ブレントフォード2022冬の補強ポイントと最新移籍情報まとめ!噂の獲得候補・退団選手リストも調査!

Beesファンの皆さん、こんにちは。

 

今回は、今シーズンからプレミアリーグに昇格したブレントフォードを取り上げます。

ロンドン西部に本拠地を構え、これまでは主に3部や4部を主戦場としてきたクラブでしたが、2012年に実業家のマシュー・ベンハムがクラブを買収すると、13-14シーズンにはチャンピオンシップ昇格を果たし、チャンピオンシップに定着するクラブに成長しました。

昇格プレーオフに進出したシーズンもありましたが、あと少しでプレミアリーグ昇格には至りませんでした。

しかし、昨シーズンはチャンピオンシップで3位になり、昇格プレーオフを勝ち抜け、見事74年ぶりの1部昇格を果たしました。

 

ベンハムが買収した後、クラブは「安価で良質な選手を獲得し、自前で育て上げて高く売却する」という補強方針を推し進め、タルコウスキー(バーンリー)、オリー・ワトキンス(アストン・ヴィラ)、モペー(ブライトン)、ベンラーマ(ウェストハム)など現在でもプレミアリーグで活躍する代表クラスの実力者を育成して送り出してきました。

また、リザーブチームがないことも特徴的なクラブです。

昇格できなかった、またはレンタル移籍を繰り返しトップチームに定着できない有望株を獲得し、クラブを成長させてきました。

 

18年10月から指揮を執るデンマーク人のトーマス・フランク監督の下、チーム愛称のBees(蜜蜂)の如く、攻守の素早い切り替えやハードワーク、縦への人数をかけたカウンター攻撃を推し進め、今シーズンの開幕戦ではいきなりアーセナルに2-0で勝利し、第6節のリバプール戦では3-3と打ち合いを演じ、第8節のチェルシー戦は0-1で敗れたものの、果敢に攻め、強豪相手にも互角の勝負を繰り広げてきました。

 

しかし、前半戦は強豪相手にサプライズを見せたものの、第8節チェルシー戦以降、リーグ戦4連敗を喫し、2022年に入ってからは、第21節アストン・ヴィラ戦で勝利したものの、リバプールマンチェスター・ユナイテッドと強豪との連戦もあり、リーグ戦3連敗を喫し、現在勝ち点23ptの14位に位置しています。

降格圏内との差は9ptと決して安心できる数字ではなく、プレミアリーグ残留に向けて、ここからが正念場になります。

 

ということで今回は、ブレントフォードの2022年冬

  • 最新移籍情報と補強ポイント
  • 狙っていると噂の獲得候補選手
  • 放出が予想される退団選手
  • まとめ

の順にお伝えしていきます。

最新移籍情報と補強ポイント

現在のブレントフォードのフォーメーションは“3-5-2”が採用されています。

前述したように、素早い攻守の切り替え、ハイプレス、ハードワークが求められる戦術です。

今シーズン、まずまずの戦いぶりを見せてきましたが、リーグ戦中盤に差し掛かり、選手層の薄さが響いてきている印象です。

怪我人は多くないですが、やはりシーズンを乗り切るためにもDF・MF・FWに関わらず、選手層の底上げは図りたいものです。

 

さらに、これまで「安価で良質な選手を獲得し、自前で育て上げて高く売却する」という補強方針を進めてきたこともあり、多くの選手がビッククラブの注目を集め、移籍の噂も上がっています。

この冬での移籍が無くても、来シーズン開幕前は多くの選手の入れ替えが行われる可能性がありますので、移籍が噂される選手の穴埋めとして、先に選手を獲得したいところかもしれません。

 

 

 

狙っていると噂の獲得候補選手

ヨナス・レッスル(ミッティラン/デンマーク代表)

ポジション:GK

生年月日:1989年2月1日(32歳)

