PSGファンの皆さん、こんにちは。
毎シーズンのように大型補強を敢行してきたものの、国内タイトルを獲るのが精一杯で、ここ数シーズンは欧州の舞台でほぼ太刀打ちできなかったパリ・サンジェルマン。
22-23シーズンも、チャンピオンズリーグはベスト16であっけなく敗退し、リーグ・アンを制覇したのみとなり、「タレントはいるが、チームではない」という評価を覆すことは出来ませんでした。
そんなパリ・サンジェルマンですが、2023年夏は大きな転換点を迎え、“新銀河系軍団”の象徴ともいえるメッシ、ネイマール、セルヒオ・ラモス、ヴェッラッティといったビッグネームがチームを去りました。
その代わりには、デンベレ、コロ・ムアニ、リュカ・エルナンデスといったフランス代表戦士に加え、ゴンサロ・ラモス、ウガルテ、イ・ガンイン、ヌドゥールといった23歳以下の若手を積極的に獲得しました。
新監督に元スペイン代表監督のルイス・エンリケを迎え、チームの絶対的なエースのエムバぺを中心としたチームで臨んだ23-24シーズンですが、リーグ・アン第15節終了時点で2位ニースに勝ち点差4ptをつけ、首位に立っています。
開幕5試合で2勝2分け1敗と不穏なスタートとなってしまいましたが、第8節レンヌ戦以降はリーグ戦8連勝を飾り、後続を引き離していきたいところです。
そしてチャンピオンズリーグは、ドルトムント、ニューカッスル、ミランと同居した“死のグループ”に入り、2勝2分け2敗と苦しみながら、グループ2位で決勝トーナメント進出を決めました。
開幕当初は躓いたものの、ここからチームとして安定したプレーを見せ、新たなパリ・サンジェルマンの姿と強さを見せつけてほしいですね。
ということで今回は、これまでの銀河系軍団から新たな転換点を迎え、再び欧州の舞台での躍進を狙うパリ・サンジェルマンの2024年冬の
- 最新移籍情報と補強ポイント
- 狙っていると噂の獲得候補選手
- 退団が予想される選手
- まとめ
の順でお伝えしていきます。
他に気になるチームはありますか?
プレミアリーグ(イングランド)
ブンデスリーガ(ドイツ)
リーガエスパニョーラ(スペイン)
セリエA(イタリア)
リーグアン(フランス)
最新移籍情報と補強ポイント
2023年夏の移籍市場でのパリ・サンジェルマンの動きを振りかえってみましょう。
GKはバルセロナBからスペインU-21代表GKアルナウ・テナスをフリーで獲得した以外は、特に大きな動きはありませんでした。
CBはセルヒオ・ラモスが契約満了により退団し、若手のビシャーブもライプツィヒに完全移籍してしまいました。
その代わりにインテルからスロバキア代表DFミラン・シュクリニアルをフリーで獲得しました。
RSBは特に補強は無かったものの、LSBにはバイエルン・ミュンヘンからフランス代表DFリュカ・エルナンデスを獲得し、ディアロやベルナトといった頼れるバックアッパーがチームを去りました。
中盤は、チーム最古参のヴェッラティがルイス・エンリケ監督の構想外となり、カタールのアル・アラビに移籍した他、2022年夏に加入したレナト・サンチェスも買取義務付きのローン移籍でローマに移籍しました。
その代わりに、守備的MFとしてスポルティングからウルグアイ代表MFマヌエル・ウガルテを獲得し、若手有望株のイタリアU-21代表MFシェール・ヌドゥールもベンフィカBから獲得しました。
そして前線は大幅な入れ替えが行われました。
まずメッシは契約満了で退団しインテル・マイアミに移籍し、ネイマールもサウジアラビアのアル・ヒラルに移籍しました。
その代わりに、バルセロナからウスマン・デンベレ、フランクフルトからランダル・コロ・ムアニと、現役フランス代表戦士を獲得しました。
その他ベンフィカからポルトガル代表FWゴンサロ・ラモス、レアル・マドリードからスペイン代表MFマルコ・アセンシオ、マジョルカから韓国代表MFイ・ガンイン、リヨンからフランスU-21代表FWブラッドリー・バルコラも獲得しました。
22-23シーズンは他クラブにローン移籍していた選手たちも含めると、50名以上を巻き込む総入れ替えとなり、かなり変動が大きい移籍市場の動きとなりました。
最新移籍情報
〈加入〉
pos. | 選手名 | 年齢 | 前所属 | 移籍形態(移籍金) |
DF | ルーカス・べラルド | 20 | サンパウロ | 完全移籍(2000万€、4年半) |
〈退団〉
pos. | 選手名 | 年齢 | 移籍先 | 移籍形態(移籍金) |
MF | ガブリエウ・モスカルド | 18 | コリンチャンス | ローン(24年6月末まで) |
