フライブルク2023夏の最新移籍情報まとめ!補強ポイントや狙ってると噂の獲得候補・退団選手リストも調査!

フライブルクファンの皆さん、こんにちは。

 

ブンデスリーガ中位が定位置となっていたフライブルクですが、21-22シーズンは開幕からスタートダッシュに成功し、後半戦も大きく崩れることはなく、6位でフィニッシュし、2012-13シーズン以来のヨーロッパリーグ出場権を獲得しました。

またクラブ史上初のポカール決勝進出も果たし、惜しくもPK戦の末にライプツィヒに敗れてしまいましたが、悲願のタイトルへの期待も高まり、過去にない充実したシーズンを過ごしました。

 

堅守とゲーゲンプレスを中心とした、攻守の連動性が高いサッカーを展開する、在籍11年目を迎えるシュトライヒ監督の目指すサッカーがチームに浸透し、22-23シーズンはヨーロッパリーグ参戦もあり、開幕前の夏の移籍市場ではギンタ―堂安グレゴリッチュなど、積極的に新戦力を獲得しました。

迎えた22-23シーズンは前シーズン以上の好調ぶりと安定性をリーグ戦で見せ、W杯中断期間に入る前にはリーグ戦2位でフィニッシュしました。

しかし、カタールW杯中断期間から再開後のリーグ戦の初戦となった第16節ヴォルフスブルク戦では0-6の大敗を喫し、その後3試合勝ちが無く、リスタートで躓いてしまいました。

第20節シュトゥットガルト戦で2-1で勝利して以降、7試合負けなしとチャンピオンズリーグ出場権獲得圏内にとどまっていましたが、終盤戦に入り、バイエルン・ミュンヘンライプツィヒウニオン・ベルリンといった上位陣に次々と敗れ、最終的にリーグ戦5位でフィニッシュし、悲願のチャンピオンズリーグ出場権獲得とはなりませんでした。

 

ヨーロッパリーグでは、ナントオリンピアコスカラバフと同居したグループステージで4勝2分けと負けなしで、堂々の首位突破を果たしましたが、決勝トーナメント1回戦では、ユベントスと対戦し、1stレグ、2ndレグともに惜しくも敗れ、ベスト16で敗退となってしまいました。

ポカールでも準々決勝でバイエルンを破り、2シーズン連続の決勝進出も期待されましたが、準決勝ではライプツィヒに1-5で成す術無く敗れてしまいました。

 

“3-4-3”と“4-2-3-1”を使い分ける、堅守速攻スタイルのサッカーがチームに浸透し、新戦力だけでなく、ギュンターグリフォヘフラーといった既存の主力たちと上手く噛み合いました。

さらに攻撃面ではこれまでグリフォギュンターに頼り切りだった左サイド偏重のスタイルに、RWGの堂安からの崩しなど、戦術面でも新たな側面が加わりました。

中央のターゲットマンであるグレゴリッチュもポストプレーなど連携面でも冴え、得点数こそは減ったものの、見ていて期待が高まるサッカーを展開してくれました。

ただこれまで主力がほぼ固定化された影響もあり、終盤戦は勤続疲労も顕著になり、チームパフォーマンスの低下を招いてしまいました。

2シーズン連続でヨーロッパリーグに出場し、23-24シーズンこそは悲願のチャンピオンズリーグ出場権獲得、そしてタイトル獲得を目指していく上で、若手の成長も期待しつつ、選手層を厚くすることがまず求められるでしょう。

 

ということで今回は、2シーズン連続でヨーロッパリーグ出場権を獲得し、23-24シーズンこそは悲願のチャンピオンズリーグ出場権獲得を成し遂げたいフライブルクの2023年夏の移籍市場での

  • 最新移籍情報と補強ポイント
  • 狙っていると噂の獲得候補選手
  • 退団が予想される選手
  • まとめ

の順でお伝えしていきます。

他に気になるチームはありますか?

