ベティス2024夏の最新移籍情報まとめ!補強ポイントや狙ってると噂の獲得候補・退団選手リストも調査!

ベティコの皆さん、こんにちは。

 

スペイン国内でも根強い人気を持ち、同じセビリアを本拠地に構えるセビージャと永遠のライバル関係にある古豪レアル・ベティス

 

2000年代に入ってからは、2部に降格することもあったものの、近年は1部に定着し、2020年7月からはレアル・マドリードマンチェスター・シティでも監督を務めた名将マヌエル・ペレグリーニが就任し、リーグ戦では安定して上位をキープしています。

2023-24シーズン開幕前も、セルヒオ・カナレスルイス・フェリペなど、前シーズンまでの主力が退団したものの、限られた予算の中で獲得した新戦力が融合し、リーグ戦7位でフィニッシュし、引き続き欧州カップ戦出場権を獲得しました。

 

23-24シーズン開幕前には、かつてバルセロナの強化部門に所属し、アラウホペドリの獲得に尽力したラモン・プラネス氏が新SDに就任し、リアドアブデなど、バルセロナのカンテラ出身者を積極的に補強しました。

またペジェグリーニ監督の教え子であるベテランのイスコを獲得し、スペイン代表復帰も期待されるパフォーマンスを見せてくれました。

若手でもベテランでも、チームスタイルに合った戦力を揃えて、ラ・リーガの上位争いに食い込んでいきたいところですね。

 

ということで今回は、欧州カップ戦出場権獲得の常連となり、24-25シーズンは久々にラ・リーガの覇権争いに加わろうと目論むベティスの2024年夏

  • 最新移籍情報と補強ポイント
  • 狙っていると噂の獲得候補選手
  • 退団が予想される選手
  • まとめ

の順でお伝えしていきます。

 

他に気になるチームはありますか?

プレミアリーグ(イングランド)

 

ブンデスリーガ(ドイツ)

 

リーガエスパニョーラ(スペイン)

 

セリエA(イタリア)

 

リーグアン(フランス)

 

最新移籍情報と補強ポイント

最新移籍情報

〈加入〉

pos. 選手名 年齢 前所属 移籍形態(移籍金)
GK アドリアン 37 リバプール 完全移籍(フリー、2年契約)
DF ロマン・ペロー 26 サウサンプトン 完全移籍(350万€、5年契約)
  ディエゴ・ジョレンテ 30 リーズ 完全移籍(325万€、4年契約)
  リカルド・ロドリゲス 31 トリノ 完全移籍(フリー、2年契約)
FW イケル・ロサダ 22 ラシン・フェロル 完全移籍(180万€、5年契約)
  ボルハ・イグレシアス 31 レバークーゼン ローン契約満了

 

ディエゴ・ジョレンテ(元スペイン代表)

生年月日:1993年8月16日(30歳)
ポジション:CB、DMF

足元の技術の高さやパス精度の高さを持ち味とし、ビルドアップでの働きだけでなく、正確なロングフィードを前線につなげるなど、攻撃の起点としても機能するCBです。

リーズ在籍時は鬼才ビエルサ監督の下、対人守備を鍛えられただけでなく、読みの鋭さでクレバーな守備対応を見せ、サイドバックやボランチにも対応できるユーティリティ性もあります。

 

レアル・マドリードの下部組織で育ち、2013年6月にはモウリーニョ監督の下、19歳9ヵ月でトップチームデビューを果たしました。

しかしレアル・マドリードではセルヒオ・ラモスペペヴァランと錚々たるCB陣の前に出場機会を得ることが出来ず、ラージョ・バジェカーノマラガへのローン移籍を経て、2017年7月にレアル・ソシエダに完全移籍で加入しました。

2016年5月に代表デビューしたスペイン代表では10試合のキャリアを誇り、EURO2020の代表メンバーにも選出されています。

 

2020年9月に加入したリーズでは、在籍2シーズン半で公式戦59試合に出場し、2023年冬にローマに加入すると、23-24シーズンのセリエAでは30試合に出場しました。

