ACミラン2024夏の最新移籍情報まとめ!補強ポイントや狙ってると噂の獲得候補・退団選手リストも調査!

ミラニスタの皆さん、こんにちは。

 

22-23シーズンはチャンピオンズリーグでベスト4に進出したものの、セリエAでは苦戦を強いられ、なんとか4位フィニッシュでチャンピオンズリーグ準決勝出場権を獲得したACミラン

22-23シーズン終了後にイブラヒモビッチが現役引退を発表し、ブラヒム・ディアストナーリなどが抜け、プリシッチロフタス=チークラインデルスなどを獲得するなど、メンバーも大きく入れ替わりました。

 

迎えた23-24シーズンですが、開幕10試合で7勝1分け2敗とまずまずのスタートを切ったものの、インテルユベントスナポリなど勝ち点を奪うことが出来ず、ビッグクラブを引き離すことは出来ませんでした。

また中盤戦以降は中位チームとの対戦での取りこぼしも多く、モンツァには4失点、サッスオーロサレルニターナには3失点を奪われるなど、守備陣の崩壊も目立ってしまいました。

 

そしてセリエA第33節でのミラノ・ダービーでインテルに敗れ、5試合を残して早々と優勝を決められてしまいました。

チャンピオンズリーグでも、ドルトムントパリ・サンジェルマンニューカッスルと同居した死のグループを得失点差で3位となり、ヨーロッパリーグ・プレーオフに回り準々決勝まで進出しましたが、ローマに敗れベスト8敗退となりました。

 

無冠に終わった23-24シーズンですが、新戦力がほとんど当たらなかった22-23シーズンに比べ、23-24シーズンはプリシッチロフタス=チークラインデルスなどが早くもチームの主軸となるなど、新戦力が結果をしっかり残したという明るい話題もありました。

これまでチームを支えてきたジルーの退団や、ピオーリ監督の退任など、2024年夏は大きな転換点となりますが、23-24シーズンのチームにどうテコ入れしていくのかにも注目が集まります。

 

ということで今回は、3シーズンぶりのスクデット奪還を狙い、再構築を図っていくACミランの2024年夏

  • 最新移籍情報と補強ポイント
  • 狙っていると噂の獲得候補選手
  • 退団が予想される選手
  • まとめ

の順でお伝えしていきます。

 

他に気になるチームはありますか?

プレミアリーグ(イングランド)

 

ブンデスリーガ(ドイツ)

 

リーガエスパニョーラ(スペイン)

 

セリエA(イタリア)

 

リーグアン(フランス)

 

最新移籍情報と補強ポイント

最新移籍情報

〈加入〉

pos. 選手名 年齢 前所属 移籍形態(移籍金)
DF ストラヒニャ・パブロビッチ 23 ザルツブルク 完全移籍(4年+延長OP)
FW アルバロ・モラタ 31 アトレティコ・マドリード 完全移籍(1300万€、4年+延長OP)

 

〈退団〉

pos. 選手名 年齢 移籍先 移籍形態(移籍金)
DF シモン・ケアー 35 未定 契約満了
  ジャン=カルロ・シミッチ 19 アンデルレヒト 完全移籍(300万€、5年契約)
FW オリビエ・ジルー 37 ロサンゼルスFC 完全移籍
ロレンツォ・コロンボ 22 エンポリ ローン(25年6月末まで、買取OP付)
ダニエル・マルディーニ 22 モンツァ 完全移籍(2年契約)

 

 

シモン・ケアー(デンマーク代表)

生年月日:1989年3月26日(35歳)
ポジション:CB

危機察知能力の高さとフィジカルの強さを駆使するとともに、豊富な経験値とキャプテンシーを発揮し、ミランの最終ラインを引き締めてきたベテランCBです。

 

2009年6月にデビューを果たしたデンマーク代表では、15年間にわたり公式戦131試合に出場し、EURO2024の代表メンバーにも選出されています。

ヴォルフスブルクリールフェネルバフチェなどでのプレーを経て、2020年1月にセビージャからミランに加入し、21-22シーズンのセリエA前半戦では安定した守備を見せました。

 

