ウェストハム2024冬の最新移籍情報まとめ!補強が噂される新加入獲得候補選手・退団リストも調査!

ハマーズファンの皆さん、こんにちは。

 

19-20シーズン途中から就任したモイーズ監督の下、堅守速攻やパワープレーを前面に出したサッカーで、20-21シーズンは、クラブ歴代最高順位である6位でフィニッシュし、21-22シーズンもプレミアリーグで7位でフィニッシュし、ヨーロッパリーグもベスト4まで進出しました。

ところが22-23シーズンは開幕前の積極的な補強にも関わらず、リーグ戦ではなかなか調子を上げることが出来ずに、降格圏と中位をさまよい、結局リーグ戦14位でフィニッシュしました。

 

その一方、カンファレンスリーグでは危なげなく決勝まで勝ち上がり、決勝ではフィオレンティーナと激突し、試合終了間際にボーウェンの劇的なゴールで勝ち越し、2-1で勝利し、1964-65シーズンにカップウィナーズカップを制して以来、43年ぶりの欧州主要タイトルを獲得しました。

 

リーグ戦での巻き返しを狙った23-24シーズンですが、2023年夏の移籍市場では、キャプテンとしてチームを牽引してきたライスがアーセナルに移籍し、その代わりに、アヤックスからメキシコ代表エドソン・アルバレスを獲得し、さらにサウサンプトンからイングランド代表MFウォード=プラウズや、アヤックスからガーナ代表MFクドゥスも獲得しました。

 

迎えた23-24シーズン、開幕4試合で3勝1分けと好スタートを切ったものの、その後のリーグ戦7試合ではわずか1勝と不調に陥り、波が大きいながら、リーグ戦20試合を終えて、リーグ戦6位につけています。

またヨーロッパリーグでは、フライブルクオリンピアコスバチュカと同居したグループステージで、5勝1敗の勝ち点15ptで堂々の首位突破を果たしています。

リーグ戦でもアーセナルマンチェスター・ユナイテッドに勝利するなど、トップ争いに食い込むだけのチーム力を有し、23-24シーズン後半戦の戦いぶりにも注目が集まります。

 

ということで今回は、2シーズン連続のタイトル獲得だけでなく、プレミアリーグのトップ戦線に食い込もうと目論む古豪ウェストハムの2024年冬

  • 最新移籍情報と補強ポイント
  • 狙っていると噂の獲得候補選手
  • 退団が予想される選手
  • まとめ

の順でお伝えしていきます。

 

他に気になるチームはありますか?

プレミアリーグ(イングランド)

 

ブンデスリーガ(ドイツ)

 

リーガエスパニョーラ(スペイン)

 

セリエA(イタリア)

 

リーグアン(フランス)

 

最新移籍情報と補強ポイント

2023年夏の移籍市場でのウェストハムの動きを振りかえってみましょう。

 

GKは特に大きな入れ替えはありませんでしたが、これまでターンオーバーをひいていたところから、正GKとしてアレオラが定着し、ベテランのファビアンスキは控えに降格しています。

CBはズマアゲルドケーラーオグボンナに加え、シュトゥットガルトからギリシャ代表DFコンスタンティノス・マヴロパノスを獲得し、層を厚くしました。

 

サイドバックは大きな動きはなく、RSBはツォウファルベン・ジョンソン、LSBはエメルソン・パルミエリクレスウェルで定位置争いを繰り広げています。

ライスが抜けたボランチには、アヤックスからメキシコ代表MFエドソン・アルバレスと、サウサンプトンからイングランド代表MFジェームズ・ウォード=プラウズを加え、この両者のどちらかがソウチェクとコンビを組んでいます。

 

また前線には、カタールW杯で脚光を浴びたガーナ代表MFモハメド・クドゥスを獲得し、ルーカス・パケタボーウェンらと共に強力な攻撃陣を形成しています。

CFは、2022年夏の移籍市場で獲得したイタリア代表FWスカマッカが期待されたパフォーマンスを見せることが出来ず、わずか1シーズンでイングランドを去り、アタランタに移籍しました。

 

 

最新移籍情報

〈加入〉

pos. 選手名 年齢 前所属 移籍形態(移籍金)
MF カルヴィン・フィリップス 28 マンチェスター・シティ ローン(24年6月末まで)