プレミアリーグ(イングランド)

 

ブンデスリーガ(ドイツ)

 

リーガエスパニョーラ(スペイン)

 

セリエA(イタリア)

 

リーグアン(フランス)

 

最新移籍情報と補強ポイント

最新移籍情報

現時点で決まっているフライブルクの新加入・退団選手は以下の通りです。

 

〈加入〉

POS. 選手名 年齢 前所属 移籍形態(移籍金)
GK フロリアン・ミュラー 25 シュトゥットガルト 完全移籍(150万€)
DF ケヴェン・シュロッターベック 26 ボーフム レンタル期間満了
マックス・ローゼンフェルダー 20 フライブルクⅡ 昇格
ヨルディ・マケンゴ 22 フライブルクⅡ 昇格
FW ジュニア・アダム 22 ザルツブルク 完全移籍(600万€)

 

ジュニア・アダム(ザルツブルク/オーストリア代表)

生年月日:2001年6月6日(22歳)
ポジション:CF、RWG

身体能力の高さを活かした推進力とプレッシング力の高さを持ち味とし、豊富な運動量を活かし積極的にゴールに迫っていくオーストリア期待の若手アタッカーです。

各アンダー世代のオーストリア代表を経験し、2021年11月にA代表デビューを果たし、6試合のキャリアを誇ります。

 

ナイジェリア生まれで、オーストリアで育ち、2015年にザルツブルクのユースに加入すると、リーフェリングザンクト・ガレンへのレンタル移籍を経て、2021年7月にザルツブルクに復帰し、21-22シーズンからチームの主力に定着しました。

ザルツブルクではオカフォーシェシュコらとの激しいポジション争いにより、完全な定位置確保とは至らなかったものの、21-22シーズンはリーグ戦30試合で7得点5アシスト、22-23シーズンはリーグ戦28試合で10得点4アシストを記録し、しっかり結果を残してきました。

 

21-22シーズン、バイエルン・ミュンヘンと対戦したチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦1stレグでは、先制点を決め、22-23シーズンもグループステージでチェルシーからゴールを奪うなど、強豪クラブ相手にもインパクトを残してきたアダムですが、6月22日に移籍金600万ユーロ(約9億3700万円)にボーナスを加えた条件で、完全移籍での加入が発表されました。

アダム自身も加入に際し、「もっとうまくなり、ブンデスリーガで自分を主張したい」とコメントし、新天地での活躍を誓っています。

 

フライブルクザイアー競技部門取締役もアダムに対して、「激しいプレースタイルでゴールへの推進力に長けており、またチームのために身を粉にするタイプの選手である。それに加え若手としての伸び代も持ち合わせており、我々としてはそれを十二分に引き出していきたい。」と評価しています。

ザルツブルクでは、主に2トップの一角として起用されましたが、ウィングや二列目での起用も含め、シュトライヒ監督の起用法ににも注目ですね。

 

 

〈退団〉

POS. 選手名 年齢 移籍先 移籍形態(移籍金)
GK マルク・フレッケン 30 ブレントフォード 完全移籍(1300万€、4年契約)
DF ジョナタン・シュミッド 33 未定 契約満了
キンバリー・エゼクウェム 22 パーダーボルン レンタル移籍(2024年6月末まで)
MF ロベルト・ヴァーグナー 20 グロイター・フュルト レンタル移籍(2024年6月末まで)
チョン・ウヨン 23 シュトゥットガルト 完全移籍(280万€、3年契約)
FW ニルス・ペーターゼン 34 現役引退

 

マルク・フレッケン(オランダ代表)

生年月日:1993年6月13日(30歳)
ポジション:GK

身長195㎝の長身と手足の長さを活かした安定したセービング能力に加え、適切なポジショニングや判断力も冴え、足元の技術の高さも兼ね備えるブンデスリーガ屈指の実力者です。

カタールW杯の代表メンバー入りは逃したものの、2022年3月にデビューを果たしたオランダ代表では4試合のキャリアを誇ります。

 

2018年7月にデュイスブルクからフライブルクに加入したものの、加入後3シーズンは靭帯や肘の負傷などを繰り返し、ミュラーシュボロウ(現ウニオン・ベルリン)に後れを取っていました。

しかし21-22シーズンから正守護神に定着し、コロナウイルス感染による2試合の欠場以外、リーグ戦全32試合でゴールマウスを守り、22-23シーズンもリーグ戦全34試合に先発起用されました。

 

21-22シーズンはブンデスリーガでトップのクリーンシート10試合を記録し、22-23シーズンもリーグトップのクリーンシート13試合を達成するなど、ブンデスリーガでもトップクラスのGKに一気に名を上げてきました。

キャリアとしては遅咲きですが、充実した2シーズンを送り、この活躍を受けてブレントフォードが、退団が有力視されるラジャが抜けた後の正GKとして、フレッケンを移籍金1300万ユーロ(約19億3000万円)の4年契約での完全移籍で獲得しました。

