リバプール2024冬の最新移籍情報まとめ!補強が噂される新加入獲得候補選手・退団リストも調査!

KOPの皆さん、こんにちは。

 

リーグ戦でのマンチェスター・シティとのハイレベルな優勝争い、チャンピオンズリーグ準優勝と、シーズン終盤までタイトル戦線に残り、充実したシーズンを送った21-22シーズンとは裏腹に、22-23シーズンは苦しい1年を過ごしてしまいました。

 

リーグ戦開幕3戦未勝利という苦しい滑り出しとなり、負傷者も続出し、チームパフォーマンスも不安定で浮き沈みが激しく、前シーズンの強さが影を潜めてしまいました。

カタールW杯の中断期間から再開後のリーグ戦もその流れは変わらず、チームパフォーマンスは不安定なもので、21-22シーズンの決勝の再現となったチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦のレアル・マドリード戦では力無く敗退してしまいました。

 

終盤戦に近づくと底力を発揮し、リーグ戦7連勝、11試合負けなしで、何とかリーグ戦5位でフィニッシュし、ヨーロッパリーグ出場権を獲得しましたが、クロップ監督がシーズン開幕から指揮を執った2016-17シーズン以降、最低順位でのフィニッシュとなってしまいました。

序盤の負傷者の続出や新戦力ヌニェスの不調に加え、これまでの黄金期を支えてきたサラーファン・ダイクの衰えも指摘されるようになりました。

 

23-24シーズンは再びチャンピオンズリーグ出場権を獲得し、プレミアリーグで優勝争いに加わるべく、2023年夏の移籍市場で積極的に動き、特に中盤は大きく刷新されました。

ジェイムズ・ミルナーオックスレイド・チェンバレンナビ・ケイタが契約満了により退団し、加えてチームの精神的支柱だったジョーダン・ヘンダーソンと、守備の要として活躍してきたアンカーのファビーニョもサウジアラビアリーグに引き抜かれてしまいました。

その代わりに、ブライトンからアルゼンチン代表MFアレクシス・マックアリスターライプツィヒからハンガリー代表MFドミニク・ソボスライシュトゥットガルトから日本代表MF遠藤航バイエルン・ミュンヘンからオランダ代表MFライアン・グラッフェンベルクを加えました。

 

迎えた23-24シーズン、開幕戦のチェルシー戦では1-1の引き分けに終わったものの、その後リーグ戦5連勝を飾り、前シーズンとは打って変わって好調な滑り出しとなりました。

リーグ戦第7節のトッテナム戦では、VARでの不可解な判定に加え、2人退場となる苦しい展開の中、終盤まで粘り強く戦いましたが、後半アディショナルタイムで決勝点となるオウンゴールを献上してしまい、リーグ初黒星を喫してしまいました。

 

しかし、その後のリーグ戦では負けは無く、現在(第11節終了時点)リーグ戦3位につけ、首位とは勝ち点差3ptと、タイトル戦線に加わっています。ただ、マンチェスター・シティアーセナルといった上位陣との対戦も控えており、落とせない試合が続いていきます。

さらに、国内だけでなく、ヨーロッパリーグも戦い抜く過密日程となり、負傷による離脱だけでなく、両親が母国コロンビアで誘拐されたルイス・ディアスのような不測の事態も生じた場合に備え、この冬の移籍市場でもチーム力の底上げを図りたいところです。

 

ということで、今回は在任9年目に突入したクロップ監督の下、新たな転換期を迎え、第2次黄金期を築こうとするリバプールの2024年冬

  • 最新移籍情報と補強ポイント
  • 狙っていると噂の獲得候補選手
  • 退団が予想される選手
  • まとめ

の順でお伝えしていきます。

他に気になるチームはありますか?

他に気になるチームはありますか?