しかし2021年12月に十字靭帯断裂の大怪我を負い、11年ぶりのスクデット獲得に貢献したものの、セリエA優勝を決めたピッチにはいませんでした。

22-23シーズン開幕直後に復帰を果たしたものの、故障離脱を繰り返し、カルルティアウなどの若手CBの台頭もあったことから、出場機会も徐々に減少していきました。

 

23-24シーズンはリーグ戦20試合の出場におわり、契約も2024年6月末で満了することから去就が注目されていましたが、契約満了により23-24シーズン限りでの退団が決定しました。

4月の段階では代理人が退団を認めるコメントを出していましたが、セリエA最終節を前に「今は新たな冒険をする時だと思う。」とケアー自身からコメントを出し、退団を明らかにしました。

 

新天地探しはデンマーク代表として参加するEURO2024が終わってからになりそうですが、ケアー自身のキャリアの中で最も出場試合が多く、タイトルも獲得したミランに対する思い入れは強いものがあるでしょう。

苦しい時期のミランを支えてくれたケアーへの感謝も込めつつ、新天地はどこになるか注目ですね。

 

 

オリビエ・ジルー(フランス代表)

生年月日:1986年9月30日(37歳)
ポジション:CF

身長192㎝の高さとフィジカルの強さだけでなく、繊細なボールタッチやコントロールもあり、ストライカーとしてだけではなく、チャンスメーカーとしても大きな存在感を発揮してきました。

 

2011年11月にデビューしたフランス代表では、歴代最多得点記録(57得点)を保持し、EURO2024でもさらなる記録更新も期待されます。

アーセナルチェルシーといったビッグクラブで前線の主軸としてプレーし、2021年7月にミランに完全移籍で加入しました。

 

加入1シーズン目となった21-22シーズンでは、イブラヒモビッチに代わりCFとして起用され、リーグ戦ではチーム最多タイの11得点を決め、スクデット獲得に大きく貢献しました。

22-23シーズンは、リーグ戦13得点と21-22シーズンよりもさらに得点数を伸ばし、ラファエル・レオンとともにミランの攻撃を牽引してきました。

 

37歳とベテランながら、23-24シーズンもリーグ戦15得点を記録し、チームのトップスコアラーとなっただけでなく、8アシストを記録し、攻撃の中心として活躍しました。

しかしミランとの契約も2024年6月末までとなり、5月13日にミランからの退団を表明し、その一日後にはMLSのロサンゼルスFCへの移籍が発表されました。

 

ロサンゼルスFCとの契約は2025年末までの1年半となりますが、延長オプションも付いており、変わらないパフォーマンスを続ければ、さらに長くプレーすることになるでしょう。

家族のことや、ロサンゼルスFCに在籍する元フランス代表GKウーゴ・ロリスの存在もあり、かねてからMLSでのプレーと、キャリアを終えることを検討していたジルーですが、新天地での活躍にも注目ですね。

 

 

補強ポイント

ACミランの2024年夏の移籍市場での補強ポイントとして、

  1. CF
  2. CB
  3. RSB
  4. 守備型のCMF

が挙げられるでしょう。

 

 

CF

まず補強ポイントの筆頭になるのは、CFでしょう。

 

23-24シーズンのセリエAでチームトップの15得点を決めただけでなく、8アシストを記録し、チャンスメーカーとしても貴重な働きをしたジルーが抜けるのは大きいです。

CFにはヨビッチオカフォーも控えていますが、ヨビッチは契約を延長するか五分五分の状態であり、主軸を張れるCFの獲得を目指していくことでしょう。

 

 

CB

次に補強ポイントに挙がるのは、CBになるでしょう。

 

23-24シーズンのセリエA上位5クラブの中で、インテル(22失点)、ユベントス(31失点)、ボローニャ(32失点)と比べても、ミランは49失点と大きく引き離されています。

ケアーの退団だけでなく、ティアウにも移籍の噂もあり、守備陣の再建に向けて、トモリとコンビを組む主軸のCB獲得も目指していくでしょう。

 

 

RSB

サイドバックの補強も、2024年夏の移籍市場でのテーマになるでしょう。

 

RSBはカラブリア、LSBはテオ・エルナンデスが主軸を張っており、フロレンツィテラッチャーノはRSBだけでなくLSBでも起用されています。

しかし、カラブリアフロレンツィは2025年6月末までの契約となっており、契約延長交渉の状況もありますが、RSBの獲得もこの夏の移籍市場でのテーマとなるでしょう。

 