しかし財政難に苦しむローマは、ジョレンテの契約に付随していた500万ユーロ(約8億8000万円)の買取オプションを行使することが出来ず、これを受けてベティスが移籍金325万ユーロ(約5億7000万円)での獲得に漕ぎつけました。

CB陣が不足している中、スペイン代表経験もあるジョレンテの加入は大きく、新シーズンではCBの主力としての働きに期待したいですね。

 

 

〈退団〉

pos. 選手名 年齢 移籍先 移籍形態(移籍金)
GK クラウディオ・ブラーボ 41 未定 契約満了
DF チャディ・リアド 21 クリスタル・パレス 完全移籍(1500万€、5年契約)
ソクラティス・パパスタソプーロス 36 現役引退
アブネル 24 リヨン 完全移籍(800万€、5年契約)
フアン・ミランダ 24 ボローニャ 完全移籍(フリー、3年契約)
ヘルマン・ペッセーラ 33 リバープレート 完全移籍(450万€、3年半契約)
MF ギド・ロドリゲス 30 ウェストハム 完全移籍(フリー、2年契約)
FW ウィリアン・ジョゼ 32 スパルタク・モスクワ 完全移籍(200万€、2年契約)
  ボルハ・イグレシアス 31 セルタ ローン(25年6月末まで)

 

フアン・ミランダ(U-23スペイン代表)

生年月日:2000年1月19日(24歳)
ポジション:LSB

スピードと豊富な運動量で左サイドを駆け上がり、正確無比な左足からのクロスやフィードでチャンスメイクしていくLSBです。

身長185㎝とサイドバックとしては大柄で、対人守備の強さも光り、パリ・オリンピックに臨むU-23スペイン代表にオーバーエイジ枠の一人として選出されています。

 

バルセロナの下部組織出身で、2018-19シーズンにトップチームデビューを果たしたものの、バルセロナでのラ・リーガ出場はありませんでした。

2019-20シーズンのシャルケへのローン移籍を経て、2020年10月にベティスに加入すると、在籍4シーズンで公式戦111試合に出場し、8得点11アシストを記録しました。

22-23シーズンは、途中退団したアレックス・モレノ(現アストン・ヴィラ)の抜けた穴を見事に埋め、23-24シーズン序盤はアブネルとの定位置争いでやや後れを取ったものの、終盤戦にかけてスタメン起用され、ラ・リーガで25試合に出場しています。

 

ベティスとの契約は2024年6月末までとなっており、2024年冬の移籍市場ではミランがベティスに対してミランダ獲得のオファーを提示したものの、ベティスはこれを拒否し、移籍は成立しませんでした。

そんな中23-24シーズン終了後、セリエAで4位に入り、チャンピオンズリーグ出場権を獲得したボローニャミランダ獲得に動き、3年契約の完全移籍での獲得が発表されました。

 

23-24シーズンはLSBでの出場がメインだったものの、新天地のボローニャではアーセナル移籍が有力視されているカラフィオーリの穴埋め役としての働きも期待されているようです。

新天地のボローニャベティスとはまた異なるプレースタイルを身に着け、活躍することになるのか、ミランダのこれからに注目ですね。

 

 

ギド・ロドリゲス(アルゼンチン代表)

生年月日:1994年4月12日(30歳)
ポジション:DMF、CMF

圧倒的なフィジカルの強さを活かして、球際の強さやボール奪取能力の高さを発揮し、ファウルすることなく相手の攻撃の芽を摘んでいく守備的MFです。

ポジショニングセンスの高さや切り替えの速さを武器に、中盤の繋ぎ役として存在感を出しています。

 

2014年に母国アルゼンチンの名門リーベル・プレートでキャリアをスタートさせると、メキシコのティファナクラブ・アメリカを経て、2020年1月にベティスに加入しました。

ベティス加入後はボランチの主力に定着し、21-22シーズンの国王杯優勝に貢献し、23-24シーズンは足首の怪我による離脱もありましたが、リーグ戦24試合に出場しました。

 

2017年にデビューしたアルゼンチン代表でも、30試合のキャリアを重ね、2022年のカタールW杯の代表メンバーにも名を連ね、コパ・アメリカ2024にも出場しました。

