バイエルン2024夏の最新移籍情報まとめ!補強ポイントや狙ってると噂の獲得候補・退団選手リストも調査!

バイエルン・ミュンヘンファンの皆さん、こんにちは。

 

監督交代もあり、最終節までは2位にいたものの、得失点差で逆転し、苦しみながらブンデスリーガ11連覇を成し遂げた22-23シーズン。

2023年夏の移籍市場では、他を寄せ付けない絶対王者としての強さを取り戻すべく、トッテナムからハリー・ケインナポリからキム・ミンジェなどを獲得し、積極的な補強に動きました。

 

迎えた23-24シーズン、ブンデスリーガでは開幕13試合で11勝2分けと好スタートを切ったものの、ポカール2回戦では3部のザールブリュッケンに1-2で敗れるなど、安定した強さは見られませんでした。

第14節フランクフルト戦では守備陣が崩壊し、1-5で大敗しリーグ戦初黒星を喫すると、下位クラブとの対戦での取りこぼしも多くなり、首位レバークーゼンとの差は広げられていきました。

 

そして第29節、レバークーゼンブレーメンに勝利したことにより、ブンデスリーガ優勝を決め、バイエルン・ミュンヘンのブンデスリーガ連覇は11でストップしてしまいました。

チャンピオンズリーグも準決勝まで進出し、2ndレグでは試合終了間際までリードしていましたが、レアル・マドリードに奇跡の逆転劇を許し、準決勝敗退となってしまいました。

 

無冠に終わったバイエルン・ミュンヘンですが、既に2022年2月に退任表明したトゥヘル監督の後任として、バーンリーを率いていたヴァンサン・コンパニ監督の就任が発表されました。

ブンデスリーガ連覇はストップしてしまったものの、若手の台頭という明るい話題もあり、世代交代を進め、再び絶対王者としての強さを取り戻すことにも期待したいですね。

 

ということで今回は、ブンデスリーガ連覇がストップし、24-25シーズンはブンデスリーガでの覇権奪回をはじめ巻き返しを図ろうとするバイエルン・ミュンヘンの2024年夏

  • 最新移籍情報と補強ポイント
  • 狙っていると噂の獲得候補選手
  • 退団が予想される選手
  • まとめ

の順でお伝えしていきます。

 

他に気になるチームはありますか?

プレミアリーグ(イングランド)

 

ブンデスリーガ(ドイツ)

 

リーガエスパニョーラ(スペイン)

 

セリエA(イタリア)

 

リーグアン(フランス)

 

最新移籍情報と補強ポイント

最新移籍情報

〈加入〉

pos. 選手名 年齢 前所属 移籍形態(移籍金)
DF 伊藤 洋輝 25 シュトゥットガルト 完全移籍(3000万€、4年契約)
  フランス・クレツェヒ 21 オーストリア・ウィーン ローン契約満了
ヨシプ・スタニシッチ 24 レバークーゼン ローン契約満了
FW ネストリ・イランクンダ※ 18 アデレード・ユナイテッド 完全移籍(340万€)
アルミンド・ジープ 21 グロイター・フュルト 完全移籍(150万€、3年契約)

※2024年冬の移籍市場で獲得内定。

 

〈退団〉

pos. 選手名 年齢 移籍先 移籍形態(移籍金)
DF フランス・クレツェヒ 21 シュツットガルト ローン(2025年6月末まで)
MF マリク・ティルマン 22 PSV 完全移籍(1200万€、4年契約)
  パウル・ヴァナー 18 ハイデンハイム ローン(2025年6月末まで)
FW アルミンド・ジープ 21 マインツ ローン(2026年6月末まで)

 

 

補強ポイント

バイエルン・ミュンヘンの2024年夏の移籍市場での補強ポイントとして、

  1. サイドバック
  2. CMF
  3. 次世代の主軸候補

が挙げられるでしょう。

 

 

サイドバック

まず、補強ポイントに挙げられるのは左右問わずサイドバックではないでしょうか。

 