 

〈退団〉

pos. 選手名 年齢 移籍先 移籍形態(移籍金)
DF ティロ・ケーラー 27 モナコ ローン(24年6月末まで、買取OP付)
MF コナー・コベントリー 23 チャールトン 完全移籍(116万€、3年半)
  パブロ・フォルナルス 27 ベティス 完全移籍(800万€、5年半)
FW サイード・ベンラーマ 28 リヨン ローン(24年6月末まで、買取OP付)

 

 

ティロ・ケーラー(ドイツ代表) → モナコへ2024年6月末までのローン移籍が決定

生年月日:1996年9月21日(27歳)
ポジション:CB、RSB、DMF

身長186㎝と大柄ながら、水準以上のスピードを持ち、足元の技術も高く、左右両足問わず精度の高いパスを供給し、ビルドアップでの貢献度も高いドイツ代表のDFです。

CBだけでなく、RSBやDMFにも対応でき、3バックや4バックも問わず、様々なシステムに対応できるユーティリティ性の高さもあります。

 

2012年にシャルケの下部組織に加入すると、2016年2月に19歳でトップチームデビューを果たし、在籍約2シーズン半で公式戦59試合に出場しました。

2018年8月に移籍金3700万ユーロ(約46億4000万円)でパリ・サンジェルマンに移籍し、在籍4シーズンで公式戦128試合に出場したものの、大型補強の煽りを受け、定位置確保には至りませんでした。

 

2022年8月にウェストハムに4年契約の完全移籍で加入し、22-23シーズンはリーグ戦27試合に出場し、CBだけでなく、RSBでも起用されていました。

しかし、23-24シーズンはマヴロパノスの加入やツォウファルの好調もあり、開幕からベンチを温める日々が続き、プレミアリーグでのスタメン起用はありませんでした。

 

またドイツ代表にも2023年9月以降招集されておらず、シーズン終了後の自国開催のEURO2024出場を見据えて、出場機会を確保するため移籍も噂されていました。

 

移籍先には、バイエルン・ミュンヘンモナコローマなどが挙げられていましたが、2024年1月5日にモナコが買取オプション付きのローン移籍で獲得したことを発表しました。

加入後早速、クープ・ドゥ・フランスのRCランス戦でスタメン起用され、チームの勝利に貢献していました。

1シーズン半ぶりのリーグ・アン復帰となるモナコでのアピールに成功し、ドイツ代表返り咲きとなるにも注目です。

 

 

補強ポイント

ウェストハムの2024年冬の移籍市場での補強ポイントとして、

  1. CF
  2. CB

が挙げられるでしょう。

 

 

CF

まず補強ポイントに真っ先に上がるのは、アントニオに代わるストライカーでしょう。

 

ここ数シーズンの移籍市場では、アントニオの競争相手となるストライカーの獲得が補強ポイントとして挙げられ、2022年夏の移籍市場ではスカマッカを獲得し、ようやくこの問題も解消するかに見えましたが、スカマッカはわずか1シーズンで退団してしまいました

 

そして、アントニオも33歳になり、23-24シーズンは膝の怪我により、2023年11月下旬から戦線離脱しています。

ウェストハムとの契約も1年の延長オプションが付いていますが、2024年6月末で契約満了となり、アントニオに代わる新たなストライカー獲得に動いていくことでしょう。

 

 

CB

次に補強ポイントに挙げられるのは、CBです。

 

この冬の移籍市場で既にケーラーモナコにローン移籍で退団し、アゲルドもモロッコ代表でアフリカ・ネーションズカップに参加するため離脱しています。

ズママヴロパノスオグボンナが残っていますが、不測の事態に備え、CBも1枚確保しておきたいところかもしれません。

 

 

 

狙っていると噂の獲得候補選手

では、挙げられた補強ポイントに沿って、狙っていると噂の獲得候補選手を取り上げます。

 

CF

セール・ギラシ(シュトゥットガルト/ギニア代表)

生年月日:1996年3月12日(27歳)
ポジション:CF、LWG

身長187㎝のフィジカルの強さや身体能力の高さだけでなく、DFラインとの駆け引きの巧さやポジショニングの巧さも光るストライカーです。

 

