ドルトムント2024夏の最新移籍情報まとめ!補強ポイントや狙ってると噂の獲得候補・退団選手リストも調査!

ドルトムントファンの皆さん、こんにちは。

 

残り1試合の時点でリーグ首位に立っていたものの、ホームでの最終節マインツ戦で、痛恨のドローを喫し、得失点差でバイエルンに逆転優勝を許してしまった22-23シーズン。

2022年夏のハーランド、そして2023年夏の移籍市場ではべリンガムレアル・マドリードへ移籍し、主力の退団が続いたものの、その穴を埋めるべく、オーストリア代表MFサビッツァー、ドイツ代表MFフェリックス・ヌメチャなどを獲得し、覇権奪還を狙って新シーズンに臨みました。

 

しかし、リーグ戦では上位をうかがうことが出来ず、中盤戦以降はレバークーゼンに突き放され、ほとんどタイトル争いに絡むことなく、最終的にリーグ5位でフィニッシュしました。

一方、チャンピオンズリーグでは、パリ・サンジェルマンミランニューカッスルと同居した死のグループで堂々の首位突破を果たし、勝負強さを発揮し決勝まで進出しましたが、決勝ではレアル・マドリードに敗れ、準優勝に終わりました。

 

チャンピオンズリーグ準優勝という実績を残したものの、パフォーマンスの不安定ぶりや、フンメルスとの関係悪化もあり、テルジッチ監督は契約解除を申し入れ、話し合いの末に退任することになり、後任にはアシスタントコーチを務めていたヌリ・シャヒン氏が就任しました。

これまでチームの象徴として活躍してきたフンメルスロイスの退団が決まった一方、かつてレヴァンドフスキ香川真司を見出してきた敏腕スカウトのミスリンタート氏のテクニカル・ディレクター就任もあり、2024年夏の移籍市場は新生ドルトムントの転換点になることでしょう。

 

ということで今回は、バイエルンの連覇ストップは成し遂げられなかったものの、再びブンデスリーガの覇権を獲り、黄金期を築こうとするドルトムントの2024年夏

  • 最新移籍情報と補強ポイント
  • 狙っていると噂の獲得候補選手
  • 退団が予想される選手
  • まとめ

の順でお伝えしていきます。

 

他に気になるチームはありますか?

プレミアリーグ(イングランド)

 

ブンデスリーガ(ドイツ)

 

リーガエスパニョーラ(スペイン)

 

セリエA(イタリア)

 

リーグアン(フランス)

 

最新移籍情報と補強ポイント

最新移籍情報

〈加入〉

pos. 選手名 年齢 前所属 移籍形態(移籍金)

 

 

〈退団〉

pos. 選手名 年齢 移籍先 移籍形態(移籍金)
DF マッツ・フンメルス 35 未定 契約満了
  イアン・マートセン 22 チェルシー ローン契約満了
MF マルコ・ロイス 35 未定 契約満了

 

 

マッツ・フンメルス(ドイツ代表)

生年月日   :1988年12月16日(35歳)
ポジション:CB

地上戦また空中戦問わず対人守備の強さだけでなく、ポジショニングセンスやボール奪取能力の高さも発揮し、ドルトムントの最終ラインを牽引してきたDFリーダーです。

78試合(2024年6月時点)のキャリアを誇るドイツ代表でも、EURO2024のメンバーには漏れたものの、直前まで代表に招集されるなど、トップレベルでプレーしていました。

 

バイエルン・ミュンヘンの下部組織で育ち、2017年5月にトップチームデビューを果たすと、2008年1月にドルトムントにローン移籍で加入しました。

ドルトムント加入後はCBの定位置を確保し、2010-11、2011-12シーズンのブンデスリーガ2連覇をはじめ、多くのタイトル獲得に貢献してきました。

2016-17シーズンからはバイエルン・ミュンヘンに復帰し、3シーズンプレーし、その後ドルトムントに復帰し、5シーズンプレーしました。

 

23-24シーズンもリーグ戦25試合に出場するだけでなく、チャンピオンズリーグ準決勝2ndレグではセットプレーからのヘディング弾を決めるなど、チームを勝利に導く活躍も見せていました。

