レアルマドリード2023夏の最新移籍情報まとめ!補強ポイントや狙ってると噂の獲得候補・退団選手リストも調査!

マドリディスタの皆さん、こんにちは。

 

昨シーズンは永遠のライバルであるバルセロナアトレティコ・マドリードに大きく差を見せつけ、2シーズンぶりのリーガ優勝を果たしただけでなく、チャンピオンズリーグでは勝負強さや粘り強さを見せ、劇的な逆転勝利を繰り返し、17-18シーズン以来のチャンピオンズリーグ制覇を成し遂げました。

今シーズンもヴィニシウスロドリゴカマヴィンガなど新世代が台頭しつつある中で、リーガとチャンピオンズリーグ共に連覇を狙い、再び黄金時代を築こうと目論んでいましたが、現実は少し厳しくなっています。

 

リーガでは昨シーズンの勢いそのままに、第12節まで10勝2分け、第9節のクラシコでも3-1で勝利し、連覇に向けて幸先の良いスタートを切りましたが、第13節のラージョ・バジェカーノ戦で2-3で敗れ、リーガ初黒星を喫し、リーガ前半戦を首位バルセロナと勝ち点差2ptの2位で折り返しました。

しかしカタールW杯中断期間から再開後の後半戦は、第16節ではビジャレアル、第20節ではマジョルカに敗れ、第23節のマドリードダービーは引き分けに終わり、第26節のクラシコに1-3で敗れて以降、リーガでは7試合で4勝3敗と大きく躓いてしまいました。

特に第31節ジローナ戦では守備が崩壊し、4失点を喫して敗れてしまいました。

残り4試合(5/15時点)でバルセロナのリーガ優勝が決まり、勝ち点差は14ptに開き、リーガでは2位につけ、リーガ連覇は出来ませんでした。

 

リーガでの不安定ぶりに対して、連覇を狙うチャンピオンズリーグは、グループステージでライプツィヒシャフタール・ドネツクセルティックと同居し、ライプツィヒには敗れたものの、4勝1分け1敗のグループ首位で決勝トーナメントに進出、昨シーズンの決勝カードの再現となったリバプールとのベスト16では、アウェーでの第1戦で5-2と大勝するなど、危なげなく戦い、準々決勝でもチェルシーをほぼ寄せ付けない戦いぶりを見せました。

準決勝は昨シーズンと同様、マンチェスター・シティとの対戦となりましたが、ファーストレグを1-1で終え、迎えたセカンドレグは0-4で大敗、明らかに力負けと言える結果となってしまいました。

 

そして国王杯では準決勝第2戦でバルセロナに4-0と大勝し、決勝に進出。

5/6(土)に行われる決勝戦ではオサスナと対戦し、2-1で勝利、辛うじてタイトルを一つ確保しました。

ということで今回は、来シーズンの巻き返しに加え、世代交代を図り、再び黄金時代を築こうと目論むレアル・マドリードの2023年夏

  • 最新移籍情報と補強ポイント
  • 狙っていると噂の獲得候補選手
  • 退団が予想される選手
  • まとめ

の順でお伝えしていきます。

他に気になるチームはありますか?

プレミアリーグ(イングランド)

 

ブンデスリーガ(ドイツ)

 

リーガエスパニョーラ(スペイン)

 

セリエA(イタリア)

 

リーグアン(フランス)

最新移籍情報と補強ポイント

最新移籍情報

 

〈加入〉 

pos. 選手名 年齢 前所属 移籍形態(移籍金)
DF フラン・ガルシア
23 ラージョ・バジェカーノ 完全移籍4年(500万ユーロ(約7億5000万円))
MF ジュード・ベリンガム 19 ドルトムント 完全移籍6年(1億300万(約154億円)+変動性のオプション)
  ブライム・アブデルカデル・ディアス
23 ACミラン レンタルバック4年
  アルダ・ギュレル
18 フェネルバフチェ 完全移籍6年(最大3000万ユーロ(約45億円)(2000万ユーロ(約30億円)+出来高ボーナス1000万ユーロ(約15億円)))
FW ホセル
33 エスパニュール 買取オプション付きレンタル移籍(レアルマドリードが50万ユーロ(約7700万円)を支払い、シーズン終了後に150万ユーロ(約2億3000万円)で買い取れるオプション付き)