プレミアリーグ(イングランド)

 

ブンデスリーガ(ドイツ)

 

リーガエスパニョーラ(スペイン)

 

セリエA(イタリア)

 

リーグアン(フランス)

 

最新移籍情報と補強ポイント

最新移籍情報

〈加入〉 

pos. 選手名 年齢 前所属 移籍形態(移籍金)

 

〈退団〉 

pos. 選手名 年齢 移籍先 移籍形態(移籍金)
DF リース・ウィリアムズ 22 ポート・ヴェイル ローン(24年5月末まで)
  ナサニエル・フィリップス 26 カーディフ ローン(24年6月末まで)
  カルヴィン・ラムゼイ 20 ボルトン ローン(24年5月末まで)
 FW ファビオ・カルバーリョ  21  ハル・シティ  ローン(24年5月末まで) 

 

 

補強ポイント

リバプールの2024年冬の移籍市場での補強ポイントとして、

  1. CMF
  2. DFラインの補充
  3. サラーの後釜候補

が挙げられるでしょう。

 

 

CMF

22-23シーズンと大きく入れ替わった中盤の構成ですが、現在はマックアリスターをアンカーとして起用し、その前の2枚のインサイドハーフにソボスライカーティス・ジョーンズ、もしくはグラッフェンベルクを起用する形が多く採用されています。

新加入のマックアリスターは、正確なパスの供給やゲームメイクだけでなく、守備面でも対人の強さを発揮していますが、持ち味をより発揮するためにはインサイドハーフで起用すべきだとの声も多く出ています。

 

また同じく新加入の遠藤も、ビルドアップでの貢献度も高くなり、豊富な運動量や対人守備の強さも見せていますが、カップ戦での先発起用が主になっており、クロップ監督からレギュラーとしての信頼を得るには至っていません。

22-23シーズンまで不動のアンカーとして活躍してきたファビーニョと比較すると、守備の強度のインパクトには欠けてしまう印象が残ってしまいます。

 

新たなアンカーを獲得するのか、それともコンバートなどを含め、新たなスタイルを模索していくのか、この冬の移籍市場でも重要課題となるポジションになることでしょう。

 

 

DFラインの補充

DFラインも、補強が必要なポジションといえるでしょう。

 

CBは、ファン・ダイクマティプといずれも30歳を超え、ベテランの域に入り、20代のCBはコナテジョー・ゴメスのみとなっています。

23-24シーズンは、ファン・ダイクマティプともにDFラインを統率し、対人守備の強さやビルドアップの参加など、チームに貢献するパフォーマンスを見せていますが、コナテとコンビを組む新たなDFリーダーの獲得も望まれます。

 

また両サイドバックについてですが、LSBに関してはロバートソンが10月の代表戦で肩を負傷し、約3カ月近くの離脱となり、現在はツィミカスがLSBのレギュラーを務めています。

22-23シーズンは守備の脆さが目立ったRSBのアレクサンダー・アーノルドですが、23-24シーズンは持ち前の攻撃センスと高精度のキックでチームの得点機会に多く関与し、不動の存在となっています。しかし、欠場となると一気にチームパフォーマンスは低下し、完全なバックアッパーは不在となっています。

“新たなDFリーダー候補となるCB”もしくは“両サイドバックのバックアッパー”の獲得も、この冬の補強ポイントになってくるでしょう。

 

 

サラーの後釜候補

2022年夏はマネ、そして2023年夏はフィルミーノが退団し、圧倒的な破壊力を誇ったフロントスリーの解体が進んでいます。

残すはサラーのみとなりましたが、23-24シーズンはここまでリーグ戦(第11節終了時点)チームトップの8得点を決め、変わらずチームを牽引しています。

 

とはいえサラーも31歳を迎え、得点力は健在のものの、かつてのような圧倒的なスピードは陰りが見えています。また契約も2025年6月末までと、残り1年半を切ろうとしており、後釜候補の獲得への動きも活発化してくることでしょう。

この夏の移籍市場では、サラーに対してサウジアラビアからの巨額オファーが届き、この冬の移籍市場でも引き続きサウジアラビアからの強い関心は続いていくことでしょう。

現時点では移籍は無いとしているものの、一気に状況が変わる可能性も秘めていますので、ここも注目ポイントですね。

 