シェール・ヌドゥール | 19 | ブラガ | ローン(24年6月末まで) | |
FW | ウーゴ・エキティケ | 21 | フランクフルト | ローン(24年6月末まで、買取OP付) |
補強ポイント
パリ・サンジェルマンの2024年冬の移籍市場での補強ポイントとして、
- GK
- 全体的な若返り
が挙げられるでしょう。
GK
まず、補強ポイントとして挙げられるのはGKではないでしょうか。
とにかく23-24シーズンでは、正GKドンナルンマの不安定なパフォーマンスが目立ってしまいます。
リーグ・アン第13節モナコ戦では、パスミスから日本代表FW南野拓実にゴールを許し、翌14節のル・アーヴル戦では中途半端な飛び出しで相手選手と接触し一発退場になるなど、致命的なミスを繰り返しています。
足元の技術にもやや不安を残し、丁寧なビルドアップを求めるルイス・エンリケ監督のスタイルに合わないとも指摘されています。
新加入のアルナウ・テナスが、リーグ・アンで正GKとして起用された試合ではまずまずのパフォーマンスを見せ、現在は負傷離脱中ですが、ケイラ―・ナバスやセルヒオ・リコといった頼もしいベテラン勢の復帰も待たれます。
すぐに動く必要性はないかもしれませんが、ドンナルンマの不安定なプレーが続けば、大ナタを振るう可能性も否定できないでしょう。
全体的な若返り
次に、補強ポイントとして挙げられるのは、ポジション問わず全体的な若返りになるでしょう。
下部組織出身の17歳のザイール=エメリが主力として定着するなど、ルイス・エンリケ監督下では若手を積極的に起用しています。
エムバぺをチームの軸としたチーム造りをコンセプトにしつつ、各ポジションに近未来の主軸となる若手有望株を加え、チーム力の底上げを図っていきたいところでしょう。
狙っていると噂の獲得候補選手
では、挙げられた補強ポイントに沿って、狙っていると噂の獲得候補選手を取り上げます。
GK
マイク・メニャン(ミラン/フランス代表)
⚽メニャン(ミラン)
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🇫🇷レ・ブルーとミランの守護神に君臨!
今季も最後方から支える💪🏆セリエA第1節
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📅8/22(火)3:45KO
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生年月日:1995年7月3日(28歳)
ポジション:GK
身長191㎝と手足の長さに加え、驚異的な反射神経を武器に、幾多のビッグセーブでチームを窮地から救ってきたフランス代表のGKです。
セービング能力はもちろんのこと、足元の技術の高さやフィード精度の高さも誇り、目立った弱点が見当たりません。
PSGの下部組織出身で、2013年7月にトップチームに昇格したものの、トップチームでの出場はなく、2015年8月にリールに加入しました。
20-21シーズンまで6シーズン在籍したリールでは、公式戦通算180試合に出場し、20-21シーズンのリールのリーグ・アン制覇にも大きく貢献しました。
21-22シーズンからはミランに加入し、退団したドンナルンマの存在を忘れさせるパフォーマンスを見せ、ミラニスタの信頼を完全に掴んでいます。
22-23シーズンは左ふくらはぎの負傷により、半年近く長期離脱し、カタールW杯の出場も逃しましたが、復帰後は幾多のビッグセーブを見せ、チャンピオンズリーグベスト4進出に大きく貢献する活躍を見せました。
またカタールW杯後のフランス代表の正GKとして定着しつつあり、23-24シーズン終了後のEURO2024の出場も大きく期待されます。
そんな中、下部組織時代を過ごしたパリ・サンジェルマンはメニャンの再獲得を試みているようです。
メニャン自身も「僕は正真正銘のパリジャンさ。」とコメントし、将来的なPSG復帰の可能性にも触れています。
ミランとの契約は2026年6月末まで残っていますが、格安と言われている280万ユーロ(約4億4000万円)の年俸の引き上げは必須であり、条件面でPSGが付け入る隙は十分にあります。
足元の技術の高さもあり、ルイス・エンリケ監督が求めるスタイルにも合致しそうなメニャンですが、PSG復帰となるでしょうか、今後の動向に注目です。
全体的な若返り
レニー・ヨロ(リール/フランスU-21代表)
Leny Yoro 😎👇pic.twitter.com/5OvRr967Oh https://t.co/orJOkG6v9C
