バルセロナ2024夏の最新移籍情報まとめ!補強ポイントや狙ってると噂の獲得候補・退団選手リストも調査!

バルセロナファンの皆さん、こんにちは。

 

レヴァンドフスキハフィーニャクンデなど獲得した超大型補強に加え、ラ・リーガ最少失点(20点)を誇った守備陣の堅さも際立ち、2018-19シーズン以来4シーズンぶりのラ・リーガ制覇を成し遂げた22-23シーズン。

財政難問題がつきまとい、大金を費やすことは出来ないものの、マンチェスター・シティからドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンアスレティック・ビルバオからスペイン代表DFイニゴ・マルティネスをフリーで獲得し、移籍市場終了間際にはアトレティコ・マドリードからポルトガル代表FWジョアン・フェリックスマンチェスター・シティからポルトガル代表DFジョアン・カンセロをローンで獲得しました。

 

ラ・リーガ連覇を目指した23-24シーズン、中堅クラブとの対戦での取りこぼしも多く、得点力不足に苦しみ、昨シーズンのような守備の堅さもやや綻びが見られ、最大のライバル、レアル・マドリードに勝ち点差10pt以上つけられ、早々とリーグ優勝を決められてしまいました。

また2シーズン連続でグループステージ敗退に終わったチャンピオンズリーグでは、グループステージではグループステージを突破し、ベスト16でナポリを破り、準々決勝では1stレグでパリ・サンジェルマンに勝利しましたが、ホームで迎えた2ndレグで敗れ、ベスト8敗退となってしまいました。

 

とはいえ、22-23シーズンはカンテラ出身の希望の星が多く出てきましたね。

9月にスペイン代表に初招集された16歳のラミン・ヤマル、ラ・リーガ第10節アスレティック・ビルバオ戦でトップチームデビューを果たし、いきなりゴールを上げた17歳のマルク・ギウ、23-24シーズンからトップチームに昇格した20歳のフェルミン・ロペス、そして2024年に入ってからトップチームデビューを果たし、一気に主軸に定着したパウ・クバルシなど、本当に多かったですね。

 

一時は23-24シーズン終了後の退任を表明していたシャビ監督も、退任表明後の公式戦13試合で無敗をキープし、退任表明を撤回し、24-25シーズンも指揮を執ることになりました。

この夏の移籍市場でも財政難問題はつきまとい、安価もしくはフリーで獲得出来る選手の獲得が中心になりそうですが、ペドリガビを軸とした新世代を中心とし、10年強さを誇る新たなバルセロナを築き上げてほしいですね。

 

ということで今回は、カンテラからの逸材が台頭し、欧州のトップに再び返り咲こうとしているバルセロナの2024年夏

  • 最新移籍情報と補強ポイント
  • 狙っていると噂の獲得候補選手
  • 退団が予想される選手
  • まとめ

の順でお伝えしていきます。

最新移籍情報と補強ポイント

最新移籍情報

〈加入〉

pos. 選手名 年齢 前所属 移籍形態(移籍金)

 

〈退団〉

pos. 選手名 年齢 移籍先 移籍形態(移籍金)

 

 

補強ポイント

バルセロナの2024年夏の移籍市場での補強ポイントとして、

  1. DMF
  2. 攻撃的MF
  3. CBの整理

が挙げられるでしょう。

 

 

DMF

やはり中盤の底、アンカーの獲得は、主要ポイントになってくるでしょう。

 

22-23シーズン限りでセルヒオ・ブスケツが退団し、ブスケツ在籍時も後継者となるピボーテの獲得を目指してきましたが、財政難問題もあり、23-24シーズン開幕前にはジローナから元バルセロナオリオル・ロメウを獲得するのにとどまりました。

 

そのオリオル・ロメウですが、開幕当初はスタメン起用されていたものの、中盤戦以降はベンチスタートが主となり、出場機会も限られています。

24-25シーズンも指揮を執るシャビ監督も、アンカーの獲得を最優先事項としているようで、まずはアンカーの獲得に動いてくることでしょう。

 

 

