クリスタルパレス2024夏の最新移籍情報まとめ!補強ポイントや狙ってると噂の獲得候補・退団選手リストも調査!

The Eagles”ファンの皆さん、こんにちは。

 

ロンドン南部に本拠地を構え、1861年に創設という現プレミアリーグ在籍クラブの中では最も古い歴史を持つ古豪クリスタル・パレス

2013-14シーズン以降はプレミアリーグでプレーしているものの、中位から下位を彷徨っており、なかなか欧州カップ戦出場権獲得をうかがうことは出来ていませんでした。

 

23-24シーズンもリーグ戦では大きな連敗は無いものの負けが先行し、降格圏ギリギリまで順位を下げ、2024年2月には練習中に緊急搬送されたこともあり、76歳のホジソン監督が退任しました。

後任に就任したのは、フランクフルトの指揮官を務め、21-22シーズンのヨーロッパリーグを制したオリバー・グラスナー監督。

 

指揮を執り始めたプレミアリーグ第27節トッテナム戦からリーグ戦5試合は勝ちを収めることは出来ませんでしたが、アウェーでの第33節リバプール戦で勝利を収めると、最終節までの7試合で6勝1分けと一気に持ち上げ、リーグ戦10位でフィニッシュしました。

特にオリーズエゼマテタの強力なフロントスリーの破壊力はすさまじいもので、4-0で大勝した第36節マンチェスター・ユナイテッド戦では相手を完膚なきまで叩きのめしていましたね。

 

23-24シーズン終盤の勢いに加え、引き抜きが噂されている主力も残留し、さらなるチーム力の上積みが出来れば、24-25シーズンのプレミアリーグの台風の目になるかもしれませんね。

 

ということで今回は、爆発的な攻撃力で持ち直し、24-25シーズンはリーグ戦一桁順位でのフィニッシュ、また欧州カップ戦出場権獲得を狙うクリスタル・パレスの2024年夏

  • 最新移籍情報と補強ポイント
  • 狙っていると噂の獲得候補選手
  • 退団が予想される選手
  • まとめ

の順でお伝えしていきます。

 

他に気になるチームはありますか?

プレミアリーグ(イングランド)

 

ブンデスリーガ(ドイツ)

 

リーガエスパニョーラ(スペイン)

 

セリエA(イタリア)

 

リーグアン(フランス)

 

最新移籍情報と補強ポイント

最新移籍情報

〈加入〉

pos. 選手名 年齢 前所属 移籍形態(移籍金)
DF チャディ・リアド 20 ベティス 完全移籍(1500万€、5年契約)
MF 鎌田 大地 27 ラツィオ 完全移籍(フリー、2年契約)
  マルコム・エビューウィ 20 モレンビーク ローン契約満了
FW イスマイラ・サール 26 マルセイユ 完全移籍(1600万€、5年契約)

 

〈退団〉

pos. 選手名 年齢 移籍先 移籍形態(移籍金)
GK ジョー・ウィットワース 20 エクセター ローン(25年6月末まで)
DF ジェームズ・トムキンス 35 未定 契約満了
ネイサン・ファーガソン 23 未定 契約満了
MF ジャイロ・リーデヴァルド 27 未定 契約満了
  デイビッド・オゾ 20 ダービー ローン(25年6月末まで)
  マルコム・エビューウィ 20 オックスフォード ローン(25年6月末まで)
マイケル・オリーズ 22 バイエルン・ミュンヘン 完全移籍(5100万€、5年契約)

 

 

補強ポイント

クリスタル・パレスの2024年夏の移籍市場での補強ポイントとして、

  1. 攻撃力の維持
  2. CB

が挙げられるでしょう。

 

 

攻撃力の維持

23-24シーズン終盤戦の驚異的な巻き返しの原動力となったオリーズエゼマテタのフロントスリーですが、3人ともビッグクラブからの注目の的となり、移籍の噂は絶えません。

 

また2024年冬の移籍市場で獲得して、すぐに司令塔として活躍し、早くも中盤の主力に定着した20歳のウォートンにも引き抜きの噂も出ています。

全員を残留させるのは難しいかもしれませんが、シーズン終盤で見せた破壊力の低下を最小限にとどめるべく、ドリブラー、ストライカー、司令塔など、あらゆるタイプの攻撃的タレントを確保しておきたいところです。