 

守備型のCMF

最後に、守備型のCMFの獲得も補強ポイントに挙げられるでしょう。

 

23-24シーズンはロフタス=チークラインデルスといった新戦力が攻撃力の高さを発揮し、結果を残しました。

ベナセルアドリといった万能型のCMFもいますが、新シーズンはロフタス=チークラインデルスの攻撃力の高さをさらに引き出すべく、守備にやや特化したCMFの獲得も望まれます。

 

 

 

狙っていると噂の獲得候補選手

では、挙げられた補強ポイントに沿って、狙っていると噂の獲得候補選手を取り上げます。

 

CF

ジョシュア・ザークツィー(ボローニャ/オランダU-21代表)

生年月日:2001年5月22日(23歳)
ポジション:CF、ST

身長193㎝の高さとフィジカルの強さ、足元の技術の高さを活かし、ポストプレーで強みを発揮するオランダ期待のCFです。

中央だけでなく、サイドにも流れ、ドリブルやパスでチャンスメイクし、アシスト能力の高さも光ります。

 

地元オランダのフェイエノールトの下部組織から、2017年夏にはバイエルン・ミュンヘンの下部組織に引き抜かれました。

バイエルン・ミュンヘンでは順調にステップアップし、2019年12月にはトップチームデビューも果たし、その後ブンデスリーガでもゴールも決め、将来を嘱望されていました。

 

しかし、バイエルン・ミュンヘンの厚い選手層に割って入るまでには至らず、パルマアンデルレヒトへのローン移籍を経て、2022年夏にボローニャに完全移籍で加入しました。

加入1年目の22-23シーズンはリーグ戦19試合で2得点2アシストにとどまったものの、2年目の23-24シーズンはCFの定位置を掴み、リーグ戦34試合で11得点6アシストとブレイクしました。

 

この活躍を受けて、ミランをはじめ、ユベントスバイエルン・ミュンヘンアーセナルなどがザークツィー獲得に動いているようです。

ザークツィーには移籍金5000万ユーロ(約84億3000万円)のプライスタグがつけられているとされていますが、ミランボローニャに貸出中のサレマーカーズの保有権を交渉の材料に加え、移籍金の引き下げを狙っているようです。

 

ミランのレジェンドである元オランダ代表MFルート・フリット氏も「彼の獲得はミランにとって最高の選択になるだろう。」と太鼓判を押しています。

ただ、恩師チアゴ・モッタ監督の引き抜きが噂されているユベントスや、アンデルレヒト在籍時の指揮官だったコンパニ新監督が就任した古巣のバイエルン・ミュンヘンなど、強力なライバルもいます。

争奪戦を制し、新たなミランのCFとして活躍することになるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

セール・ギラシ(シュトゥットガルト/ギニア代表)

生年月日:1996年3月12日(28歳)
ポジション:CF、LWG

身長187㎝のフィジカルの強さや身体能力の高さだけでなく、DFラインとの駆け引きの巧さやポジショニングの巧さも光るストライカーです。

 

フランス出身で、フランス代表のアンダー世代の代表経験もあり、フル代表は両親の祖国であるギニア代表を選択し、2022年3月にデビューを果たしています。

2013年10月にフランス2部のスタッド・ラヴァルでプロデビューを果たし、その後リールオセールケルンアミアンとドイツとフランスを行き来し、2020年8月にレンヌに加入しました。

 

レンヌでは在籍2シーズンで公式戦81試合に出場し、25得点4アシストを記録し、その活躍が認められ2022年夏の移籍期間終了間際にシュトゥットガルトに1年のローン移籍で加入しました。

22-23シーズン、シュトゥットガルトはブンデスリーガ残留争いに巻き込まれたものの、ギラシはチームトップのリーグ戦11得点を記録し、リーグ終盤戦は4試合連続で得点するなど、残留に大きく貢献しました。

 

完全移籍で加入した23-24シーズンは、ブンデスリーガ第15節終了時点で13試合に出場し、試合数を上回る16得点を上げ、その後も大きくペースが落ちることなく、ブンデスリーガ28試合で28得点を上げ、大きく得点数を伸ばしました。

得点王こそ、ケイン(バイエルン)に大差をつけられてしまいましたが、出場試合数に並ぶ堂々の成績を収め、ブンデスリーガ2位フィニッシュと躍進を遂げたシュトゥットガルトの得点源として活躍しました。

