レバークーゼン2024夏の最新移籍情報まとめ!補強ポイントや狙ってると噂の獲得候補・退団選手リストも調査!

レバークーゼンファンの皆さん、こんにちは。

 

1904年創設と100年以上の歴史を持ち、ドイツを代表する製薬会社バイエル社がスポンサーに付く、古豪レバークーゼン

 

2001-02シーズンは、元ドイツ代表MFミヒャエル・バラック、元ブラジル代表MFゼ・ロベルトらを擁し、チャンピオンズリーグ決勝まで進出するなど、欧州でもタイトルに近いところまでいきました。

ただチャンピオンズリーグ準優勝だけでなく、リーグでも2位、ポカールでも準優勝とあと一歩でタイトルを手にすることが出来ず、シルバーコレクターぶりから、英語表現で“ネバークーゼン”と揶揄されてきました。

 

しかし23-24シーズン、クラブ史だけでなくブンデスリーガの歴史にも名を刻む偉大な記録をレバークーゼンは打ち立てました!

22-23シーズン途中で就任したシャビ・アロンソ監督の下、“3-4-3”のフォーメーションを取り入れ、中盤でボールを奪うとすぐ、前線のアタッカーにつなげていき、迫力のある攻め上がりでゴールを狙っていくという攻撃的なサッカーを展開していきました。

 

また若手が中心のチームの中でも、アンドリッヒや新加入のジャカといった経験豊かな選手たちの存在も大きく、最後まであきらめないメンタリティーの強さももたらされました。

23-24シーズン開幕から公式戦無敗を続け、中盤戦まではリーグ11連覇中の絶対王者バイエルン・ミュンヘンと激しい首位争いを繰り広げていました。

 

しかし第21節での直接対決で勝利して以降、勝ち点差を広げていき、第29節ブレーメン戦で勝利し、5試合を残してクラブ史上初のブンデスリーガ制覇を成し遂げました。

残り5試合も負けなしで、ブンデスリーガ史上初の無敗優勝を成し遂げ、ヨーロッパリーグ決勝ではアタランタに0-3で敗れ、公式戦無敗記録は51でストップしたものの、欧州に衝撃を与えるパフォーマンスを見せました。

 

ビッグクラブの引き抜きの噂もあったシャビ・アロンソ監督も残留を明言し、チャンピオンズリーグでの躍進も期待されますが、フェルナンド・カロCEOは「おそらく1回は大きな売却をする」とコメントしています。

無敗優勝を成し遂げたとしても、これまで世界各地から有望株となる選手を獲得し、主力として育ててからビッグクラブに売って利益を出してきた育成型クラブのレバークーゼンの経営方針は大きく変わることはないでしょう。

 

ということで今回は、バイエルンの連覇ストップだけでなく、ブンデスリーガ史上初の無敗優勝を成し遂げ、24-25シーズンもリーグ連覇やチャンピオンズリーグでの上位進出も狙うレバークーゼン2024年夏

  • 最新移籍情報と補強ポイント
  • 狙っていると噂の獲得候補選手
  • 退団が予想される選手
  • まとめ

の順でお伝えしていきます。

 

他に気になるチームはありますか?

プレミアリーグ(イングランド)

 

ブンデスリーガ(ドイツ)

 

リーガエスパニョーラ(スペイン)

 

セリエA(イタリア)

 

リーグアン(フランス)

 

最新移籍情報と補強ポイント

最新移籍情報

〈加入〉

pos. 選手名 年齢 前所属 移籍形態(移籍金)
DF ジャンニュエル・べロシアン 19 レンヌ 完全移籍(1500万€、5年契約)
MF アレイクス・ガルシア 27 ジローナ 完全移籍(1800万€、5年契約)

 

〈退団〉

pos. 選手名 年齢 移籍先 移籍形態(移籍金)
GK パトリック・ペンツ 27 ブレンビー ローン終了→完全移籍(255万€)
DF ヨシプ・スタニシッチ 24 バイエルン・ミュンヘン ローン契約満了
MF ノア・エンバンバ 19 デュッセルドルフ ローン(25年6月末まで)

 

 

アレイクス・ガルシア(ジローナ/スペイン代表)

