“ラ・レアル”ファンの皆さん、こんにちは。
バスク州サン・セバスチャンに本拠地を構え、永遠のライバル、“アスレティック・ビルバオ”と雌雄を決する、“レアル・ソシエダ”。
22-23シーズンは、久保とダビド・シルバ、オヤルサバルとの見事な連携からのチャンスメイクや、中盤のハイプレスとパスワークで、ファンを魅了させるサッカーを展開し、2013-14シーズン以来となるチャンピオンズリーグ出場権獲得を成し遂げました。
10シーズンぶりのチャンピオンズリーグに臨むために、2023年夏の移籍市場ではアマリ・トラオレ、ティアニー、アンドレ・シルヴァ、ザハリャンなどを獲得し、各ポジションごとに実力者を加えていきました。
ところが2023-24シーズン開幕直前に、攻撃の大黒柱ダビド・シルバが練習中に左膝を痛め、前十字靭帯損傷という大怪我を負い、現役引退を発表するという衝撃的なニュースもありました。
迎えた23-24シーズン、ラ・リーガ第18節終了時点で首位レアル・マドリードと勝ち点差14pt、チャンピオンズリーグ出場権獲得圏の4位バルセロナとは7pt差の6位につけています。
総得点数はリーグ順位トップ5には及ばない29得点と、得点力の低さは課題になっているものの、失点数はリーグ順位2~5位を上回る18失点と守備の堅さが目立ち、例年と同じようなスタイルを見せています。
チャンピオンズリーグではグループステージでインテル、ベンフィカ、ザルツブルクと同居し、3勝3分けでインテルと勝ち点で並んだものの、得失点差で首位突破を果たしました。全32チームで最少失点数(2失点)を記録するなど、ラ・レアルの持ち味を十分に発揮していましたね。
ということで今回は、10シーズンぶりのチャンピオンズリーグでグループステージを突破し、上位進出ならびにラ・リーガでの巻き返しも狙うレアル・ソシエダの2024年冬の
- 最新移籍情報と補強ポイント
- 狙っていると噂の獲得候補選手
- 退団が予想される選手
- まとめ
の順でお伝えしていきます。
他に気になるチームはありますか?
プレミアリーグ(イングランド)
ブンデスリーガ(ドイツ)
リーガエスパニョーラ(スペイン)
セリエA(イタリア)
リーグアン(フランス)
最新移籍情報と補強ポイント
2023年夏の移籍市場でのレアル・ソシエダの動きを振りかえってみましょう。
GKは、控えGKの入れ替えが行われたのみで、特に大きな動きはなく、正GKはアレックス・レミロが引き続き務めています。
CBも、スベルディアとル・ノルマンが引き続きCBコンビを組み、堅守を築いています。
SBは大きく入れ替わりが行われました。
RSBは22-23シーズンまでレギュラーだったゴロサベルがアラベスに移籍し、レンヌからフリーでマリ代表DFアマリ・トラオレを獲得し、レアル・マドリードからオドリオソラも復帰しました。
LSBもディエゴ・リコがヘタフェにローン移籍し、その代わりにアーセナルからスコットランド代表DFティアニーをローンで獲得しました。
中盤はチームの主将を務めてきた元スペイン代表MFイジャラメンディがラ・レアルを去り、イジャラメンディの背番号4を引き継いだスビメンディを中心に、ミケル・メリーノ、ブライス・メンデスの3人が安定の中盤を築いています。
ただこの3人を脅かす新戦力のCMFの獲得は出来ず、この冬の移籍市場でも引き続き補強ポイントの一つとなってくることでしょう。
前線はRWGは久保、LWGはオヤルサバル、CFはサディクを軸としつつ、バレネチェアやアリ・チョなども出場機会を増やし、結果を残してきています。
また、シルバの電撃引退やセルロートのビジャレアル移籍もありましたが、その穴を埋めるべく、ライプツィヒからアンドレ・シウヴァ、ディナモ・モスクワからザハリャンを獲得しました。
とはいえ元々の得点力の低さに加え、2024年1月は久保とサディクが代表活動で抜けることもあり、また新たに新戦力を加えるかもしれません。
最新移籍情報
〈加入〉
pos. | 選手名 | 年齢 | 前所属 | 移籍形態(移籍金) |
DF | ハビ・ガラン | 29 | アトレティコ・マドリード | ローン(24年6月末まで) |
FW | シェラルド・ベッカー | 28 | ウニオン・ベルリン | 完全移籍(300万€、2年半) |
〈退団〉
pos. | 選手名 | 年齢 | 移籍先 | 移籍形態(移籍金) |
FW | モハメド=アリ・チョー | 19 | ニース | 完全移籍(1000万€、4年半) |
ホン・カリカブル | 21 | FCアンドラ | ローン(24年6月末まで) |
