アトレティコ・マドリード2024夏の最新移籍情報まとめ!補強ポイントや狙ってると噂の獲得候補・退団選手リストも調査!

アトレティコ・マドリードファンの皆さん、こんにちは。

 

2011-12シーズン途中から就任し、23-24シーズンで就任12年目に突入し、長期政権を築くディエゴ・シメオネ監督の下、徹底した守備とハードワークからの堅守速攻スタイルを貫き、ラ・リーガ3強の地位を築いてきたアトレティコ・マドリード

とはいえ近年は、攻撃的なサッカーへの転換に試みつつ、リーガや欧州の舞台でも上位争いを繰り広げてきたものの、タイトル獲得には至っていません。

 

23-24シーズンは、ラ・リーガ第6節でレアル・マドリードにリーグ戦唯一の黒星をつけたものの、その後は上位との差を詰めることは出来ず、ジローナのよもやの躍進もあり、4位フィニッシュに終わりました。

またチャンピオンズリーグでは、ラツィオセルティックフェイエノールトと同居したグループステージで、4勝2分けで堂々の首位突破を果たし、ベスト8まで進出したものの、ドルトムントとの2ndレグで4失点を喫し、敗れてしまいました。

 

攻撃的なスタイルへの転換も進めつつも、23-24シーズンのリーグ戦での総得点数は、22-23シーズンと変わらず70得点となり、グリーズマンモラタ頼みのところも否めません。

さらに、23-24シーズンのリーグ戦での失点数は、22-23シーズンの33失点から43失点と増えてしまい、これまでアトレティコ・マドリードの代名詞ともいえた堅守も少し陰りが見えてきています。

これまでアトレティコ・マドリードの躍進を支えてきた主力選手たちもベテランの域に入り、24-25シーズンは世代交代を含め、シメオネ監督にとっては正念場となるシーズンとなることでしょう。

 

ということで今回は、チームスタイルの転換を進めつつ、ラ・リーガではレアル・マドリードとバルセロナの2強に再び迫ろうとするアトレティコ・マドリードの2024年夏

  • 最新移籍情報と補強ポイント
  • 狙っていると噂の獲得候補選手
  • 退団が予想される選手
  • まとめ

の順でお伝えしていきます。

 

他に気になるチームはありますか?

プレミアリーグ(イングランド)

 

ブンデスリーガ(ドイツ)

 

リーガエスパニョーラ(スペイン)

 

セリエA(イタリア)

 

リーグアン(フランス)

 

最新移籍情報と補強ポイント

最新移籍情報

〈加入〉

pos. 選手名 年齢 前所属 移籍形態(移籍金)
DF ロビン・ル・ノルマン 27 レアル・ソシエダ 完全移籍(3450万€、5年契約)
FW アレクサンダー・セルロート 28 ビジャレアル 完全移籍(3000万€+α、4年契約)

 

〈退団〉

pos. 選手名 年齢 移籍先 移籍形態(移籍金)
DF マリオ・エルモソ 29 未定 契約満了
ガブリエウ・パウリスタ 33 未定 契約満了
ステファン・サヴィッチ 33 トラブゾンスポル 完全移籍(フリー、3年契約)
MF サウール・ニゲス 29 セビージャ ローン(25年6月末まで。延長OP付)
FW メンフィス・デパイ 30 未定 契約満了
  ビトーロ 34 未定 契約満了
アルバロ・モラタ 31 ミラン 完全移籍(1300万€、4年+延長OP)

 

 

マリオ・エルモソ(元スペイン代表)

 

生年月日:1995年6月18日(29歳)
ポジション:CB、LSB

ボール奪取能力の高さや相手との距離の詰め方の巧さも光り、アトレティコ・マドリードの3バックの主軸を担う左利きのCBです。

また攻撃面でも、長短問わず正確なパスやフィードを最終ラインから供給し、カウンターの起点にもなります。

 

