ニューカッスル2023冬の最新移籍情報まとめ!補強が噂される新加入獲得候補選手・退団リストも調査!

マグパイズファンの皆さん、こんにちは。

 

国内リーグ優勝4回、FAカップ優勝6回を誇る、イングランド北部を代表する古豪ニューカッスル

しかし近年は、リーグ中位また下位に低迷し、チャンピオンシップの降格も経験、昨シーズンも10月まで勝ち星がなく、最下位に沈み、またもや降格かと思われていましたが、推定純資産4300億ドル(約49兆円)ともいわれるサウジアラビア政府系ファンド“PIF”がニューカッスルを買収し、ニューカッスルは世界で一番裕福なクラブになりました。

 

その後ボーンマスを率いていたエディ・ハウを新監督に迎え、チームの立て直しを図り、昨シーズンの冬の移籍市場では、アトレティコ・マドリードからトリッピアーバーンリーからウッドリヨンからブルーノ・ギマランイスブライトンからバーンアストン・ヴィラからターゲットを獲得し、冬の大型補強の効果もあってか、2022年に入ってからは、3/13の第29節チェルシー戦で敗れるまで8試合負けが無く、最下位から一気に順位を上げ、最終的には11位でフィニッシュしました。

冬の大型補強によって守備の修正に成功した他、CFだったジョエリントンを中盤にコンバートするなど、ハウ監督の手腕も徐々に発揮され、堅守とフィジカルを前面に出したカウンター攻撃は相手チームにとって脅威となりました。

 

この夏の移籍市場では、昨シーズンからのアップデートを図り、正GK候補として、降格したバーンリーからホープ、CBには複数クラブとの争奪戦を制しリールからボットマン、そして新ストライカー候補としてレアル・ソシエダからイサクを獲得しました。

マンチェスター・ユナイテッドチェルシーなどと比べると、やはり堅実な補強のイメージはありますが、昨シーズンで築き上げられた土台に新たな活きの良い選手を加え、昨シーズン後半戦の勢い以上の躍進ぶりを見せています。

プレミアリーグでは、第5節リバプール戦で敗れたのみで負けは無く、第9節フラム戦以降は8試合で7勝1分けの好成績を収め、W杯中断前をリーグ3位でフィニッシュしました。

 

昨シーズンのリーグ戦同数(15試合)試合消化時では30失点を喫し、守備の崩壊が目立っていましたが、今シーズンは15試合消化時点でリーグ最少失点の11失点と、一転して堅守ぶりを誇っています。

フィジカルを前面に出したハイプレスとカウンターは相変わらず相手の脅威となっており、リーグ再開後の活躍にも注目が集まります。

 

ということで今回は、豊富な資金力に加え、堅実な補強戦略で、トップ戦線に割って入ろうとしているニューカッスルの2023年冬

  • 最新移籍情報と補強ポイント
  • 狙っていると噂の獲得候補選手
  • 退団が予想される選手
  • まとめ

の順でお伝えしていきます。

最新移籍情報と補強ポイント

現時点で決まっているニューカッスルの新加入・退団選手は以下の通りです。

〈加入〉

ポジション 選手名 年齢 前所属 移籍形態(移籍金)
FW ガラン・クオル 18 セントラル・コースト(AUS) 完全移籍

 

ガラン・クオル(セントラル・コースト/オーストラリア代表)

生年月日:2004年9月15日(18歳)
ポジション:CF、WG

身体能力の高さを活かし、スピードに乗った推進力の強いドリブルで相手ゴールに切れ込み、ゴールを狙っていくアタッカーです。

17歳ながら、今シーズンのAリーグでは6試合で2得点3アシストを記録、今年9月にはオーストラリア代表に初招集されると、そのままカタールW杯の代表メンバーにも選出され、2試合に途中出場しました。

 

クオルが一躍脚光を浴びるようになったのは、今年5月、オーストラリアのシドニーで行われたAリーグオールスターとバルセロナの親善試合です。

Aリーグオールスターの一員として後半途中から出場し、積極的にドリブルで敵陣に仕掛け、バー直撃のシュートを放つなど、存在感を存分に示しました。

バルセロナシャビ監督も「彼は素晴らしい才能で、明るい未来を持っている。」とクオルを高く評価していました。

そんな素晴らしい才能の持ち主を獲得したのはニューカッスル。9月30日に完全移籍で加入することで合意に達したことが発表され、2023年1月からニューカッスルの一員となります。