補強ポイント
レアル・ソシエダの2024年冬の移籍市場での補強ポイントとして、
- 得点力アップ
- CMF
- LSB
が挙げられるでしょう。
得点力アップ
まず、補強ポイントに挙げられるのは、得点力アップではないでしょうか。
チームのトップスコアラーはオヤルサバルの7得点で、久保が続いて6得点を記録しています。
ところが、久保は日本代表として1月のアジアカップ参加のため、約1ヵ月近くの離脱が見込まれています。
またサディクも、ナイジェリア代表として1月のアフリカ・ネーションズカップ参加のため、約1ヵ月近くの離脱が見込まれています。
2列目は、開幕数試合で結果を残したバレネチェアや新戦力のザハリャンなどもいますが、CFは新戦力のアンドレ・シウヴァは未だ無得点と不振に苦しみ、得点力アップを狙い、新戦力の獲得に動いてくるかもしれません。
CMF
次に、CMFが補強ポイントに挙げられるでしょう。
スビメンディ、ミケル・メリーノ、ブライス・メンデスの3人が不動の中盤を形成していますが、この3人の誰かが欠場すると、中盤のクオリティの低下は否めない状況となっています。
バックアッパーには、スペインU-21代表のトゥリエンテスが控え、ザハリャンがインサイドハーフで起用されることもありますが、この3人は常に移籍の噂がつきまとっており、不動の3人を脅かす新戦力の獲得を目指したいところです。
LSB
最後に補強ポイントに挙げられるのは、LSBです。
2023年夏の移籍市場では、ディエゴ・リコが退団し、代わりにアーセナルからティアニーを獲得しました。
2023-24シーズンは、アイエン・ムニョスとティアニーのLSBの定位置争いが期待されていましたが、ティアニーはコンディション不良による欠場が多く、期待されたパフォーマンスを見せるには至っていません。
またティアニーのローン契約には買取義務はついておらず、シーズン終了後の退団に備えて、新たなLSBのリストアップも行われており、この冬の移籍市場でも何らかの動きがあるかもしれません。
狙っていると噂の獲得候補選手
では、挙げられた補強ポイントに沿って、狙っていると噂の獲得候補選手を取り上げます。
得点力アップ
メイソン・グリーンウッド(ヘタフェ/元イングランド代表)
グリーンウッドに会いたい🥺 pic.twitter.com/F4jLPNZpvc
— ケンケン (@MnXS4kz9nRhcZUV) December 29, 2023
生年月日:2001年10月1日(22歳)
ポジション:RWG、CF、LWG
左右両足を遜色なく使い、テクニックの高さとスピードを駆使したドリブルで相手ゴールに迫っていくアタッカーです。
シュートの精度も高く、相手守備陣を揺さぶるフェイントやコースを狙ったシュートを、左右両足から放ちます。
マンチェスター・ユナイテッド下部組織出身で、2018-19シーズンにわずか17歳でトップチームデビューを果たしました。
2019-20シーズンは途中出場が主ながらも、プレミアリーグで31試合に出場し、10得点を記録し、10代のイングランド人選手としては、ウェイン・ルーニー以来のリーグ戦二桁得点を記録しました。
着実にトッププレーヤーへの階段を上がっていくかに見えましたが、2022年1月に恋人に対する強姦と暴行、殺人脅迫の容疑で逮捕され、チームから活動停止処分を下されました。
2023年2月に起訴が全て取り下げられたものの、逮捕前から私生活が問題視されていたことや、ユナイテッドの女子選手からグリーンウッドを残留させることに対して反対の声も上がっており、ユナイテッドでのプレーを断念し、2023年夏の移籍市場終了間際にヘタフェにローン移籍で加入しました。
再起を図るべく臨んだ23-24シーズンは、ラ・リーガ第18節終了時点でリーグ戦14試合に出場し、3得点4アシストと、攻撃陣の中心として活躍しています。
復活の狼煙を上げる活躍を見せているグリーンウッドに対して、レアル・ソシエダ以外にバルセロナやバレンシアなども完全移籍での獲得に関心を示しているようです。
ユナイテッドとしては、二列目のプレーヤーの多さや、反発の声の多さもあり、完全移籍での売却を望んでいるようです。
レアル・ソシエダ加入が実現すれば、間違いなく攻撃力アップにつながりますが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。
CMF
レアンドロ・バレイロ(マインツ/ルクセンブルク代表)
alternative: Leandro Barreiro Martins-Mainz
