ラツィアーレの皆さん、こんにちは。
21-22シーズンから、欧州屈指の戦術家であるマウリツィオ・サッリ監督が就任すると、素早いプレスとポゼッションを志向した攻撃的なサッカーがチームに浸透し、21-22シーズンはリーグ5位、そして22-23シーズンは2位でフィニッシュし、チャンピオンズリーグ出場権を獲得しました。
素早いプレスとポゼッションサッカーはよりチームに浸透しただけでなく、リーグ2位の失点数(30失点)を記録した守備陣の堅さもあり、セリエA制覇を成し遂げた1999-2000シーズン以降、最高位となる2位でフィニッシュし、いよいよスクデット奪還かと期待を抱かせるシーズンとなりました。
とはいえ2023年夏の移籍市場では、長らくチームに主軸として活躍してきたミリンコビッチ=サビッチがサウジアラビアに移籍し、15年間にわたりSD職を務め、多くの逸材を見出してきたイグリ・ターレSDも退任するなど、大きな変化がありました。
さらに緊縮財政の影響や、倹約家としても知られるロティート会長の存在もあり、ビッグネームに大金を投じることは無く、日本代表MF鎌田大地、元フランス代表MFグエンドゥージをはじめ、フリーやローンでの獲得がメインとなりました。
迎えた23-24シーズン、セリエA第20節終了時点でリーグ戦5位につけています。
セリエA開幕5試合で1勝1分け3敗と躓いてしまったものの、その後は連敗することはなく、じわりじわりと順位を上げてきました。
また3シーズンぶりの出場となったチャンピオンズリーグでは、アトレティコ・マドリード、フェイエノールト、セルティックと同居したグループステージで、3勝1分け2敗のグループ2位で決勝トーナメント進出を果たしました。
セリエAトップクラブと比べると選手層の薄さは否めないところですが、歴戦錬磨の名将サッリ監督の戦術とマネジメントで、23-24シーズン後半戦の巻き返しにも期待したいですね。
ということで今回は、欧州屈指の戦術家であるサッリ監督の下、23-24シーズン後半戦の巻き返しを図ろうとするラツィオの2024年冬の
- 最新移籍情報と補強ポイント
- 狙っていると噂の獲得候補選手
- 退団が予想される選手
- まとめ
の順でお伝えしていきます。
他に気になるチームはありますか?
プレミアリーグ(イングランド)
ブンデスリーガ(ドイツ)
リーガエスパニョーラ(スペイン)
セリエA(イタリア)
リーグアン(フランス)
最新移籍情報と補強ポイント
2023年夏の移籍市場でのラツィオの動きを振りかえってみましょう。
GKは、22-23シーズンから正GKに定着したプロヴェデルを軸としつつ、開幕戦でスタメン起用されたマキシミリアーノやアダモニスが退団し、控えGKとしてサレルニターナからセぺ、ギリシャのOFIクレタからマンダスを獲得しました。
CBは大きな動きはなく、カザーレとロマニョーリのCBコンビを軸に、パトリックとマリオ・ヒラが控える陣容となっています。
サイドバックも大きな動きはなく、RSBはラッザーリ、LSBはマルシッチが軸となり、両サイドに対応できるヒサイや、ローン期間を延長したペッレグリ―ニが控えます。
中盤はこれまでチームの主軸として牽引してきたミリンコビッチ=サビッチがアル・ヒラルに移籍するという、大きな変化がありました。
その穴埋めとして、フランクフルトから鎌田大地をフリーで獲得し、マルセイユからグエンドゥージ、ユベントスからロヴェッラをローンで獲得しました。
前線は、ロメロやカンチェッリエーリといった若手のアタッカーがチームを去り、代わりにデンマークのミッティランからグスタフ・イサクセンを獲得しました。
そして不動の1トップとして君臨するインモービレを脅かす存在として、ジローナに在籍した22-23シーズンのラ・リーガでレアル・マドリード相手に1試合で4得点を奪ったアルゼンチン人FWカステリャノスを、ニューヨーク・シティFCから獲得しました。
最新移籍情報
〈加入〉
pos. | 選手名 | 年齢 | 前所属 | 移籍形態(移籍金) |
〈退団〉
pos. | 選手名 | 年齢 | 移籍先 | 移籍形態(移籍金) |
DF | ディミトリエ・カメノビッチ | 23 | イヴェルトン=スポール | ローン(24年6月末まで) |
MF | トマ・バシッチ | 27 | サレルニターナ | ローン(24年6月末まで) |
トマ・バシッチ(元クロアチア代表)
OFICIAL:
Toma Basic pasa de la SS Lazio como cedido al US Salernitana 1919.