しかし、ドルトムントとの契約は2024年6月末で満了し、テルジッチ監督の戦術をインタビューで公に批判するなど、関係悪化もあったことから、シーズン終了後に退団するのではとされていました。

契約延長の唯一の条件はテルジッチ監督退任とも報じられ、そのテルジッチ監督は退任したものの、フンメルスは契約延長することなく、23-24シーズン限りでの退団を決めました。

 

新天地については、代理人を務める父親が「サウジアラビアやMLSに行くことはない」とコメントしており、ミランユベントスローマなどセリエA勢が獲得に関心を示しているとされています。

2010年代のドルトムントの躍進を支えたフンメルスの新天地はどこになるのか、今後の動向に注目です。

 

 

マルコ・ロイス(元ドイツ代表)

生年月日   :1989年5月31日(35歳)
ポジション:OMF、LWG

卓越したドリブルテクニックやスピードを駆使し、相手ゴールに迫っていくだけでなく、視野の広さや状況判断の良さも光り、得点機会に多く絡んでいく経験豊かな攻撃的MFです。

司令塔、ウィンガー、セカンドトップとあらゆるポジションでその力を発揮し、ドリブル、パス、シュートなど、全ての面において高い水準のものを兼ね備えています。

 

ドルトムントの下部組織で育ち、2009年7月にボルシアMGに加入すると、2010-11シーズンはリーグ戦10得点9アシスト、11-12シーズンはリーグ戦18得点12アシストを上げ、チームの主軸として活躍しました。

2012-13シーズンからドルトムントに復帰すると、幾度の怪我にも苦しみながら、少ない試合数の中でも結果を残し、中心的な存在として、チームを牽引してきました。

2018-19シーズンからは5シーズンにわたりキャプテンを務め、在籍12シーズンで公式戦429試合に出場し、クラブ歴代最多の170得点を上げ、クラブの象徴としてプレーしてきました。

 

ドルトムントロイスとの契約は2024年6月末までとなっており、動向が注目されていましたが、2024年5月上旬にドルトムントからの退団が発表されました。

ホームでの最終戦となったブンデスリーガ最終節ダルムシュタット戦では、スタメン出場し1得点1アシストを上げ、最後の花道を飾りました。

 

新天地はMLSのロサンゼルス・ギャラクシーが有力視されており、交渉は着実に進み、正式発表を待つのみだと報道されています。

23-24シーズンは公式戦9得点10アシストを記録するなど、まだまだトップレベルで活躍できそうなロイスのこれからのプレーにも注目ですね。

 

 

補強ポイント

 

ドルトムントの2024年夏の移籍市場でのメインテーマは、

 “サンチョマートセンの残留”に尽きるでしょう。

 

23-24シーズン後半戦の躍進は、この2人の活躍なくして語ることは出来ません!

ただ、ローンで加入したこの2人を完全移籍で獲得するためには、多額の移籍金が必要となり、資金捻出のために、複数選手の売却が行われるでしょう。

 

そのため、ドルトムントの2024年夏の移籍市場で単に入れ替えだけでなく、強化すべきポイントとして、

  1. CB
  2. 攻撃陣の再編

が挙げられるでしょう。

 

 

CB

まず補強ポイントの筆頭に挙がるのは、CBでしょう。

 

フンメルスの退団が決まり、CBの枚数が少なくなっただけでなく、23-24シーズンは低調なパフォーマンスに終わったズーレのこともあり、CBの層を厚くしておきたいところです。

ズーレシュロッターベックを軸としつつ、この2人に負けず劣らずの実力者を確保し、フンメルスが抜けた穴を埋めたいですね。

 

 

攻撃陣の再編

次に補強ポイントに挙げられるのは、攻撃陣の再編になるでしょう。

 

バイエルンに負けず劣らずのタレントを前線に擁しながらも、ブンデスリーガ上位5クラブの中で最も少ない総得点数(68点)となり、得点力不足に悩まされました。

タレントは揃っているものの、結果が付いて来ない状況を受け、人員整理を行い、サンチョマートセンの完全移籍に漕ぎつけられるよう、資金を確保するだけでなく、フレッシュな血を入れていきたいところですね。

 

 

 

狙っていると噂の獲得候補選手

では、挙げられた補強ポイントに沿って、狙っていると噂の獲得候補選手を取り上げます。

 

