ウェストハム2023夏の最新移籍情報まとめ!補強ポイントや狙ってると噂の獲得候補・退団選手リストも調査!

ハマーズファンの皆さん、こんにちは。

 

東ロンドンに本拠地を構える、創設128年目を迎えた古豪ウェストハム・ユナイテッド

若手の育成にも定評があるクラブで、ジョー・コールリオ・ファーディナンドフランク・ランパードマイケル・キャリックジャーメイン・デフォーといった往年のイングランド代表選手を多く輩出し、現在では次世代のイングランド代表の中心を担うと期待されるデクラン・ライスが在籍しています。

 

近年は、19-20シーズン途中から就任したモイーズ監督の堅守速攻やパワープレーを前面に出したサッカーがチームに浸透し、20-21シーズンは、クラブ歴代最高順位である6位でフィニッシュし、21-22シーズンもプレミアリーグで7位でフィニッシュし、ヨーロッパリーグもベスト4まで進出しました。

開幕前にはリヨンからブラジル代表MFルーカス・パケタサッスオーロからイタリア代表FWスカマッカレンヌからモロッコ代表DFアゲルドPSGからドイツ代表DFケーラーといった実力者を獲得し、近年稀にみる積極的な補強を敢行し、高い期待と共に迎えた22-23シーズンですが、開幕3連敗と出だしから躓いてしまいました。

第4節アストン・ヴィラ戦でリーグ戦初勝利を上げたものの、その後も低空飛行が続き、カタールW杯の中断期間に入る前に、リーグ戦16位で折り返しました。

新戦力がチームやプレミアリーグのスタイルへのフィットに苦しみ、主力選手の怪我もありましたが、21-22シーズンと陣容は大きく戦力アップしたものの、なかなか結果に結びつかない日々が続きました。

 

カタールW杯の中断期間から再開後のリーグ戦でも、8試合でわずか1勝しか上げられず、順位も降格圏の18位まで沈み、モイーズ監督の解任も囁かれましたが、リーグ戦とは対照的なカンファレンスリーグでの戦いぶりで、何とか首の皮一枚繋がった状態でした。

そのカンファレンスリーグですが、グループステージは6戦全勝で首位で勝ち上がり、決勝トーナメント1回戦、準々決勝と危なげなく勝ち上がり、準決勝まで勝ち上がりました。

その辺りくらいからリーグ戦でも調子を取り戻し始め、第31節アーセナル戦での引き分けや、第32節ボーンマス戦での大勝もあり、降格圏から何とか脱出しました。

結局その後は勝ち負けを繰り返し、リーグ戦は中位をキープし、結局14位でフィニッシュしました。

 

そしてカンファレンスリーグですが、準決勝はAZを接戦の末に退け、決勝ではフィオレンティーナと激突し、試合終了間際にボーウェンの劇的なゴールで勝ち越し、2-1で勝利、2代目のカンファレンスリーグ王者に輝き、1964-65シーズンにカップウィナーズカップを制して以来、43年ぶりの欧州主要タイトル獲得となりました。

プレミアリーグでは、上位に食い込めるだけの戦力を揃えたものの、なかなか波に乗ることが出来ず、低空飛行が続き、何とか残留を勝ち取る結果になりましたが、欧州の舞台では21-22シーズンのヨーロッパリーグでのベスト4に続き、勝負強さを発揮し、モイーズ監督も自身初のメジャータイトルを獲得し、来シーズンも留任が決定しました。

 

ただこの夏の移籍市場では、キャプテンとしてチームを牽引してきたライスの移籍が有力視されており、チームとして大きな転換点を迎えようとしています。

2016-17シーズンにマルセイユに移籍したパイェが記録したクラブ歴代最高額の移籍金(2930万ユーロ)を大幅に更新すると予想され、ライス放出による売却益をどう生かしていくかも注目が集まります。

 

ということで今回は、念願のタイトルを獲得し、来シーズンは再びトップ戦線に食い込もうと目論む古豪ウェストハムの2023年夏

  • 最新移籍情報と補強ポイント
  • 狙っていると噂の獲得候補選手
  • 退団が予想される選手
  • まとめ

の順でお伝えしていきます。

 

他に気になるチームはありますか?