Estará cedido hasta finalizar la temporada. pic.twitter.com/C69Rm4cmZc— Tiempo Fuera 45 (@tiempofuera45) January 18, 2024
生年月日:1996年11月25日(27歳)
ポジション:CMF、DMF
身長190㎝の屈強なフィジカルの強さを前面に出した球際の強さと積極的な攻撃参加を持ち味とし、正確な左足からのキックでチャンスメイクしていくボックス・トゥ・ボックス型のCMFです。
クロアチア代表では2020年11月に代表デビューを果たし、2試合のキャリアを記録しています。
母国クロアチアのハイデュク・スプリトの下部組織出身で、2015年8月にトップチームデビューを果たすと、2016-17シーズンはリーグ戦28試合で5得点6アシスト、2017-18シーズンはリーグ戦27試合で3得点6アシストを記録し、主力として活躍しました。
2018年8月にはボルドーに移籍し、在籍3シーズンで公式戦通算82試合に出場し、9得点5アシストを記録し、2021年8月にラツィオに完全移籍で加入しました。
ラツィオ加入後、21-22シーズンはリーグ戦29試合、22-23シーズンはリーグ戦25試合に出場しましたが、大半がベンチスタートであり、ルイス・アルベルトとミリンコビッチ=サビッチの間に割って入るには至りませんでした。
23-24シーズンは、鎌田やグエンドゥージら新戦力の加入により、さらに序列が低くなり、リーグ戦の出場は無く、コッパ・イタリア1試合の途中出場、出場時間わずか9分にとどまっています。
構想外となっていた状況を受けて、この冬での移籍の可能性が高くなり、フライブルクからのオファーもあったと噂されていましたが、最終的にはシーズン終了までのサレルニターナへのローン移籍が決定しました。
セリエA第20節終了時点で最下位に沈むサレルニターナですが、バシッチはセリエA残留への起爆剤として活躍することが出来るのでしょうか、今後の活躍に注目です。
補強ポイント
ラツィオの2024年冬の移籍市場での補強ポイントとして、
- CMF
- アタッカー陣の補充
が挙げられるでしょう。
CMF
まず補強ポイントに挙げられるのは、CMFになるでしょう。
ミリンコビッチ=サビッチという主軸が抜け、シーズン当初はその穴埋めを期待されていた鎌田もここ最近は不調に苦しみ、同じく新戦力のグエンドゥージも周囲を納得させるようなパフォーマンスを見せるには至っていません。
さらに、中盤の強度を高めるためにアンカーの補強も念頭に置いており、CMFの補強にまずは動いてくることでしょう。
アタッカー陣の補充
次に補強ポイントに挙げられるのは、アタッカー陣です。
現在のチームの主力であるインモービレやフェリペ・アンデルソン、ペドロは軒並み30歳を超え、2023年夏の移籍市場ではカステリャノスやイサクセンも獲得したものの、世代交代はスムーズに進んでいません。
さらにフェリペ・アンデルソンは2024年6月末に契約満了を迎え、この冬での移籍の可能性も取り沙汰されています。
選手層を厚くするだけでなく、次世代の主軸候補となる活きの良い若手アタッカーを獲得し、世代交代をスムーズに進めていきたいところです。
狙っていると噂の獲得候補選手
では、挙げられた補強ポイントに沿って、狙っていると噂の獲得候補選手を取り上げます。
CMF
フロリアン・ノイハウス(ボルシアMG/元ドイツ代表)
2020/21 #UCL スーパーアシスト集 🅰️
💚 ボルシアMGのノイハウスの長距離スルーパス 😎 #UCL pic.twitter.com/ptHaa6iWEX
— UEFAチャンピオンズリーグ (@UCLJapan) June 9, 2021
生年月日:1997年3月16日(26歳)
ポジション:CMF、OMF、DMF
狭いスペースでもボールを失うことなく、視野の広さを活かして正確にパスを供給していくプレースタイルから“NEXTクロース”とも評されているCMFです。
攻撃面だけでなく、正確なタックルやインターセプト技術の高さなど、守備面での強さも発揮し、攻守両面で貢献度の高い働きも期待できます。
