トッテナム2024夏の最新移籍情報まとめ!補強ポイントや狙ってると噂の獲得候補・退団選手リストも調査!

スパーズファンの皆さん、こんにちは。

 

アントニオ・コンテ前監督のチームに対する痛烈な批判により、チームは空中分解し、リーグ戦8位と大きく低迷した22-23シーズン。

欧州カップ戦出場権を獲得出来なかったことに加え、エースストライカーであり、チームの象徴だったハリー・ケインバイエルン・ミュンヘンに移籍し、23-24シーズンはチームとして大きな転換点となりました。

 

その重要な局面に指揮官として招かれたのは、22-23シーズンまでセルティックを率いていたアンジェ・ポステコグルー監督。

チームスタイルやフォーメーションも前任のコンテ監督から大きく変わり、シーズン開幕前の移籍市場では、マディソンファン・デ・フェンウドジェブレナン・ジョンソンなどを獲得しました。

 

迎えた23-24シーズン、リーグ戦で開幕10試合負けなしと好調な滑り出しを切り、最終ラインからのビルドアップの重視や数的不利の状況でもハイラインを保つなど、ポステコグルー監督の勇敢な采配にも注目が集まり、チームとしてより一層まとまりが強くなってきました。

とはいえ、負傷者が続出した中盤戦はなかなか勝ち点を積み重ねることが出来ず、シーズン終盤戦もビッグクラブ相手に押し込まれ、チャンピオンズリーグ出場権獲得圏内から引き離され、最終的にリーグ5位でフィニッシュし、ヨーロッパリーグ出場権を獲得しました。

 

23-24シーズンは、夏の移籍市場だけでなく、冬の移籍市場でもヴェルナードラグシンを獲得しつつ、ロリスダイアーがチームを後にし、ポステコグルー監督のカラーに沿った選手とそうでない選手の入れ替えが行われてきました。

2024年夏の移籍市場でも、ヨーロッパリーグにも出場するため、選手層を厚くするのはもちろんのこと、ポステコグルー監督のカラーに沿った選手とそうでない選手の入れ替えが続いていくことでしょう。

 

ということで今回は、23-24シーズンは大幅な入れ替えを行い、チームとして新たな形を見せ、再びプレミアリーグの覇権争いに加わろうと意気込むトッテナムの2024年夏

  • 最新移籍情報と補強ポイント
  • 狙っていると噂の獲得候補選手
  • 退団が予想される選手
  • まとめ

の順でお伝えしていきます。

 

他に気になるチームはありますか?

プレミアリーグ(イングランド)

 

ブンデスリーガ(ドイツ)

 

リーガエスパニョーラ(スペイン)

 

セリエA(イタリア)

 

リーグアン(フランス)

 

最新移籍情報と補強ポイント

最新移籍情報

〈加入〉

pos. 選手名 年齢 前所属 移籍形態(移籍金)
DF ジャフェット・タンガンガ 25 ミルウォール ローン契約満了
MF ルーカス・ベルグヴァル※ 18 ユールゴーデン 完全移籍(1000万€、5年契約)
タンギ・エンドンベレ 27 ガラタサライ ローン契約満了
アーチー・グレイ 18 リーズ 完全移籍(4000万£、6年契約)

※2024年2月に獲得合意発表。

 

〈退団〉

pos. 選手名 年齢 移籍先 移籍形態(移籍金)
DF エリック・ダイア― 30 バイエルン・ミュンヘン 契約満了※
ジャフェット・タンガンガ 25 未定 契約満了
ライアン・セセニョン 24 未定 契約満了
MF イヴァン・ペリシッチ 35 ハイドゥク・スプリト 契約満了※
タンギ・エンドンベレ 27 未定 契約解除

※2024年冬の移籍市場でローン移籍し、契約満了後そのまま完全移籍に移行。

 

 

補強ポイント

トッテナムの2024年夏の移籍市場での補強ポイントとして、

  1. CF
  2. DFラインの補充
  3. CMF

が挙げられるでしょう。

 