 

 

狙っていると噂の獲得候補選手

では、挙げられた補強ポイントに沿って、狙っていると噂の獲得候補選手を取り上げます。

 

CMF

アンドレ(フルミネンセ/ブラジル代表)

生年月日:2001年7月16日(22歳)
ポジション:DMF、CMF

ボール奪取能力の高さとパス精度の高さを駆使し、攻守の起点として活躍し、アンカーとボランチで高いパフォーマンスを見せるCMFです。

今年6月にはブラジル代表デビューを果たし、セレソンの新たなボランチ候補として、期待が寄せられています。

 

フルミネンセの下部組織出身で、2020年にトップチームデビューを果たし、翌2021シーズン途中からはボランチの定位置を確保し、約4シーズン(11/10現在)で公式戦通算162試合に出場しています。

2023シーズンはリーグ戦25試合にスタメン出場した他、コパ・リベルタドーレスでは全13試合に出場し、チーム初のコパ・リベルタドーレス制覇に大きく貢献しました。

 

リバプールは2023年夏の移籍市場でアンドレ獲得に動き、移籍金3000万ユーロ(約47億円)のオファーを提示しましたが、チーム悲願のコパ・リベルタドーレス制覇のために残留し、移籍は実現しませんでした。

チーム悲願のコパ・リベルタドーレス制覇の原動力として活躍し、ブラジル代表にも定期的に招集されるなど、注目株として評価を高めつつあるアンドレに対しては、リバプールをはじめ、アーセナルバルセロナなどが獲得に関心を示しています。

 

アンドレ自身は“カゼミーロ(マンチェスター・ユナイテッド)を目標にしている”と語っており、リバプール加入が実現すれば、中盤の底で目標とするカゼミーロと同じように、攻守にわたり存在感を発揮することが出来るでしょう。

この夏の移籍市場では実現しませんでしたが、中盤の補強で足りなかったラストピースを手に入れ、中盤の刷新を完了させることは出来るのか、今後の動向に注目です。

 

 

アサン・ウエドラオゴ(シャルケ/ドイツU-17代表)

生年月日:2006年5月9日(17歳)
ポジション:CMF、OMF

弱冠17歳ながら、身長191㎝の強靭なフィジカルを誇るボックス・トゥ・ボックス型のCMFです。

守備面では強靭なフィジカルを活かした球際の強さを発揮し、攻撃面でも足元の技術の高さを活かしたボールキープや推進力の強さを前面に出した攻め上がりを見せます。

 

2014年にシャルケの下部組織に入団し、23-24シーズンからトップチームに昇格すると、ブンデスリーガ2部の開幕戦でいきなりスタメン起用され、得点を決め、17歳2か月でクラブ史上最年少の得点記録を更新しました。

その後も所属するシャルケではブンデスリーガ2部でリーグ戦11試合に出場し、主軸として活躍しています。またドイツU-17代表ではチームの中心として活躍し、今年6月に行われたU-17欧州選手権で優勝へと導きました。

 

ドイツ期待の有望株に対しては、リバプール以外にも、バイエルン・ミュンヘンライプツィヒフランクフルトといったブンデスリーガ勢だけでなく、ブライトンエバートンミランといったドイツ国外のクラブからも強い関心を寄せられています。

所属するシャルケは現在ブンデスリーガ2部(第13節終了時点)で15位と低迷し、ウエドラオゴ自身も早い段階での1部でのプレーを希望していることや、2024年夏に発生する2000万ユーロ(約31億5000万円)の契約解除条項の存在もあり、ステップアップに向けた動きも活発化してくることでしょう。

 

完全なアンカータイプのCMFではないものの、手足の長さやフィジカルの強さ、ボールキープ力などはファビーニョに通じるものもあり、アンカーとして開花する可能性も秘めています。

いずれにせよリバプール加入が実現すれば、将来性が楽しみな逸材ではありますが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

DFラインの補充

ゴンサロ・イナシオ(スポルティング/ポルトガル代表)