 

 

CB

CBの補強も、この夏の移籍市場でのメインテーマになってくるでしょう。

 

何と言っても、クリスタル・パレスの最終ラインを牽引してきたグエイにはビッグクラブからの関心が絶えず、移籍の可能性も出ています。

とはいえグエイは2024年2月に膝の怪我により約3ヵ月近く離脱し、グラスナー監督就任後、3バックのスタメンメンバーに名を連ねていません。

 

グラスナー監督就任後の3バックは、主にクラインリチャーズアンデルセンが起用され、新シーズンのグエイの起用法にも注目が集まりますが、いずれにせよCBの補強も必須になるでしょう。

 

 

 

狙っていると噂の獲得候補選手

では、挙げられた補強ポイントに沿って、狙っていると噂の獲得候補選手を取り上げます。

 

攻撃力の維持

鎌田 大地(ラツィオ/日本代表)

生年月日:1996年8月5日(27歳)
ポジション:OMF、ST、CMF

広い視野と状況判断の良さに加え、足元の技術の高さを生かしたドリブルとパス精度の高さを駆使し、攻撃を組み立てていく日本代表の攻撃的MFです。

攻撃性能の高さだけでなく、守備面での強さも見せ、攻撃的な高い位置だけでなく、ボランチでの起用にも対応します。

 

2017年7月にサガン鳥栖からフランクフルトに加入すると、2019-20シーズンからはフランクフルトの攻撃の組み立て役として活躍し、21-22シーズンのヨーロッパリーグ制覇をはじめ、フランクフルトの躍進に大きく貢献してきました。

フランクフルトでは在籍約5シーズンで127試合に出場し、22-23シーズン終了後、契約満了によりフリーでラツィオに加入が発表しました。

 

23-24シーズン開幕当初はスタメンで起用されていたものの、徐々にベンチスタートが多くなり、スタメン起用されても指揮官を満足させるパフォーマンスを見せることは出来ていませんでした。

しかしセリエA第28節ウディネーゼ戦で敗れた後にサッリ監督が辞任し、その後トゥドール監督が就任して以降はスタメン復帰し、低迷していたチームのヨーロッパリーグ出場権獲得に大きく貢献しました。

 

この活躍により、ラツィオが契約延長オプションを行使して、24-25シーズンも残留する見通しでしたが、契約解除金などの条件面で合意に至らず、交渉が決裂し、フリーでの退団が決定的となってしまいました。

新天地ですが、フランクフルト時代の指揮官であるグラスナー監督率いるクリスタル・パレス入りが有力視されており、日本代表での活動後にメディカルチェックを受け、正式契約となりそうです。

 

地元メディアでは「前線ならどこでもプレーできるカマダは、エゼオリーズの優秀な代役になるだろう」と、鎌田加入に大きな期待を寄せています。

既にファブリツィオ・ロマーノ氏のXでも、お馴染みのフレーズ“Here We Go!”が飛び出し、鎌田クリスタル・パレス加入は間近に迫っていますが、どうなるでしょうか、注目です。

 

 

ジョーブ・べリンガム(サンダーランド/イングランドU-20代表)

生年月日:2005年9月23日(18歳)
ポジション:OMF、CMF、CF

イングランド代表MFジュード・べリンガムを兄として持ち、兄と同じく推進力と巧みなテクニックを駆使したドリブルから、シュートやパスなどでチャンスメイクしていく攻撃的MFです。

中盤をメインでプレーする兄に対して、ウィングやCFなどより高い攻撃的な位置でのプレーを基本としています。

 

ジュードと同じく、バーミンガムの下部組織で育ち、2022年1月に16歳3ヵ月でトップチームデビューを果たしました。

22-23シーズンはバーミンガムでチャンピオンシップ22試合に出場し、サンダーランドに加入した23-24シーズンはチャンピオンシップで45試合に出場し、7得点1アシストを記録しました。

 

またアンダーカテゴリーのイングランド代表では主軸として活躍し、既にトップレベルでプレーする兄のような飛躍も大きく期待されています。

所属するサンダーランドはチャンピオンシップ16位に終わったものの、攻撃陣の中心として活躍したジョーブには、プレミアリーグへの個人昇格の可能性が高くなっています。

 