攻撃的MF

次に攻撃的MFの獲得も、補強ポイントとして挙げられます。

 

現スカッド内には、ペドリガビをはじめ、フレンキー・デ・ヨングギュンドアンなど、クリエイティブなタレントが多く揃っています。

ただこの中の誰かが欠場すると、一気にチームの創造性は低くなり、特に23-24シーズンはペドリガビなどは長期離脱し、ほとんどプレーすることが出来ませんでした。

 

ペドリガビがシーズン通して同時出場出来れば申し分ないですが、不測の事態に備えて、WGやトップの位置でも対応できるクリエイティブな攻撃的MFを獲得しておきたいところです。

 

 

CBの整理

最後に補強ポイントとして挙げられるのは、CBです。

 

ここは新戦力を獲得するよりは、余剰戦力の整理に焦点が当てられるでしょう。

現スカッド内のCBは、クリステンセンアラウホイニゴ・マルティネスマルコス・アロンソと比較的揃っており、そこにカンテラからクバルシという超新星も加わってきました。

 

シーズン中盤戦以降は、クリステンセンのアンカー起用という策も打ちましたが、補強費用捻出のためにCBを売りに出す可能性も否定できません。

いずれにせよ、コンバート等含め、何らかの入れ替えが行われるポジションになるでしょう。

 

 

 

狙っていると噂の獲得候補選手

では、挙げられた補強ポイントに沿って、狙っていると噂の獲得候補選手を取り上げます。

DMF

ギド・ロドリゲス(ベティス/アルゼンチン代表)

生年月日:1994年4月12日(30歳)
ポジション:DMF、CMF

圧倒的なフィジカルの強さを活かして、球際の強さやボール奪取能力の高さを発揮し、ファウルすることなく相手の攻撃の芽を摘んでいく守備的MFです。

ポジショニングセンスの高さや切り替えの速さを武器に、中盤の繋ぎ役として存在感を出しています。

 

2014年に母国アルゼンチンの名門リーベル・プレートでキャリアをスタートさせると、メキシコのティファナクラブ・アメリカを経て、2020年1月にベティスに加入しました。

ベティス加入後はボランチの主力に定着し、21-22シーズンの国王杯優勝に貢献し、23-24シーズンは足首の怪我による離脱もありましたが、リーグ戦(第34節終了時点)22試合に出場しています。

 

また2017年にデビューしたアルゼンチン代表でも、29試合のキャリアを重ね、2022年のカタールW杯の代表メンバーにも名を連ね、現在も継続的に招集されています。

しかしギド・ロドリゲスベティスとの契約は2024年6月末までとなっており、現時点では契約延長の発表もなく、23-24シーズン終了後のフリーでの退団が有力視されています。

 

フリーで獲得出来るということもあり、バルセロナはかねてからギド・ロドリゲス獲得に前向きで、2年契約+1年の延長オプションを用意しているようです。

ラ・リーガでの実績も十分である実力者をフリーで獲得出来るのは、かなり大きいですね。

ギド・ロドリゲスの移籍先候補には、他にもナポリユベントスも噂されていますが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

ケフレン・テュラム(ニース/フランス代表)

生年月日:2001年3月26日(23歳)
ポジション:CMF、DMF、LMF

190㎝前後の強靭なフィジカルと足元の技術の高さを武器に、狭い局面でもボールを奪われることなく、推進力の強いドリブルで前線にボールを運んでいくCMFです。

リーチの長さを活かしたタックルでボールを奪い、危機察知能力の高さにも定評があり、2023年3月にはフランス代表にも初招集されました。

 

フランスW杯の優勝メンバーであり、かつてユベントスバルセロナでも活躍したフランス代表DFリリアン・テュラムを父に持ち、兄はインテル所属のフランス代表FWマルクス・テュラムというサラブレットです。

2019年7月にニースに加入し、20-21シーズンから主力に定着し、23-24シーズンはリーグ戦(第31節終了時点)24試合に出場しています。

またフランスU-23代表のメンバーとしても名を連ね、自国開催のパリ・オリンピックでの活躍も期待されています。

 