生年月日:2001年8月25日(22歳)
ポジション:CB

広い視野と戦術眼を持ち合わせ、ビルドアップ能力の高さを活かし、利き足の左足から高精度のパスやロングフィードを供給し、チャンスメイクしていきます。

また身長186㎝のフィジカルの強さもあり、対人守備の強さも発揮し、ポルトガルを代表する強豪スポルティングのDFリーダーとして活躍しています。

 

スポルティングの下部組織出身で、2020年7月にトップチームに昇格すると、20-21シーズンでリーグ戦20試合に出場しました。

翌21-22シーズンからは3バックの一角に定着し、リーグ戦28試合に出場し、22-23シーズンもリーグ戦33試合に出場しました。

23-24シーズンもリーグ戦(11/10現在)全試合に出場し、主力として活躍しています。

また今年3月にはポルトガル代表デビューも果たし、4試合で2得点2アシストを記録するなど、守備だけでなく攻撃でも貢献度の高い活躍を見せています。

 

リバプールゴンサロ・イナシオ獲得に向け、今年10月に行われたポルトガル代表戦にスカウトを派遣し、関心を強めていますが、マンチェスター・ユナイテッドも獲得に強い関心を示しているようです。

また今年8月に2027年6月末まで延長したスポルティングとの契約の中では、契約解除金は6000万ユーロ(約95億5000万円)に設定されているようです。

 

リバプールの現DF陣の中ではいない左利きのCBであり、守備の強さだけでなく、ビルドアップでの貢献度の高さなど、加入が楽しみなCBではありますが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

デヴァイン・レンシュ(アヤックス/オランダU-21代表)

生年月日:2003年1月18日(20歳)
ポジション:RSB、CB、LSB

高い身体能力を生かし、粘り強い守備を見せるだけでなく、両足を駆使した巧みな技術を武器にビルドアップなどの攻撃面での貢献度も大きいDFです。

RSBでの起用が主ですが、LSBやCB、守備的MFなどでも起用されるなど、ユーティリティ性の高さも大きく評価されています。

 

20-21シーズンにアヤックスのトップチームに昇格し、20-21シーズンはリーグ戦18試合に出場し、21-22シーズンはリーグ戦19試合に出場しました。

22-23シーズンは、マズラウィ(バイエルン・ミュンヘン)が抜けた後のRSBのレギュラーに定着し、リーグ戦26試合に出場しました。

23-24シーズンも怪我での離脱もありつつ、リーグ戦7試合(11/10現在)に出場し、主軸として高い信頼を寄せられています。

ここ最近は遠ざかっているものの、2021年9月にはオランダ代表デビューも果たし、将来性も大きく期待されています。

 

そんなレンシュに対して、現在リバプールアーセナルが獲得に強い関心を示しているようです。

アヤックスとの契約は2025年6月末までとなり、23-24シーズンの大低迷を受けてステップアップに向けて前向きに動き出す可能性も高くなっています。

 

特にリバプールはCBとSB両方で起用できるユーティリティ性の高いDFが少なく、加入が実現すればDFラインの負担軽減に大きく貢献できることでしょう。

加入を期待したい逸材ではありますが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

サラーの後釜候補

レロイ・ザネ(バイエルン・ミュンヘン/ドイツ代表)

生年月日:1996年1月11日(27歳)
ポジション:RWG、OMF、LWG

相手DFを一気に置き去りにする爆発的なスピードと、足元の技術の高さを駆使したドリブルで、ゴールに迫っていく世界トップクラスのアタッカーです。

左右両ウィングを基本としつつも、中央でも自身の武器であるドリブル突破や正確なパスを供給し、チャンスメイクしていきます。

 

シャルケマンチェスター・シティを経て、2020年夏にバイエルン・ミュンヘンに加入すると、20-21シーズンはリーグ戦32試合で6得点10アシスト、21-22シーズンはリーグ戦32試合で7得点7アシストを記録しました。