プレミアリーグ(イングランド)

 

ブンデスリーガ(ドイツ)

 

リーガエスパニョーラ(スペイン)

 

セリエA(イタリア)

 

リーグアン(フランス)

最新移籍情報と補強ポイント

最新移籍情報

現時点で決まっているウェストハムの新加入・退団選手は以下の通りです。

〈加入〉 

POS. 選手名 年齢 移籍先 移籍形態(移籍金)

 

 

〈退団〉

POS. 選手名 年齢 移籍先 移籍形態(移籍金)
DF アンジェロ・オグボンナ 35 未定 契約満了
MF マヌエル・ランシーニ 30 未定 契約満了

 

マヌエル・ランシーニ(元アルゼンチン代表)

生年月日:1993年2月15日(30歳)
ポジション:OMF、CMF、LMF

身長167㎝と小柄ながらも、俊敏性と細かなタッチを生かしたドリブル突破と、前線への正確なパスの供給でウェストハムの攻撃の中心として活躍してきた技巧派MFです。

チームではインサイドハーフやトップ下、ウィングなど幅広いポジションで起用されてきました。

 

2015-16シーズンにUAEのアル・ジャジーラからウェストハムに加入し、背番号10をつけ、在籍7シーズンで公式戦通算226試合に出場して32得点28アシストを記録しました。

特に2016-17シーズンは、これまで攻撃の中心を担っていたパイェの抜けた穴を埋め、攻撃の中心としてリーグ戦35試合で8得点2アシストを記録しました。

 

2018-19シーズンに負った前十字靭帯断裂の大怪我の影響もあり、その後はスタメン起用での出場は少なくなってきたものの、21-22シーズンは途中出場がメインながらリーグ戦30試合に出場し、5得点3アシストを記録、存在感を出していました。

ところが22-23シーズンはルーカス・パケタの加入の影響で、出場機会が大きく減少し、リーグ戦10試合でわずか1得点にとどまりました。

カンファレンスリーグでは、バックアッパーとして開幕から9試合連続でスタメン起用されていましたが、タイトルがかかった大一番での出場はありませんでした。

6/16に、契約満了に伴い、22-23シーズン限りでの退団がクラブから発表され、現時点では移籍先としてキャリアをスタートした古巣のリバープレートナポリ、中東への移籍などが上がっています。

ウェストハムで活躍した小柄なファンタジスタの今後の動向と活躍に注目ですね。

 

 

補強ポイント

ウェストハムの2023年夏の移籍市場での補強ポイントとして、

  1. ライスの後釜
  2. ストライカー

が挙げられるでしょう。

 

ライスの後釜

ウェストハムの2023年夏の移籍市場での最大の補強ポイントは、何と言ってもライスの後釜候補の獲得です。

キャプテンとしてだけでなく、攻守において安定感のあるプレーを見せ、抜群の存在感を出したライスが退団となれば、その穴を完全に埋めることは不可能に近いですが、中盤の強度を高める上で最低限の補強が求められます。

おそらく守備に重きを置いた選手の獲得がメインとなりそうですが、ルーカス・パケタをはじめ、攻撃的な選手を生かすためにも、このポジションの人選には注目が集まります。

 

 

ストライカー

ここ数シーズンの移籍市場では、アントニオの競争相手となるストライカーの獲得が補強ポイントとして挙げられ、22-23シーズン開幕前には、スカマッカを獲得し、ようやくこの問題も解消するかに見えましたが、スカマッカの不振により、再び前線のテコ入れが求められるようになりました。

加えて、アントニオも33歳になり、ウェストハムとの契約も1年の延長オプションが付いていますが、2024年6月末までと、契約満了まで1年を切ろうとしており、スカマッカのイタリア復帰の可能性もあることから、新たなストライカー獲得にも動いていくことでしょう。

RWGのボーウェン、LWGのベンラーマと、得点力の高いウィングが揃っているだけに、決定力の高さを誇る軸となるCFを据えることが出来れば、強力な前線が形成され、大きな戦力アップとなるでしょう。

 

 

 

狙っていると噂の獲得候補選手

では、挙げられた補強ポイントに沿って、狙っていると噂の獲得候補選手を取り上げます。

 

ライスの後釜

ジョアン・パリーニャ(フラム/ポルトガル代表)

生年月日:1995年7月9日(27歳)
ポジション:DMF、CB

身長190㎝の屈強な体格を生かした対人の強さと鋭い洞察力、守備範囲の広さを生かし、正確かつ激しいタックルでボールを奪う守備的MFです。

攻撃面でもフィジカルを生かしたボールキープや、プレス回避能力の高さやパス精度の高さを生かし、ビルドアップ面でも大きく貢献しています。

 