レアル・マドリードの下部組織で育ったものの、トップチームでのプレーは無く、2017年7月にエスパニョールに加入し、主軸として活躍し、2018-19シーズンはリーグ戦32試合に出場し、スペイン代表にも招集されました。

2019年7月にアトレティコ・マドリードに加入し、在籍5シーズンで公式戦通算174試合に出場しました。

23-24シーズンも、ラ・リーガで31試合、チャンピオンズリーグでも9試合に出場し、3バックの左CBのファーストチョイスとして活躍しています。

 

しかし、エルモソアトレティコとの契約は2024年6月末までとなり、クラブは新契約締結に向けて動いていたものの、減俸を提示されたことにより、エルモソは新契約締結を拒否し、契約満了によりフリーでの退団が決定しました。

移籍先候補にはユベントスナポリといったセリエA勢や、ニューカッスルアストン・ヴィラウェストハムといったプレミア勢など、多くの強豪クラブの名前が挙げられています。

 

守備だけでなく、攻撃面でも貢献度の高い評価を得ているエルモソの新天地はどこになるのでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

メンフィス・デパイ(オランダ代表)

生年月日:1994年2月13日(30歳)
ポジション:CF、LWG、ST

かつては左サイドからの仕掛けを主にしていたものの、近年は前線で幅広く顔を出し、味方との連携でのチャンスメイクや、精度の高いシュートでゴールに迫る技巧派アタッカーです。

 

2013年10月にデビューを果たしたオランダ代表では通算46得点を記録し、ロビン・ファン・ペルシ―が記録したオランダ代表最多得点の50点に迫っています。

PSV、マンチェスター・ユナイテッド、リヨンと渡り歩き、2021年7月に恩師クーマン監督が率いていたバルセロナに加入しました。

 

しかし、シャビ監督就任後は、途中出場がメインになり、21-22シーズンはリーグ戦12得点を記録し、チームのトップスコアラーとなったものの序列はかなり低く、その後レヴァンドフスキの加入もあり、バルセロナでは大きく出場機会を失ってしまいました。

2023年冬の移籍市場でアトレティコ・マドリードに加入すると、在籍1シーズン半で公式戦40試合に出場し、13得点を記録しています。

 

ストライカーとしての実力は申し分ないものの、筋肉系のトラブルによる離脱を繰り返し、シーズン通して出場することが出来ていません。

怪我さえなければ、グリーズマンモラタへの依存度もそこまで高くはならなかったと思われますが、残念ながらクラブは契約の1年延長オプションを行使せず、契約満了での退団が決定しました。

 

EURO2024でも、ガクポシャビ・シモンズとの連携でオランダ代表を牽引する活躍を見せていましたが、やはり怪我での離脱の多さも懸念され、現時点では具体的な移籍先候補の名前が挙がっていません。

怪我さえ無ければと悔やまれる実力者のデパイですが、24-25シーズンはどこでプレーすることになるのでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

補強ポイント

アトレティコ・マドリードの2024年夏の移籍市場での補強ポイントとして、

  1. CB
  2. CMF
  3. CF

が挙げられるでしょう。

 

 

CB

まず補強ポイントの筆頭に挙げられるのは、CBになるでしょう。

 

リーグ戦での失点数が22-23シーズンから増えただけでなく、CB陣も20代後半から30代前半に固まり、高齢化が進んでいます。

また両WBの攻撃力を高めるためにも、3バックの強度を上げることは重要になります。

既にエルモソガブリエウ・パウリスタが契約満了により退団が決定し、枚数が少なくなっていることからも、CBの補強は最優先課題になるでしょう。

 

 

CMF

次に補強ポイントに挙げられるのは、CMFになるでしょう。

 

これまでチームの躍進を支えてきた“ワン・クラブ・マン”のコケも32歳になり、運動量の低下も顕著になってきました。

またCMF陣もCBと同じく、20代後半から30代前半に固まっており、チームスタイルを反映できるような若手CMFの獲得も望まれます。

 

 

CF

最後に補強ポイントに挙げられるのは、CFでしょう。

 