しかし、2シーズン連続で二桁得点二桁アシストを記録したマンチェスター・シティ在籍時でのパフォーマンスと比べると、大きなインパクトを残すことは出来ず、ファンからの批判の的になることもありました。

 

22-23シーズンも、ナーゲルスマン前監督によるフォーメーション変更の煽りを受け、パフォーマンスが安定せず、リーグ戦32試合で8得点7アシストにとどまりましたが、23-24シーズンは開幕から好調をキープし、リーグ戦10試合で既にバイエルン移籍後最多に並ぶ8得点を記録しています。

23-24シーズンから加入したハリー・ケインの存在も大きく、ケインの組み立てから、ザネの攻撃力の高さがより際立つシーズンとなっています。

 

充実したシーズンを送ろうとしているザネですが、バイエルン・ミュンヘンとの契約は2025年6月末までとなっており、サラーの後継者としてリバプールが獲得に動き出しているようです。

バイエルン・ミュンヘンとしては契約延長を目指す方針ですが、リバプールはクラブ史上最高額の8000万ポンド(約145億円)以上の金額を投じる可能性もあります。

 

同じ左利きで、圧倒的な突破力に加え、決定力の高さも際立ってきたザネは、サラーの後継者候補としてリバプールでプレーすることになるのか、今後の動向に注目です。

 

 

フロリアン・ヴィルツ(レバークーゼン/ドイツ代表)

生年月日:2003年5月3日(20歳)
ポジション:OMF、ST、RWG

狭い局面でもボールを奪われることがないテクニックの高さと、精度の高いパスでチャンスメイクしていく創造性溢れるドイツの神童です。

アシストだけでなく、自らもスペースに抜け出し、積極的にゴールを狙っていきます。

 

ケルンの下部組織から2020年1月にレバークーゼンに移籍し、2020年5月にチーム史上最年少となる17歳15日でプロデビューを果たしました。

20-21シーズンは18歳ながら、チームの主軸として活躍し、リーグ戦29試合で5得点6アシストを記録しました。

しかし、2022年3月に左ひざの前十字靭帯断裂という重傷を負い、カタールW杯も欠場を余儀なくされました。

2023年1月に戦線復帰すると、22-23シーズンはリーグ戦17試合で1得点6アシストを記録、23-24シーズンはここまで(11/10現在)リーグ戦10試合で3得点4アシストを記録し、公式戦全試合に出場、バイエルン・ミュンヘンを抑えリーグ首位に立つレバークーゼンの攻撃陣を牽引しています。

 

大怪我を乗り越え、輝きを増してきたヴィルツに対しては、リバプールだけでなく、マンチェスター・シティバイエルン・ミュンヘンチェルシーも獲得に動いており、移籍金は8000万ポンド(約148億円)に設定されているようです。

レバークーゼンロルフェス代表取締役や、代理人を務める父親のハンス氏も、EURO2024まで移籍をすることはないとコメントしていますが、ドイツの神童を巡る動きはこの冬も活発化してきそうです。

 

サラーと比べるとドリブルスピードは劣るものの、右サイドからのチャンスメイクは大きな武器となり、ヴィルツの創造性溢れるプレーで、ヌニェスディアスガクポといったアタッカーの能力がより引き出されるかもしれません。

ヴィルツ加入によって新たなスタイルのリバプールの誕生にも期待したいところですが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

 

退団が予想される選手

次に、退団が予想される選手を取り上げます。

クィービーン・ケレハー(アイルランド代表)

生年月日:1998年11月23日(24歳)
ポジション:GK
移籍先候補:セルティック

リバプールの下部組織出身で、元FWの経験から足元の技術の高さとビルドアップ能力の高さを誇る現代型のGKです。

シュートへのレスポンスも高く、試合中のビックセーブやPK戦でのPKストップでチームを救い、多くのタイトル獲得に貢献してきました。

 

しかし、正GKにはアリソンという絶対的な存在がおり、ケレハーは第2GKというポジションから抜け出すことが出来ていません。

22-23シーズンも国内カップ戦での起用がメインとなり、リーグ戦では1試合のみのスタメン起用となってしまいました。

 