 

ギラシシュトゥットガルトとの契約には、2024年1月から有効になる1750万ユーロ(約27億円)の契約解除条項が設定されており、ミランをはじめ、バイエルン・ミュンヘンドルトムント、プレミアリーグ勢などが獲得を狙っているようです。

ミランは2024年冬の移籍市場でもギラシ獲得に動いていましたが、ギラシ側が要求した500万ユーロ(約8億5000万円)の高年俸もあり、獲得は断念しました。

 

24-25シーズンはチャンピオンズリーグに出場するシュトゥットガルトギラシ残留を希望していますが、安価な契約解除条項の存在や、ギラシ側が要求する年俸を満たすオファーが届けば、移籍に動く可能性もあるでしょう。

23-24シーズンのブンデスリーガのビッグサプライズの一人となったギラシは、新シーズンどこでプレーすることになるでしょうか、今後の動向に注目です。

CB

アレッサンドロ・ボンジョルノ(トリノ/イタリア代表)

生年月日:1999年6月6日(24歳)
ポジション:CB、LSB

190㎝を超える身長と身体能力の高さを活かし、地上戦また空中戦問わず対人守備の強さを発揮する左利きのCBです。

攻撃面でも左足から精度の高いパスやフィードを前線に供給し、攻撃の起点になるだけでなく、積極的な攻め上がりやセットプレーでの得点もみられます。

 

地元トリノの下部組織で育ち、2018年4月にトップチームデビューを果たし、その後はセリエBでの武者修行に駆り出され、経験を積んできました。

20-21シーズンからトリノに復帰し、22-23シーズンからは背番号『4』をつけ、3バックの左の定位置を確保し、DFラインの中心として活躍してきました。

 

2023年6月にはイタリア代表デビューも果たし、EURO2024のイタリア代表の最終候補メンバーにも残っています。

23-24シーズンもリーグ戦29試合に出場し、さらに評価を高めたボンジョルノに対しては、ミランインテルユベントスナポリといったセリエA勢だけでなく、アトレティコ・マドリードパリ・サンジェルマンも獲得に関心を示しているようです。

 

ボンジョルノトリノとの契約は2028年6月末まで残っており、トリノは移籍金として4000万ユーロ(約68億2000万円)を要求する姿勢のようです。

ボンジョルノもチャンピオンズリーグでのプレーを希望しているとの報道もあり、トリノの要求を満たすオファーが届けば、この夏での移籍に動いていくことでしょう。

 

ミランとしては、トモリとコンビを組む左利きのCBとして、ボンジョルノを獲得出来ればこれ以上ない大きな補強となります。

ビッグクラブとの争奪戦となりますが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

マクサンス・ラクロワ(ヴォルフスブルク/元フランスU-20代表)

生年月日:2000年4月6日(24歳)
ポジション:CB

身長190㎝の強靭なフィジカルと身体能力の高さを駆使し、対人守備の強さやカバーリング範囲の広さを誇るCBです。

最終ラインから正確なフィードを前線に供給するなど、ビルドアップ面での貢献度も高く、セットプレーでも得点源となり、攻撃面でも存在感を発揮します。

 

フランスのソショーの下部組織で育ち、2018年12月にトップチームデビューを果たし、2020年8月にヴォルフスブルクに加入しました。

加入1年目の20-21シーズンから、ブンデスリーガ30試合に出場するなど、DFラインの主軸として活躍し、在籍4シーズンで公式戦129試合に出場しています。

 

23-24シーズンもブンデスリーガ28試合に出場し、キャプテンマークを巻く試合もいくつかありました。

しかしラクロワヴォルフスブルクとの契約は、2025年6月末までと1年を切ろうとしており、24-25シーズン終了後のフリーでの流出を避けるため、この夏での放出の可能性も出ています。

 

市場価値は2000万ユーロ(約32億8000万円:TransferMarkt調べ)となっており、この価格前後での移籍金で獲得交渉が進んでいくことでしょう。

ブンデスリーガ史上初めて、1シーズン3度の退場処分を2シーズンで記録するなど、気性の荒さも目立つラクロワですが、リーダーシップの高さもあり、ミランケアーの後継者としてラクロワに目を付けているようです。