2023年夏の移籍市場では、リバプールへの移籍も噂されていましたが実現せず、シーズンに入ってからもバイエルン・ミュンヘンユベントスといったビッグクラブからの関心も寄せられています。

バルセロナも守備的MFとして、ケフレン・テュラムの獲得に名乗りを上げていますが、ニースとの契約は2025年6月末まで残っており、移籍金は最低でも3500万ユーロ(約57億円)必要になります。

 

バルセロナとしては、主力CBトディボを売却したことによるニースとの良好な関係や、この夏のステップアップが噂されるトディボの移籍金の20%を受け取れる契約を結んでいることから、ケフレン・テュラム獲得に上手くこぎつけたいようです。

守備的MFだけでなく、インサイドハーフとしても、ケフレン・テュラムのダイナミックなプレーはバルセロナにとって大きな武器となるでしょう。

 

パリ・オリンピックに臨むフランスU-23代表での活躍も注目されるケフレン・テュラムですが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

攻撃的MF

ベルナルド・シルバ(マンチェスター・シティ/ポルトガル代表)

生年月日:1994年8月10日(29歳)
ポジション:OMF、RWG、CMF

利き足の左足での細かいタッチを駆使したドリブルや、精度の高いパスやシュートでチャンスメイクしていくポルトガル代表の攻撃的MFです。

豊富な運動量でピッチを駆け回り、中盤だけでなく、ウイングや偽9番としても起用され、グアルディオラ監督からも絶大の信頼を勝ち得ています。

 

2017年夏にモナコからマンチェスター・シティに移籍し、在籍7シーズンで公式戦(5/5現在)351試合に出場し、多くのタイトル獲得に貢献してきました。

23-24シーズンもリーグ戦(35試合消化時点)30試合に出場して、5得点6アシストを記録し、主力として活躍しています。

2023年8月には、2026年6月末まで契約延長し、マンチェスター・シティの主力として欠かせない一人となっています。

 

ただベルナルド・シルバはかねてからバルセロナでのプレーを熱望しており、グアルディオラ監督もそれを容認しているようです。

ポルトガル代表のチームメイトであるジョアン・フェリックスも「バルセロナに加わることを熱望している。」とコメントしたと、イギリスメディア「90MIN」が報じています。

 

2023年8月に締結した新契約には、5000万ポンド(約80億円)の契約解除条項が設定されており、バルセロナとしては手が出せない金額ですが、複数の選手の売却により資金を捻出して獲得を目指していくようです。

シャビ監督も、ベルナルド・シルバ獲得が実現した際には、空席となっている背番号10をベルナルド・シルバに託したいと願っているようです。

 

ベルナルド・シルバ獲得には、パリ・サンジェルマンもエムバぺ移籍後の穴埋めとして関心を示しているようですが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

ダニ・オルモ(ライプツィヒ/スペイン代表)

生年月日:1998年5月7日(25歳)
ポジション:OMF、RWG、LWG

足下の技術の高さ、パス精度とシュート精度の高さを併せ持つ攻撃的なMFであり、狭い局面も打開し、フィニッシュワークに繋げていきます。

中盤の高い位置や、トップ下をはじめ前線のポジションなら左右問わず対応できるユーティリティ性も兼ね備え、クラブまた代表では重宝されている存在です。

 

バルセロナの下部組織出身で、ディナモ・ザグレブを経て、2020年1月にライプツィヒに加入後、20-21シーズンはリーグ戦32試合で5得点10アシストを記録しました。

ここ数シーズンは、コンディション不良や怪我での離脱もあり、シーズン通しての活躍は出来ていませんが、ライプツィヒ初のタイトルとなるポカールの優勝にも貢献するなど、チームの中心として活躍しています。

 

23-24シーズンは開幕前のスーパーカップでバイエルン相手にハットトリックを決め、スペイン代表でも継続的に招集され、EURO2024の出場も期待されています。

ダニ・オルモライプツィヒとの契約は、22-23シーズンの時点では2024年6月末までとなっていましたが、22-23シーズン終了後に2027年6月末まで契約を延長しました。

