トッテナム2023最新スタメン・フォーメーションまとめ!移籍選手も調査!

スパーズファンの皆さん、こんにちは。

 

昨シーズン途中から就任したコンテ監督の下、一時は中位を低迷していたものの、徐々に盛り返し、最終的にはリーグ戦4位でフィニッシュ、見事3シーズンぶりのチャンピオンズリーグ出場権を獲得しました。

さらに、この夏の大型補強により、今シーズンはよりコンテ監督のカラーが反映されたチームへと変化しています。

 

エバートンからリシャルリソンブライトンからビスマインテルからペリシッチバルセロナからラングレといった実力者を獲得し、コンテ監督の代名詞ともいえる“3-4-3”のシステムをベースとしつつ、チャンピオンズリーグとの二足の草鞋で戦うための陣容を整えました。

迎えた今シーズンは、リーグ戦では第9節アーセナル戦までの7試合で5勝2分けと負けなしで進み、その後カタールW杯中断期間に入る前で、首位に8pt差の4位で折り返しました。

またチャンピオンズリーグ・グループステージも苦しみながらなんとか首位通過を果たしました。

とはいえ、昨シーズン後半戦に相手チームの脅威となったケインソン・フンミンのコンビはそこまで大きなインパクトを残しているわけではなく、全体的に地味な戦いぶりとなっています。

加えて、カタールW杯中断期間から再開後のリーグ戦では故障者が続出し、過密日程による影響からか、上手く波に乗り切れない戦いぶりが続いています。

コンテ監督も2月上旬に緊急搬送され、胆嚢炎の手術を受け、未だ復帰出来ておらず、現在はアシスタントコーチのクリスティアン・スッテリー二が暫定で監督を務めています。

 

チャンピオンズリーグ決勝トーナメントの1stレグでミランに敗れ、FAカップも残っている中、リーグ戦も落とすことが出来ない試合が続き、ここが正念場となりそうですね。

それでもコンテ監督のシステムがチームに浸透し、地味だと言われつつも結果を残しています。

また指揮官同様、チームに熱いスピリットが浸透し、少し差はあるものの、上位戦線に積極的に絡んでいって欲しいですね。

 

ということで今回は、トッテナムの22-23シーズン後半戦

  • 最新移籍情報まとめ
  • スタメン・フォーメーション予想
  • まとめ

の順にお伝えしていきます。

最新移籍情報まとめ

22-23シーズン冬の移籍期間での選手の動きは以下の通りです。

 

〈IN〉

pos. 選手名 年齢 前所属 移籍形態(移籍金)
GK アルフィー・ホワイトマン 24 デーゲルフォシュ(SWE) レンタル期間終了
DF ペドロ・ポロ 23 スポルティング レンタル(23年6月末まで。買取義務付き)
FW アルノー・ダンジュマ 25 ビジャレアル レンタル(23年6月末まで。買取OP付き)

 

ペドロ・ポロ(スペイン代表)

生年月日:1999年9月13日(23歳)
ポジション:RSB、RMF

右サイドで激しく上下動を繰り返すことが出来る豊富な運動量を持ち、縦への推進力も強く、中央でのプレー経験もある攻撃的なサイドバックです。

キックの精度も高く、中央寄りのポジションを取り、ビルドアップにも積極的に参加していきます。

2019年夏にマンチェスター・シティに加入すると、バジャドリードへのレンタル移籍を経て、2020年8月にスポルティングにレンタルで加入し、20-21シーズンはリーグ戦30試合に出場、3得点2アシストと主力として活躍しました。

今シーズンからはスポルティングに完全移籍し、リーグ戦14試合で2得点6アシストを記録していました。

 

チャンピオンズリーグでもグループステージでトッテナムと対戦し、第2節ではホームで2-0の勝利に大きく貢献しました。

トッテナムと同じく“3-4-3”のフォーメーションでRWBを務め、攻撃性溢れるプレーを見せたこともあるか分かりませんが、コンテ監督の高評価を得て、今回の獲得に至りました。

まずは今シーズン終了までのレンタル移籍となり、その後契約解除金4500万ユーロ(約63億7000万円)を支払い、2028年6月末までの5年契約を結ぶことになります。

「心からここに来たかった」と移籍が実現したことに対する喜びのコメントをしたポロですが、第23節レスター戦では先発起用されたものの、対峙するバーンズとの守備対応に苦戦し、直接失点につながったわけではないですが、1-4の大敗を喫し、ほろ苦いデビュー戦となりました。

シーズン後半戦のエメルソンのパフォーマンスも良く、今後の出場機会で期待されていたパフォーマンスを見せることが出来るのか、注目です。

 

 

アルノー・ダンジュマ(オランダ代表)

生年月日:1997年1月31日(26歳)
ポジション:LWG、CF、RWG

左サイドを主戦場とし、スピードを活かした抜け出しやカットインからゴールに迫るだけでなく、CFでもプレーすることが出来、フィジカルコンタクトにも優れ、両足のキック精度も高いストライカーです。

カタールW杯のオランダ代表入りは逃しましたが、オランダ代表で6試合2得点のキャリアを誇ります。

 