— AKTAN Scouting (@IbrahimAktan) December 14, 2023
生年月日:2005年11月13日(18歳)
ポジション:CB
身長190㎝の高さを活かした空中戦の強さだけでなく、細身ながらフィジカルコンタクトの強さもあり、手足の長さを活かしたクリーンなタックルでボールを奪っていく期待の若手CBです。
足元の技術の高さもあり、相手のプレッシャーもかわし、正確なパスやフィードを前線に供給していきます。
11歳でリールの下部組織に加入すると、そのポテンシャルの高さを発揮し、常に上のカテゴリーでプレーしてきました。
そして22-23シーズンからトップチームに昇格すると、22-23シーズンから指揮を執るパウロ・フォンセカ監督から高い評価を得て、公式戦19試合に出場し、スタメン起用される試合もありました。
23-24シーズンは開幕直後からCBの定位置を確保し、リーグ・アン第15節終了時点でリーグ戦14試合に出場し、第3節以降はスタメン起用が続いています。
またティエリ・アンリ監督が指揮を執るU-21フランス代表にも定期的に招集され、2024年のパリ・オリンピック出場も期待されています。
着実にトップレベルのCBに成長し続けているヨロに対して、PSGだけでなく、バイエルン・ミュンヘン、レアル・マドリードといった名だたるビッグクラブが関心を寄せています。
リール側としては、2024年冬の移籍は除外されているものの、23-24シーズン終了後に4000万~5000万ユーロ(約65億1000万~81億4000万円)の移籍金で売却も考慮する姿勢のようです。
PSG加入が実現すれば、次世代のDFリーダーとして申し分ない存在ですが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。
ガブリエル・モスカルド(コリンチャンス/ブラジルU-23代表)
My president Laporta, @FCBarcelona , Deco
Please do something for the fans, help Xavi a little, 25M isn’t too much, not for an 18yr Monster like Gabriel Moscardo🇧🇷
We can’t keep playing without a DM, Give us a defensive midfielder, Give us a PIVOT.🙏🏽🥺pic.twitter.com/YTGu3NQTGQ
— Bealish (@Bealish404) December 15, 2023
生年月日:2005年9月28日(18歳)
ポジション:DMF、CMF、OMF
弱冠18歳ながら、ブラジルの名門コリンチャンスで活躍する守備的MFです。
足元の技術の高さや豊富な運動量、推進力の強さや戦術眼の高さも併せ持ち、アンカーとして攻守に貢献する働きを見せています。
プレースタイルや、若くしてリーダーシップの素質もあるところから、イングランド代表MFデクラン・ライス(アーセナル)と比較する声もあります。
2023年9月には、パリ・オリンピックを目指すブラジルU-23代表に飛び級で選出され、将来が大きく嘱望されています。
2017年にコリンチャンスの下部組織に加入し、2023年6月にトップチームデビューを果たし、ここまで(12/15現在)リーグ戦18試合に出場し、うち15試合はスタメンで起用されています。
完全にレギュラーポジションを確保しているわけではないですが、2023シーズン中盤からスタメンで起用されることも多くなり、新シーズンではレギュラー確保も大きく期待されます。
成長著しいガブリエル・モスカルドに対して、バルセロナ、チェルシー、アーセナル、マンチェスター・ユナイテッドといった名だたるビッグクラブが関心を寄せていますが、この争奪戦にPSGも加わったようです。
ルイス・カンポスSDがブラジルに渡り、コリンチャンスの試合を視察するなど、具体的な動きも見られます。
コリンチャンス側は、3000万ユーロ(約49億円)以上のオファーでなければ応じない姿勢を取っており、今後も多くのビッグクラブ間での争奪戦が繰り広げられることでしょう。
PSG加入が実現すれば、ウガルテやザイール=エメリと共に中盤を大きく引き締めるだけでなく、攻撃の起点としても活躍することでしょう。
未来の主軸として加入を期待したいところですが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。
ケフレン・テュラム(ニース/フランス代表)
ケフレン・テュラムと個人合意!!