フランス出身で、フランス代表のアンダー世代の代表経験もあり、フル代表は両親の祖国であるギニア代表を選択し、2022年3月にデビューを果たしています。

2013年10月にフランス2部のスタッド・ラヴァルでプロデビューを果たし、その後リールオセールケルンアミアンとドイツとフランスを行き来し、2020年8月にレンヌに加入しました。

 

レンヌでは在籍2シーズンで公式戦81試合に出場し、25得点4アシストを記録し、その活躍が認められ2022年夏の移籍期間終了間際にシュトゥットガルトに1年のローン移籍で加入しました。

22-23シーズン、シュトゥットガルトはブンデスリーガ残留争いに巻き込まれたものの、ギラシはチームトップのリーグ戦11得点を記録し、リーグ終盤戦は4試合連続で得点するなど、残留に大きく貢献しました。

 

完全移籍で加入した23-24シーズンは、開幕から5試合連続得点を上げ、ブンデスリーガ第16節終了時点で14試合に出場し、試合数を上回る17得点を上げています

得点ランキング(第16節終了時点)では、首位ケイン(バイエルン)に次ぐ2位についていますが、現在リーグ3位と好位置につけているシュトゥットガルトの躍進の原動力となっています。

 

23-24シーズンのブンデスリーガのビッグサプライズの一人となったギラシに対して、ウェストハムをはじめ、ブレントフォードフラムといったプレミアリーグ勢に加え、ミランローマなどセリエA勢も獲得レースに参戦してきました。

ギラシシュトゥットガルトとの契約には、2024年1月から有効になる1750万ユーロ(約27億円)の契約解除条項が設定されており、シュトゥットガルトから提示された新契約のオファーも拒否したようです。

 

ギラシは1月のアフリカ・ネーションズカップにギニア代表として参加するため、現在は離脱中ですが、ここまでのパフォーマンスにより、移籍交渉も進んでいく可能性もあります。

ウェストハム加入後もブンデスリーガでのパフォーマンスを継続出来れば良いですが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

ドミニク・ソランケ(ボーンマス/元イングランド代表)

生年月日:1997年9月14日(26歳)
ポジション:CF

身長186㎝の屈強なフィジカルに加え、スプリント力の高さや足元の技術の高さもあり、最前線でのポストワークやフィニッシュワークで存在感を発揮しているストライカーです。

CFでの起用をメインとしつつ、サイドに流れて周りを活かしたり、前線から強度の高いプレスを仕掛けていくなど、攻守両面で献身性の高さも光ります。

 

チェルシーの下部組織出身で、モウリーニョ監督時代の2014-15シーズンのチャンピオンズリーグでトップチームデビューを果たすものの、リーグ戦での出場は無く、ローン先のフィテッセで経験を積みました。

2017年のU-20W杯で4得点を上げ、イングランドU-20代表の優勝に大きく貢献する活躍を見せると、2017年7月にリバプールに移籍しましたが、強力なフロントスリーに割って入ることが出来ませんでした。

 

2019年1月にボーンマスに完全移籍で加入すると、1トップのレギュラーに定着し、在籍約5シーズンで公式戦通算196試合(1/8現在)に出場し、69得点28アシストを記録しています。

23-24シーズンはリーグ戦(1/8現在)全19試合に出場し、得点ランキング3位タイの12得点を上げ、コンスタントにゴールを決めています。

 

開幕当初は連敗が続いたボーンマスですが、第12節ニューカッスル戦から7試合で負けがなく、その7試合で8得点を上げ、エースとして欠かせない存在となっています。

充実したシーズンを送り、イングランド代表招集にも期待が寄せられるソランケに対して、プレミアリーグの各クラブからの関心を多くなってきました。

 

現時点では、移籍先候補としてウェストハムの他にも、アーセナルチェルシートッテナムなどが挙げられており、高額な移籍金を要するトニー(ブレントフォード)の代わりにソランケがリストアップされているようです。

ソランケの移籍金も5000万ポンド(約90億2000万円)と決して安くはないですが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

ウーゴ・エキティケ(パリ・サンジェルマン/元フランスU-21代表)

生年月日:2002年6月20日(21歳)
ポジション:CF

“Next エムバぺ”と評されるように抜群のスピードを誇り、190㎝のサイズから、ポストプレーにも長け、足元の柔らかさや決定力の高さも武器としています。

CFだけでなく、スピードを生かしてLWGで起用することも出来ます。

 