生年月日:1997年6月28日(26歳)
ポジション:CMF、DMF、OMF

足元の巧みなボールコントロールだけでなく、視野の広さやキック精度の高さを武器に、チームの心臓として活躍する司令塔です。

守備面でも、23-24シーズンのラ・リーガではチームトップのインターセプト数(36回)を記録するなど、ボール奪取能力の高さも光ります。

 

ビジャレアルの下部組織で育ち、2015年5月にラ・リーガデビューを果たし、2015年夏にマンチェスター・シティに引き抜かれました。

マンチェスター・シティではトップチームでほとんどプレーすることは無く、ジローナへのローン移籍を経験し、その後ベルギーやルーマニアでのプレーを経て、2021年夏に当時2部だったジローナに復帰しました。

 

2度目の加入となった21-22シーズンは、ラ・リーガ2部で38試合に出場し、1部昇格に貢献し、23-24シーズンはキャプテンとしてリーグ戦37試合で3得点6アシストを記録し、クラブ初のチャンピオンズリーグ出場権獲得へと導きました。

23-24シーズンのジローナ躍進の原動力となったガルシアに対しては、バルセロナアトレティコ・マドリードなど、ラ・リーガのビッグクラブも獲得に関心を示していました。

 

そんな中、6月13日に移籍金1800万ユーロ(約30億円)+オプション200万ユーロ(約3億円)の5年契約での完全移籍で、レバークーゼンが獲得したことが発表されました。

加入に際し、ガルシアはクラブの公式サイト上で「自分に寄せられた期待に応え、このクラブで多くのものを勝ち得るよう、自分の力を最大限発揮したい」とコメントしています。

 

レバークーゼンでは、ジャカアンドリッヒと共に中盤に君臨し、創造性溢れるプレーでジローナ同様、試合を組み立ててくれることでしょう。

自身初のブンデスリーガでのプレーとなりますが、同胞のシャビ・アロンソ監督の下、ガルシアがどこまで活躍できるかにも注目ですね。

 

 

ジャンニュエル・べロシアン(レンヌ/フランスU-21代表)

生年月日:2005年2月17日(19歳)
ポジション:CB、LSB

身長182㎝のフィジカルを活かしたデュエルの強さだけでなく、リーチの長さを活かした懐の深いタックルや冷静な守備対応で、DFラインを引き締めるフランス期待の有望株です。

利き足の左足から繰り出されるパスやロングフィードの精度も高く、積極的な攻め上がりも見せ、ビルドアップでの貢献度の高さも光ります。

 

2021年夏にレンヌの下部組織に加入すると、2022年3月に17歳1ヵ月でリーグ・アンデビューを果たしました。

22-23シーズンのリーグ戦8試合の出場から、23-24シーズンはリーグ戦23試合の出場とプレー時間を増やし、CBだけでなくLSBでも起用されました。

 

そんな中、レバークーゼンは6月7日にレンヌから移籍金1500万ユーロ(約25億6000万円)の5年契約の完全移籍で獲得したことを発表しました。

加入に際し、べロシアンはクラブ公式サイト上で、「ドイツで二冠を達成したチームに入団できるなんて、夢のような話だよ。」と喜びを語っています。

レンヌでは4バックのCBもしくはLSBとして起用されていましたが、レバークーゼンでの3バックにも適応出来れば、CB陣の退団による穴もすんなり埋まることでしょう。

 

レバークーゼンでの成長にも期待しつつ、24-25シーズンのべロシアンのプレーにも注目ですね。

 

 

補強ポイント

レバークーゼンの2024年夏の移籍市場での補強ポイントとして、

  1. CB
  2. 攻撃陣の整理

が挙げられるでしょう。

 

 

CB

まず最初に補強ポイントに挙げられるのは、CBでしょう。

 

ドイツ代表CBターをはじめ、コートジボワール代表CBコスヌ、ブルキナファソ代表CBタプソバ、エクアドル代表CBインカピエなど、23-24シーズンのブンデスリーガ全体で最少失点を記録した3バックには、ビッグクラブが注目するタレントが揃っています。

カロCEOも「おそらく1回は大きな売却をする」とコメントしており、CBの売却に備えて、新たなCBを獲得していくことでしょう。

 

 

攻撃陣の整理

次に補強ポイントに挙げられるのは、攻撃陣の整理です。

 

現時点では残留の見通しとなっているドイツ代表MFヴィルツですが、今後は移籍に向けた動きも活発化し、後釜確保に向けた動きもみられると思われます。

またCFをはじめ、余剰戦力が生じているポジションも多く、人員整理も行われていくことでしょう。

 