23-24シーズンのラ・リーガでは、グリーズマン(16点)とモラタ(15点)でチーム総得点(70点)の半分近くを上げ、多くの得点機会に関与してきました。

その分、この2人への依存度の高さも顕著になり、モラタにはミラン移籍の噂が囁かれています。

アラベスでのローンから復帰する20歳のオモロディオンの起用と飛躍にも期待したいところもありますが、モラタ退団に備えて、CFの獲得も補強ポイントになるでしょう。

 

 

 

狙っていると噂の獲得候補選手

では、挙げられた補強ポイントに沿って、狙っていると噂の獲得候補選手を取り上げます。

 

CB

ロビン・ル・ノルマン(レアル・ソシエダ/スペイン代表)

生年月日:1996年11月11日(27歳)
ポジション:CB

研ぎ澄まされた戦術眼とハードタックルで相手の攻撃の芽を摘み取り、空中戦の強さだけでなく、パス成功率も高く、ロングフィードやパスでビルドアップ面でも大きく貢献します。

 

2023年6月にはスペイン国籍を取得し、スペイン代表に招集されると、CBの主軸として活躍し、EURO2024でも6試合に出場し、優勝に大きく貢献しました。

2016年7月に母国フランスのブレストからレアル・ソシエダに加入し、2シーズンをBチームで過ごした後、2018-19シーズンにトップチームデビューを果たし、翌2019-20シーズンからは主力として定着し始めました。

 

21-22シーズンはラ・リーガで36試合フル出場という鉄人ぶりを発揮し、22-23シーズンもラ・リーガで33試合に出場し、安定したパフォーマンスを見せ、レアル・ソシエダのディフェンスリーダーとしての地位を確立しています。

23-24シーズンは過密日程の中でも、公式戦43試合に出場し、引き続きディフェンスリーダーとして安定したパフォーマンスを見せました。

 

近年のソシエダの躍進に大きく貢献し、スペイン代表でもレギュラーとして活躍するなど、大きく飛躍を遂げたル・ノルマンに対しては多くのビッグクラブがこれまで関心を寄せてきましたが、アトレティコ・マドリードへの移籍が決定的となり、既に個人合意に達したとの報道も出ています。

 

移籍金は3000万ユーロ(約52億円)とされており、アトレティコ・マドリードにおけるDF史上最高額の移籍金になるとのことです。

ファブリツィオ・ロマーノ氏のX(旧Twitter)でも「Here We Go!」が出ており、移籍発表まで間近となっています。

 

ラ・リーガ屈指のCBの加入となれば、レアル・マドリードバルセロナにも劣らない守備網の再建も大きく期待できるでしょう。

ラ・リーガ復権のキーマンとして、ル・ノルマンにかかる期待は大きいですが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

ダヴィド・ハンツコ(フェイエノールト/スロバキア代表)

生年月日:1997年12月13日(26歳)
ポジション:CB、LSB

身長188㎝の恵まれたフィジカルを活かした対人の強さに加え、足元の技術に長け、左足からの高精度のパスを前線に供給することも出来、攻守両面で貢献度の高い現代型のCBです。

 

2018年にデビューを果たしたスロバキア代表では、42試合に出場し、CBだけでなくLSBでも起用され、EURO2024では全4試合にスタメン出場しました。

2018年7月に母国スロバキアのジリナからフィオレンティーナに加入しましたが、2018-19シーズンのセリエAでわずか5試合の出場となり、1シーズンのみの在籍となってしまいました。

 

その後、スパルタ・プラハで約3シーズンプレーし、2022年8月にフェイエノールトに加入し、エールディビジで31試合に出場するだけでなく、ヨーロッパリーグでも全10試合に先発出場し、主力として活躍しました。

23-24シーズンも引き続きCBの主軸として活躍し、リーグ戦全34試合にスタメン起用されるだけでなく、欧州カップ戦も全試合に出場するなど、鉄人ぶりも発揮しています。

 

