ドルトムントファンの皆さん、こんにちは。
エースストライカーのハーランドをマンチェスター・シティに売却したものの、バイエルン・ミュンヘンの連覇を止めるべく、積極的な補強を敢行し臨んだ22-23シーズン。
開幕当初は不安定な戦いぶりでしたが、カタールW杯後はリーグ戦8連勝と好調をキープし、リーグ最終節の時点で、バイエルン・ミュンヘンに勝ち点差2ptの首位に立っていました。
しかし勝てば優勝という中で迎えたホームでの最終節マインツ戦で、痛恨のドローを喫し、バイエルンがムシアラの劇的ゴールで逆転勝ちし、勝ち点で追いつかれ得失点差でバイエルンに逆転優勝を許してしまいました。
レヴァンドフスキが抜けたことやナーゲルスマン監督解任など、バイエルンの躓きによるものが大きいかもしれませんが、久々に優勝への期待が膨らみ、23-24シーズンこそはブンデスリーガ覇権奪還と、選手もファンも強い思いを抱いていることでしょう。
しかし、2022年夏のハーランドに続き、2023年夏の移籍市場ではべリンガムのレアル・マドリードへ移籍しました。
攻守のキーマンとして欠かせない存在だったべリンガムが抜けたのは大きいですが、その穴を埋めるべく、バイエルン・ミュンヘンからオーストリア代表MFサビッツァー、ヴォルフスブルクからドイツ代表MFフェリックス・ヌメチャなどを獲得しました。
迎えた23-24シーズン、ブンデスリーガ第16節終了時点で首位レバークーゼンと勝ち点差15ptの5位につけています。
攻撃陣にバイエルンにも負けず劣らずのタレントが揃っているものの、リーグ順位トップ5の中で最も少ない総得点数(30得点)にも表れているように、得点力不足が顕著になっています。
一方リーグ戦での不安定さとは異なり、チャンピオンズリーグでは、パリ・サンジェルマン、ミラン、ニューカッスルと同居した死のグループで、3勝2分け1敗の勝ち点11ptで、堂々の首位突破を果たしました。
この冬の移籍市場で、弱点の埋め合わせを行い、22-23シーズンのような怒涛の巻き返しに期待したいですね。
ということで今回は、あと一歩のところでブンデスリーガの覇権奪回を逃し、23-24シーズンこそはリベンジを果たそうと意気込むドルトムントの2024年冬の
- 最新移籍情報と補強ポイント
- 狙っていると噂の獲得候補選手
- 退団が予想される選手
- まとめ
の順でお伝えしていきます。
他に気になるチームはありますか?
プレミアリーグ(イングランド)
ブンデスリーガ(ドイツ)
リーガエスパニョーラ(スペイン)
セリエA(イタリア)
リーグアン(フランス)
最新移籍情報と補強ポイント
2023年夏の移籍市場でのドルトムントの動きを振りかえってみましょう。
GKは特に大きな入れ替えはありませんでした。
CBも、フランスU-20代表のスマイラ・クリバリをアントワープにローン移籍させた以外は、特に大きな動きはありませんでした。
RSBも特に大きな入れ替えは無かったですが、LSBはラファエル・ゲレイロが契約満了により、フリーでバイエルンに移籍し、シュルツも退団し、その代わりにボルシアMGからアルジェリア代表DFのベンゼバイニを獲得しました。
最も動きが活発化だったのは、CMFではないでしょうか。
べリンガムがレアル・マドリードに移籍金1億300万ユーロ(約154億円)で完全移籍し、ダフードも契約満了で退団し、ブライトンに移籍しました。
その代わりに、ヴォルフスブルクからドイツ代表MFフェリックス・ヌメチャと、バイエルンからオーストリア代表MFザビッツァーを獲得しました。
前線は、余剰戦力と化していたトルガン・アザールとモデストが退団し、移籍期間終了間際にブレーメンからドイツ代表FWフュルクルクを獲得しました。
最新移籍情報
〈加入〉
pos. | 選手名 | 年齢 | 前所属 | 移籍形態(移籍金) |
DF | イアン・マートセン | 21 | チェルシー | ローン(24年6月末まで) |
FW | ジェイドン・サンチョ | 23 | マンチェスター・ユナイテッド | ローン(24年6月末まで) |
〈退団〉
pos. | 選手名 | 年齢 | 移籍先 | 移籍形態(移籍金) |
DF | トーマス・ムニエ | 32 | トラブゾンスポル | 完全移籍(フリー、1年半) |
MF | ジオバンニ・レイナ | 21 | ノッティンガム・フォレスト | ローン(24年6月末まで、100万€) |
補強ポイント
ドルトムントの2024年冬の移籍市場での補強ポイントとして、
- LSB
