川口青陵 1 × 6 浦和南

 

3回戦

月 日 マッチNo. 対 戦 カ ー ド
10/21 M34 武南 2 × 1 武蔵越生
10/21  M35 市立浦和 2 × 0 西武台
10/21  M36 埼玉平成 1 × 2 細田学園
10/21  M37 正智深谷 1 × 0 川口市立
10/21  M38 聖望学園 2 × 0 川越東
10/21  M39 狭山ヶ丘 2 × 1 埼玉栄
10/21  M40 立教新座 1 × 2 浦和南

 

 

準々決勝

月 日 マッチNo. 対 戦 カ ー ド
10/28  M41 武南 3 × 1 市立浦和
10/28  M42 細田学園 1 × 2 昌平
10/28  M43 正智深谷 1 × 2 聖望学園
10/28  M44 狭山ヶ丘 0 × 1 浦和南

 

 

準決勝

月 日 マッチNo. 対 戦 カ ー ド
11/5  M45 武南 2 × 7 昌平
11/5  M46 聖望学園 1 × 5 浦和南

 

 

決勝

月 日 マッチNo. 対 戦 カ ー ド
11/14  M47 昌平 2 × 0 浦和南

高校サッカー選手権埼玉県予選は、昌平高校が2年連続6度目の出場を決めました。

 

 

 

全国高校サッカー選手権2023埼玉予選の優勝候補

2023年度の選手権予選埼玉県大会の優勝候補として挙げたい高校は、「昌平」、「武南」、「正智深谷」の3校です。

 

【昌平】

まず優勝候補に挙げるのは、前回の選手権出場校であり、今年度はプレミアリーグEASTに参戦中の昌平です。

 

昨年度は荒井悠汰(現FC東京)、津久井佳祐(現鹿島)を擁し、インターハイと選手権両方に出場しました。

今年度はインターハイ予選では、準決勝で浦和南にPK戦の末に敗れてしまったものの、今年度から昇格したプレミアリーグEASTでは全国の名だたる強豪と互角に渡り合っています。

 

攻撃的MFの長準喜(3年)、ストライカーの小田晄平(3年)、中盤の要の土谷飛雅(3年)、昨年度に中学生ながらプリンスリーグに出場し、高校進学後もU-17日本代表に選出されたスーパールーキーの山口豪太(1年)など、日本代表経験を持つ選手たちが多く控え、昨年度にも劣らないタレント集団となっています。

2007年に就任し、FC LAVIDAとの育成体制を築いてきた藤島崇之監督の退任や、主将のCB石川穂高(3年)の大怪我による長期離脱などの逆風もありますが、新体制で臨む最初の主要大会で、新たな船出の第一歩として、インターハイの借りを返し、2年連続の選手権出場を果たすのか、注目です。

 

 

【武南】

次に優勝候補に挙げるのは、今年度のインターハイ出場校であり、選手権出場14回、優勝1回を誇る古豪武南です。

 

長らく全国の舞台から遠のいていたものの、昨年度は関東大会予選で準優勝、選手権後の新人大会では準決勝で昌平を破り優勝を果たすなど、着実に力を付けてきました。

そして今年度も関東大会予選を制し、インターハイ予選でも優勝し、10年ぶりのインターハイ出場を果たしました。

 

U-16日本代表の経験を持つ10番松原史季(3年)を中心とした技術力の高さだけでなく、各選手が流動的にポジションを変えるなど、状況判断や危機管理能力に優れたチームであり、第85回大会(2006年度)以来17年ぶりの選手権出場に向け、成熟度を増していっています。

インターハイでは、金光大阪(大阪府)の前にPK戦の末に敗れ、全国での勝利を掴むことは出来ませんでしたが、着実に力を付けてきた古豪は埼玉県予選を制し、全国の舞台での勝利を手にし、古豪復活の狼煙を上げることが出来るのか、注目です。

 

 

【正智深谷】

最後に優勝候補に挙げるのは、毎大会上位に進出し、安定感の高さを誇る実力校の正智深谷です。

 

昨年度の新人大会、今年度の関東大会予選は共にベスト8に終わったものの、インターハイ予選では準々決勝でプリンスリーグ関東2部所属の西武台を破り、ベスト4に進出しました。