当初ジョーブ獲得には、クリスタル・パレス以外にも、ブレントフォードが関心を示していましたが、グラスナー監督がジョーブ獲得を強く希望していることもあり、クリスタル・パレス優位となっていました。

しかしジョーブ獲得レースにトッテナムが加わり、サンダーランドは契約解除金として2000万ポンド(約40億円)を超える金額を要求する姿勢のようです。

 

クリスタル・パレス加入が実現すれば、鎌田と同じような役割が基本となりつつ、ウィングでのドリブル突破など個の力の爆発も期待されます。

類まれなる才能を持つジョーブは24-25シーズン、プレミアリーグのどのクラブでプレーすることになるのでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

フィリップ・コスティッチ(ユベントス/セルビア代表)

生年月日:1992年11月1日(31歳)
ポジション:LMF、LWG

正確無比な左足からのクロスで、左サイドからチャンスメイクし、ゴールを生み出すセルビア代表のサイドアタッカーです。

正確なクロスだけでなく、鋭いドリブルと上下運動を絶やさない豊富な運動量もあり、守備面でも球際の強さを見せるなど、攻守にわたる活躍をしています。

 

2018年夏にフランクフルトに加入後、左サイドのスペシャリストとして、4シーズンでリーグ戦通算18得点44アシストを記録し、21-22シーズンのヨーロッパリーグ制覇にも大きく貢献しました。

2022年夏にユベントスに加入すると、22-23シーズンのセリエAではLWBやLWGとして起用され、チームトップのアシスト数やクロス成功数を記録し、フランクフルト在籍時と同様の役割を果たしました。

 

23-24シーズンもLWBで主に起用され、リーグ戦29試合に出場しましたが、アシスト数は4にとどまりました。

コスティッチユベントスとの契約は2026年6月末まで残っており、ユベントスでも大きく出場機会を失っているわけではありませんが、監督交代もあり、3バックではなく4バックへの変更の可能性もありますし、さらにLWBにはカンビアーゾイリング・ジュニオールなど、コスティッチより年俸の低い若手も控え、財政難に苦しむユベントスが人件費削減のため、コスティッチを放出するかもしれません。

コスティッチ獲得には、ロンドンに本拠地を置くウェストハムクリスタル・パレスが関心を示しているようです。

 

フランクフルトで共闘したグラスナー監督の存在もあり、鎌田と共にコスティッチも加入となれば、チャンスメーカーとしての働きも大きく期待できるでしょう。

ユベントスコスティッチに対して、1000万ユーロ(約16億7000万円)の値札をつけているとされていますが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

クラセンシオ・サマーヴィル(リーズ/オランダU-21代表)

生年月日:2001年10月30日(22歳)
ポジション:LWG、RWG

敏捷性に優れ、スピードを生かしてサイドへ抜け出し、繊細なテクニックを駆使したドリブルで積極的に仕掛けていくU-21オランダ代表のウィンガーです。

RWGを主戦場にしつつ、LWGやセカンドトップでも対応可能で、23-24シーズンのチャンピオンシップで最高評価を得た選手の一人にも挙げられています。

 

2020年夏、フェイエノールトからリーズに加入し、21-22シーズンにトップチームデビューを果たしました。

21-22シーズンはプレミアリーグ6試合の途中出場にとどまりましたが、22-23シーズンはリーグ戦28試合に出場し、4試合連続ゴールを決めるなど、今後の成長も期待できる活躍を見せました。

 

チャンピオンシップでのプレーとなった23-24シーズンは、公式戦49試合に出場し、21得点10アシストを上げ、ブレイクを果たしました。

しかし、所属するリーズはチャンピオンシップ3位となり、プレミアリーグ昇格プレーオフ決勝まで進んだものの、サウサンプトンに敗れ、あと一歩でプレミアリーグ昇格を逃してしまいました。

 

1億9000万ポンド(約379億8000万円)の負債を抱えるリーズは主力選手を放出せざるを得ない状況になっており、サマーヴィルにもプレミアリーグからの関心が多く寄せられています。

移籍金は3000万ポンド(約60億円)といわれており、サマーヴィル獲得には、クリスタル・パレス以外にも、チェルシー、リバプール、アストン・ヴィラなどが獲得に関心を示しているようです。

 