 

CF

まず補強ポイントに挙げられるのは、1トップを張れるCFではないでしょうか。

 

これまでスパーズの1トップを張ってきたケインが抜けたことにより、23-24シーズンはソン・フンミン、もしくはリシャルリソンが1トップとして起用されてきました。

エースとしてソン・フンミンはリーグ戦17得点を上げ、22-23シーズンはリーグ戦わずか1得点と不振に喘いだリシャルリソンもリーグ戦11得点を上げました。

 

ただ、両者ともウィングや二列目でのプレーを主戦場としてきており、現スカッドの中にも純粋な9番タイプのストライカーはおらず、まずこのタイプのストライカー獲得が望まれるでしょう。

 

 

DFラインの補充

次に、DFラインの補充は不可欠になるでしょう。

 

故障者が1人でも出ると、スパーズのDFラインは大きく影響を受けてしまいます。

特にCBはロメロファン・デ・フェンのどちらかが怪我で離脱することが多く、冬の移籍市場でドラグシンを獲得しましたが、さらにもう一枚確保して、DFラインの強度を維持したいところでしょう。

 

またサイドバックも、右はペドロ・ポロ、左はウドジェで固定され、バックアッパーを務めているエメルソンには移籍の噂もあります。

CBまたサイドバックに問わず、特に選手層を厚くしておきたいポジションですね。

 

 

CMF

最後に補強ポイントに挙げられるのは、CMFです。

 

ポステコグルー監督体制では、ビスマベンタンクールを主軸にしつつ、21歳のサールの台頭という明るい話題もありました。

ただマディソン欠場時は、この3人が同時にスタメン起用されることもあり、ホイビュアにも移籍の噂があることから、長いシーズンを戦う上でCMFも選手層を厚くしておきたいところですね。

 

 

 

狙っていると噂の獲得候補選手

では、挙げられた補強ポイントに沿って、狙っていると噂の獲得候補選手を取り上げます。

 

CF

イヴァン・トニー(ブレントフォード/イングランド代表)

生年月日:1996年3月16日(28歳)
ポジション:CF

ボックス内での強さを発揮し、得点力の高さと安定性を誇るだけでなく、ポストプレーや前線からの献身的な守備でも貢献するストライカーです。

23-24シーズンは賭博規則違反による長期の出場停止により、半分もプレーすることが出来ませんでしたが、存在感を発揮し、EURO2024に臨むイングランド代表メンバー候補にも残っています。

 

2020年9月に当時チャンピオンシップのブレントフォードに加入し、リーグ戦45試合で31得点10アシストを記録し、プレミアリーグ昇格に大きく貢献しました。

昇格後も2021-22シーズンはリーグ戦33試合で12得点5アシスト、2022-23シーズンはリーグ戦33試合で20得点4アシストと活躍し、2023年3月にはイングランド代表デビューも果たしました。

 

23-24シーズンは、2023年5月に計232件の賭博行為で有罪となり、8カ月の出場停止処分を受け、2024年1月に処分が解け、リーグ戦17試合に出場し、4得点2アシストを記録しました。

2024年冬の移籍市場では、まだ出場停止処分が解けていなかったものの、ブレントフォードは6000万ポンド(約110億円)程度のオファーが届けば、トニー放出を容認する姿勢でした。

 

しかし、2024年冬での移籍は実現せず、トニーブレントフォードとの契約も2025年6月末までとなり、契約満了後のフリーでの退団を避けるため、移籍金を3000~4000万ポンド(約57~76億円)に引き下げているようです。

トニー獲得にはトッテナムの他、チェルシーアーセナルマンチェスター・ユナイテッド、ウェストハムなどが関心を示しているようです。

 

ブレントフォードトーマス・フランク監督も、「トニーがおそらくこの夏売却されることは明白だ。」とコメントしています。

トニーのようなストライカーが前線に大きく構えていれば、ウィングや2列目の選手たちを活かす働きも計算でき、攻撃力アップも期待できますが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