CB

ヴァルデマール・アントン(シュトゥットガルト/ドイツ代表)

生年月日:1996年7月20日(27歳)
ポジション:CB、DMF、RSB

190㎝近い身長と強靭なフィジカルで、相手の攻撃を跳ね返していき、危機察知能力の高さやカバーリング範囲の広さも兼ね備えるCBです。

23-24シーズンのブンデスリーガ2位と躍進したシュトゥットガルトでの活躍もあり、2024年3月にドイツ代表デビューを飾り、そのままEURO2024の代表メンバーにも選出されました。

 

ハノーファーの下部組織で育ち、2016年7月にトップチームデビューを果たし、CBやRSBなど守備のマルチロールとして活躍し、在籍4シーズン半で公式戦137試合に出場しました。

2020年夏にシュトゥットガルトに加入すると、CBでのプレーを主にしつつ、3バックと4バックを併用するチームのスタイルにも対応し、最終ラインの要として活躍しています。

23-24シーズンは、リバプールに移籍した遠藤航からキャプテンマークを引き継ぎ、リーグ戦33試合に出場し、チーム躍進の原動力になりました。

 

クラブでの活躍だけでなく、代表初招集からそのままEURO2024のメンバー入りを果たすなど、飛ぶ鳥を落とす勢いを見せているアントンに対して、ドルトムントが獲得に向けて動き出しているようです。

アントンシュトゥットガルトとの契約は、2027年6月末まで残っているものの、2250万ユーロ(約38億3000万円)の契約解除条項が設定されているとされ、ドルトムントはそれを行使しての獲得を目ざしているようです。

 

ドルトムント加入が実現すれば、パフォーマンス低下に悩まされたズーレを脅かす存在として大きなプラスになるでしょう。

ただシュトゥットガルトとしては、伊藤洋輝バイエルン・ミュンヘンに放出したばかりで、アントンまで失えば大変なことになりますが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

ウマル・ソレ(ザルツブルク/元フランスU-20代表)

生年月日:2000年2月7日(24歳)
ポジション:CB、DMF

身長192㎝の強靭なフィジカルと身体能力の高さを前面に出し、地上戦また空中戦問わず対人守備の強さを発揮するCBです。

足元の技術の高さとパス精度の高さを活かし、ビルドアップ面での貢献度も高く、果敢な攻め上がりも見せ、攻撃面での能力の高さもあります。

 

母国フランスのスタッド・ラヴァルの下部組織で育ち、2018年1月にリヨンに加入しましたが、2020年1月に膝の前十字靭帯断裂という大怪我を負い、リヨンではわずか4試合にとどまりました。

その後2020年7月にザルツブルク加入すると、CBの主力に定着しはじめ、22-23シーズンはリーグ戦25試合に出場し、チャンピオンズリーグ4試合、ヨーロッパリーグ2試合にも出場しました。

23-24シーズンは膝やハムストリングの負傷もあり、リーグ戦21試合の出場にとどまりましたが、対人の強さだけでなく、精度の高いパスを出すなど、存在感を発揮していました。

 

ザルツブルクソレとの契約は、2025年6月末までとなっており、この夏の移籍市場での放出が有力視されています。

また、これまで主力選手の多くを他クラブに出しているザルツブルクは、CBの主軸であるソレドルトムントだけでなく、リバプールインテルローマなどに売り込んでいるとも報道されています。

 

現在の市場価値は1000万ユーロ(約16億8000万円:TransferMarkt調べ)となっており、比較的安価で獲得出来る存在となっています。

身体能力の高さだけでなく、ビルドアップ能力の高さも売りとしているソレの加入も期待したいところですが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

攻撃陣の再編

セール・ギラシ(シュトゥットガルト/ギニア代表)

生年月日:1996年3月12日(28歳)
ポジション:CF、LWG

身長187㎝のフィジカルの強さや身体能力の高さだけでなく、DFラインとの駆け引きの巧さやポジショニングの巧さも光るストライカーです。

フランス出身で、フランス代表のアンダー世代の代表経験もあり、フル代表は両親の祖国であるギニア代表を選択し、2022年3月にデビューを果たしています。

 

2013年10月にフランス2部のスタッド・ラヴァルでプロデビューを果たし、その後リールオセールケルンアミアンとドイツとフランスを行き来し、2020年8月にレンヌに加入しました。

