ライプツィヒファンの皆さん、こんにちは。
2016-17シーズンからブンデスリーガ昇格後、19-20シーズンは、チャンピオンズリーグベスト4に進出、20-21シーズンはリーグ2位でポカールは準優勝、そして21-22シーズンは準優勝に終わったポカールで2シーズン連続決勝に進出し、PK戦までもつれ込む激闘の末、フライブルクを破り、クラブ史上初のメジャータイトルを獲得するなど、近年躍進が著しくドイツ国内でも強豪の地位を築きつつあるRBライプツィヒ。
毎シーズンのように主力選手や監督が引き抜かれても、ドイツ国内外を問わず新たな原石を発掘し、チームの主力として成長させ、レッドブルグループの哲学となっている“絶え間ないプレッシングと攻守の素早い切り替え”のスタイルを貫き通し、ドイツまた欧州の舞台でもその強さを発揮しています。
21-22シーズンは、3バックから4バックへの転換を図ったマーシュ監督の戦術がなかなか上手くいかず、リーグ戦では中位に沈み、冬の移籍市場の前にマーシュ監督の解任してドメニコ・テデスコ監督が途中就任しました。
テデスコ監督は、3バックに戻し守備の整備に成功し、連動性の強いプレスが甦っただけでなく、ナーゲルスマン政権下で磨き上げたビルドアップを効果的に取り入れ、攻撃面での改善にも成功しました。
そしてマーシュ前監督解任時の11位から一気に順位を上げ、リーグ戦4位でフィニッシュし、ポカール優勝を成し遂げるなど、最後は充実したシーズンを送りました。
22-23シーズンも勢いそのままに、バイエルンやドルトムントに食らい付き、序盤からブンデスリーガの優勝戦線に絡んでいこうと意気込んでいましたが、リーグ戦開幕5試合で1勝2分け2敗と躓き、ブンデスリーガ第6節フランクフルト戦では0-4の大敗を喫し、続くチャンピオンズリーグ・グループステージ第1節のホームでのシャフタール戦でも1-4の大敗を喫し、開幕わずか8試合でクラブはテデスコ監督の解任に踏み切りました。
21-22シーズンに引き続き、またしても監督がシーズン途中で解任されるという事態になってしまいましたが、後任に招聘したのが、2017年6月から2年間、ザルツブルクで監督を務め、レッドブルスタイルを熟知している前ドルトムント監督のマルコ・ローゼ。ライプツィヒにとっては長年願っていた人材をようやく指揮官に迎え、原点回帰を図りました。
そのクラブの願い通り、ローゼ監督は4バックをベースとして、“4-2-2-2”もしくは“4-2-3-1”で戦い抜き、プレッシングと中央に人数をかけた素早い攻撃で、ブンデスリーガ第8節から第19節までの12試合を8勝4分けで進み、リーグ順位も11位から3位まで一気に上げてきました。
その後はブンデスリーガで上位に位置していたドルトムントやウニオン・ベルリンに敗れ、ボーフムやマインツに取りこぼしの連敗を喫するなど、失速するかのように見えましたが、上位戦線にとどまり続け、第27節ヘルタ・ベルリン戦以降、最終節までの8試合を7勝1敗で勝ち進み、バイエルンやドルトムントには離されたものの、フライブルクやウニオン・ベルリンとの3・4位争いで差をつけ、最終的に3位でフィニッシュし、チャンピオンズリーグ出場権を獲得しました。
さらに、準々決勝まで勝ち進んでいたポカールでは、準々決勝でドルトムントを2-0で破り、準決勝ではフライブルクに5-1と大勝し、決勝では終盤のエンクンクとショボスライのゴールでフランクフルトを押し切り、見事2連覇を成し遂げました。
4月1日にリーグ戦でマインツに敗れて以降は、公式戦わずか1敗のみと強さを見せ、この強さをシーズン序盤から見せていればと悔やまれるシーズンになってしまいました。
RBライプツィヒは補強において、23歳以下の即戦力候補を獲得する基本方針をとっており、若手で獲得した選手たちを主力へ成長していく一方、その選手たちがビッグクラブへと移籍していくというサイクルを繰り返しており、この夏の移籍市場では得点源として活躍していたエンクンクのチェルシー移籍が決定し、ボランチのライマーもバイエルンへの移籍が決定しているなど、例年になく大きな動きがありそうです。
グバルディオルやショボスライにも移籍の可能性もあり、チームとしては大きな戦力ダウンとなるものの、その穴埋めとしてどんな選手を獲得するのかも楽しみですね。
ということで今回は、来シーズンこそはレッドブルスタイルの強さを発揮し、悲願のブンデスリーガ制覇を成し遂げようと目論むRBライプツィヒの2023夏の
- 最新移籍情報と補強ポイント
- 狙っていると噂の獲得候補選手
- 退団が予想される選手
- まとめ
の順でお伝えしていきます。
他に気になるチームはありますか?