サンティアゴ・ヒメネス(フェイエノールト/メキシコ代表)

生年月日:2001年4月18日(23歳)
ポジション:CF

フィジカルと体幹の強さを活かしたポストプレーや、DFラインの駆け引きからの抜け出しの巧さも光る注目の若手ストライカーです。

ボールに食らい付く熱さや鋭い嗅覚を前面に出し、パワフルな左足からのシュートやヘディングなど多彩なフィニッシュワークを持っています。

 

元メキシコ代表MFクリスティアン・ヒメネスを父親に持ち、アルゼンチンのブエノスアイレスで生まれ、その後母国メキシコのクルス・アスルの下部組織からトップチームデビューを果たし、在籍約3シーズンで公式戦通算105試合に出場し、21得点11アシストを記録しました。

22-23シーズン開幕前に移籍金400万ユーロ(約5億9000万円)の4年契約でフェイエノールトに加入すると、1トップのレギュラーを務め、エールディビジで32試合に出場し、15得点3アシストを記録し、6シーズンぶりのリーグ優勝に大きく貢献しました。

 

23-24シーズンも、リーグ戦30試合でチームトップの23得点を上げ、チームのエースストライカーとしての立場を確立させています。

フェイエノールトとの契約は2027年6月末まで残っていますが、22-23シーズンより得点数を伸ばし、成長著しいヒメネスに対しては、欧州各国の強豪クラブからの注目が集まっています。

 

フェイエノールトヒメネス売却には前向きな姿勢のようで、現在の市場価値の4500万ユーロ(約76億4000万円:TransferMarkt調べ)程度で取引が進むとされています。

トッテナムは、2023年11月からヒメネスのモニタリングを続けており、ポステコグルー監督のお気に入りであるとも報道されています。

 

まだ23歳と若く、獲得候補として報道されているストライカーの中では比較的安価で獲得出来るところも大きいかもしれません。

フェイエノールトでは日本代表FW上田綺世の前に立ちはだかってきたヒメネスですが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

DFラインの補充

トシン・アダラビオヨ(フラム/元イングランドU-19代表)

生年月日:1997年9月24日(26歳)
ポジション:CB

196㎝の高身長を武器に空中戦での強さを誇り、身体能力の高さを生かした対人守備の強さを前面に出していくCBです。

足元の技術の高さもあり、正確なロングフィードでチャンスメイクし、ビルドアップ面での貢献度の高さもあります。

 

マンチェスター・シティの下部組織出身で、2016年8月に18歳でトップチームデビューを果たしましたが、その後はマンチェスター・シティで出場機会を得ることが出来ず、WBAブラックバーンへのレンタル移籍を経て、2020年10月にフラムに完全移籍をしました。

加入1年目の20-21シーズンからCBの定位置を確保し、在籍4シーズンで公式戦132試合に出場し、チームの主軸として活躍してきました。

 

しかし23-24シーズンは、ディオプバッシーらとの競争や怪我による離脱もあり、フラム加入後最少のリーグ戦20試合の出場にとどまりました。

アダラビオヨフラムとの契約は2024年6月末までとなり、フラムは契約延長を目指してきましたが、アダラビオヨ本人が拒否し、マルコ・シウバ監督も新シーズンのチームには「おそらくいない」とコメントしています。

 

プレミアでの実績も十分で、26歳と脂の乗った年齢のCBをフリーで獲得出来るということもあり、プレミアリーグのビッグクラブだけでなく、国外のクラブも獲得に関心を示しています。

ビッグクラブとの争奪戦になりそうですが、トッテナム加入が実現すれば、CBの層をさらに厚くすることが出来るでしょう。

 

アダラビオヨ本人はビッグクラブへのステップアップを希望していますが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

カイル・ウォーカー=ピータース(サウサンプトン/元イングランド代表)