そしてU-18サッカーリーグ埼玉(S1リーグ)では上位争いを繰り広げ、埼玉県内でもトップを争う実力を有しています。

 

昨年度からの主軸であるGK望月奎杜(3年)やFW服部天翔(3年)を中心に、ボール運びの正確さと強度を前面に出したサッカーを展開していきます。

トーナメントでは昌平武南とは反対側のブロックに入り、決勝までこの2校とは当たらない組合せとなっています。もちろんここまで簡単に勝ち進むことはないと思いますが、接戦を制する勝負強さを発揮し、激戦区の埼玉県予選を制し、7年ぶりの選手権出場となるか、注目です。

 

 

 

全国高校サッカー選手権2023埼玉予選の注目選手

では、ここで2023年度の選手権予選埼玉県大会の注目選手を取り上げます。

 

土谷 飛雅(MF/昌平/3年) ※U-17日本高校選抜

タレント集団昌平の攻撃の組み立て役を担う技巧派ボランチであり、主将の石川穂高(3年)離脱後はチームリーダーとして、チームを牽引するプレーを見せています。

足元の技術の高さを活かした正確なボールコントロールとパス精度の高さを駆使し、昌平の攻撃を組み立てるだけでなく、空間認識能力の高さを活かし、ポジショニングセンスの高さも発揮します。

 

特にパス精度の高さについては藤島崇之前監督も「アイツしか出せないパスがある」とその能力を高く評価しています。

プレミアリーグEAST(10/5現在)でもアシストだけでなく得点も決め、チームの中心として欠かせない存在となっています。

チームの中心として、「穂高の分までやらないといけない」と選手権出場に向けた並々ならぬ思いを抱いています。

自身のプレーでインターハイの借りを返し、2年連続の選手権出場へと導くことが出来るのか、注目です。

 

 

小田 晄平(FW/昌平/3年) ※U-17日本代表

U-15、U-16と年代別日本代表候補に選出された経験を持つ大型ストライカーです。

身長180㎝の高さを活かしたプレーだけでなく、スピードや推進力の強いドリブル、スペースへの抜け出しの巧さも武器として兼ね備えるストライカーです。

 

年代別の代表経験を持つものの、昨年度はインターハイで1得点、選手権では無得点となかなか結果を出すことは出来ませんでした。

今年度はプレミアリーグEASTで開幕2戦連続でゴールを決めたものの、その後は交代出場も多くなっています。

とはいえ小田自身も「最高学年としてチームを引っ張っていかないといけない」と強い決意を持ち、最後の大舞台となる選手権に向けて臨むことでしょう。

期待の大型ストライカーの爆発に期待したいですね。

 

 

松原 史季(MF/武南/3年) ※元U-16日本代表候補

1年生から名門武南の背番号10を任され、U-16日本代表候補にも選出された世代屈指のテクニシャンです。

武南に進学後は、小柄ながらも、足下の技術の高さと積極性を生かしたドリブルやパスセンスにさらに磨き、チームの攻撃の中心として活躍してきました。

 

今年度は関東大会予選で優勝、そしてインターハイ予選も制し、2013年以来の全国の舞台へと導きました。松原を中心としたパスワークと連動性の高さを前面に出した攻撃スタイルで、インターハイに続き、17年ぶりの選手権出場も狙っていきます。

1年次から主力として活躍してきた松原は、最後の大舞台となる選手権予選を制し、全国で有終の美を飾ることが出来るのか、世代屈指のテクニシャンのプレーにも注目です。

 

 

望月 奎杜(GK/正智深谷/3年)

昨年度から正智深谷の正GKを務める経験豊かな守護神で、今年度はチームの主将も務めます。

今年度のU-18サッカーリーグ埼玉(S1リーグ)で首位(10/6現在)に立つ正智深谷は、参戦する10チームのうち、最少の9失点(15試合)を記録する堅守を誇りますが、その中心として君臨するのが正GKの望月です。

 

インターハイ予選準々決勝の西武台戦でも随所で好セーブを見せ、無失点に抑え勝利しました。チーム全体からの信頼も厚く、最終ラインからチームを鼓舞し支えていきます。

選手権予選でも、拮抗した試合展開の中で正GK望月のパフォーマンスが勝敗のカギを握るでしょう。勝負強さを発揮し、正智深谷を7年ぶりの選手権へと導くことが出来るのか、注目です。