22-23シーズンは3バックと4バックを併用していましたが、23-24シーズンはほぼ4バックに固定されていました。

しかしシーズン開幕前にパヴァールがインテルに移籍し、マズラウィも負傷離脱もあり、指揮官を満足させるようなパフォーマンスを見せることが出来ず、終盤戦はキミッヒがRSBで起用されていました。

 

さらにキミッヒデイヴィスにはこの夏での退団の可能性も囁かれており、サイドバックの層が薄くなる恐れも出ています。

新指揮官のシステムにもよりますが、ウイングバックにも対応できるようなサイドバックの選手を備えておきたいところです。

 

 

CMF

次に補強ポイントに挙げられるのは、CMFです。

 

シーズン終盤戦はキミッヒがRSBで起用されたため、2ボランチはゴレツカライマーが主に起用され、20歳のパブロビッチをリーグ戦19試合に出場するなど、主軸候補として台頭してきました。

ただ中盤の強度と稼働率を高めるために、もう一枚ボランチを確保しておきたいところです。

 

 

次世代の主軸候補

最後に補強ポイントに挙げられるのは、次世代の主軸を担う若手の逸材確保になるでしょう。

 

現チームでもムシアラ(21歳)、テル(19歳)、パブロビッチ(20歳)と着実に若手が台頭しつつありますが、チームの平均年齢はブンデスリーガ全体で5番目に高い26.5歳となっています。

経験豊かなベテランの存在も必要ですが、世代交代がスムーズに進んでいないポジションもあり、新生バイエルンの誕生のためにも、若手有望株の獲得を期待したいところです。

 

 

 

狙っていると噂の獲得候補選手

では、挙げられた補強ポイントに沿って、狙っていると噂の獲得候補選手を取り上げます。

 

サイドバック

エメルソン・ロイヤル(トッテナム/ブラジル代表)

生年月日:1999年1月14日(25歳)
ポジション:RSB、RMF、CB

豊富な運動量と巧みなテクニックを駆使し、推進力のあるドリブル突破でサイドから積極的な攻撃参加を見せるサイドバックです。

フィジカルの強さを活かした対人守備も魅力の一つで、攻守において強さとダイナミックさを見せます。

 

2021年夏の移籍市場終了間際、バルセロナから完全移籍で加入し、加入1年目の21-22シーズン、ヌーノ体制では4バックの右サイドバック、コンテ体制では右ウイングバックとして起用され、リーグ戦31試合に出場しました。

翌22-23シーズンは、コンテ前監督の下、RWBのファーストチョイスとして起用され、公式戦36試合に出場しました。

 

しかしポステコグルー監督が就任した23-24シーズン、4バックのRSBのファーストチョイスはペドロ・ポロになり、エメルソンはベンチメンバーに降格となってしまいましたが、RSBだけでなく不慣れなLSBやCBにも対応し、怪我人続出の苦しい状況の中でもチームを支えてきました。

そんな中、キミッヒ退団の可能性が浮上しているバイエルンは、その穴埋めのためにエメルソン獲得に関心を示しているようです。

 

バイエルン以外にもミランユベントスエメルソン獲得に関心を示しているようです。

トッテナムとの契約も2026年6月末までとなっており、トッテナムは2900万ユーロ(約49億円)前後のオファーが届いた場合は交渉に応じる姿勢のようです。

チームでは序列を下げてしまったエメルソンですが、23-24シーズンは不慣れなポジションでの起用もありつつ、献身的なプレーを見せてくれました。

 

新シーズンもトッテナムでの活躍も期待されるエメルソンですが、ケインダイアーに続き、トッテナムからバイエルン加入となるのか、今後の動向に注目です。

 

 

テオ・エルナンデス(ミラン/フランス代表)

生年月日:1997年10月6日(26歳)
ポジション:LSB、LMF、CB

身長184㎝のサイドバックとしては比較的大柄で、強靭なフィジカルを前面に出した推進力溢れるドリブル突破と強烈な左足からのキックでチャンスメイクしていく攻撃型サイドバックです。

守備面では対応の甘さも指摘される時もありますが、持ち前のフィジカルの強さを活かし、地上戦また空中戦でも対人守備の強さを発揮しています。

 