 

2024年冬の移籍市場では、マティプ離脱を受けてリバプールが獲得を検討するなど、ビッグクラブからの関心が絶えず、2024年夏の移籍市場では契約満了間近ということもあり、多くのクラブ間での争奪戦となるでしょう。

スピードや対人守備の強さも誇るラクロワの加入が実現すれば、ミランのDFラインの強度を増すことになりますが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

RSB

エメルソン・ロイヤル(トッテナム/ブラジル代表)

生年月日:1999年1月14日(25歳)
ポジション:RSB、RMF、CB

豊富な運動量と巧みなテクニックを駆使し、推進力のあるドリブル突破でサイドから積極的な攻撃参加を見せるサイドバックです。

フィジカルの強さを活かした対人守備も魅力の一つで、攻守において強さとダイナミックさを見せ、偽サイドバックとしてのプレーも見せるなど、頭の良さも光ります。

 

2021年夏の移籍市場終了間際、バルセロナから完全移籍で加入し、加入1年目の21-22シーズン、ヌーノ体制では4バックの右サイドバック、コンテ体制では右ウイングバックとして起用され、リーグ戦31試合に出場しました。

翌22-23シーズンは、コンテ前監督の下、RWBのファーストチョイスとして起用され、公式戦36試合に出場しました。

 

しかしポステコグルー監督が就任した23-24シーズン、4バックのRSBのファーストチョイスはペドロ・ポロになり、エメルソンはベンチメンバーに降格となってしまいましたが、怪我人続出の状況の中で、RSBだけでなく不慣れなLSBやCBにも対応してきました。

しかしトッテナムとの契約も2026年6月末までとなり、トッテナムはこの夏での放出候補の一人となっているエメルソンに対して2900万ユーロ(約49億円)前後のオファーが届いた場合は交渉に応じる姿勢のようです。

 

エメルソン獲得には、ミラン以外にもバイエルン・ミュンヘンユベントスなどが関心を示しているとされ、ミランは既に代理人と接触し、交渉を始めたとも報道されています。

ミランの新監督就任が有力視されているパウロ・フォンセカ監督が志向するスタイルにも、エメルソンは合致するという評価もあり、加入が実現すれば主軸としての活躍も期待されます。

 

トッテナムではなかなか安定したパフォーマンスを見せるには至っていないエメルソンですが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

チアゴ・サントス(リール/ポルトガルU-21代表)

生年月日:2002年7月23日(21歳)
ポジション:RSB、RWG、RMF

スピードに乗り、推進力の強さを前面に出し、切れ味鋭いドリブルで果敢に右サイドを突破していき、チャンスメイクしていく攻撃的サイドバックです。

守備対応の緩さは指摘されているものの、デュエルの強さやタックルなどアグレッシブな守備も持ち味としています。

 

スポルティングの下部組織で育ち、その後ポルトガルのエストリル・プライアでプロキャリアをスタートし、22-23シーズンはリーグ戦30試合で6アシストを記録し、主力として活躍しました。

23-24シーズンからはリールに加入すると、公式戦43試合で3得点2アシストを記録し、リーグ戦だけでなくカンファレンスリーグなど、ほぼフル稼働で動きました。

 

加入1年目で早くもリールの主力に定着したチアゴ・サントスですが、フォンセカ監督のミラン就任が実現すれば、チアゴ・サントスを引き連れてくるのではないかとされています。

チアゴ・サントス加入が実現すれば、LSBのテオ・エルナンデスとともに両サイドバックからの爆発的な攻撃力を手にすることが出来るでしょう。

 

これまでリールからは、ラファエル・レオンメニャンが加入し、ミランの主軸として成長を遂げています。

チアゴ・サントスもその後に続くことが出来るのか、今後の動向に注目です。

 

 

守備型のCMF

ソフィアン・アムラバト(マンチェスター・ユナイテッド/モロッコ代表)

生年月日:1996年8月21日(27歳)
ポジション:DMF、CMF、LSB

“3つの肺を持つ男”と称される程の豊富な運動量を持ち、ピッチを縦横無尽に駆け回り、鋭い読みと激しいタックルで相手の攻撃の芽を潰していきます。

またカウンターの起点として、前線に正確なパスを供給するなど、パス精度の高さにも定評があり、モロッコ代表では不動のアンカーとして活躍しています。

 