 

 

竹内 奏海(FW/西武台/2年)

第100回大会(2021年度)に出場した強豪西武台の新たなエース候補として台頭しつつある2年生ストライカーです。

昨年度、U-16世代のトップを争う関東Rookie League Aリーグでは、前橋育英帝京桐光学園といった関東を代表する強豪校を抑え、リーグ優勝を果たした西武台の得点源として活躍し、AリーグのMVPにも選出されました。

 

またプリンスリーグ関東1部に在籍していた昨年度にはトップチームでの出場も果たし、得点も記録しています。

裏への抜け出しや得点感覚の高さを誇り、チームのエースとしての自覚を持って、この選手権予選に臨みます。

今年度の西武台には竹内の他にも、2トップを組むCF遠藤秀悟やCB谷口輝といった2年生が主軸として活躍していますが、成長著しい2年生エースの活躍にも期待したいですね。

 

 

鈴木 嵐(DF/成徳深谷/3年)

昨年度の選手権予選準優勝の成徳深谷で、昨年度からレギュラーとして活躍する左サイドバックです。

左サイドからの推進力のあるドリブル突破と、高精度のキックでチャンスメイクしていき、相手DF陣に脅威を与えていきます。

またロングスローも武器として持っており、成徳深谷の攻撃の起点として活躍しています。

昨年度の選手権予選決勝でも、自身のプレーで昌平を大いに苦しめました。

 

10/8の初戦で勝利すれば、次の2回戦で西武台とぶつかり、いきなり正念場となりますが、昨年度の悔しさを知る県下屈指のサイドバックはその能力を申し分なく発揮し、チームに勝利をもたらすことが出来るのか、注目です。

 

 

三木 響介(MF/埼玉平成/3年)

今年度の関東大会予選で準優勝し、学校初の埼玉県大会決勝進出と関東大会出場という歴史を塗り替えた新興戦力埼玉平成の中心的な存在であるボランチです。

関東大会でも埼玉平成から唯一、大会優秀選手に選出されました。

 

昨年度まではFWとしてプレーしていましたが、今年度はチームで不動のアンカーとして定着し、粘り強い守備対応と豊富な運動量を見せ、最終ラインと共に堅守を築いていきます。

また攻撃面でも的確なボールコントロールとパス精度の高さを見せ、前線に正確なパスを供給していきます。攻守において高い貢献度を誇り、チームの屋台骨と言っても過言ではありません。

今年度、歴史を塗り替えた埼玉平成ですが、選手権予選でも快進撃を見せ、さらに歴史を塗り替えることが出来るのか、チームを支える不動のアンカーの働きにも注目です。

 

 

 

まとめ

いかがでしたか?

 

今回は全国高校サッカー選手権2023埼玉県予選の日程と組み合わせに加えて、優勝候補、注目選手をご紹介しました。

 

優勝候補にはプレミアリーグEAST所属のタレント集団昌平、今年度のインターハイ出場校の武南、U-18サッカーリーグ埼玉(S1リーグ)で上位に立つ実力校の正智深谷を挙げました

この3校以外にもプリンスリーグ関東2部所属の西武台、インターハイ予選で昌平を破り準優勝に輝いた古豪浦和南、関東大会予選準優勝の埼玉平成、インターハイ予選ベスト8の狭山ヶ丘川越東、昨年度の新人大会準優勝の武蔵越生成徳深谷浦和市立浦和学院埼玉栄聖望学園のS1リーグ勢花咲徳栄本庄東などが選手権の出場権争いに絡んでくることでしょう。

 

注目選手は、昌平土谷飛雅選手、小田晄平選手、武南松原史季選手、正智深谷望月奎杜選手、西武台竹内奏海選手、成徳深谷鈴木嵐選手、埼玉平成三木響介選手をご紹介しました。

インターハイと同じく、選手権予選でも出場権をかけた熱い戦いが繰り広げられることでしょう。

久々のタイトルを獲得し、強豪県復活の狼煙を上げようと目論むサッカー大国埼玉から、どの高校が出場権を手にするのか、そして全国の舞台でどこまで躍進するのか、注目ですね。

いつもありがとうございます!

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