20-21シーズンからスポルティングでプレーし、在籍2シーズンで公式戦通算95試合に出場、主力として活躍しました。

また2021年3月にはポルトガル代表デビューを果たし、EURO2020やカタールW杯にも出場しました。

22-23シーズンからフラムに移籍し、加入1年目ながらリーグ戦35試合に出場し、3得点を記録し、早くも中盤の主力として欠かせない存在となっています。

 

22-23シーズンのプレミアリーグでは、リーグトップのタックル成功数(146回)を記録し、地上戦でのデュエル勝利数もリーグ2位(209回)を記録するなど、堂々たる活躍を見せ、『ESPN』が選出する「今季のプレミア・サプライズ選手6名」の一人として取り上げられました。

この活躍を受け、ウェストハムライス退団後の穴埋めとして、パリーニャに注視しているようです。

フラムとしても、今シーズン加入したばかりで2027年6月末まで契約を残すパリーニャをそう簡単に放出するわけにはいかず、移籍金として9000万ポンド(約163億円)を要求する強気の姿勢を取るようです。

前線への推進力という点ではライスよりやや劣るものの、中盤での守備強度という点ではライスに匹敵する、もしくはそれ以上の能力を持ち、ウェストハムとしても獲得出来れば素晴らしい存在ではありますが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

ユスフ・フォファナ(モナコ/フランス代表)

生年月日:1999年1月10日(24歳)
ポジション:CMF、DMF、RMF

身長185㎝の恵まれた体格を武器にデュエルの強さだけでなく、リーチの長さを生かして高いボール奪取能力を見せ、中盤のフィルターとして活躍する守備的MFです。

攻撃面でも、推進力のあるドリブルや精度の高いパスの供給など貢献度も高く、昨年9月にフランス代表デビューを果たし、カタールW杯でも6試合に出場しました。

 

2020年1月にストラスブールからモナコに加入し、20-21シーズンはリーグ・アンで35試合、21-22シーズンは33試合に出場し、チュアメニ(現レアル・マドリード)と共にボランチのコンビを組み、中盤で存在感を出していました。

チュアメニが抜けた22-23シーズンも前シーズンと変わらず、中盤のフィルターとして活躍し、リーグ戦36試合に出場し、2得点2アシストを記録しました。

22-23シーズンは、クラブでの活躍に加え、フランス代表でも出場機会を得て、大きく飛躍を遂げたフォファナに対しては、リバプールチェルシーといったビッグクラブも目を付けており、ウェストハムライス退団後の穴埋め候補として、フォファナに注目しているようです。

 

フォファナモナコとの契約は2024年6月末までとなっており、フリーでの流出を避けるため、放出に向けた動きも出てくる可能性も高くなっています。

現在のフォファナの市場価値は2500万ユーロ(約39億円:TransferMarkt調べ)となっており、23-24シーズン、さらなる飛躍が期待されるフォファナの争奪戦はこれから活発化してくることでしょう。

ピザ宅配員をしながらアマチュアクラブでプレーしていた苦労人は、この夏のステップアップも期待されていますが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

デニス・ザカリア(ユベントス/スイス代表)

生年月日:1996年11月20日(26歳)
ポジション:DMF、CMF、CB

身長190㎝の屈強なフィジカルに加え、高度のテクニックとパス精度、さらに高いボール奪取力など、セントラルハーフに求められる要素全てを兼ね備えるボックストゥボックス型のMFです。

そのポテンシャルの高さやプレースタイルから、ポール・ポグバ(ユベントス)やパトリック・ヴィエラとも比較される存在とされてきました。

 

2017年7月にボルシアMGに加入すると、中盤の主力としてチャンピオンズリーグ出場などチームの躍進に大きく貢献し、在籍4シーズン半で公式戦通算146試合に出場、11得点8アシストを記録しました。

21-22シーズンの冬の移籍市場の終了間際にユベントスに移籍しましたが、22-23シーズン夏の移籍市場終了間際にチェルシーへレンタル移籍し、ユベントスにはわずか半年の在籍となってしまいました。

当初チェルシーを率いていたトゥヘル元監督の希望により、チェルシー加入となったザカリアですが、加入直後にトゥヘル監督が解任されたこともあり、カタールW杯の中断期間に入る前まで、プレミアリーグでの出場はありませんでした。

カタールW杯の中断期間から再開後のリーグ戦初戦となった第17節ボーンマス戦でようやくリーグ戦初出場を果たし、第19節マンチェスター・シティ戦でも先発フル出場するなど、徐々に評価を高めようとしてきましたが、ハムストリングの負傷により離脱したこともあり、結局22-23シーズンはリーグ戦7試合の出場にとどまってしまいました。