プレー集見て気分上げて金曜乗り越えよう pic.twitter.com/6jSxy9hXCO
— koppok_2 (@2_koppok) June 8, 2023
生年月日:2001年3月26日(22歳)
ポジション:CMF、DMF、LMF
190㎝前後の強靭なフィジカルと足元の技術の高さを武器に、狭い局面でもボールを奪われることなく、推進力の強いドリブルで前線にボールを運んでいくCMFです。
リーチの長さを活かしたタックルでボールを奪い、危機察知能力の高さにも定評があり、2023年3月にはフランス代表にも初招集されました。
フランスW杯の優勝メンバーであり、かつてユベントスやバルセロナでも活躍したフランス代表DFリリアン・テュラムを父に持ち、兄はインテル所属のフランス代表FWマルクス・テュラムというサラブレットです。
2019年7月にニースに加入し、20-21シーズンから主力に定着し、22-23シーズンはリーグ・アン35試合に出場し、カンファレンスリーグも全10試合に出場しました。
23-24シーズンのリーグ・アン(第15節終了時点)で、PSGに唯一の黒星を付けたニースにおいて、リーグ戦12試合に出場し、主力として引き続き活躍しています。
2023年夏の移籍市場では、リバプールへの移籍も噂されていましたが、実現しませんでした。
しかし、シーズンに入ってからもバイエルン・ミュンヘンやユベントスといったビッグクラブからの関心も寄せられています。
ニースとの契約は2025年6月末まで残しており、ニースとしては現時点で5000万ユーロ(約77億円)以上のオファーが届かないと交渉に応じない姿勢のようです。
パリ・オリンピックに臨むフランスU-21代表だけでなく、フランス代表にも招集され、活躍が期待されるケフレン・テュラムですが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。
ラヤン・チェルキ(リヨン/フランスU-21代表)
リヨンのフランス人アタッカー、チェルキのテクニック。
177cm、19歳のレフティ。— とんとん (@sabaku1132) June 23, 2023
生年月日:2003年8月17日(20歳)
ポジション:OMF、LWG、RWG
右利きながら、左足でも遜色なくボールをコントロールし、両足を駆使したドリブル突破やシュートで相手ゴールに迫る攻撃的MFです。
トップ下だけでなく、両ウィングでもプレーし、ボールキープ力の高さや相手の意表を突くテクニカルな動きにも定評があります。
リヨンの下部組織出身で、2019年10月に16歳2ヵ月でトップチームデビューを果たしました。
2020-21シーズンからは主力に定着し、リーグ戦27試合に出場し、22-23シーズンはリーグ戦34試合に出場し、4得点6アシストを記録しました。
23-24シーズンはリーグ・アン(第15節終了時点)で16位と大きく低迷しているリヨンですが、そんな中でもチェルキはリーグ戦全試合に出場し、攻撃陣の中心として活躍しています。
“フランスの神童”とも評されるチェルキに対しては、2023年夏の移籍市場でもPSGだけでなくチェルシーなど多くのクラブが関心を寄せていましたが、移籍は実現しませんでした。
リヨン側はチェルキ売却に当初5000万ユーロ(約78億円)のプライスタグをつけていましたが、低迷に喘ぐリヨンはこの冬の移籍市場での補強資金を確保するために、1000万~1500万ユーロ(約15億5000万~23億円)で売却する可能性も出ています。
ゴール数の少なさはやや気になるところではありますが、PSG加入が実現すれば、アタッカー陣の若返りがさらに進んでいくことでしょう。
将来が大きく嘱望されるチェルキの加入も期待したいところですが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。
退団が予想される選手
次に、退団が予想される選手を取り上げます。
カルロス・ソレール(元スペイン代表)
Kylian Mbappé 🤝 Carlos Soler@KMbappe I @Carlos10Soler I @PSG_inside pic.twitter.com/Zq1PzfLR0V
— Ligue 1 Uber Eats (@Ligue1UberEats) October 24, 2023
生年月日:1997年1月2日(26歳)
ポジション:CMF、RMF、OMF