Barreiro is a few years older but would be a cheaper option. Barreiro is a strong defensive player who likes to play in front of the defence and would add needed quality in this area of the pitch. pic.twitter.com/yIkR9Fh0FT— Pierce Bramwell (@PierceBramwell) July 6, 2023
生年月日:2000年1月3日(23歳)
ポジション:CMF、OMF、DMF
豊富な運動量と積極的な攻め上がりに加え、強度の高いプレスと激しい守備も持ち味とするボックス・トゥ・ボックス型のCMFです。
足元の技術の高さやパス精度の高さもあり、ハイインテンシティーをチームカラーとするマインツを体現するような存在となっています。
母国ルクセンブルクのクラブから2016年7月にマインツの下部組織に加入し、2019年2月にトップチームデビューを果たしました。
2019-20シーズンの中盤戦以降から、ボランチとしてスタメン起用されはじめ、20-21シーズンはリーグ戦29試合に出場し、2得点2アシストを記録しました。
21-22、22-23シーズンと2シーズン連続でリーグ戦30試合以上出場し、22-23シーズンは4得点4アシストと得点にも多く関与しました。
23-24シーズンは、ブンデスリーガ第16節終了時点でわずか1勝と不振に喘ぐマインツの中でも、開幕から14試合連続でスタメン起用され、2得点を記録しています。
しかし、マインツとの契約は2024年6月末までとなり、契約延長には現時点で至っておらず、移籍の可能性も出てきました。
現時点ではレアル・ソシエダ以外にも、フランクフルトがレアンドロ・バレイロ獲得に関心を示しているようです。
23歳と若く伸び盛りの上に、現スカッドにはあまりいない身体能力や運動量が持ち味のボックス・トゥ・ボックス型の選手ということもあり、加入が実現すれば中盤の3人に対する負担も軽減することが出来るでしょう。
加入が楽しみな逸材ではありますが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。
LSB
ドマゴイ・ブラダリッチ(サレルニターナ/元クロアチア代表)
Un joyeux anniversaire à Domagoj Bradaric, qui fête ses 20 ans aujourd’hui 🇭🇷 #LOSC pic.twitter.com/WYfQOOWhuY
— Anuyse (@anuyse) December 10, 2019
生年月日:1999年12月10日(24歳)
ポジション:LSB、LMF
細かいテクニックと推進力の強さを前面に出したドリブル突破で左サイドから攻め上がり、左足から正確なクロスを供給しチャンスメイクしていくクロアチア人LSBです。
対人の強さや激しいタックルなど、守備面での強さもあり、現在はクロアチア代表から遠ざかっているものの、EURO2020の代表メンバーにも選出されるという経歴もあります。
クロアチアを代表する名門ハイデュク・スプリトの下部組織出身で、2018年9月にトップチームデビューを果たしました。
2018-19シーズンはトップチームデビュー後、いきなりLSBの定位置を掴み、公式戦31試合に出場し、ゲームキャプテンを任されるなど、一気に飛躍を遂げました。
2019年7月にリールに加入し、加入当初はLSBのレギュラーとして活躍していたものの、徐々に出場機会を失い、2022年7月にサレルニターナに完全移籍で加入しました。
22-23シーズン、加入当初はベンチスタートが主だったものの、パウロ・ソウザ監督就任後はLWBのレギュラーとして起用され、リーグ戦31試合に出場し、3アシストを記録しました。
23-24シーズンも開幕からスタメンで起用され、セリエA第17節終了時点でリーグ戦全17試合に出場しています。
サレルニターナは、ブラダリッチとの契約を2026年6月末まで残しているものの、移籍金800~900万ユーロ(約12億6000~14億2000万円)のオファーが届けば、放出を容認する姿勢のようです。
セリエA最下位と低迷するサレルニターナとして後半からの巻き返しに不可欠な戦力であるブラダリッチですが、レアル・ソシエダへのステップアップを果たすことになるのか、今後の動向に注目です。
退団が予想される選手