プレミアリーグ(イングランド)
- リバプール
- チェルシー
- マンチェスターユナイテッド
- マンチェスターシティ
- トッテナム
- アーセナル
- ニューカッスル
- ブライトン
- ウェストハム
- レスター
- アストン・ヴィラ
- エヴァートン
- ノッティンガム・フォレスト
ブンデスリーガ(ドイツ)
リーガエスパニョーラ(スペイン)
セリエA(イタリア)
リーグアン(フランス)
最新移籍情報と補強ポイント
最新移籍情報
現時点で決まっているライプツィヒの新加入・退団選手は以下の通りです。
〈加入〉
POS. | 選手名 | 年齢 | 前所属 | 移籍形態(移籍金) |
GK | レオポルド・ツィンゲルレ | 29 | パーダーボルン | 完全移籍(フリー) |
MF | ニコラス・サイワルド | 22 | ザルツブルク | 完全移籍(2000万€、5年) |
クリストフ・バウムガルトナー | 23 | ホッフェンハイム | 完全移籍(2400万€、5年) | |
ファビオ・カルバーリョ | 20 | リバプール | レンタル(24年6月末まで) | |
FW | ベンヤミン・シェシュコ | 20 | ザルツブルク | 完全移籍(2400万€、5年) |
クリストフ・バウムガルトナー(ホッフェンハイム/オーストリア代表)
Another Austrian super for Leipzig
🇦🇹 Christoph Baumgartner 🇦🇹 pic.twitter.com/Lb5NwN98X4
— forsbergzado (@miguelssen) June 23, 2023
生年月日:1999年8月1日(23歳)
ポジション:OMF、ST、CF
細かいタッチを駆使したドリブルや精度の高いミドルシュートでゴールに迫るだけでなく、視野の広さを生かして正確なパスを前線に供給してチャンスメイクしていき、オフ・ザ・ボールの動きも秀逸で、中盤から前線の高い位置のポジションまで対応できる万能型のアタッカーです。
2020年9月にデビューしたオーストリア代表では29試合で10得点を上げ、今年3月からのEURO2024予選では4試合で3得点2アシストと活躍しています。
2017年にホッフェンハイムの下部組織に加入し、2019年5月にトップチームデビューを果たすと、翌2019-20シーズンからは、トップ下もしくはボランチでの先発出場が増え、リーグ戦26試合で7得点4アシストを記録しました。
その後は中盤の高い位置での主力に定着し、4シーズンでブンデスリーガ119試合に出場し、27得点17アシストを記録し、22-23シーズンもゼロトップでの起用も含めあらゆるポジションで起用され、リーグ戦33試合で7得点7アシストを記録しました。
22-23シーズン、ブンデスリーガで残留争いに巻き込まれながらも主軸として活躍したバウムガルトナーに対しては欧州各クラブから多くの関心が寄せられていましたが、6月23日にライプツィヒに2028年6月末までの5年契約、移籍金2400万ユーロ(約37億8000万円)の完全移籍での加入が発表されました。
バウムガルトナー自身も「タイトルを獲れるクラブに入りたいと強く思っていた。…ここでプレーすることが信じられないほど嬉しいし、誇りに思うよ。」とコメントし、ライプツィヒ加入を喜んでいました。
ライプツィヒとしては、ショボスライの後釜としてバウムガルトナーを起用したいと考えているようです。
ショボスライ程の派手さは無いですが、堅実かつ正確なプレーを見せ、流動性も高く、ライプツィヒのサッカーにも十分適応できることでしょう。
中盤また前線のあらゆるポジションで対応できるユーティリティ性も重宝されそうですね。
ライプツィヒでの活躍に期待しましょう。
ベンヤミン・シェシュコ(ザルツブルク/スロベニア代表)
Benjamin Šeško the Goal machine pic.twitter.com/2Fi3pMYUfM
— Tinka (@UtdCode) August 2, 2022
生年月日:2003年5月31日(20歳)
ポジション:CF
身長195㎝の体格にそぐわないスピードと細かな足元の技術を兼ね備え、相手守備陣に囲まれてもダブルタッチで華麗にかわし、局面を打開することが出来るストライカーです。
その高身長のわりには、ヘディングでの得点が少なく、足元で受けるプレーを好み、左右両足のシュート精度の高さを誇ります。
2019年7月に16歳でザルツブルクに加入後、2019-20シーズンはセカンドチームにあたるリーフェリングにレンタル移籍し、2シーズンでリーグ戦44試合で22得点6アシストを記録、21-22シーズンからザルツブルクに復帰すると、ドルトムントに移籍したハーランド(現マンチェスター・シティ)に代わるストライカーとして起用され、2シーズンで公式戦通算79試合で29得点11アシストを記録、22-23シーズンはリーグ戦30試合に出場して、16得点4アシストを記録しました。
2022年8月、ライプツィヒはシェシュコの2023年夏からの完全移籍での加入を早々と発表し、移籍金2400万ユーロ(約37億8000万円)+ボーナスを支払い、若き逸材の確保に成功しました。
22-23シーズンは19歳ながらリーグ戦16得点を上げ、この世代で屈指のポテンシャルを見せたシェシュコに対して、ビッグクラブからの強奪の危険性もありましたが、なんとか23-24シーズンからの新加入に至りました。
22-23シーズンは当初、オカフォーやアダムなどにスタメンの座を奪われていたものの、リーグ後半戦は14試合で11得点と一気に盛り返しました。
新シーズンではプレッシャーもあり、いきなりトップレベルでのパフォーマンスを期待することは難しいかもしれませんが、今後数シーズンでのライプツィヒの新エースとしての成長と活躍に期待したいですね。
〈退団〉
POS. | 選手名 | 年齢 | 移籍先 | 移籍形態(移籍金) |
GK | エルヤン・ニーラン | 32 | 未定 | 契約満了 |
DF | アブドゥ・ディアロ | 27 | パリ・サンジェルマン | レンタル契約満了 |
ヨシュコ・グヴァルディオル |
21 | マンチェスター・シティ | 完全移籍5年(9000万ユーロ(約140億円)) | |
MF | コンラッド・ライマー | 26 | バイエルン・ミュンヘン | 完全移籍(フリー、4年) |
ドミニク・ソボスライ | 22 | リバプール | 完全移籍(7000万€、5年) | |
FW | クリストファー・エンクンク | 25 | チェルシー | 完全移籍(6000万€、6年) |
コンラッド・ライマー(バイエルン・ミュンヘン/オーストリア代表)
Konrad Laimer has won 75 tackles in the Bundesliga this season, more than any other player in the competition.
