マインツ2024夏の最新移籍情報まとめ!補強ポイントや狙ってると噂の獲得候補・退団選手リストも調査!

マインツファンの皆さん、こんにちは。

 

長らく2部にとどまっていたものの、2001年に就任したユルゲン・クロップ監督、選手にハードワークを求め、走力を土台としたスタイルを築いてからは、財政的に小規模なクラブながら徐々に力を付け、2004年にはクラブ初の1部昇格を成し遂げました。

その後、トーマス・トゥヘル監督をはじめ、多くの監督が指揮をとったものの、「守備で汗をかき、身体を張って懸命に戦う」というマインツのクラブスタンスを継承し、2009-10シーズンから15シーズン連続でブンデスリーガで戦い続けています。

かつては岡崎慎司武藤嘉紀といった日本人選手を在籍しており、日本でもお馴染みのクラブとなっています。

 

23-24シーズンもチームの基本スタンスは変わらず、粘り強いハードワークからの堅守や、ハイインテンシティーを軸としていましたが、ブンデスリーガ開幕9試合で3分け6敗の未勝利で最下位に低迷し、2021年1月から指揮を執るボ・スヴェンソン監督を解任しました。

その後、U-23チームを率いていたヤン・ジーヴェルト監督が指揮を執り、就任直後のリーグ第10節のライプツィヒ戦でようやくリーグ初勝利を上げたものの、その後のリーグ戦11試合で勝ち星を上げられず、二度目の監督交代に踏み切りました。

 

新監督にチューリッヒを率いていたデンマーク人のボー・ヘンリクセン監督が就任すると、レバークーゼンバイエルンには敗れたものの、それ以外には負けることなく、順位も最下位から13位と巻き返し、何とかブンデスリーガ残留を果たしました。

23-24シーズンはこれまでのシーズンと異なり、大きく苦しんだものの、CFにブルカルトを置いたシステムが大きく功を奏し、新星グルーダの台頭など、明るい話題もありました。

この夏の移籍市場では、2023-24シーズンで浮き上がった課題を埋め合わせるような補強を期待し、再びブンデスリーガの台風の目としての活躍に期待したいですね。

 

ということで今回は、苦しみながらもブンデスリーガ残留を果たし、2024-25シーズンはリーグ戦で上位をうかがおうとする古豪マインツ2024年夏

  • 最新移籍情報と補強ポイント
  • 狙っていると噂の獲得候補選手
  • 退団が予想される選手
  • まとめ

の順でお伝えしていきます。

 

他に気になるチームはありますか?

プレミアリーグ(イングランド)

 

ブンデスリーガ(ドイツ)

 

リーガエスパニョーラ(スペイン)

 

セリエA(イタリア)

 

リーグアン(フランス)

 

最新移籍情報と補強ポイント

最新移籍情報

〈加入〉

pos. 選手名 年齢 前所属 移籍形態(移籍金)
DF ニクラス・ヴェラニュニッヒ 21 ヴォルフスベルガーAC 完全移籍(80万€、4年契約)
MF 佐野 海舟 23 鹿島アントラーズ 完全移籍(250万€、4年契約)
FW アルミンド・ジープ 21 バイエルン・ミュンヘン ローン(2026年6月末まで)

 

〈退団〉

pos. 選手名 年齢 移籍先 移籍形態(移籍金)
MF レアンドロ・バレイロ 24 ベンフィカ 完全移籍(フリー、5年契約)
ジョシュア・ギラヴォギ 33 未定 契約満了
メルベイユ・パペラ
23 ダルムシュタット 完全移籍(フリー)
FW デラノ・ブルフゾルフ 25 ミドルスブラ 完全移籍(275万€)

 

 

レアンドロ・バレイロ(ルクセンブルク代表)

生年月日     :2000年1月3日(24歳)
ポジション :CMF、OMF、DMF

豊富な運動量と積極的な攻め上がりに加え、強度の高いプレスと激しい守備も持ち味とするボックス・トゥ・ボックス型のCMFです。

足元の技術の高さやパス精度の高さもあり、ハイインテンシティーをチームカラーとするマインツを体現するような存在として活躍してきました。

 

母国ルクセンブルクのクラブから2016年7月にマインツの下部組織に加入し、2019年2月にトップチームデビューを果たしました。

2019-20シーズンの中盤戦以降から、ボランチとしてスタメン起用されはじめ、20-21シーズンはリーグ戦29試合に出場し、2得点2アシストを記録しました。

21-22、22-23シーズンと2シーズン連続でリーグ戦30試合以上出場し、22-23シーズンは4得点4アシストと得点にも多く関与しました。

23-24シーズンも、ブンデスリーガ31試合に出場し、4得点を決めるだけでなく、チームトップのタックル成功数を決めるなど、攻守にわたる活躍を見せました。

 