守備の強さはもちろん、得点力の高さやパス精度の高さもあり、貴重な左利きのCBとして、アトレティコ・マドリードハンツコ獲得に向けて動いているようです。

ハンツコ自身もアトレティコ・マドリードへのステップアップを望んでいるようですが、アトレティコ・マドリードの提示額2000万ユーロ(約34億円)に対し、フェイエノールトの要求額は3500~4000万ユーロ(約59億5000万~68億円)とやや開きがあるようです。

 

この金額の差を埋められるかどうかによりますが、アトレティコ・マドリード加入となれば、エルモソ退団により欠けていた左利きのCBを改めて確保することが出来ます。

アトレティコ・マドリードの3バックの左CBに置きたい存在ではありますが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

CMF

ミケル・メリーノ(レアル・ソシエダ/スペイン代表)

生年月日:1996年6月22日(28歳)
ポジション:CMF、DMF

広い視野と左足から放たれる高精度のパスを武器とし、アグレッシブな守備も見せるボックス・トゥ・ボックス型のMFです。

カタールW杯のスペイン代表入りは逃したものの、EURO2024では代表メンバー入りを果たし、準々決勝のドイツ戦ではチームを勝利に導く決勝ゴールを上げました。

 

オサスナの下部組織出身で、2014年8月にトップチームデビューを果たし、在籍2シーズンで公式戦67試合に出場し、主力として活躍しました。

その後、ドルトムントニューカッスルでのプレーを経て、2018年7月にレアル・ソシエダに加入し、在籍6シーズンで公式戦242試合に出場し、27得点30アシストを記録しています。

21-22シーズンから3シーズン連続でリーグ戦30試合以上に出場し、欧州カップ戦でもスタメン出場するなど、中盤の主軸として不動の地位を築いています。

 

しかしメリーノソシエダとの契約は2025年6月末までと契約満了まで1年を切り、フリーでの退団を避けるため、この夏の移籍市場での退団の可能性も出てきています。

アトレティコ・マドリードはかねてからメリーノに関心を示してきたものの、高額な契約解除金の存在から、獲得は難しいと考えていましたが、契約も1年を切ったこともあり、減額に応じる可能性も出て、獲得に向けて本格的に動きだしてきました。

 

しかし、EURO2024での活躍もあり、アーセナルメリーノ獲得に関心を示しているとされ、移籍金は約2500万ユーロ(約43億円)前後になるとされています。

メリーノ自身もチャンピオンズリーグに出場出来るということもあり、レアル・ソシエダからの移籍に前向きな姿勢のようです。

 

スペイン屈指のCMF加入となれば、アトレティコ・マドリードにとっても大きな戦力アップとなりますが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

サム・コスタ(マジョルカ/元ポルトガルU-21代表)

生年月日:2000年11月27日(23歳)
ポジション:DMF、CMF

豊富な運動量でピッチを幅広く走り回り、正確なタックルやデュエルの強さで相手の攻撃の芽を摘み取っていくポルトガル期待の若手ピボーテです。

足元の技術の高さやパス精度の高さもあり、攻守の切り替えも速く、正確なパスを前線に供給していきます。

 

ブラガの下部組織で育ち、2020年7月にトップチームデビューを果たしましたが、そのすぐ後の2020年9月に当時ラ・リーガ2部のアルメリアにローン移籍しました。

加入1年目の20-21シーズンは、ラ・リーガ2部で35試合に出場し、CMFの主軸として定着し、翌2021年7月には完全移籍でアルメリアに加入し、在籍3シーズンで公式戦113試合に出場して、23-24シーズン開幕前にマジョルカに完全移籍で加入しました。

 

23-24シーズンはラ・リーガで34試合に出場し、マジョルカでもアルメリア同様、中盤で躍動する活躍を見せています。

ラ・リーガ全体で3位のタックル成功数(91回)を記録し、地上戦でのデュエル勝利数もチームトップ(151回)を記録するなど、存在感を出しています。

そんなサム・コスタに対して、アトレティコ・マドリードが獲得に関心を示しているようです。

 