 

 

狙っていると噂の獲得候補選手

では、挙げられた補強ポイントに沿って、狙っていると噂の獲得候補選手を取り上げます。

 

CB

ディオゴ・レイテ(ウニオン・ベルリン/ポルトガル代表)

生年月日:1999年1月23日(25歳)
ポジション:CB

190㎝の高身長を武器とした空中戦の強さだけでなく、読みの鋭さやカバーリング範囲の広さも誇るポルトガル代表の左利きCBです。

左足からの精度の高い長短のパスを前線に供給し、攻撃の起点にもなります。

 

ポルトの下部組織で育ち、2018年8月にトップチームデビューを果たしましたが、定位置確保には至らず、2021年夏にブラガにローン移籍で加入しました。

21-22シーズン、ローン加入したブラガで公式戦34試合に出場し、その活躍が評価され、2022年夏にウニオン・ベルリンに加入。

加入してすぐ、3バックの左CBの定位置を確保し、リーグ戦28試合に出場し、4位フィニッシュでチャンピオンズリーグ出場権獲得と躍進したチームの主軸として活躍しました。

 

23-24シーズンも、リーグ戦32試合に出場し、チャンピオンズリーグでもグループステージ全6試合にスタメン出場するなど、チームでも不動の立ち位置を築き上げているレイテ

ポルトガルA代表デビューはまだないものの、2024年3月の親善試合ではベンチ入りするなど、着実に成長を遂げているレイテに対して、レバークーゼンが獲得に関心を示しているようです。

 

レバークーゼン以外にも、ミランレイテ獲得に関心を示しており、ウニオン・ベルリンは移籍金として1800万ユーロ(約30億4000万円)を要求する姿勢のようです。

ウニオン・ベルリンでも3バックでプレーしていることもあり、レバークーゼン加入が実現すれば、3バックの左CBとして引き続き強度を発揮してくれることでしょう。

 

加入が実現すれば楽しみな存在ではありますが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

アンドレア・ナタリ(バルセロナU-18/イタリアU-17代表)

生年月日:2008年1月28日(16歳)
ポジション:CB、DMF

弱冠16歳ながら、身長186㎝のフィジカルに加え、足元の技術の高さやパス精度の高さもあり、攻守ともに総合力の高いイタリア期待の有望株です。

2024年5月下旬から6月上旬にかけて行われたU-17EUROではイタリアU-17代表として5試合に出場し、イタリアU-17代表の優勝に大きく貢献しました。

 

アタランタウディネーゼトリノフィオレンティーナボローニャなどでプレーし、セリエA通算312試合の出場を誇る元イタリア代表DFチェーレ・ナタリを父親に持つサラブレッドです。

ミランの下部組織でプレーしていたナタリは、カタルーニャへ家族で移住したこともあり、2021年夏のバルセロナの下部組織に加入しました。

現在はバルセロナのフニベールBでCBのレギュラーとして活躍し、「ブラウグラナのユースチームで最も有望なDFの一人」とも評されています。

 

U-17EUROでの活躍に加え、バルセロナでも傑出している足元の技術やパス精度の高さもあり、シャビ・アロンソ監督の評価も高く、獲得に向けて動き出しているようです。

加入が実現すれば、他チームへの武者修行など経験を積ませる方針になるかもしれませんが、いきなりトップチームでのプレーもあるかもしれません。

 

将来性豊かな期待の逸材は、レバークーゼンでどこまで成長し、活躍することが出来るのか、今後の動向に注目です。

 

 

攻撃陣の整理

マティアス・スーレ(フロジノーネ/アルゼンチンU-23代表)

生年月日:2003年4月15日(21歳)
ポジション:RWG、ST、OMF

繊細なボールタッチと力みを感じない軽やかなドリブルでサイドからチャンスメイクしていくアタッカーです。

利き足の左足からのシュートやパスの精度も高く、そのプレースタイルからアルゼンチン代表の先輩ディ・マリア(ベンフィカ)と比較されています。

 