しかし、マインツとの契約は2024年6月末までとなり、2024年冬の移籍市場ではレアル・ソシエダフランクフルトへの移籍が噂されていましたが実現せず、シーズン終了後にベンフィカへのフリーでの移籍が決まりました。

身体能力や運動量が持ち味のボックス・トゥ・ボックス型のレアンドロ・バレイロは、新天地のベンフィカでどんなプレーを見せてくれるのか、注目ですね。

 

 

補強ポイント

マインツの2024年夏の移籍市場での補強ポイントとして、

  1. CMF
  2. 得点力アップ

が挙げられるでしょう。

 

 

CMF

まず補強ポイントに挙げられるのは、CMFになるでしょう。

 

既にレアンドロ・バレイロギラヴォギパペラの退団が決まり、CMFの層が薄くなっています。

チーム内には、2024年冬の移籍市場で獲得したアミリや、クラウスも控えていますが、チームスタイルを継続していく上で、豊富な運動量を誇り、よりディフェンシブなCMFの獲得を目指したいところです。

 

 

得点力アップ

次に補強ポイントに挙げられるのは、得点力アップになるでしょう。

 

23-24シーズン終盤戦はリーグ2戦連続で4得点を記録したものの、ブンデスリーガ全体ではワースト4位の39得点と得点力不足に苦しみました。

シーズン終盤戦でCFに定着し、リーグ戦11試合で7得点を上げたブルカルトや23-24シーズンで主軸に成長したグルーダを中心にしつつ、得点力アップを図りたいところです。

 

 

 

狙っていると噂の獲得候補選手

では、挙げられた補強ポイントに沿って、狙っていると噂の獲得候補選手を取り上げます。

 

CMF

佐野 海舟(鹿島アントラーズ/日本代表)

生年月日   :2000年12月30日(23歳)
ポジション:DMF、LSB

豊富な運動量と球際の強さを武器に、ボール奪取能力の高さを発揮し、相手の攻撃の芽を摘み取っていくJリーグ屈指の守備的MFです。

ボールを奪った後の攻守の切り替えの速さや、前線に繋げるパス精度の高さにも定評があり、日本代表でも遠藤守田を脅かす存在として期待されています。

 

2019年に米子北高校から町田ゼルビアに加入し、加入1年目からいきなりリーグ戦21試合に出場し、町田ゼルビアでは在籍4シーズンで公式戦119試合に出場しました。

2023年1月に加入した鹿島アントラーズでも、ボランチの主軸を担い、リーグ戦27試合に出場しました。

2023年11月には日本代表に初招集され、ミャンマー戦で代表デビューを飾ると、持ち味を発揮した好パフォーマンスを見せ、そのまま2024年のアジアカップにも出場しました。

 

アジアカップ以降は日本代表に招集されていないものの、所属する鹿島アントラーズではボランチの主軸として活躍し、リーグ戦ではほぼ全試合でスタメン起用されています。

そんな佐野に対して、2024年冬の移籍市場でもボルシアMGブレーメンなどが関心を示し、現在はマインツが獲得に向けて本格的に動いているようです。

 

移籍金はJリーグから海外クラブに移籍した選手としては最高クラスの400万ユーロ(約6億8000万円)になる見通しとなっています。

日本代表の国内組も、毎熊晟矢(C大阪AZ)、川村拓夢(広島ザルツブルク)と欧州進出が続いています。

佐野もその後に続くだけでなく、チームの主軸として活躍し、さらにステップアップを実現させることが出来るのか、注目です。

 

 

ラミン・カマラ(メス/セネガル代表)

生年月日    :2004年1月1日(20歳)
ポジション:CMF、OMF、DMF

狭い空間でもボールを奪われることのない巧みなボールテクニックに加え、広い視野やパス精度の高さを活かし、組み立て役として機能するボックス・トゥ・ボックス型のMFです。

守備面でもリーチの長さを活かし、巧みに相手からボールを奪い、素早く攻撃へと繋げていきます。

 

母国セネガルでサディオ・マネイスマイラ・サールを輩出してきた『ジェネレーション・フット』に15歳で加入し、2023年2月に18歳でフランスのメスに入団。

2023年4月に公式戦デビューを飾ると、リーグ・アンに昇格した23-24シーズンは開幕戦からスタメン起用され、攻撃的な位置でも守備的な位置でもこなし、リーグ戦31試合に出場しました。