オリーズエゼの両者を残留させるのは現実的に難しい状況となっているものの、サマーヴィル獲得となれば、どちらかが退団しても、その影響を最小限にとどめられるでしょう。

チャンピオンシップで見せた活躍を、24-25シーズンのプレミアリーグでも見せられるかどうかに注目が集まりますが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

CB

シャディ・リアド(ベティス/モロッコ代表)

生年月日:2003年6月17日(20歳)
ポジション:CB

身長187㎝のフィジカルと身体能力の高さを武器に、対人守備での強さを発揮するだけでなく、カバーリング範囲の広さや読みの鋭さも光るモロッコ期待の若手CBです。

攻撃面でも利き足の左足から正確なパスやフィードを供給するだけでなく、推進力のあるドリブルでの攻め上がりも見られます。

 

2019年夏にバルセロナのカンテラに加入し、20-21シーズンはラ・リーガ2部のサバテルにローン移籍し、プロデビュー、その後2022年7月にはバルセロナBに昇格し、2022年11月、ラ・リーガ第14節オサスナ戦で途中出場し、バルセロナのトップチームデビューを果たしました。

23-24シーズン開幕前にはベティスに、一定条件を満たせば買取義務が発生するオプション付きの1年間のローン移籍で加入しました。

 

加入当初はベンチメンバーだったものの、CBの主軸だったルイス・フェリペアル・イティハドに移籍して以降は、スタメンに定着し、リーグ戦26試合に出場しました。

またカタールW杯以降、両親の祖国であるモロッコ代表にも招集され、2024年1月のアフリカ・ネーションズカップのメンバーにも名を連ねました。

 

大きく飛躍を遂げ、24-25シーズンもさらなる進化と活躍が期待されるリアドですが、クリスタル・パレスが獲得に関心を示し、最大でも移籍金1400万ポンド(約27億円)を求める姿勢のようです。

クリスタル・パレスとしては、単にグエーイ退団に備えてというだけでなく、3バックの左に据えられる左利きのCBとして、リアドを確保しておきたいところでしょう。

加入が実現すれば楽しみなCBではありますが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

マクサンス・ラクロワ(ヴォルフスブルク/元フランスU-20代表)

生年月日:2000年4月6日(24歳)
ポジション:CB

身長190㎝の強靭なフィジカルと身体能力の高さを駆使し、対人守備の強さやカバーリング範囲の広さを誇るCBです。

最終ラインから正確なフィードを前線に供給するなど、ビルドアップ面での貢献度も高く、セットプレーでも得点源となり、攻撃面でも存在感を発揮します。

 

フランスのソショーの下部組織で育ち、2018年12月にトップチームデビューを果たし、2020年8月にヴォルフスブルクに加入しました。

加入1年目の20-21シーズンから、ブンデスリーガ30試合に出場するなど、DFラインの主軸として活躍し、在籍4シーズンで公式戦129試合に出場しています。

23-24シーズンもブンデスリーガ28試合に出場し、キャプテンマークを巻く試合もいくつかありました。

 

しかしラクロワヴォルフスブルクとの契約は、2025年6月末までと1年を切ろうとしており、24-25シーズン終了後のフリーでの流出を避けるため、この夏での放出の可能性も出ています。

ラクロワ獲得には、ミランナポリといったセリエA勢が強い関心を示しているとの報道もありますが、プレミアリーグ勢もクリスタル・パレスリバプールなどが関心を示しているようです。

 

スピードや対人守備の強さも誇るラクロワは、2024年夏の移籍市場では契約満了間近ということもあり、多くのクラブ間での争奪戦となるでしょう。

クリスタル・パレス加入が実現すれば、かつてヴォルフスブルクで指揮を執ったグラスナー監督との再会になりますが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

 

退団が予想される選手

次に、退団が予想される選手を取り上げます。

 

マーク・グエーイ(イングランド代表)

生年月日:2000年7月13日(23歳)
ポジション:CB
移籍先候補:マンチェスター・ユナイテッド、リバプール、トッテナム

強靭なフィジカルを武器としたデュエルの強さだけでなく、出だしの速さにも定評があり、相手の攻撃をはじき返していくイングランド期待の若手CBです。

足元の技術の高さやパス精度の高さもあり、ビルドアップ面でも計算出来ます。イングランド代表にも継続招集されており、EURO2024の代表メンバーにも選出されています。