加入直後は他クラブへのレンタルで経験を積ませる可能性が高いですが、トップチームでプレーする姿を早く見てみたいですね。

 

 

まずニューカッスルの2023年冬の移籍市場での補強ポイントとしては、

  1. 前線の強化
  2. CMF

が挙げられるでしょう。

 

前線の強化

この夏の移籍市場では、1トップとしてレアル・ソシエダからイサクを獲得しましたが、ハムストリングの負傷により、リーグ戦3試合の出場にとどまっており、現在チームのトップスコアラーは、8得点を記録しているアルミロンという状況です。

RWGのアルミロンの活躍は、ある意味サプライズといえるものですが、ネームバリューとしてはいささか物足りなく、バックアッパーとの力の差もあるのも現状です。

リーグ戦3試合の出場ながら2得点を記録しているイサクの復帰後の活躍にも期待しつつ、得点力のあるWGを獲得し、前線の強化を図りたいところです。

 

 

CMF

強靭なフィジカルを前面に出したハイプレスを仕掛けるニューカッスルの中盤において、ブルーノ・ギマランイスジョエリントンウィロックロングスタッフらが豊富な運動量でピッチを駆け回っています。

しかし、創造性という点では現在の中盤のスカッドにはやや足りていない状況です。

フィジカルの強さや運動量はもちろんのこと、創造性溢れるゲームメーカーを獲得すれば、戦術のオプションを広げる上でも効果的な補強になるでしょう。

 

 

 

狙っていると噂の獲得候補選手

では、挙げられた補強ポイントに沿って、狙っていると噂の獲得候補選手を取り上げます。

 

前線の強化

ヤニック・カラスコ(アトレティコ・マドリード/ベルギー代表)

生年月日:1993年9月4日(29歳)
ポジション:LWG、LMF、RWG

左サイドから細かいテクニックを駆使し、スピードに乗ったドリブル突破を見せ、シュート精度の高さやシュートレンジの広さも誇るサイドアタッカーです。

攻撃面ではもちろん、守備面でも豊富な運動量と献身性を見せ、アトレティコ・マドリードでもLWBを務めることもあります。

カタールW杯のベルギー代表でも選出され、2試合でプレーしました。

 

2015年7月にモナコからアトレティコ・マドリードに加入後、中国リーグ移籍を挟み、約5シーズン半アトレティコ・マドリードでプレーし、公式戦239試合に出場、41得点41アシストを記録しています。

今シーズンもW杯中断前までリーグ戦13試合に出場し、1得点を記録、3バックまた4バックと様々なシステムを駆使するシメオネ監督からも高い信頼を得ています。

ただ確実なレギュラーかと言われれば、そうとも言い切れないのが現状です。

加えてアトレティコ・マドリードとの契約は2024年6月末まで残っていますが、年俸などの条件面でクラブとの交渉は難航し、アトレティコ・マドリードはこの冬での放出を容認する姿勢のようです。

 

激しい性格からの問題行動なども放出要因として挙げられており、移籍金4000万ユーロ(約56億6000万円)のオファーが届けば、迷うことなく放出すると報道されています。

ニューカッスル以外にも、マンチェスター・ユナイテッドトッテナムなども獲得に関心を示しているようですが、ニューカッスルへの加入が実現すれば、サン・マクシマンとは違ったドリブルを見せるアタッカーとなり、戦術のオプションを増やす貴重な存在となるでしょう。

アトレティコとの関係悪化も囁かれ、移籍も加速しているようですが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

モハメド・クドゥス(アヤックス/ガーナ代表)

生年月日:2000年8月2日(22歳)
ポジション:OMF、CF、CMF

足下の技術の高さを駆使した推進力の高いドリブルを見せるだけでなく、視野の広さを活かした動き出しの良さやパス精度の高さも際立つガーナ代表の左利きのアタッカーです。

元々はトップ下をはじめ、中央でのプレーがメインでしたが、ここ最近はRWGやCFで起用され、万能性の高さも誇ります。

 