2023年1月にはセネガル代表デビューを果たし、2024年1月に行われたアフリカ・ネーションズカップの代表メンバーにも選出されています。

 

23-24シーズンは中盤の主軸として、攻守両面で活躍したカマラですが、残念ながら所属するメスはリーグ16位に終わり、リーグ・ドゥ降格が決定してしまいました。

これを受けて、カマラ獲得に多くのクラブが乗り出し、マインツ以外にもエバートンなども獲得になり出しているようです。

現在の市場価値は1000万ユーロ(約17億2000万円:TransferMarkt調べ)となっており、この辺り前後での争奪戦が繰り広げられるでしょう。

 

アフリカ人ならではの身体能力の高さだけでなく、豊富な運動量やテクニックの高さを駆使し、攻守両面の活躍が期待できるでしょう。

マインツ加入が実現すれば楽しみな人材ではありますが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

得点力アップ

アルミンド・ジープ(グロイター・フュルト/ドイツU-21代表)

生年月日  :2003年2月17日(21歳)
ポジション:ST、CF、RWG

推進力の強いドリブルで相手ゴールに迫り、左右両足からシュートを放ち、パンチ力の強さも誇るドイツ期待の若手有望株の一人です。

二列目やウィング、CFなど攻撃的な位置ならどこでも自身の持ち味を発揮し、そのプレースタイルはニャブリのようだと評されています。

 

2020年7月にホッフェンハイムの下部組織からバイエルン・ミュンヘンの下部組織に入団し、2020年10月にはポカールでトップチームでの出場も果たしました。

しかし、トップチームでの出場はこの1試合のみで、バイエルン・ミュンヘンⅡで主にプレーし、21-22シーズンには地域リーグ(4部相当)で33試合に出場し、10得点4アシストを記録しています。

 

2022年7月に2部のグロイター・フュルトに3年契約で加入し、22-23シーズンはリーグ戦30試合で4得点を記録し、23-24シーズンはリーグ戦33試合に出場し、12得点を上げ、チームのトップスコアラーとなりました。

この活躍を受けて、前所属のバイエルン・ミュンヘンは、ジープグロイター・フュルトとの契約に含まれている買い戻しオプションを行使し、再びローン移籍させる方針だと報道されています。

 

ジープのローン先候補の一つにマインツが上げられており、買取オプション付きの2年ローンでの加入に向けて交渉が進められているようです。

CFでも二列目でも、攻撃的な位置ならどこでも持ち味を発揮するジープの加入は、マインツの得点力アップに大きく寄与することでしょう。

加入が実現すれば楽しみな人材ではありますが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

カン・ケレス(ファティ・カラギュムリュク/元オーストリアU-21代表)

生年月日    :2001年9月2日(22歳)
ポジション:RWG、LWG

サイドからボールを受けて、推進力の強いドリブル突破でカットインしチャンスメイクしていくオーストリア国籍のレフティーアタッカーです。

ほぼ左足からのシュートやプレーに偏ってはいますが、細かいボールタッチやパンチ力のあるシュートを放ち、前線で存在感を発揮します。

 

オーストリア・ウィーンの下部組織で育ち、2021年7月に19歳10ヵ月でトップチームデビューを果たしました。

その後の2シーズンはある程度の出場機会を得たものの、定位置確保には至らず、23-24シーズンはトルコのファティ・カラギュムリュクに1年間ローンで加入しています。

23-24シーズン、チームではRWGの定位置を確保し、リーグ戦35試合に出場し、5得点4アシストを上げ、攻撃陣の中心的な存在として活躍しました。

 

2024年夏の移籍市場では、ローン契約から完全移籍での加入になったものの、所属するカラギュムリュクはリーグ戦18位に終わり、2部降格となってしまいました。

この状況を受け、得点力アップを図るマインツケレス獲得に向けて動き出しているようです。

サイドでのプレーが主となっているものの、中央からのドリブルでの攻め上がりもあり、システムに柔軟に対応してくることでしょう。

 

仮にグルーダ退団となれば、同じ左利きのアタッカーとしてその穴を埋めるのに打ってつけの存在ではありますが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

 

退団が予想される選手

次に、退団が予想される選手を取り上げます。

 

セップ・ファン・デン・ベルフ(元オランダU-21代表)