2022.1.1 ミッティランから2022年6月末までのレンタルでの加入決定

マシュー・ベンハムが保有するミッティランから獲得したデンマーク代表の経験豊かなGKです。

 

開幕から正GKを務めてきたラジャが第9節レスター戦で左ヒザの十字靭帯を負傷し、それ以降はアルバロ・フェルナンデスが正GKを務めていますが、下位相手に複数失点での敗戦が続き、ファンからクリーンシートを願ってか、洗剤「finish」が投げ込まれるなど、守備の安定性に課題を残しています。

EURO2020のメンバーにも選ばれ、ハダーズフィールドエヴァートンでのプレー経験もあり、緊急補強した形で加入しました。

直近のマンチェスター・ユナイテッド戦で加入後初先発出場し、残りシーズンで残留に貢献して欲しいですね。

 

 

アーロン・ヒッキー(ボローニャ/スコットランドU-21代表)

ポジション:LSB、RSB、LMF

生年月日:2002年6月10日(19歳)

2020年夏にハーツからボローニャに加入後、昨シーズンはセリエA11試合、今シーズンは20試合に出場し、ボローニャにおいて不可欠な存在となっています。

基本は左サイドバックでプレーしていますが、右サイドでもプレー可能なユーティリティ性も持っていますし、セリエAで4得点を決め、攻撃力の高さも誇っています。

パスの精度も高く、スコットランドA代表招集も期待され、同国代表の先輩であるロバートソンと比較される存在です。

 

今シーズンのこの活躍から、ブレントフォード以外にもアストン・ヴィラマンチェスター・シティなどがヒッキー獲得に関心を示しているようで、市場価格は800万ユーロ(約10億円)とされています。

ヘンリー移籍後のLWBを任せられる選手といえます。

パス精度が高く、カウンター攻撃に大きく貢献すると思われますので、多くのクラブとの争奪戦になりそうですが、どうなるでしょうか。

 

 

クリスチャン・エリクセン(無所属/デンマーク代表)

ポジション:OMF、CMF、LMF

生年月日:1992年2月14日(29歳)

EURO2020グループステージ初戦、突如意識を失いピッチで倒れ、ピッチ上で心臓マッサージなどの救命措置を受け病院に搬送され、その後植え込み型除細動器(ICD)装着手術を受け、古巣のオーデンセでトレーニングを再開していました。

しかし、セリエAではICDを装着した状態でのプレーは認められていないため、双方合意の下、インテルとの契約を解除し、現在は無所属です。

 

そんな中、ブレントフォードエリクセンに対して、6カ月の短期契約に加え、1年間の契約延長オプションをつけたオファーを提示したとの報道がありました。

フランク監督はU-17デンマーク代表でエリクセンを指導した経験があり、チーム内にも多くのデンマーク人もいることも移籍に有利に働くと考えられると報じられています。

エリクセン自身、カタールW杯出場を目標としており、所属先を決め、健在ぶりをアピールしたいところですが、命の危機に瀕しただけに慎重にプレーして欲しいですね。

いずれにしても加入が決まれば、歴代のブレントフォードの加入選手の中では一番のビックネームではないでしょうか。

プレー時間は限られると思いますが、ピッチで躍動するエリクセンの姿が見られることを楽しみにしたいです。

 

 

ブレナン・ジョンソン(ノッティンガム・フォレスト/ウェールズ代表)

ポジション:OMF、WG

生年月日:2001年5月23日(20歳)

WGを主戦場にしつつも、ドリブルで中央に切れ込み、積極的にゴールを狙うノッティンガム・フォレスト所属の若きエースです。

ドリブルスピードの速さやボールコントロールの高さも誇り、今シーズンはチャンピオンシップで27試合に出場し、5得点を記録しています。

代理人業に進出したデイヴィット・ベッカムの最初の顧客として、ノッティンガム・フォレストとの契約延長に結び付けたところからも、ジョンソンの注目度の高さが伺えます。

WGではありますが、サイドに張るタイプではなく、中央に積極的に仕掛け、プレーの切り替えや展開の速さは、ブレンドフォードの攻撃スタイルにマッチするのではないでしょうか。