アトレティコ・マドリードの下部組織で育ち、2016-17シーズンにローン移籍したアラベスでの活躍が認められ、2017年夏にレアル・マドリードに加入しました。

しかしレアル・マドリードではマルセロの牙城を崩すことは出来ず、レアル・ソシエダへのローン移籍を経て、2019年7月にミランに加入しました。

 

ミラン加入後は、在籍5シーズン全てでリーグ戦30試合以上出場し、不動のLSBとして活躍しています。

23-24シーズンも公式戦46試合に出場し、LSBだけでなくCBとしても起用され、キャプテンマークを巻く試合も数試合ありました。

 

ミランとの契約は2026年6月末までとなっていますが、テオ自身も「ミランで快適だ。移籍は考えていない。」とコメントし、相思相愛の関係となっています。

ただテオ自身が、年俸400万ユーロ(約6億8000万円)から2倍の800万ユーロ(約13億6000万円)への大幅昇給を希望しており、この条件をミランが呑めるかどうかに注目が集まっています。

 

兄のリュカが在籍するバイエルン・ミュンヘンは、デイヴィス退団後のLSBとしてテオ・エルナンデスを据えようと考え、獲得に関心を示しているようです。

いずれにせよミランとの契約交渉次第のところではありますが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

CMF

アマドゥ・オナナ(エバートン/ベルギー代表)

生年月日:2001年8月16日(22歳)
ポジション:DMF、CMF

195㎝のフィジカルと長い手足を生かしたボール奪取能力に定評があるベルギー代表の次世代を担うダイナミックなCMFです。

左右両足遜色なく使え、パス精度も高く、推進力の高いドリブルや精度の高いミドルシュートで積極的に攻撃参加していき、攻守において万能性の高さも光ります。

 

ハンブルガーSVリールでは主軸として活躍し、22-23シーズンからはエバートンに加入し、リーグ戦33試合に出場しました。

23-24シーズンもリーグ戦30試合に出場し、堅守とハードワークを売りとするショーン・ダイチ監督の下、中盤で強度を発揮するプレーを見せました。

 

2022年6月に初招集されたベルギー代表では、2022年カタールW杯にも2試合出場し、EURO2024のベルギー代表にも選出されました。

エバートンでは主軸としての立場を確立しているオナナですが、財政難問題を抱えているエバートンは莫大な移籍金を見込めるオナナの放出に動いており、バイエルンをはじめ、トッテナムチェルシーアーセナルなどが獲得に関心を示しています。

 

エバートンは、オナナの移籍金を5000万~6000万ユーロ(約80億4000万~96億5000万円)に設定しているようです。

バイエルン加入が実現すれば、攻守における万能性の発揮だけでなく、22歳という若さもあり、今後数シーズンは中盤の主軸としての活躍が期待されます。

多くのビッグクラブとの争奪戦となりそうですが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

ジョアン・パリーニャ(フラム/ポルトガル代表)

生年月日:1995年7月9日(28歳)
ポジション:DMF

身長190㎝の屈強な体格を生かした対人の強さと鋭い洞察力、守備範囲の広さを生かし、正確かつ激しいタックルでボールを奪う守備的MFです。

攻撃面でもフィジカルを生かしたボールキープや、プレス回避能力の高さやパス精度の高さを生かし、ビルドアップ面でも大きく貢献しています。

 

20-21シーズンからスポルティングでプレーし、在籍2シーズンで公式戦通算95試合に出場し、主力として活躍しました。

22-23シーズンからフラムに移籍すると、加入1年目からリーグ戦35試合に出場し、ボール奪取能力の高さやデュエルの強さを発揮し、中盤の主軸に定着しました。

 

23-24シーズンもリーグ戦33試合に出場し、リーグトップのタックル成功数(152回)を記録するだけでなく、4得点を上げるなど、得点力の高さも見せました。

2023年夏の移籍市場終了間際には、パリーニャメディカルチェックまで受け、バイエルン加入が間近に迫っていましたが、フラムが代役を確保出来なかったため、移籍は破談になりました。

 

その後、フラムとの契約を2028年6月末まで延長したものの、バイエルンは2024年冬の移籍市場でも獲得に動いていましたが、CBとRSBの補強優先度が高くなったため、パリーニャ獲得を断念しました。