- 得点力アップ
が挙げられるでしょう。
LSB
まず、補強ポイントに挙げられるのはLSBです。
これまでレギュラーを務めていたラファエル・ゲレイロが退団し、2023年夏の移籍市場で獲得したベンゼバイニが、23-24シーズンからLSBのレギュラーとして起用されています。
ただベンゼバイニは、2024年1月にアルジェリア代表としてアフリカ・ネーションズカップに参加するため、約1カ月近く離脱することになります。
加えて2023年夏の移籍市場で、シュルツも退団したこともあり、ベンゼバイニ以外に純粋なLSBは現スカッド内にはおらず、RSBのリエルソンがLSBを務めることもあります。
そのリエルソンも12月上旬のポカールで負傷し、2ヵ月近くの離脱が予想され、ウィンターブレイクが明ける前に純粋なLSBを1枚確保しておきたいところです。
得点力アップ
もう一つ補強ポイントに挙げられるのは、得点力アップでしょう。
ドルトムントの前線には、ウィングや二列目にアデイェミ、マレン、ブラント、ロイス、ジオバンニ・レイナが控え、CFもハラー、ムココ、フュルクルクと、タレントが揃っています。
また19歳のバイノー=ギッテンスなど、新たな若手の台頭といった明るい話題もありますが、豊富なタレントと得点数が比例していない状況が見られます。
タレントは揃っているだけに、後半戦からの爆発も期待したいところですが、刺激を与えるために何かしらのテコ入れも行われる可能性もあるでしょう。
狙っていると噂の獲得候補選手
では、挙げられた補強ポイントに沿って、狙っていると噂の獲得候補選手を取り上げます。
LSB
フラン・ガルシア(レアル・マドリード/スペイン代表)
/
ホセルの逆転ヘッド
\左サイド、フラン・ガルシアの突破から
ホセルが豪快ヘッド‼
マドリーが一気に逆転✨🏆ラ・リーガ第5節
🆚レアル・マドリード×ソシエダ
📺 #DAZN ライブ配信中 pic.twitter.com/TylsdHmCaA— DAZN Japan (@DAZN_JPN) September 17, 2023
生年月日:1999年8月14日(24歳)
ポジション:LSB
スピード溢れるドリブルで左サイドを切り裂き、上下運動を絶やすことがない運動量と強靭なフィジカルも兼ね備えているリーガ屈指のLSBです。
各年代のスペイン代表でプレーし、2023年10月にはA代表にも初招集され、代表デビューも果たし、これからの活躍も期待されています。
レアル・マドリードの下部組織出身で、18-19シーズンではトップチームデビューも果たしましたが、20-21シーズンからラージョ・バジェカーノにレンタル移籍し、その後買取オプションを行使し、ラージョ・バジェカーノへ完全移籍となりました。
ラージョ・バジェカーノでは在籍3シーズンで公式戦通算122試合に出場し、チーム不動のLSBとして活躍し、22-23シーズンはラ・リーガ全38試合にスタメン起用され、GKを除くフィールドプレーヤーではラ・リーガ最長の出場時間(3,399分)を記録しました。
レアル・マドリードはフラン・ガルシアの保有権を50%保持しており、契約解除金に設定されている1000万ユーロ(約13億円)の半分の500万ユーロ(約6億5000万円)を支払い、2023年夏の移籍市場でレアル・マドリード復帰が実現しました。
レアル・マドリードに復帰した23-24シーズンは、ラ・リーガ開幕6試合でLSBとしてスタメン出場し、第5節レアル・ソシエダ戦では対峙した日本代表FW久保建英を封じ込めただけでなく、2アシストを記録し、チームの勝利に大きく貢献しました。
しかし第7節ラス・パルマス戦以降はメンディやカマヴィンガがLSBとして起用されはじめ、ベンチスタートが多くなり、ここまで(12/26現在)リーグ戦13試合、チャンピオンズリーグ4試合に出場しているものの、定位置を確保しているとは言い切れない状況です。
この状況に目を付けたドルトムントは、フラン・ガルシア獲得に向けて本格的に動き始めるようです。
フラン・ガルシアとレアル・マドリードとの契約は2027年6月末までであり、レアル・マドリードはローン移籍のみでの放出しか考えていないようです。
DFラインに怪我人が続出しているレアル・マドリードは、そう簡単にフラン・ガルシアを放出するわけにはいかないですが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。
セルヒオ・レギロン(マンチェスター・ユナイテッド/元スペイン代表)
このレギロンのトラップ、