生年月日:1997年4月13日(27歳)
ポジション:RSB、LSB

スピードに乗り、推進力の強いドリブル突破で一気にサイドを攻め上がっていく積極的な攻撃参加が魅力のサイドバックです。

守備面でも、身体能力の高さを活かしたアグレッシブな対人守備を見せ、左右両サイドに対応できるユーティリティ性もあります。

 

トッテナムの下部組織で育ち、2017年8月に20歳でトップチームデビューを果たしました。

トッテナムでは定位置を確保することが出来ませんでしたが、2020年1月にサウサンプトンに加入するとRSBの定位置を確保し、主軸として活躍しています。

 

23-24シーズンはチャンピオンシップで43試合にスタメン出場し、RSBだけでなくLSBや攻撃的な高い位置など、様々なポジションで起用されました。

サウサンプトンで定位置を確保し、プレミアリーグ復帰の可能性も残っているウォーカー=ピータースですが、サウサンプトンとの契約は2025年6月末までと、残り1年を切ろうとしています。

 

その能力の高さやユーティリティ性も評価され、多くのプレミアリーグのクラブも獲得に関心を示してきましたが、下部組織を過ごしたトッテナムも再びウォーカー=ピータース獲得に動きだしているようです。

両サイドこなせるユーティリティ性だけでなく、ホームグロウン枠を満たす上で、ウォーカー=ピータースポステコグルー監督からも高く評価されているようです。

 

サウサンプトンで大きく成長し、2019-20シーズン以来、4シーズン半ぶりのスパーズ復帰となるのか、今後の動向に注目です。

 

 

CMF

コナー・ギャラガー(チェルシー/イングランド代表)

生年月日:2000年2月6日(24歳)
ポジション:CMF、DMF、OMF

ピッチを縦横無尽に走り回る運動量を誇り、正確なパスの供給やスペースへの動き出しなどで積極的にチャンスメイクしていくだけでなく、献身的にプレッシングをかける守備面での貢献も光るボックス・トゥ・ボックス型のCMFです。

メンバーに選出されたものの出場しなかったカタールW杯以降も、イングランド代表メンバーに継続的に招集され、EURO2024での活躍も期待されています。

 

チェルシーの下部組織出身で、チャールトンスウォンジーと2部のクラブにレンタル移籍され、20-21シーズンはWBAにレンタル移籍し、自身初のプレミアリーグの舞台で30試合に出場し、クラブの年間最優秀選手に選出されました。

21-22シーズンはクリスタル・パレスで34試合で8得点3アシストと活躍し、イングランド代表に初招集されるなど充実したシーズンを送りました。

 

そして22-23シーズンからはチェルシーに復帰し、在籍2シーズンで公式戦95試合に出場し、特に23-24シーズンは、リーグ戦は警告2枚による1試合の出場停止を除く全37試合でスタメン出場し、ゲームキャプテンを務め、苦しい状況の中でもチームを牽引しました。

2024年冬の移籍市場では、トッテナムギャラガー獲得に乗り出していましたが、チェルシーが移籍金として5000万ポンド(約94億8000万円)を要求したため、獲得を実現しませんでした。

 

とはいえギャラガーチェルシーとの契約は2025年6月末までとなっており、契約延長交渉は難航し、契約満了まで残り1年を切るこの夏の移籍市場での放出の可能性も高くなっています。

この夏の移籍市場では、トッテナムをはじめ、チャンピオンズリーグ出場権を獲得したアストン・ヴィラウェストハムなどが、ギャラガー獲得に動きだすとされています。

 

ギャラガーを重要な戦力だと強調してきたポチェッティーノ監督もリーグ戦終了後、双方合意の上で契約解除に至ったこともあり、移籍に向けて動いているのかもしれません。

プレースタイルだけでなく、24歳とまだ若いながらもキャプテンシーを発揮してきたギャラガーの加入も期待したいところですが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

アマドゥ・オナナ(エバートン/ベルギー代表)