21-22シーズン、スタッド・ランスでリーグアン24試合に出場し、10得点3アシストを記録、一気にブレイクを果たしました。

将来性の高さも評価され、アーセナルドルトムントといった多くのビッククラブからの関心を集めていますしたが、2022年7月にパリ・サンジェルマンに買取オプション付きの1年ローンで加入しました。

 

メッシネイマールエムバぺといった豪華絢爛な3トップのバックアッパーという立ち位置ながら、22-23シーズンはリーグアン25試合に出場し、3得点4アシストを記録しました。

メッシネイマールの退団もあり、出場機会の増加も期待された23-24シーズンですが、2023年夏の移籍市場で獲得したコロ・ムアニゴンサロ・ラモスに押しやられ、ここまで(1/8現在)開幕戦の途中出場のみ、わずか8分間のプレーにとどまっています。

 

リーグアン第4節リヨン戦以降はベンチ外の状態が続き、ルイス・エンリケ監督の構想外となっており、この冬の移籍期間でパリ・サンジェルマンを去る可能性が高くなっています。

エキティケ獲得には、ウェストハム以外にもニューカッスルクリスタル・パレスなどプレミアリーグ勢だけでなく、フランクフルトヴォルフスブルクといったブンデスリーガ勢やリヨンなどフランス国内のライバルからも関心が寄せられています。

 

エキティケは、チームで構想外となっている現状だけでなく、2024年のパリ・オリンピック出場も見据えて移籍に向けて動いていますが、とにかく出場時間を増やしてほしいですね。

ウェストハム加入が実現し、CFだけでなくウィングでも対応できるユーティリティ性だけでなく、ポテンシャルの開花にも期待したいですが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

CB

トレヴォ・チャロバー(チェルシー/元イングランドU-21代表)

生年月日:1999年7月5日(24歳)
ポジション:CB、DMF、RSB

192㎝の高身長を生かした空中戦の強さや、身体能力の高さや手足の長さを武器に、ボール奪取能力の高さを誇るチェルシー生え抜きのCBです。

足元の技術の高さもあり、ビルドアップ面でも貢献度は高く、CBだけでなく、RSBやDMFなどでも対応できるユーティリティ性も兼ね備えています。

 

チェルシーの下部組織出身で、イプスウィッチハダーズフィールドロリアンへの武者修行を経て、2021年8月にトップチームデビューを果たし、21-22シーズンはリーグ戦20試合に出場しました。

22-23シーズンもリーグ戦25試合に出場し、CBだけでなく、RSBなどでも起用され、様々なシステム変更にも柔軟に対応していました。

 

ところが2023年夏の移籍市場で、CBにディサジコルウィルが加入したことにより、チャロバーは余剰戦力となったものの、チャロバーが移籍を拒否し、クラブの怒りを買ってしまいました。

現在はハムストリングの負傷により戦線離脱中ですが、23-24シーズンは公式戦出場は無く、ポチェッティーノ監督もチャロバーを構想外と見ており、この冬での移籍の可能性が高くなっています。

 

2022年11月に、2028年6月末までの長期契約を結んだばかりで、いきなり不遇の状況に置かれたチャロバーですが、持ち前のポテンシャルの高さも評価され、バイエルン・ミュンヘンマンチェスター・ユナイテッドをはじめ、多くのビッグクラブからの関心も集めています。

ただ5000万ポンド(約91億8000万円)の高額な移籍金を設定しているチェルシー側が完全移籍での売却を望んでいることや、負傷により23-24シーズンは未だ出場出来ていないこともあり、移籍の噂は少し沈静化しつつあります。

 

高いポテンシャルを有しているものの、飼い殺し状態となっているチャロバーですが、まずは戦線復帰して、試合勘を取り戻してほしいですね。

ウェストハム加入が実現すればケーラーと同じように、CBだけでなくRSBでも起用されるなど、重要な役割を果たすことを期待したいですが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

ウィリアム・パチョ(フランクフルト/エクアドル代表

生年月日:2001年10月16日(22歳)
ポジション:CB

リーチの長さと鋭い寄せでインターセプトし、相手の攻撃を防いでいくだけでなく、左足から精度の高いパスを供給し、攻撃の起点としても活躍します。

 