とはいえ、アイルランド代表で正GKの座を争うケレハーに対して、アイルランド代表ステファン・ケニー監督も「24歳と若くないため、プレーする必要があるのは確かだ。」と、移籍を勧めるコメントをしています。

この夏の移籍市場でも、ブレントフォードブライトントッテナムなどへの移籍の噂もありましたが実現せず、23-24シーズンもリバプールでスタートしました。

 

23-24シーズンも第2GKの立ち位置は変わらず、ヨーロッパリーグ3試合、カラバオカップ2試合で先発起用されています。

ただクリーンシートは1試合もなく、飛び出しの判断ミスなども見られ、アリソンと比べるとやはり安定感に劣る印象があります。

アイルランド代表からも遠ざかっており、出場機会を確保し、代表の正GKの座を再び掴むためにも移籍に動く可能性が高くなっていますが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

ステファン・バイチェティッチ(スペインU-21代表)

生年月日:2004年10月22日(19歳)
ポジション:DMF、CB、CMF
移籍先候補:セビージャ

昨シーズンに現れたリバプール希望の星であり、身長185㎝のフィジカルを活かした対人の強さや、アグレッシブな守備を前面に出していきます。

また攻撃面でも、足元の技術の高さを活かしたボールキープや、パスセンスの高さを駆使し、攻撃のリズムを整えていきます。

 

セルビア出身の元プロサッカー選手を父に持ち、2021年夏にセルタの下部組織からリバプールに加入すると、22-23シーズンのリーグ戦第4節ボーンマス戦でトップチームデビューを果たしました。

デビュー後もベンチ入りを続け、第17節アストン・ヴィラ戦では途中出場からゴールを決め、中盤に負傷者が続出した2023年以降はスタメン起用される試合も増えてきました。

しかし、2023年3月に内転筋の負傷によりシーズン中に復帰することなく、22-23シーズンはリーグ戦11試合の出場に終わりました。

 

2023年9月のインターナショナルブレイクで、U-21スペイン代表の一員として実戦復帰し、23-24シーズンはヨーロッパリーグ1試合、カラバオカップ1試合に出場していますが、リーグ戦での出場はなく、第6節ウェストハム戦以降はベンチ外となっています。

本来ならば、遠藤とアンカーのレギュラーの座を争う存在として期待されていましたが、現時点ではその期待に応えられてはいません。

22-23シーズンの途中離脱が無ければ、より多くの出場機会を重ね、ファビーニョからの世代交代もスムーズにいっていたかもしれません。

また22-23シーズンはファビーニョの前でインサイドハーフとしても起用され、23-24シーズンでの飛躍も期待されていましたが、なかなか思うようにいかず、経験を積ませるためにレンタル移籍させる可能性も出ています。

 

移籍先候補としてはセビージャをはじめ、ラ・リーガ方面が有力視されています。

レンタル先での活躍と復帰後のパフォーマンスにも期待したいところですが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

チアゴ・アルカンタラ(元スペイン代表)

生年月日:1991年4月11日(32歳)
ポジション:CMF、DMF、OMF
移籍先候補:バルセロナ、ユベントス、レアル・ソシエダ、トラブゾンスポル

独特のリズムを刻むドリブルに、正確不比なパスを前線に供給して、試合をコントロールし、攻撃を組み立てていくCMFです。

フィジカル面での弱さも指摘されていたプレミアリーグでのプレーにもフィットし、創造性あふれるプレーを見せてきました。

 

バルセロナの下部組織出身で、バルセロナバイエルン・ミュンヘンを経て、2020年9月にリバプールに加入しました。

加入1年目の20-21シーズンは序盤で膝の怪我を負い、2カ月近く離脱したこともあり、リーグ戦24試合の出場にとどまりましたが、2年目の21-22シーズンはリーグ戦25試合に出場し、先発したリーグ戦17試合で15勝2分けと、チームの主軸として活躍しました。