生年月日  :2001年12月20日(22歳)
ポジション:CB、RSB
移籍先候補:リバプール復帰、ヴォルフスブルク、サウサンプトン、アヤックス

広い視野やポジショニングセンスの高さ、読みの鋭さを武器に、相手のプレーの先を読み、未然にピンチを防いでいくオランダ期待の若手CBです。

スピードや対人守備の強さは標準以上のものを兼ね備え、足元の技術の高さやパス精度の高さもあり、攻守両面で活躍する万能型CBです。

 

オランダのズヴォレの下部組織で育ち、16歳でトップチームデビューを果たし、その後2019年7月に17歳でリバプールに引き抜かれました。

リバプール加入後、2019年9月にはユルゲン・クロップ監督の下、カップ戦での出場を果たしますが、それ以降はトップチームでの起用はなく、21-22シーズンはプレストン、22-23シーズンはシャルケにローン移籍されました。

 

22-23シーズンにローンで加入したシャルケでは、ブンデスリーガで9試合に出場し、23-24シーズンはマインツにローンで加入し、2シーズン連続でブンデスリーガでのプレーとなりました。

23-24シーズンは、リーグ戦33試合に出場し、シーズン通してマインツの3バックの一角を担い、主軸として活躍しました。

出場試合数も大きく増やし、充実したシーズンを送ったファン・デン・ベルフですが、一旦ローン契約満了によりリバプールに復帰しています。

 

しかしファン・デン・ベルフリバプール退団を希望しており、この夏の移籍市場での退団の可能性が高くなっています。

移籍先候補には、ヴォルフスブルクサウサンプトンアヤックスなどが挙げられており、移籍金は1500万ユーロ(約25億5000万円)前後とみられているようです。

マインツが完全移籍に漕ぎつけるには少し厳しい金額かもしれませんが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

ブラジャン・グルーダ(ドイツU-21代表)

生年月日    :2004年5月31日(20歳)
ポジション:RWG、CF、OMF
移籍先候補:バイエルン・ミュンヘン、ドルトムント、レバークーゼン、ライプツィヒ

右サイドを主戦場とし、利き足の左足での巧みなボールテクニックを駆使したドリブルでカットインし、パスやシュートでチャンスメイクしていくドイツ期待の攻撃的MFです。

ドイツU-21代表では主軸として活躍し、ドイツ代表では出場はないものの、2024年6月のウクライナ戦ではベンチ入りし、今後の代表デビューも期待される逸材です。

 

2018年7月にマインツの下部組織に加入すると、ユースカテゴリーではチームの主軸として活躍し、2023年1月にトップチームデビューを果たしました。

デビューした22-23シーズンはリーグ戦2試合の出場にとどまりましたが、23-24シーズンはスタメンでの出場を大きく増やし、リーグ戦28試合で4得点3アシストを記録。

23-24シーズンのブンデスリーガでは、リーグ全体7位のドリブル成功数(69回)を記録し、前線からのハイプレスなど、守備面での貢献も見られました。

 

実質1年目となった23-24シーズンのブレイクを受けて、バイエルン・ミュンヘンドルトムントレバークーゼンライプツィヒといったブンデスリーガのトップクラブがグルーダ獲得に名乗りを上げています。

マインツとの契約も2026年6月末まで残っており、グルーダ自身も2024年夏の移籍市場での退団に対してはやや消極的だと伝えられていて、マインツ側も、グルーダ獲得のための移籍金として5000万ユーロ(約86億2000万円)を要求する姿勢のようです。

 

マインツとしては、グルーダはこの夏残留すると踏んでいるようですが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

 

まとめ

いかがでしたか。

 

今回は、2024年夏のマインツの最新移籍情報と補強ポイント狙っていると噂の獲得候補選手退団が噂される選手を取り上げました。

 

23-24シーズンは、二度の監督交代という激動のシーズンとなりましたが、終盤戦での攻撃陣の爆発など、24-25シーズンにつながる明るい話題もありました。

そして24-25シーズン以降も、ハイインテンシティーやハードワークといったマインツの基本スタンスは大きく変わることは無いでしょう。

 

日本代表MF佐野海舟の加入も噂されていますが、それ以外にもこれまでブンデスリーガで躍動する原石を発掘してきたマインツの2024年夏の移籍市場での動向に注目ですね!

 

他に気になるチームはありますか?

プレミアリーグ(イングランド)

 

ブンデスリーガ(ドイツ)

 

リーガエスパニョーラ(スペイン)

 

セリエA(イタリア)

 

リーグアン(フランス)

いつもありがとうございます!

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