レンヌでは在籍2シーズンで公式戦81試合に出場し、25得点4アシストを記録し、その活躍が認められ2022年夏の移籍期間終了間際にシュトゥットガルトに1年のローン移籍で加入しました。

 

22-23シーズン、シュトゥットガルトはブンデスリーガ残留争いに巻き込まれたものの、ギラシはチームトップのリーグ戦11得点を記録し、リーグ終盤戦は4試合連続で得点するなど、残留に大きく貢献しました。

完全移籍で加入した23-24シーズンは、ブンデスリーガ第15節終了時点で13試合に出場し、試合数を上回る16得点を上げ、その後も大きくペースが落ちることなく、ブンデスリーガ28試合で28得点を上げ、大きく得点数を伸ばしました。

 

得点王こそ、ケイン(バイエルン)に大差をつけられてしまいましたが、出場試合数に並ぶ堂々の成績を収め、ブンデスリーガ2位フィニッシュと躍進を遂げたシュトゥットガルトの得点源として活躍しました。

ドルトムントは既にギラシに対して、現在の年俸350万ユーロ(約5億9000万円)の2倍以上となる年俸800万ユーロ(約13億5000万円)の4年契約を提示しているようです。

 

ギラシシュトゥットガルトとの契約には、1800万ユーロ(約30億4000万円)の契約解除条項が設定されており、ミランバイエルン・ミュンヘン、プレミアリーグ勢などが獲得を狙っています。

シュトゥットガルトも24-25シーズンはチャンピオンズリーグに出場しますが、あとはギラシ側が要求する年俸を満たすことが出来るかがカギになるでしょう。

23-24シーズンのブンデスリーガのビッグサプライズの一人となったギラシは、ドルトムントの新エース候補に名乗りを上げることになるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

ジャン=フィリップ・マテタ(クリスタル・パレス/フランスU-23代表)

生年月日:1997年6月28日(26歳)
ポジション:CF

身長192㎝の高さとフィジカルの強さを活かしたポストプレーで味方を活かすだけでなく、自らもDFラインの裏を取り、一気にゴールに迫っていくダイナミックなストライカーです。

フランス代表招集歴はありませんが、パリ・オリンピックに臨むU-23代表のオーバーエイジ枠候補に選出され、オリンピックでの活躍も注目されます。

 

母国フランスでキャリアを積み、ル・アーブルに在籍していた2017-18シーズンではリーグ・ドゥで17得点を上げると、その活躍が評価され、2018年夏にマインツに加入しました。

マインツでは加入1年目の2018-19シーズン、ブンデスリーガで34試合で17得点を上げ、在籍2シーズン半で71試合に出場し、27得点5アシストを上げました

2021年冬にクリスタル・パレスへ加入し、当初はなかなか出場機会を得ることが出来なかったものの、23-24シーズン後半戦からCFの定位置を確保し、リーグ戦12試合では12得点と一気に覚醒しました。

 

この大爆発を受けて、ドルトムントだけでなく、ナポリパリ・サンジェルマンなどがマテタ獲得に動きだしているようです。

所属するクリスタル・パレスとの契約は2026年6月末まで残っており、現在の市場価値は2000万ユーロ(約34億円:TransferMarkt調べ)となっています。

 

パリ・オリンピックに臨むU-23フランス代表のオーバーエイジ枠にも選出され、オリンピックでの活躍次第ではさらに多くのクラブとの争奪戦になるかもしれません。

ドルトムント加入となれば、マインツでプレーしていた2021年1月以来、約3シーズン半ぶりのブンデスリーガ復帰となりますが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

ブラジャン・グルーダ(マインツ/ドイツU-21代表)

生年月日:2004年5月31日(20歳)
ポジション:RWG、CF、OMF

右サイドを主戦場とし、利き足の左足での巧みなボールテクニックを駆使したドリブルでカットインし、パスやシュートでチャンスメイクしていくドイツ期待の攻撃的MFです。

ドイツU-21代表では主軸として活躍し、ドイツ代表では出場はないものの、2024年6月のウクライナ戦ではベンチ入りし、今後の代表デビューも期待される逸材です。

 