生年月日:2001年8月16日(22歳)
ポジション:DMF、CMF

195㎝のフィジカルと長い手足を生かしたボール奪取能力に定評があるベルギー代表の次世代を担うダイナミックなCMFです。

左右両足遜色なく使え、パス精度も高く、推進力の高いドリブルや精度の高いミドルシュートで積極的に攻撃参加していき、攻守において万能性の高さも光ります。

 

ハンブルガーSVリールでは主軸として活躍し、22-23シーズンからはエバートンに加入し、リーグ戦33試合に出場しました。

23-24シーズンもリーグ戦30試合に出場し、堅守とハードワークを売りとするショーン・ダイチ監督の下、中盤で強度を発揮するプレーを見せました。

 

2022年6月に初招集されたベルギー代表では、2022年カタールW杯にも2試合出場し、EURO2024のベルギー代表メンバー入りも期待されています。

エバートンでは主軸としての立場を確立しているオナナですが、財政難問題を抱えているエバートンは莫大な移籍金を見込めるオナナの放出に動く可能性も高くなっています。

 

エバートンダイチ監督も、「誰かを売る可能性が高い」とコメントし、オナナ売却を示唆しており、トッテナムだけでなく、チェルシーバイエルン・ミュンヘンなどが獲得に関心を示しているようです。

エバートンとしては、オナナ獲得の移籍金として最低でも5000万ポンド(約92億円)以上を要求する姿勢のようです。

 

23-24シーズン終盤に見せたCMF3枚を起用するフォーメーションにおいて、オナナが加入すれば、攻守において一気に強度が増していくでしょう。

起用法にも注目が集まりますが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

 

退団が予想される選手

次に、退団が予想される選手を取り上げます。

 

エメルソン・ロイヤル(ブラジル代表)

生年月日:1999年1月14日(25歳)
ポジション:RSB、RMF、CB
移籍先候補:バイエルン・ミュンヘン、ミラン、ユベントス

豊富な運動量と巧みなテクニックを駆使し、推進力のあるドリブル突破でサイドから積極的な攻撃参加を見せるサイドバックです。

フィジカルの強さを活かした対人守備も魅力の一つで、攻守において強さとダイナミックさを見せます。

 

2021年夏の移籍市場終了間際、バルセロナから完全移籍で加入し、加入1年目の21-22シーズン、ヌーノ体制では4バックの右サイドバック、コンテ体制では右ウイングバックとして起用され、リーグ戦31試合に出場しました。

翌22-23シーズンは、コンテ前監督の下、RWBのファーストチョイスとして起用され、公式戦36試合に出場しました。

 

しかしポステコグルー監督が就任した23-24シーズン、4バックのRSBのファーストチョイスはペドロ・ポロになり、エメルソンはベンチメンバーに降格となってしまいました。

それでも、RSBだけでなく不慣れなLSBやCBにも対応し、怪我人続出の苦しい状況の中でもチームを支えてきました。

 

ただ、2600万ポンド(約40億円)の移籍金に見合ったパフォーマンスを加入時から今まで見せているとは言い切れず、同時期にエメルソンより安い移籍金でアーセナルに加入した富安との比較になり、パフォーマンスの不安定さに対する不満も大きくなっています。

2024年冬の移籍市場ではサウジアラビアリーグからの関心も寄せられたものの、移籍は実現しませんでしたが、シーズン通して序列を変えることは出来ず、この夏での退団が有力視されています。

 

エメルソン獲得には、キミッヒの代役としてバイエルン・ミュンヘンが獲得に動いている他、ミランユベントスも獲得に向けて動いているようです。

またトッテナムエメルソンの移籍金として、2900万ユーロ(約49億円)程度を見込んでいるようです。

 

23-24シーズンは不慣れなポジションでの起用もありつつ、献身的なプレーを見せてくれたエメルソンですが、このままチームを去ることになるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

ライアン・セセニョン(元イングランドU-21代表)