 

フレッケンは退団に際し、「フライブルクでの5年間は、大怪我を負って辛い時期もあれば、ヨーロッパリーグやドイツ杯決勝、ブンデスリーガなど素晴らしい時期もあり、本当に密度の濃い5年間だったと思う。…選手としても人間としても様々な経験を積むことが出来た。本当に感謝している。」とコメントしています。

新天地ブレントフォードでもフライブルクと同様、自身のビッグセーブでチームを救う活躍を見せてほしいですね。

 

 

チョン・ウヨン(韓国代表)

生年月日:1999年9月20日(23歳)
ポジション:OMF、RWG、LWG

スピードやテクニックの高さもさることながら、90分間ピッチを走り続けることが出来る豊富な運動量を持ち味としてチャンスメイクしていき、トップ下やウィンガー、セカンドトップなど、前線であらゆるポジションをこなせるユーティリティ性も兼ね備えている攻撃的MFです。

韓国代表では2021年3月にA代表デビューを果たし、カタールW杯にも1試合出場しました。

 

2018年1月に、18歳で母国韓国の仁川ユナイテッドからバイエルン・ミュンヘンに引き抜かれ、U-19バイエルン・ミュンヘンⅡとプレーしてきましたが、トップチームでは公式戦2試合の出場のみにとどまり、2019年7月にフライブルクに加入しました。

20-21シーズンから出場機会を確保し始め、20-21シーズンは途中出場がメインながらも、リーグ戦26試合で4得点を記録し、21-22シーズンは先発起用も大きく増え、リーグ戦32試合で5得点2アシストを記録しました。

 

しかし22-23シーズンは、新加入の堂安とのポジション争いで後れを取り、リーグ戦26試合で1得点2アシストを記録したものの、先発起用はわずか4試合のみと序列が大きく低下してしまいました。

こうした状況を受け、出場機会の確保のために移籍に動き、7月11日に移籍金280万ユーロ(約4億3000万円)の3年契約でシュトゥットガルトへ完全移籍で加入することが正式発表されました。

 

新天地となるシュトゥットガルトからは背番号10を与えられるなど、チョン・ウヨンに対する高い期待がうかがえます。

またシュトゥットガルトの監督は、バイエルン・ミュンヘンⅡ時代の指揮官だったセバスティアン・ヘーネス監督であり、恩師の下で再起を図りたいところですね。

同じブンデスリーガのライバルクラブへの加入となりましたが新天地での活躍にも注目です。

 

 

補強ポイント

フライブルクの2023年夏の移籍市場での補強ポイントとして、

  1. 前線陣の補充
  2. CMF
  3. DFラインの補充

が挙げられます。

 

前線陣の補充

2023年夏の移籍市場では、前線陣の入れ替わりが行われています。

両ウィングのグリフォ堂安、CFのグレゴリッチュといった主軸に加え、この夏の移籍市場ではザルツブルクからアダムを獲得したものの、チョン・ウヨンシュトゥットガルトに移籍し、ベテランCFのぺーターゼンが現役引退し、シャライの移籍も囁かれています。

ほぼシーズンフル稼働だったグリフォ堂安グレゴリッチュのバックアッパーを確保し、シーズン終盤戦で見られた蓄積疲労による失速を避けたいところですね。

 

 

CMF

22-23シーズンもヘフラーエッゲシュタインのボランチコンビが安泰でしたが、共にリーグ戦30試合以上に出場し、バックアッパーもカイテルのみとやや経験に乏しく、欠場時のパフォーマンス低下が不安視されるポジションでもあります。

加えてバックアッパーのカイテルフライブルクとの契約が2024年6月末までとなり、ドイツ国内のクラブへの移籍の噂も絶えず、バックアッパー不在になる可能性もあります。

ここ最近の移籍市場で、CMFはフライブルクの補強ポイントとして挙げられますが、ヘフラーエッゲシュタインとは異なる新たな持ち味のCMFを獲得したいところですね。

 

 

DFラインの補充

DFラインも、バックアッパーを確保しておきたいポジションです。

まずLSBの不動のレギュラーであり、キャプテンを務めるギュンターですが、プレシーズンマッチで右腕を骨折し、手術は成功したものの、しばらく戦線を離脱し、シーズン開幕に間に合うか微妙な状況となっています。