2018年7月にマインツの下部組織に加入すると、ユースカテゴリーではチームの主軸として活躍し、2023年1月にトップチームデビューを果たしました。

デビューした22-23シーズンはリーグ戦2試合の出場にとどまりましたが、23-24シーズンはスタメンでの出場を大きく増やし、リーグ戦28試合で4得点3アシストを記録しました。

23-24シーズンのブンデスリーガでは、リーグ全体7位のドリブル成功数(69回)を記録し、前線からのハイプレスなど、守備面での貢献も見られました。

 

実質1年目となった23-24シーズンのブレイクを受けて、ドルトムントだけでなく、バイエルン・ミュンヘンレバークーゼンといったブンデス勢だけでなく、リバプールニューカッスルグルーダ獲得に関心を示しているようです。

ただマインツとの契約も2026年6月末まで残っており、現在の市場価値2000万ユーロ(約33億7000万円:TransferMarkt調べ)に対し、マインツは5000万ユーロ(約84億4000万円)を要求する姿勢のようです。

 

ドルトムント加入が実現すれば、ロイスに代わる新たな司令塔としての働きも期待されるグルーダですが、24-25シーズンでの成長にも期待しつつ、今後の動向に注目です。

 

 

 

退団が予想される選手

次に、退団が予想される選手を取り上げます。

 

イアン・マートセン(オランダ代表)

生年月日:2002年3月10日(22歳)
ポジション:LSB、LMF、LWG
移籍先候補:チェルシー、アストン・ヴィラ

身長168㎝と小柄ながら、推進力の強さと豊富な運動量で、攻守にわたり左サイドで躍動するオランダ代表のLSBです。

LSBを本職としつつも、左サイドなら高い位置でもプレー出来るユーティリティ性もあり、EURO2024のオランダ代表メンバーにも追加招集されています。

 

2018年夏にチェルシーの下部組織に加入し、2019年9月のカラバオカップでトップチームデビューを果たしました。

その後はチャールトンコベントリーと武者修行に出され、定位置を確保する活躍を見せ、着実に成長を遂げてきました。

22-23シーズンは、バーンリーにレンタル移籍し、不動のLSBとして、リーグ戦39試合に出場し、4得点6アシストを記録し、チャンピオンシップ優勝とプレミアリーグ昇格に大きく貢献しました。

 

チェルシーに復帰した23-24シーズンは、開幕からトップチームに名を連ね、開幕戦のリバプール戦でプレミアリーグデビューを果たし、ポチェッティーノ監督から高い評価を得ていましたが、経験を積むために2024年冬の移籍市場でドルトムントにシーズン終了までのローンで加入しました。

ドルトムントではLSBの定位置を確保し、リーグ戦16試合で2得点2アシスト、チャンピオンズリーグでも7試合に出場しました。

 

当然ながらドルトムントマートセンの買取に向けて動き出していますが、保有元のチェルシーとの契約に含まれている3500万ユーロ(約59億円)の契約解除条項を行使できるかどうかに焦点が集まっています。

ドルトムントの残留が実現しなければ、チェルシー復帰となりますが、チェルシーアストン・ヴィラのコロンビア代表FWデュラン獲得のために、アストン・ヴィラマートセンを差し出すとの報道も出ています。

24-25シーズンもドルトムントでプレーするマートセンを見たいところですが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

サリフ・エズジャン(トルコ代表)

生年月日:1998年1月11日(26歳)
ポジション:DMF、CMF
移籍先候補:ガラタサライ、ベジクタシュ

視野の広さとパスセンスの高さを生かし、中盤の底からゲームメイクしていき、ミドルシュートの精度の高さや、推進力の強いドリブルも武器として併せ持っています。

また守備面でも、視野の広さから先読みして、インターセプトやカバーリングしていくなど、攻守両面で貢献度の高い活躍が出来る選手です。

 

ケルンの下部組織で育ち、2016年9月にトップチームデビューを果たすと、20-21シーズンから中盤の主軸として活躍し、在籍5シーズンで公式戦128試合に出場してきました。

2022年夏にドルトムントに加入すると、22-23シーズンは公式戦36試合に出場し、べリンガムエムレ・ジャンらとコンビを組みました。

 