One of the most exciting young midfielders in Europe. pic.twitter.com/hbR4PKuZuK
— Statman Dave (@StatmanDave) March 30, 2020
生年月日:1997年5月27日(26歳)
ポジション:CMF、DMF、RMF
90分間ピッチを縦横無尽に走り回れる豊富な運動量を誇り、ボールを奪い、前線に素早く繋げるリンクマンとして、ライプツィヒで主力として活躍し、かつてナーゲルスマン監督が「ボール奪取の鬼」と評したように、相手に果敢に迫りボールを奪っていく姿は、ライプツィヒのサッカーの代名詞の一つともいえるものでした。
21-22シーズンの前半戦はスタメン落ちもあり、苦しい時期を過ごしたものの、後半戦から本調子を取り戻し、リーグ戦26試合に出場し、4得点4アシストを記録しました。
22-23シーズンは足首の怪我と靭帯結合部の損傷により、前半戦はリーグ戦4試合、チャンピオンズリーグ1試合の出場にとどまりましたが、カタールW杯の中断から再開後のリーグ戦から戦線復帰し、リーグ戦17試合に出場して、3得点を記録しました。
ライマーとライプツィヒとの契約は、22-23シーズン終了までとなっており、22-23シーズン開幕前の移籍市場でもバイエルン・ミュンヘンへの移籍が取り沙汰されましたが、実現せず。
バイエルンの他にも、リバプール、ドルトムントやトッテナム、マンチェスター・ユナイテッドなどがライマー獲得に関心を示していましたが、6月9日に4年契約、フリーでの完全移籍でバイエルン・ミュンヘン加入が正式発表されました。
ライマーは「夢が叶ったよ。…クラブとファンに全てを捧げる。」とコメントし、バイエルンでの活躍を誓っていました。
とはいえライマーを熟知し獲得を熱望していたとされるナーゲルスマン監督は解任され、トゥヘル監督の下で新シーズンを迎えます。
トゥヘル監督のライマーの起用法にも注目が集まりますね。
クリストファー・エンクンク(チェルシー/フランス代表)
【Here we go】
エンクンク、待望のチェルシー加入。ついに本物が来た。
アザール越えなるか!?pic.twitter.com/XLG05Rlg2y— Avi【CFC FAN TV】 (@Aviationbird10) December 17, 2022
生年月日:1997年11月14日(25歳)
ポジション:ST、OMF、CF
ライプツィヒ加入当初は、ドリブルや正確なクロスを見せるチャンスメーカーの側面が強かったものの、21-22シーズンからは2トップの一角やトップ下でのプレーが増え、得点能力が一気に開花し、2シーズン連続でチームのトップスコアラーに輝きました。
2022年3月には念願のフランス代表にも初招集され、カタールW杯には直前の負傷で出場は逃したものの、EURO2024や2026年W杯での活躍も期待されています。
パリ・サンジェルマンの下部組織出身で、2016年3月に18歳でトップチームデビューを果たしたものの、出場機会を得ることが出来ず、2019年7月にライプツィヒに加入後、加入1年目の19-20シーズンはリーグ戦32試合に出場し、5得点15アシストを記録、攻撃陣を牽引する活躍を見せました。
21-22シーズンはサイドから中央でのプレーが増え、スペースへの抜け出しなどで得点を量産し、リーグ戦全34試合で20得点15アシストと大車輪ぶりの活躍を見せ、22-23シーズンも負傷離脱があったものの、リーグ戦25試合で16得点6アシストを記録し、ブンデスリーガの得点王に輝きました。
21-22シーズンからの活躍を受けて、チェルシーやマンチェスター・ユナイテッド、レアル・マドリードといったビッグクラブからの関心を多く集めていたエンクンクですが、チェルシー移籍に向けて2022年9月の段階でメディカルチェックを完了し、12月には書類へのサインが全て完了したと報じられており、チェルシー移籍が有力視されていました。
そして6月20日に、契約解除条項に設定されていた6000万ユーロ(約93億円)を支払い、2029年6月末までの6年契約での加入が発表されました。
22-23シーズンは大きく低迷し、欧州カップ戦出場権を逃したチェルシーでのプレーになりますが、ライプツィヒと同様、2列目で起用され、攻撃陣を牽引する活躍が期待されています。
ハヴァ―ツのアーセナル移籍も決定し、前線の大幅な入れ替えも予想されますが、チェルシーでもブンデスリーガで見せた活躍を見せ、復活へと導くことが出来るのか、エンクンクのプレーに注目ですね。
ドミニク・ソボスライ(リバプール/ハンガリー代表)
ドミニク・ソボスライのゴール集
このシュート力は魅力的。早くみたい#リヴァプールpic.twitter.com/OlnhrUoIry— プイッカ #NoWar (@1FkBuWNXyVmKLHi) July 2, 2023
生年月日:2000年10月25日(22歳)
ポジション:OMF、RWG、LWG
185㎝のスラっとした体格から、しなやかなボールタッチとスピードにのったドリブルで敵陣に切れ込んでいったり、視野の広さや周りとの連携を生かして、創造性あふれる決定的なパスを供給していき、隙あらばミドルシュートも積極的に狙っていきます。