ギュンターの穴は、シュミットヴァイスパウフトらで埋めるとされていますが、今後も同じ状況になった場合に備えておきたいところです。

またCBのギンタ―はリーグ戦全試合出場を果たし、リーンハルトと不動のコンビを組んでいますが、もう一枚信頼できるCBを確保しておきたいところです。

RSBのレギュラーに定着しようとしているシルディヤをはじめ、若手の成長にも期待したいですが、若手の成長に賭けるのは少しリスクは高いかもしれないですね。

 

 

 

狙っていると噂の獲得候補選手

では、挙げられた補強ポイントに沿って、狙っていると噂の獲得候補選手を取り上げます。

 

前線陣の補充

ジョルジニオ・ルッター(リーズ/フランスU-21代表)

生年月日:2002年4月20日(21歳)
ポジション:CF

強靭なフィジカルと身体能力の高さを生かし、縦への推進力が強いドリブル突破を見せ、決定力の高さも定評がある若手のストライカーです。

足元の技術の高さにも定評があり、総合力の高いストライカーとして欧州でも注目の存在となっています。

 

20-21シーズンにレンヌでプロデビューを果たし、その半年後の2021年2月にホッフェンハイムに移籍すると、21-22シーズンはリーグ戦33試合に出場し、8得点4アシストを記録。

22-23シーズンもシーズン前半戦ブンデスリーガでは15試合に出場し、2得点2アシストを記録、まだ20歳ながら結果を残すなど、欧州トップリーグで着実に評価を高めてきました。

 

2023年1月に、、2019年にロドリゴを獲得した際にバレンシアに支払った移籍金2700万ポンドを超えるクラブ史上最高額でリーズへの完全移籍で加入したものの、プレミアリーグではほとんどが途中出場で、11試合の出場で無得点1アシストにとどまり、リーズはチャンピオンシップ降格の憂き目に遭いました。

クラブ史上最高額の移籍金に見合う活躍をほとんど見せることが出来ず、新シーズンでの定位置確保も微妙な状況となっており、半年でのブンデスリーガ復帰の可能性も囁かれています。

 

リーズの新監督に就任したダニエル・ファルケ監督はルッターをプレミアリーグ復帰への切り札として高く評価しているようですが、フライブルクとしてもルッター獲得が実現すれば、ターゲットマンとしてだけでなく、推進力の高さを生かして、自ら積極的に切り込んでいくなど、また新たなタイプのCFを獲得することになり、大きなプラスとなるでしょう。

基本路線はレンタルでの獲得になりそうですが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

ルーカス・ベルトラン(リーベル・プレート/元アルゼンチンU-20代表)

生年月日:2001年3月29日(22歳)
ポジション:CF

身長176㎝とCFとしてはやや小柄ながらも、ポストプレーの巧さや足元の技術の巧みさが光り、狭い局面でもボールを失うことなく、果敢にゴールに迫っていくアルゼンチン期待のストライカーです。

そのプレースタイルは、フリアン・アルバレスラウタロ・マルティネスを彷彿させるものであり、A代表招集をはじめ、これからの飛躍も期待されています。

 

名門リーベル・プレートの下部組織出身で、2018年12月に17歳でトップチームデビューを果たしました。

デビューしてからすぐは出場機会を得ることが出来なかったものの、2021年7月から1年間、CAコロンへのレンタル移籍を経てリーベル・プレートに復帰して以降、2022シーズンは国内リーグで21試合で4得点2アシストと出場機会を増やし、2023シーズンは新たに就任したマルティン・デミチェリス監督の下、先発起用されることも多くなり、国内リーグ戦で25試合に出場して、12得点3アシストを記録し、チームの新たな攻撃の軸として台頭しています。

 

シーズン途中ながら、国内リーグで得点ランキング2位につけ、コパ・リベルタドーレスでも7試合に出場し、3得点1アシストと活躍、一気に欧州からの注目を集める存在となりました。

ベルトラン獲得に向けフライブルクは1000万ユーロ(約15億6000万円)のオファーを提示したものの、リーベル側は1500~2000万ユーロ(約23億4000万円~31億2000万円)を見込んでおり、他にもアトレティコ・マドリードが獲得に向けて動いているようです。

 

狭い局面を打開できる足元の技術の高さや、推進力の高さに加え、豊富な運動量と前線からの献身的な守備もあり、フライブルクが求めるサッカーにも十分適応できる選手だといえるでしょう。