パブロビッチの台頭やラファエル・ゲレイロのボランチ起用もあり、パリーニャに対する熱は以前よりも冷めたかもしれませんが、完全に無くなったかとは言い切れないのが現状です。

 

7000万ユーロ(約108億円)以上の高額な移籍金や、30代に近づいている年齢もあり、バイエルンとしてはややオナナにシフトチェンジしているところもあるかもしれませんが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

次世代の主軸候補

アサン・ウエドラオゴ(シャルケ/ドイツU-17代表)

生年月日:2006年5月9日(18歳)
ポジション:CMF、OMF、LWG

弱冠18歳ながら、身長191㎝の強靭なフィジカルを誇るボックス・トゥ・ボックス型のCMFです。

守備面では強靭なフィジカルを活かした球際の強さを発揮し、攻撃面でも足元の技術の高さを活かしたボールキープや推進力の強さを前面に出した攻め上がりを見せます。

 

2014年にシャルケの下部組織に入団し、23-24シーズンからトップチームに昇格すると、ブンデスリーガ2部の開幕戦でいきなりスタメン起用され、得点を決め、17歳2か月でクラブ史上最年少の得点記録を更新しました。

その後、所属するシャルケではブンデスリーガ2部でリーグ戦の前半戦で11試合に出場し、主軸として活躍しましたが、中盤戦以降は故障離脱もあり、結局リーグ戦17試合の出場にとどまりました。

 

ドイツU-17代表では17試合に出場し、チームの中心として活躍し、2023年6月に行われたU-17欧州選手権で優勝へと導きました。

ドイツ期待の有望株に対しては、バイエルン・ミュンヘンを筆頭に、ライプツィヒフランクフルトといったブンデスリーガ勢だけでなく、ブライトンエバートンミランといったドイツ国外のクラブからも強い関心を寄せられています。

 

所属するシャルケはブンデスリーガ2部で10位に終わり、1部復帰を逃したことから、この夏での放出が有力視されています。

2024年夏に発生する2000万ユーロ(約31億5000万円)の契約解除条項の存在もあり、ステップアップに向けた動きも活発化してくることでしょう。

 

バイエルンウエドラオゴ獲得に交渉を重ね、5年契約での完全移籍を決定させた後、シャルケへ1年間ローン移籍させる計画だとも報道されています。

パブロビッチとのコンビを含め、将来性が楽しみな逸材ではありますが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

アーチー・グレイ(リーズ/イングランドU-21代表)

生年月日:2006年3月12日(18歳)
ポジション:CMF、RMF、DMF

足元の技術の高さを活かし、密集した場面でも巧みに身をこなし、ボールキープしていくだけでなく、パスやシュートの精度の高さも誇るボックストゥボックス型のMFです。

守備面でもアグレッシブさを見せ、戦術理解度の高さから偽サイドバックでも起用されるなど、ポテンシャルの高さにも注目が集まっています。

 

父親、祖父、大叔父と4世代にわたりプレーしてきたリーズの下部組織で育ち、21-22シーズンは出場はなかったものの、プレミアリーグでベンチ入りし、22-23シーズンもプレシーズンマッチでトップチームに帯同するなど、大きな期待をかけられていました。

トップチームに昇格したものの、チームはチャンピオンシップに降格して臨んだ23-24シーズンは、開幕戦でいきなりボランチでスタメン起用され、90分間フル出場を果たしました。

 

その後はCMFを主戦場としつつも、RSBでも起用され、トップチーム1年目のシーズンでチャンピオンシップ44試合に出場しました。

残念ながらリーズは、プレミアリーグ昇格プレーオフ決勝まで進出したものの、サウサンプトンに惜しくも敗れ、1年でのプレミアリーグ復帰を逃してしまいました。

 

1億9000万ポンド(約379億8000万円)の負債を抱え、6月末までに未払い移籍金の7360万ポンド(約146億2000万円)を支払う必要があるリーズは資金調達のために主力選手を放出せざるを得ず、グレイの放出も避けることは出来ない状況になりつつあります。