 

チェルシーの下部組織出身で、2021年7月にクリスタル・パレスに完全移籍すると、21-22シーズンはリーグ戦36試合に出場し、加入1年目でチームの主軸に定着しました。

22-23シーズンはリーグ戦37試合に出場し、23-24シーズンは膝の怪我により後半戦約3ヵ月間離脱してしまいましたが、リーグ戦25試合に出場し、クリスタル・パレス最終ラインの番人として不動の地位を築いています。

しかしグエーイクリスタル・パレスとの契約は2026年6月末までとなっており、グエーイが契約延長交渉に応じていないことから、この夏の移籍市場での移籍も噂されるようになりました。

 

クリスタル・パレスグエーイの移籍金として最低でも5500万ポンド(約108億9000万円)を要求するようで、マンチェスター・ユナイテッド、リバプールトッテナムなど、ビッグクラブの関心を多く集めています。

5月のリーグ戦で膝の負傷での長期離脱から復帰したばかりで、まずはEURO2024でのプレーに焦点を合わせていきますが、23歳という若さもあり、今後も争奪戦が繰り広げられていくことでしょう。

 

離脱中にグラスナー監督が就任し、最終節ではスタメン出場を果たしたものの、3バックではなくDMFで起用されるなど、24-25シーズンのグエーイの起用法にも注目が集まります。

各ビッグクラブも将来のDFラインの主軸を担う存在とグエーイを高く評価していますが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

アダム・ウォートン(イングランド代表)

生年月日:2004年2月6日(20歳)
ポジション:CMF、OMF、DMF
移籍先候補:バイエルン・ミュンヘン、マンチェスター・シティ

年齢には見合わないピッチ上での落ち着いたプレーを見せ、精度の高い左足からのパスの供給やシュートで得点機会に多く関与するCMFです。

ボール奪取能力の高さも兼ね備え、中盤なら高い位置でも低い位置でもプレー出来るユーティリティ性を持ち、身長182㎝とスラっとした体格とそのプレースタイルから、“背の高いジャック・ウィルシャー”との呼び声もあります。

 

地元ブラックバーンの下部組織出身で、2020年1月には15歳7か月ながら、U-18プレミアリーグでのデビューを経験し、その後2シーズンはU-18チームとU-23チームを行き来しながら順調にキャリアを積み重ねてきました。

その後22-23シーズンからはトップチームに昇格し、チャンピオンシップで18試合に出場して2得点1アシストを記録し、22-23シーズンのブラックバーンの年間最優秀若手選手賞に選出されました。

そして23-24シーズンは開幕からボランチの定位置を確保し、チャンピオンシップでリーグ戦26試合に出場し、2024年冬の移籍市場でクリスタル・パレスに完全移籍で加入しました。

 

クリスタル・パレス加入後はすぐにボランチの定位置を確保し、左足からの正確なパスの供給や、ボール奪取能力の高さを発揮し、攻守にわたる活躍を見せました。

またEURO2024直前にイングランド代表に初招集されると、そのままEURO2024に臨むイングランド代表メンバーに選出されています。

 

わずか半年で2部から1部、そしてEURO2024と一気にステップアップしていった期待の新星ウォートンに対して、ビッグクラブからの注目が集まってきています。

まず2024年冬の移籍市場でもウォートン獲得に動いていたバイエルン・ミュンヘンは、23-24シーズン、バーンリーを率いていたコンパニ監督が就任したこともあり、ウォートン獲得に再び関心を示しているようです。

さらにマンチェスター・シティも、中盤の世代交代を進める上で、ウォートンの動向に目を光らせているようです。

 

シーズン後半戦の活躍により、ウォートン獲得には最低でも6000万ポンド(約117億円)必要になるとされ、EURO2024の活躍ではさらに市場価値も上昇するかもしれませんが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

ミカエル・オリーズ(フランスU-23代表)

生年月日:2001年12月12日(22歳)
ポジション:RWG、OMF、RMF
移籍先候補:マンチェスター・ユナイテッド、チェルシー、ニューカッスル

右サイドや中央でボールを受け、カットインやドリブル突破でチャンスメイクしていく左利きのアタッカーです。

左足からのシュート精度の高さだけでなく、ボールコントロール技術の高さやパス精度の高さも併せ持ち、密集した場面での打開力も高いプレーヤーです。

 