2022年カタールW杯でアフリカ勢史上初のベスト4に進出したモロッコ代表の中心メンバーとして活躍し、所属していたフィオレンティーナでもカンファレンスリーグ準優勝に貢献するなど、チームの主軸として活躍していました。

22-23シーズンの活躍により、2023年夏の移籍市場での注目銘柄となっていたアムラバトでしたが、2023年夏の移籍市場終了間際に、マンチェスター・ユナイテッドへのローン移籍が決定しました。

 

加入当初はスタメン起用される試合も多かったですが、本来のボランチでの起用ではなく、慣れないLSBでの起用もあり、さらに中盤戦にかけてはメイヌーの台頭により、ベンチに追いやられてしまいました。

しかしFAカップ決勝では、ピッチを縦横無尽に駆け回り、マンチェスター・シティの攻撃の芽を摘み取り、FAカップ優勝に大きく貢献する活躍を見せました。

 

終盤戦にかけてようやく本領発揮となったアムラバトですが、ユナイテッドはローン契約に付いている買取オプションを行使せず、シーズン終了後にフィオレンティーナに戻ることが濃厚となっています。

ローン元のフィオレンティーナも、契約が2025年6月末までとなっていることや、アムラバトの後に入ってきたアルトゥールの活躍もあり、アムラバト売却に動くとされ、ミランユベントスなどが獲得に乗り出しているようです。

 

マンチェスター・ユナイテッドOBのポール・スコールズ氏も、アムラバトのFAカップ決勝でのパフォーマンスを「まるで全盛期のガットゥーゾのようだ」と称賛していました。

ミラン加入が実現すれば、ロフタス=チークラインデルスの攻撃力をさらに引き出し、ガットゥーゾのような働きにも期待したいところですが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

 

退団が予想される選手

次に、退団が予想される選手を取り上げます。

 

マリック・ティアウ(ドイツ代表)

生年月日:2001年8月8日(22歳)
ポジション:CB、DMF、RSB
移籍先候補:レアル・マドリード

身長194㎝の長身を活かした空中戦の強さを誇るだけでなく、地上戦でも粘り強い守備対応を見せ、リーチの長さを活かしボールを刈り取っていく、ドイツ期待の若手CBです。

足元の技術も高く、高い位置まで上がり、正確なパスを前線に供給し、攻撃の起点にもなります。

 

レバークーゼンボルシアMGの下部組織を経て、2015年7月にシャルケの下部組織に加入すると、2020年3月にトップチームデビューを果たし、21-22シーズンはブンデスリーガ2部で日本代表DF板倉滉(ボルシアMG)と3バックの一角を担い、ブンデスリーガ昇格に貢献しました。

2022年8月にミランに移籍し、22-23シーズン開幕当初はベンチ要員だったものの、シーズン途中からCBの定位置を確保し、23-24シーズンはハムストリングの怪我で約3ヵ月近くの離脱期間もありましたが、リーグ戦21試合に出場しました。

 

22歳ながら、ミランの最終ラインの中心的な存在として信頼を勝ち得、ワールドクラスのCBへ着実に成長し続けているティアウは、多くのビッグクラブの関心を集める存在となっています。

特にレアル・マドリードはCBの層が薄いということもあり、ティアウ獲得に強い関心を示しているようです。

 

ただミランとしてはそう容易く手放すわけにはいかず、現在の市場価値3000万ユーロ(約49億3000万円)以上の移籍金を求めていくことでしょう。

23-24シーズンは開幕からトモリとCBのコンビを組み、安定したパフォーマンスを見せていました。

24-25シーズンもミランの最終ラインを支える活躍を期待したいところですが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

テオ・エルナンデス(フランス代表)

生年月日:1997年10月6日(26歳)
ポジション:LSB、LMF、CB
移籍先候補:バイエルン・ミュンヘン

身長184㎝のサイドバックとしては比較的大柄で、強靭なフィジカルを前面に出した推進力溢れるドリブル突破と強烈な左足からのキックでチャンスメイクしていく攻撃型サイドバックです。

守備面では対応の甘さも指摘される時もありますが、持ち前のフィジカルの強さを活かし、地上戦また空中戦でも対人守備の強さを発揮しています。

 