生年月日:2000年5月18日(24歳)
ポジション:LMF、LSB、LWG
移籍先候補:ニューカッスル

巧みな足技を駆使し、緩急に富んだドリブル突破で左サイドを切り裂いていき、精度の高いクロスを供給するなど、チャンスメイクしていくアタッカーです。

かつてはトッテナムOBの元ウェールズ代表MFギャレス・ベイルとも比較され、「世界トップクラスのLSBになる逸材」とも称されていました。

 

フラムの下部組織で育ち、2016年8月に16歳でトップチームデビューを果たすと、フラムでは在籍3シーズンで公式戦120試合に出場し、25得点18アシストを記録し、10代ながら主軸として活躍しました。

2019年8月、フラムから6年契約でトッテナムに加入しましたが、加入1年目の19-20シーズンはリーグ戦わずか6試合の出場にとどまり、翌20-21シーズンはホッフェンハイムにローン移籍しました。

 

復帰した21-22シーズンは、途中就任したコンテ監督の下、LWBで起用されることも多くなり、徐々にトッテナムでのプレー時間を増やしてきました。

しかし23-24シーズンは、プレシーズンで左ハムストリングを負傷し、手術に踏み切ったことにより、前半戦を棒に振りました。

 

2024年に入り実戦復帰したものの、2月17日に行われたプレミアリーグ2のウェストハムU-21戦で今度は右のハムストリングを負傷し、1シーズンで左右両方のハムストリングを手術してしまいました。

トッテナムとの契約は延長オプション込みの6年契約となっていますが、延長オプションを行使せず、2024年6月末で契約満了し、退団するのではないかとされています。

 

現時点ではニューカッスルへの移籍が有力視されていますが、ハムストリングの故障は癖になっており、稼働率が低いままでは新天地でも苦しくなるでしょう。

かつて「世界トップクラスのLSBになる」と評されていたセセニョンは、その才能を発揮することが出来るのか、今後の動向に注目です。

 

 

ピエール=エミル・ホイビュア(デンマーク代表)

生年月日:1995年8月5日(28歳)
ポジション:DMF、CMF
移籍先候補:ユベントス、アトレティコ・マドリード

粘り強く強度の高い守備を持ち味としつつ、足元の技術の高さやパス精度の高さもあり、豊富な運動量でピッチを駆け回り、攻守両面で貢献度が高いCMFです。

闘志を前面に出したプレーでチームを鼓舞するキャプテンシーの高さもあり、チームでも厚い信頼を寄せられています。

 

2013年にバイエルン・ミュンヘンでプロデビューを果たし、大きな期待を寄せられていたものの、バイエルンでは十分な出場機会を得ることが出来ず、アウグスブルクシャルケへのローン移籍を経て、2016年7月にサウサンプトンに加入しました。

サウサンプトン加入後は在籍4シーズンで公式戦134試合に出場し、主軸として活躍すると、2020年8月に当時の指揮官モウリーニョの強い獲得要請により、トッテナムに加入しました。

 

トッテナム加入後は、3シーズン連続でリーグ戦35試合以上出場し、モウリーニョコンテといった世界を代表する名将からの厚い信頼を得て、ボランチの一角としての不動の地位を築いていました。

しかし、ポステコグルー監督就任後は、ボランチにビスマサールが起用されるようになり、23-24シーズンはリーグ戦36試合に出場したものの、スタメン起用はわずか8試合にとどまり、大幅にプレー時間を減らしてしまいました。

 

現チーム内のCMFの序列も、ビスマベンタンクールサールに次ぐ立ち位置と低く、トッテナムとの契約も2025年6月末までと1年を切ろうとし、この夏での移籍も囁かれています。

2024年冬の移籍市場ではユベントスへの移籍も噂されましたが実現せず、シーズン通して序列も変化しなかったことから、この夏も多くのクラブがホイビュア獲得に乗り出してくることでしょう。

 

離脱者続出の状況の中で、精神的支柱の役割を果たしたホイビュアの存在は大きく、新シーズンでの活躍も期待したいところですが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

ジオバニ・ロ・チェルソ(アルゼンチン代表)