今シーズンは、ドルトムントへ移籍したハラーの後釜として1トップとして起用され、リーグ戦では14試合で5得点、チャンピオンズリーグでは6試合で4得点を記録しています。

ガーナ代表でも、カタールW杯のグループステージ第2戦の韓国戦で2得点を上げ、身体能力の高さと決定力の高さを見せています。

プレースタイル的には、前線で張るタイプではなく、偽CFのような動きを見せ、守備面での貢献や流動性の高さも期待できます。

 

昨シーズンまでアヤックスを率いていたテン・ハーグ監督(現マンチェスター・ユナイテッド)も「信じられないほどの可能性を秘めた選手」と高く評価し、今シーズンで大きく飛躍を遂げ、一気にビッククラブの注目を集める存在となりました。

市場価値は2000万ユーロ(約28億3000万円:TransferMarkt調べ)となっており、現在ニューカッスルをはじめ、レアル・マドリードリバプールドルトムントなどが獲得に関心を示しているようです。

ニューカッスル加入が実現すれば、RWGやCFで起用され、相手を掻き回す活躍が期待できるでしょう。

また元来の中盤での起用も可能で、万能性の高いプレーヤーとして貴重な存在となるでしょう。

多くのビッククラブとの争奪戦になりそうですが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

マルクス・テュラム(ボルシアMG/フランス代表)

生年月日:1997年8月6日(25歳)
ポジション:CF、WG

フランスW杯の優勝メンバーであり、かつてユベントスバルセロナでも活躍したフランス代表DFリリアン・テュラムを父に持つサラブレットですが、父とは異なるFWでプレーし、身長192㎝の強靭なフィジカルと、その巨体に見合わない機動力を兼ね備える万能型のストライカーです。

ウィングでも中央でもどちらで起用されても、自身の能力を発揮でき、前線の起点となるだけでなく、スピードに乗ったドリブルで自ら仕掛けてゴールを奪っていきます。

 

2019年夏に加入したボルシアMGでは、19-20シーズンはリーグ戦31試合で10得点8アシスト、20ー21シーズンは29試合で8得点2アシストを記録しましたが、昨シーズンは故障離脱の影響もあり、リーグ戦21試合で3得点1アシストと、これまでの2シーズンと同様の活躍を見せることは出来ず、素行面や守備意識の低さも問題視され、各方面から非難されていました。

しかし、今シーズンはブンデスリーガ得点ランキングで2位につけるリーグ戦10得点を記録し、カタールW杯のフランス代表メンバーにも選出されました。

 

ボルシアMGとの契約は今シーズン終了で満了となり、今シーズンの復調ぶりとW杯メンバー選出も相まって、この冬は各ビッククラブ間での争奪戦になっています。

ボルシアMGテュラム移籍金として、当初は3000万ユーロ(約42億9000万円)を要求する姿勢でしたが、1200万ユーロ(約17億円)に設定したようです。

ニューカッスルへの加入が実現すれば、CFだけでなくウイングもこなせるユーティリティ性もあり、高さとフィジカルの強さを活かし、様々なシステムに対応できる貴重な存在になり得るでしょう。

不調に終わった昨シーズンから一転して好調ぶりを見せ、この冬の移籍市場での注目銘柄になりそうですが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

CMF

ジェームズ・マディソン(レスター/イングランド代表)

生年月日:1996年11月23日(26歳)
ポジション:OMF、CMF、LMF

世界でもトップクラスのシュート精度を誇り、正確なパスで攻撃を組み立てる司令塔です。

攻撃面ではもちろん、守備面でも献身性の高さを見せ、レスターの中心として活躍しています。

残念ながら出場はありませんでしたが、2019年以来約3年ぶりに代表招集され、カタールW杯のイングランド代表にも選出されました。

 

2018年7月にノーリッジからレスターに加入し、在籍4シーズン半で公式戦185試合に出場、52得点36アシストを記録し、レスターの中心として活躍してきました。

今シーズンは開幕からチームは不調だったものの、ここまで(12/27現在)リーグ戦で13試合で7得点4アシストと、孤軍奮闘の活躍を見せています。

 

レスターとの契約は2024年6月末まで残っていますが、プレミアリーグのトップクラブからの関心を多く集め、ニューカッスルもこの夏に二度にわたるオファーを提示しましたが、移籍は実現しませんでした。