トップ下を主戦場としながらも、両サイドやインサイドハーフでも持ち味を発揮するユーティリティ性をも持つ、攻撃的な万能プレーヤーです。
2021年1月でザルツブルクから加入したものの、内転筋の負傷により長期離脱し、20-21シーズンではデビューを果たせず、実質1年目となった21-22シーズンは、リーグ戦31試合に出場して、6得点8アシストを記録、22-23シーズンもリーグ戦31試合に出場して、6得点8アシストを記録しました。
攻守においてインテンシティーの高さが求められるライプツィヒのサッカーにおいて、ショボスライの強さとしなやかさは攻撃陣の中でも存在感が際立っていました。
21-22シーズンはリーグ戦での先発起用が15試合だったものの、22-23シーズンはリーグ戦での先発起用が28試合と大きく増え、ポカールの連覇などチームの主力として活躍したショボスライの放出について、ライプツィヒは否定的な姿勢を取っていましたが、当初はニューカッスルが獲得に向けて動いていたものの、リバプールが一気にソボスライ獲得に向けての動きを進め、6月30日までが期限となっていた契約解除条項7000万ユーロ(約110億円)を支払い、5年契約の完全移籍で加入することが7月2日に公式発表されました。
背番号はリバプールのレジェンド、スティーブン・ジェラードがかつてつけていた“8”に決定し、リバプール加入の喜びも表しています。
攻撃センス抜群で創造性が高いだけでなく強さも兼ね備えるショボスライの加入は、リバプールにとって大きな補強となるでしょう。
プレミアリーグでの活躍を経て、さらなるワールドクラスへの進化に期待したいですね。
補強ポイント
ライプツィヒの2023年夏の移籍市場での補強ポイントとして、
- DFラインの補充
- 前線の補強
が挙げられるでしょう。
DFラインの補充
まず補強ポイントとして真っ先に挙げられるのは、DFラインではないでしょうか。
守備の中心として活躍してきたグバルディオルのマンチェスター・シティ移籍が有力視されており、RSBやCBを務めるシマカンもアーセナルやパリ・サンジェルマンからの関心が伝えられ、クロスターマンも6月のドイツ代表で負傷し、6~8週間の離脱となり、開幕に間に合わない状況となっています。
まずはCBの獲得が優先事項となりそうですが、単にグバルディオルの穴埋めだけでなく、CBそしてSBを含め、枚数が足りないという状況を避けるために動いてくることでしょう。
前線の補強
21-22シーズンのチーム総得点72点から、22-23シーズンはCFのアンドレ・シウバのブレーキもあり、チーム総得点64点と下がり、加えて22-23シーズンのチームのトップスコアラーであるエンクンクも退団し、得点力不足が懸念されています。
期待の逸材であるCFシェシュコを獲得したものの、1年目からエース級の活躍を期待することは難しく、リーグ戦9得点のヴェルナーやダニ・オルモ、フォルスべリといったアタッカー陣の奮起にも期待されますが、若手だけでなく実績を残しているアタッカー獲得にも動いてくるかもしれません。
狙っていると噂の獲得候補選手
では、挙げられた補強ポイントに沿って、狙っていると噂の獲得候補選手を取り上げます。
DFラインの補充
ケヴィン・ダンソ(RCランス/オーストリア代表)
Gasa
Kevin Danso ⚠️
Classe 98 ✅
1,90 cm pic.twitter.com/fCb9RbpIN0— Francesco Campione D’Italia (@ciak01) June 17, 2023
生年月日:1998年9月19日(24歳)
ポジション:CB
身長190㎝の強靭なフィジカルを生かした当たりの強さと、対人では簡単に抜かされない粘り強い守備を見せ、RCランスの守備陣の中心として活躍するオーストリア代表のCBです。
攻撃面でも、パス精度の高さを生かしビルドアップ面での貢献度も高く、ドリブルでのキープ力に長け、相手に揺さぶりをかけるプレーも見せます。
イングランドのMKドンズの下部組織から、2014年1月にアウグスブルクの下部組織に加入し、2017年3月に18歳でトップチームデビューを果たし、2017-18シーズンはリーグ戦16試合に出場、18-19シーズンはリーグ戦18試合に出場しました。
その後はサウサンプトンやデュッセルドルフへのレンタル移籍を経て、2021年8月にRCランスに加入後、21-22シーズンはリーグ・アンで33試合に出場し、2得点3アシストを記録、22-23シーズンは37試合に出場し、1得点3アシストを記録しました。
フィジカルの強さや対人守備の強さはもちろんのこと、22-23シーズンのリーグ・アンでリーグ全体で6位のパス成功数(2097本)を記録し、90%近いパス成功率を記録したダンソのパス精度の高さも大きな魅力となっています。
ダンソ獲得には、ライプツィヒの他、ナポリやミランなども動いており、まずはランスに対して移籍金3000万ユーロ(約46億6000万円)のオファーを提示すると報じられています。
22-23シーズンはリーグ・アンで2位と躍進し、パリ・サンジェルマンを苦しめたRCランスの中心的な存在として活躍したダンソは、多くの強豪クラブの注目を集める存在となりましたが、この夏でステップアップの移籍を果たすことになるのか、今後の動向に注目です。
ルシャレル・ヘールトライダ(フェイエノールト/オランダ代表)