23歳という若さやラ・リーガで残した数値ももさることながら、攻守にわたるダイナミックなプレーはシメオネ監督が好むプレーヤーではないでしょうか。

加入が実現すれば、中盤の強度を高めることも期待できる存在ですが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

CF

アルテム・ドフビク(ジローナ/ウクライナ代表)

生年月日:1997年6月21日(27歳)
ポジション:CF

23-24シーズンのラ・リーガのビッグサプライズの一つである、ジローナのストライカーとして活躍し、ラ・リーガの得点王にも輝いたウクライナ代表のCFです。

決定力の高さはもちろん、身長189㎝の大柄なフィジカルを活かしたポストワークも光り、攻撃の起点ともなります。

 

モルドバやデンマークでのプレーを経て、2020年8月に母国ウクライナのドニプロに加入すると、ウクライナリーグで21-22シーズン、22-23シーズンと2シーズン連続で得点王に輝きました。

その活躍が認められ、2023年8月に、移籍金775万ユーロ(約12億円)の5年契約で、ジローナに完全移籍で加入しました。

加入1年目の23-24シーズン、開幕4試合はベンチスタートだったものの、第5節グラナダ戦からスタメン起用され、チームとともに個人でも勢いに乗り、リーグ戦36試合で24得点8アシストを上げ、ジローナの攻撃的サッカーを牽引する活躍を見せました。

 

加入1年目ながら、いきなり大ブレイクを果たしたドフビクに対して、プレミアリーグのクラブをはじめ、多くのクラブが獲得に関心を示すようになりましたが、その中でもアトレティコ・マドリードが獲得レースにおいて優位に立っているようです。

 

アトレティコ・マドリードは、ジローナに対して2500万ユーロ(約43億円)のオファーを提示しましたが、ジローナは4000万ユーロ(約69億円)を要求、しかしウクライナ代表として出場したEURO2024では決勝トーナメント進出を逃し、自身も無得点と悔しい結果に終わったことで、ドフビクの移籍金の引き下げを狙っているようです。

 

モラタ退団となれば、なんとしてでもドフビク獲得に動いてくることでしょう。

ドフビク加入が実現すれば、前線の起点となり、グリーズマンとの連携も楽しみになりますが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

 

退団が予想される選手

次に、退団が予想される選手を取り上げます。

 

ヘイニウド・マンダーヴァ(モザンビーク代表)

生年月日:1994年1月21日(30歳)
ポジション:LSB、LMF、CB
移籍先候補:マンチェスター・ユナイテッド、アストン・ヴィラ

ボール奪取能力の高さだけでなく、屈強なフィジカルと身体能力の高さを武器に、対人守備で圧倒的な自信を持つモザンビーク代表のDFです。

攻撃面でも、推進力のあるドリブル突破からのチャンスメイクを見せ、攻守においてアグレッシブなプレーを見せます。

 

母国モザンビークから2016年にベンフィカの下部組織に入り、トップチームでの出場はなかったものの、ポルトガル国内のクラブへの武者修行で力を付けてきました。

2018年7月にベレネンセスに加入すると、2018-19シーズンのポルトガル・リーグ前半戦でLSBのレギュラーとして活躍し、わずか半年でリールに引き抜かれました。

リール加入後もLSBのレギュラーとして活躍し、約3シーズンにわたり、公式戦66試合に出場し、チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグにも出場しました。

 

2022年冬の移籍市場でアトレティコ・マドリードに加入すると、これまでのLSBだけでなく、3バックの左CBでも起用され、チームでも重要な役割を担っています。

ハードかつアグレッシブなプレースタイルはシメオネ監督からの厚い信頼を勝ち得ており、右ひざ前十字靭帯断裂の大怪我から2023年12月に復帰すると、23-24シーズンのラ・リーガで16試合に出場しました。

しかしヘイニウドアトレティコ・マドリードとの契約は2025年6月末までと残り1年を切り、フリーでの退団を避けるため、この夏の移籍市場での放出の可能性も出ています。