次に、退団が予想される選手を取り上げます。
マルティン・スビメンディ(スペイン代表)
スビメンディのポスト直撃シュート🚀#LaLigaHighlights | #RealSociedadRealBetis | #WeareReal pic.twitter.com/HpF5Wyx7MV
— レアル・ソシエダ 🇯🇵 (@RealSociedad_JP) December 17, 2023
生年月日:1999年2月2日(24歳)
ポジション:DMF、CMF
移籍先候補:バイエルン・ミュンヘン、アーセナル
中盤の底で、正確なボール捌きと的確な状況判断を見せ、守備の強さも見せる、ラ・レアル生え抜きのピボーテです。
23-24シーズンから、チームのキャプテンだったイジャラメンディの背番号4を引き継ぎ、ラ・レアルに対する忠誠心をさらに強くしています。
地元レアル・ソシエダの下部組織に入団後、19-20シーズンでトップチームデビューを果たし、約4シーズン半で、公式戦通算169試合に出場し、7得点7アシストを記録しています。
20-21シーズンから主力として定着し始め、21-22シーズン、22-23シーズン共に、リーグ戦36試合に出場し、レアル・ソシエダの不動のピボーテとして活躍してきました。
23-24シーズンも、ここまで(12/29現在)で公式戦全試合に出場し、チームの不可欠な戦力だけでなく、ラ・レアルの新たな象徴ともなっています。
しかしスビメンディに対しては、プレーエリア、またプレースタイルが似ていることから、バルセロナがブスケツの後継者として、リストアップしている他、バイエルン、アーセナル、ドルトムントといった、多くのビッグクラブからの関心が尽きません。
レアル・ソシエダは契約解除金を6000万ユーロ(約86億4000万円)に設定しているようですが、高額な契約解除金を支払ってでも獲得に動くビッグクラブも出てくるかもしれません。
ただレアル・ソシエダへの忠誠心の深さや、チャンピオンズリーグもグループステージ突破を決めたこともあり、今後も不可欠な戦力として、この冬で移籍をする可能性は低いとみられています。
今スビメンディが抜ければ、戦力ダウン以上の影響が出そうですが、いずれはラ・レアル出身という看板を掲げ、ビッグクラブに羽ばたく存在となることでしょう。
今後もビッグクラブ間での争奪戦が続きそうですが、どうなるでしょうか、今後の動向にも注目ですね。
ブライス・メンデス(元スペイン代表)
【#ゴール速報 🇯🇵】#久保建英 が開始9分で先制点⚽🔥
(アシスト:元スペイン代表MF #ブライス・メンデス 🇪🇸)久保くんはオフサイドラインを上手く抜け出し、鋭いシュートから今シーズン2️⃣点目🥅#ソシエダ 1-0 #グラナダ(👈薬局が多いです💊w)
💙🤍 #RealSociedadGranadapic.twitter.com/NAwfRR9Na1
— IPPEI⚽🦅💚@日本“初”元サッカー選手でNFT購入🇯🇵 (@ippei00011) September 2, 2023
生年月日:1997年1月7日(26歳)
ポジション:OMF、CMF、RWG
移籍先候補:トッテナム、バルセロナ
左足からの正確なキックと、足元の技術の高さを武器に、パスやクロスなどでチャンスメイクしていくだけでなく、正確なシュートでゴールも狙っていく攻撃的MFです。
ラ・レアルでは、インサイドハーフを主戦場として、RWGの久保との連携が光り、持ち前の攻撃性能の高さを見せています。
セルタの下部組織出身で、2017年9月にトップチームデビューを果たしました。
トップチームデビュー後、翌2018-19シーズンではリーグ戦31試合に出場し、6得点8アシストと活躍し、2018年11月にはスペイン代表デビューも果たしました。
バイエルン・ミュンヘンなど国外の強豪クラブからの関心も集めていましたが、2022年7月にレアル・ソシエダに完全移籍し、22-23シーズンはリーグ戦34試合に出場し、8得点4アシストを記録しました。
セルタ時代は前線の高い位置でのプレーが主だったものの、ラ・レアル加入後はやや低めの右のインサイドハーフでの起用となり、前線のアタッカー陣との連携や正確なパスの供給など、黒子的な役割も光っています。
23-24シーズンも、ラ・リーガ第18節終了時点で16試合に出場し、チャンピオンズリーグでは3試合連続で得点を記録するなど、引き続き中盤の主力として欠かせない存在となっています。
しかし、レアル・ソシエダでの活躍により、ビッグクラブからの関心も多くなり、トッテナムやバルセロナなどがメンデス獲得に関心を示しているようです。