ギド・ロドリゲスベティスとの契約は2024年6月末までとなっており、現在は契約満了により無所属の状態となっています。

 

フリーで獲得出来るということもあり、バルセロナナポリユベントスなどがギド・ロドリゲス獲得に関心を示していますが、現時点では移籍先はまだ決まっていません。

ラ・リーガでも実績十分の実力者が、このまま無所属のまま、24-25シーズンの開幕を迎えるとは思えませんが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

補強ポイント

ベティスの2024年夏の移籍市場での補強ポイントとして、

  1. CB
  2. イスコ復帰までの穴埋め

が挙げられるでしょう。

 

 

CB

まず補強ポイントの筆頭に挙げられるのは、CBになるでしょう。

 

23-24シーズン開幕直後に、ルイス・フェリペアル・イテハドに移籍し、その後バルトラもアキレス腱の怪我により、シーズン全休となってしまいました。

さらにこの緊急事態の中、DFラインを支えたベテランのパパスタソプーロスも現役引退し、若手CBのリアドクリスタル・パレスに引き抜かれてしまいました。

 

既にディエゴ・ジョレンテを獲得していますが、全体的にCBの層の薄さは否めず、CBの補強に動いてくることでしょう。

 

 

イスコ復帰までの穴埋め

次に補強ポイントに挙げられるのは、イスコ復帰までの穴埋め役の確保になるでしょうか。

 

2023年夏の移籍市場でベティスに加入したベテランのイスコですが、1試合平均のキーパスの本数がラ・リーガ全体でトップ(3.1本)を記録し、攻撃の組み立て役として活躍し、スペイン代表復帰も期待されるパフォーマンスを見せてくれました。

しかし、5月中旬に行われたラ・リーガ第36節ラス・パルマス戦で腓骨を骨折し、24-25シーズンの開幕には間に合わない可能性が高くなっています。

 

もちろん単にイスコ復帰までの穴埋めだけでなく、イスコ復帰後も共存できる攻撃的MFを獲得して、ベティスの攻撃力アップを狙いたいところです。

 

 

 

狙っていると噂の獲得候補選手

では、挙げられた補強ポイントに沿って、狙っていると噂の獲得候補選手を取り上げます。

 

CB

ヴィタオ(インテルナシオナウ/元ブラジルU-23代表)

生年月日:2000年2月2日(24歳)
ポジション:CB、RSB

リーチの長さを活かした守備対応や対人の強さだけでなく、正確なロングフィードや足元の技術の高さを武器に、ビルドアップ面での貢献度も高いブラジル期待の若手CBです。

各年代のブラジル代表ではキャプテンを務め、キャプテンシーの高さも評価されています。

 

ブラジルの名門パルメイラスの下部組織で育ち、2017年のU-17ワールドカップではブラジル代表のキャプテンを務め、2019年3月にトップチームデビューを果たしました。

その後2019年7月にシャフタール・ドネツクに完全移籍で加入しますが、在籍2シーズン半で公式戦36試合の出場にとどまり、2022年4月にインテルナシオナウにローンで加入しました。

インテルナシオナウでは、加入直後からCBの主軸として活躍し、在籍2シーズン半で公式戦120試合以上に出場しています。

 

2024年7月には、シャフタールからのローン移籍から完全移籍に切り替わり、インテルナシオナウの一員となったヴィタオに対して、ベティスは獲得に関心を示しているようです。

ベティス以外にも、ウェストハムビジャレアルヴィタオ獲得に関心を示しており、ヴィタオの現在の市場価値は800万ユーロ(約13億3000万円:TransferMarkt調べ)となっています。

 

ベティスとしては、キャプテンシーの高さもあるヴィタオを獲得し、近未来のディフェンスリーダーとしての成長を期待したいところですが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

スマイラ・クリバリ(ドルトムント/元フランスU-20代表)

生年月日:2003年10月14日(20歳)
ポジション:CB

身長190㎝のフィジカルを活かした対人守備の強さだけでなく、足元の技術の高さやパス精度の高さにも定評があるフランス期待の左利きの若手CBです。

ドルトムント加入の際には「パリSGアカデミーで最も有望なプレーヤー」とも評され、ウパメカノ(現バイエルン・ミュンヘン)とも比較されていました。

 