移籍先候補:バレンシア、アトレティコ・マドリード、ブライトン、アストン・ヴィラ、ユベントス
二列目や中盤ではどこでもプレー可能なユーティリティ性を持ち、高い技術と献身性でチームに貢献してきた攻撃的MFです。
バレンシア在籍時は2シーズン連続で二桁得点を記録するなど得点力の高さもありますが、守備面でも持ち前の献身性や運動量を活かし、粘り強い守備対応を見せます。
バレンシアの下部組織出身で、2016-17シーズンで19歳でトップチームデビューを果たすと、一気に主力の座に上り詰め、在籍約6シーズンで公式戦通算226試合に出場し、36得点31アシストを記録、チームの攻撃を担う活躍を見せてきました。
2022年夏の移籍市場終了間際に、パリ・サンジェルマンに移籍金1800万ユーロ(約25億円)の5年契約で加入しましたが、中盤の厚い選手層に阻まれ、リーグ・アン26試合に出場し、3得点3アシストと、バレンシア時代の輝きを見せることは出来ませんでした。
23-24シーズンはリーグ・アン第15節終了時点で12試合に出場し、1得点2アシストを記録していますが、スタメン起用はわずか5試合のみとなり、序列を上げるには至っていません。
バレンシア時代はトップ下やセカンドトップなど、前線に近い位置を主戦場としていましたが、PSG加入後はインサイドハーフでの起用が主となっており、得点力は鳴りを潜めています。
さらに23-24シーズンは、ザイール=エメリの台頭やウガルテ、イ・ガンインが加入したこともあり、中盤での起用はさらに少なくなり、スタメン起用された2試合は本職ではないサイドバックで起用されています。
カタールW杯以降はスペイン代表に招集されておらず、チームでの苦境も受けて、この冬の移籍市場で新天地を模索する可能性も高くなっています。
ソレール獲得には、古巣のバレンシアやアトレティコ・マドリードだけでなく、アストン・ヴィラやブライトンといったプレミア勢、ユベントスなど、多くの強豪クラブが関心を示しています。
PSGでは本領発揮出来ていない現状ですが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。
キリアン・エムバぺ(フランス代表)
⚽ #エンバペ のスーパーボレーがさく裂!💥
スタッド・ランス×PSGの試合開始早々、右サイドを突破した #デンベレ がファーサイドへ大きなクロス。
待っていたエンバペが右足でゴール隅にシュートを流し込み #パリ・サンジェルマン が先制!
🎥:@DAZN_JPNpic.twitter.c11om/uIHZpRoBMh
— GOAL Japan (@GoalJP_Official) November 12, 2023
生年月日:1998年12月20日(24歳)
ポジション:LWG、CF、RWG
移籍先候補:レアル・マドリード、リバプール
他を寄せ付けない圧倒的なスピードとフィニッシュワークを武器に、PSGのエースとしてだけでなく、世界トップのストライカーとして名を馳せるCFです。
5シーズン連続でリーグ・アンの得点王に輝くだけでなく、カタールW杯の得点王にも輝き、個人でのタイトルをほぼ総なめにしています。
2017年7月にモナコからPSGに加入し、在籍約6シーズン半で公式戦(12/15現在)280試合に出場し、230得点100アシストを記録しています。
23-24シーズンもリーグ・アン第15節終了時点で14試合に出場し、試合数を超える15得点を記録し、他に大差をつけ得点ランキング首位を走っています。
しかし23-24シーズン開幕前は、2024年6月末までになっている契約を更新するか、それとも退団するかの二択を迫られ、プレシーズンツアーにも帯同しませんでした。
その後PSGのアル・ケライフィ会長との話し合いの末に、23-24シーズンは残留する方向でまとまり、現在までPSGの中心として活躍しています。
和解の背景には、エムバぺがボーナスの一部を放棄したことが挙げられていますが、23-24シーズン終了後、エムバぺ側にある契約延長オプションを行使せずにフリーで退団するのではないかと見られています。
移籍先にはこれまで何度も噂されていたレアル・マドリードが挙げられていますが、リバプールも移籍先候補として挙げられているようです。
この冬の移籍市場では、エムバぺの移籍というよりは、PSGとの契約を延長するかどうかが騒がれることになるでしょう。