しかし財政問題を抱えるレスターも、4500万ポンド(約70億円)以上のオファーが届けば、放出に応じる可能性もあるようです。

マディソン加入が実現すれば、待望のゲームメーカー加入となり、トップ下やインサイドハーフで存在感を出してくれることでしょう。

プレミアリーグのクラブ間での争奪戦となりそうですが、加入は実現するのでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

アドリエン・ラビオ(ユベントス/フランス代表)

生年月日:1995年4月3日(27歳)
ポジション:CMF、DMF、LMF

190㎝近い身長に加え、足元の技術の高さと運動量を兼ね備え、攻守両面に気が利く万能型のMFです。

中盤の複数のポジションで対応できるユーティリティ性もあり、派手な活躍はないものの、チームを支える重要な選手となっています。

カタールW杯のフランス代表では、ポグバカンテら負傷者が続出した中盤の軸として活躍し、存在感を出しています。

 

2019年夏にPSGからフリーで加入すると、在籍3シーズン半で公式戦145試合に出場し、11得点8アシストを記録。

今シーズンもW杯中断前までリーグ戦11試合に出場し、3得点2アシストを記録しています。

万能性の高さから、システムの変更にも対応でき、コンスタントに出場を重ねています。

 

ユベントスとの契約は今シーズン終了後に満了し、この夏ではマンチェスター・ユナイテッドへの移籍が合意に達していたとも報道されていましたが、給与面で隔たりがあり交渉は決裂。

しかし、ここまでのリーグ戦またW杯での活躍から、条件面でやや優位に立つプレミアリーグへの移籍が有力視されています。

ニューカッスルの中盤に不足している創造性を補う貴重な存在として期待でき、インサイドハーフやLWGでの起用もありそうですね。

噂されている他の移籍先よりもニューカッスルではより重宝されそうですが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

その他

コーディ・ドラメ(リーズ/イングランドU-21代表)

生年月日:2001年12月8日(21歳)
ポジション:RSB、LSB

身体能力の高さを活かし、攻守に高いパフォーマンスを見せるイングランドU-21代表の若きサイドバックです。

2020年8月にフラムの下部組織からリーズの下部組織に加入、昨シーズンはトップチーム昇格後、前半戦はリーグ戦3試合に出場、後半戦はチャンピオンシップのカーディフにレンタル移籍し、全22試合に先発出場しました。

 

復帰した今シーズンはここまでリーグ戦1試合出場と、リーズのRSBのレギュラーを務めるクリステンセン割って入る活躍を見せるには至っていませんが、第6節ブレントフォード戦では先発起用され、そのポテンシャルの高さは各ビッククラブから注目を集めています。

即戦力だけでなく若手有望株の獲得も積極的に進めているニューカッスルですが、特に注目しているのは、ここまで(12/27現在)リーグ戦全16試合先発出場している32歳のキャプテン、トリッピアーの後継者候補です。

この冬、また来年夏で、将来性豊かなサイドバックを獲得し、世代交代を進めていくことが出来るのか、今後の動向に注目です。

 

 

 

退団が予想される選手

次に、退団が予想される選手を取り上げます。

 

マット・リッチー(元スコットランド代表)

生年月日:1989年9月10日(33歳)
ポジション:RMF、LMF、LSB
移籍先候補:チャンピオンシップのクラブ

2016年夏にボーンマスから当時2部のニューカッスルに加入し、在籍6シーズン半で公式戦通算191試合に出場、24得点33アシストを記録しています。

中盤左右の高い位置だけでなく、5バックの左などでも起用され、豊富な運動量と闘争心溢れる守備対応を見せ、チームを鼓舞するモチベーターとしても活躍していました。

 

昨シーズンもPIF買収前までは、LSBまたLMFとして先発出場していましたが、冬の移籍市場でターゲットバーンが加入したことにより、出場機会が激減し、昨シーズンの第18節マンチェスター・シティ戦以降、わずか2試合の途中出場のみとなってしまいました。

今シーズンもここまで状況は変わらず、わずか2試合(第17節終了時点)の途中出場、出場時間はわずか3分となっています。

33歳とベテランの域に入り、PIF買収後の大型補強の煽りを受けている印象です。

この夏もPIF買収前の主力だった選手たちの移籍が相次ぎ、リッチーマグパイズを後にするのか、今後の動向に注目です。

 