エクアドル代表では2022年9月に初招集され、出場が無いもののカタールW杯の代表メンバーに抜擢され、カタールW杯後はCBの主軸として定着しつつあります。

母国エクアドルの名門インデペンディエンテでプロキャリアをスタートさせると、2022年1月に20歳でロイヤル・アントワープに移籍しました。

 

22-23シーズンはベルギーリーグで33試合に出場するなど、主軸として活躍し、アントワープの66シーズンぶりのリーグ制覇に大きく貢献しました。

22-23シーズン中の2023年3月に、移籍金900万ユーロ(約13億円)の5年契約で、2023年7月からのフランクフルト加入が発表されました。

フランクフルトではローマに移籍したエンディカの後釜として期待されていましたが、23-24シーズンはブンデスリーガ全16試合にスタメン起用され、早くも主軸に定着しています。

 

タックル数(40回)、インターセプト数(25回)、クリア数(66回)と守備に関するスタッツはいずれもチームトップ(sofascore調べ)を記録し、パス成功数(927本)もチームトップを記録するなど、1年目ながら堂々たるパフォーマンスを見せています。

そんな成長著しいパチョに対して、ウェストハムをはじめ多くの強豪クラブからの関心が寄せられています。

 

現スカッド内には、左利きのCBとしてアゲルドオグボンナが控えていますが、両者とも今後の去就が不透明な状況であり、若手の左利きCBとしてパチョを確保しておきたいところです。

今後のパフォーマンス次第ではさらに多くのクラブ間での争奪戦になりそうですが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

 

退団が予想される選手

次に、退団が予想される選手を取り上げます。

 

ルカシュ・ファビアンスキ(元ポーランド代表)

生年月日:1985年4月18日(38歳)
ポジション:GK
移籍先候補:ニューカッスル

手足の長さと抜群の反射神経を生かし、幾多のビッグセーブでチームをピンチから救ってきた経験豊かなポーランド代表のGKです。

 

プレミアリーグだけでなく、ポーランド代表でもW杯やEUROで大舞台を踏み、先発だけでなく控えとしても頼もしい存在となっています。

2007年7月に母国ポーランドのレギア・ワルシャワからアーセナルに加入し、将来の正守護神候補として期待が寄せられていたものの、勝負所でのミスが目立ち、定位置を確保するには至らず、2014年7月に契約満了により退団となりました。

 

その後スウォンジーに加入すると、すぐさま正守護神の座を手にし、在籍4シーズンでリーグ戦149試合に出場しました。

スウォンジーの2部降格により、2018年6月にウェストハムに加入し、在籍5シーズン半で公式戦通算187試合(1/8現在)に出場し、50試合のクリーンシートを記録しています。

22-23シーズンもリーグ戦36試合に出場しましたが、リーグ戦はファビアンスキ、カンファレンスリーグはアレオラと、ウェストハムのGKは完全分業制でシーズンを送りました。

 

23-24シーズンは、22-23シーズンとは逆で、リーグ戦はアレオラが起用され、ファビアンスキはカップ戦をメインに起用されています。

シーズン前まで正GKを務めていた経験豊かな実力者をベンチに置いておくという状況に多くのクラブが注目し、中でもニューカッスルポープ離脱後の正GKとして獲得に動いているようです。

 

これからFAカップやヨーロッパリーグでの戦いも多くなり、ファビアンスキのパフォーマンスがチームの命運を握る場面も多くなってくることでしょう。

正GKだけでなく、控えGKに置いておいても頼もしい存在ではありますが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

ナイフ・アゲルド(モロッコ代表)

生年月日:1996年3月20日(27歳)
ポジション:CB
移籍先候補:ミラン、ローマ、リバプール

身長190㎝の高さを活かした抜群の空中戦の強さを誇るだけでなく、左足からのパス精度の高さも兼ね備え、攻守にわたり貢献度の高いCBです。

 

2016年8月にデビューしたモロッコ代表では34試合のキャリアを誇り、アフリカ勢史上初のベスト4まで進出した2022年カタールW杯でも4試合に出場しました。

2018年7月に、母国モロッコからフランス・リーグアンのディジョンに移籍すると、故障離脱を繰り返し、1年通してプレーすることは出来なかったものの、主軸として活躍し、存在感を出していました。