リーズとしては、4世代にわたりプレーするグレイをクラブの象徴としてなんとしてでも残留させたいところですが、バイエルン・ミュンヘンをはじめ、トッテナムクリスタル・パレスといったプレミアリーグ勢を中心にオファーが殺到するのではないかとされています。

 

現在のグレイの市場価値は1800万ユーロ(約30億6900万円:TransferMarkt調べ)となっていますが、将来性豊かなグレイに対しては市場価値以上のオファーが提示されるかもしれません。

バイエルン・ミュンヘン加入が実現すれば起用法も含め楽しみな人材ではありますが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

 

退団が予想される選手

次に、退団が予想される選手を取り上げます。

 

キム・ミンジェ(韓国代表)

生年月日:1996年11月15日(27歳)
ポジション:CB
移籍先候補:ナポリ、インテル

身長190㎝の強靭なフィジカルと身体能力の高さを駆使し、地上また空中戦問わず対人守備の強さを発揮するアジア最強のCBです。

足下の技術の高さやパス精度の高さもあり、ビルドアップでも大きく貢献していきます。

 

22-23シーズン、フェネルバフチェからナポリに加入し、開幕からすぐに定位置を掴み、身長190㎝のサイズを活かした空中戦の強さやパワー、スピードだけでなく、非凡なパスセンスを発揮しました。

2022年9月にはアジア人として初のセリエA月間最優秀選手賞を受賞し、セリエA35試合に出場し、ナポリの33年ぶりのスクデット獲得やチャンピオンズリーグベスト8進出にも大きく貢献しました。

 

22-23シーズン終了後、多くのビッグクラブの争奪戦の末、移籍金5000万ユーロ(約78億円)の5年契約でバイエルン・ミュンヘンが獲得しました。

23-24シーズン開幕当初は、DFラインに負傷者が続出したこともあり、1月のアジアカップ参加による離脱までは、CBの一角としてスタメンで起用されてきました。

 

しかし、アジアカップ終了後の2月以降は、ダイアーが加入したことにより序列が下がり、ベンチメンバーに降格してしまいました。

さらにチャンピオンズリーグ準決勝レアル・マドリード戦1stレグでは、2失点に絡むミスを犯し、多くの批判にさらされました。

 

大きな期待を寄せられて加入したキム・ミンジェですが、その期待に沿ったパフォーマンスを見せるには至らず、1年でバイエルン・ミュンヘンを放出されるのではないかという報道もあります。

移籍先候補には、古巣のナポリインテルなどが挙げられ、セリエA復帰が囁かれています。

新シーズンでの巻き返しにも期待したいところですが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

アルフォンソ・デイヴィス(カナダ代表)

生年月日:2000年11月2日(23歳)
ポジション:LSB、LWG、LMF
移籍先候補:レアル・マドリード

左サイドから驚異的なスピードを駆使し、積極的なドリブルで仕掛け、チャンスメイクしていくアタッカーです。

まだ23歳ながらバイエルン・ミュンヘンまたカナダ代表では主力として活躍し、2026年W杯を含め、これからの飛躍も大きく期待されています。

 

2019年冬にバイエルンに加入後、当時の指揮官だったハンジ・フリック監督によってLSBにコンバートされて以降、在籍約5シーズン半で公式戦195試合に出場し、LSBの主軸として活躍しています。

過去2シーズンは故障離脱の影響もあり、シーズン通しての出場は出来ませんでしたが、23-24シーズンは長期間離脱することなく、LSBのレギュラーとしてリーグ戦29試合、チャンピオンズリーグ10試合に出場しました。

 

しかし、バイエルンとの契約は2025年6月末までとなり、バイエルンデイヴィスとの契約延長交渉を行っていますが、昇給を望むデイヴィスとの交渉は難航しており、契約満了後フリーでの退団を避けるため、この夏での放出の可能性も出てきました。

かねてからレアル・マドリードが、マルセロ以来の攻撃的なサイドバックとして、デイヴィス獲得に関心を示し続けてきました。

 

バイエルンデイヴィス獲得のための移籍金を7000万ユーロ(約115億円)に設定していますが、レアル・マドリードは3500万ユーロ(約57億5000万円)から徐々に変動させて獲得の交渉を続けていくようです。