生年月日:1996年4月9日(28歳)
ポジション:OMF、CMF、RMF
移籍先候補:ラ・リーガ方面

足元の技術の高さを活かし、中盤で冷静にパスを捌いていくだけでなく、隙を突いて推進力の強いドリブル突破やシュートなどで積極的にゴールを狙っていく左利きのCMFです。

中盤なら中央やサイド、高い位置や低い位置にこだわらず、どこでも求められるプレーを発揮する万能性の高さも兼ね備えています。

 

2016年夏にロサリオからパリ・サンジェルマンに加入し、2017-18シーズンはウナイ・エメリ監督の下、リーグ戦33試合に出場しましたが、エメリ監督退任後は序列を落とし、ベティスでのプレーを経て、2019年8月からトッテナムでプレーしています。

トッテナム加入後、2019-20シーズンはリーグ戦28試合に出場し、モウリーニョ監督からも高い評価と信頼を得ていましたが、21-22シーズン途中のコンテ監督就任後は出場機会を得ることが出来ませんでした。

 

21-22シーズン途中からPSG時代の恩師エメリ監督率いるビジャレアルに1年半レンタルで加入し、21-22シーズンのチャンピオンズリーグでのベスト4進出など、チームに貢献する活躍を見せました。

23-24シーズンからはトッテナムに復帰し、ポステコグルー監督の下、プレシーズンマッチでゴールを上げるなどアピールし、リーグ戦では第13節アストン・ヴィラ戦、第14節マンチェスター・シティ戦で2試合連続スタメン起用され、ゴールも決めていました。

 

しかし2024年に入ってからはベンチメンバーに戻り、スタメン起用は無く、23-24シーズンはリーグ戦22試合の出場に終わりました。

加入1年目の2019-20シーズンのリーグ戦28試合に次ぐリーグ戦での出場試合数となったものの、本職の攻撃的MFではマディソンに後れを取り、CMFでも大きなインパクトを残せていません。

 

ポステコグルー監督もロ・チェルソに対する評価は決して低くはないですが、出場機会が限られている現状を受け、トッテナムは獲得オファーが届けば耳を傾けていくようです。

具体的なクラブ名は挙がっていないものの、実績十分なラ・リーガ方面の移籍が有力視されていますが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

ブライアン・ヒル(元スペイン代表)

生年月日:2001年2月11日(23歳)
ポジション:LWG、RWG、OMF
移籍先候補:フェイエノールト

スピードに乗りつつも、足元に吸い付くような繊細なボールタッチを駆使し、緩急に富んだドリブルで相手ゴールに迫っていくレフティーアタッカーです。

2021年3月にはスペイン代表デビューも果たし、EURO2020には出場しなかったものの、東京オリンピックに出場し、銀メダルを獲得したスペイン代表として活躍しました。

 

セビージャの下部組織で育ち、20-21シーズンにエイバルへローン移籍すると、リーグ戦28試合で4得点3アシストとブレイクし、2021年夏にトッテナムへ完全移籍し、一気にステップアップを果たしました。

しかしトッテナム加入後はなかなか出場機会を得ることが出来ず、21-22シーズンの後半戦はバレンシア、翌22-23シーズンの後半戦は古巣セビージャにローン移籍しました。

 

23-24シーズンは、シーズン通してトッテナムに在籍したものの、リーグ戦11試合とそこまで大きく状況は変わらず、スタメン起用はわずか2試合にとどまりました。

ヒル自身も、フィジカルの強度や試合展開の速さなど、プレミアリーグのリズムへの適応に苦戦し、食事の変更や意識改革などで、トッテナムでのプレー機会を得ようと模索しましたが、なかなかうまくいっていません。

 

トッテナムでの在籍3シーズンでの出場時間(435分)も、バレンシア(754分)、セビージャ(920分)へのわずか半年のローン移籍期間中より少なく、契約は2026年6月末まで残っていますが、この夏での放出へ向かっているようです。