 

 

〈退団〉 

pos. 選手名 年齢 移籍先 移籍形態(移籍金)
DF ヘスス・バジェホ
26 グラナダ レンタル移籍1年
FW エデン・アザール 32 未定
FW マルコ・アセンシオ 27 PSG 完全移籍5年(フリートランスファー)
FW マリアーノ・ディアス
29 未定
FW カリム・ベンゼマ 35 アル・イテハド 完全移籍(年俸1億ユーロ(約150億円)3年契約)

 

 

補強ポイント

2023年夏のレアル・マドリードの補強ポイントとして、

  1. CMF
  2. ベンゼマの後継者候補
  3. サイドバック

が挙げられるでしょう。

 

CMF

チャンピオンズリーグ3連覇を成し遂げた頃から主力として活躍してきたカゼミーロモドリッチクロースの中盤トリオ3人ですが、世代交代がテーマとなっており、今シーズン開幕直後にはカゼミーロマンチェスター・ユナイテッドへ移籍するなど、徐々にその動きが本格化してきました。

そしてこの夏の移籍市場では移籍金8000万ユーロ(約118億円)でモナコからチュアメニを獲得し、ここまでリーグ戦(第33節終了時点)28試合に出場しています。

その他にもバルベルデカマヴィンガといった若手のMFもいますが、前者はRWGを主戦場にしており、後者はここ最近はLSBでの起用が多くなり、本格的にモドリッチクロースの後継者候補を確保しているかどうかと問われると、そうとは言い切れません。

 

モドリッチクロースとは契約延長の噂もあり、すぐにチームを去るとは限りませんが、“エル・ブランコ”の名に恥じぬ若手のビックネーム確保に動いていることでしょう。

報道では、ドルトムント所属のイングランド代表MFべリンガムと2029年までの契約に合意間近とされていますが、間違いなくテコ入れが行われるポジションでしょう。

 

 

ベンゼマの後継者候補

昨シーズンのリーガ、そしてチャンピオンズリーグの得点王に輝き、2022年のバロンドールを受賞したベンゼマは、今シーズンは怪我の影響もありつつも、ここまで(第33節終了時点)リーグ戦21試合で17得点3アシストを記録し、攻撃の核として、そしてチームのキャプテンとして欠かせない存在となっています。

とはいえ昨シーズンの活躍と比べるとパフォーマンスや稼働率は大きく落ち込み、昨年12月には35歳を迎え、かねてから後継者確保が補強ポイントとして挙げられていました。

 

昨シーズンの冬の移籍市場からシーズン終盤にかけては、パリ・サンジェルマンムバッペがシーズン終了後に満了する契約を延長せず、フリーでレアル・マドリードに入団するという既定路線がありましたが、ムバッペは契約を2025年6月末まで延長し、獲得は失敗に終わりました。

ムバッペハーランドと現代を代表するストライカーのビックネームを獲得するのが理想的ですが、噂されているべリンガムの獲得が実現すれば、そこに1億ユーロ(約150億円)以上の大金を注ぎ込むことが予想され、CFを新たに獲得するのに大金を注ぎ込むのは現実的ではないでしょう。

 

期待の若手、もしくは安価で経験豊かなストライカーを獲得するかもしれませんね。

今シーズンはベンゼマヴィニシウスが抑えられたら攻撃の術がない試合展開がいくつか見られ、この2人のどちらかが欠場した場合にチーム全体のパフォーマンスを落とさないためにも、何らかの動きをしなければいけないポジションです。

 

 

サイドバック

ここも補強ポイントとして度々報道で上がるポジションですね。

これまでは昨シーズン限りで退団したマルセロ(現フルミネンセ)のような攻撃的なサイドバックが獲得候補として多く挙がっていました。

現在のスカッドでは、RSBはカルバハルルーカス・バスケスオドリオソラ、LSBはメンディをはじめ、CBで起用されるアラバナチョも対応できます。

人材は揃っているかのように見えますが、RSBのカルバハルは攻守において安定したプレーを見せているものの、昨シーズンは負傷離脱が多く、LSBのメンディも同じく負傷離脱が多く、CBのアラバが起用されることもあり、ここ数試合はカマヴィンガが起用されています。