20-21シーズン、所属していたボーンマスではチャンピオンシップ33試合で15得点7アシストを記録し、昨シーズンはビジャレアルに移籍、リーグ戦23試合で10得点3アシストを記録しました。

しかし、今シーズンは筋肉の怪我により開幕から出遅れたことや、監督交代により、ベンチスタートが増え、リーグ戦10試合で2得点にとどまっていました。

当初はエバートンへの加入が有力視されていましたが、トロサール(アーセナル)を獲り逃したこともあり、急遽ターゲットを変更し、獲得が実現しました。

デビュー戦となったFAカップのプレストン戦では途中出場し、終了間際にゴールを決め、幸先良いスタートを切りました。

ダンジュマの契約には買取オプションは付いていませんが、リーグ戦での先発起用はまだないものの、リシャルリソンなど不調が続く前線の中で結果を残し、完全移籍を勝ち取ることが出来るのか、後半戦の活躍にも注目ですね。

 

 

〈OUT〉

pos. 選手名 年齢 移籍先 移籍形態(移籍金)
DF マット・ドハーティ 31 アトレティコ・マドリード 完全移籍(フリー、23年6月末まで)
ジェド・スペンス 22 レンヌ レンタル(23年6月末まで)
FW ブライアン・ヒル 21 セビージャ レンタル(23年6月末まで)

 

マット・ドハーティ(アイルランド代表)

生年月日:1992年1月16日(31歳)
ポジション:RSB、RMF、LSB

強靭なフィジカルを活かした対人守備と推進力の強いドリブル突破を武器とし、味方との連携でサイドからチャンスメイクしていく攻撃的なサイドバックです。

右だけでなく左サイドバックや、右サイドの高い位置でも対応できるユーティリティ性もあります。

 

2020年から10年間プレーしたウォルバーハンプトンでは、公式戦通算302試合で28得点42アシストと主力として活躍し、RWGのアダマ・トラオレと共に強力な右サイドの攻撃ユニットを形成していました。

しかし、2020年8月にトッテナムに加入すると、1年目はモウリーニョ監督に冷遇され、リーグ戦17試合の出場にとどまり、ウルブス時代の恩師だったヌーノ監督の下でスタートした昨シーズンでも、定位置を確保するには至りませんでした。

その後コンテ監督就任後は、ウルブス時代に見せていた攻撃性の高さや運動量を見せ、一時先発起用されていましたが、終盤は故障により離脱し、リーグ戦15試合で2得点4アシストにとどまりました。

今シーズンも大型補強の煽りを受け、準レギュラーの序列から上がることが出来ず、ペドロ・ポロを獲得したことで余剰戦力となり、2024年6月末まで残っていた契約を解除し、ナウエル・モリーナのバックアッパーを探していたアトレティコ・マドリードへの加入が決定しました。

トッテナムでは不完全燃焼に終わりましたが、新天地でウルブス時代の輝きを少しでも見せることが出来るのか、注目です。

 

 

 

スタメン・フォーメーション予想

22-23シーズンのトッテナムの基本フォーメーション予想は以下の通りです。

 

各ポジションごとに分析してみましょう。

 

〈GK&DF〉

正GKはチームのキャプテンを務めるロリスが引き続き君臨しています。

2012年夏にトッテナムに加入して以降、11シーズンに渡り守護神を務め、安定感のあるセービングで最後方からチームを支え、コンテ監督からも厚い信頼を得ています。

今シーズンも第22節マンチェスター・シティ戦まで、リーグ戦21試合で先発出場していました。

しかし第22節マンチェスター・シティ戦でひざの靭帯を損傷し、2カ月近くの離脱となってしまいました。

当面は今シーズン加入したフレイザー・フォースターが代役を務めることになり、その他控えGKはプレミアリーグでの実戦経験が浅く、いち早いロリスの復帰が待たれます。

 

DFラインは昨シーズンと同じく、コンテ監督お馴染みの3バックとなっています。

基本はロメロダイアーベン・デイヴィスの3枚が起用され、この夏の移籍市場ではバルセロナからラングレを獲得したものの、守備対応の甘さやボール処理でのミスが目立ち、ベンチスタートが多くなっています。

その他、タンガンガサンチェスも起用されることもありますが、主力3バックを脅かすほどの活躍を見せるには至っていません。

 

 

〈MF〉

2ボランチは、故障者続出により、火の車状態となっています。

昨シーズンの後半戦から、ベンタンクールホイビュアが盤石のコンビを組み、この夏の移籍市場ではビスマを獲得しました。

昨シーズンのコンテ監督就任直後、先発起用されていたスキップは序列が下がりましたが、トップレベルのCMFが4枚もいて、十分揃っているかのように思えました。

しかし、第22節マンチェスター・シティ戦後に、ビスマが左足首を疲労骨折し、2カ月近くの戦線離脱と見込まれ、さらに第23節レスター戦ではベンタンクールが接触プレーにより、前十字靭帯断裂の大怪我を負い、今シーズン絶望となってしまいました。