レアル・マドリードとしては、2014年夏に当時バイエルンとの契約延長交渉が難航していたクロースを破格の移籍金2500万ユーロ(約39億3550万円)で獲得したケースのように、移籍金を抑えて獲得を狙っているようです。

 

レアル・マドリードとしては、サイドバックよりもセンターバックの補強の優先度が高くなっており、2024年冬の移籍市場よりもデイヴィス獲得の熱量はやや低下しているようですが、いずれにせよ契約交渉の進展次第で状況は一変してくることでしょう。

デイヴィスが移籍となると、新たに攻撃的サイドバックを迎えなければいけなくなりますが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

ヨシュア・キミッヒ(ドイツ代表)

生年月日:1995年2月8日(29歳)
ポジション:RSB、DMF、CMF
移籍先候補:バルセロナ、アーセナル、マンチェスター・シティ

サッカーIQの高さとパス精度の高さを武器に、中盤からゲームメイクするだけでなく、偽サイドバックとしても活躍し、クラブまた代表でもチームのパフォーマンスを左右する存在となっています。

豊富な運動量や切り替えの速さで、守備面での貢献度も高く、キャプテンシーもあり、ノイアー不在時はキャプテンマークを巻くこともあります。

 

シュトゥットガルトの下部組織出身で、2013年夏からは当時3部リーグに所属していたライプツィヒでのプレーを経て、2015年7月にシュトゥットガルトからバイエルンに加入しました。

加入直後の15-16シーズン、グアルディオラ監督の下で、偽サイドバックとしての才能を見出され、その後はRSBだけでなく、中盤でも起用され、高いパスセンスと運動量を発揮し、チームの主力として活躍してきました。

 

バイエルンでは、在籍9シーズンで公式戦390試合に出場し、現チーム内ではミュラーノイアーに次ぐ出場試合数を誇ります。

とはいえ、キミッヒバイエルンとの契約は2025年6月末までと残り1年を切ろうとしており、バイエルン側も契約延長交渉を行っていますが、条件面で合わず、契約延長には至っていません。

 

24-25シーズン終了後にフリーでの退団を避けるため、この夏の移籍市場で3500万ユーロ(約58億8000万円)前後で売却する可能性が出てきています。

実績豊富な司令塔を割と安価な移籍金で獲得出来る可能性もあり、バルセロナアーセナルマンチェスター・シティなど、多くのビッグクラブが獲得に関心を示しています。

関係悪化が噂されていたトゥヘル監督が退任し、新監督にはコンパニ監督が就任しました。

これがキミッヒにどう働きかけるのか、今後の動向に注目です。

 

 

ジャマル・ムシアラ(ドイツ代表)

生年月日:2003年2月26日(21歳)
ポジション:OMF、CMF、LWG
移籍先候補:マンチェスター・シティ、リバプール

抜群のテクニックを駆使し、狭い局面でもドリブルで打開し、フィニッシュワークに絡んでいく攻撃的MFです。

WGやCMFなどでも対応できる万能性を併せ持ち、所属するバイエルン・ミュンヘン、またドイツ代表では早くも中心的な存在となっています。

 

2019年7月にチェルシーからバイエルン・ミュンヘンの下部組織に加入し、2020年6月に17歳115日でブンデスリーガデビューを果たすと、2020年9月には17歳6ヵ月23日で得点し、クラブ史上最年少得点記録を塗り替えました。

デビュー以降、チームの主軸として活躍し、22-23シーズンは、リーグ戦33試合で12得点13アシストを記録し、最終節では試合終了間際に劇的な決勝ゴールを決め、逆転優勝に導きました。

 

23-24シーズンはリーグ戦24試合に出場し、10得点6アシストと、22-23シーズンほどのインパクトを残せていませんが、トップ下をはじめ、インサイドハーフやウィングなどで起用され、チームの攻撃を牽引する働きをしています。

ムシアラバイエルン・ミュンヘンとの契約は2026年6月末までとなっており、バイエルン・ミュンヘンムシアラとの契約延長交渉に動いていますが、契約延長は現時点で合意に達しておらず、移籍の可能性も囁かれています。