 

チェルシーザカリアのレンタル移籍に付随していた買取オプションを行使せず、ユベントスへの復帰が決定し、ユベントスでも構想外の状況で、チームも財政難問題を抱えていることから、ユベントスは適切なオファーが届いたら放出に応じる姿勢のようです。

先発フル出場を果たしたマンチェスター・シティ戦で、攻守にわたり印象的なプレーを見せたこともあり、ウェストハムの移籍で22-23シーズンでの鬱憤を晴らす活躍を見せてほしいと期待したいところですが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

ストライカー

ヴィクトル・ギェケレシュ(コベントリー/スウェーデン代表)

生年月日:1998年6月4日(25歳)
ポジション:CF、LWG、RWG

足元の技術の高さと身のこなしの巧さが光り、ボールキープでチャンスメイクしていくだけでなく、自らも積極的にドリブルで仕掛け、シュートを放ち、ゴールを狙っていくストライカーです。

2019年1月にデビューを果たしたスウェーデン代表からは長らく遠ざかっていたものの、カタールW杯欧州予選敗退後は継続招集されており、EURO2024の出場と活躍にも期待がかけられています。

 

2018年1月に母国のブロマポイカルナからブライトンに加入したものの、プレミアリーグでの出場は無く、ザンクト・パウリスウォンジーへのレンタル移籍を経て、2021年1月にコベントリーへレンタル移籍し、その後完全移籍で加入。

21-22シーズンは、チャンピオンシップ45試合で17得点5アシストを記録し、22-23シーズンは46試合でチャンピオンシップ2位の21得点、そして10アシストを記録し、チームの得点源として活躍しました。

22-23シーズンのチャンピオンシップで、ドリブル成功数はリーグ4位の96回を記録しましたが、そのドリブルは、スピードはそこまでないものの、細かいタッチで相手をかわし、身のこなしの巧さでゴール前に侵入していきます。

また対人の強さも誇り、前線の起点となっています。強さと巧さを兼ね備え、決定力の高さも誇るストライカーのギェケレシュ加入が実現すれば、自身のゴールだけでなく、ボーウェンベンラーマといった両ウィングの得点力をさらに引き出すことも期待できるでしょう。

 

コベントリーは22-23シーズンのチャンピオンシップでは5位でフィニッシュし、プレミアリーグ昇格プレーオフは惜しくもPK戦の末、ルートン・タウンに敗れ、あと一歩のところで昇格を逃しましたが、22-23シーズンの活躍により、プレミアリーグの多くのクラブからの関心を集め、個人でのプレミアリーグ昇格を果たす可能性も高くなっています。

どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

ジョナサン・デイヴィッド(リール/カナダ代表)

生年月日:2000年1月14日(23歳)
ポジション:CF、ST、OMF

足元の技術の高さ、スピード、動き出しの質の良さなど高水準のものを兼ね備え、狭い場所でのコンビネーションや、スピードを活かしたカウンター攻撃で持ち味を発揮するストライカーです。

カナダ代表では、アルフォンソ・デイヴィス(バイエルン・ミュンヘン)と共に中心的な存在となり、自国開催の2026年W杯での活躍も期待されています。

 

2018年1月に、18歳で母国カナダからベルギーのヘントに加入し、2018年8月にトップチームデビューを果たすと、2018-19シーズンはリーグ戦23試合で8得点を記録するなど頭角を現しました。

その後、翌2019-20シーズンはチームのエースストライカーとして活躍し、リーグ戦27試合で18得点8アシストを記録、若干20歳でベルギーリーグの得点王に輝きました。

2020年8月にヘントからリールに加入して以降もその勢いは落ちることなく、22-23シーズンはリーグ・アンで37試合に出場し、24得点4アシストを記録、リール加入後3シーズン連続で二桁得点を記録し続けています。

 

リールのエースストライカーとしての立場を確立しているデイヴィッドですが、かねてからビッグクラブへのプレー願望を明かしており、リールとの契約も2025年6月末までと残り2年を切ろうとしている中で、アーセナルミランチェルシーなどからの関心も伝えられ、移籍に向けた動きも徐々に本格化してくることでしょう。

現在の市場価値は6000万ユーロ(約93億9000万円)程度と言われており、リールも適切なオファーが届けば、移籍に向けた交渉に応じる姿勢のようです。

 