マルセロみを感じざるを得ない— ◢ ◤ (@Arz_Madridista) October 17, 2021
生年月日:1996年12月16日(27歳)
ポジション:LSB、LMF
アジリティの高さと優れたスピードを駆使し、左サイドから果敢に攻め上がり、ドリブルや左足からの正確なクロスでチャンスメイクしていくLSBです。
90分間上下動を絶やさない豊富な運動量や危機察知能力の高さもあり、守備面での対応の良さも光ります。
レアル・マドリードの下部組織出身で、2018年10月にトップチームデビューを果たしたものの、出場機会を得ることが出来ず、2019年7月にセビージャにローン移籍しました。
セビージャにローン移籍した2019-20シーズンは、公式戦38試合に出場し、3得点5アシストと主軸として活躍し、ヨーロッパリーグ制覇にも大きく貢献しました。
2020年9月にはトッテナムに完全移籍し、モウリーニョ監督下ではLSBの定位置を確保していましたが、コンテ監督下ではLWBとして期待された働きを見せるには至らず、序列を落とし、22-23シーズンはアトレティコ・マドリードにローン移籍していました。
ローン移籍期間も終わり、トッテナムに復帰したものの、ポステコグルー監督下でも構想外となり、ショー、マラシアとLSBの負傷離脱が続いていたマンチェスター・ユナイテッドが2023年夏の移籍期間終了間際にローン移籍で獲得しました。
加入直後リーグ戦2試合連続でスタメン起用されていたものの、9月末から約1カ月間戦線離脱し、11月末にショーが復帰した後はベンチスタートが主となっています。
レギロンの契約には、いつでもローン契約を終了できるという条項が含まれており、出場機会の減少を受けて、ドルトムントはこの冬でのローンでの獲得に向けて保有元のトッテナムにコンタクトを取り始めたようです。
ベンゼバイニはやや守備特化型のLSBであり、レギロンが加入すれば、22-23シーズンまで在籍したラファエル・ゲレイロのように攻撃性を高める存在となるでしょう。
ここ数シーズンは、本来のパフォーマンスを十分に発揮することが出来ていませんが、ドルトムントに加入し、真価を発揮することが出来るのか、注目です。
得点力アップ
ジェイドン・サンチョ(マンチェスター・ユナイテッド/元イングランド代表)
#サンチョ のマンチェスター・ユナイテッド初ゴール! 👏@ManUtd_JP | #UCL pic.twitter.com/FxxCKHE7BI
— UEFAチャンピオンズリーグ (@UCLJapan) December 1, 2021
生年月日:2000年3月25日(23歳)
ポジション:LWG、RWG、OMF
左右両サイドから、細かいテクニックを駆使し、スピードに乗ったドリブル突破でチャンスメイクしていくアタッカーです。
ドルトムント在籍時は、10代ながら2018-19、2019-20シーズンと2シーズン連続で、得点とアシストともに二桁に乗せ、世界トップクラスのアタッカーへの成長も大きくされていました。
2021年夏に移籍金8500万ユーロ(約102億円)でマンチェスター・ユナイテッドに加入したものの、リーグ戦29試合で3得点3アシストと、移籍金に見合った活躍を見せることは出来ませんでした。
22-23シーズンは、リーグ戦26試合で6得点3アシストを記録したものの、ドルトムント時代の活躍と比べると、やはり失望や物足りなさが残ってしまいます。
3シーズン目に入った23-24シーズンは、リーグ戦開幕3試合に途中出場しましたが、第4節アーセナル戦でメンバー外という決断を下したテン・ハーグ監督に対して自身のSNSで反論し、これを受けてテン・ハーグ監督は、サンチョをチームから追放し、練習にも参加できない状況が続いています。
未だに解決の糸口すら見えず、規律を重んじるテン・ハーグ監督の下で完全に構想外となり、マンチェスター・ユナイテッドはこの冬の移籍市場での放出に向けて動いています。
サンチョ自身は古巣ドルトムント復帰を希望しているとの報道もありますが、完全移籍での獲得は厳しく、買取オプション付きのローン移籍や、マレンとのトレードなどでの獲得が模索されています。
その他サンチョの移籍先には、サウジアラビアリーグのアル・イテファクやユベントスなどが有力な移籍先候補に挙げられています。
完全移籍での放出を希望するマンチェスター・ユナイテッドや、1400万ユーロ(約22億円)とされる高額な年俸の減額など、古巣復帰に向けて色々折り合いを付けなければいけないところもあるでしょう。