 

ムシアラ獲得には、マンチェスター・シティレアル・マドリードリバプールなど、錚々たるビッグクラブが名乗りを上げ、8000万ポンド(約151億円)の金額が動くのではないかと予想されています。

バイエルンとしては、ムシアラを非売品として捉え、この夏の移籍市場ではムシアラとの契約延長を最優先事項として捉えているようです。

 

ムシアラバイエルンで充実した日々を過ごしていますが、チャンピオンズリーグ制覇やバロンドール獲得といった目標実現のために移籍する可能性もあると取り沙汰されています。

新生バイエルンの象徴としてムシアラが抜けるとなると大変なことになりますが、どうなるでしょうか、今後の注目です。

 

 

エリック・マキシム・シュポ=モティング(カメルーン代表)

生年月日:1989年3月23日(35歳)
ポジション:CF、LWG、ST
移籍先候補:フランクフルト、フェネルバフチェ、ユベントス

身長191㎝のフィジカルの強さと足元の技術の高さを活かし、ポストワークで存在感を出していく老獪なストライカーです。

少ない出場時間でも結果を残し、頼れるバックアッパーとして多くの監督から信頼を勝ち得てきました。

 

2007年8月にハンブルガーSVでブンデスリーガデビューを果たすと、ニュルンベルクマインツシャルケと渡り歩き、主にブンデスリーガでプレーしてきました。

2017年8月にシャルケからストーク・シティに加入し、2017-18シーズンでリーグ戦30試合に出場し、5得点5アシストの成績を収め、2018年8月に加入したパリ・サンジェルマンでは貴重なバックアッパーとして2シーズンプレーしました。

 

2020年10月にフリーでバイエルン・ミュンヘンに加入すると、20-21、21-22シーズンはレヴァンドフスキの頼れるバックアッパーとして活躍し、レヴァンドフスキが抜けた22-23シーズンはキャリアハイの公式戦17得点を記録し、しっかりと役割を果たしてきました。

22-23シーズンの活躍もあり、2023年3月には2024年6月末まで契約を延長しましたが、23-24シーズンはケインの加入や、18歳のテルの台頭もあり、リーグ戦27試合でわずか2得点にとどまりました。

 

契約も2024年6月末までとなり、正式発表はありませんが、契約満了により23-24シーズン限りでの退団の見通しとなっています。

頼れるバックアッパーとして実績十分なシュポ=モティングに対しては、フランクフルトフェネルバフチェユベントスなどが関心を示しているようです。

 

ここぞという場面で結果を残し、チームの勝利に貢献してきたシュポ=モティングですが、23-24シーズンはケインテルに押されてしまいました。

頼れるバックアッパーを確保しておきたいクラブにとってシュポ=モティングは注目を集める存在となりそうですが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

 

まとめ

いかがでしたか。

 

今回は、2024年夏のバイエルン・ミュンヘンの最新移籍情報と補強ポイント狙っていると噂の獲得候補選手退団が噂される選手を取り上げました。

 

ブンデスリーガ連覇が11でストップしただけでなく、レバークーゼンにブンデスリーガ史上初の無敗優勝という偉業を成し遂げられ、22-23シーズンは絶対王者らしからぬシーズンを送ってしまいました。

とはいえ既に主軸に定着しているムシアラだけでなく、テルやパブロビッチ、アスプ・ジェンセンなど、新世代を担う若手の台頭もあり、世代交代に向けて明るい見通しも出ています。

 

24-25シーズンはチャンレンジャーとして臨み、ブンデスリーガの覇権奪回だけでなく、新生バイエルンの到来を予期させるシーズンにしてほしいですね。

新監督や主力選手の動向も踏まえ、2024年夏の移籍市場でのバイエルン・ミュンヘンの動きに注目です。

 

他に気になるチームはありますか?

プレミアリーグ(イングランド)

 

ブンデスリーガ(ドイツ)

 

リーガエスパニョーラ(スペイン)

 

セリエA(イタリア)

 

リーグアン(フランス)

 

いつもありがとうございます!

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