1860ミュンヘンの下部組織で育ち、2016年10月にトップチームデビューを果たすと、2017年7月にボルシアMGに加入しました。
加入1年目の2017-18シーズンはデュッセルドルフに武者修行に出され、2部でリーグ戦27試合に出場し、6得点3アシストを上げ、主力として活躍しました。
2018-19シーズンからはボルシアMGでプレーし、2018-19シーズンから4シーズン連続でリーグ戦30試合近くに出場し、チームの主軸として活躍しています。
近年はリーグ戦で中位が続いていますが、2019-20シーズンの4位フィニッシュや20-21シーズンのチャンピオンズリーグベスト16進出など、ノイハウスはボルシアMG躍進の立役者の一人に挙げられる活躍を見せてきました。
その活躍もあり、これまでバイエルン・ミュンヘン、リバプール、レアル・マドリードなど名だたる強豪クラブが獲得に関心を示してきましたが、ボルシアMGに残留し続け、2023年7月には2027年6月末まで契約を延長しました。
しかし23-24シーズンは、ヴァイグル、コネに加え、21歳のライツの台頭もあり、リーグ戦14試合に出場しているものの、スタメン起用はわずか7試合にとどまり、かつてのような存在感は無くなってきています。
ボルシアMGでの立場も微妙な状況になってきているノイハウスに対して、ラツィオは半年ローンでの獲得を目指しているようです。
ただノイハウスを獲得するかどうかは、鎌田の動向次第だともされています。
かつてはドイツ代表の未来とも期待されていたノイハウスは、セリエAで再びその輝きを取り戻すことが出来るのか、今後の動向に注目です。
アンドレア・コルパーニ(モンツァ/イタリア代表)
モンツァを今季初勝利に導いたコルパーニ ☄️#MonzaEmpoli pic.twitter.com/A8vVSKXZxD
— レガ・セリエA (@SerieA_JP) August 28, 2023
生年月日:1999年5月11日(24歳)
ポジション:OMF、CMF、ST
中盤の中央や前線の高い位置でのプレーを主戦場にして、足元の技術の高さや攻撃性能の高さを発揮して相手ゴールに迫っていくボックス・トゥ・ボックス型のMFです。
豊富な運動量を生かし、長身かつ金髪をなびかせる華麗な風貌には似つかない献身性や泥臭さも見せ、攻守にわたり貢献度の高い活躍を見せています。
育成部門で定評のあるアタランタの下部組織出身で、2020年9月にローン移籍でモンツァに加入すると、主力として活躍し、21-22シーズンではセリエA昇格に大きく貢献しました。
クラブ史上初のセリエA初昇格となった22-23シーズンは、大型補強の影響により、ベンチスタートが多かったものの、リーグ戦27試合に出場し、4得点1アシストと堂々たる活躍を見せました。
23-24シーズンは、開幕から1トップの下の2枚のSTの一角として起用され、セリエA第20節終了時点で全20試合に出場し、既に22-23シーズンの4得点を超える6得点を記録しています。
イタリア代表では、U-20代表で2019年のU-20ワールドカップに出場した経歴はありましたが、23-24シーズンのブレイクを受けて、2023年11月にイタリア代表に初招集されました。
23-24シーズン後半戦の活躍も注目されるコルパーニですが、この冬の移籍市場での注目銘柄として国内外問わず多くのクラブの関心を集めています。
コルパーニ獲得には、ラツィオだけでなく、ユベントス、インテル、ブライトンなどが関心を示し、強力なライバルがひしめき合っています。
ただラツィオ加入が実現すれば、攻撃性能の高さだけでなく、切り替えの速さや運動量も発揮し、ミリンコビッチ=サビッチの穴を埋める働きも十分期待できるでしょう。
モンツァの要求額は2000万ユーロ(約31億5000万円)と報じられていますが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。
アレクサンデル(フルミネンセ/ブラジルU-23代表)
Alexsander.
Galatasaray interested him.
You can watch full video on YouTube channel.