しかし、毎シーズンのように故障離脱を繰り返し、22-23シーズンはハムストリングと股関節の故障でリーグ戦18試合の出場にとどまり、得点とアシスト共にありませんでした。

 

迎えた23-24シーズンですが、5月に受けた股関節の手術の影響もあり、公式戦出場はここまで(11/10現在)ありません。

新加入のマックアリスターソボスライが既に主軸として定着していることや、リバプールとの契約も2024年6月末までとなり、リバプールも契約延長の意思もないことから、移籍に向けた動きも活発化してくることでしょう。

 

23-24シーズンの開幕前もサウジアラビアやトルコへの移籍の可能性も取り沙汰されましたが、実現せず。この冬の移籍市場では、古巣のバルセロナユベントスレアル・ソシエダトラブゾンスポルなどが移籍先候補として挙げられています。

怪我さえ無ければと悔やまれ、大型補強の煽りを受けているチアゴですが、この冬の移籍市場で動きを見せるのか、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

モハメド・サラー(エジプト代表)

生年月日:1992年6月15日(31歳)
ポジション:RWG、ST、CF
移籍先候補:アル・イテハド

圧倒的なスピードとドリブルスキル、そして決定力で、近年のリバプールの黄金期を支えたエースストライカーです。

プレミアリーグで3度の得点王に輝き、クラブ通算321試合で196得点83アシストという輝かしい記録を誇ります。

 

2017年夏にリバプールに加入後、加入1年目の2017-18シーズンでリーグ戦32得点を上げ、いきなり得点王に輝きました。

その後も、マネフィルミーノと共に、強力なフロントスリーを形成し、リバプールに多くのタイトルをもたらしてきました。

22-23シーズンは序盤で不調に喘ぎ、30代に入り、衰えも指摘する声も出てきましたが、シーズン後半戦は3月以降のリーグ戦で15試合11得点を上げ、エースとして存在感を出し、ヨーロッパリーグ出場権獲得に貢献しました。

 

23-24シーズンもここまで(11/10現在)リーグ戦11試合で8得点を記録し、チームを牽引しており、2022年7月には2025年6月末まで契約延長しましたが、毎シーズンのように移籍が噂されていました。

とりわけ2023年夏は、サウジアラビアのアル・イテハドが移籍金1億5000万ポンド(約278億円)と報じられた超巨額オファーを提示しましたが、リバプールサラー売却を断固拒否し、移籍は破談となりました。

 

夏の移籍市場での獲得とはならなかったものの、アル・イテハドサラー獲得を諦めておらず、この冬の移籍市場でも再びアタックするようです。

リバプールも売却は断固拒否の姿勢を示していますが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

 

まとめ

いかがでしたか。

 

今回は、2024年冬のリバプールの最新移籍情報と補強ポイント狙っていると噂の獲得候補選手退団が噂される選手を取り上げました。

 

在任9年目に突入したクロップ監督の下、再びプレミアリーグの頂点を狙う23-24シーズンは、早々とタイトル戦線から脱落してしまった22-23シーズンとは打って変わり、上位争いに食い込んでいます。

マックアリスターソボスライといった新戦力が早々とチームにフィットし、22-23シーズンに加入したヌニェスガクポも結果を残し始めてきています。

 

2018-19シーズンのチャンピオンズリーグ優勝、2019-20シーズンのプレミアリーグ制覇という黄金期を支えたメンバーが数少なくなり、現在も在籍しているサラーファン・ダイクもベテランの域に突入してきました。

世代交代を徐々に進めつつ、クロップ監督の代名詞である“ゲーゲンプレッシング”が輝きを増す、新たなリバプールの黄金期到来を予感させるシーズンとなることを期待したいですね。

 

他に気になるチームはありますか?

プレミアリーグ(イングランド)

 

ブンデスリーガ(ドイツ)

 

リーガエスパニョーラ(スペイン)

 

セリエA(イタリア)

 

リーグアン(フランス)

いつもありがとうございます!

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