カマヴィンガのLSBでのプレーに対して、アンチェロッティ監督も適応能力と戦術理解度の高さを評価していましたが、怪我人続出により急遽の起用を避けるためにも、攻撃的もしくは守備的問わず、サイドバックを獲得しておきたいところです。

 

 

 

狙っていると噂の獲得候補選手

では、補強ポイントに沿って、狙っていると噂の獲得候補選手を取り上げます。

 

CMF

ジュード・べリンガム(ドルトムント/イングランド代表) ← 加入決定

生年月日:2003年6月29日(19歳)
ポジション:CMF、RMF、LMF

ドリブル技術の高さとパス精度や決定力の高さ、豊富な運動量、ボール奪取力や対人の強さなど、攻守両面に水準以上の能力が備わっており、まだ10代ながら完成度が高く、攻守両面で計算できるプレーヤーです。

ワールドカップ・カタール大会のイングランド代表メンバーにも選出され、全5試合にスタメン出場しました。

 

2020年夏にバーミンガムからドルトムントに加入し、加入1年目の20-21シーズン、若干17歳ながらリーグ戦29試合に出場。

昨シーズンも、リーグ戦32試合に出場し、3得点8アシストを記録、主力として活躍しています。

今シーズンもここまで(5/4現在)公式戦40試合に出場し、11得点7アシストを記録しています。

 

移籍金は最低でも1億ユーロ(約150億円)必要だとされており、べリンガム獲得にはレアル・マドリード以外にも、リバプールマンチェスター・シティなどが動いていましたが、高額な移籍金により争奪戦から撤退し、レアル・マドリードへの加入がほぼ決定的だとの報道も出ています。

ドルトムントは移籍金として1億4000万~1億5000万ユーロ(約210億1000万円~約225億1000万円)を要求しており、レアル・マドリードとの提示額の差に開きはありますが、今年6月の加入に向けて交渉は進んでいるようです。

レアル・マドリードとしては、モドリッチの後継者を確保するだけでなく、世代交代の象徴として十分すぎるほどのビックネーム獲得に成功したことになります。

公式発表はまだですが、来シーズンは“エル・ブランコ”のユニフォームを着ているのか、今後の動向に注目ですね。

 

 

ガブリ・べイガ(セルタ/スペインU-21代表)

生年月日:2002年5月27日(20歳)
ポジション:OMF、CMF

今シーズン、ラ・リーガでブレイクした若手選手の一人です。

身長185㎝の大柄なMFで、優れた足元のテクニックを持ち、ストライドの大きい力強いドリブルや、シュートやパスの精度の高さにも定評があります。

またトップ下だけでなく、ボランチやサイドハーフでも対応できるユーティリティ性もあり、近い将来のスペイン代表デビューも期待されています。

 

2020年9月にセルタのトップチームデビューを果たすと、今シーズンは開幕当初は控えだったものの昨年11月の監督交代を境に主力に定着し、ここまで(5/4時点)リーグ戦31試合に出場、9得点4アシストを記録しています。

現在欧州5大リーグでプレーする21歳以下の選手のゴール&アシストの合計数では、ペドリ(6得点)やべリンガム(5得点5アシスト)を上回り、多くの得点機会に関与しています。

 

シーズン開幕前は150万ユーロ(約2億1000万円)だった市場価値は、いまや3000万ユーロ(約42億円)と大きく跳ね上がり、セルタとの契約を2026年6月末まで残すベイガに対して、セルタは契約解除金を4000万ユーロ(約56億円)に設定したようです。

ベイガ獲得には、レアル・マドリード以外にも、リバプールトッテナムといったプレミアリーグ勢も関心を示しており、この夏は争奪戦が繰り広げられそうです。

べリンガム加入がほぼ決定的だと報道されていますが、ベイガ獲得にも成功すれば、モドリッチクロースからの世代交代はスムーズにいくことでしょう。

クロースほどのパス精度の高さはないですが、攻撃に関与する力は高く、ユーティリティ性の高さもあり、上手くチームにフィットすることでしょう。

一気に中盤の世代交代が進んでいくのか、今後の動向に注目です。

 