CFだけでなく、二列目で起用しても面白いかもしれませんね。

堂安グリフォと共にエネルギッシュな前線陣を形成してほしいところですが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

CMF

ハビブ・ディアッラ(ストラスブール/フランスU-19代表)

生年月日:2004年1月3日(19歳)
ポジション:DMF、CMF、OMF

身体能力の高さと足元の技術の高さを活かし、攻撃面では推進力の高い攻め上げりを見せる一方、守備面でもボール奪取能力の高さやアグレッシブな守備の姿勢を見せ、22-23シーズンのストラスブールで一気に主力として定着し、フランスでも注目の存在となっています。

フランス代表では、U-16、U-18代表を経験し、現在はU-19代表でプレーしています。

 

ストラスブールの下部組織出身で、2021年10月にリーグ・アンデビューを果たすと、21-22シーズンはリーグ戦4試合に出場し、正式にトップチーム昇格を果たした22-23シーズンは、リーグ戦29試合で3得点3アシストと一気にブレイクしました。

豊富な運動量と推進力の高さを前面に出したボックス・トゥ・ボックス型のMFですが、CMFだけでなく、右サイドや二列目など様々なポジションで起用されています。

 

22-23シーズンの活躍により、市場価値もシーズン開幕直後の300万ユーロから1000万ユーロ(約15億6000万円)と3倍以上に跳ね上がり、23-24シーズンの活躍ではさらに市場価値も上昇していくことでしょう。

そんな売り出し中の若手の逸材に対して、フライブルクは関心を強めており、それ以外にもRCランスマルセイユといったリーグ・アンの強豪勢も関心を示しているようです。

 

様々なポジションに対応できるユーティリティ性もさることながら、身体能力の高さや独特のリズムなど、フライブルクのボランチ勢にはないタイプのCMFとなり、将来性も高いディアッラ加入が実現すれば、CMFの世代交代も進んでいくかもしれません。

加入を期待したい人材ではありますが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

DFラインの補充

リュカ・ぺラン(ストラスブール/フランス国籍)

生年月日:1998年11月19日(24歳)
ポジション:CB

身長188㎝のフィジカルを生かした対人の強さに加え、ボール奪取能力の高さも発揮し、アグレッシブな守備の姿勢を見せ、DFラインを統率する実力派のCBです。

パス精度の高さもあり、ビルドアップ面での貢献度も高く、攻守において欠かせない存在となっています。

マルセイユの下部組織出身で、2019年9月にトップチームデビューを果たすと、2019-20シーズンはリーグ戦4試合、2020-21シーズンはリーグ戦7試合に出場しました。

定位置確保とまではいかなかったものの、マルセイユ時代の同僚だった元日本代表DF酒井宏樹(現浦和レッズ)も「とても若い選手だが、落ち着いていて、安定感があって安心感もある」と将来性を高く評価していました。

 

その評価通りに、2021年7月に加入したストラスブールでは、2021-22シーズンはリーグ戦31試合、22-23シーズンはリーグ戦26試合に出場し、DFラインの主軸として活躍しました。

プロデビューして以降、レッドカードをもらったことが無く、アグレッシブながらもクリーンな守備を見せ、最終ラインを統率し、DFリーダーとしてチームを牽引するぺランに対してフライブルクは獲得に向けて関心を示しているようです。

22-23シーズンは、4バックの中央やLSB、3バックの左などで起用され、3バックの強度を高めるだけでなく、これまで頼れるバックアッパーが不在だったギュンター離脱時の穴埋めとしても大きく計算できるでしょう。

ストラスブールとの契約は2025年6月末まで残っていますが、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

 

退団が予想される選手

次に、退団が予想される選手を取り上げます。

 

ヤニク・カイテル(ドイツU-21代表)

生年月日:2000年2月15日(23歳)
ポジション:DMF、CB、CMF
移籍先候補:ケルン、シュトゥットガルト

フライブルクの下部組織出身の期待のDMFであり、22-23シーズンは21-22シーズンのリーグ戦12試合から一気に出場試合数を増やし、22試合に出場しました。

ドイツU-21代表では15試合のキャリアを誇り、今年6月に行われたU-21欧州選手権でも3試合に先発出場しました。

 