Full Video Link is here;https://t.co/b4tqdEiZHz#Alexsander #Fluminense #Galatasaray pic.twitter.com/gT3Ict1q7Z
— 360Scouting (@Scouting360) January 13, 2024
生年月日:2003年10月8日(20歳)
ポジション:DMF、LSB、CMF
左足での巧みなボールコントロールで相手を簡単にかわしていくだけでなく、推進力の強さを前面に出した攻め上がりも見せるブラジル期待の若手ボランチです。
パス精度も高く、豊富な運動量でピッチを駆け回り、アグレッシブな守備で相手の攻撃の芽を潰し、攻守両面で貢献度の高いパフォーマンスを見せます。
2023年の南米王者フルミネンセの下部組織出身で、2022年11月に19歳でトップチームデビューを果たし、2023年のブラジル・セリエAではいきなり開幕戦のスタメンに抜擢されました。
当初はLSBでの起用がメインだったものの、シーズン中盤戦以降はボランチでの起用がメインとなり、リーグ戦19試合に出場しました。
完全な定位置確保には至らなかったものの、コパ・リベルタドーレス優勝にも貢献し、2023年12月のクラブ・ワールドカップ決勝マンチェスター・シティ戦にも出場しました。
2023年9月には飛び級でパリ・オリンピックを目指すブラジルU-23代表にも選出され、国内からも大きな期待が寄せられているアレクサンデルに対して、ラツィオが獲得に向けて動いているようです。
アレクサンデルの移籍金は1500万ユーロ(約24億1000万円)に設定されているようですが、ラツィオは移籍金の値下げを求め、獲得を狙っているようです。
これからの飛躍も大きく期待されるブラジルの逸材を確保することは出来るのか、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。
アタッカー陣の補充
セサル・ウエルタ(UNAMプーマス/メキシコ代表)
César Huerta (23)
Attack-Left winger
Mexican Gem 💎
Can’t wait to see him In Europe 🥵pic.twitter.com/CAv8bWEE8a https://t.co/KtOcgPyli5
— Said Tibita(SHT) (@Hatib147) January 16, 2024
生年月日:2000年12月3日(23歳)
ポジション:LWG、RWG、CF
身長171㎝と小柄ながら、細かいボールテクニックと縦への推進力の強さを出したドリブル突破で相手ゴールに迫っていくメキシコ代表期待の若手アタッカーです。
2023年9月にデビューしたメキシコ代表では、デビュー戦でいきなりゴールを決め、今後の代表定着も期待されています。
2018年11月に17歳11ヵ月で母国メキシコの名門グアダラハラでトップチームデビューを飾り、その後は主にメキシコ国内のクラブにローン移籍し、経験を積んでいきました。
2022年7月にUNAMプーマスに加入すると、LWGをメインに前線の高い位置で起用され、攻撃陣の主軸として活躍しています。
23-24シーズンのリーガMXアペルトゥーラ(メキシコリーグ前期)では、15試合に出場し、8得点1アシストを記録し、その活躍を受けてメキシコ代表にも初招集されました。
ラツィオは、契約が2024年6月末までとなり、退団が噂されるフェリペ・アンデルソンの代わりとして、ウエルタに注目しているようです。
ウエルタとUNAMプーマスとの契約は2025年6月末までと、契約満了に近づいていることや、最新の市場価値が500万ユーロ(約8億円:TransferMarkt調べ)と安価で獲得出来ることもあり、この冬の移籍市場での獲得を目指しているようです。
ウエルタは身体のサイズもフェリペ・アンデルソンに近く、サイドに幅広く動き回れる運動量やテクニックの高さやシュート技術の高さなど、フェリペ・アンデルソンに似通ったプレーも見られます。
新たなラツィオの攻撃陣の主軸候補として獲得を期待したいところですが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。
退団が予想される選手
次に、退団が予想される選手を取り上げます。
マリオ・ヒラ(元スペインU-21代表)
Mario Gila, Great positioning and strength. 💪🏻
Lazio may have found a quality centre-back this transfer market.