 

新契約の中には、6000万ユーロ(約99億円)の契約解除条項が設定されており、バルセロナにとっては簡単に出せない金額となっています。

しかし、バルセロナデコSDが、ダニ・オルモの代理人とダニ・オルモの父親と接触し、獲得に向けて動きを見せています。

 

バルセロナにとってネックになるのは、高額な契約解除金になりますが、選手の売却による資金捻出や契約解除金の分割支払いなどで、何とか獲得に漕ぎつけたいようです。

複数ポジションに対応できるユーティリティ性も高く、多くのビッグクラブの注目を集めているカンテラーノの帰還は実現するのか、今後の動向に注目です。

 

 

CBの整理

エリック・ガルシア(ジローナ/元スペイン代表)

生年月日:2001年1月9日(23歳)
ポジション:CB、RSB、DMF

身長182㎝とCBとしてはやや小柄なものの、それを補いうる足元の技術の高さとビルドアップ能力の高さを誇り、正確なパスを供給するバルセロナのカンテラ出身のCBです。

足元の技術の高さに比べ、守備強度の低さが指摘されていますが、粘り強さと鋭い読みでボールを奪っていきます。

 

バルセロナのカンテラ出身で、16歳でマンチェスター・シティに移籍し、その後プロデビューを果たし、マンチェスター・シティではグアルディオラ監督から「彼は15人いても構わない」と言わせるほど、ポテンシャルを高く評価しされていました。

しかし、エリック・ガルシア本人の強い希望により、21-22シーズンに古巣バルセロナに復帰し、リーグ戦26試合に出場しましたが、22-23シーズンはクンデクリステンセンの加入やアラウホの台頭などもあり、序列が下がってしまいました。

 

2023年夏の移籍市場終了間際に、ジローナへローン移籍し、CBの主力としてリーグ戦(第34節終了時点)28試合に出場し、ジローナの躍進に大きく貢献しています。

23-24シーズンのラ・リーガでもバルセロナ相手にシーズンダブルを達成するなど、ローン先のジローナで充実した日々を過ごすエリック・ガルシアですが、シーズン終了後はバルサに戻ると明言しています。

 

23-24シーズンのこのローン移籍も構想外ではなく、ファイナンシャル・フェアプレーの問題で起きたものだとエリック・ガルシア自身がコメントし、シャビ監督も残留を希望しているようです。

ただクバルシの台頭もあり、バルセロナに復帰したとしても出場機会を確保出来るとは限らないのが現状でしょう。

 

足元の技術やパス成功率の高さはさすがのものもあり、バルサ復帰後はCBだけでなくアンカーとしての起用など、様々なポジションでのテスト起用もされていくことでしょう。

本人たっての強い希望で古巣バルセロナ復帰を果たし、再び居場所を見出すことが出来るのか、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

 

退団が予想される選手

次に、退団が予想される選手を取り上げます。

 

ロナルド・アラウホ(ウルグアイ代表)

生年月日:1999年3月7日(25歳)
ポジション:CB、RSB
移籍先候補:バイエルン・ミュンヘン、マンチェスター・ユナイテッド

身長188㎝の強靭なフィジカルを活かした対人の強さだけでなく、スピードも身体能力の高さも兼ね備える総合力の高いCBです。

足元の技術の高さもあり、ビルドアップ面でも貢献度が高く、攻守にわたりバルセロナを支えています。

 

2018年8月にバルセロナBに加入し、2019年10月にトップチームデビューを果たすと、20-21シーズンからはCBの一角として起用され始め、21-22シーズンはリーグ戦30試合に出場しました。

22-23シーズンは、負傷による戦線離脱もあったものの、リーグ戦22試合に出場し、クリステンセンと共にCBコンビを組むだけでなく、RSBでも起用され、バルセロナの堅守を支えました。

 