各年代のドイツ代表でプレーし、2020年にはU-21ドイツ代表として欧州選手権での優勝にも貢献しましたが、A代表はトルコ代表を選択し、2022年3月にデビューし、EURO2024の代表メンバーにも選ばれています。

しかし、23-24シーズンはサビッツァーヌメチャと、中盤に新戦力が加入したこともあり、序列が低くなり、リーグ戦23試合に出場しましたが、スタメン起用はわずか13試合でした。

 

23-24シーズン後半戦には、期待の18歳ベッチェンの台頭もあり、26歳と中堅の立ち位置にいるエズジャンは少し苦しい状況となっています。

この状況を受けて、エズジャンは移籍の道を模索し始め、トルコのガラタサライベジクタシュが獲得に関心を示しているようです。

加入当初はヴィツェルの後釜として期待されていたエズジャンですが、大型補強の煽りを受けており、真価を発揮することは出来ていません。

この夏の移籍市場でドルトムントを去ってしまうのか、今後の動向に注目です。

 

 

ジェイドン・サンチョ(元イングランド代表)

生年月日:2000年3月25日(24歳)
ポジション:LWG、RWG、OMF
移籍先候補:マンチェスター・ユナイテッド復帰

左右両サイドから、細かいテクニックを駆使し、スピードに乗ったドリブル突破でチャンスメイクしていくアタッカーです。

かつてドルトムントに在籍していた時は、10代ながら2018-19、2019-20シーズンと2シーズン連続で、得点とアシストともに二桁に乗せていました。

 

2021年夏に移籍金8500万ユーロ(約102億円)でマンチェスター・ユナイテッドに加入しましたが、21-22シーズンはリーグ戦29試合で3得点3アシストと、期待に見合った活躍を見せることが出来ず、リーグ戦6位と低迷したチームの不振の要因として批判にさらされました。

22-23シーズンは、リーグ戦26試合で6得点3アシストを記録しましたが、2シーズン連続で得点とアシストともに二桁に乗せていたドルトムント時代の輝きと比べると、移籍金に見合った活躍を見せているとは言えませんでした。

 

そして23-24シーズンは、リーグ戦開幕3試合に途中出場しましたが、第4節アーセナル戦でメンバー外という決断を下したテン・ハーグ監督に対して自身のSNSで反論し、これを受けてテン・ハーグ監督は、サンチョをチームから追放しました。

2024年冬の移籍市場での退団が確実な状況となっていた中、2024年1月11日、シーズン終了までの半年間のローン移籍で2シーズン半ぶりにドルトムント復帰を果たしました。

 

背番号10を託されるなど、大きな期待を寄せられていたサンチョはその期待に応えるように、公式戦21試合で3得点3アシストと活躍し、チャンピオンズリーグ決勝進出にも大きく貢献していました。

ドルトムントで水を得た魚のような躍動ぶりを見せているサンチョですが、完全移籍での買取には4000万ポンド(約79億8000万円)の移籍金が必要になるようです。

マンチェスター・ユナイテッド復帰となっても、サンチョを追放したテン・ハーグ監督の続投が有力視されるため、居場所はなく、他チームへの移籍となるでしょう。

 

24-25シーズンはドルトムントロイスに代わる攻撃陣のリーダーとしての活躍に期待したいところですが、サンチョはどこでプレーすることになるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

ドニエル・マレン(オランダ代表)

生年月日:1999年1月19日(25歳)
ポジション:RWG、CF、LWG
移籍先候補:リバプール、アーセナル、マンチェスター・ユナイテッド

スピードに乗ったドリブル突破と裏への抜け出しを得意とし、一気に加速して相手を置き去りにしていくアタッカーです。

ドルトムントではそこまで大きく反映されていませんが、PSV在籍時は3シーズン連続でリーグ戦二桁得点を記録するなど、高い決定力も誇ります。

 

2021年7月に移籍金3000万ユーロ(約43億2000万円)でPSVからドルトムントに加入し、同時期にマンチェスター・ユナイテッドに移籍したサンチョの後釜として高い期待が寄せられていました。

しかし21-22シーズンはリーグ戦27試合で5得点6アシスト、22-23シーズンはリーグ戦26試合でチームトップタイの9得点と、まずまずの活躍は見せたものの、PSV時代からの爆発力は見られず、やや不完全燃焼に終わっています。