— Jerry Mancini (@jmancini8) August 7, 2022
生年月日:2000年8月29日(23歳)
ポジション:CB
移籍先候補:レアル・マドリード、エスパニョール、ラージョ・バジェカーノ
素早い寄せで未然にピンチを防いでいくだけでなく、時折スピードに乗ったドリブルで最終ラインからの攻め上がりも見せるスペイン人CBです。
足元の技術も高く、相手のプレスをいなすだけでなく、前線に正確なパスも供給し、ビルドアップ面でも計算出来るパフォーマンスを見せます。
2018年7月にエスパニョールの下部組織から、レアル・マドリードの下部組織に加入し、2022年4月にはトップチームデビューを果たしました。
しかしレアル・マドリードのトップチームではわずか2試合のみの出場となり、2022年7月にレアル・マドリードとの共同保有の形でラツィオに加入しました。
22-23シーズンは、主にカップ戦で起用され、ヨーロッパリーグ5試合、カンファレンスリーグ3試合にスタメン起用されましたが、リーグ戦でのスタメン起用はありませんでした。
23-24シーズン開幕当初、スカッド内でのCBの序列は、ロマニョーリ、カザーレ、パトリックに次ぐ4番目と低く、2023年11月中旬まで公式戦の出場はありませんでした。
ロマニョーリやカザーレの負傷欠場もあり、セリエA第13節サレルニターナ戦でスタメン起用されると、第20節までリーグ戦8試合連続でスタメン出場していますが、サッリ監督の信頼を完全に掴んだかは定かではありません。
この状況を受けて、古巣のレアル・マドリードをはじめ、エスパニョールやラージョ・バジェカーノといったラ・リーガ勢がヒラ獲得に関心を示しているようです。
特にレアル・マドリードは、主力CBのミリトンやアラバが怪我により長期離脱となり、CBを確保するべく、ローンでの獲得を狙っているようです。
リーグ戦でのスタメンも増えてきた有望株のヒラですが、このままサッリ監督の信頼を得て、ラツィオの主力CBとなるのか、それともこの冬でチームを去るのか、今後の動向に注目です。
鎌田 大地(日本代表)
/
🇯🇵鎌田大地
移籍後初ゴール🔥㊗👏
\左足を振り抜き
ここしかないコースへ勝点3をもたらす活躍✨
🏆セリエA第3節
🆚ナポリ×ラツィオ
📺 #DAZN 見逃し配信 pic.twitter.com/uc3pHkczxw— DAZN Japan (@DAZN_JPN) September 3, 2023
生年月日:1996年8月5日(27歳)
ポジション:OMF、ST、CMF
移籍先候補:ガラタサライ、フランクフルト
広い視野と状況判断の良さに加え、足元の技術の高さを生かしたドリブルとパス精度の高さを駆使し、攻撃を組み立てていく日本代表の攻撃的MFです。
フランクフルト在籍時は、攻撃性能の高さだけでなく、守備面での強さも見せ、ヨーロッパリーグやチャンピオンズリーグなど幾多の大舞台を経験してきました。
2017年7月にサガン鳥栖からフランクフルトに加入し、2018-19シーズンはシント=トロイデンにローン移籍し、リーグ戦24試合で12得点を上げました。
2019-20シーズンからはフランクフルトに復帰し、攻撃の組み立て役として活躍し、21-22シーズンのヨーロッパリーグ制覇をはじめ、フランクフルトの躍進に大きく貢献してきました。
22-23シーズンもリーグ戦32試合で9得点7アシストと主軸として活躍しましたが、フランクフルトとの契約は22-23シーズン終了で満了し、ミランやドルトムントなども獲得を狙っていましたが、2023年8月にラツィオへの加入が発表されました。
23-24シーズン開幕当初はスタメンで起用され、第3節ナポリ戦では決勝ゴールを決め、チームにリーグ戦初勝利をもたらしました。
しかし第5節モンツァ戦以降、ベンチスタートが多くなり、スタメン起用されても指揮官を満足させるパフォーマンスを見せることは出来ていません。
クラブでの不調もあり、アジアカップの日本代表メンバーにも落選し、巻き返しを図るべくこの冬での移籍の可能性も取り沙汰されています。
当初は古巣フランクフルトへの復帰やニューカッスルへの移籍も報じられていましたが、ここに来てガラタサライが鎌田獲得に動いているという報道が出始めました。