アトレティコ・マドリードの下部組織で育ち、2016-17シーズンにローン移籍したアラベスでの活躍が認められ、2017年夏にレアル・マドリードに加入しました。

しかしレアル・マドリードではマルセロの牙城を崩すことは出来ず、レアル・ソシエダへのローン移籍を経て、2019年7月にミランに加入しました。

 

ミラン加入後は、在籍5シーズン全てでリーグ戦30試合以上出場し、不動のLSBとしてはもちろんのこと、CBでも起用され、キャプテンマークを巻く試合も数試合ありました。

テオ・エルナンデスミランとの契約は2026年6月末までとなっており、契約延長に向けての動きもこれから本格化していくことでしょう。

 

テオ自身も「ミランで快適だ。移籍は考えていない。」とコメントし、相思相愛の関係となっていますが、年俸400万ユーロ(約6億8000万円)から2倍の800万ユーロ(約13億6000万円)への大幅昇給を希望しており、この条件をミランが呑めるかどうかに注目が集まっています。

そんな中、兄のリュカがかつて在籍していたバイエルン・ミュンヘンは、退団が噂されているアルフォンソ・デイヴィスの後釜としてテオ・エルナンデスを据えようと考えているようです。

 

いずれにせよミランテオが望む昇給を実現できるかどうかになりますが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

ラファエル・レオン(ポルトガル代表)

生年月日:1999年6月10日(24歳)
ポジション:LWG、CF、ST
移籍先候補:アル・ヒラル、パリ・サンジェルマン

188㎝の屈強な体格を生かした推進力の強さと、足元の技術の高さ、圧倒的なスピードを兼ね備えたドリブルを駆使し、ミランの攻撃の中心として活躍するアタッカーです。

 

ポルトガル代表では、2022年のカタールW杯で5試合全て途中出場ながら2得点を上げ、EURO2024に臨むポルトガル代表メンバーにも選出されています。

リールで台頭し、多くのクラブの争奪戦の末、2019年夏にミランに加入すると、21-22シーズンはリーグ戦34試合で11得点10アシストを記録し、スクデット獲得に大きく貢献し、リーグMVPにも選出されました。

 

22-23シーズンは2ヶ月近くゴールから遠のいた時期もありましたが、リーグ戦35試合で、チームトップの15得点を上げ、ミランを牽引する活躍を見せました。

2023年6月にミランとの契約を2028年6月末まで延長し、臨んだ23-24シーズンも得点こそは二桁に届かなかったものの、リーグ戦34試合に出場し、9得点10アシストを記録しました。

 

ミランにおいてもアンタッチャブルな存在となりつつあるレオンは、「僕の未来はミランにある。」とコメントし、ミランに対する強い愛着を示しています。

しかし、サウジアラビアのアル・ヒラルが、レオンの契約に含まれている1億7500万ユーロ(約296億8000万円)もの契約解除条項を支払う準備をしているとの報道も出ています。

 

さらに、ネイマールと同額の年俸5000万ユーロ(約84億8000万円)の条件も提示するとも報道されており、サウジアラビアリーグからの脅威にさらされています。

ジルー退団が決定した今、レオンまで退団したら大変なことになりますが、どうなるでしょうか、今後の動向にも注目です。

 

 

 

まとめ

いかがでしたか。

 

今回は、2024年夏のACミランの最新移籍情報と補強ポイント狙っていると噂の獲得候補選手退団が噂される選手を取り上げました。

 

2019年10月に就任し、21-22シーズンには11シーズンぶりのスクデットを獲得するなど、ミラン復活の礎を築いたピオーリ監督が23-24シーズン限りで退任し、後任にはリールパウロ・フォンセカ監督の就任が有力視されています。

2023年夏のイブラヒモビッチの現役引退に続き、2024年夏にはジルーケアーと苦しい時期を支えたベテランがミランを去りますが、この苦しい時期に主軸として台頭してきた選手たちを軸に、セリエAの盟主の返り咲きにも期待したいですね。

 

23-24シーズンのセリエAでは、2位に入ったもののインテルユベントスアタランタとトップ4のチームには1勝もあげることが出来ませんでした。

新シーズンでの覇権奪回のために、例年以上に補強ポイントが明白なACミランの2024年夏の移籍市場での動きに注目ですね。

 

他に気になるチームはありますか?

プレミアリーグ(イングランド)

 

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