 

23-24シーズンはブンデスリーガ27試合に出場し、チームトップの13得点を上げましたが、チーム全体として得点力不足となり、大きなイメージとしては残らず、マレン自身も起用法に不満があるとも報じられ、移籍の噂も絶えません。

マレンドルトムントとの契約は2026年6月末まで残っていますが、現時点で契約延長に向けた動きは見られません。

 

またチームのトップスコアラーであるにもかかわらず、アタッカー陣が豊富なドルトムントの前線陣で絶対的な立ち位置を確保しているわけではありません。

バイノー=ギッテンスの台頭や、2023年冬の移籍市場で復帰したサンチョの去就次第では、この夏での移籍の可能性も高くなってくることでしょう。

 

ドルトムントは、移籍金6000万ユーロ(約97億4000万円)程度のオファーを提示されれば、移籍に向けた交渉に応じる姿勢のようです。

マレン獲得にはリバプールアーセナルが関心を示している他、サンチョの買取のためにマンチェスター・ユナイテッドにトレードされるという話も出ていますが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

セバスティアン・ハラー(コートジボワール代表)

生年月日:1994年6月22日(29歳)
ポジション:CF
移籍先候補:ベジクタシュ

190㎝の高身長を生かしたポストプレーを最大の武器とし、ボックス内で抜群の強さを誇り、ボールキープから周囲との連携でチャンスメイクし、得点を奪っていくストライカーです。

高さを武器としたヘディングだけでなく、両足でのシュート精度も高く、様々なゴールバリエーションに富んでいます。

 

フランスのオセールでプロデビューを果たした後、ユトレヒト、フランクフルトウェストハムと渡り歩き、2021年1月にアヤックスに加入しました。

アヤックス加入後、21-22シーズンはリーグ戦31試合で21得点を上げ、エールディビジの得点王に輝き、チャンピオンズリーグでも8試合で11得点を記録し、高い決定力を見せました。

この活躍を受けて、2022年夏にドルトムントに移籍金3100万ユーロ(約43億円)の4年契約で加入しました。

 

マンチェスター・シティに移籍したハーランドの後釜として期待されていたハラーですが、22-23シーズンの開幕前に精巣がんが見つかり、半年間離脱となってしまいました。

2023年1月にようやく戦線復帰を果たすと、リーグ戦19試合で9得点を上げ、次のシーズンに向けて期待を抱かせる活躍を見せました。

 

しかし23-24シーズンは開幕から無得点と不振に喘ぎ、シーズン途中からフュルクルクがCFの定位置を確保したことにより、ベンチメンバーに降格し、結局リーグ戦14試合に出場したものの、無得点に終わってしまいました。

攻撃陣の刷新を図るドルトムントは、29歳とベテランの域に差し掛かっているハラーの放出を検討しており、トルコのベジクタシュが獲得に関心を示しているようです。

 

不振や闘病など、ドルトムント加入後は苦しい状況が続くハラーですが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

 

まとめ

いかがでしたか。

 

今回は、2024年夏のドルトムントの最新移籍情報と補強ポイント狙っていると噂の獲得候補選手退団が噂される選手を取り上げました。

 

バイエルンの連覇ストップの最右翼に上げられつつも、レバークーゼンにみすみすとバイエルン連覇ストップを許し、ファンの期待を裏切る結果になってしまいました。

とはいえ、チャンピオンズリーグでパリ・サンジェルマンレアル・マドリードと互角に戦った姿は、新シーズンに向けて希望となることでしょう。

 

クロップ監督が指揮した黄金期のメンバーだったヌリ・シャヒン監督の就任や、ミスリンタート氏の復帰など、ファンの期待も大きくなる中、新たな黄金期形成となるのか、この夏の移籍市場でのドルトムントの動向にも注目が集まります。

また香川真司遠藤航伊藤洋輝など、多くの日本人選手を発掘してきたミスリンタート氏の復帰により、新たな日本人選手のドルトムント加入にも期待したいですね。

 

他に気になるチームはありますか?

プレミアリーグ(イングランド)

 

ブンデスリーガ(ドイツ)

 

リーガエスパニョーラ(スペイン)

 

セリエA(イタリア)

 

リーグアン(フランス)

 

いつもありがとうございます!

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