ドルトムントファンの皆さん、こんにちは。
かつて香川真司が活躍し、日本でもファンが多いドルトムントですが、ブンデスリーガの優勝は、香川がマンチェスター・ユナイテッドに移籍する前の2011-12シーズン以降遠ざかっています。
昨シーズンは成績不振により、ファブレ監督が途中解任されましたが、後半戦は盛り返し、リーグ3位でフィニッシュしました。
今シーズンからはボルシアMGを率いていたローゼ監督が就任し、絶対王者バイエルン・ミュンヘンから覇権を奪還すべく動き出しました。
ここまではブンデスリーガ第14節終了時点で、首位バイエルンに勝ち点差4の2位につけています。第13節のデアクラシカーでは惜しくも2-3で敗れてしまいました。
後半戦でどれだけ差を詰められるか、期待したいですね。
残念ながらCLはグループステージ敗退が決まってしまいましたが、よく言えば、リーグ戦に集中できるアドバンテージが出来ました。
後半戦、王者バイエルンに食らいつき、ブンデスリーガの覇権奪還を目指す為には、この冬の新戦力も重要な要素でしょう。
という事で今回は、そんなドルトムントのチーム現状をふまえた2022年冬の
- 補強ポイント
- 獲得が噂される補強候補選手
- 放出が予想される退団選手
- まとめ
の順にお伝えしていきます!
補強ポイント
現状のチーム事情から補強ポイントとして考えられるポジションとしては
- CB
- CMF
- CF
が考えられます。
➀CB
現チームではアカンジとフメルスがCBのファーストチョイスになりますが、アカンジは現在負傷離脱中で、故障明けのザガドゥやポングラチッチ、エムレ・ジャンが代わりを務めます。
CMFのエムレ・ジャンがCBに入るくらいなので、このポジションは他と比べると層は薄いのではないでしょうか。
フメルスも32歳と徐々にベテランの域に入りつつあり、新進気鋭の若手また中堅の代表クラスのCBが欲しいところですね。
②CMF
現チームではエムレ・ジャンとダフードが2ボランチを組んでいます。
ヴィツェルのパフォーマンス低下が著しく、放出の話も出てきています。
べリンガムも前線だけでなく、ボランチのポジションで入ることもありますが、べリンガムも移籍の話が出ていて、ここも今後の事態に備えた補強が求められるでしょう。
③CF
チームの絶対的なエース、ハーランドの移籍話が過熱し、各ビッククラブの争奪戦がこの冬から本格的になりそうです。
この夏はハーランド移籍後の穴埋めとして、PSVからマレンを獲得しましたが、まだ本調子とはいかない感じです。
マンチェスター・ユナイテッドからマルシャルを獲得するのではないかと言われていますが、個人的には、そこに資金を注ぎ込むくらいなら、もっと若手の注目株に移籍金をかけた方がよいのではないかと思います。
レヴァンドフスキ、ハーランドと欧州4大リーグ以外から若手のストライカーを獲得し、エースに成長させてきた実績もありますから、またどんな若手を獲得するのか、楽しみではあります。
獲得が噂される補強候補選手
➀ニコ・シュロッターベック(フライブルグ/ドイツ代表)
Nico Schlotterbeck x Portugal – Euro U21 pic.twitter.com/eh82z3Lrm9
— Kalil Macêdo (@kmacedobfc) June 7, 2021
ポジション:CB
生年月日:1999年12月1日(22歳)
191㎝と大柄ながら、足元の技術やビルドアップも得意とする左利きの若手CBです。
3バックにも4バックにも対応できる貴重な存在で、現在ブンデスリーガで4位の好位置につけているフライブルクの主力として、今シーズンここまで全試合先発出場しています。
今年8月にはドイツA代表に初招集され、フリック代表監督からも高い評価を受けています。
第2節でドルトムントはフライブルクに敗れていますが、ハーランドやマレンを抑えたことにより、シュロッタ―ベック自身も大きな自信を得て、さらなる飛躍が期待されます。
フライブルクとは2023年まで契約を残しているものの、今シーズンのこの活躍により、多くのビッククラブが獲得に名乗りを上げるかもしれません。
ドルトムントに加入が実現すれば、フメルスの後継者として今後5~10年の最終ラインの中心となることでしょう。