パリ・サンジェルマンの下部組織で育ち、ユースチームでは主軸として活躍しましたが、2021年2月に十字靭帯断裂の大怪我を負い、トップチームでのプレーはありませんでした。

2021年7月にドルトムントに加入すると、22-23シーズンからはブンデスリーガで数試合ベンチ入りするようになりましたが、22-23シーズンまで公式戦2試合の出場にとどまり、主にBチームでのプレーが続いていました。

23-24シーズンは、ロイヤル・アントワープにローンで加入し、チャンピオンズリーグ全6試合にスタメン起用されるなど、公式戦34試合に出場しました。

 

アントワープとのローン契約は満了し、24-25シーズン開幕に向けてドルトムントでトレーニングに参加しているクリバリですが、そんな中ベティスが獲得に関心を示しているようです。

23-24シーズンは、シーズンの半分以上で実戦経験を積み、新シーズンに向けてドルトムントヌリ・シャヒン監督からの期待も大きいですが、出場機会を減らす可能性もあり、ベティスはその不安を狙っているようです。

 

パリSGアカデミーで最も有望なプレーヤー」と評されたクリバリのポテンシャルは、ベティスで開花するのか、今後の動向に注目です。

 

 

イスコ復帰までの穴埋め

ハメス・ロドリゲス(サンパウロ/コロンビア代表)

生年月日:1991年7月12日(33歳)
ポジション:OMF、RWG、LWG

左右両足を遜色なく使い、創造性溢れるパスや、切れ味鋭いドリブルや強烈なシュートで、攻撃の中心を担う世界屈指の攻撃的MFです。

2014年ブラジルW杯では、6得点を上げ、得点王に輝くなど、近年のコロンビア代表の躍進を支えてきました。

 

2014年W杯での活躍後、レアル・マドリードに完全移籍で加入しましたが、定位置確保には至らず、2017-18シーズンから2シーズンはバイエルン・ミュンヘンでプレーしました。

2019年夏にレアル・マドリードに復帰したものの、出場機会を増やすことは出来ず、2020年9月に恩師アンチェロッティ監督率いるエバートンに加入しました。

 

しかし、アンチェロッティから、レアル・マドリード時代に関係悪化も取り沙汰されたベニテス監督が就任すると構想外となり、その後アル・ラーヤンオリンピアコスを経て、2023年7月にサンパウロに2年契約で加入しました。

サンパウロ加入後も、ベンチスタートやベンチ外になる試合も多く、クラブでは主力として活躍しているとは言えない状況ですが、代表では正反対の活躍を見せ、準優勝に輝いたコパ・アメリカでは6試合で1得点6アシストを上げ、大会MVPにも選出されました。

 

この活躍もあり、ハメスは欧州復帰を希望しており、スペインメディアは「ハメス・ロドリゲスの獲得に最も興味を持っているクラブがベティスである」と報じています。

ベティス以外にも、アトレティコ・マドリードビジャレアルラツィオナポリウォルバーハンプトンなど、多くの強豪クラブがハメス獲得に動いていると報じられています。

 

ただハメスはメンタル面に課題を抱え、安定性に欠けるとも懸念されています。

ベティスとしてはイスコのように、ハメスにも復活を期待したいところですが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

ジオバニ・ロ・チェルソ(トッテナム/アルゼンチン代表)

生年月日:1996年4月9日(28歳)
ポジション:OMF、CMF、RMF

足元の技術の高さを活かし、中盤で冷静にパスを捌いていくだけでなく、隙を突いて推進力の強いドリブル突破やシュートなどで積極的にゴールを狙っていく左利きのCMFです。

中盤なら中央やサイド、高い位置や低い位置にこだわらず、どこでも求められるプレーを発揮する万能性の高さも兼ね備えています。

 

2016年夏にロサリオからパリ・サンジェルマンに加入し、2017-18シーズンはウナイ・エメリ監督の下、リーグ戦33試合に出場しましたが、エメリ監督退任後は序列を落とし、ベティスでのプレーを経て、2019年8月からトッテナムでプレーしています。