それでも古巣復帰を果たし、後半戦からの起爆剤となる活躍を見せることが出来るのか、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。
ヨハン・バカヨコ(PSV/ベルギー代表)
🚨 | #mufc have their eye on Johan Bakayoko – his market value is estimated at €40m. [@CMoffiziell]
Please @ManUtd pic.twitter.com/FxeNTWEpDt
— Amrabat ⚽️ ball sport & entertainment🇳🇬🇨🇦🚬🥃 (@Chibuikeke27156) December 26, 2023
生年月日:2003年4月20日(20歳)
ポジション:RWG
トップスピードに乗りつつ、足元に吸い付くようなテクニックの高さも見せ、カットインから左足のシュートやパスでチャンスメイクしていくベルギー期待の若手アタッカーです。
カタールW杯後の2023年3月にベルギー代表に初招集され、ベルギー代表の新たな主軸としての成長も大きく期待されています。
2019年7月にアンデルレヒトの下部組織からPSVの下部組織に加入し、2022年3月に18歳10カ月でトップチームデビューを果たしました。
22-23シーズンは、途中出場が主だったものの、リーグ戦23試合に出場し、5得点5アシストを記録し、これからの期待を抱かせる活躍を見せてくれました。
そして23-24シーズンはここまで(12/26現在)リーグ戦全16試合に出場し、3得点8アシストを記録し、チャンピオンズリーグも全6試合に出場し、相手に大きな脅威を与える活躍を見せています。
23-24シーズンのエールディビジで、リーグ全体2位のアシスト数を記録し、高いパス成功率を誇るだけでなく、ドリブル成功数もリーグ全体で2位(53回)を記録しています。
チャンピオンズリーグのグループステージ第6節アーセナル戦では、右サイドからスピードに乗ったドリブルで積極的に切れ込み、チャンスメイクし、相手に強烈なインパクトを与えていました。
23-24シーズンのエールディビジで第16節終了時点で16戦全勝と首位を独走するPSVの攻撃の中心として活躍するバカヨコに対して、ビッグクラブからの関心も強くなり、ドルトムントの他、サラーの後継者候補としてリバプールもリストアップしているようです。
2023年夏の移籍市場ではブレントフォードが移籍金3400万ポンド(約61億7000万円)のオファーを提示したものの、チャンピオンズリーグでのプレーを優先して、PSVに残留し、23-24シーズンでさらに自身の価値を高めています。
チャンピオンズリーグのラウンド16ではドルトムントとPSVが激突することになりましたが、バカヨコはどちらのユニフォームを着ることになるでしょうか、今後の動向に注目です。
退団が予想される選手
次に、退団が予想される選手を取り上げます。
ドニエル・マレン(オランダ代表)
闇落ち出家僧、伽藍のストライカー、そうマレンが止まらん
ここ4試合、4G3A!ドルトムントの地獄楽、おいクーマン!オレが介錯してやんよ pic.twitter.com/95pzqAjDwn
— 🇳🇱すてぃりオン👑 (@sttillion) April 16, 2023
生年月日:1999年1月19日(24歳)
ポジション:RWG、CF、LWG
移籍先候補:リバプール、マンチェスター・ユナイテッド
スピードに乗ったドリブル突破と裏への抜け出しを得意とし、一気に加速して相手を置き去りにしていくアタッカーです。
ドルトムントではそこまで大きく反映されていませんが、PSV在籍時は3シーズン連続でリーグ戦二桁得点を記録するなど、高い決定力も誇ります。
2021年7月に移籍金3000万ユーロ(約43億2000万円)でPSVからドルトムントに加入し、同時期にマンチェスター・ユナイテッドに移籍したサンチョの後釜として高い期待が寄せられていました。
しかし21-22シーズンはリーグ戦27試合に出場し、5得点6アシストとまずまずの活躍は見せたものの、PSV時代からの爆発力は見られず、やや不完全燃焼に終わりました。
22-23シーズンは、リーグ戦26試合に出場し、チームトップタイの9得点を記録し、23-24シーズンもブンデスリーガ第16節終了時点で15試合に出場し、5得点を上げています。
ドルトムントとの契約は2026年6月末まで残っていますが、RWGを本職とするマレンはLWGやCFで起用される現状に不満を感じているとの報道もあります。