23-24シーズンもリーグ戦(第34節終了時点)24試合に出場し、CBの主軸として活躍するだけでなく、キャプテンマークを巻くことも多くなりました。

ただチャンピオンズリーグ準々決勝パリ・サンジェルマン戦2ndレグでの前半途中での一発退場をはじめ、終盤戦の低調なパフォーマンスから、ファンの多くの批判にさらされています。

 

加えてバイエルン・ミュンヘンマンチェスター・ユナイテッドなどがアラウホ獲得に関心を示しており、クバルシの台頭もあり、財政難問題を抱えているバルセロナとって、アラウホは“アンタッチャブルな存在”ではなくなってきたようです。

特にバイエルン・ミュンヘンは、アラウホ獲得に1億ユーロ(約164億円)を準備しているとの報道もあり、補強費用捻出のために売却に応じる可能性も否定できません。

 

23-24シーズン中盤戦以降は、クバルシとCBコンビを組んでおり、クバルシとともに今後の数シーズンの成長も大きく期待されています。

これからもバルセロナの最終ラインの要としての活躍を期待したいところですが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

セルジ・ロベルト(元スペイン代表)

生年月日:1992年2月7日(32歳)
ポジション:CMF、RSB、DMF
移籍先候補:ジローナ、MLSのクラブ

2011年にトップチームに昇格後、CMFもしくはRSBとして、絶対的な主力ではないものの、バルセロナ一筋で活躍し、チームを支えてきました。

トップチーム昇格直後は“イニエスタの再来”と期待された中盤の選手でしたが、15-16シーズンからはRSBに定着し、視野の広さや攻め上がりの良さを発揮しています。

 

2011年5月にトップチームデビュー後、在籍約13シーズンで公式戦(5/5現在)370試合に出場し、19得点42アシストを記録してきました。

23-24シーズンからは、セルヒオ・ブスケツが退団した後を受け、チームのキャプテンを務め、シャビ監督からも厚い信頼を得ています。

 

しかし、バルセロナとの契約は2024年6月末までとなっており、去就が注目されています。

近年は怪我による離脱を繰り返し、23-24シーズンもリーグ戦(第34節終了時点)11試合の出場にとどまっています。

それでもキャプテンとしての働きやポリバレント性も高く評価されており、バルセロナセルジ・ロベルトに対し1年の契約延長を準備していると報道されています。

 

ただジローナバルセロナが準備している1年契約より長い期間の契約を準備して、フリーで獲得するための準備を進めているとの報道も出ています。

ジローナにとっては、初のチャンピオンズリーグ出場に向けて、経験値の高いベテランを獲得するのは大きいかもしれませんね。

また移籍先候補としては、具体的な名前はでていないものの、MLSのクラブも挙げられているようです。

もう1年契約延長か、それともフリーでの退団となるのか、どうなるでしょうか、注目です。

 

 

マルコス・アロンソ(元スペイン代表)

生年月日:1990年12月28日(33歳)
ポジション:LSB、LMF、CB
移籍先候補:アトレティコ・マドリード

身長188㎝の大柄な体格を生かし、対人守備や空中戦での強さを誇るLSBです。

攻撃面でも正確なパスやクロスでチャンスメイクしていき、CBでも対応できるユーティリティ性もあります。

 

レアル・マドリードの下部組織出身で、プレミアリーグやセリエAでのプレーを経て、2016年夏にチェルシーに加入し、在籍6シーズンで公式戦212試合に出場し、29得点23アシストを記録しました。

しかし、チルウェルククレジャの加入もあり、徐々に出場機会が減少し、2022年夏の移籍市場終了間際にチェルシーとの契約を解除し、フリーでバルセロナに加入し、22-23シーズンはリーグ戦24試合に出場し、LSBだけでなく、CBでも起用されました。

 

しかし、23-24シーズンは公式戦(5/5現在)わずか8試合の出場にとどまり、序列が大きく低下しています。

23-24シーズンはCBに同じ左利きのイニゴ・マルティネスが加入しただけでなく、クバルシが台頭したこともあり、ベンチスタートが定位置となっています。

 