2020年1月にベレス・サウスフェルドからユベントスに移籍し、ユベントスの未来の担う逸材として大きな期待をかけられています。

そして2021年11月にはユベントスでセリエAデビューを果たし、23-24シーズンは経験を積むために、フロジノーネにローン移籍しました。

フロジノーネでプレーした23-24シーズンはリーグ戦36試合に出場し、11得点3アシストを上げ、リーグ全体のドリブル成功数ではクラワツヘリア(ナポリ)やラファエル・レオン(ミラン)を抑え、リーグトップ(102回)の数を記録しました。

 

23-24シーズン、セリエAでブレイクし、24-25シーズンはユベントスでの活躍が期待されるスーレですが、欧州各国の多くのクラブもスーレ獲得に関心を示しているようです。

財政難問題を抱えるユベントスは、オファー次第では補強資金捻出のためスーレ放出に動く可能性もあり、移籍金は3000万ユーロ(約50億9000万円)になると見通されています。

 

また、レバークーゼン以外にも、アストン・ヴィラクリスタル・パレスなど、プレミアリーグ勢からの関心も強くなっているようです。

ヴィルツ退団に関わりなく、スーレ加入が実現すれば、大きな戦力アップとなりますが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

ビラル・エル・カンヌス(ヘンク/モロッコ代表)

生年月日:2004年5月10日(20歳)
ポジション:OMF

足元に吸い付くような繊細なボールタッチと、精度の高いパスを前線やサイドに供給しチャンスメイクしていくモロッコ代表期待の攻撃的MFです。

2022年カタールW杯直前まで招集歴がなかったものの、本大会メンバーにサプライズ招集され、3位決定戦のクロアチア戦で代表デビューを果たしました。

 

ベルギー出身のエル・カンヌスは、2019年7月にアンデルレヒトの下部組織から、ヘンクの下部組織に加入し、22-23シーズンの開幕戦でトップチームデビュー。

その後トップ下の定位置を確保し、22-23シーズンはデビューシーズンながら、リーグ戦33試合に出場し、1得点3アシストを記録しました。

世代別代表ではベルギー代表でプレーしていましたが、トップチームデビューから半年もしないうちにモロッコ代表に招集され、カタールW杯の3位決定戦という大舞台も経験しました。

 

23-24シーズンは、1月のアフリカ・ネーションズカップ参加による離脱期間を除き、ほぼ公式戦全試合に出場し、チームの主軸を担っています。

23-24シーズン終了時の市場価値は3000万ユーロ(約51億2000万円:TransferMarkt調べ)と、ベルギーリーグの選手の中で最も高くなっています。

着実に成長しているエル・カンヌスに対して、レバークーゼンだけでなく、アトレティコ・マドリードライプツィヒなども獲得に関心を示しているようです。

 

レバークーゼン加入が実現すれば、2列目のホフマンを脅かす存在として期待したいですね。

トップ下やウィングでも起用でき、チャンスクリエイト能力の高さは一際高いエル・カンヌスの獲得が実現すれば楽しみですが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

その他

サンティアゴ・ヘッツェ(オリンピアコス/アルゼンチンU-23代表)

生年月日:2001年10月22日(22歳)
ポジション:DMF、CMF、OMF

豊富な運動量で縦横無尽にピッチを駆け回り、強度の高いプレスを仕掛け、相手からボールを奪っていくアルゼンチン出身の守備的MFです。

足元の技術やポジショニングセンスにも優れ、ボールを奪ったあとに素早く攻撃につなげるだけでなく、相手のプレスもいなし、テンポを落ち着けることも出来ます。

 

母国アルゼンチンのウラカンの下部組織で育ち、2020年2月に18歳でトップチームデビューを果たしました。

2021年後半から徐々にスタメンで起用され始め、2022年、2023年は国内リーグで26試合に出場し、キャプテンマークを巻くこともありました。

そして2023年夏にオリンピアコスに加入すると、2ボランチの定位置を確保し、カンファレンスリーグ制覇にも大きく貢献しています。

 

特にカンファレンスリーグでは、アストン・ヴィラと対戦した準決勝1stレグでゴールを決め、決勝のフィオレンティーナ戦では決勝点のアシストも記録するなど、大きなインパクトを残しました。

豊富な運動量を持ち味とし、攻守両面で万能な活躍を見せるヘッツェに対して、レバークーゼンシュトゥットガルトが獲得に関心を示しているようです。

現在の市場価値は1000万ユーロ(約17億円:TransferMarkt調べ)となっており、候補メンバーに残っているパリ・オリンピックに臨むアルゼンチン代表メンバーにも選出されれば、さらに市場価値は増していくでしょう。