ラツィオの要求額は1000万ユーロ(約16億円)に対し、ガラタサライは500~600万ユーロ(約8億~9億6000万円)程度での獲得を目指していますが、2024年6月末でラツィオとの契約が満了し、フリーでの退団を避けるために、放出を容認する可能性が高くなっています。
ガラタサライのオカン・ブルク監督が鎌田獲得を強く望んでいるとの報道もありますが、新天地で本領発揮となるのか、今後の動向に注目です。
フェリペ・アンデルソン(元ブラジル代表)
#フェリペ・アンデルソン 🔥🇧🇷
素晴らしいパフォーマンス⚽️#LazioClubJapan #CMonEagles🦅— Lazio Club Japan 🇯🇵 (@LazioCJ) October 25, 2022
生年月日:1993年4月15日(30歳)
ポジション:RWG、LWG、CF
移籍先候補:ユベントス、アストン・ヴィラ、フラム
スピードとテクニックに溢れ、緩急を織り交ぜた変幻自在のドリブル突破からのラストパスやシュートで幾度となくゴールを陥れてきた元ブラジル代表のアタッカーです。
サッリ監督就任後は、単なるサイドアタッカーではなく、フリーランやパスの質の向上により、ゼロトップでの才能も開花し、より完成度の高いアタッカーへと進化を遂げています。
2013年7月にサントスからラツィオに加入し、2014-15シーズンからは攻撃陣の主軸として活躍し、在籍5シーズンでリーグ戦137試合に出場し、25得点30アシストを記録しました。
2018年7月にウェストハムに加入し、加入1年目の2018-19シーズンはリーグ戦36試合で9得点4アシストを上げたものの、2019年11月から就任したモイーズ監督の下では構想外となり、2021年7月にラツィオに復帰しました。
復帰1年目となった21-22シーズンはリーグ戦全38試合に出場し、6得点8アシストを上げ、22-23シーズンもリーグ戦全38試合で9得点6アシストを記録しました。
特に22-23シーズンは、インモービレ離脱後にゼロトップで起用されるなど、新境地を開拓し、サッリ監督からも厚い信頼を寄せられています。
23-24シーズンもここまで(1/18現在)公式戦全試合に出場し、2得点6アシストを上げ、攻撃陣の中心としてチームを牽引していますが、ラツィオとの契約は2024年6月末までとなり、現時点では契約延長の発表はありません。
新契約のオファーを拒否したとの報道もある中、シーズン終了後でのフリーの獲得を目指して、ユベントスが動いているようです。
特にユベントスのクリスティアーノ・ジュントーリSDがフェリペ・アンデルソンを気に入っており、現スカッドに加えたいと強く望んでいるようです。
ユベントス以外にも、アストン・ヴィラやフラムなども関心を示しており、プレミアリーグ復帰の可能性も出ています。
フェリペ・アンデルソンは年俸400万ユーロ(約6億2000万円)を求めているとされ、ラツィオと折り合いがつくのか、それとも退団となってしまうのか、今後の動向に注目です。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、2024年冬のラツィオの最新移籍情報と補強ポイント、狙っていると噂の獲得候補選手、退団が噂される選手を取り上げました。
23-24シーズン開幕当初は大きく躓き、インテル、ユベントス、ミランのTOP3にも敗れてしまいましたが、2023年10月以降は大きく崩れることなく、リーグ順位も上げてきました。
ここからはチャンピオンズリーグ出場権争いに向けて、負けられない戦いが続きますが、勝ち点を積み重ね、4位以内でのフィニッシュだけでなく、TOP3にも一矢報いてほしいですね。
また先日行われたコッパ・イタリア準々決勝では、永遠のライバル、ASローマを撃破し、準決勝に進出し、タイトル獲得も期待されます。
チャンピオンズリーグのラウンド16では、バイエルン・ミュンヘンとの対戦が決定しました。圧倒的不利の声が多い中、サッリ監督がどんな手を打ってくるのかにも注目したいですね。
日本代表MF鎌田大地の去就にも注目が集まりますが、22-23シーズンの2位に迫るパフォーマンスを23-24シーズン後半戦にも期待したいですね。
他に気になるチームはありますか?
プレミアリーグ(イングランド)
ブンデスリーガ(ドイツ)
リーガエスパニョーラ(スペイン)
セリエA(イタリア)
リーグアン(フランス)
いつもありがとうございます!
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