マンチェスター・シティチェルシーの下部組織を経て、2015年にレディングの下部組織に加入し、2019年3月にトップチームデビューを果たし、20-21シーズンはチャンピオンシップで44試合に出場し、7得点12アシストを上げています。

2021年夏にクリスタル・パレスに加入すると、21-22シーズンはプレミアリーグ26試合で2得点5アシスト、22-23シーズンもプレミアリーグ35試合で2得点10アシストを記録し、攻撃陣の中心的な存在として活躍してきました。

 

23-24シーズンはハムストリングの負傷により開幕は出遅れたものの、リーグ戦ではキャリアハイの10得点を記録し、リーグ戦第36節マンチェスター・ユナイテッド戦では、2得点を決めるなど、圧巻のパフォーマンスを見せました。

 

オリーズクリスタル・パレスと2027年6月末まで契約を結んでおり、クリスタル・パレスオリーズの契約解除金を6000万ポンド(約117億円)程度に設定しているようです。

現時点では、マンチェスター・ユナイテッドアーセナルパリ・サンジェルマンチェルシーなどがオリーズ獲得に関心を示しています。

特にRWGの得点力不足に悩まされたマンチェスター・ユナイテッドは、ワン=ビサカの譲渡も含めたオファーを提示して、移籍金を抑えて獲得を狙っているようです。

 

エゼマテタと共に強力なフロントスリーを形成し、キャリアハイの成績を収めたオリーズの24-25シーズンの飛躍にも注目が集まりますが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

エベレチ・エゼ(イングランド代表)

生年月日:1998年6月29日(25歳)
ポジション:OMF、LWG、RWG
移籍先候補:トッテナム、マンチェスター・シティ

身体能力の高さや巧みな足元のテクニックを駆使し、独特なリズムのドリブルで相手DFを抜いていき、チャンスメイクしていくプレミアリーグ屈指のドリブラーです。

チームではプレースキッカーも務めており、クリスタル・パレスの攻撃陣の中心的な存在となっています。

 

アーセナルミルウォールの下部組織で育ち、2016年にクイーンズ・パーク・レンジャーズとプロ契約を結び、2019-20シーズンのチャンピオンシップでは46試合で14得点8アシストと、主軸として活躍しました。

2020年8月にクリスタル・パレスに完全移籍すると、加入1年目の20-21シーズンのプレミアリーグでは34試合に出場し、4得点6アシストを記録しています。

 

その後も、クリスタル・パレスの主軸として、在籍4シーズンで公式戦124試合で26得点17アシストを上げるだけでなく、22-23シーズンはプレミアリーグトップのドリブル成功数(71回)を記録し、リーグ屈指のドリブラーとして名を馳せています。

23-24シーズンは戦線離脱していた時期もありつつ、公式戦31試合で11得点6アシストを記録し、EURO2024に臨むイングランド代表メンバーにも選出されました。

 

クリスタル・パレスで背番号10を付け、攻撃陣を牽引する活躍を見せているエゼに対しては、トッテナムマンチェスター・シティが獲得に強い関心を示しているようです。

クリスタル・パレスエゼの契約解除金を6000万ポンド(約119億円)に設定しており、EURO2024での活躍ではさらに上乗せするかもしれません。

 

クリスタル・パレス在籍も4シーズンを超え、25歳と脂が乗ってきた年齢を迎えるエゼはビッグクラブへのステップアップとなるのでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

ジャン=フィリップ・マテタ(フランスU-23代表)

生年月日:1997年6月28日(26歳)
ポジション:CF
移籍先候補:ナポリ、パリ・サンジェルマン、ドルトムント

身長192㎝の高さとフィジカルの強さを活かしたポストプレーで味方を活かすだけでなく、自らもDFラインの裏を取り、一気にゴールに迫っていくダイナミックなストライカーです。

フランス代表招集歴はありませんが、パリ・オリンピックに臨むU-23代表のオーバーエイジ枠候補に選出され、オリンピックでの活躍も注目されます。

 

母国フランスでキャリアを積み、ル・アーブルに在籍していた2017-18シーズンではリーグ・ドゥで17得点を上げると、その活躍が評価され、2018年夏にマインツに加入しました。