 

レバークーゼンには、同じポジションに同胞のパラシオスもおり、ヘッツェ加入となれば中盤の選手層はさらに厚くなるでしょう。

欧州1年目でいきなりタイトル獲得に貢献し、ブンデスリーガ王者へと一気にステップアップとなるか、今後の動向に注目です。

 

 

 

退団が予想される選手

次に、退団が予想される選手を取り上げます。

 

ヨナタン・ター(ドイツ代表)

生年月日:1996年2月11日(28歳)
ポジション:CB
移籍先候補:バイエルン・ミュンヘン、マンチェスター・ユナイテッド

身長192㎝の長身と屈強なフィジカルを武器に、圧倒的な対人性能を見せ、相手の攻撃の起点をことごとく潰していくCBです。

スピードでの対応もまずまずで、足元の技術の高さも兼ね備え、ビルドアップでの貢献度の高さも計算できます。またセットプレーでの得点も多く、得点力の高さも誇ります。

 

ハンブルガーSVの下部組織出身で、2013-14シーズンにトップチームデビューを果たし、2015年7月にレバークーゼンに加入しました。

レバークーゼン加入後は特別大きな故障などはなく、22-23シーズンまでの在籍8シーズンで公式戦305試合に出場し、23-24シーズンもリーグ戦31試合に出場し、DFラインを牽引してきました。

またドイツ代表でもEURO2024の代表メンバーに選出され、CBのファーストチョイスとなっています。

 

しかしターレバークーゼンとの契約は2025年6月末までと1年を切ろうとしており、24-25シーズン終了後のフリーでの退団を避けるため、この夏の移籍市場での退団の可能性も出てきました。

特にバイエルン・ミュンヘンター獲得に向けて、クラブ間交渉を始めたと報じられており、バイエルン側が提示する2000万ユーロ(約33億円)とレバークーゼンが要求する4000万ユーロ(約66億円)の移籍金の隔たりが埋められるかに焦点が集まっています。

バイエルン・ミュンヘン移籍が有力視されていますが、マンチェスター・ユナイテッドター獲得に関心を示しているようです。

 

レバークーゼンとしては、ター退団は大きな痛手となりますが、豊富なCB陣のことや、カロCEOが語っていた「大きな売却」ということも考えると、ター放出は比較的現実的なものかもしれません。

ドイツ代表でもCBの主軸として活躍し、世界トップクラスのCBへと飛躍しているターですが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

エドモンド・タプソバ(ブルキナファソ代表)

生年月日:1999年2月2日(25歳)
ポジション:CB
移籍先候補:パリ・サンジェルマン、トッテナム

身長194㎝の強靭なフィジカルを活かした対人の強さ、長い手足を活かしたボール奪取能力、ポジショニングセンスや読みの鋭さを発揮するアフリカトップクラスのCBです。

パス精度の高さを活かしたビルドアップでの貢献度の高さやセットプレー時の得点力の高さなど、攻守にわたって万能な活躍も見せます。

 

2019-20シーズン、ポルトガルのヴィトーリアで頭角を現すと、シーズン途中にレバークーゼンに移籍後、すぐにレギュラーに定着し、ブンデスリーガ14試合に出場し、その後もレギュラーとして活躍しています。

レバークーゼン加入後は在籍4シーズン半で公式戦183試合に出場し、23-24シーズンも3バックの主軸としてリーグ戦28試合に出場しました。

3バックでも4バックでもどちらでも対応でき、シャビ・アロンソ監督からの信頼も厚く、レバークーゼンのDF陣の中心的な存在となっています。

 

2023年9月にはレバークーゼンとの契約を2028年6月末まで延長し、契約解除金は8000万ユーロ(約134億8000万円)に設定されている模様です。

それでもタプソバを獲得しようと、多くのクラブが関心を示しており、特にパリ・サンジェルマンはCBの獲得最上位にタプソバをリストアップしているようです。

 

3バックでも4バックでも対応でき、対人の守備の強さはもちろんのこと、ビルドアップ能力の高さもあるタプソバは今後も多くのクラブが獲得に向けて動き出してきそうですが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

ジェレミー・フリンポン(オランダ代表)