またアタッカー陣が豊富なドルトムントの前線陣で絶対的な立ち位置を確保しているわけではなく、バイノー=ギッテンスの台頭もあり、ベンチスタートの試合も増えています。
ドルトムントは、移籍金3000万ユーロ(約47億7000万円)程度のオファーを提示されれば、放出を容認する姿勢であり、サラーの後継者候補としてリバプールが獲得に乗り出している他、サンチョとの交換でマンチェスター・ユナイテッドに加入する可能性もあります。
徐々に持ち前の得点力の高さを見せてきてはいますが、豊富な戦力の前に大きなインパクトを残すことは出来ていません。
現時点でチームのトップスコアラーであるマレンですが、ドルトムントを去ることになるでしょうか、今後の動向に注目です。
ユスファ・ムココ(ドイツU-21代表)
17歳のムココが #ブンデスリーガ 史上最年少で通算10ゴールに到達!👏 pic.twitter.com/wUrVzA4T1H
— ブンデスリーガ 日本語版 (@Bundesliga_JP) November 7, 2022
生年月日:2004年11月20日(19歳)
ポジション:CF、ST
移籍先候補:リバプール、ブレントフォード、ウォルバーハンプトン
まだ10代とは思えぬ強靭なフィジカルを持ち、スピードと馬力で一気に相手ゴールに迫っていくだけでなく、ゴールへの嗅覚も優れたストライカーです。
豊富な運動量で前線から積極的にプレスを仕掛けていくなど、守備面での貢献度も光ります。
2016年7月にドルトムントの下部組織に加入し、2020年11月に16歳でブンデスリーガ史上最年少出場記録を塗り替えました。
さらに2020年12月にはチャンピオンズリーグの最年少出場も塗り替え、2020年12月には16歳28日でブンデスリーガ史上最年少ゴールを上げるなど、数々の記録を塗り替えてきました。
22-23シーズンはリーグ前半戦でチームトップの6得点を決め、ハラー離脱のアクシデントを見事に埋める活躍を見せ、カタールW杯のドイツ代表メンバーにもサプライズ招集されました。
ドルトムントとの契約も2023年6月末までとなっていましたが、2023年1月に2026年6月末まで延長し、23-24シーズンからのさらなる成長も期待されています。
しかし22-23シーズン後半からハラーが復帰するとベンチスタートが多くなり、2023年夏の移籍市場でフュルクルクを獲得するとさらに出場機会が減少し、リーグ戦8試合で1得点を上げていますが、スタメン起用はありません。
契約延長したものの、ハラー復帰後のポジション争いにやや後れを取り、フュルクルクの加入で状況はさらに厳しくなっています。
現時点では、プレミアリーグ、セリエA、リーグ・アンなど多方面からの関心が寄せられていますが、ドルトムントとしては完全移籍ではなく、ローン移籍のみ容認する姿勢のようです。
出場機会が減少し、壁にぶつかっている神童はどんな決断を下すのでしょうか、今後の動向に注目ですね。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、2024年冬のドルトムントの最新移籍情報と補強ポイント、狙っていると噂の獲得候補選手、退団が噂される選手を取り上げました。
あと一歩のところまで優勝に近づいていた22-23シーズンの戦いぶりから、23-24シーズンは覇権奪還に大きな期待が寄せられていましたが、ここまではファンの期待を裏切る結果となっています。
永遠のライバル、バイエルン・ミュンヘンとは22-23シーズンは一度も勝てず、23-24シーズンもリーグ戦で0-4の大敗を喫してしまい、チーム力の差を痛感させられました。
とはいえ、チャンピオンズリーグでは死のグループを首位通過するなど、チーム力の高さは十分備わっており、22-23シーズンのように後半戦からの巻き返しにも期待したいですね。
一時は解任も噂されたテルジッチ監督も、一旦留任となり、ウィンターブレイクを挟み、再開後のリーグ戦でチーム一丸となり、22-23シーズンは悔しさを分かち合ったファンと共に、今度は歓喜を味わってほしいですね。
他に気になるチームはありますか?
プレミアリーグ(イングランド)
ブンデスリーガ(ドイツ)
リーガエスパニョーラ(スペイン)
セリエA(イタリア)
リーグアン(フランス)
いつもありがとうございます!
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