 

ベンゼマの後継者候補

ゴンサロ・ラモス(ベンフィカ/ポルトガル代表)

生年月日:2001年6月20日(21歳)
ポジション:CF、ST

高い得点感覚を持ち、ボックス内での強さを発揮するストライカーです。

最前線だけでなく、2列目でもプレーすることが出来、身体能力の高さもさることながら、シュートレンジの広さや精度の高さには定評があり、多彩なフィニッシュワークを誇ります。

今年9月にポルトガル代表に初招集され、ワールドカップ・カタール大会のメンバーにも選出され、決勝トーナメント1回戦のスイス戦ではハットトリックを決めました。

 

ベンフィカの下部組織出身で、2020年7月にトップチームデビューを果たし、昨シーズンは途中出場がメインながら、リーグ戦29試合で7得点2アシストを記録しました。

今シーズンからは、リバプールに移籍したヌニェスの後釜として、1トップとして先発起用され、ここまで(5/4現在)リーグ戦26試合で17得点を記録し、ポルトガルリーグの得点ランキング首位に立っています。

所属先のベンフィカは今シーズンのここまでの活躍から、移籍金は1億ユーロ(約150億円)以上要求するとされており、ゴンサロ・ラモスの獲得には、レアル・マドリード以外にもマンチェスター・ユナイテッドや、ニューカッスルバイエルン・ミュンヘンなどが関心を示しているようです。

 

ビックネームとはいきませんが、今シーズン開幕からの活躍により将来性は高く評価されており、独力で仕掛けるタイプではなく、チームメイトとの連携で崩していくタイプであり、ヴィニシウスとの連携も面白くなるかもしれないですね。

今シーズンはチャンピオンズリーグでベスト8にまで残ったベンフィカのエースとして、夏の移籍市場でも注目銘柄となりますが、ゴンサロ・ラモスはどこでプレーするのか、今後の動向に注目が集まります。

 

 

ロベルト・フィルミーノ(リバプール/ブラジル代表)

生年月日:1991年10月2日(31歳)
ポジション:CF、ST、OMF

技術とインテリジェンスの高さを活かしたチャンスメイクと、献身的な守備、そして決定力の高さを発揮し、リバプールの黄金期を支えたCFです。

在籍8シーズン(5/4時点)で公式戦通算360試合に出場すると、109得点79アシストを記録、今シーズン(5/4時点)もリーグ戦23試合で9得点4アシストを記録し、勝負強さを発揮しています。

サラーマネと共に強力なフロントスリーを形成し、18-19シーズンのチャンピオンズリーグ優勝をはじめ、リバプールの近年の躍進を支えたフィルミーノですが、ヌニェスガクポの加入や怪我での離脱により出場機会は徐々に減少していきました。

契約も今シーズン限りで満了を迎えていた中、先日リバプールはクラブ公式HPで「レッズの9番は、トロフィーに満ちた、アンフィールドでの忘れられない8年間を終え、キャリアの新たな章に向かう意思を監督とクラブに伝えた」と発表し、今シーズン終了後の退団が決定しました。

 

フィルミーノはフリーで獲得出来ることもあり、レアル・マドリードだけでなく、バルセロナアトレティコ・マドリードも獲得を狙っているようです。

リーガだけでなく、インテルユベントスガラタサライ、MLSのクラブなど多方面にわたって獲得に動いているクラブも多く、この夏は経験豊かなストライカーの争奪戦が繰り広げられそうです。

ベンゼマに取って代わる程ではありませんが、バックアッパーとしては十分すぎるほどの実力者であり、周囲を活かすことにも長けているフィルミーノとの連携で、同じブラジル代表のヴィニシウスロドリゴがさらに覚醒に向かうかもしれませんね。

加入を期待したいところですが、どうなるでしょうか。

今後の動向に注目です。

 

 

サイドバック

リース・ジェームズ(チェルシー/イングランド代表)

生年月日:1999年12月8日(23歳)
ポジション:RSB、CB、RMF

チェルシー生え抜きのサイドバックであり、筋骨隆々の強靭なフィジカルを武器に、推進力のあるサイド突破や対人守備の強さだけでなく、ドリブルスピードの速さやクロスの質の高さにも定評があります。