生年月日:2000年12月10日(23歳)
ポジション:RMF、RSB、RWG
移籍先候補:マンチェスター・シティ、リバプール、パリ・サンジェルマン

単独で局面を打開できる突破力を持ち、得意のスピードを活かした縦への突破だけでなく、カットインから積極的に中央に切れ込むことも出来、アタッカー顔負けの攻撃力を持つサイドバックです。

守備面でも、粗さはまだ残るものの、フィジカルの強さと運動量を活かし、果敢に相手にぶつかっていきます。

 

マンチェスター・シティの下部組織出身で、2019年夏に加入したセルティックで頭角を現し、2021年冬にレバークーゼンに加入し、豊富な運動量を攻撃性能の高さを駆使し、右サイドから相手ゴールに迫っていきます。

23-24シーズンはRWBの定位置を確保し、公式戦47試合で14得点12アシストを記録し、伝説的なシーズンを送ったレバークーゼンの主軸として活躍しました。

オランダ代表としても、出場は無かったもののカタールW杯のメンバーに選出され、EURO2024ではようやく出場を果たし、これからの活躍も期待されています。

 

得点とアシストともに二桁以上を記録し、驚異的な攻撃性能を見せているフリンポンに対して、マンチェスター・シティリバプールなど、プレミアリーグ方面から関心が寄せられています。

フリンポンレバークーゼンとの契約は2028年6月末まで残っていますが、4000万ユーロ(約67億7000万円)の契約解除条項が含まれているようです。

23-24シーズンの大活躍に対して比較的安価な金額で獲得出来ることもあり、フリンポンの争奪戦がこの夏の移籍市場では繰り広げられていくことでしょう。

 

EURO2024でも自慢のスピードを遺憾なく発揮し、オランダ代表の攻撃を活性化させているフリンポンですが、EURO終了後にどんな決断を下すのか、今後の動向に注目です。

 

 

フロリアン・ヴィルツ(ドイツ代表)

生年月日:2003年5月3日(21歳)
ポジション:OMF、RWG、LWG
移籍先候補:レアル・マドリード、リバプール、バイエルン・ミュンヘン

狭い局面でもボールを奪われることがないテクニックの高さと、精度の高いパスでチャンスメイクしていく創造性溢れるドイツの神童です。

アシストだけでなく、自らもドリブルでの攻め上がりやスペースへの抜け出しで、積極的にゴールを狙っていきます。

 

ケルンの下部組織から2020年1月にレバークーゼンに移籍し、2020年5月にチーム史上最年少となる17歳15日でプロデビューを果たしました。

20-21シーズンは18歳ながら、チームの主軸として活躍し、リーグ戦29試合で5得点6アシストを記録しましたが、2022年3月に左ひざの前十字靭帯断裂という重傷を負い、カタールW杯も欠場を余儀なくされました。

2023年1月に戦線復帰すると、23-24シーズンはチーム不動の司令塔として、リーグ戦32試合で11得点12アシストを記録し、ブンデスリーガのシーズンMVPに選出されています。

 

大怪我を乗り越え、輝きを増してきたヴィルツに対しては、サラーの後継者としてリバプールが関心を示している他、レアル・マドリードマンチェスター・シティバイエルン・ミュンヘンチェルシーも獲得に関心を示していると言われています。

レバークーゼンとの契約は2027年6月末まで残っており、ヴィルツ獲得のための移籍金を1億2000万ユーロ(約194億円)以上に設定しているようです。

代理人を務める父親のハンス氏も、「今後2年は様子見。」とコメントし、24-25シーズンのレバークーゼン残留を示唆しています。

 

23-24シーズンの無敗優勝は、ヴィルツの復活と大活躍が無ければ成し遂げられなかったといっても過言ではないでしょう。

今後ワールドクラスへの階段を着実に上っていくであろうヴィルツは、どんな決断を下すのか、今後の動向に注目です。

 

 

アダム・フロジェク(チェコ代表)

生年月日:2002年7月25日(21歳)
ポジション:ST、LWG、CF
移籍先候補:フィオレンティーナ、ラツィオ、ローマ

188㎝と高身長ながら、パスやスピードも一定水準以上のものを満たし、得点への嗅覚の高さも兼ね備えているチェコ代表のストライカーです。

高い決定力だけでなく、周りを生かせる力の高さもあり、CFだけでなく、WGや2列目など様々なポジションでも柔軟に対応していきます。

 