Lutsharel Geertruida currently plays for Feyenoord. I feel like the 22 year old has great potential and would be an ideal signing for Liverpool. A versatile defender which is something Klopp loves. #lfc pic.twitter.com/GeBH7FPwrQ
— NoContextLiverpool (@NoContextlfcfan) June 18, 2023
生年月日:2000年7月18日(22歳)
ポジション:RSB、CB、DMF
CBでもRSBでも対応できるユーティリティ性を誇り、身体能力の高さを生かした守備の強さに加え、パス精度と足元の技術の高さを生かしたビルドアップ面での貢献度も高く、RSB起用時は積極的な攻撃参加も見せる万能型のDFです。
今年3月にオランダ代表デビューを果たし、6月のネーションズリーグ・ファイナルズの準決勝クロアチア戦ではスタメンに抜擢されました。
フェイエノールトの下部組織出身で、2018年12月にトップチームデビューを果たすと、2019-20シーズンはカルスドルプ(現ローマ)とRSBのポジション争いを繰り広げ、エールディビジ17試合に出場しました。
その後20-21シーズンはRSBのレギュラーとして、エールディビジ30試合に出場し、5得点2アシストを記録、21-22、22-23シーズンはCBでの起用も多くなり、21-22シーズンのカンファレンスリーグ準優勝や22-23シーズンのエールディビジ優勝などに大きく貢献しました。
22-23シーズンのエールディビジでは、リーグ全体で7位、チームではオルクン・コクチュ、ハンツコに次ぐ3番目のパス成功数(1752本)を記録していますが、チーム内でトップの90%近いパス成功率を記録し、ビルドアップ面でも計算出来る存在です。
CBでもRSBでも対応できる万能性の高さもあり、ライプツィヒ加入が実現すれば、より重宝されることでしょう。
へ―ルトライダの現在の市場価値は2500万ユーロ(約39億4000万円)程度となっていますが、オランダ代表でも出場機会を重ね、今後の活躍で市場価値も上昇していくことでしょう。
ここ最近評価を高めている現代型DFのヘールトライダは、ライプツィヒに加入し、さらに自身の評価を高めることになるのか、今後の動向に注目です。
カステロ・ルケバ(リヨン/フランスU-21代表)
Castello Lukeba vs Monaco@Savimbi_king
pic.twitter.com/NELJ7GKIw3— Matolisso (@Matolisso) September 11, 2022
生年月日:2002年12月17日(20歳)
ポジション:CB、LSB
身体能力の高さに加え、危機察知能力や鋭い読みを駆使し、相手の攻撃の芽を摘み取り、対人の強さも誇る左利きの若手CBです。
足元の技術の高さやパス精度の高さもあり、ビルドアップ面での貢献度も高く、リーダーシップやキャプテンシーもあり、年齢に見合わない落ち着きも見せます。
若手有望株を多く輩出するリヨンの下部組織出身で、21-22シーズンからトップチーム昇格を果たすと、21-22シーズンの開幕戦でいきなりスタメンに抜擢され、90分フル出場を果たしました。
その後はベンチを温める日々が続きましたが、中盤戦からスタメンに定着し、3バックの一角や4バックの左で起用され、リーグ・アン24試合に出場しました。
22-23シーズンもリーグ・アン34試合に出場し、守備の中心として活躍しました。
22-23シーズンのリーグ・アンでは、リーグ全体トップのインターセプト数(75回)を記録し、クリア数もチームトップ(101回)を記録するなど、安定した守備能力を見せるだけでなく、パス成功数(2026本)もリーグ全体で8位、チームではトップを記録し、攻守においてチームに不可欠な存在へと着実に成長しています。
グバルディオルと同じ左利きで、攻撃参加の迫力はやや劣るものの、落ち着いた守備対応やパス精度の高さはグバルディオルに匹敵するものを持っています。
現在のルケバの市場価値は2500万ユーロ(約39億4000万円)程度となっており、ドイツメディア『スカイスポーツ』は3000万ユーロ(約46億6000万円)程度の移籍金で合意に達する可能性もあると報じています。
グバルディオルと同じ左利きの若手有望株のCBとして、ルケバのライプツィヒ加入を期待したいところですがどうなるでしょうか、今後の動向に注目です。
前線の補強
ロイス・オペンダ(RCランス/ベルギー代表)
RCランス、オペンダのマスタークラスpic.twitter.com/1xdrtHVyYP
— フランス・フットボール (@FrancefootJP) April 24, 2023
生年月日:2000年2月16日(22歳)
ポジション:CF、WG
スピードに乗った推進力の強いドリブル突破で相手ゴールに迫っていき、相手を背負ってのポストプレーやサイドからのクロスなどのチャンスメイクや、多彩なシュートパターンも持ち味であるベルギー代表の若手期待のストライカーです。
ベルギー代表では2022年6月にデビューを果たし、カタールW杯の代表メンバーにも選出され、次世代のストライカー候補として期待も寄せられています。