現在、フェイエノールトヒル獲得に動きだしており、クラブのテクニカル・ディレクターであるデニス・デ・クローゼ氏もヒル獲得に動いていることを公言しています。

 

トッテナムではほとんど持ち味を出すことは出来なかったものの、まだ23歳と若く、これからの活躍も大きく期待されています。

新天地でラ・リーガ時代の輝きを出すことが出来るのか、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

リシャルリソン(ブラジル代表)

生年月日:1997年5月10日(27歳)
ポジション:CF、LWG、RWG
移籍先候補:アル・ヒラル

高い身体能力とフィジカル、スピード、シュート力を武器に、ドリブルで自ら持ち込んだり、セットプレーからヘディングで合わせるなど、様々な得点パターンを持つストライカーです。

ウィングだけでなく、セカンドトップやセンターフォワードにも対応可能で、豊富な運動量で献身的な働きも見せます。

 

エバートンでは在籍4シーズンで公式戦通算152試合に出場し、53得点14アシストを上げ、うち3シーズンはリーグ戦二桁得点を記録していました。

決定力の高さを見せてきたエバートン時代の活躍を受け、2022年夏に移籍金5800万ユーロ(約81億2000万円)でトッテナムに加入し、ソン・フンミンケインの負担を軽減させる存在として期待が寄せられていました。

 

しかし22-23シーズンはリーグ戦27試合に出場し、わずか1得点のみと低迷し、チーム不調の一因として非難を浴びることも多くありました。

23-24シーズンは、開幕は不調に苦しんだものの、2023年12月から2024年2月にかけてのリーグ戦8試合では9得点と爆発し、リーグ戦で二桁得点に乗せ、エバートン時代の輝きを取り戻しました。

 

しかし、リシャルリソンに対しては2024年冬の移籍市場から、サウジアラビアからの強い関心が寄せられ、純粋な9番タイプのストライカーの獲得を目指すトッテナムはオファー次第では放出に動く可能性もあるようです。

ポステコグルー監督もリシャルリソンに対して強い信頼を示していますが、怪我による稼働率の低さも否めず、補強費用捻出のために放出するかもしれません。

 

大きな期待を寄せられていたものの、結果を残せず、うつ病にも苦しんだ22-23シーズンから見事に挽回し、23-24シーズンは復活の兆しを見せました。

24-25シーズンこそは完全復活が期待されるリシャルリソンですが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

 

まとめ

いかがでしたか

 

今回は、2024年夏のトッテナムの最新移籍情報と補強ポイント狙っていると噂の獲得候補選手退団が噂される選手を取り上げました。

 

ケインという大黒柱を失い、苦しい戦いぶりが予想されていた23-24シーズンですが、ポステコグルー監督が進めるスタイルがチームに浸透し、ファンを惹きつける戦いぶりを見せてくれました。

またキャプテンのソン・フンミンが「人としても、コーチとしても素晴らしい。彼以上の話し方はない。」と語るなど、コミュニケーションを重視するポステコグルー監督の求心力の高さもあり、スパーズは戦う集団として進化しています。

 

ただ負傷者が続出したり、数的不利になった状況でも、前がかりな作戦を推し進め、相手に隙を突かれ、勝ち点を取りこぼすことも多く、24-25シーズンはその影響を最小限にとどめることが出来れば良いですね。

シーズン終盤のリーグ戦で対戦したマンチェスター・シティグアルディオラ監督も、ポステコグルー監督に触れ、「将来的には信じられないほどのチームになる」と高く評価しています。

 

24-25シーズンはどんなチームへと進化を遂げていくのか、そしてトップ戦線に加わっていくことが出来るのか、この夏の移籍市場での動きは大きなカギとなるでしょう。

 

他に気になるチームはありますか?

プレミアリーグ(イングランド)

 

ブンデスリーガ(ドイツ)

 

リーガエスパニョーラ(スペイン)

 

セリエA(イタリア)

 

リーグアン(フランス)

いつもありがとうございます!

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