 

ブルーノ・ギマランイス(ブラジル代表)

生年月日:1997年11月16日(25歳)
ポジション:DMF、CMF
移籍先候補:レアル・マドリード、チェルシー

攻撃面では推進力のあるドリブルと正確なパス、守備面では豊富な運動量と強度の高いプレッシングも見せ、攻守両面で輝く中盤の万能戦士です。

2021年の東京オリンピックの金メダル獲得に大きく貢献し、カタールW杯でもブラジル代表にも選出され、2試合に出場しました。

 

大型補強の目玉として、昨シーズンの冬にリヨンから移籍金4000万ポンド(約65億円)で加入し、リーグ戦17試合に出場し5得点1アシストを記録、今シーズンも昨シーズンの勢いそのままに、アンカーとしてリーグ戦13試合に出場すると3得点3アシストを記録、ニューカッスルの主力として欠かせない存在となっています。

 

そんなブルーノ・ギマランイスですが、ここまでの活躍により、レアル・マドリードをはじめ、欧州のビッククラブの注目を集める存在となっています。

アシュワースSDは「ブルーノのことは絶対に売りたくない!彼はトッププレーヤーであり、この旅において本当に重要な役割を果たす選手だ。」とコメントし、基本的には非売品のスタンスを保っています。

しかし、FFP(ファイナンシャル・フェア・プレー)に抵触する恐れから、収支を均一に保つため、放出に動く可能性もわずかながらあります。

ニューカッスルは、年俸などを含め、待遇改善できる財力はありますが、ブルーノ・ギマランイスがこの先も残留するためには、ニューカッスルがビッククラブとしての価値を持つことが出来るかどうかではないでしょうか。

ブルーノ・ギマランイスの活躍にも期待しつつ、今後の動向にも注目です。

 

 

ミゲル・アルミロン(パラグアイ代表)

生年月日:1994年2月10日(28歳)
ポジション:OMF、RWG、LWG
移籍先候補:アーセナル、マンチェスター・ユナイテッド

推進力のあるドリブルでの突破から、積極的にシュートやパスを放ち、チャンスメイクしていくサイドアタッカーです。

2019年冬にMLSのアトランタ・ユナイテッドから加入し、主にRWGまた攻撃的なMFとして3シーズン半活躍してきました。

 

ただ、3シーズン半でリーグ戦110試合に出場し、わずか9得点と、なかなかファンの期待に応える活躍と結果を残すことは出来ず、放出も噂されていましたが残留して今シーズンを迎えました。

すると今シーズンは、RWGのレギュラーとして、ここまで(第17節終了時点)リーグ戦全16試合に先発出場し、すでに3シーズン半在籍時の合計得点数を超える9得点を上げ、チームのトップスコアラーとなっています。

 

W杯中断から再開後のプレミアリーグ第17節レスター戦でも、右サイドを駆け上がり、連携からカットインしてゴールを奪うなど、よもやの覚醒を見せているアルミロンですが、この活躍により、アーセナルマンチェスター・ユナイテッドなど、ビッククラブの注目を集める存在となっています。

アルミロンニューカッスルの契約は2024年6月末までとなっていますが、契約の中には5800万ポンド(約97億円)のバイアウト条項が組み込まれているようです。

後半戦もこの調子をキープし続ければ、ニューカッスルとしても契約延長に向けてすぐに動いてくることでしょう。

世界的にはまだネームバリューが足りず、ここまでRWGは補強ポイントとなってきましたが、アルミロンが活躍し続け、RWGの定位置を確保し続けることは出来るのか、今後の動向にも注目です。

 

 

ライアン・フレイザー(スコットランド代表)

生年月日:1994年2月24日(28歳)
ポジション:LWG、RWG
移籍先候補:ブレントフォード、サウサンプトン

身長163㎝と小柄ながら、細かいタッチと切れ味鋭いドリブルを駆使し、サイドを切り裂いていくアタッカーです。

シュート精度も高く、カットインから積極的にチャンスメイクしていきます。

プレミアリーグでは、6シーズン半で173試合に出場し、18得点35アシストを記録している実力者です。

 