エムバぺ退団となれば、大きな戦力ダウンだけでなく、PSGのブランド、求心力の低下まで招き、大きな損失となります。
エムバぺとしても個人や代表でのタイトルはほぼ手にし、あとはバロンドールとビッグイヤー獲得のみとなっていますが、PSGの現状を受け、ビッグクラブへの移籍を願っていることでしょう。
強硬な手段を敢行した2023年夏のようなゴタゴタな状況になって欲しくはないですが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。
ウーゴ・エキティケ(元フランスU-21代表)
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3部チーム相手にPSGが先制
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エキティケが右足アウトで流し込んだ👏🏆クープ・ドゥ・フランス
🆚シャトールー×PSG
📺 #DAZN 見逃し配信 pic.twitter.com/kxDhWBkxfZ— DAZN Japan (@DAZN_JPN) January 7, 2023
生年月日:2002年6月20日(21歳)
ポジション:CF
移籍先候補:クリスタル・パレス、ニューカッスル、ウェストハム、ウォルバーハンプトン、リヨン
“Next エムバぺ”と評されるように抜群のスピードを誇り、190㎝のサイズから、ポストプレーにも長け、足元の柔らかさや決定力の高さも武器としています。
CFだけでなく、スピードを生かしてLWGで起用することも出来ます。
21-22シーズン、スタッド・ランスでリーグアン24試合に出場し、10得点3アシストを記録、一気にブレイクを果たしました。
将来性の高さも評価され、アーセナルやドルトムントといった多くのビッククラブからの関心を集めていますしたが、2022年7月にパリ・サンジェルマンに買取オプション付きの1年ローンで加入しました。
22-23シーズンは、メッシ、ネイマール、エムバぺといった豪華絢爛な3トップのバックアッパーとして、リーグアン25試合に出場し、3得点4アシストを記録しました。
23-24シーズンはメッシやネイマールの退団もあり、出場機会の増加も期待されたものの、新加入のコロ・ムアニやゴンサロ・ラモスに押しやられ、ここまで(12/15現在)開幕戦の途中出場のみ、わずか8分間のプレーにとどまっています。
リーグアン第4節リヨン戦以降はベンチ外の状態が続き、ルイス・エンリケ監督の構想外となっており、この冬の移籍期間でパリ・サンジェルマンを去る可能性が高くなっています。
エキティケ獲得にはニューカッスル、クリスタル・パレス、ウェストハムといったプレミア勢を中心に、フランス国内でもリヨンが獲得に関心を示しているようです。
エキティケは、チームで構想外となっている現状だけでなく、2024年のパリ・オリンピック出場も見据えて、出場機会を確保すべく、移籍に向けて動いていくようです。
新天地でのポテンシャル開花に期待したいところですが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、2024年冬のパリ・サンジェルマンの最新移籍情報と補強ポイント、狙っていると噂の獲得候補選手、退団が噂される選手を取り上げました。
メッシ、ネイマール、セルヒオ・ラモスらが退団し、エムバぺを中心としたチームとなったパリ・サンジェルマンは、2023年夏の移籍市場ではフランス人選手と若手中心の補強を行いましたが、この冬の移籍市場でも同じスタンスになることでしょう。
ウガルテやイ・ガンインといった若手の新戦力がチームにフィットするだけでなく、下部組織出身のザイール=エメリの著しい成長といった明るい希望も見え、これからも若手を軸としたチーム造りが進められていくことでしょう。
“4-2-4”とアタッカー4枚を前線に置く攻撃的なサッカーを志向するルイス・エンリケ監督の下、23-24シーズン後半戦で新しいパリ・サンジェルマンがどこまで強さを発揮できるのか、この冬の移籍市場での動向と、今後の戦いぶりに注目です。
他に気になるチームはありますか?
プレミアリーグ(イングランド)
ブンデスリーガ(ドイツ)
リーガエスパニョーラ(スペイン)
セリエA(イタリア)
リーグアン(フランス)
いつもありがとうございます!
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