②フロリアン・ノイハウス(ボルシアMG/ドイツ代表)
⚽注目選手⚽#フロリアン・ノイハウス(#ボルシアMG)
確かな技術と冷静なプレーでファンを魅了する23歳のノイハウス🐎
今季のマインツ戦で決めたロングシュートは圧巻でした😍今後のさらなる飛躍に期待がかかります✨@borussia_en pic.twitter.com/MBhuzz2rxj
— ブンデスリーガ 日本語版 (@Bundesliga_JP) May 19, 2020
ポジション:CMF、DMF
生年月日:1997年3月16日(24歳)
“NEXTクロース”と呼ばれるように、広い視野を持ち、正確なパスを供給するドイツ代表のCMFです。
所属するボルシアMGでは、昨シーズン33試合で6得点と主力として活躍しましたが、今シーズンは監督交代により昨シーズンほどの出場機会を得ることが出来ず、ここまで第14節終了時点で11試合に出場していますが、先発出場は6試合のみです。
出場時間の少なさによりチーム批判をしたことから、少しチームとの関係に不穏な空気が漂っています。
昨シーズンから、多くのビッククラブがノイハウス獲得に動いているとの報道もありますが、ボルシアMGとの契約は2024年6月末までで、3500万ユーロ(約45億5000万円)の移籍金が設定されているといわれています。
ローゼ監督は就任時に「ボルシアMGから選手を一緒に連れて行くつもりはない」とコメントしていましたが、ノイハウスがローゼ監督の教え子として、ボルシアMGから移籍する最初の選手になるかもしれません。
③マティアス・スヴァンベリ(ボローニャ/スウェーデン代表)
🇸🇪 Grattis på födelsedagen 🇸🇪
Happy Birthday to Mattias #Svanberg, who is 22 today! 🎂🥳#WeAreOne pic.twitter.com/4NZeNp4Gua
— Bologna FC 1909 (@BolognaFC1909en) January 5, 2021
ポジション:CMF、DMF、SMF
生年月日:1999年1月5日(22歳)
昨シーズンまで、現アーセナルの日本代表DF富安健洋とチームメイトだったスウェーデン代表のMFです。昨シーズンはセリエA34試合に出場、今シーズンも第16節終了時点で全試合に出場し、14試合に先発出場し、主力と活躍しています。
スウェーデン代表でも、EURO2020のメンバーに選出され、W杯予選にも定期的に招集されています。
攻守両面で豊富な運動量で貢献し、強烈なミドルシュートで積極的にゴールを狙っていきます。
そしてスヴァンべリの最大の特徴は、中盤ならどこでもこなせるマルチロール性です。
このマルチロール性をマンチェスター・シティのグアルディオラ監督が高く評価し獲得に動き出している他、ナポリ、インテル、ローマなどのセリエAのクラブも獲得に動いているようです。
ドルトムントにはこういったマルチロールプレイヤーは少ないので、加入が実現すればシーズンを乗り切る上で大きな補強になるかもしれません。
④カリム・アデイェミ(RBザルツブルグ/ドイツ代表)
— LFC_Comps (@LFC_Comps1) September 30, 2021
ポジション:CF、ST、WG
生年月日:2002年1月18日(19歳)
今シーズン、ザルツブルグで公式戦22試合で15得点2アシストを記録し、ドイツ代表でもデビューを果たして、大きくブレイクしている若手のストライカーの一人です。
この活躍から、リバプールやPSGなど多くのビッククラブが獲得に名乗りを上げているといわれています。
その中でも、ドルトムントはアデイェミ獲得に最も近い位置にいるとも言われていて、ドルトムントはアデイェミに対して、年俸500万ユーロ(約6億5000万円)の5年契約を準備し、ザルツブルグに対して移籍金を支払う意思があるという情報があります。
またカタールW杯の代表入りを目指して、ドイツ国内でのプレーを希望しているとも言われていて、バイエルンよりもドルトムントの方が確実に出場機会は多く得られることでしょう。
ハーランドが移籍となれば、その後釜はアデイェミになる確率が高まり、そうなれはハーランドと同じように、ザルツブルグから加入し、飛躍を遂げてくれるのか、楽しみですね。