2020年9月にボーンマスからニューカッスルに加入し、20-21シーズンはリーグ戦18試合に出場、3アシスト、昨シーズンはリーグ戦27試合に出場し2得点3アシストを記録しました。

主力を張っていたボーンマス時代ほどの成績を収めるには至っていませんが、貴重なバックアッパーとして、昨シーズンは左右両ウイングで先発起用される試合も多くありました。

 

しかし、今シーズンはアルミロンのよもやの覚醒により、ここまで(第17節終了時点)リーグ戦は8試合の出場にとどまり、ここ5試合、リーグ戦での出場はありません。

序列としても、アルミロンサン・マクシマンのバックアッパーの域を出るには至らず、新戦力を獲得すれば、さらに序列は低下していくことでしょう。

とはいえ、プレミアリーグでの経験も豊富なアタッカーには、プレミアリーグ勢からの関心も多く、現在ブレントフォードサウサンプトンが獲得に関心を示しているようです。

どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

クリス・ウッド(ニュージーランド代表)

生年月日:1991年12月7日(31歳)
ポジション:CF
移籍先候補:エバートン、リーズ

191㎝の高身長と強靭なフィジカルを駆使し、空中戦とポストプレーの強さを誇るだけでなく、決定力の高さも誇るストライカーです。

2017年夏にバーンリーに加入し、4シーズン連続でプレミアリーグで二桁得点を記録、プレミアリーグ屈指の実力者となっています。

 

昨シーズン、PIF買収後の冬の移籍市場でニューカッスルに加入し、リーグ戦15試合で2得点を記録、二桁得点とはなりませんでしたが、ポストプレーヤーとしての活躍や、カラム・ウィルソンの頼れるバックアッパーとしての活躍も見せてくれました。

しかし、今シーズンはイサクの加入により、W杯中断前のリーグ戦での先発出場は、わずか2試合のみ。

序列もイサクカラム・ウィルソンに次ぐ位置となっており、なかなか厳しい状況に置かれています。

現在はイサクが負傷離脱中で、ウッドの出場機会も増えることが予想されますが、経験豊かなストライカーの獲得に、エバートンリーズが関心を示しているようです。

W杯中断から再開後のリーグ戦第17節のレスター戦では先発起用され、ゴールを奪っていました。

経験豊かなストライカーの存在はとても貴重なものですが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

 

まとめ

いかがでしたか。

 

今回は、2023年冬のニューカッスルの最新移籍情報と補強ポイント狙っていると噂の獲得候補選手退団が噂される選手を取り上げました。

 

ここまでリーグ3位と前半戦で躍進を遂げたニューカッスルの目標は、03-04シーズン以来、20シーズンぶりの“チャンピオンズリーグ出場権獲得”ではないでしょうか。

W杯中断期間から再開直後の第17節レスター戦でも危なげなく勝利し、幸先の良いスタートを切りましたね。

昨シーズン後半戦の戦いぶりを今シーズンもそのまま継続し、ビッククラブの不調もある中でも、ほぼ互角に渡り合い、新たなビッククラブとしての地位を固めようとしています。

ただチャンピオンズリーグ出場権を獲得したとしても、続くシーズンもその強さを保てるかどうか、そこがニューカッスルがプレミアリーグの中心に割って入れるかどうかの真価を問われるポイントになると思いますが、現時点での戦いぶりを継続すれば、イングランドだけでなく、欧州でも脅威となるチームへとなることもできるでしょう。

 

世界一裕福なクラブになったニューカッスルですが、1選手の獲得に、日本円で100億円以上を費やし、マネーゲーム化している近年の欧州の移籍市場において、ビックネームを獲得するのではなく、実力者を見極め、適材適所の堅実な補強を行い、一石を投じています。

昨シーズンの冬、そして今シーズン開幕前も、補強では大きな失敗といえるものはなく、この冬のニューカッスルの補強戦略にも注目が集まります。

02-03シーズンの3位以来の好成績にも期待しつつ、後半戦でニューカッスルがビッククラブとどのような戦いぶりを見せてくれるのか、注目していきましょう!

 

他に気になるチームはありますか?

プレミアリーグ(イングランド)

 

ブンデスリーガ(ドイツ)

 

リーガエスパニョーラ(スペイン)

 

セリエA(イタリア)

 

リーグアン(フランス)

いつもありがとうございます!

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