チェコを代表する名門スパルタ・プラハの下部組織で育ち、2018年11月にクラブ史上最年少となる16歳2ヵ月7日でのトップチームデビューを果たしました。

その後チームの主軸として定着し、20-21シーズンはチェコ国内リーグで19試合で15得点を上げ、リーグ得点王に輝いています。

 

その結果バイエルンドルトムントアーセナルユベントスなど錚々たるビッグクラブが獲得に関心を示していた中、2022年夏にレバークーゼンに完全移籍で加入しました。

加入1年目の22-23シーズンはリーグ戦29試合で5得点4アシストを上げ、2年目の23-24シーズンはリーグ戦23試合で2得点3アシストを上げましたが、移籍前の期待と比べるとやや物足りないものとなっています。

 

チーム内の序列も、CFはボニフェイスシックイグレシアスに次ぐ立ち位置になっており、二列目もヴィルツホフマンアドリらを脅かすまでには至っていません。

EUROに2大会連続で出場し、攻撃の主軸として活躍しているチェコ代表とは異なり、クラブではやや苦しい状況に置かれており、人員整理のためにこの夏の放出の可能性も囁かれています。

フロジェクの移籍先として現時点では、フィオレンティーナラツィオローマなど、セリエA方面が挙げられています。

 

まだ21歳と若く、24-25シーズンのブレイクも期待したいところですが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

ボルハ・イグレシアス(元スペイン代表)

生年月日:1993年1月17日(31歳)
ポジション:CF
移籍先候補:ベティス復帰、セルタ、シュトゥットガルト

身長187㎝のフィジカルを生かし、相手を背負いながらのポストプレーでニ列目の選手を活かすだけでなく、得点への嗅覚にも優れたストライカーです。

2022年9月にはスペイン代表にも選出され、2試合のキャリアを誇ります。

 

下部組織時代はバレンシアラ・ローダビジャレアルセルタと渡り歩き、2015年1月にセルタでトップチームデビューを果たしましたが、トップチームでの出場機会をなかなか得ることは出来ませんでした。

しかし、2017年7月にサラゴサにレンタルで加入すると、2部でリーグ戦39試合で22得点6アシストを記録し、翌2018-19シーズンにはエスパニョールに完全移籍し、ラ・リーガで37試合に出場し、17得点と得点力の高さを示しました。

 

2019年8月にベティスに完全移籍で加入すると、20-21シーズンから3シーズン連続で、ラ・リーガで二桁得点以上記録し、チームの得点源として活躍しました。

しかし23-24シーズン前半戦は、リーグ戦11試合で無得点と深刻な不振に喘ぎ、2024年冬の移籍市場でボニフェイスの負傷離脱を受け、レバークーゼンが買取オプション付きの半年ローンで獲得しました。

 

自身初の国外挑戦となったものの、レバークーゼンでの半年間で公式戦10試合に出場し、得点を上げることは出来ず、ボニフェイスシックを脅かすまでには至りませんでした。

レバークーゼンイグレシアスの買取オプションを行使するか微妙な状況であり、わずか半年での退団の可能性もあります。

 

保有元のベティスとの契約も2026年6月末まで残っていますが、セルタシュトゥットガルトへの移籍の噂も出ています。

23-24シーズンは大きく苦しみ、新シーズンでの挽回も期待したいところですが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

 

まとめ

いかがでしたか。

 

今回は、2024年夏のレバークーゼンの最新移籍情報と補強ポイント狙っていると噂の獲得候補選手退団が噂される選手を取り上げました。

 

シャビ・アロンソ監督の残留も決まり、ヴィルツフリンポンなど躍進を担った主力も残留すれば、24-25シーズンもさらなる多くのタイトル獲得に期待が持てますが、現実はやや厳しいかもしれません。

それでも決して大金を注ぎ込み大型補強をしたわけではなく、ここまでチーム力を上げ、無敗優勝という偉業を成し遂げたレバークーゼンには引き続き注目ですね。

 

主力の退団があったとしても、その穴埋めとして、この夏の移籍市場でどんな選手を獲得するのか、レバークーゼンの2024年夏の移籍市場での動向にも注目です。

 

他に気になるチームはありますか?

プレミアリーグ(イングランド)

 

ブンデスリーガ(ドイツ)

 

リーガエスパニョーラ(スペイン)

 

セリエA(イタリア)

 

リーグアン(フランス)

 

いつもありがとうございます!

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