また2023年12月には、慢性的な腰の怪我に悩まされ、手術に踏み切ったことにより、3ヵ月近く戦線を離脱していました。

契約も2024年6月末までとなり、バルセロナも契約延長しない方向で、23-24シーズン終了後に契約満了での退団が有力視されています。

 

現時点では、マルコス・アロンソの移籍先として、ラ・リーガの覇権を争うライバルのアトレティコ・マドリードが有力視されています。

23-24シーズンは苦境に置かれているたマルコス・アロンソは、どんな決断を下すのか、今後の動向に注目です。

 

 

フレンキー・デ・ヨング(オランダ代表)

生年月日:1997年5月12日(26歳)
ポジション:CMF、DMF
移籍先候補:バイエルン・ミュンヘン、パリ・サンジェルマン、チェルシー

世界屈指のドリブルテクニックとパスセンスを持ち、中盤でチャンスメイクしていく司令塔です。

守備面での泥臭さも見せつつ、戦術眼やサッカーIQの高さもあり、中盤では高い位置でも低い位置でも対応できる万能型プレーヤーでもあります。

 

2019年夏にアヤックスから移籍金7500万ユーロ(約96億4000万円)で加入後、主力として活躍し、ペドリガビと共にこれからのバルセロナの中盤の軸となる存在として期待され、在籍5シーズンで公式戦(5/5現在)213試合に出場し、17得点21アシストを記録しています。

23-24シーズンは、リーグ戦開幕6試合連続でスタメン起用され、攻守にわたり中盤を引き締めるプレーを見せていましたが、足首の負傷による離脱を繰り返し、リーグ戦(第34節終了時点)20試合の出場にとどまっています。

 

さらに財政難問題を抱えるバルセロナの中で、各ビッククラブから関心を寄せられ、多額の移籍金を見込めるデ・ヨングは、常に移籍の報道が付きまとってきました。

こうした現状を受け、デ・ヨングもチャンピオンズリーグベスト16のナポリ戦の前には、メディアに対して「正直かなりイライラしている」と苦言を呈し、改めてクラブ愛を強調していました。

 

ただチームトップの2480万ユーロ(約30億円)の高額年俸を受け取っているデ・ヨングは、財政難に苦しむチームにとっても、かなり負担が大きいことは事実であり、オファー次第では売却を受け入れる可能性も高いでしょう。

現時点でデ・ヨングの移籍先候補としては、バイエルン・ミュンヘンパリ・サンジェルマンチェルシーの名前が挙げられています。

 

デ・ヨング自身は強いクラブ愛を抱いているものの、その思いとは裏腹に資金難に苦しむチームにおいて、高額な資金を得られる存在として注目が集まっています。

デコSDはデ・ヨングの移籍を否定していますが、どうなるでしょうか。今後の動向に注目です。

 

 

ジョアン・カンセロ(ポルトガル代表)

生年月日:1994年5月27日(29歳)
ポジション:RSB、LSB、RMF
移籍先候補:マンチェスター・シティ復帰後、他チーム移籍

高い攻撃性能を武器に、マンチェスター・シティではグアルディオラ監督の下で、偽サイドバックのポジションでのプレー“カンセロロ―ル”を確立した世界屈指の攻撃的サイドバックです。

右両サイド問わず、ドリブルでの突破や神出鬼没な動きでビルドアップの参加や攻撃に絡み、相手チームの脅威となってきました。

 

2019年8月にユベントスからマンチェスター・シティに加入し、グアルディオラ監督の下、偽サイドバックなどの役割を果たし、守備対応の甘さを覆い隠すような攻撃性能の高さを見せてきました。

しかし、22-23シーズン途中から、システム変更によりベンチスタートが多くなり、序列が下がると、グアルディオラ監督と衝突し、22-23シーズンの冬の移籍期間でバイエルン・ミュンヘンにローン移籍しました。

 

バイエルン・ミュンヘンでは定位置確保には至ず、買取OPを行使せずにシーズン終了後にマンチェスター・シティ復帰しましたが、構想外の状況もあり、移籍期間終了間際にバルセロナへのローン移籍が決定しました。