⑤アダム・フロジェク(スパルタ・プラハ/チェコ代表)
— follow @prime_brodie (@pbv25) July 15, 2020
ポジション:CF、WG
生年月日:2002年7月25日(19歳)
昨シーズンのチェコ1部リーグで15得点8アシストを記録し、リーグ得点王になった若手ストライカーです。
EURO2020のメンバーにも選出され、これからのチェコの将来を担う存在として期待されています。
188㎝と高身長ながら、パスやスピードもストライカーに求められる一定水準以上のものを満たし、得点への嗅覚も兼ね備えています。
そしてフロジェクの武器としてあげられるのは、高い決定力と周りを生かせる力です。
昨シーズンはリーグ前半戦は故障で離脱していた中で、後半戦復帰し19試合で15得点記録していて、さらに、連携して周りを生かすアシスト能力も高いです。
フロジェク獲得には、リバプール、ウエストハム、ユベントスなどが関心を抱いているようですが、レヴァンドフスキ、ハーランドと続く若手のエース候補として加入を期待したいですね。
放出が予想される退団選手
➀GK ロマン・ビュルキ
#ビュルキ のスーパーセーブ集👐⚽️#ドルトムント🐝の正GKが今シーズン披露した鉄壁の守りを、TOP5⃣のランキング形式で紹介します‼️ pic.twitter.com/1tPM30cI3q
— ブンデスリーガ 日本語版 (@Bundesliga_JP) March 27, 2020
生年月日:1990年11月14日(31歳)
移籍先候補:インテル
2015年に加入後、昨シーズンまでは正GKとして活躍していましたが、昨シーズン負傷離脱後、定位置を失い、今シーズンはシュトゥットガルトからコベルが加入し、ますます出場機会が減っていて、今シーズンは出場はおろか、ベンチ入りもままならない状況です。
ビュルキ獲得には、ハンダノビッチのバックアッパーとしてインテルが獲得に動くのではないかとの報道がありました。
GKの補強を考えている4大リーグの中堅クラブ、またその他ヨーロッパのリーグのクラブでは即レギュラーとして活躍出来ると思います。
現状ではなかなか厳しい状況なので、再び正GKとして輝きを見せて欲しいですね。
②MF アクセル・ヴィツェル
🎥Best of #ヴィツェル🎥#ドルトムント🐝に所属するアクセル・ヴィツェルのスーパープレーをまとめました☺️🖤💛@BlackYellow pic.twitter.com/5FDrXf5iyt
— ブンデスリーガ 日本語版 (@Bundesliga_JP) May 29, 2020
生年月日:1989年1月12日(32歳)
移籍先候補:ユベントス
これまでCMFの主力として活躍してきましたが、ローゼ監督就任後はCMFのファーストチョイスはエムレ・ジャンとダフードで、最終ラインなどで起用されてはいますが、年齢から来るパフォーマンスの衰えも顕著になり、出場機会も少なくなっています。
ヴィツェルとの契約は今シーズン終了までとなっており、移籍金が見込めるこの冬での移籍に動く可能性が高いです。
獲得候補にはユベントスが挙がっています。
③MF ジュード・べリンガム
Phenomenal. 🤩@BellinghamJude, that is out of this world. 💫 pic.twitter.com/Qzl4EhtE0N
— Bundesliga English (@Bundesliga_EN) October 23, 2021
生年月日:2003年6月29日(18歳)
移籍先候補:リバプール、マンチェスター・ユナイテッド
2020年夏にバーミンガムからドルトムントに移籍し、わずか1年で大ブレイクを果たしました。
昨シーズンは29試合に出場、今シーズンも13試合に出場し、主力として活躍しています。EURO2020のイングランド代表メンバーにも選ばれ、これからのイングランド代表の主軸として期待されています。
そんな中、プレミアリーグ勢がべリンガム獲得に動き出しているようです。
特に熱心な動きを見せているのはリバプールで、ドルトムントに対してクラブ史上最高額となる8000万ポンド(約121億円)のオファーを提示するとみられています。