チャンピオンズリーグ決勝トーナメントのミラン戦1stレグではホイビュアが累積警告により出場停止となり、スキップパぺ・サールの若手コンビが急遽先発起用される事態となりました。

冬の移籍期間終了後、立て続けに故障者が続出しましたが、コンテ監督はDFや前線の選手をボランチで起用することはなく、このままの陣容で乗りこなしていくことになるでしょう。

スキップもそうですが、パぺ・サールのアピールにも期待ですね。

 

RWBでは、エメルソンがここ最近の数試合で好パフォーマンスを見せています。

シーズン開幕当初は、昨シーズンと同様、ポジショニングの悪さや守備対応の甘さが出て、第9節のノース・ロンドン・ダービーでは不必要なファウルで一発退場となり、ファンの不評を買う結果となっていました。

エメルソンの低パフォーマンスにより、コンテ監督はRWBの獲得を求め、この冬の移籍市場ではペドロ・ポロを獲得しましたが、移籍期間終了後の第22節マンチェスター・シティ戦ではグリーリッシュを抑え込み、1-0の勝利に貢献し、第24節ウェストハム戦では攻撃性の高さと運動量を見せ、先制点を決め、勝利に貢献しました。

今後はペドロ・ポロとのハイレベルなポジション争いに期待ですね。

 

LWBは、コンテ監督のインテル時代で起用していたペリシッチが、トッテナムでも起用されています。

34歳のベテランですが、豊富な運動量でピッチを動き回り、攻撃の起点となるだけでなく、守備でも献身性を見せ、チームに貢献しています。

現在、控えのセセニョンが故障離脱しており、今後もペリシッチのフル稼働が求められることになるでしょう。

 

 

〈FW〉

CFの下の2枚のセカンドトップには、クルゼフスキソン・フンミンが起用されています。

この夏の移籍期間では、エバートンからブラジル代表FWのリシャルリソンを獲得しましたが、リーグ戦では未だ無得点と、不調が続いています。

また昨シーズンのプレミアリーグ得点王のソン・フンミンも、リーグ戦4得点と不調が続き、この冬の移籍期間ではダンジュマを新たに獲得しました。

開幕当初は、ケインの下にソン・フンミンリシャルリソンを並べて臨む試合も多かったですが、中盤の創造性が不足している中で、パサーの役割を担うのはケインのみとなり、それを補うクルゼフスキの創造性が求められる試合展開がいくつか見られました。

今後はダンジュマも含め、FW陣のうち誰が結果を残すのか注目ですね。

 

そして1トップは、トッテナムの歴史に残る数字を記録した絶対的なエース、ケインが昨シーズンの不調から復活し、コンスタントな活躍を見せています。

昨シーズンは、移籍騒動に揺れた影響もあり、前半戦でわずか3得点と大不振に陥りましたが、今シーズンは昨シーズンと打って変わって、得点を量産し、第6節フラム戦から5試合連続ゴールを決めるなど、ここまでリーグ戦(第24節終了時点)17得点を決め、ハーランド(マンチェスター・シティ)に次ぐ、得点ランキング2位につけています。

そして、第22節マンチェスター・シティ戦で得点を決め、クラブでの通算得点数が267得点となり、歴代最多得点数を更新しました。

またプレミアリーグでの通算得点数も200の大台に乗り、アラン・シアラーウェイン・ルーニーに次いで、3人目の到達となりました。

ゴールゲッターだけでなく、チャンスメーカーとしても、その能力を遺憾なく発揮している今シーズンのケインの出来に、今後のスパーズの命運がかかってくることでしょう。

 

 

 

まとめ

いかがでしょうか。

 

今回は、トッテナム最新移籍情報まとめ、ならびに22-23シーズン後半戦のスタメン・フォーメーション予想をお伝えいたしました。

 

キャプテンのロリスをはじめ、ビスマベンタンクールセセニョン、そして現在はコンテ監督までもが戦線離脱しており、野戦病院と化している現状の中でも、何とか踏みとどまっています。

リバプールチェルシーの躓きもありますが、ニューカッスルフラムブライトンといった5~7位圏内のチームとの勝ち点差も少なく、一つの取りこぼしで一気に順位が変わる可能性もあり、気を緩むことが出来ない日々が続きますが、なんとかチャンピオンズリーグ出場権獲得圏内でのフィニッシュを成し遂げてほしいですね。

 

そしてそのチャンピオンズリーグですが、決勝トーナメント1回戦ではミランと対戦します。

1stレグはアウェーで0-1の敗戦に終わりましたが、2ndレグにホームでしっかり勝利を収め、18-19シーズンの準優勝に迫る好成績を収めてほしいですね。

コンテ監督との契約は2023年6月末までとなっており、1年の延長オプションもありますが、未だ去就は不透明な状況です。

とはいえ、負傷離脱者が続出しても、なんとか踏みとどまる勝負強さをつけたチームへと変化させたコンテ監督の手腕は大きく評価されるものとなるでしょう。

今後はどうなるか分かりませんが、まずは今シーズン後半戦のスパーズの戦いぶりに注目していきましょう。

いつもありがとうございます!

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