クラブ・ブルージュの下部組織出身で、2018年8月にトップチームデビューを果たしたものの、なかなか出場機会を得ることが出来ず、ベンチを温める日々が続きました。
しかし20-21シーズンからレンタル移籍で加入したフィテッセでは、エールディビジで20-21シーズンは10得点、21-22シーズンは18得点を記録し、エースストライカーとして活躍しました。
22-23シーズンからはRCランスに完全移籍すると、リーグ・アンで38試合に出場し、21得点4アシストを記録、チームのリーグ戦2位フィニッシュに大きく貢献しました。
リーグレベルは異なるものの、3シーズン連続で二桁得点を記録する決定力の高さを誇り、CFだけでなくWGでも対応できるユーティリティ性を持つオペンダに対して、ライプツィヒは獲得に動き、フランス『レキップ』紙は個人合意に達したものの、ライプツィヒが提示した移籍金3000万ユーロ(約46億6000万円)のオファーをRCランスは断ったと報じています。
23-24シーズンはチャンピオンズリーグに出場するRCランスは大黒柱のエースをそう簡単に手放すわけにはいかず、ギリギリまで交渉が続いていくことでしょう。
オペンダが見せる推進力の強いドリブル突破は、ライプツィヒのサッカーの魅力をより際立たせるものとなることでしょう。
加えて過去3シーズン見せてきた決定力の高さを見せることが出来れば、ライプツィヒの新エースとしての立場を確立できるかもしれません。
エンクンク、ソボスライに代わる新たな攻撃陣の中心として加入を期待したところですが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。
アンソニー・エランガ(マンチェスター・ユナイテッド/スウェーデン代表)
Anthony Elanga with a bullet header for his first United goal #MUFC | #GoalOfTheDay pic.twitter.com/bzOfTIH6eE
— Manchester United (@ManUtd) October 10, 2021
生年月日:2002年4月27日(21歳)
ポジション:LWG、CF、RWG
抜群のスピードとフィジカルに加え、前線からプレスをかけ続ける献身性も見せ、21-22シーズンにマンチェスター・ユナイテッドを率いていたラルフ・ラングニック監督に評価され、リーグ戦21試合に出場し、若手期待の逸材として注目を集めてきました。
またスウェーデン代表では2022年3月にデビューを果たし、12試合で3得点を記録、カタールW杯予選敗退後は継続的に代表招集されています。
21-22シーズン途中でマンチェスター・ユナイテッドとの契約を2026年6月末まで延長し、22-23シーズンも更なる活躍が期待されていましたが、21-22シーズンはリーグ戦でシュート21本でわずか2ゴール、22-23シーズンもシュート10本で無得点と、決定力不足を露呈しています。
加えてガルナチョがリーグ戦19試合で3得点と結果を出した為、エランガの序列は低下し、3/5に行われた第26節リバプール戦以降、ベンチにも入れない状況となり、2カ月近くリーグ戦での出場はありませんでした。
22-23シーズンの冬の移籍市場でも、実に10を超えるクラブからレンタルでの獲得の打診を受けていたものの、マンチェスター・ユナイテッドが放出を認めなかったため、結局は残留しましたが、出場機会が大きく減少してしまいました。
とはいえこの状況が続かないためにも、この夏の移籍市場で新天地を求める可能性も高くなっており、ライプツィヒがエランガ獲得に向けて動き出し、スウェーデン代表の同胞フォルスべリもエランガ加入を推しているようです。
フォルスべリも「アントニーは僕たちにとって好影響をもたらしてくれる、うまくマッチした向上心を持つ若者だ。」とコメントし、ライプツィヒの環境はエランガを成長させるために最適なものだとフォルスべリも感じているようです。
加入にも大きく期待したいところですが、レンタルなのか、完全移籍なのか、移籍形態にも注目しつつ、今後の動向に注目です。
退団が予想される選手
次に、退団が予想される選手を取り上げます。
ヨシュコ・グバルディオル(クロアチア代表)
引く手数多のグバルディオル、CLでのプレー集。
— とんとん (@sabaku1132) February 23, 2023
生年月日:2002年1月23日(21歳)
ポジション:CB、LSB
移籍先候補:マンチェスター・シティ
強靭なフィジカルを活かした対人守備の強さを誇るだけでなく、攻撃面でも利き足の左足から正確なパスを供給し、推進力の強いドリブルで果敢に攻撃参加していく“重戦車”のようなCBです。
クロアチア代表ではEURO2020に続きカタールW杯にも全7試合にスタメン出場し、自らの評価をさらに高めました。
21-22シーズン、ディナモ・ザグレブからライプツィヒに加入し、1年目ながら3バックの左として起用され、リーグ戦29試合に出場し、主力として活躍しました。
22-23シーズンもリーグ戦30試合に出場し、ライプツィヒでの立場を確固としたものにしています。
主に3バックの左でプレーしていますが、左サイドなら、サイドバックでもウイングバックでも対応可能なユーティリティ性をあります。