しかし、ドルトムントはべリンガムの移籍に必要な額として1億100万ポンド(約158億円)を要求し、それ以下の金額は受け付けない姿勢だといわれています。
④MF ヘイニエル
💫⚽🇧🇷 Today we present @ReinierJesus_19… and this is how he plays!#WelcomeReinier | #HalaMadrid pic.twitter.com/HNO8tyBPNJ
— Real Madrid C.F. 🇬🇧🇺🇸 (@realmadriden) February 18, 2020
生年月日:2002年1月19日(19歳)
移籍先候補:ベンフィカ、リーガ・エスパニョーラのクラブ他
昨シーズン、レアル・マドリッドからレンタルで加入したものの、昨シーズンは14試合、今シーズンは第14節終了時点で5試合、そのほとんどが途中出場と十分な出場機会を得ることが出来ていません。
実戦経験を積むというレアル・マドリード側の思惑とは程遠い状況となっています。
この状況を受けて、レアル・マドリード側がヘイニエルのレンタルを打ち切り、他クラブへの移籍に動く可能性があります。
情報では、ベンフィカへのレンタル移籍が挙がっていますが、ベンフィカもなかなか厳しいのではないでしょうか?
リーガの中堅クラブならレギュラーを取る実力は十分あると思います。
ドルトムントの前線のタレントは充実しており、出場機会が増えるとは思えないので、ヘイニエルの将来のことも考えて、移籍に動くかもしれません。
⑤FW アーリング・ブラウト・ハーランド
🤖 @ErlingHaaland does it AGAIN! ⚫️🟡#ItsAllAboutDerKlassiker #DerKlassiker 2-2 pic.twitter.com/F9nxSOvbk6
— Bundesliga English (@Bundesliga_EN) December 4, 2021
生年月日:2000年7月21日(21歳)
移籍先候補:マンチェスター・シティ、レアル・マドリッド、マンチェスター・ユナイテッド他
2020年1月にザルツブルグから加入後、チームのエースとして活躍してきました。
昨シーズンはリーグ戦28試合で27得点、今シーズンは怪我の影響で欠場が続きましたが、リーグ戦8試合で11得点と、ほぼ1試合で1得点という高い決定力を誇ります。
しかし、ハーランドとドルトムントの契約には、今シーズン終了後有効になる6400万ポンド(約98億円)の契約解除要項が含まれているとされています。
ハーランドの代理人を務めるライオラは、ハーランドの移籍先について、バイエルン、レアル・マドリード、バルセロナ、マンチェスター・シティの4クラブをあげていました。
当然、ドルトムントも契約延長と高額な年俸を用意するとみられますが、財政難のバルセロナ以外は、資金力で勝てる相手ではありません。
ハーランドを巡る動きはこの冬から本格的になりそうです。
2022年冬の移籍決定情報
加入選手
退団選手
MF
- トビアス・ラシュル (→グロイター・フュルト)
FW
- トアンスガー・クナウフ (→フランクフルト)
まとめ
いかがでしたか?
今回は、「ドルトムント2022冬の補強ポイントと最新移籍情報まとめ!噂の獲得候補・放出予想の退団選手リストも調査!」と題してお伝えしました。
ブンデスリーガではこれまで絶対王者のバイエルンの後塵を拝する状態になっていますが、今シーズンは昨年と比べてまずまずの滑り出しのように見えます。
バイエルンに何とかついて行って優勝戦線に絡んでいって欲しいですね。
またチームには、多くの若手有望株が在籍していて、ハーランド、べリンガムが仮に移籍したとしても、ジョバンニ・レイナ、ムココ、クナウフなどが抜けた穴を補うかもしれないですね。
若手発掘には定評があるチームなので、どんな選手を連れてきてくれるかも楽しみです。
この冬の移籍市場での動向に注目していきましょう。
他に気になるチームはありますか?
プレミアリーグ(イングランド)
ブンデスリーガ(ドイツ)
リーガエスパニョーラ(スペイン)
セリエA(イタリア)
リーグアン(フランス)
いつもありがとうございます!
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