マインツでは加入1年目の2018-19シーズン、ブンデスリーガで34試合で17得点を上げ、在籍2シーズン半で71試合に出場し、27得点5アシストを上げました。

2021年冬にクリスタル・パレスへローン移籍で加入し、その後完全移籍に移行して、現在に至っています。

 

加入当初は、CFのファーストチョイスではなく、リザーブリーグへの出場も強いられることもありました。

23-24シーズンも開幕当初はベンチスタートが主だったものの、シーズン中盤戦以降はスタメンで起用されるようになり、グラスナー監督就任後のリーグ戦12試合では12得点と一気に覚醒しました。

 

オリーズエゼとの巧みな連携を見せるだけでなく、自らも身体能力の高さを活かし、ゴールを奪っていき、ダイナミックなプレーを見せたマテタに対して、ナポリパリ・サンジェルマンなどが獲得に関心を示しているようです。

パリ・オリンピックに臨むU-23フランス代表のオーバーエイジ枠にも選出され、オリンピックでの活躍次第ではさらに多くのクラブが獲得に乗り出してくることでしょう。

終盤戦の勢いそのままに、24-25シーズンのクリスタル・パレスでの活躍を期待したいところですが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

オドソンヌ・エドゥアール(元フランスU-21代表)

生年月日:1998年1月16日(26歳)
ポジション:CF
移籍先候補:セルティック、パリ・サンジェルマン

スピード、テクニック、シュート精度など水準以上のものを兼ね備え、フィジカルの強さを活かしたポストプレーや位置取りのセンスの高さも光る万能型のストライカーです。

フランス代表招集歴はないものの、アンダーカテゴリーでは主力として活躍し、その才能はドログバエムバぺなどにも匹敵すると評価されてきました。

 

パリ・サンジェルマンの下部組織で育ったものの、トップチームでの出場は無く、トゥールーズのローン移籍を挟み、2017年夏にセルティックにローン移籍で加入しました。

セルティック加入1年目の2017-18シーズン、リーグ戦19試合に出場し、6得点を上げ、完全移籍に移行した後はエースとして活躍し、2シーズン連続でリーグ得点王に輝きました。

プレミアリーグの多くのクラブから関心が寄せられていましたが、2021年夏の移籍市場終了間際にクリスタル・パレスに完全移籍で加入しました。

 

クリスタル・パレス加入後、セルティック時代のような爆発的な得点力を見せるまでには至っていませんが、クリスタル・パレスのCFのファーストチョイスとしてプレーしてきました。

23-24シーズンも開幕からスタメンで起用され、リーグ戦第4節ウォルバーハンプトン戦では2得点を上げる活躍も見せていましたが、グラスナー監督就任後はベンチを温めるようになってしまいました。

 

シーズン終盤のマテタの大爆発と比べると、これまでストライカーとしての活躍を期待されてきたエドゥアールの存在はやや影が薄くなりつつあり、この夏での放出の可能性も出てきています。

移籍先としては、古巣セルティックや、下部組織時代を過ごしたパリ・サンジェルマンなどが挙げられています。

エドゥアールマテタのような覚醒がもしかしたら24-25シーズンにあるかもしれませんが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

 

まとめ

いかがでしたか。

 

今回は、2024年夏のクリスタルパレスの最新移籍情報と補強ポイント狙っていると噂の獲得候補選手退団が噂される選手を取り上げました。

 

これまでリーグ戦11位前後が定位置だったクリスタル・パレスですが、23-24シーズンもリーグ戦10位でフィニッシュし、定位置に収まりました。

とはいえ、シーズン終盤戦で見せてくれたサッカーを24-25シーズンも見せてくれれば、リーグ戦での一桁順位フィニッシュ、もしくは欧州カップ戦出場権獲得も十分狙えることでしょう。

 

日本代表MF鎌田大地の加入も近づいており、隣接するブライトンとのダービー・マッチでは、三笘薫との日本人対決も実現するかもしれません。

日本のみならず、イングランドでも注目を集めるクリスタル・パレスの2024年夏の移籍市場での動向に目が離せませんね!

 

他に気になるチームはありますか?

プレミアリーグ(イングランド)

 

ブンデスリーガ(ドイツ)

 

リーガエスパニョーラ(スペイン)

 

セリエA(イタリア)

 

リーグアン(フランス)

いつもありがとうございます!

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