ここ2シーズンの活躍、そして昨年のカタールW杯で3位に入ったクロアチア代表での活躍で評価を上げ、多くのビッグクラブの関心を集める存在となったグバルディオルですが、現時点ではマンチェスター・シティと個人合意に達し、あとはクラブ間での合意を待つのみという状況だと報じられています。
左利きのCBでかつビルドアップ能力も高く、グアルディオラ監督が求めるCB像に合致し、サイドバックにも対応可能なユーティリティ性も指揮官から重宝されることでしょう。
ライプツィヒはグバルディオルの移籍金として最低でも1億ユーロ(約155億5000万円)を要求する姿勢のようですが、べリンガム獲得に注ぎ込む予定だった補強費をグバルディオルに費やし、獲得を目指していくことでしょう。
着実にワールドクラスのCBへ成長を遂げようとしているクロアチアの若武者の今後の動向に注目です。
モハメド・シマカン(フランスU-21代表)
Mohamed Simakan pic.twitter.com/vEQu3yELug
— HG (@BoxMidfield) May 12, 2023
生年月日:2000年5月3日(23歳)
ポジション:CB、RSB、DMF
移籍先候補:アーセナル、パリ・サンジェルマン、マンチェスター・ユナイテッド
身長187㎝の強靭なフィジカルと身体能力の高さを活かし、対人守備の強さを誇るだけでなく、足の速さを活かしたドリブル突破や精度の高いロングフィードも見せ、攻撃面でも持ち味を発揮する注目の若手DFです。
右CBを主戦場にしつつも、RSBにも対応し、3バックでも4バックにも対応できるユーティリティ性もあります。
2021年7月にストラスブールからライプツィヒに加入後、21-22シーズンは公式戦41試合に出場し、22-23シーズンは公式戦37試合に出場しています。
21-22シーズンは1得点1アシストでしたが、22-23シーズンは3得点8アシストを記録し、攻撃面での貢献度も際立っています。
2022年12月にはライプツィヒとの契約を2027年6月末まで延長しました。
CBだけでなく、RSBもハイレベルでこなすシマカンに対してアーセナルやパリ・サンジェルマン、マンチェスター・ユナイテッドといったビッグクラブが関心を強くしているようです。
特にアーセナルは富安、サリバ、ジンチェンコの離脱後は、攻撃面でも守備面でもDFラインは迫力に欠いてしまった印象が強く、来シーズンはチャンピオンズリーグも控え、ポリバレント性も高く、守備強度もビルドアップ能力も申し分ないシマカンに対して、白羽の矢を立てているようです。
シマカンの市場価値は2800万ユーロ(約41億5000万円)程度となっており、ライプツィヒとは2027年6月末まで契約を残しています。
シマカンまで移籍となるとDFラインは大変なことになりますが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。
マルツェル・ハルステンベルク(元ドイツ代表)
ハルステンベルクの1点目
久しぶりに綺麗なシュート⚽️💨予選の勝利で喜ばないと
いけない今のドイツサッカー😓#NIRGER #DieMannschaft pic.twitter.com/U7eRmVCd4i— ニューロティカ (@NEWROTEeeKA) September 10, 2019
生年月日:1991年9月27日(31歳)
ポジション:LSB、CB、LMF
移籍先候補:ハノーファー
身長188㎝とサイドバックとしては大柄な体格を生かした対人の強さには定評があり、長い手足を活かしてボールを奪取していきます。
攻撃面でも、果敢なサイドの攻め上がりや正確なクロスからのチャンスメイクを見せ、LSBだけでなくCBとしても起用できるユーティリティ性もあります。
2015年8月に当時ブンデスリーガ2部だったライプツィヒに加入後、2015-16シーズンはブンデスリーガ2部で24試合に出場し、2得点4アシストを記録、ブンデスリーガ昇格に貢献しました。
ブンデスリーガ昇格後もLSBの定位置を確保し、在籍8シーズンで公式戦通算240試合に出場して、16得点27アシストを記録しました。
ドイツ代表でも2017年11月にデビューし、9試合のキャリアを誇ります。
ところが、21-22シーズンは足首や膝の負傷による離脱を繰り返し、家族の不幸も重なり、リーグ戦8試合の出場にとどまり、22-23シーズンはリーグ戦31試合に出場したものの、先発起用は17試合と半分近くまで落ち込み、新加入のドイツ代表LSBラウムやグバルディオルと比べるとやや序列は低い印象です。
23-24シーズンもLSBだけでなくCBにも対応できるハルステンベルクはチームにおいて貴重な存在となりますが、レギュラーを保証されているとは言い切れず、移籍に踏み切る可能性もあります。
現在、ハルステンベルクの移籍先として有力なのが、ユース時代を過ごした故郷ハノーファーです。
2022年6月には契約延長し、ライプツィヒとの契約は2024年6月末までとなっていますが、契約期間1年を残し、大きく成長したライプツィヒを離れ、移籍へと動いていくのでしょうか、今後の動向に注目です。
アンドレ・シルバ(ポルトガル代表)
ブンデスリーガで得点を取り続けるFWアンドレ・シルバ 今季は4得点3アシストを記録! ライプツィヒは今週末アウェイでケルンと対戦します!