アントニオと比べると、相手を背負いプレーするタイプではありませんが、ポストプレーも巧みで、自らもスピードを活かした抜け出しを得意とし、決定力も高く、多彩なゴールパターンを持つデイヴィッドの加入はハマーズにとって大きくプラスになることでしょう。

アントニオに代わり、ハマーズのストライカーとなる可能性も秘めているデイヴィッドですが、リールからどこにステップアップするのでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

その他

田中 碧(デュッセルドルフ/日本代表)

生年月日:1998年9月10日(24歳)
ポジション:CMF、DMF、OMF

足元の技術、パス精度の高さ、豊富な運動量、戦術眼の良さなどを生かし、中盤なら高い位置でも低い位置でもハイレベルなパフォーマンスを見せることが出来るCMFです。

2019年12月に日本代表デビューを果たし、2021年の東京オリンピックや、2022年のカタールW杯を経験し、カタールW杯のスペイン戦では決勝点を記録する活躍を見せました。

 

2021年7月に川崎フロンターレからデュッセルドルフにレンタル移籍し、21-22シーズンはリーグ戦29試合に出場、1得点1アシストを記録しました。

翌22-23シーズンからは完全移籍に移行し、開幕から先発起用が続いていましたが、今年4月に内側靭帯断裂の大怪我を負い、リーグ戦22試合の出場で、1得点1アシストにとどまりました。

 

デュッセルドルフとの契約は2025年6月末まで残っていますが、デュッセルドルフアロフスSDはクラブの売却候補の一人であることを明かし、「アオの目標はプレミアリーグに行くことだ」とコメントしています。

そのプレミアリーグからはウェストハムの他にも、フラムや降格したレスターも関心を示しているとされ、プレミアリーグ移籍に向けて動き出しています。

 

フィジカルの弱さも指摘されており、プレミアリーグでの適応に苦しむのではないかとの声も上がっていますが、中盤なら高い位置でも低い位置でもこなせる田中は、加入が実現すればユーティリティプレーヤーとして重宝される存在になるかもしれません。

三笘(ブライトン)に加え、プレミアリーグ移籍が噂される旗手(セルティック)と共に、元川崎フロンターレ勢が一堂にプレミアリーグに集結するかもしれませんね。

 

 

 

退団が予想される選手

次に、退団が予想される選手を取り上げます。

 

デクラン・ライス(イングランド代表)

生年月日:1999年1月14日(24歳)
ポジション:DMF、CB
移籍先候補:アーセナル、マンチェスター・シティ

的確なポジショニングと鋭い寄せで、長い足を生かして確実にボールを奪い取り、前線へと繋ぐリンクマンとしての働きだけでなく、ドリブルでの持ち運びや強烈なミドルシュートで積極的にゴールを狙っていきます。

攻守にバランスの取れた、現代サッカーの最高峰の守備的MFの一人として挙げられ、ウェストハムだけでなく、イングランド代表でも中心的な存在となっています。

 

ウェストハムの下部組織から2017年にトップチームデビュー後、主力として活躍し、6シーズンで公式戦通算244試合に出場して15得点13アシストを記録、今シーズンもチームのキャプテンとして、プレミアリーグ37試合に出場して4得点2アシストを記録、カンファレンスリーグの優勝にも大きく貢献しました。

ライスウェストハムとの契約は2024年6月末で満了し、ウェストハムとの新契約締結にライス自身が難色を示していることから、今シーズン終了後の移籍の可能性が高くなっています。

 

ウェストハムサリバン会長も、「我々は彼に出ていくことが出来ると約束した。そして彼は出ていくことを心に決めた」とコメントし、ライスの移籍を容認する意向を表明しました。

当初はアーセナルへの移籍が有力視されていましたが、総額9000万ポンド(約164億2000万円)の4回の分割払いというオファーの内容に、ウェストハム側は難色を示しており、ここに来てマンチェスター・シティライスに対して正式オファーを提示したとの報道も出てきました。

ライス獲得のニュースは日々目まぐるしく動いていますが、ウェストハムとしては移籍金の額だけでなく、選手の獲得も含めて、ギリギリまで交渉は続けられそうです。

いずれにせよ、クラブ史上最高額の移籍金を残すことは確実だとされますが、ライス争奪戦を制するのはどのクラブになるのでしょうか、今後の動向に目が離せません!