 

2020年8月にレンヌに移籍すると、在籍2シーズンで公式戦80試合で7得点4アシストを記録し、守備の強さだけでなく、セットプレーでのヘディングでの得点など、チームに貢献する働きを見せていました。

2022年7月にウェストハムに加入し、シーズン前半戦は足首の負傷で長期間離脱していたものの、復帰した後半戦はCBの定位置を確保し、リーグ戦18試合、カンファレンスリーグ8試合に出場しました。

 

2023-24シーズンも、プレミアリーグ16試合にスタメン起用され、ヨーロッパリーグでも4試合に出場しています。

プレミアリーグでも自身の持ち味を存分に発揮しているアゲルドに対して、多くのビッグクラブからの関心も強くなってきました。

特に左利きのCBがいないクラブには人気銘柄となっており、リバプールミランなどはアゲルドに対する強い関心を寄せているようです。

 

27歳という決して若くない年齢や、故障離脱の多さもありますが、攻守にわたる貢献度の高さが期待できるアゲルドは、今後のパフォーマンス次第でさらに多くのクラブとの争奪戦に発展するかもしれません。

ウェストハムとしては手放したくない主力の一人ではありますが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

パブロ・フォルナルス(元スペイン代表)

生年月日:1996年2月22日(27歳)
ポジション:OMF、CMF、LMF
移籍先候補:ベティス、サウジアラビアリーグ

足元の技術の高さやパス精度の高さだけでなく、豊富な運動量も兼ね備え、チームの攻撃を組み立てていく司令塔です。

中央だけでなくサイドなど積極的に走っていき、守備面でもプレスを積極的に仕掛けていくなど、献身性が光ります。

 

マラガの下部組織で育ち、2015年9月にトップチームデビューを果たすと、2015-16シーズンではリーグ戦27試合に出場し、シーズン終盤の2016年5月にはスペイン代表デビューも果たしました。

その後2017年7月にはビジャレアルに加入し、在籍2シーズンで公式戦96試合で9得点19アシストを記録し、チームの司令塔として活躍しました。

 

2019年7月にウェストハムに加入し、在籍4シーズン半で公式戦202試合(1/8現在)で23得点19アシストを記録し、献身的な働きでチームに大きく貢献しています。

22-23シーズンは、完全なレギュラーとは言い切れないものの、中央や両サイドで起用され、リーグ戦32試合、カンファレンスリーグ12試合に出場し、加入後初のタイトル獲得に大きく貢献しました。

 

しかし23-24シーズンは、クドゥスウォード=プラウズの加入もあり、出場機会が減少し、リーグ戦20試合消化時点でスタメン起用はわずか3試合のみとなっています。

クラブとの契約も2024年6月末までとなり、ウェストハムも1年の契約延長オプションを行使すると報道されていますが、売却益確保のためにこの冬で退団する可能性も高くなっています。

 

現時点では、ベティスが獲得に乗り出しているなどラ・リーガ復帰の可能性や、サウジアラビアリーグ移籍の可能性も取り沙汰されています。

類まれなる攻撃センスだけでなく、献身性でチームに尽くしてきたフォルナルスですが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

サイード・ベンラーマ(アルジェリア代表)

生年月日:1995年8月10日(28歳)
ポジション:LWG、RWG、OMF
移籍先候補:リヨン、アル・シャバフ

左サイドからスピードに乗った切れ味抜群のドリブルで仕掛けていき、相手ゴールに迫っていくアルジェリア代表のアタッカーです。

ボールロストの多いところも指摘されてはいますが、独特のリズムを刻むドリブルは多くの観客を魅了するものとなっています。

 

ニースの下部組織で育ち、2013年10月にトップチームデビューを果たしたものの、出場機会を得ることが出来ず、フランス2部クラブへのローン移籍を経て、2018年7月に当時2部だったブレントフォードに加入しました。

加入1年目の2018-19シーズンでは、リーグ戦38試合で10得点15アシストを上げ、翌2019-20シーズンはリーグ戦43試合で17得点9アシストと、攻撃の中心として活躍しました。

 