ここ2シーズンはヘフラーエッゲシュタインに割って入ることは出来ませんでしたが、22-23シーズンはスタメン起用の試合も増え、出場試合数も伸ばしました。

ただやはり現状はヘフラーエッゲシュタインを脅かすまでには至らず、23-24シーズンもバックアッパーとしての立ち位置になることが予想されます。

ヴァーグナーのレンタルもあり、フライブルクとしても簡単に手放すわけにはいきませんが、出場機会を増やすチャンスととらえ、移籍に踏み切る可能性もあります。

 

カイテル獲得には、ケルンシュトゥットガルトが関心を強めており、フライブルクとの契約も2024年6月末までとなっています。

ドイツU-21代表では、アンカーとして活躍していますが、新天地で一気にブレイクするのでしょうか、どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

ロランド・シャライ(ハンガリー代表)

生年月日:1997年5月22日(26歳)
ポジション:RWG、LWG、ST
移籍先候補:ラツィオ、ボローニャ、ベジクタシュ

足元の技術の高さ、ポジショニングセンスの高さを駆使し、前線で躍動する、決定力の高さを誇るアタッカーです。

アシスト能力も高く、周囲との連携やサイド突破からチャンスメイクしていき、フライブルクの攻撃を牽引してきました。

ハンガリー代表でも主力として活躍し、EURO2020やネーションズリーグでの活躍も光っています。

 

2018年8月にキプロスのAPOELからフライブルクに加入し、20-21シーズンはリーグ戦28試合で8得点6アシストを記録、21-22シーズンもリーグ戦31試合で4得点5アシストを記録しました。

しかし22-23シーズンは第5節レバークーゼン戦で接触プレーにより眼窩骨折の重傷を負い、約2か月近く戦線離脱し、復帰後も堂安にやや後れを取り、ベンチスタートが多くなりました。

終盤戦はスタメン起用も増え、最終節まで3試合連続でアシストを記録するなど活躍しましたが、リーグ戦19試合で1得点5アシストにとどまりました。

 

2022年夏の段階から、多くのクラブの関心を集め、代理人を3回も変えるなど、移籍に向けて積極的な動きを見せていたシャライですが、移籍には至らず、冬の移籍期間でもシャーデが移籍した影響もあり、22-23シーズンは残留となりました。

ただスタメン起用も減少しており、前線の補強次第では22-23シーズン以上に厳しい状況になる可能性もあるでしょう。

 

現時点ではラツィオボローニャといったセリエA勢やベジクタシュなどが移籍先候補として挙がっています。

フライブルクとの契約は2025年6月末まで残っていますが、長らく移籍希望を抱いてきたこともあり、適切なオファーが届けばフライブルク側も応じるかもしれません。

どうなるでしょうか、今後の動向に注目です。

 

 

 

まとめ

いかがでしたか。

 

今回は、2023年夏のフライブルクの最新移籍情報と補強ポイント狙っていると噂の獲得候補選手退団が噂される選手を取り上げました。

 

2013-14シーズン以来のヨーロッパリーグ出場となり、過密日程による低迷も懸念されていましたが、そんなことは微塵も感じさせず、2021-22シーズン同様、タイトル戦線に絡んでいく活躍ぶりを見せてくれました。

ただあと一歩のところでタイトル、そしてチャンピオンズリーグ出場権に届かなかったのは、やはり選手層の差なのかもしれません。

 

在任12年目を迎え、欧州5大リーグの中ではアトレティコ・マドリードシメオネ監督に次ぐ長期政権を築いているシュトライヒ監督の下、指揮官の考えがチーム全体に浸透し、より成熟度を増しているフライブルクは欧州の舞台でも堂々と渡り歩けるチームへと成長しました。

あとは複数の主力の欠場時でもパフォーマンス低下を招かないよう、従来通りの堅実な補強と若手の成長にも期待したいですね。

 

2022-23シーズンのブンデスリーガは最終節まで優勝争いがもつれ込み、近年稀に見る大混戦でした。

23-24シーズンはシーズン終盤のタイトル争いの中にフライブルクが積極的に絡んでいき、悲願のタイトル獲得を成し遂げ、物静かな学園都市として知られるフライブルクの街に歓喜をもたらすことが出来るのでしょうか。

2023年夏の移籍動向にも注目です。

 

他に気になるチームはありますか?

プレミアリーグ(イングランド)

 

ブンデスリーガ(ドイツ)

 

リーガエスパニョーラ(スペイン)

 

セリエA(イタリア)

 

リーグアン(フランス)

いつもありがとうございます!

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