 

 

トマシュ・ソウチェク(チェコ代表)

生年月日:1995年2月27日(28歳)
ポジション:DMF、CMF
移籍先候補:ニューカッスル、エバートン、アストン・ヴィラ

身長192㎝の高身長を生かした空中戦の強さとボールキープ力の高さを売りとしており、豊富な運動量やボール奪取能力の高さも誇るCMFです。

攻撃面でも、足元の技術の高さを生かし、パスを捌くなど、ビルドアップ面での貢献度も高く、積極的にスペースに侵入したり、セットプレーでの強さで得点力の高さも見せています。

 

2020年1月にスラヴィア・プラハからウェストハムに加入すると、すぐさまボランチの定位置を確保し、モイーズ監督の信頼を掴むと、翌20-21シーズンはプレミアリーグ全38試合に先発出場、10得点1アシストを記録しました。

21-22シーズンもリーグ戦35試合、そして22-23シーズンもリーグ戦36試合に出場し、ライスと共にボランチコンビを組み、チームにおいて欠かせない存在となっています。

 

ソウチェクウェストハムとの契約は2024年6月末までとあと1年を切ろうとしており、クラブ側には1年の延長オプションがあり、行使を視野に入れつつも、売却も検討しており、移籍金3000万ポンド(約50億円)以上のオファーが届けば交渉に応じる姿勢のようです。

またイギリス『サン』紙の報道によれば、年俸など条件面での隔たりがあり、契約延長交渉は難航しているとのことで、雲行きが怪しくなってきました。

 

現時点で移籍先としては、ニューカッスルエバートンアストン・ヴィラなどが挙げられています。

ライスと共にソウチェクも退団となれば、モイーズ監督が志向するウェストハムのサッカーの土台が失われることになり、大幅な刷新が求められることになりますが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

ジャンルカ・スカマッカ(イタリア代表)

生年月日:1999年1月1日(24歳)
ポジション:CF
移籍先候補:ミラン、ユベントス、ローマ、インテル

195㎝の長身と身体能力の高さから、“イブラヒモビッチ2世”との評価も上がっている、イタリア代表期待の若手ストライカーです。

21-22シーズンはサッスオーロで、リーグ戦36試合で16得点を記録し、一気に大ブレイク、2021年9月にはイタリア代表にも初招集され、現在も継続的に招集されています。

 

22-23シーズン開幕前にはミランをはじめ、インテルユベントスパリ・サンジェルマンなどが獲得に動いていましたが、ウェストハムが移籍金3050万ポンド(約50億円)を支払い、5年契約の完全移籍で獲得しました。

しかし、定位置を確保するには至らず、プレミアリーグで16試合に出場し、わずか3得点と振るわず、後半戦は膝の怪我で長期離脱してしまい、期待されていた働きをすることは出来ませんでした。

 

ウェストハムでは195㎝の長身を生かしたポストプレーだけでなく、足元の技術の高さや身体能力の高さを随所に見せていましたが、何せ決定力不足が大きく響き、モイーズ監督もスカマッカのプレー面で不満を感じており、評価を高めるには至りませんでした。

この現状を受けセリエA復帰の可能性も囁かれ、ミランローマユベントスなどが移籍先候補として挙げられています。

ウェストハムとしては、スカマッカを完全移籍で売却したいと考えているようですが、移籍先候補の一つであるローマは買取オプション付きのレンタル移籍でのオファーを提示するなど、条件面で隔たりが生じているようです。

ポテンシャルの高さは十分見せたスカマッカに来シーズンでの奮起と爆発を期待したいところではありますが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

 

まとめ

いかがでしたか。

 

今回は、2023年夏のウェストハムの最新移籍情報と補強ポイント狙っていると噂の獲得候補選手退団が噂される選手を取り上げました。

 

実に43年ぶりの欧州主要タイトルを獲得したものの、プレミアリーグでは低空飛行が続き、大型補強に見合った成績を収めたとは言い難いシーズンとなってしまいました。

加えてライス退団となれば、チームとして大きな戦力ダウンとなり、その穴の影響を最小限にとどめるべく、モイーズ監督はチームの再編が求められます。

22-23シーズンはリーグ戦14位でフィニッシュしたものの、カンファレンスリーグ優勝により、ヨーロッパリーグの出場権を獲得しました。

来シーズンも欧州カップ戦との二足の草鞋を履くことになりますが、今シーズンのように降格がチラつくことのないよう、この夏のハマーズの補強動向にも注目ですね。

 

他に気になるチームはありますか?

プレミアリーグ(イングランド)

 

ブンデスリーガ(ドイツ)

 

リーガエスパニョーラ(スペイン)

 

セリエA(イタリア)

 

リーグアン(フランス)

いつもありがとうございます!

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