今シーズン途中の膝の靭帯損傷により、カタールW杯のイングランド代表入りは逃したものの、3月のEURO予選での代表メンバーに復帰し、次のW杯での代表入りも期待されています。

 

2019年9月にトップチームデビューを果たすと、19-20シーズンはリーグ戦24試合、20-21シーズンは32試合、そして昨シーズンは26試合に出場し、RSBもしくはRWBの主力として活躍しています。

特に昨シーズンは5得点9アシストを記録し、攻撃面で大きなインパクトを残しました。

今シーズンも怪我による離脱期間はあったものの、リーグ戦16試合、チャンピオンズリーグ8試合に出場しています。

 

チェルシーと2028年6月末までの長期契約を結び、これから主力として長く活躍を期待されているジェームズですが、今シーズンは夏、そして冬の移籍市場で超大型補強を敢行したチェルシーは、プレミアリーグとUEFAの財政要件を満たすために何人かの主力の売却が必至の状況となっており、ジェームズも放出候補に含まれているようです。

移籍金は7000万ユーロ(約101億2000万円)前後だとされていますが、昨シーズンからジェームズに注目しているレアルが獲得に動き出す可能性もあります。

レアルのRSBには、主力のカルバハルをはじめ、控えにはルーカス・バスケスオドリオソラ、さらに若手有望株のヴィニシウス・トビアスもいますが、ここにリース・ジェームズを加えることにより、一気にパワーアップさせたいという狙いもあるでしょう。

さらに4バックのRSBだけでなく、RWBやCBにも対応できるため、アンチェロッティ監督にとっては戦術のオプションを増やす貴重な存在になるかもしれません。

どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

 

退団が予想される選手

次に、退団が予想される選手を取り上げます。

 

ナチョ・フェルナンデス(スペイン代表)

生年月日:1990年1月18日(33歳)
ポジション:CB、RSB、LSB
移籍先候補:ラ・リーガのクラブ、2部など

11歳でレアル・マドリードの下部組織に入団し、トップチーム昇格後、今シーズン現在に至るまで、近年稀になっている“ワン・クラブ・マン”として、レアル・マドリードを支えている守備職人です。

CBだけでなく、両SBもこなせるユーティリティ性や、堅実な守備対応も高く評価されており、今年3月のEURO予選では、約4年半ぶりにスペイン代表に復帰しました。

 

もちろんレアルではCBのレギュラーを確保するには至っていませんが、幅広いポジションを確実にこなしていくナチョがいるだけで大きな安心感をもたらします。

レアルでの公式戦出場試合数は、在籍12シーズンで300を超え、万能型のプレーヤーとして重宝され続けてきました。

しかしナチョレアルとの契約は今シーズン終了後に満了し、現時点では契約延長の正式発表はありません。

去就についてナチョは「レアル・マドリードより良いところはない」とコメントし、クラブ愛を強調し、残留の意思を表明しつつも、「レギュラーとして出場できていないこと、出場リズムが乱れていることは複雑な気分だ」ともコメントし、レギュラーで出場したいとの思いも表明しています。

12シーズンにも渡り、長くレアル・マドリードの守備を支えてきたナチョは監督やファンからの信頼も勝ち得ており、レアル・マドリードで引退してほしいと強く願っていることでしょうが、プレーヤーとしてナチョは重要な岐路に立っています。

愛するホーム、レアル・マドリードに在籍し続けるのか、それとも慣れ親しんだホームを離れるのか、今後の動向に注目です。

 

 

ダニ・セバージョス(スペイン代表)

生年月日:1996年8月7日(26歳)
ポジション:CMF、OMF、LMF
移籍先候補:アトレティコ・マドリード、バイエルン・ミュンヘン、ウォルバーハンプトン

巧みなボールコントロールやキープ力の高さを持つだけでなく、ドリブルやパスの精度も高く、守備面での貢献度も高いCMFです。

レアルでは絶対的な主力にはなっていないものの、負傷者が続出した場合でもチーム全体のクオリティを落とさない存在として、アンチェロッティ監督からの信頼も勝ち得ています。