CF的な役割も果たせそうですし、獲得できればより魅力的な攻撃スタイルに生まれ変われそうですね。

 

 

キーン・ルイス・ポッター(ハル・シティ/イングランド)

ポジション:WG、CF

生年月日:2001年2月22日(20歳)

所属するハル・シティではチャンピオンシップで今シーズン26試合で5得点3アシストを記録。

重心を低く保ち細かいタッチで相手を抜き去るドリブルは、アザールのようだとの声も多く、得点力も高く評価されています。

この活躍から、ブレントフォードだけでなく、レスターウェストハムも獲得に関心を示しているようです。

前述のブレナン・ジョンソンと同じようなプレースタイルではありますが、得点力の高さや周りを生かせる力の高さを持っており、ブレントフォード加入が実現すれば、CFで起用されることが予想されます。

 

 

ムィハーロ・ムドリク(シャフタール・ドネツク/ウクライナU-21代表)

ポジション:WG、OMF

生年月日:2001年1月5日(21歳)

左サイドから積極的に仕掛ける創造性溢れるドリブルから「ウクライナのネイマール」とも呼ばれるウクライナ期待の逸材です。

今シーズン、CLのグループステージでレアル・マドリッドインテル相手にプレーし、持ち味を存分に発揮していましたし、ウクライナ国内リーグでは今シーズン11試合で2得点を記録しています。

この若き才能にブレントフォードだけでなく、ドイツ・イタリア方面からも関心が寄せられています。

LWGだけでなく、中央でのプレーも出来る適応力もあるが、守備での貢献度は低いと評価されており、ブレントフォードのハイプレス戦術に適応できるかどうか不安なところはありますが、ここで戦術理解度を高め、選手としてより一層成長するかもしれません。

 

ムドリクに加え、前述したブレナン・ジョンソンルイス・ポッターなどがブレントフォードの獲得候補に挙がっていることから、フィジカルではなく攻撃スピードをより重視していることが伺えるのではないでしょうか。

ある程度ボールをキープしつつも連動性を見せるとともに、自ら積極的に縦に仕掛けるプレイヤーを求めているのかもしれません。

トニーもサイドに流れながら、すぐに攻撃の起点となり、得点に結びつくプレーをしています。そんなプレーをフランク監督は求めているのかもしれません。

 

 

 

放出が予想される退団選手

① GK ダヴィド・ラジャ

生年月日:1995年9月15日(26歳)

移籍先候補:アーセナル

昨シーズンに続き、今シーズンも正GKを務め、第6節のリバプール戦終了まで失点数はわずか6、うち3点はリバプール戦で決められたもので、クリーンシートを3試合達成するなど堅守ぶりを発揮しています。

しかし、第9節レスター戦で左ヒザの十字靭帯を負傷し、復帰には4~5か月かかると見込まれています。

しかし、昨シーズンそして今シーズンの活躍から、プレミアリーグのクラブの注目を集めています。

特にアーセナルが、第2GKに序列が下がってしまったレノが移籍した場合、ラジャを獲得するのではないかと言われていますし、またエヴァートンも獲得に関心を示しているようです。

まずは怪我からの復帰が優先されますが、復帰後はステップアップのため、移籍に動くかもしれません。

 

 

② DF ポントゥス・ヤンソン

生年月日:1991年2月13日(30歳)

移籍先候補:エヴァートン、ニューカッスル、ウェストハム

19-20シーズンにブレントフォードに加入後、3バックの中央として起用され、今シーズンもここまでリーグ戦全23試合に出場します。

身長194cmの強靭なフィジカルを武器とした対人の強さはもちろんのこと、一定の速さに加えチームを牽引するリーダーシップも兼ね備えており、Beesの守備の要として、またチームのキャプテンとして欠かせない存在となっています。