@Bundesliga_JP
#SKch pic.twitter.com/qtgHSqXyT6— サッカーキング (@SoccerKingJP) February 3, 2023
生年月日:1995年11月6日(27歳)
ポジション:CF
移籍先候補:ベンフィカ、フランクフルト
1トップを務めながら、相手を背負う強さを発揮するターゲットマンタイプではなく、周りとの連携でスペースを作り出し、自らゴールを奪うだけでなく、チャンスメイクもしていく万能型のストライカーです。
左右両足やヘディングなど、どのパターンでも遜色なくゴールを奪うスキルの高さもあり、フランクフルトやライプツィヒではエースストライカーとして活躍してきました。
ポルトの下部組織出身で、2016年1月にトップチームデビューを果たすと、翌2016-17シーズンはリーグ戦32試合で16得点6アシストとブレイクし、一気に注目を集める存在になりました。
この活躍を受け、2017年7月にミランに移籍し、ミラン復活の象徴として期待も寄せられていましたが、24試合で2得点と低迷し、苦汁をなめる結果となりました。
その後セビージャへのレンタル移籍を経て、2019年9月にフランクフルトに加入すると、2019-20シーズンはリーグ戦25試合で12得点と復活の兆しを見せ、翌20ー21シーズンはリーグ戦32試合でブンデスリーガの得点ランキング2位の28得点を記録し、見事に復活を遂げました。
2021年7月に、移籍金2300万ユーロ(約30億1000万円)と市場価値より格安の移籍金でライプツィヒに加入し、21-22シーズンはフランクフルトでの活躍ほどではなかったものの、リーグ戦33試合で11得点5アシストとまずまずの結果を見せました。
ただ22-23シーズンはリーグ戦31試合でわずか4得点と大ブレーキし、シーズン終盤はベンチスタートが多くなりました。
新シーズンから加入するシェシュコが早々とチームにフィットしたり、新FWの獲得が上手くいけば、アンドレ・シルバの序列は大きく低下することになるでしょう。
現時点でアンドレ・シルバの移籍先候補として挙がっているのは、古巣のフランクフルトとベンフィカですが、アンドレ・シルバは筋束断裂の負傷を負い、8月末までの離脱が見込まれ、この夏での売却は困難となりそうです。
ただ何が起こるか分かりませんので、今後の動向に注目ですね。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、2023年夏のライプツィヒの最新移籍情報と補強ポイント、狙っていると噂の獲得候補選手、退団が噂される選手を取り上げました。
シーズン開幕早々にテデスコ監督解任といきなり躓いてしまったものの、ローゼ監督がプレッシングと中央に人数をかけた素早い攻撃を徹底させ、レッドブルスタイルの原点回帰に成功させ、一気に持ち直すことに成功しました。
特にシーズン終盤戦での強さは上位陣をも圧倒させ、その強さを維持し、久々に最終節までもつれ込んだブンデスリーガの優勝争いに来シーズンこそはライプツィヒも最後まで絡んでいってほしいですね。
ただエンクンクとライマーの退団が既に決定し、グバルディオルやショボスライも抜ければ、大幅な入れ替えとなってしまいます。
その穴埋めとして、姉妹クラブのザルツブルクからシェシュコやサイバルトを獲得するなど、新戦力の獲得も進んでいますが、今後もどんな戦力を発掘してくるのか楽しみですし、ローゼ監督のサッカーがさらにどこまで浸透して、快進撃を見せてくれるのかも楽しみですね。
来シーズンこそは、シーズン序盤で躓くことなくドイツ国内で強さを発揮し、悲願のブンデスリーガ優勝だけでなく、21-22シーズンはベスト16に終わったチャンピオンズリーグでは、20-21シーズンのベスト4に迫る成績を収めることにも期待したいです。
RBライプツィヒのこの夏の移籍市場での動向にも注目です。
他に気になるチームはありますか?
プレミアリーグ(イングランド)
- リバプール
- チェルシー
- マンチェスターユナイテッド
- マンチェスターシティ
- トッテナム
- アーセナル
- ニューカッスル
- ブライトン
- ウェストハム
- レスター
- アストン・ヴィラ
- エヴァートン
- ノッティンガム・フォレスト
ブンデスリーガ(ドイツ)
リーガエスパニョーラ(スペイン)
セリエA(イタリア)
リーグアン(フランス)
いつもありがとうございます!
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