2017年夏にベティスからレアル・マドリードへ完全移籍で加入したものの、十分な出場機会を得ることは出来ず、アーセナルへのレンタル移籍を挟み、2021年夏に復帰したものの、東京五輪で足首靭帯損傷の大怪我を負い、昨シーズンはリーグ戦11試合の出場にとどまりました。

今シーズンはここまで(5/4時点)リーグ戦25試合に出場し、少ない時間で存在感は示していますが、モドリッチクロースの牙城を崩すには至っていません。

 

セバージョスレアル・マドリードとの契約は今シーズン終了後に満了し、現時点では契約延長の発表はありません。

この状況を受けて、セバージョスは「もし自分が契約更新に値せず、相応しくないのであれば、僕も契約更新を望まない」とコメントし、クラブに判断を委ねる姿勢を見せています。

セバージョス獲得には、永遠のライバルであるアトレティコ・マドリードバイエルン・ミュンヘンレアル時代の恩師であるロペテギ監督率いるウォルバーハンプトンなどが関心を示しています。

クラブ首脳陣はセバージョスを高く評価して新契約を提示し、契約延長交渉は順調に進んでいくかのように見えましたが、交渉は進展せず、現時点では契約延長の発表はありません。

クラブとしても手元に置いておきたい貴重な戦力ではありますが、世代交代としてさらなるビックネームが加入するならば、セバージョスも出場機会を確保するために移籍に踏み切るかもしれません。どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

マルコ・アセンシオ(スペイン代表) → 退団決定(パリサンジェルマン)

生年月日:1996年1月21日(27歳)
ポジション:RWG、LWG、OMF
移籍先候補:ミラン、アーセナル、マンチェスター・ユナイテッド、ニューカッスルなど

昨シーズン、リーグ戦31試合に出場し、キャリアハイとなる10得点を記録しましたが、絶対的な主力として定着するには至らず、昨シーズン後半戦からは、ヴァルベルデロドリゴがスタメンで起用されるようになり、その状況は今シーズンも変わらず、ここまで(5/4現在)リーグ戦27試合に出場して、8得点6アシストを記録していますが、スタメン起用は13試合で、途中出場がメインとなっています。

アセンシオレアル・マドリードとの契約は今シーズン終了までとなっており、この夏、そして冬での移籍の可能性が囁かれていましたが、実現せず。

出場機会は少なくなっている状況で、契約延長の発表は未だなく、シーズン終了後に契約満了をもってシーズン終了後退団するのではないかと見られています。

 

アセンシオ本人としてはレアル・マドリード残留を希望しており、レアル・マドリードアセンシオに対して新契約を提示したとの報道もありますが、宿敵バルセロナへの禁断の移籍の噂をはじめ、ミランユベントスアーセナルマンチェスター・ユナイテッドなど多くのビッククラブが関心を示しています。この辺りに関しては報道は二転三転ししそうですね。

ここ数試合ではリーグ戦での先発起用も多くなり、結果を残しているアセンシオに対するアンチェロッティ監督からの信頼も厚く残留を望んでいる一方、第30節セルタ戦後には、ファンに対する感謝を述べ、まるで今シーズン限りでチームを離れるような雰囲気もあります。

来シーズン以降、頼れるレフティーは“エル・ブランコ”のユニフォームを着続けているのでしょうか、今後の動向に注目ですね。

 

 

エデン・アザール(元ベルギー代表) → 退団決定

生年月日:1991年1月7日(32歳)
ポジション:LWG、OMF、RWG
移籍先候補:プレミア方面、中東クラブ、MLS方面など

2019年夏にチェルシーから移籍金1億ユーロ(約131億6000万円)で加入したものの、コンディション不良を繰り返し、シーズンを通して活躍することは出来ず、昨シーズンからはヴィニシウスの覚醒により、序列は大きく下がっり、今シーズンはリーグ戦(5/4時点)出場わずか5試合で、スタメン起用は1試合のみとなっています。

チームでも高額な年俸を受け取っていることから、アザールもこの夏、そして冬での放出も噂されていましたが実現せず、今シーズンは特に大きな負傷を抱えているわけではないものの、出場機会の少なさから、アンチェロッティ監督の構想外状態となっています。