現在のメンデスの市場価値は4000万ユーロ(約62億円:TransferMarkt調べ)となっており、豊富な資金力を誇るプレミア勢からすれば、十分に獲得できる額を用意することが出来るでしょう。
ラ・レアルとしても放出したくない戦力の一人ではありますが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。
久保 建英(日本代表)
ファンの皆さんは、このスターからは目が離せないはずだ 👀#LALIGAEASPORTS | #LALIGAHighlights #久保建英 | @RealSociedad_JP pic.twitter.com/XigOJr79nZ
— ラ・リーガ (@LaLigaJP) December 29, 2023
生年月日:2001年6月4日(22歳)
ポジション:RWG、OMF、LWG
移籍先候補:レアル・マドリード、リバプール、マンチェスター・ユナイテッド
右サイドから、スピードとテクニックに溢れた切れ味鋭いドリブルで相手ゴールに迫り、精度の高い左足のキックでチャンスメイクしていく日本の至宝です。
攻撃面だけでなく、守備面でも献身的な働きを見せ、ラ・リーガで上位争いの常連になっているレアル・ソシエダにおいて不可欠な戦力となっています。
バルセロナの下部組織から、FC東京、横浜F・マリノスでのプレーを経て、2019年7月にレアル・マドリードに完全移籍で加入しました。
しかしトップチームでの公式戦出場はなく、マジョルカ、ビジャレアル、ヘタフェでのローン移籍を経て、2022年7月にレアル・ソシエダに完全移籍で加入しました。
22-23シーズンはダビド・シルバ、オヤルサバルらとともに魅惑のコンビネーションを見せ、リーグ戦35試合で9得点4アシストを上げ、レアル・ソシエダの4位フィニッシュ、そしてチャンピオンズリーグ出場権獲得に大きく貢献しました。
23-24シーズンも開幕から好調ぶりをキープし、リーグ戦開幕7試合で5得点1アシストを記録し、9月のラ・リーガ月間最優秀選手に選出されるという、日本人初の快挙を成し遂げました。
第9節アトレティコ・マドリード戦以降、ゴールを奪えていなかったものの、ラ・リーガ第16節ビジャレアル戦で久々のゴールを奪い、リーグ戦17試合で6得点3アシストと、レアル・ソシエダの攻撃陣を牽引する活躍を見せています。
ラ・リーガでもトップクラスの選手に名を連ねるようになった久保に対して、欧州を代表するビッグクラブが獲得に向けた動きを見せるようになってきました。
まず売却益の50%を得ることが出来る権利を保有している古巣のレアル・マドリードが再獲得を狙っているとの報道も出ていますが、アリぺバイ会長は「タケの保有権はラ・レアルが100%所有している。」とコメントし、レアル・マドリードに対して牽制する動きを見せています。
また、サラーの後継者候補としてリバプールが、そしてサンチョやアントニーといったRWGの放出も噂されているマンチェスター・ユナイテッドが久保獲得に関心を寄せているという報道も出てきています。
1月のアジアカップでの活躍も注目が集まりますが、ラ・レアルでの活躍を経て、ビッグクラブへの移籍となるのか、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、2024年冬のレアル・ソシエダの最新移籍情報と補強ポイント、狙っていると噂の獲得候補選手、退団が噂される選手を取り上げました。
22-23シーズンに続き、ラ・リーガでも屈指の守備力を発揮し、チャンピオンズリーグではグループステージを突破し、ラ・リーガでも勝負強さを発揮しているレアル・ソシエダ。
ただ得点力不足が響き、点を奪えず、勝ち点を取り損ねてしまう試合も多く、さらに久保とサディクが代表活動で抜ける2024年1月~2月上旬は正念場となるでしょう。
23-24シーズン後半戦での巻き返しに向けて、課題解決に向けた補強をこの冬の移籍市場で行い、久保とサディクが復帰後、さらにパワーアップしておきたいですね。
チャンピオンズリーグのラウンド16では、パリ・サンジェルマンとの対戦も決まりました。またここでビッグサプライズを起こすことにも期待しましょう。
他に気になるチームはありますか?
プレミアリーグ(イングランド)
ブンデスリーガ(ドイツ)
リーガエスパニョーラ(スペイン)
セリエA(イタリア)
リーグアン(フランス)
いつもありがとうございます!
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