 

移籍金は800万ポンド(約15億6000万円)と比較的安価となっており、マンチェスター・ユナイテッドアストン・ヴィラなどのプレミアリーグ勢が動向に注視しているようです。

サイドバックだけでなく、センターバックにも対応できるユーティリティプレーヤーのヘイニウドが抜けるとなると痛いところですが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

サウール・ニゲス(元スペイン代表) → 2024.7.16 セビージャへの1年間ローン移籍が決定

生年月日:1994年11月21日(29歳)
ポジション:CMF、LMF、DMF
移籍先候補:セビージャ

利き足の左足からのパス、シュート、ドリブルと高水準のものを持ち合わせ、守備面でも当たりの強さや粘り強さを見せるCMFです。

下部組織出身の生え抜きとして、コケと共にアトレティコ・マドリードの象徴的な存在となっており、タイトル獲得に貢献してきました。

 

2012年3月に17歳でシメオネ監督の下、トップチームデビューを果たすと、2013-14シーズンのラージョ・バジェカーノへのローン移籍を挟み、21-22シーズンまでの在籍9シーズンでリーグ戦209試合に出場し、主軸として活躍してきました。

ところが21-22シーズン夏の移籍期間の終了期限間際にローン移籍で加入したチェルシーでは、デビュー戦でのミスをきっかけに出場機会を減らし、リーグ戦わずか10試合、出場時間475分の出場にとどまってしまいました。

 

アトレティコ・マドリードに復帰した22-23シーズンですが、リーグ戦31試合に出場し、3得点1アシストを記録したものの、先発出場はわずか11試合と、序列を落としてしまいました。

23-24シーズンも、ラ・リーガでは34試合に出場したものの、うちスタメン出場はわずか14試合に終わり、22-23シーズンと状況は変わりませんでした。

 

2017年夏には年俸1500万ユーロ(約26億円)・9年という大型契約を結んだものの、21-22シーズンのチェルシー移籍以降、かつての輝きを取り戻すには至らず、シメオネ監督から構想外を告げられ、この夏での移籍が確実視されています。

移籍先にはセビージャが有力視されており、サウール自身も停滞したキャリアからの挽回を図るために、移籍に前向きな姿勢のようです。

かつての黄金期を支えた主力MFは、新天地で再び輝きを取り戻すことが出来るのか、今後の動向に注目です。

 

 

アルバロ・モラタ(スペイン代表)

生年月日:1992年10月23日(31歳)
ポジション:CF、LWG
移籍先候補:ミラン、ユベントス、アル・カーディシーヤ

190㎝近い長身の高さだけでなく、足元の技術の高さやスペースへの抜け出しの巧さも兼ね備え、自らゴールを奪うだけでなくチャンスメイクにも長けている万能型のストライカーです。

多くのビッグクラブやスペイン代表でも活躍し、EURO2024ではキャプテンとして全7試合に出場し、スペイン代表の優勝に導きました。

 

アトレティコ・マドリードの下部組織から、ヘタフェの下部組織を経て、2008年7月にレアル・マドリードの下部組織に加入すると、2010-11シーズンにトップチームデビューを果たしました。

その後出場機会を増やし、2013-14シーズンはラ・リーガ23試合に出場し、8得点を上げ、翌2014-15シーズンからはユベントスに加入し、スクデット獲得など多くのタイトル獲得に貢献しました。

その後はレアル・マドリードチェルシーアトレティコ・マドリードユベントスと錚々たるビッグクラブを渡り歩き、22-23シーズンはアトレティコ・マドリードでプレーしました。

 

22-23シーズンはCFとして起用され、ラ・リーガで36試合に出場して、13得点2アシストを記録し、グリーズマンと共に攻撃陣を牽引する活躍を見せ、2023年夏には減俸を受け入れ、2026年6月末まで契約を延長しました。