時折見せる体型の変化から、フィジカルの自己管理不足も指摘され、チェルシー時代の輝きは失われつつあります。

 

レアル・マドリードとの契約は2024年6月末まで残っていますが、ヴィニシウスからポジションを奪還するのはなかなか難しく、構想外の状態が続き、アザール自身も移籍に踏み切る可能性も否めません。

ただ移籍に関しては、ベルギーメディアに対して「僕は来年もここにいる。移籍は考えていない。」とコメントし、現時点では否定しています。

レアルとしては不良債権化しているアザールを早く手放したいところではありますが、アザールとしては出場機会を取り戻したいという思いもありつつ、レアルとの契約を全うしたいと考えているのかもしれません。

レアルアザールとの話し合いの場をここ最近多く設けているようですが、この夏での動きはあるのでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

マリアーノ・ディアス(元ドミニカ共和国代表) → 退団決定

生年月日:1993年8月1日(29歳)
ポジション:CF
移籍先候補:ラツィオ、フェネルバフチェ、MLS方面など

下部組織出身のストライカーで、リヨンでの活躍後、レアル・マドリードに復帰し、クリスティアーノ・ロナウドが着けていた背番号7を継承するなど大きな期待をかけられていましたが、その期待に見合った活躍を見せることは出来ていません。

過去の移籍市場でも移籍の噂は絶えませんでしたが、高額な年俸を理由に移籍は実現しませんでした。

今シーズンもここまでリーグ戦わずか8試合のみの出場で、無得点となっており、引き続き構想外の状態です。

先日行われたラ・リーガ第33節レアル・ソシエダ戦では今シーズン初めてスタメンで起用されたものの、ほとんど何も残せず、チームも敗れてしまいました。

 

マリアーノの契約は今シーズン終了後に満了し、契約延長の可能性もわずかながらあるかもしれませんが、ベンゼマのバックアッパーの役割を果たせず、若手ストライカーのアルヴァロ・ロドリゲスの台頭もあり、このまま更新することなく退団することになるでしょう。

なかなか期待に応えることが出来ず、レンタル移籍も拒否しつづけ、今日までレアル・マドリードに残留してきたマリアーノですが、29歳と年齢的にも中堅に入ってきました。

プレー時間の少なさやアピールの無さなどから、欧州トップリーグのクラブへの移籍が順調に進むかどうかも不透明ですが、どうなるでしょうか。

今後の動向に注目です。

 

 

 

まとめ

いかがでしたか。

 

今回は、2023年夏のレアル・マドリードの最新移籍情報と補強ポイント狙っていると噂の獲得候補選手退団が噂される選手を取り上げました。

 

ラ・リーガではカタールW杯による中断期間に入る前は、バルセロナとの勝ち点差は少なく、バルセロナとの一騎打ちとの様相となっていましたが、残念ながら後半戦は不安定な戦いぶりが続き、結局リーガ連覇を逃す結果となりました。

チャンピオンズリーグやクラブ・ワールドカップ、国王杯など過密日程の影響もありましたが、残り5試合となったリーガで取りこぼしすることなく、何とか2位に食い込んでほしいところです。

 

そして準決勝まで進んだチャンピオンズリーグでは、昨シーズンと同様、マンチェスター・シティと対戦しました。

昨シーズンは2ndレグでの試合終了間際の同点ゴールと延長での決勝点で苦しみながらも劇的な逆転勝利を収めましたが、今シーズンのマンチェスター・シティハーランドというとてつもなく大きな武器を加え、昨シーズンのリベンジに燃えていました。

結局プレミアでも強さを見せつけているマンチェスター・シティに2戦合計1-5の大敗を喫してしまいました。

この夏の移籍市場でも、世代交代をテーマに、新世代の“エル・ブランコ”を背負う期待の逸材の名前がこれから多く挙がってくることでしょう。

どんな選手たちが新たに“エル・ブランコ”の一員となるのか、2023年夏の移籍市場での動きに目が離せません!

 

他に気になるチームはありますか?

プレミアリーグ(イングランド)

 

ブンデスリーガ(ドイツ)

 

リーガエスパニョーラ(スペイン)

 

セリエA(イタリア)

 

リーグアン(フランス)

いつもありがとうございます!

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