この活躍から、プレミアリーグの多くのクラブから関心が寄せられ争奪戦となりましたが、2020年10月にウェストハムが買取義務付きのローンで獲得し、半年後には完全移籍に移行しました。

ウェストハムでは在籍3シーズン半で公式戦154試合(1/8現在)に出場し、24得点19アシストを記録し、22-23シーズンのカンファレンスリーグ決勝では先制点となるPKも決めました。

 

しかし23-24シーズンは、ルーカス・パケタがLWGで起用されることもあり、リーグ戦でのスタメン起用は5試合にとどまり、公式戦では得点を上げることは出来ていません。

過密日程もあり、ウェストハムとしては手放したくないところですが、序列が低下している現状もあり、適正価格でのオファーが届けば、売却を容認する姿勢のようです。

 

現時点では、リーグ・アンで下位に沈むリヨンやサウジアラビアのアル・シャバフなどが移籍先候補として挙げられています。

22-23シーズンは勝負所での働きが光ったベンラーマですが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

ダニー・イングス(元イングランド代表)

生年月日:1992年7月23日(31歳)
ポジション:CF、ST
移籍先候補:ウォルバーハンプトン

スペースへの抜け出しの巧さだけでなく、プレス強度の高さなど献身的かつエネルギッシュな働きも見せる経験豊かなストライカーです。

プレミアリーグでは200試合以上出場し、幾多の困難も経験しつつ、その経験値の多さから頼れるベテランとして存在感を出しています。

 

ボーンマスの下部組織で育ち、2010年12月にトップチームデビューを果たすと、2011年8月には下部組織時代から指導を受けてきたエディ・ハウ監督(現ニューカッスル)が率いていたバーンリーに加入しました。

バーンリー加入後はチームのストライカーとして活躍し、2013-14シーズンのチャンピオンシップでは21得点を上げ、プレミアリーグ昇格に大きく貢献し、2014-15シーズンはプレミアリーグでも11得点を上げ、2015年7月にリバプールに加入しました。

 

リバプールでは怪我にも苦しみ、期待された働きを見せることは出来ませんでしたが、2018年8月にサウサンプトンに加入すると、2019-20シーズンでリーグ戦22得点とキャリアハイを更新し、復活を果たしました。

サウサンプトン退団後は、アストン・ヴィラで1シーズン半プレーし、2023年冬の移籍市場でウェストハムに加入し、アントニオの控えという立ち位置でリーグ戦17試合で2得点を上げました。

 

しかし、23-24シーズンはリーグ戦でのスタメン起用はわずか1試合のみとなっており、アントニオ離脱後もボーウェンが1トップに入り、出場機会を得ることが出来ていません。

ここまでリーグ戦無得点と結果を残すことが出来ていないものの、実績と献身性の高さは評価され、現時点ではウォルバーハンプトンイングス獲得に関心を示しているようです。

 

プレミアリーグで幾多のクラブを渡り歩き、実績を残してきた流浪のストライカーはまた新天地を求めることになるのでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

 

まとめ

いかがでしたか。

 

今回は、2024年冬のウェストハムの最新移籍情報と補強ポイント狙っていると噂の獲得候補選手退団が噂される選手を取り上げました。

 

カンファレンスリーグ制覇に続き、23-24シーズンではヨーロッパリーグでも強さを発揮し、ライス退団という大きな穴を感じさせない戦いぶりを見せています。

好不調の波はあるものの、リーグ戦では首位に立っていたアーセナルを撃破し、マンチェスター・ユナイテッドトッテナムチェルシーにも勝利し、上位陣と十分に渡り合うチーム力を有し、20-21シーズンのクラブ歴代最高順位6位の更新にも期待したいですね。

 

23-24シーズン終了後に契約満了するモイーズ監督と契約延長に向けて動き出し、引き続き堅守速攻やセットプレーでの強さを前面に出したスタイルで戦っていくことでしょう。

上位陣を食い、プレミアリーグの覇権争いをより面白くしてくれることに期待しつつ、23-24シーズンの後半戦でのウェストハムの戦いぶりにも注目です。

 

他に気になるチームはありますか?

プレミアリーグ(イングランド)

 

ブンデスリーガ(ドイツ)

 

リーガエスパニョーラ(スペイン)

 

セリエA(イタリア)

 

リーグアン(フランス)

いつもありがとうございます!

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