23-24シーズンはラ・リーガで32試合に出場し、22-23シーズンを上回る15得点を上げ、スペイン人最多得点者に与えられる『サラ賞』を受賞しています。

 

そんな中、ジルー退団によりCFの獲得が急務となっているミランモラタ獲得に動いているとの報道が出ています。

ミランアトレティコに契約解除金の1300万ユーロ(約22億4000万円)を支払い、年俸500万ユーロ(約8億6000万円)の4年契約で大筋合意に達しているようです。

 

アトレティコ・マドリードエンリケ・セレソ会長も、「決断しなければいけないのは彼だ。」とコメントし、モラタの決断を尊重する姿勢を示しています。

3シーズンぶりのセリエA復帰となるのか、それとも残留か、モラタの決断に注目が集まります。

 

 

ジョアン・フェリックス(ポルトガル代表)

生年月日:1999年11月10日(24歳)
ポジション:ST、LWG、CF
移籍先候補:バルセロナ、ベンフィカ、アストン・ヴィラ

テクニックと俊敏性に優れたドリブル突破で、サイドまたは中央から相手ゴールに迫っていくポルトガル代表のアタッカーです。

 

2019年6月に19歳でデビューしたポルトガル代表では41試合のキャリアを誇り、EURO2024では2試合に出場しました。

2019年夏に1億2600万ユーロ(約164億円)というクラブ史上最高額の移籍金でベンフィカから加入しましたが、加入後3シーズンで二桁得点以上を記録したシーズンはなく、莫大な移籍金に見合った活躍を見せるには至りませんでした。

 

さらに22‐23シーズンはベンチスタートの試合も多くなり、シメオネ監督との関係も悪化し、22-23シーズン後半戦はチェルシーにローン移籍し、リーグ戦16試合で4得点を上げました。

23-24シーズン開幕前にアトレティコ・マドリードに復帰したものの、シメオネ監督との関係修復には至らず、移籍期間終了間際にバルセロナに1年間のローン移籍で加入しました。

バルセロナでプレーした23-24シーズンは、途中出場が主ながらも公式戦44試合で10得点6アシストとまずまずの成績を収めています。

 

しかし、バルセロナへのローン期間延長には至らず、ローン期間満了によりアトレティコ・マドリードに復帰していますが、シメオネ監督との関係は悪いままで、居場所がない状態となっています。

アトレティコ・マドリードフェリックスの完全移籍での売却に動いており、移籍先としては古巣のベンフィカバルセロナアストン・ヴィラなどが挙げられています。

 

クラブ史上最高額の移籍金1億2600万ユーロ(約164億円)で獲得したアトレティコ・マドリードですが、要求額は2500万ユーロ(約43億円)と大幅に減額しているようです。

ここ最近はトラブルメーカーとしての印象が強いフェリックスですが、新天地で真価を発揮することが出来るのか、今後の動向に注目です。

 

 

 

まとめ

いかがでしたか。

 

今回は、2024年夏のアトレティコ・マドリードの最新移籍情報と補強ポイント狙っていると噂の獲得候補選手退団が噂される選手を取り上げました。

 

堅守を中心としたスタイルから、攻撃的なスタイルへの転換を図ってきたアトレティコ・マドリードですが、23-24シーズンはその片鱗を見せつつも、波に乗れないシーズンとなってしまいました。

経験豊かなベテランがチームを牽引し、大きく調子を落とすことはなかったものの、若手の台頭も期待されるポジションも多く、世代交代もこの夏の移籍市場でのテーマとなるでしょう。

 

24-25シーズンのアトレティコ・マドリードは、チームスタイルを確立し、ラ・リーガ3強として、再び覇権争いに加わっていくことが出来るのか?

アトレティコ・マドリードのこの夏の移籍市場での動向に注目ですね。

 

他に気になるチームはありますか?

プレミアリーグ(イングランド)

 

ブンデスリーガ(ドイツ)

 

リーガエスパニョーラ(スペイン)

 

セリエA(イタリア)

 

リーグアン(フランス)

いつもありがとうございます!

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