トッテナム加入後、2019-20シーズンはリーグ戦28試合に出場し、モウリーニョ監督からも高い評価と信頼を得ていましたが、21-22シーズン途中のコンテ監督就任後は出場機会を得ることが出来ませんでした。

 

21-22シーズン途中からPSG時代の恩師エメリ監督率いるビジャレアルに1年半レンタルで加入し、21-22シーズンのチャンピオンズリーグでのベスト4進出など、チームに貢献する活躍を見せました。

23-24シーズンからはトッテナムに復帰し、リーグ戦では第13節アストン・ヴィラ戦、第14節マンチェスター・シティ戦で2試合連続スタメン起用され、ゴールも決めましたが、2024年に入ってからはベンチメンバーに戻り、リーグ戦22試合の出場に終わりました。

 

加入1年目の2019-20シーズンのリーグ戦28試合に次ぐリーグ戦での出場試合数となったものの、本職の攻撃的MFではマディソンに後れを取り、CMFでも大きなインパクトを残せず、クラブ内では売却候補となっています。

かねてからベティスロ・チェルソ獲得に関心を示し続けている他、恩師エメリ監督率いるアストン・ヴィラロ・チェルソ獲得に関心を示しているようです。

 

ベティスビジャレアルに在籍した際には、主力として活躍し、ラ・リーガでの経験も豊富なロ・チェルソは再びベティスでその輝きを取り戻すことが出来るのか、今後の動向に注目です。

 

 

 

退団が予想される選手

次に、退団が予想される選手を取り上げます。

 

ヘルマン・ぺセーラ(アルゼンチン代表)

生年月日:1991年6月27日(33歳)
ポジション:CB
移籍先候補:リバープレート

身長187㎝の屈強なフィジカルと身体能力の高さを活かした対人守備の強さと、アルゼンチン人らしい粘り強い守備を持ち味としているベテランCBです。

キャプテンシーも高く、最終ラインからチームを鼓舞し、ここぞの場面での働きも見せ、大きな信頼を寄せられています。

 

母国アルゼンチンを代表する名門リバープレートの下部組織で育ち、2011年12月にトップチームデビューを果たすと、その後はCBの主軸として活躍してきました。

2015年7月にベティスに完全移籍で加入し、2シーズン在籍した後、2017-18シーズンからはフィオレンティーナに加入し、在籍4シーズンで公式戦138試合に出場しました。

 

2021年8月にベティスに復帰すると、21-22シーズンは公式戦34試合に出場し、コパ・デル・レイ制覇にも大きく貢献しました。

23-24シーズンは、ルイス・フェリペ退団という緊急事態の中でもDFラインを支え続け、公式戦40試合に出場しました。

しかし、ベティスとの契約は2026年6月末までとなっていることや、年齢も33歳とキャリアの終盤に差し掛かっていることから、古巣リバープレートへの復帰の可能性が囁かれています。

 

苦しい中でもチームを支えてきたディフェンスリーダーは、この夏でベティスを去ることになるのか、今後の動向に注目です。

 

 

ジョニー・カルドーソ(アメリカ代表)

生年月日:2001年9月20日(22歳)
ポジション:DMF、CMF
移籍先候補:ガラタサライ、ミラン、ローマ

豊富な運動量でピッチを縦横無尽に駆け回り、積極的な攻撃参加やボール奪取後の素早い繋ぎなど、攻守において幅広い働きを見せるボックス・トゥ・ボックス型のCMFです。

両親の祖国であるブラジルと、出生地のアメリカ、さらにイタリアの3つの国籍を持ち、A代表は出生地のアメリカ代表でプレーし、コパ・アメリカ2024にも出場しました。

 

両親の祖国であるブラジルの名門インテルナシオナウの下部組織で育ち、2019年9月に17歳11ヵ月でトップチームデビューを果たしました。

2021年のリーグ戦から、CMFの定位置を確保し始め、在籍5シーズンで公式戦144試合に出場し、2024年冬にベティスに完全移籍で加入しました。

ラ・リーガ第21節バルセロナ戦でデビューすると、そのままCMFのレギュラーとして起用され、23-24シーズン後半戦はリーグ戦17試合に出場しました。

 