バルセロナ移籍後は、左右両サイド問わずバルセロナの重要な攻撃オプションとなり、公式戦(5/5現在)38試合に出場し、主力として活躍しています。

 

ただバルセロナへのローン契約には買取オプションが付いておらず、契約終了後に一旦シティに戻ってから、完全移籍に向けての交渉を始めていくようです。

マンチェスター・シティも、カンセロ獲得の移籍金として5000万ユーロ(約83億円)を要求する姿勢のようで、バルセロナにとっては大きな障壁となるでしょう。

 

カンセロ自身はバルセロナ残留を表明し、ローン元のマンチェスター・シティを批判するコメントも残しており、仮にシティに復帰したとしても居場所はないでしょう。

移籍金を何とか抑え、完全移籍に漕ぎつけるのか、それとも他チームへの移籍となるのか、カンセロの今後の動向にも注目です。

 

 

ロベルト・レヴァンドフスキ(ポーランド代表)

生年月日:1988年8月21日(35歳)
ポジション:CF、ST
移籍先候補:チェルシー、アトレティコ・マドリード、サウジアラビアリーグ

フィジカルの強さだけでなく、相手DFとの駆け引きの巧さと、ポジショニングセンスの高さでゴールを量産してきた世界屈指のストライカーです。

圧倒的な決定力を発揮し、ブンデスリーガで7度の得点王に輝き、多くのタイトル獲得に貢献してきました。

 

2014年7月に加入し、8シーズンにわたりプレーしてきたバイエルン・ミュンヘンでは、公式戦通算375試合で344得点73アシストという歴史に残る大記録を残し、2022年夏の移籍市場で、移籍金5000万ユーロ(約71億円)でバルセロナに加入しました。

22-23シーズンは、バイエルン時代と変わらない得点力の高さを見せ、リーグトップの23得点を記録し、得点王に輝いただけでなく、アシストもチームトップの7本を記録し、加入1年目ながら攻撃陣の中心としてチームを牽引してきました。

 

23-24シーズンは、かつてのような得点ペースは見られないものの、ラ・リーガ第34節終了時点でリーグ全体で3位の17得点を上げ、2シーズン連続の得点王を視野に入れています。

35歳を迎えたレヴァンドフスキですが、持ち前の決定力の高さは変わりないものの、スピードなどでは衰えは隠せずないとの声も聞こえてきます。

 

バルセロナとの契約も2026年6月末までとなり、バルセロナとしても35歳以上の選手と新契約を結ぶことにやや慎重になっているようです。

2023年夏の移籍市場では、サウジアラビアリーグが猛威を振るい、レヴァンドフスキにもその手は及び、引き続きサウジアラビアから強い関心が寄せられている他、アトレティコ・マドリードも獲得に関心を示しているようです。

 

当のレヴァンドフスキ自身は、移籍の噂を否定し、バルセロナ残留の意思を公言していますが、バルセロナにとって魅力的なオファーが届いた場合はどうなるか分かりません。

仮にレヴァンドフスキ移籍となれば、攻撃力ダウンになりますが、19歳のヴィトール・ロッキをはじめ若手への世代交代も一気に進んでいくメリットもあるかもしれません。

どうなるでしょうか、今後の動向にも注目ですね。

 

 

 

まとめ

いかがでしたか。

 

今回は、2024年夏のバルセロナの最新移籍情報と補強ポイント狙っていると噂の獲得候補選手退団が噂される選手を取り上げました。

 

やはりこの夏の移籍市場でも財政難問題はバルセロナにつきまとい、十分な補強を行うのも難しくなるでしょう。

ヤマルクバルシなど、カンテラ出身の逸材に対してはビッグクラブからの手も伸びてきてはいますが、放出はなんとか避けたいところですね。

 

他クラブにローン移籍中の選手や数人の選手の売却で補強費用を捻出し、24-25シーズンはラ・リーガの覇権奪回、そしてチャンピオンズリーグではベスト4以上進出を成し遂げてほしいですね。

2024年夏の移籍市場でのバルセロナの動向にも注目です。

いつもありがとうございます!

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