今シーズンのこの活躍により、エヴァートンやニューカッスルなどがヤンソンの獲得に関心を示しているようです。

いずれも守備に課題のあるチームですね。

ヤンソンも30歳を迎え、ステップアップのラストチャンスととらえているかもしれませんが、どんな決断を下すのでしょうか。

 

 

③ DF リコ・ヘンリー

生年月日:1997年7月8日(24歳)

移籍先候補:アストン・ヴィラ、レスター

16-17シーズンからブレントフォードに加入後、19-20シーズンからLWBの主力として定着し、昨シーズンは31試合、今シーズンもここまで19試合に出場しています。

攻撃面では、後方から正確なパスを供給し、ブレントフォードの縦への速い攻撃スタイルに貢献しています。

また対人での強さや豊富な運動量など守備面での貢献度も高いですし、かつては“アシュリー・コール2世”とも呼ばれ、期待されていた逸材が徐々にその実力を発揮しており、イングランドA代表に招集すべきだとの声も上がっています。

この活躍から、アストン・ヴィラやレスターなどがヘンリー獲得に関心を示しているようです。

願わくば、ブレントフォードでA代表に招集してほしいところですが、移籍が実現すれば、若手の逸材を成長させて売却するというブレントフォードの育成力の評価をさらに高めることになるでしょう。どうなるでしょうか。

 

 

④ FW イヴァン・トニー

生年月日:1996年3月16日(25歳)

移籍先候補:ウェストハム、アーセナル

昨シーズン、チャンピオンシップ歴代最多得点となる31得点をたたき出し、プレミアリーグ昇格に大きく貢献しました。

今シーズンは得点こそは昨シーズンほどではないですが、サイドに流れてからのドリブルでのキープ、楔となるパスやポストプレーなどで味方を生かし、ブレントフォードの攻撃の起点となっており、チームにおいて不可欠な存在と言えます。

 

とはいえ、昨シーズンの活躍により、開幕前から多くのクラブの獲得候補にリストアップされています。

ウェストハムは、アントニオに次ぐCFとしてトニーに目をつけているようですし、さらにアーセナルも補強ポイントのCFの候補リストの中にトニーをリストアップしているようです。

現チームの中では、ステップアップの移籍が最も見込まれる選手ですので、トニーのバックアップの獲得、またトニー抜きでの戦い方を考えなければいけなくなります。

トニー自身もブレントフォードから移籍して、イングランド代表入り、そしてワールドクラスのストライカーに成長して欲しいですね。

 

2022年冬の移籍決定情報

加入選手

GK

  • ヨナス・レッスル (←ミッティラン)

 

退団選手

MF

  • ヤン・ジャンブーレク (→ヴィボー)

 

FW

  • ジョエル・バレンシア (→アルコルコン)

 

 

 

まとめ

いかがでしたか。

 

今回は、『ブレントフォード2022冬の補強ポイントと最新移籍情報まとめ!噂の獲得候補・退団選手リストも調査!』と題してお伝えしました。

 

今シーズンの残りはまずプレミアリーグ残留を目標にしていくと思いますが、来シーズン開幕前にはステップアップを求めて、多くの選手が移籍する可能性があります。

それでも、フランク監督の戦術にマッチする有望株を獲得し、ブレントフォードの名をヨーロッパ中に轟かすことが出来れば、ブレントフォードのクラブのブランド価値もより向上することでしょう。

いずれはアタランタのように、大金をかけるのではなく、自前で育てた選手たちで欧州カップ戦に出場できるようなチームになっていって欲しいですね。

 

他に気になるチームはありますか?

プレミアリーグ(イングランド)

 

ブンデスリーガ(ドイツ)

 

リーガエスパニョーラ(スペイン)

 

セリエA(イタリア)

 

リーグアン(フランス)

いつもありがとうございます!

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