加入してからわずか半年ながら、早くもチームの主軸として活躍したカルドーソに対して、欧州の多くの強豪クラブから注目が向けられています。

ガラタサライカルドーソ獲得のために1800万ユーロ(約30億円)のオファーを提示した他、イタリア国籍も有していることもあり、ミランローマも関心を示しているようです。

 

現在のカルドーソの市場価値は、ベティス加入時の1000万ユーロから2倍以上の2500万ユーロ(約42億円:TransferMarkt調べ)と急上昇しており、ベティスとしても安売りはしたくないでしょう。

23-24シーズン限りでギド・ロドリゲスが退団したこともあり、24-25シーズンからはカルドーソが中盤の主軸として活躍することが期待されています。

24-25シーズンのベティスでのパフォーマンスにも注目が集まりますが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

アブデ・エザルズリ(モロッコU-23代表)

生年月日:2001年12月17日(22歳)
ポジション:LWG、RWG
移籍先候補:マジョルカ

サイドから積極的にドリブルで仕掛けていき、縦への突破からのクロスやカットインからのシュートで相手ゴールに迫っていくバルセロナのカンテラ出身のアタッカーです。

 

2022年9月にモロッコ代表デビューを果たし、カタールW杯にも出場し、パリ・オリンピックに臨むU-23モロッコ代表にも選出されています。

7歳の時にモロッコからスペインに移住し、11歳の時にエルクレスCFの下部組織に加入すると、2019年12月に17歳でトップチームデビューを果たし、20-21シーズンは公式戦17試合で2得点を上げました。

 

2021年8月にバルセロナBに加入すると、2021年10月のラ・リーガ第12節アラベス戦でトップチームデビューを果たし、若手を積極的に起用するシャビ監督の下、21-22シーズンはリーグ戦10試合に出場し、1得点を記録しました。

21-22シーズン終了後、バルセロナとの契約を2026年6月末まで延長し、22-23シーズンはオサスナにローン移籍し、リーグ戦28試合で4得点2得点を上げましたが、バルサ復帰後もヤマルの台頭やフェリックス加入もあり、2023年夏の移籍市場終了間際にベティスに完全移籍で加入しました。

 

大きな期待を寄せられた23-24シーズンは公式戦38試合に出場したものの、得点はわずか5点となり、リーグ戦でのスタメン起用もわずか6試合のみと、期待に応えるパフォーマンスを見せることは出来ませんでした。

24-25シーズンでの奮起も期待したいところですが、オサスナ時代の恩師ジャコバ・アラサテ監督が新監督に就任するマジョルカが、アブデ獲得に関心を示しているようです。

 

ただアブデは、ベティス加入の決め手となったラモン・プラネスSDに対して強い信頼を寄せており、ベティスに対するチーム愛も強いものがあるでしょう。

アブデの24-25シーズンの覚醒に期待したいところですが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

 

まとめ

いかがでしたか。

 

今回は、2024年夏のベティスの最新移籍情報と補強ポイント狙っていると噂の獲得候補選手退団が噂される選手を取り上げました。

 

2020年に就任したペジェグリーニ監督の下、4シーズン連続でラ・リーガではTOP7入りを果たし、23-24シーズンも欧州カップ戦出場権を獲得しました。

ただ主力選手の退団も相次ぎ、2024年夏の移籍市場でも既に多くの選手の入れ替えが行われています。

 

24-25シーズンも引き続きTOP7をキープするためにはペジェグリーニ監督の手腕だけでなく、若手のブレイクも必要となってくるでしょう。

この夏の移籍市場では、イスコのようなベテランの復活にも期待しつつ、クラブの主力となる若手の発掘にも期待したいですね。

 

他に気になるチームはありますか?

プレミアリーグ(イングランド)

 

ブンデスリーガ(ドイツ)

 

リーガエスパニョーラ(スペイン)

 

セリエA(イタリア)

 

リーグアン(フランス)

いつもありがとうございます!

コメント

タイトルとURLをコピーしました